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分散型I/Oデバイス ET 200M - Siemens Industry Online Support
はじめに SIMATIC 分散型 I/O デバイス ET 200M SIMATIC 分散型 I/O デバイス ET 200M 操作説明書 1 製品の概要 ______________ コミッショニングについて の簡単な指示 2 ______________ 3 割り付けのプランニング ______________ 4 取り付け ______________ 5 接続 ______________ 6 コミッショニング ______________ 7 保守とサービス ______________ 8 機能 ______________ 割り込み、エラーおよびシ ステム メッセージ 9 ______________ 10 技術仕様 ______________ A IM 153-x 間の互換性 ______________ B ET 200M の注文番号 ______________ 12/2008 A5E00216909-08 法律上の注意 法律上の注意 警告事項 本書には、ユーザーの安全性を確保し製品の損傷を防止するうえ守るべき注意事項が記載されています。ユーザ ーの安全性に関する注意事項は、安全警告サインで強調表示されています。このサインは、物的損傷に関する注 意事項には表示されません。 危険 回避しなければ、直接的な死または重傷に至る危険状態を示します。 警告 回避しなければ、死または重傷に至るおそれのある危険な状況を示します。 注意 回避しなければ、軽度または中度の人身傷害を引き起こすおそれのある危険な状況を示します(安全警告サイ ン付き)。 注意 回避しなければ、物的損傷を引き起こすおそれのある危険な状況を示します(安全警告サインなし)。 通知 回避しなければ、望ましくない結果や状態が生じ得る状況を示します(安全警告サインなし)。 複数の危険レベルに相当する場合は、通常、最も危険度の高い(番号の低い)事項が表示されることになってい ます。安全警告サイン付きの人身傷害に関する注意事項があれば、物的損傷に関する警告が付加されます。 有資格者 装置/システムのセットアップおよび使用にあたっては必ず本マニュアルを参照してください。機器のインストー ルおよび操作は有資格者のみが行うものとします。有資格者とは、法的な安全規制/規格に準拠してアースの取り 付け、電気回路、設備およびシステムの設定に携わることを承認されている技術者のことをいいます。 シーメンス製品を正しくお使いいただくために 以下の事項に注意してください。 警告 シーメンス製品は、カタログおよび付属の技術説明書の指示に従ってお使いください。他社の製品または部品 との併用は、弊社の推奨もしくは許可がある場合に限ります。製品を正しく安全にご使用いただくには、適切 な運搬、保管、組み立て、据え付け、配線、始動、操作、保守を行ってください。ご使用になる場所は、許容 された範囲を必ず守ってください。付属の技術説明書に記述されている指示を遵守してください。 商標 ®マークのついた称号はすべて Siemens AG の商標です。本書に記載するその他の称号は商標であり、第三者が 自己の目的において使用した場合、所有者の権利を侵害することになります。 免責事項 本書のハードウェアおよびソフトウェアに関する記述と、実際の製品内容との一致については検証済みです。 し かしなお、本書の記述が実際の製品内容と異なる可能性もあり、完全な一致が保証されているわけではありませ ん。 記載内容については定期的に検証し、訂正が必要な場合は次の版て更新いたします。 Siemens AG Industry Sector Postfach 48 48 90026 NÜRNBERG ドイツ A5E00216909-08 Ⓟ 03/2009 Copyright © Siemens AG 2008. 変更する権利を留保 はじめに この操作説明書の目的 この操作説明書に従って、IM153 インターフェースモジュールを、分散型 I/O ET 200 の S7-300 シリーズのモジュールと連動させて、DP スレーブとして使用できます。 必要な基礎知識 この操作説明書を理解するには、オートメーションエンジニアリングの分野における全般的 な実地経験が必要です。 この操作説明書の適用範囲 モジュール IM 153-1 IM 153-2 IM 153-2 FO IM 153-4 PN 注文番号 以下の製品バージョン以降 6ES7153-1AA03-0XB0 02 6ES7153-1AA83-0XB0 01 6ES7153-2AA02-0XB0 07 6ES7153-2BA00-0XB0 01 6ES7153-2BA01-0XB0 01 6ES7153-2BA02-0XB0 01 6ES7153-2BA81-0XB0 01 6ES7153-2BA82-0XB0 01 6ES7153-2AB01-0XB0 06 6ES7153-2BB00-0XB0 01 6ES7153-4AA00-0XB0 01 6ES7153-4AA01-0XB0 01 通知: 本操作説明書では、特殊なタイプの IM 153-x に直接言及する場合を除き、常に "IM 153-x"を使用しています。 IM 153-2 およびIM 153-1 は、拡張した環境条件下(屋外)で使用できるモジュールとしても提 供されています。 IM 153-1 または IM153-2 の使用に適した気候的および機械的環境的条件 については、『S7-300 オートメーションシステム、モジュールの仕様 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/8859629/0/ja)』リファレンスマニュア ルを参照してください。 最新の IM 153-x バージョンに関して、弊社は各 IM 153-x インターフェースモジュールに関 する最新情報を含む製品情報文書、または付随の操作説明書のいずれかを同梱する権利を保 有するものとします。 製品情報は、インターネット (http://support.automation.siemens.com)からもご覧いただけ ます。 上記サイトにアクセスし、"IM 153-2"などの情報を検索します。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 3 はじめに 前バージョン以降の変更点 前バージョンの本操作説明書『ET 200M 分散型 I/O デバイス』(文書番号 EWA-4NEB780600601-07、バージョン 02/2006)以後、以下の変更が加えられました。 IM 153-4AA01 インターフェースモジュールには以下の新機能があります。 ● 等時性リアルタイム通信クラス 2 ● 優先順位付けされた起動 ● 外付けデータ記憶媒体を使用しない操作(SIMATIC Micro Memory Card) ● 外付け媒体/プログラミング装置を使用しないデバイス交換 ● 動作中の IO デバイスの変更(パートナーポートの変更) これに加え、操作説明書に添付されていた 2007 年 1 月~2007 年 8 月の製品情報はこれら の操作説明書に統合されました。 承認 「標準および認可 (ページ 225)」の章を参照してください。 CE ラベル 「標準および認可 (ページ 225)」の章を参照してください。 オーストラリアの識別(C-Tick マーク) 「標準および認可 (ページ 225)」の章を参照してください。 標準化 「標準および認可 (ページ 225)」の章を参照してください。 4 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 はじめに 関連マニュアルの概要 以下の表に、ET 200M 関連のマニュアルの概要を示します。 マニュアル 目次 • "ET 200M分散型I/Oデバイス (http://support.automation.siemens.com/WW • /view/en/1142798/0/ja) " • • • 機械的、電気的構成の設定 取り付けと配線 コミッショニングと診断 インターフェースモジュール IM 153 ET 200M の注文番号 • "S7-300 オートメーションシステム、モジ ュールの仕様 • (http://support.automation.siemens.com/WW • /view/en/8859629/0/ja) " • • 一般的な技術仕様 電源モジュール デジタルモジュール アナログモジュール S7-300 の注文番号 "ET 200Mプロセスオートメーション用シグ • ナルモジュール • (http://support.automation.siemens.com/WW • /view/en/7215812) " • プロセスオートメーションにおける使用について SIMATIC PDM を使用したパラメータの割り当て デジタル入力グループ デジタル出力モジュール 上記操作説明書のほかに、現在使用中の DP マスタに付属するマニュアル、および『ET 200 分散型 I/O システム』マニュアルが必要です。 マニュアル 目次 ET 200 分散型 I/O システム • • • • ET 2001 と PROFIBUS のシステム概要 計画とコミッショニング RS 485 リピータの説明 S5-95U の説明 DP マスタマニュアル • • DP マスタシステムの設定とコミッショニング DP マスタの説明 付録の「ET 200Mの注文番号 (ページ 247)」に、SIMATIC S7 およびET 200 分散型I/Oシス テムに関する追加情報の一覧があります。 上記の操作説明書には、パラメータ割り当てメッセージフレームおよび設定メッセージフレ ームに関する説明はありません。 これについての説明は、インターネット (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1455647)にあります。 ガイド ユーザーが特定の情報にすばやくアクセスできるように、本操作説明書には次のようなアク セス支援があります。 ● マニュアル冒頭には総合目次、および本書に掲載されている表の一覧があります。 ● 各章のページ左手に、該当するセクションの内容を示す見出しがあります。 ● 付録の次には用語解説があり、マニュアルで使用されている重要な技術用語が定義され ています。 ● 巻末の総合索引から、検索対象の情報を即座に見つけることができるようになっていま す。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 5 はじめに リサイクルと廃棄処分 ET 200M は汚染物質の含有レベルが低いため、リサイクルに適しています。 認可を受けた 電子機器処理業者にお問い合わせの上、環境を配慮した方法で古くなった機器のリサイクル と処理を行ってください。 問い合わせ先 製品情報"技術サポート、問い合わせ先およびトレーニング (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19293011/0/ja)"を参照してください。 トレーニング 製品情報"技術サポート、問い合わせ先およびトレーニング (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19293011/0/ja)"を参照してください。 SIMATIC テクニカルサポート 製品情報"技術サポート、問い合わせ先およびトレーニング (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19293011/0/ja)"を参照してください。 インターネット上のサービスとサポート 製品情報"技術サポート、問い合わせ先およびトレーニング (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19293011/0/ja)"を参照してください。 下記も参照 IM 153-x: 各種タイプとプロパティ (ページ 17) 6 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 目次 はじめに .................................................................................................................................................... 3 1 2 3 製品の概要............................................................................................................................................... 11 1.1 分散型I/Oデバイスについて.........................................................................................................11 1.2 PROFIBUS DPについて ..............................................................................................................11 1.3 PROFINET IOについて................................................................................................................13 1.4 ET 200M 分散型I/Oデバイス .......................................................................................................14 1.5 IM 153-x: 各種タイプとプロパティ .............................................................................................17 コミッショニングについての簡単な指示................................................................................................. 23 2.1 2.1.1 2.1.2 2.1.3 2.1.4 2.1.5 2.1.6 2.1.7 2.1.8 PROFIBUS DPのコミッショニング ............................................................................................23 概要 ..............................................................................................................................................23 ET 200Mのマウント ....................................................................................................................26 ET 200Mの配線............................................................................................................................27 ハードウェアをサービス状態にする ...........................................................................................29 SIMATICマネージャを使用したET 200Mのコンフィグレーション............................................30 ユーザープログラムの作成..........................................................................................................32 ET 200Mの電源投入 ....................................................................................................................32 診断メッセージの評価: ................................................................................................................33 2.2 PROFINET IOでのコミッショニング ..........................................................................................34 割り付けのプランニング ......................................................................................................................... 35 3.1 PROFIBUS DPの構造タイプ .......................................................................................................35 3.2 IM 153-2 によるコンフィグレーションタイプの検出 .................................................................36 3.3 3.3.1 3.3.2 3.3.3 3.3.4 PROFIBUS DPの設定の可能性 ...................................................................................................37 IM 153-1 使用の分散型I/O ...........................................................................................................37 IM 153-2 を使用したPD/PCからのパラメータ割り付けデータの転送........................................38 IM 153-2 を使用したコンフィグレーションで構成可能なFM.....................................................40 IM 153-2 FOを使用したFOCネットワーク .................................................................................41 3.4 PROFINET IOの異なる構成や可能な設定...................................................................................42 3.5 3.5.1 3.5.2 3.5.3 3.5.4 機械的コンフィグレーションの設定 ...........................................................................................42 水平または垂直構成.....................................................................................................................42 クリアランスサイズ.....................................................................................................................43 ET 200M標準設置のモジュール配置 ...........................................................................................45 "動作中のモジュール変更"または"冗長化"機能を使用する場合のモジュール配置 .....................46 3.6 3.6.1 3.6.2 3.6.3 3.6.4 3.6.5 電気構造のコンフィグレーション ...............................................................................................49 ET 200Mの稼動に関する一般的な規則および規制 .....................................................................49 接地電源でのプロセスI/Oを使用したET 200Mの稼動.................................................................51 非接地基準電位を使用したET 200Mコンフィグレーション.......................................................55 絶縁モジュールを使用したET 200Mのコンフィグレーション ...................................................56 非絶縁型モジュールを使用したET 200Mのコンフィグレーション ............................................58 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 7 目次 4 5 6 7 8 取り付け .................................................................................................................................................. 59 4.1 概要 ............................................................................................................................................. 59 4.2 4.2.1 4.2.2 4.2.3 4.2.4 4.2.5 取り付け ...................................................................................................................................... 60 取り付けシーケンス.................................................................................................................... 60 DINレールの設置 ........................................................................................................................ 60 取り付けレールへのモジュールの取り付け(標準設置)............................................................... 64 アクティブバスモジュールおよびモジュールの取り付け(アクティブバスモジュールを使 用するコンフィグレーション) .................................................................................................... 67 設置後.......................................................................................................................................... 69 4.3 PROFIBUSアドレスの設定......................................................................................................... 70 接続 ......................................................................................................................................................... 73 5.1 概要 ............................................................................................................................................. 73 5.2 5.2.1 5.2.2 PROFIBUS DPの接続 ................................................................................................................. 74 バスコネクタの接続.................................................................................................................... 74 光ケーブルのIM 153-2 FOへの接続............................................................................................ 75 5.3 5.3.1 PROFINET IOを接続 .................................................................................................................. 77 IM 153-4 PNを接続 ..................................................................................................................... 77 5.4 5.4.1 5.4.2 5.4.3 5.4.4 電源とモジュールの配線............................................................................................................. 80 配線ルール .................................................................................................................................. 80 電源とIM 153-xの配線................................................................................................................. 81 シグナルモジュールのフロントコネクタの配線 ........................................................................ 84 シールド接点エレメントを介したシールドケーブルの接続 ...................................................... 87 コミッショニング .................................................................................................................................... 91 6.1 6.1.1 6.1.2 6.1.3 6.1.4 PROFIBUS DP............................................................................................................................ 91 DPスレーブのコミッショニング ................................................................................................ 91 IM 153-1 の起動 .......................................................................................................................... 93 IM 153-2/153-2 FOの起動 ........................................................................................................... 94 PROFIBUS-DPV1 の動作 ........................................................................................................... 97 6.2 6.2.1 6.2.2 6.2.3 6.2.4 6.2.5 6.2.6 PROFINET IO ............................................................................................................................. 98 STEP 7 での設定......................................................................................................................... 98 GSDファイルを使用した設定..................................................................................................... 99 I/Oデバイスへのデバイス名の割り当て.................................................................................... 100 IM 153-4 PNのポートの設定..................................................................................................... 101 PROFINET IOのET 200Mのコミッショニング ........................................................................ 102 PROFINET IOのET 200Mの起動 .............................................................................................. 103 保守とサービス...................................................................................................................................... 105 7.1 ET 200Mの配線......................................................................................................................... 105 7.2 電源モジュールの交換 .............................................................................................................. 105 7.3 IM 153-1 の交換 ........................................................................................................................ 106 7.4 IM 153-2 またはIM 153-2 FOの交換 ......................................................................................... 107 7.5 IM 153-4 PNの交換 ................................................................................................................... 110 7.6 "動作中のモジュール変更"機能を使用しないモジュールの交換 .............................................. 112 7.7 "動作中のモジュール変更"機能を使用したモジュールの交換.................................................. 115 7.8 バスモジュールの交換 .............................................................................................................. 118 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 目次 8 9 7.9 デジタル出力モジュールでのヒューズ交換 ..............................................................................119 7.10 7.10.1 7.10.2 7.10.3 7.10.4 IM 153-xの更新 ..........................................................................................................................120 IM 153-xの更新時期は?............................................................................................................120 IM 153-1/-2Ax0xの更新..............................................................................................................120 IM 153-2Bx00 の更新 .................................................................................................................120 IM 153-2Bx00 の更新方法..........................................................................................................123 7.11 IM 153-4 PNのデータの保存と更新...........................................................................................125 機能 ....................................................................................................................................................... 131 8.1 拡張入力データ対応のI/Oモジュールのサポート ......................................................................131 8.2 8.2.1 8.2.2 8.2.2.1 8.2.2.2 8.2.2.3 8.2.2.4 8.2.3 8.2.3.1 8.2.3.2 8.2.4 8.2.4.1 8.2.4.2 8.2.4.3 8.2.4.4 8.2.4.5 8.2.4.6 8.2.4.7 8.2.4.8 8.2.4.9 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 ......................................................................132 概要 ............................................................................................................................................132 機能性 ........................................................................................................................................135 精度 10msのタイムスタンプ .....................................................................................................135 精度 1msの高精度タイムスタンプ ............................................................................................136 タイムスタンプ処理のための時間同期......................................................................................137 冗長化システムでのタイムスタンプ .........................................................................................141 S7-400 内におけるタイムスタンプ処理 ....................................................................................142 STEP 7 を使用したカスタマーアプリケーション.....................................................................142 PCS 7 システムソリューションを使用した場合.......................................................................142 S7-400 システム外でのタイムスタンプ処理.............................................................................144 必要条件.....................................................................................................................................144 動作原則.....................................................................................................................................148 タイムスタンプのコミッショニングについての簡単な紹介 .....................................................150 時間同期.....................................................................................................................................151 タイムスタンプの設定 ...............................................................................................................151 プロセス割り込みの構造 ...........................................................................................................155 IM 153-2 メッセージの構造 .......................................................................................................157 特殊メッセージの重要性 ...........................................................................................................159 タイムスタンプの診断 ...............................................................................................................159 8.3 I/Oバスのクロック同期化機能 ...................................................................................................162 8.4 IM 153-2 を使用した冗長化 .......................................................................................................163 8.5 8.5.1 8.5.2 動作中のシステム変更 ...............................................................................................................166 非冗長化システムのシステム変更 .............................................................................................166 冗長化システムにおけるシステム変更......................................................................................166 8.6 8.6.1 8.6.2 等時性(Isochrone)モード ...........................................................................................................168 等時性について ..........................................................................................................................168 等時性モードの設定...................................................................................................................172 8.7 8.7.1 8.7.2 識別および保守データ(I&Mデータ) ...........................................................................................176 PROFIBUS DP用のI&Mデータ ..................................................................................................177 PROFINET IO用のI&Mデータ....................................................................................................180 8.8 直接通信.....................................................................................................................................182 8.9 SNMP.........................................................................................................................................183 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ ...................................................................................... 185 9.1 9.1.1 9.1.2 PROFIBUS DP...........................................................................................................................185 LEDディスプレイの診断............................................................................................................185 STEP 7 またはSTEP 5 を使用した診断 ....................................................................................189 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 9 目次 10 A B 9.1.3 9.1.3.1 9.1.3.2 9.1.3.3 9.1.3.4 9.1.3.5 9.1.3.6 9.1.3.7 9.1.3.8 9.1.3.9 9.1.3.10 9.1.3.11 診断の構造 ................................................................................................................................ 191 スレーブ診断の構造.................................................................................................................. 191 ステーションステータス 1~3 .................................................................................................. 195 マスタPROFIBUSアドレス....................................................................................................... 196 製造元ID .................................................................................................................................... 197 スレーブ診断の評価.................................................................................................................. 197 識別子関連の診断 ..................................................................................................................... 198 モジュールステータス .............................................................................................................. 199 チャンネル固有の診断 .............................................................................................................. 200 Hステータス(S7-400 Hおよび通常冗長化の場合のみ) .......................................................... 205 割り込み .................................................................................................................................... 206 ステーション診断からの割り込みの評価 ................................................................................. 216 9.2 9.2.1 9.2.2 9.2.3 9.2.4 9.2.5 9.2.6 9.2.7 9.2.8 PROFINET IO ........................................................................................................................... 218 IM 153-4 PNインターフェースモジュール上のLED表示を使った診断.................................... 218 電子モジュールの診断メッセージ ............................................................................................ 220 ET 200Mの割り込みの評価....................................................................................................... 221 保守割り込み............................................................................................................................. 222 チャンネル診断 ......................................................................................................................... 223 モジュールのエラーのタイプ ................................................................................................... 223 PROFINET IOのET 200Mの不正な設定状態の診断 ................................................................. 223 I/OコントローラのSTOPによってトリガされる診断イベント ................................................ 223 技術仕様 ................................................................................................................................................ 225 10.1 標準および認可 ......................................................................................................................... 225 10.2 IM 153-xのパラメータ............................................................................................................... 229 10.3 IM 153-xの技術仕様 .................................................................................................................. 231 10.4 IM 153-4 PNインターフェースモジュールの技術仕様............................................................. 234 10.5 ET 200Mの応答時間.................................................................................................................. 239 10.6 爆発の可能性があるエリアゾーン 2 でのET 200Mの使用 ....................................................... 240 IM 153-x間の互換性............................................................................................................................... 241 A.1 IM 153 およびIM 153-1 のバージョン間の互換性..................................................................... 241 A.2 IM 153-2/-2 FOのバージョン間の互換性 .................................................................................. 243 A.3 非接地基準電位で設定するための 1MΩのRCネットワーク..................................................... 246 ET 200Mの注文番号 .............................................................................................................................. 247 用語集.................................................................................................................................................... 253 索引 ....................................................................................................................................................... 267 10 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 製品の概要 1.1 1 分散型 I/O デバイスについて 適用範囲 システムをセットアップするときは、プロセスからの出力およびプロセスへの入力を、オー トメーションシステムの中心に統合させるのが通常です。 プログラマブルコントローラから離れた位置から入力および出力がある場合、ケーブルが長 くなるため、通信が困難になり、信頼性が損なわれる恐れがあります。 分散型 I/O デバイスは、このようなシステムに最適な解決策です。 ● 制御 CPU はシステムの中心に設置されています。 ● I/O デバイス(入力と出力)は、分散されローカルに動作します。 ● 高速データ転送機能を持つ強力な PROFIBUS DP を使用することにより、制御 CPU と I/O デバイス間の円滑な通信が可能になります。 ● PROFINET IO 1.2 PROFIBUS DP について PROFIBUS DP について PROFIBUS DP は、"DP"転送プロトコルを使用する IEC 61784-1:2002 Ed1 CP 3/1 標準に 準拠するオープンバスシステムです(DP は分散型 I/O に相当するドイツ語"Dezentrale Peripherie"を略したもの)。 物理的には、PROFIBUS DP はシールド付き 2 線式のライン(RS 485)に基づいた電子ネット ワーク、光ファイバケーブル(FOC)に基づいた光ネットワークのいずれかです。 "DP"転送プロトコルにより、制御 CPU と分散型 I/O デバイス間の高速でサイクリックなデ ータ交換が可能になります。 DP マスタおよび DP スレーブについて DP マスタとは、制御 CPU と分散型 I/O デバイス間を結ぶ接続リンクです。これにより、 PROFIBUS DP 経由で分散型 I/O 装置とのデータ交換、および PROFIBUS DP のモニタリ ングが可能になります。 分散型 I/O 装置(=DP スレーブ)によってエンコーダとアクチュエータのデータが現場に用意 され、PROFIBUS DP を介して制御 CPU に転送されます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 11 製品の概要 1.2 PROFIBUS DP について PROFIBUS DP に接続できるデバイスについて 多様なデバイスを DP マスタまたは DP スレーブとして PROFIBUS DP に接続できます。た だし、IEC 61784-1:2002 Ed1 CP 3/1 規格に準拠していることが条件です。この中でも、以 下の製品ファミリーのデバイスが使用できます。 ● SIMATIC S7 / M7 / C7 ● SIMATIC S5 ● SIMATIC PD / PC ● SIMATIC HMI(オペレータパネル(OP)、オペレータステーション(OS)、およびテキスト 表示(TD)型のオペレータコントロールおよびモニタデバイス) ● 他のメーカーによるデバイス PROFIBUS DP ネットワークの構造 以下の図は、一般的な PROFIBUSDP ネットワーク構造を示しています。DP マスタは各デ バイスに統合されます。たとえば PROFIBUS DP インターフェースを装備している S7-400 の場合、マスタ接続 IM 308-C は S5-115U に接続されます。DP スレーブとは、PROFIBUS DP 経由で DP マスタに接続される分散型 I/O デバイスです。 6 6 3'3& '3ኻኖኜ 352),%86'3 '3ኖዉዙኳ (7SUR (70 ኦኁኳ 図 1-1 12 6 2326 (76 (7HFR '3$6,ዐኌ ቀቑⅥቑኲኀዙወኦኤክኁኖ 標準的な PROFIBUS DP ネットワークの構造 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 製品の概要 1.3 PROFINET IO について 1.3 PROFINET IO について 定義 PROFINET IO は、PROFINET 規格に従って定義されたリアルタイム機能を備えたオープン 転送システムです。この規格には、メーカーに依存しない通信、オートメーションおよびエ ンジニアリングモデルが定義されています。 業界最高の品質の PROFINET コンポーネントの配線用付属品が提供されています。 ● PROFINET は階層的な PROFIBUS マスタ/スレーブの概念を捨て、代わりにプロバイダ/ コンシューマの原理を採用しています。 IO コントローラによってサブスクライブされる I/O デバイスのモジュールは、エンジニアリングフェーズで定義されます。 ● 数量フレームワークは、PROFINET IO で提供されるオプションに準拠して拡張されます。 設定中にパラメータの限度は超えていません。 ● 最大伝送速度は 100 Mbps です。 ● ユーザーの設定インターフェースは、一般に PROFIBUS DP のインターフェースと同じ です(システムは、STEP 7 > HW CONFIG で設定されます)。 PROFINET IO ネットワークのトポロジ 以下の図は一般的な PROFINET IO ネットワークトポロジを示しています。 既存の PROFIBUS スレーブを、IE/PB リンクを使用して統合できます。 ,2&RQWUROOHU 6 ,2孔函 (70 ኖኁአኞ 図 1-2 ,2孔函 (76 ኖኁአኞ ,(3% /LQN 352),1(7'3 ,2孔函 (7SUR 23 3*3& ኖኁአኞ ኖኁአኞ 352),1(7,2 ,QGXVWULDO(WKHUQHW 㦏⮶P 一般的な PROFINET IO ネットワークの構造 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 13 製品の概要 1.4 ET 200M 分散型 I/O デバイス 1.4 ET 200M 分散型 I/O デバイス 定義 分散型 IO デバイス ET 200M は、保護等級 IP 20 のモジュール式 DP スレーブです。 ET 200M は S7-300 オートメーションシステムの設定技術を採用し、IM 153-x と S7-300 の I/O モジュールで構成されています。 ET 200M は以下との通信をサポートしています。 ● IEC 61784-1:2002 Ed1 CP 3/1 準拠の DP マスタ ● IEC 61158 準拠の全ての IO コントローラ ET 200M の構成(例) 1 2 ① 電源モジュール PS 307 ② インターフェースモジュール IM 153-x ③ 最大 12 台の I/O モジュール(SM/FM/CP) 図 1-3 3 ET 200M 分散型 IO デバイスの構成(例) STEP 7 のモジュールカタログまたは GSD ファイルには、ET 200M で使用可能なモジュー ルの一覧が記載されています。 最新のGSDファイルについては、インターネット (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/113498)をご覧ください。 14 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 製品の概要 1.4 ET 200M 分散型 I/O デバイス "SIMATIC S7-DP スレーブ" ET 200M 分散型 I/O システムは、SIMATIC S7 オートメーションシステムの一部を構成して います。 つまり、STEP 7 では、DP マスタシステムにおける ET 200M の構成、パラメータ割り当て、 プログラミング、およびコミッショニングと診断がサポートされます。 IM 153-2 の特殊な サービスや機能(設定可能な FM など)は、SIMATIC S7/PCS 7 でのみ完全に活用することが できます。 DP 標準マスタ(S5-95U など)で ET 200M を使用する場合、GSD ファイルは設定ツールによ ってもサポートされますが、有効なパラメータ割り当てや診断メッセージフレーム長など、 DP マスタの技術データ(プロジェクトデータ)にも注意する必要があります。 PROFIBUS 標準 IEC 61784-1:2002 Ed1 CP 3/1 には DPV1 モードも含まれています。 この モードが使用できるのは、バージョン 3 以上の GSD ファイルを組み込む場合のみです。 GSD ファイルのリビジョン 2 は、引き続き使用できるため、IM 153-x 旧バージョンとの互 換性が維持されます。 コンポーネント ET 200M の構成およびコミッショニングのための一連のコンポーネントが提供されていま す。 主要コンポーネントとその機能は以下の表のとおりです。 表 1- 1 ET 200M コンポーネント コンポーネント ファンクション 取り付けレール ... は ET 200M 用ラックです。 図 付属品: • シールド接続要素 アクティブバスモジュールの取り付けレール 付属品: • シールド接続要素 • アクティブバスモジュール アクティブバスモジュール(BM) • IM 153-2 1 を使用した冗長化システム用 BM IM/IM • IM 153-2Bx001 を 2 つ装備した冗長化システム用 BM IM/IM • PS 307 用 BM PS/IM、2 A および IM 153-x • 40 mm 幅の S7-300 モジュール 2 台用 BM 2 40 • 80 mm 幅の S7-300 モジュール 1 台用 BM1 80 ... "動作中のモジュール変更"、"冗長化" および IM 153-4 PN のファンクションの ための ET 200M 用特殊ラック。 … S7-300 バックプレーンバスを提供し ます。つまり、モジュールが 1 つ欠けて いる場合でも、バックプレーンバス経由 でその他のモジュールすべてにアクセス できます。 付属品 • 防爆壁 • バックプレーンバスおよびバスモジュールカバー 電源(PS)モジュール 付属品: • ジャンパ ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 本線電圧(AC 120/230V)を ET 200M に供 給するため DC 24 V の動作電圧に変換し ます。 ... DC 24 V の負荷回路に供給する負荷電 源として使用できます。 15 製品の概要 1.4 ET 200M 分散型 I/O デバイス コンポーネント ファンクション IM 153-x ... はインターフェースモジュールです。 S7-300 モジュールを PROFIBUS DP / PROFINET IO フィールドバスに接続 し、動作電圧をバックプレーンバスに供 給します。 付属品: • スロット番号プレート(スロット番号割り当て用) 図 バスコネクタ付き PROFIBUS ケーブル ... PROFIBUS DP 構成のノードを相互接 続します。 シンプレックスコネクタ付き FOC 2 芯ケーブル (IM 153-2 FO のプラグアダプタの一部) ... PROFIBUS DP 構成のノードを相互接 続します。 PROFINET インストールガイドおよび工業用 Ethernet FC インストールラインの仕様に従った PROFINET コ ネクタ ... PROFINET IO 構成のノードを相互に 接続します。 シグナルモジュール(SM) ... 異なるプロセス信号レベルに適合しま す。 付属品: • フロントコネクタ • バスコネクタ ファンクションモジュール(FM) 付属品: • フロントコネクタ • バスコネクタ 通信プロセッサ(CP) ... 位置決めや制御など、処理速度が重要 でかつメモリを消費するプロセス信号の 処理タスクに使用します。 ... 通信タスクから CPU を解放します。 付属品: • 接続ケーブル 16 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 製品の概要 1.5 IM 153-x: 各種タイプとプロパティ コンポーネント ファンクション SIMATIC TOP 接続 ... デジタルモジュールの配線、または 1 線式、2 線式、3 線式接続の配線に使用 します。 付属品: • フラットリボン接続部付きフロントコネクタ 図 インターフェースモジュールIM 153-2 の 2 つのアクティブバスモジュールBM IM/IMへの割り当ては、「電気構造のコン フィグレーション (ページ 49)」の章に記載されています。 1 下記も参照 IM 153-x: 各種タイプとプロパティ (ページ 17) "動作中のモジュール変更"または"冗長化"機能を使用する場合のモジュール配置 (ページ 46) 1.5 IM 153-x: 各種タイプとプロパティ 各タイプの IM 153-x の概要 IM 153-x にはシグナルモジュール(SM)、ファンクションモジュール(FM)、通信プロセッサ (CP)用のインターフェースモジュールを含まれています。 また、RS 485 インターフェース(IM 153-2 は FOC インターフェース装備)では、段階的に機 能範囲が広がります。RS 485 または FOC インターフェースを装備したインターフェース モジュール IM 153-2 の各タイプには、同様の機能があります。 IM 153-1 および IM 153-2 には、その他の動作環境(屋外)に対応するタイプもあります。 プロパティと機能 以下の表には、各種 IM 153-x バージョンのプロパティと機能、および現行バージョンにつ いて詳しく説明しています。 付録の「IM 153-x間の互換性 (ページ 241)」には記載されていない、それぞれの前バージョ ンとの比較があります。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 17 製品の概要 1.5 IM 153-x: 各種タイプとプロパティ 表 1- 2 各種 IM 153-x のプロパティと機能 プロパティ/機能 6ES7153-1AA.. 6ES7153-2Ax.. 6ES7153-2Bx00 6ES7153-2Bxx1 動作中のモジュール変更 X2 x x x 直接データ交換 x x x x 拡張診断 x x x x SYNC、FREEZE x – x x PD/PC からのパラメータ割り当てデータの 転送 – x x x ET 200M の設定可能 FM – x x x PROFIBUS DP での時間同期、入力信号の タイムスタンプ – x x x 精度 1ms のタイムスタンプ – – – x S7-400 システム外のタイムスタンプ – – – x I/O バスの時刻同期化 – – – x 冗長化 1 – x x x フライング冗長化 – – – x RUN モードでのシステム修正 • 冗長システムの場合 – x x x • 非冗長システムの場合 – – x x クロック同期化 1 – – x x 識別および保守データ(I&M データ) – – x (I&A データのみ) x 更新 – – x x F モジュールを使用した直接データ交換 – – – x IQ-センス – – x (ファームウェア V3.0.1 以降) x 1 これらの機能では SYNC、FREEZE を使用しないでください。 2 IM 153-1AA8x には該当しません。 18 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 製品の概要 1.5 IM 153-x: 各種タイプとプロパティ IM 1531 および IM 153-2AA02/-2AB01 インターフェースモジュールの正面図 栘ሻቂኲዊዐእኦቿ 栚ሧቂኲዊዐእኦቿ 56ኁዐኜዙኲኄዙኖⅧሰ 6) 6,(0(16 %) $&7 21 ኖኣዙኜኖርቫቖኅ ዙ嫷䯉 6) ኦቿ %) $&7 21 ኁዐኜዙኲኄዙኖ 352),%86'3 ዐንዀአኌ ቡቂቒ)2&㘴倩 )2&ኁዐኜዙኲኄዙኖⅧሰ ,0)2ቑቢ 6) %) $&7 21 ዙኳወኝኌእ 岼⸩ 352),%86 ቿኦዉኖ 21 6,0$7,&(7 0 ,0 ኳአን⒖㠼♾厌 㘴倩 榊䄟ርቫቖ㳮厌㘴⦿ ኖዊአእ ; 完❐ክዙንዄ ዐ 㽷㠖䟹⚆ 21 0 / 0 '&9 0 / 0 '&9 /('$&7ᇬ,0ቑቢ 図 1-4 IM 1531 および IM 153-2AA02/-2AB01 インターフェースモジュールの正面図 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 19 製品の概要 1.5 IM 153-x: 各種タイプとプロパティ IM 1532Bx00 の正面図 栘ሻቂኲዊዐእኦቿ 栚ሧቂኲዊዐእኦቿ 56ኁዐኜዙኲኄዙኖⅧሰ ኦቿ $&7 21 $&7 21 6) 352),%86'3ኁዐኜዙ %) ኲኄዙኖ ዐንዀአኌቡቂቒ $&7 )2&㘴倩 21 9 ኖኣዙኜኖርቫቖኅዙ 嫷䯉 6) %) 6,(0(16 9 6) %) )2&ኁዐኜዙኲኄዙኖⅧሰ ,0)2ቑቢ ኲቾዙኽኃኄቿኖኣዙኜኖ ዙኳወኝኌእ 00& ኖዊአእ 00& 6,0$7,&0LFUR 0HPRU\&DUG䞷ኖዊ አእ 352),%86ቿኦዉኖ ቑ岼⸩ 386+ 6,0$7,& (70 00& ኳአን⒖㠼♾厌 ,0 図 1-5 20 完❐ክዙንዄ ዐ 㽷㠖䟹⚆ 0 / 0 '&9 㘴倩 榊䄟ርቫቖ㳮厌㘴⦿ 0 / 0 '&9 IM 1532Bx00 の正面図 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 製品の概要 1.5 IM 153-x: 各種タイプとプロパティ IM 153-2Bxx1 の正面図 栘ሻቂኲዊዐእኦቿ 栚ሧቂኲዊዐእኦቿ 56ኁዐኜዙኲኄዙኖⅧሰ ኖኣዙኜኖርቫቖኅ ዙ嫷䯉 6) %) %) 6,(0(16 ኦቿ $&7 21 $&7 21 ኁዐኜዙኲኄዙኖ 352),%86'3 ዐንዀአኌ 9 6) %) %) ኲቾዙኽኃኄቿኖኣዙኜኖ ዙኳወኝኌእ 6,0$7,& (70/,1. ,0 図 1-6 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 ኖዊአእ 完❐ክዙንዄዐ 㽷㠖䟹⚆ 岼⸩ 352),%86 ቿኦዉኖ ኳአን⒖㠼♾厌 0 / 0 㘴倩 榊䄟ርቫቖ㳮厌㘴⦿ '&9 IM 153-2Bxx1 の正面図 21 製品の概要 1.5 IM 153-x: 各種タイプとプロパティ 22 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 コミッショニングについての簡単な指示 2.1 PROFIBUS DP のコミッショニング 2.1.1 概要 2 概要 ここでは単純な例を用い、ET 200M のコミッショニングについて段階を追って説明します。 ● ET 200M の取り付けと配線 ● STEP 7 でコンフィグレーションの設定 ● ユーザープログラムへの接続 ● ET 200M の電源投入 ● 診断の評価: – デジタル入力モジュールで M の後のエンコーダ電源の短絡 – デジタル出力モジュールで L+の後の短絡 要件 ● 電源モジュールおよび DP マスタ(CPU 315-2 DP など)から構成される S7 ステーション のコンフィグレーションが設定されていること。 ここで紹介する例では DP マスタとし て CPU 315-2 DP を使用していますが、 他のどの DP マスタ(標準 IEC 61784-1:2002 Ed1 CP 3/1 準拠)を使用しても構いません。 ● 使用するプログラミング装置(PD)に、STEP 7 の現行バージョンが完全インストールさ れていること。 STEP 7 の旧バージョンをご使用の場合には、何らかの制約がある可能 性があります。 STEP 7 の使用経験も必要です。 ● PD が DP マスタに接続されていること。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 23 コミッショニングについての簡単な指示 2.1 PROFIBUS DP のコミッショニング 必要なコンポーネント 下図は、ここで紹介するコミッショニングの例に必要な ET 200M コンポーネントです。 1 2 3 8 図 2-1 24 7 6 5 4 本例で使用する ET 200M コンポーネント ① DP マスタに接続 ⑤ SM 321 ② スロット ⑥ IM 153-2 ③ 取り付けレール ⑦ 電源 PS 307 ④ SM 322 ⑧ バスコネクタ付き PROFIBUS ケーブル ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 コミッショニングについての簡単な指示 2.1 PROFIBUS DP のコミッショニング 本例で使用するコンフィグレーションの注文番号 番号 品目 注文番号(Siemens) 1 取り付けレール 例: 6ES7390-1AE80-0AA0 1 ジャンパ付き PS 307 電源 例: 6ES7307-1BA00-0AA0 1 インターフェースモジュール IM 153-2 6ES7153-2BA01-0XB0 1 DI モジュール SM 321 例: 6ES7321-7BH01-0AB0 1 DO モジュール SM 322 例: 6ES7322-8BF00-0AB0 2 ねじ接点付き 20 ピンフロントコネクタ 6ES7392-1AJ00-0AA0 xm バスコネクタ付き PROFIBUS DP ケーブル 設計により異なる xm 断面 10 mm²のレール接地用ケーブルと M6 用ケーブルラ グ 長さは取り付け箇所により異なる 市販で入手可能 各種 適切なネジ回しおよび M6 ネジとナット (長さは取り付け箇所による) 市販で入手可能 1 先端刃幅 3.5mm のネジ回し 市販で入手可能 1 先端刃幅 4.5mm のネジ回し 市販で入手可能 1 サイドカッターとワイヤストリッパー 市販で入手可能 1 ワイヤエンド保護キャップ圧着ツール 市販で入手可能 約 2m 1mm2 で適切なワイヤエンド保護キャップのある 断面 タイプ、 長さ 6mm のより線 A 市販で入手可能 2 単極 ON ボタン 市販で入手可能 1 24V のインジケータランプ 市販で入手可能 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 25 コミッショニングについての簡単な指示 2.1 PROFIBUS DP のコミッショニング 2.1.2 ET 200M のマウント 手順 1. レールの上下に 40 mm 以上のすき間が空くように、レールを安定した土台の上にマウン トします。 2. 個々のモジュールを左側からレールの上にマウントしていきます(バスコネクタ[PS 307 および最後のモジュールにではなく]に差し込み、かみ合わせ、動かし、ネジ留めする)。 次の順序に従います。 – 電源 PS 307 – インターフェースモジュール IM 153-2 – DI モジュール SM 321 – DO モジュール SM 322 3. インターフェースモジュール IM 153-2 で PROFIBUS アドレス 3 を設定します。 ,0 %86 $''5(66 21 0 / 0 '&9 図 2-2 26 PROFIBUS アドレス 3 の設定 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 コミッショニングについての簡単な指示 2.1 PROFIBUS DP のコミッショニング 2.1.3 ET 200M の配線 取り付けレール 1. 保護導線にレールを接続します。 M6 ネジは、この目的でレールに準備されています。 導線から保護導線の最小断面積: 10mm2 警告 電源モジュール PS 307 がオンに切り替えられた場合、または電源ケーブルが電源に接 続されている場合には、電流が流れているワイヤに触れる恐れがあります。 配線を行う前に確実に ET 200M の電源を切ってください。 電源と IM 153-2 1. PS および IM のフロントドアを開きます。 2. PS 307 の締め付け部品を緩めます。電源ケーブルの被覆を剥ぎます。 3. 必要に応じて、ワイヤエンド保護キャップを接続します(多芯ケーブルの場合)。 次に PS 307(以下の図を参照)に接続します。 4. 締め付け部品をしっかりネジ留めします。 5. PS 307 と IM 153-2 にジャンパを挿入してしっかり締め付けます(以下の図を参照)。 6. PS307 の電源電圧を選択するためのスイッチが供給電源電圧に合うように正しく設定さ れているかチェックします。 電源モジュールは、230 V AC の電源電圧に出荷時設定されています。 この設定は次の 方法で変更できます。 ネジ回しを使用して保護カバーを取り除き、使用可能な電源電圧 に対するスイッチを設定し、保護カバーを再度取り付けます。 7. DP マスタ(2 番目の DP インターフェース)および IM 1532 間で、PROFIBUS DP ケーブ ルを挿入します。両コネクタの終端抵抗は必ずオンに切り替えます。 DI および DO のフロントコネクタ 1. DI および DO のフロントドアを開きます。 2. フロントコネクタを配線位置に移動します。 これを実行するには、フロントコネクタを関係のある各 DI および DO ユニットに差し込 みます。 フロントコネクタは、この位置でモジュールから突き出ています。 この配線位 置では、接続されたフロントコネクタにはモジュールとの接点がありません。 3. フロントコネクタに挿入したいワイヤの端の絶縁を 6mm 分剥ぎ取ってから、適切なワ イヤエンド保護キャップをワイヤの端に接続します。 4. 次の方法で DI のフロントコネクタを接続します。 端子 1: PS の L+; 端子 20: PS の M; 端子 3: ボタン 1; 端子 4: ボタン 2; 端子 10: ボタンの空きケーブル端(以下の図を参照) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 27 コミッショニングについての簡単な指示 2.1 PROFIBUS DP のコミッショニング 5. 次の方法で DO のフロントコネクタを接続します。 端子 1: PS の L+; 端子 20: PS の M; 端子 3 と端子 20: インジケータランプ(以下の図を参照) 6. ワイヤを下に引きフロントコネクタから出します。 7. モジュールの上にあるフロントコネクタの解除ボタンを押し、同時に解除ボタンが元の 位置に戻るまで、フロントコネクタをモジュールに押し込みます。 8. PS、DI、および DO のフロントドアを閉じます。 1 36 ,0 / 0 / 0 5 4 図 2-3 28 ', '2 0 / 0 3 2 ET 200M の配線 ① PROFIBUS ケーブル用コネクタ ② ボタン ③ ジャンパ ④ 電源ケーブル ⑤ ストレインリリーフ組立部品 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 コミッショニングについての簡単な指示 2.1 PROFIBUS DP のコミッショニング 2.1.4 ハードウェアをサービス状態にする 手順 1. PD ケーブルを使用し、PD を DP マスタ(MPI インターフェース)に接続します。 コネク タの終端抵抗は、確実にオンに切り替える必要があります。 モード切り替えを STOP に 設定します。 2. 電源ケーブルを電源に接続し、DP マスタの電源モジュールをオンにします。 PS で 24V DC LED が点灯します。 CPU ですべての LED が短く点灯します。このとき SF LED、BAT LED、および DC5V LED はオンのままです。 STOP LED が 3 秒間点滅してからオンの状態になります。 3. バックアップバッテリを挿入します。 – バックアップバッテリコネクタを CPU のバッテリケースの適切なソケットにプラグ 接続します。 コネクタのノッチは左側を指している必要があります。 – バックアップバッテリを CPU のバッテリケースに挿入します。 – CPU のフロントドアを閉じます。 BATF LED が消灯し、その後まもなく SF LED も消灯します。 4. プログラミング装置を起動します。 5. CPU 315-2 DP を次の手順でリセットします。 – モードスイッチを MRES に切り替えます。 STOP LED が 2 回点灯し、その後点灯し 続ける(約 3 秒)まで、モードセレクタをこの位置に保持します。 – モードスイッチを 3 秒以内に MRES に戻す必要があります。 STOP LED が早い点滅を開始し、CPU がリセットを実行します。 STOP LED が再び継 続点灯なった場合には、CPU はメモリリセットを完了しています。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 29 コミッショニングについての簡単な指示 2.1 PROFIBUS DP のコミッショニング 2.1.5 SIMATIC マネージャを使用した ET 200M のコンフィグレーション 手順 1. SIMATIC マネージャを起動し、DP マスタ(CPU 315-2 DP など)で新しいプロジェクトを 設定します。 このプロジェクト用に OB 1 以外に OB 82 を作成します。 2. ハードウェアカタログから PROFIBUS DP に IM 153-2 を挿入します。 3. PROFIBUS アドレス 3 を IM 153-2 に設定します。 4. ハードウェアカタログからコンフィグレーションテーブルに、個々のモジュールをドラ ッグアンドドロップします。 図 2-4 30 ET 200M のコンフィグレーションテーブル ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 コミッショニングについての簡単な指示 2.1 PROFIBUS DP のコミッショニング 5. 次のパラメータを設定します。 – ET 200M の DP スレーブプロパティ設定ダイアログボックスで、 デフォルト設定を採用します。 – SM 321 の DP スレーブプロパティ設定ダイアログボックスで次のように設定します。 コンフィグレーションテーブル診断のスロット 4: 負荷電圧なし はい 診断アラーム: はい – SM 322 の DP スレーブプロパティ設定ダイアログボックスで、コンフィグレーショ ンテーブルのスロット 5 を設定します(下図参照)。 図 2-5 ダイアログボックスの設定プロパティ - SM 322 の DP スレーブ 6. コンフィグレーションを保存し、コンパイルします。 7. コンフィグレーションを CPU 315-2 DP にダウンロードします。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 31 コミッショニングについての簡単な指示 2.1 PROFIBUS DP のコミッショニング 2.1.6 ユーザープログラムの作成 手順 1. LAD/STL/FBD エディタを使用し、OB 1 にユーザープログラムを生成します。 例: 入力での読み取りと出力での有効化 STL 説明 U I 0.1 U I 0.2 = Q 4.0 入力 E 0.1 が設定され、 入力 E 0.2 が設定されている場合、 VKE を出力 A 4.0 に割り付けます。 2. SIMATIC マネージャでプロジェクトを保存します。 3. コンフィグレーションを DP マスタにダウンロードします。 2.1.7 ET 200M の電源投入 手順 1. ET 200M で電源を投入します。 2. DP マスタおよび ET 200M のステータス LED を確認します。 – CPU 315-2 DP: DC5V:ON SF DP:OFF BUSF: オフ – ET 200M: SF:OFF BF:OFF ON:ON 予行運転を実行する 1. ET 200Mの 2 つのボタンを交互に押します(「ET 200Mの配線 (ページ 27)」の章の図を 参照)。 入力 E0.1 および E0.2 の LED が交互に点灯します。 チャンネルステータスが 0(出力 A4.0 の LED)を表示し、インジケータランプは点灯しま せん。 2. 2 つのボタンを同時に押します。 入力 E0.1 および E0.2 の LED が交互に点灯します。 チャンネルステータスが 0(出力 A4.0 の LED)を表示し、インジケータランプが点灯しま す。 32 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 コミッショニングについての簡単な指示 2.1 PROFIBUS DP のコミッショニング 2.1.8 診断メッセージの評価: 概要 この例では、ET 200M でエラーを発生させることにより診断メッセージを生成します。 エ ラーが発生すると、OB82 が開始されます。 OB82 の起動情報を評価します。 ヒント: OB 82 内の SFC 13 を呼び出し、診断フレームを評価します。 SM 321: エンコーダ電源の M への短絡 1. DI モジュールのフロントパネルを開き、ワイヤを使用して M(端子 20)の後のエンコーダ 電源 Vs(端子 10)を短絡します。 2. ステータス LED に注意します。 IM 153-2: – SF: ON SM 321、DI 16x24V DC: – SF: 点灯します → 診断メッセージは未発信となります – Vs: 点灯しません(端子 10) 3. 診断メッセージを評価します。 結果: – ステーションステータス 1 バイト x.3 が設定されます → 外部診断 – 識別子関連の診断 バイト(x+7).3 が設定されます → スロット 4 – チャンネル関連の診断: バイト(x+16).0~(x+16).5: 000011B → スロット 4 バイト(x+17).0~(x+17).5: 該当なし バイト(x+18).0~(x+18).4: 00001B → 短絡 4. 端子 10 と端子 20 間の配線を取り除きます。 診断 LED を再度評価します。 IM 153-2: – SF: off SM 321、DI 16x24V DC: – SF: off – Vs: 点灯します(端子 10) 診断メッセージが消えます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 33 コミッショニングについての簡単な指示 2.2 PROFINET IO でのコミッショニング SM 322: L+への短絡 1. DO モジュールのフロントパネルを開き、ワイヤを使用して L+(端子 1)の後のデジタル出 力 0(端子 3)を短絡します。 2. ステータス LED に注意します。 IM 153-2: – SF: ON SM 322、DO 8 x DC 24V/0.5 A: – SF: 点灯します → 診断メッセージは未発信となります。 – F0: 点灯します→ チャンネルエラーです。 – 0: OFF → 出力は有効ではありません 3. 診断メッセージを評価します。 結果: – ステーションステータス 1 バイト x.3 が設定されます → 外部診断 – 識別子関連の診断 バイト(x+7).4 が設定されます → スロット 5 – チャンネル関連の診断: バイト(x+16).0~(x+16).5: 000100B → スロット 5 バイト(x+17).0~(x+17).5: 000000B → チャンネル 0 バイト(x+18).0~(x+18).4: 00001B → 短絡 4. 端子 3 と端子 1 間の配線を取り除きます。 診断 LED を再度評価します。 IM 153-2: – SF: off SM 322、DO 8 x DC 24V/0.5 A: – SF: off – F0: off – 0: On 診断メッセージが消えます。 下記も参照 STEP 7 またはSTEP 5 を使用した診断 (ページ 189) 2.2 PROFINET IO でのコミッショニング PROFIBUS IO に関する詳細は、以下のマニュアルに記載されています。 ● システムマニュアル『PROFINETシステム (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19292127/0/ja)』 ● PROFIBUS DPからPROFINET IOまで (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19289930/0/ja)"プログラミングマ ニュアル 34 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 3 割り付けのプランニング 3.1 PROFIBUS DP の構造タイプ IM 153-2Bxx1 では、ET 200M を任意の入力/出力モジュールでセットアップできます。 IM 153-2Bxx1 は IM 153-2 のスペアパーツでもあります(6ES7153-2xxxx-0XB0)。 また、IM 153-2Bxx1 はDP/PAリンクやYリンクのインターフェースモジュールとしても使用 できます。 追加情報は『DP/PAリンクおよびYリンクバスのリンク (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1142696)』の操作説明書にあります。 屋内使用の構造タイプ 現在使用中のハードウェアを使い、下記表の組み合わせを屋内での使用に適用できます。 表 3- 1 屋内使用の ET 200M 構造タイプ 非冗長構成 • • • 冗長構成 IM 153-2 + バスコネクタ + 入力または出力モジュール BM PS/IM + PS + IM 153-2 + BM 2 x 40 / BM 1 x 80 + 入力または出力モ ジュール BM IM/IM (7HD10 / 7HD80) + IM 153-2 + BM 2 x 40 / BM 1 x 80 + 入力または出力モ ジュール • BM IM/IM (7HD10 / 7HD80) + 2x IM 153-2 + BM 2 x 40 / BM 1 x 80 + 入力または出力モ ジュール 表中の IM 153-2 は以下を指します。 • IM 153-2 (6ES7153-2BA01-0XB0) • IM 153-2 (6ES7153-2BA02-0XB0) • IM 153-2 (6ES7153-2BA81-0XB0) • IM 153-2 (6ES7153-2BA82-0XB0) 屋外使用の構造タイプ 現在使用中のハードウェアを使い、下記表の組み合わせを屋外での使用に適用できます。 表 3- 2 屋内使用の ET 200M 構造タイプ 非冗長構成 • • IM 153-2 + バスコネクタ + 入力または出力モジュール* BM IM/IM (7HD80) + IM 153-2 + BM 2 x 40 / BM 1 x 80 (塗装)* + 入力または出力モジュール* 冗長構成 • BM IM/IM (7HD80) + 2x IM 153-2 + BM 2 x 40 / BM 1 x 80 (塗装) * + 入力または出力モジュール* * 拡張環境下で使用するための SIPLUS モジュール 表中の M 153-2 は、IM 153-2 (6ES7153-2BA81-0XB0 または 6ES7153-2BA82-0XB0)を表します。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 35 割り付けのプランニング 3.2 IM 153-2 によるコンフィグレーションタイプの検出 SIPLUS モジュール 屋外での使用には、製品名 SIPLUS の特別な S7-300 モジュールが使用できます。これらは、 拡張環境条件で使用できます。拡張環境条件とは以下を意味します。 ● –25℃~+60℃の温度で使用できる。 ● 随時発生する一時的な凝結が許容される。 ● 機械的負荷の上昇が許容される。 機能範囲および技術データでは、SIPLUS モジュールは"標準"モジュールに相当します。 SIPLUS S7-300 モジュールには固有の注文番号があります。これは"標準"S7-300 モジュー ルの注文番号に基づいていますが、番号が"6ES7..."ではなく"6AG1..."で始まります。 こられのモジュールの詳細については、リファレンスマニュアル『S7-300 オートメーショ ンシステム、モジュールの仕様 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/8859629/0/ja)』を参照してください。 SIPLUSの詳細およびこの分野のお問い合わせ先については、インターネット (www.automation.siemens.com/siplus)をご覧ください。 参照情報 ● IM 153-2 の機能やプロパティに関する詳細については、「機能 (ページ 131)」の章や付 録「機能 (ページ 131)」を参照してください。 ● ET 200Mを操作する機械的および気候的な環境条件の詳細については、リファレンスマ ニュアル『S7-300 オートメーションシステム、モジュールの仕様 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/8859629/0/ja)』の「一般的な技術 仕様」の章を参照してください。 ● IM 153-2Bxx1 は単にET 200Mのインターフェースモジュールであるだけでなく、DP/PA リンクおよびYリンクのバス接続のインターフェースモジュールでもあります。 各設定 オプションについては、操作説明書『DP/PAリンクおよびYリンクバスのリンク (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1142696)』を参照してください。 下記も参照 IM 153-x間の互換性 (ページ 241) 3.2 IM 153-2 によるコンフィグレーションタイプの検出 起動時に IM 153-2 によって自動的に使用中の構造タイプ(ET 200M、DP/PA リンク、Y リン ク)が検出されます。 IM 153-2 ではこの構造タイプによって機能性を決定します。 通知 以下のような構造タイプ("混在構造")は許可されません。 • 1 つの構造に入力/出力モジュールとカプラモジュールが混在します。 • 1 つの構造にバスモジュール BM 2 x 40/BM 1 x 80 および BM DP/PA/BM Y カプラが混 在します。 36 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り付けのプランニング 3.3 PROFIBUS DP の設定の可能性 3.3 PROFIBUS DP の設定の可能性 3.3.1 IM 153-1 使用の分散型 I/O IM 153-1 は標準アプリケーションに ET 200M のインターフェースモジュールとして使用し ます。 サンプルのコンフィグレーション 下図の例では、S7-300 の IM 153-1 と 4 つの I/O モジュールを使用した ET 200M を分散型 I/O として使用し、S7 DP マスタとして使用する CPU 315-2 DP に接続しています。 1 2 3 ① DP マスタとして使用する CPU 315-2 DP ② IM 153-1 ③ PROFIBUS DP 図 3-1 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 IM 153-1 を使用した分散型 I/O 37 割り付けのプランニング 3.3 PROFIBUS DP の設定の可能性 3.3.2 IM 153-2 を使用した PD/PC からのパラメータ割り付けデータの転送 IM 153-2 および HART モジュールを使用した設定の例 このアプリケーションでは、ET 200MでHARTモジュールを使用できます。ET 200M HART は、防爆領域におけるHARTスレーブ(インテリジェントフィールドデバイス)のマスタです。 IM 153-2 は、PD/PCからのパラメータ割り当てデータをHARTアナログ入力モジュール経由 でインテリジェントフィールドデバイスに転送し、また逆方向に返送します(太線は通信経 路を示します)。 詳細については、デバイスマニュアルの「S7-300 オートメーションシステ ム、ET 200M Ex I/Oモジュール (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1096709)」を参照してください。 6 1 2 4 5 3 ① IM 153-2 ② 例:SM 331、AI 2 x 0/4 ... 20mA HART ③ インテリジェントフィールドデバイス ④ PROFIBUS DP ⑤ PD/PC ⑥ DP マスタ 図 3-2 38 IM 153-2 および HART モジュールによるパラメータ割り当てデータの転送 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り付けのプランニング 3.3 PROFIBUS DP の設定の可能性 パラメータ割り当て / HART フィールドデバイスの動作 パラメータ割り当て / HART フィールドデバイスの動作には以下が必要です。 ● EDD (ET 200M 用) バージョン V1.1.8 以降 HART フィールドデバイスのセットアップには、EDD (Electronic Device Description)が 必要です。 PDM に付属する PDM デバイスライブラリ CD (2007 年のエディション 2 以 降)に含まれます。 ● PDM V6.0 SP3 注記 上記の EDD を古いバージョンの PDM と併用すると、エラーメッセージは発生しませ ん。 ただし、スロット 12~15 に差し込んだ HART 入力/出力モジュールの HART フィールド デバイスは操作できません。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 39 割り付けのプランニング 3.3 PROFIBUS DP の設定の可能性 3.3.3 IM 153-2 を使用したコンフィグレーションで構成可能な FM IM 153-2 および FM を使用した設定の例 以下の図は、IM 153-2 と S7-300 I/O モジュールの SM を 2 つ、FM を 2 つを使用した、ET 200M の構成を示しています。S7 DP マスタまたは PD/OP は、IM 153-2 を介して設定され た FM に直接通信できます(太線は通信経路を示します)。設定可能な FM には FM 353、FM 354、FM 355 などがあります。 IM 153-2 は以下の S7 機能に対応しています。 ● DP マスタ CPU による FM パラメータの割り当て ● PD/PC による FM のコミッショニングと診断 ● OP による FM の稼動とモニタリング ご使用のDPマスタおよびFMが、分散FMのためのこの機能に適合しているかどうかを確認 するには、付録の「IM 153-2/-2 FOのバージョン間の互換性 (ページ 243)」を参照してくだ さい。 1 2 5 4 3 図 3-3 40 IM 153-2 を装備した ET 200M で設定可能な FM ① DP マスタとしての CPU 315-2 DP ② IM 153-2 ③ PROFIBUS DP ④ PG ⑤ OP ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り付けのプランニング 3.3 PROFIBUS DP の設定の可能性 3.3.4 IM 153-2 FO を使用した FOC ネットワーク 本章では、IM 153-2 FO で使用されているファンクションから独立した FOC ネットワーク の構成について説明します。 サンプル設定 以下の図は、ET 200M と IM 153-2 FO を使用し、インターフェースモジュールとして FOC ネットワークを構成した例を示しています。 統合 FOC インターフェースを使用しているパートナーを接続する FOC ネットワークにつ いては、次の点に注意してください。 ● FOC ネットワークに使用できるのは、リニア型またはスター型の構成です。 ● 統合 FOC インターフェースから FOC を取り外すと、以下のパートナーが認識されなく なります。 1 2 3 図 3-4 ① IM 153-2 FO を使用した FOC ネットワーク IM 467 FO を DP マスタとして使用した S7-400 オートメーションシステム ② IM 153-2 FO を使用した分散型 I/O ③ FOC 2 芯ケーブル ネットワーク構成およびネットワークコンポーネントの詳細については、『SIMATIC NET PROFIBUSネットワーク (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1971286)』 マニュアルを参照してください。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 41 割り付けのプランニング 3.4 PROFINET IO の異なる構成や可能な設定 S7-400H の ET 200M の冗長動作 H システムの構成に関する一般規則に注意してください。 Hシステムの構成に関する一般規則は、システムマニュアル『S7-400H、 - フォールトトレ ラントシステム (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1186523)』に記載さ れています。 3.4 PROFINET IO の異なる構成や可能な設定 PROFINET IOの異なる構成や可能な設定は、システムマニュアル『PROFINETシステム (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19292127/0/ja)』にあります。 3.5 機械的コンフィグレーションの設定 3.5.1 水平または垂直構成 取り付けオプション ET 200M は、水平または垂直に取り付けることができます。 電源と IM 153-x が常に左側、または下に位置するようにします。 ① 図 3-5 42 電源、次に IM 153-x ET 200M の水平取り付けと垂直取り付け ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り付けのプランニング 3.5 機械的コンフィグレーションの設定 許容される周囲温度 以下の周囲温度範囲が使用可能です。 ● 水平取り付け位置: 0℃~60℃ ● 垂直取り付け位置: 0℃~40℃ ET 200M を IM 153-1AA8x または IM 153-2BA8x(屋外用)および SIPLUS S7-300 モジュール と一緒に構成すると、規定の許容温度範囲が-25℃まで拡大します。 3.5.2 クリアランスサイズ 制御 最小のクリアランスサイズに従った場合: ● S7-300 モジュールの放熱が保証されます。 ● S7-300 モジュールの挿入と取り外しに十分なスペースが確保されます。 ● ケーブルの敷設に十分なスペースができます。 シールドコンタクトエレメントを使用し、シールド線をレールに直接接続できます。これに より S7-300 ラックの設置高さが 185mm まで高くなります。ただし、40mm のクリアラン スを必ず保つようにします。 クリアランスサイズ 以下の図は、ET 200M を取り付ける場合の、近くのケーブルダクト、器具、キャビネット 壁面などとのクリアランスサイズを示しています。 シールドコンタクトエレメントを使用する場合、低信号のシールドコンタクトエレメントか らの外形寸法仕様が適用されます。 PP PP PP PP 図 3-6 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 マウントラックに ET 200M を取り付ける場合のクリアランスサイズ 43 割り付けのプランニング 3.5 機械的コンフィグレーションの設定 モジュールの取り付け外形寸法 S7-300 シリーズのモジュールの設置寸法は、リファレンスマニュアル『S7-300 オートメー ションシステム、モジュールの仕様 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/8859629/0/ja)』に記載されています。 IM 153-xインターフェースモジュールの取り付け外形寸法は、「IM 153-xの技術仕様 (ペー ジ 231)」の章に記載されています。 レールの長さ ET 200M の取り付けに従い、以下のレールを使用できます。 以下のためのレール... モジュールに使用可 能な長さ 備考 固定穴付き。 標準構成 動作中のモジュール 変更 160 mm – 120 mm 482.6 mm 482.6 mm 450 mm 530 mm 530 mm 480 mm – 620 mm 580 mm 830 mm – 780 mm 2000mm 2000mm 必要な長さに切る。 固定穴をドリルで開ける。 下記も参照 シールド接点エレメントを介したシールドケーブルの接続 (ページ 87) DINレールの設置 (ページ 60) 44 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り付けのプランニング 3.5 機械的コンフィグレーションの設定 3.5.3 ET 200M 標準設置のモジュール配置 配置ルール 次のルールが、ET 200M でのモジュールの位置に適用されます。 ● インターフェースモジュールを介して他の取り付けラックと連結することが許可されて いないため、1 個の取り付けラック(レール) には 1 台の ET 200M しか取り付けることが できません。 IM 153x の右側に、シグナルモジュール、ファンクションモジュール、通信プロセッサを最 大 8 台(IM153-2 または IM153-4 PN IO の場合、最大 12)まで、挿入できます。 次の図は、8 台の S7-300 モジュールを装着した ET 200M 構成でのモジュール配置を示して います。 1 2 ① 電源 ② IM 153-x ③ S7-300 モジュール 図 3-7 3 ET 200M のモジュール配置 IM 153-2BAx2 および IM 153-4AA0x のモジュール数の増加 以前の 8 モジュールに比較して、IM 153-2BAx2 および IM 153-4AA0x インターフェースモ ジュールでは、最大 12 のモジュールを操作できます。 制限事項 高精度タイムスタンプ(1 ms の精度)が使えるのは 8 モジュールだけです。 この場合、 IM 153-2BAx2 インターフェースモジュールの後に最大で 8 台の入力モジュールを ET 200M に挿入できます。 本質安全領域での取り付け ET 200Mを本質安全領域で使用する場合には、必ずIM 153xと本質安全領域に配置したモジ ュールの間にダミーモジュールDM 370 を挿入します。 これは必要な安全措置を実施する唯 一の方法です(リファレンスマニュアル『S7-300 オートメーションシステム、ET 200M Ex I/Oモジュール (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1096709)』も参照して ください)。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 45 割り付けのプランニング 3.5 機械的コンフィグレーションの設定 3.5.4 "動作中のモジュール変更"または"冗長化"機能を使用する場合のモジュール配置 配置ルール 次のルールが、ET 200M でのモジュールの位置に適用されます。 ● インターフェースモジュールを介して他の取り付けラックと連結することが許可されて いないため、1 個の取り付けラック(レール) には 1 台の ET 200M しか取り付けることが できません。 ● IM 153x と平行に、シグナルモジュール、ファンクションモジュール、通信プロセッサ を最大 8 台まで挿入できます。 ● IM 153-x および SM / FM / CP はすべて、必ずアクティブバスモジュールに接続します。 各構成について、アクティブバスモジュール BM IM/IM で、以下の表で指定されたインター フェースモジュール IM 153-2 の組み合わせを互換させて操作することができます。 表 3- 3 インターフェースモジュール IM 153-2 の互換バージョン 冗長 IM 153-2 が以下のように 設定された場合... ... インターフェースモジュール がアクティブバスのタイプ 6ES7195-…に接続された場 合、 以下の IM 153-2 を互換させて 操作できます: IM 153-2AA02 7HD00-0XA0 IM 153-2AA02 IM 153-2BA00 IM 153-2BAx1 7HD10-0XA0 IM 153-2BA00 IM 153-2BAx1 IM 153-2BA00 7HD10-0XA0 IM 153-2BA00 IM 153-2BAx1 IM 153-2BA01 7HD10-0XA0 IM 153-2BAx1 7HD80-0XA0 IM 153-2BAx1 IM 153-2BA81 7HD80-0XA0 IM 153-2BA81 IM 153-2AB01 7HD00-0XA0 IM 153-2AB01 IM 153-2BB00 7HD10-0XA0 IM 153-2BB00 IM 153-2BB00 7HD10-0XA0 IM 153-2BB00 注記 アクティブバスモジュール 6ES7195-7HD10-0XA0 および 6ES7195-7HD80-0XA0 には、簡 単に識別できるように黄色いマークが 2 つ付けられています。 このマークは、IM 1532Bx00 または IM 153-2Bxx1 のモジュールだけがこれらのバスモジュールに挿入できること を示すものです。 46 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り付けのプランニング 3.5 機械的コンフィグレーションの設定 ● 「動作中のモジュール変更」用のレールを使用します(これらのレールだけがアクティブ バスモジュールを使用できます)。 ● 使用していないスロットをバックプレーンバスカバーで閉じます。 最後のバスモジュー ルをバスモジュールカバーで閉じます。 バスモジュールカバーは、バスモジュール BM PS/IM または IM/IM に同梱されています。 バックプレーンバスカバーは別途注文する必 要があります。 1 2 ① バスモジュールカバー ② 図 3-8 バックプレーンバスカバー 例: バスモジュール 2 x 40 (...-7HB00-) ● ET 200M を本質安全領域で使用する場合は防爆壁を使用します。その場合、本質安全領 域のモジュールと非本質安全エリアのモジュール間に設置することをお勧めします。 IM 153-2BAx2 および IM 153-4AA0x のモジュール数の増加 以前の 8 モジュールに比較して、IM 153-2BAx2 および IM 153-4AA0x インターフェースモ ジュールでは、最大 12 のモジュールを操作できます。 制限事項 高精度タイムスタンプ(1 ms の精度)が使えるのは 8 モジュールだけです。 この場合、 IM 153-2BAx2 インターフェースモジュールの後に最大で 8 台の入力モジュールを ET 200M に挿入できます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 47 割り付けのプランニング 3.5 機械的コンフィグレーションの設定 取り付けオプション レール長により異なりますが、以下のように最高 9 台のアクティブバスモジュールを取り付 けることができます。 ᅜ,0ት∎䞷ሼ ቮ␦栆▥ %0,0,0 㝜⇫₼ቑንዂዙወ⮘㦃 䞷,0[ %036,0 %0 %0 %0 %0 %0 㦏⮶%0ᅜቡቂቒ%0ᅜ ,2ንዂዙወ 60)0&3PPピቑ⫃⚗ ,2ንዂዙወᅜPPピቑ⫃⚗60)0ᇭ ሶቯቒᇬ(70ቒ㦏⮶ክኖንዂዙወ ሯ㉔尐ቊሼᇭ 図 3-9 アクティブバスモジュールを使用した構成 PS 307 電源モジュールの配置 IM 153-2 を 2 台使用した冗 長化 530mm レールを使用する場合は、レールの 2 箇所のラッチ位置右側 に BM IM/IM を配置します。これにより PS 307(2A)2 台または PS307(5A)1 台のいずれかをレール上の BM IM/IM 左脇に取り付ける ことができます。 これ以外の場合は、別個の S7 標準レールに電源モジュールを取り付 ける必要があります。 推奨事項: IM 153-2 にそれぞれ固有の PS を設置します。 "動作中のモジュール変更"用 IM 153-x と同様に、PS 307(2A)も BM PS/IM と互換性があります。 の IM 153-1/-2 PS 307(5A)または PS 307(10A)に BM PS/IM との互換性はありませ ん。 このため、別個の S7 標準レールに取り付ける必要があります。 下記も参照 ET 200Mの注文番号 (ページ 247) 48 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り付けのプランニング 3.6 電気構造のコンフィグレーション 3.6 電気構造のコンフィグレーション 3.6.1 ET 200M の稼動に関する一般的な規則および規制 はじめに 特定の応用分野では、プラントまたはシステムの一部として、ET 200M プログラマブルコ ントローラは多くの特定の規則とガイドラインに従う必要があります。 機械のガイドラインなど、特定の用途に適用するべき安全規則および事故防止指令に注意し てください。 このセクションでは、既存のプラントまたはシステムに ET 200M を安全に統合するために 従う必要のある最も重要な規則の概要について説明します。 緊急停止デバイス プラントまたはシステムの全ての動作モードで、IEC 60204「機械の安全 – 機械の電気機器」 に適合する緊急停止装置が有効である必要があります。 特定イベント後のシステムの起動 次の表は、特定イベントの発生後のシステム起動時に、ユーザーが注意する必要がある状況 を示します。 次のような場合の 対処法 • • 電圧降下または電圧障害発生後の起動 危険な稼働状態を避けるように注意します。必要に バス通信の割り込み後の ET 200M の起動 応じて、強制的に緊急停止する必要があります。 • • 緊急停止装置解除後の起動 DP マスタによる ET 200M のトリガなし で ET 200M が起動 制御されていない、または定義されていない起動が あってはなりません。 無線妨害に関する注記 スイッチキャビネット内で複数の電子部品が使用される場合、無線妨害が重複する可能性が あります。その結果、構成全体で許容される無線妨害の強度レベルを超える場合があります。 ヒント:そのような場合は、原因となるモジュール間の間隔をできる限り広げ、必要に応じ て電源ケーブルまたは HF スイッチキャビネットにシールドケーブルまたはフィルタを使用 します。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 49 割り付けのプランニング 3.6 電気構造のコンフィグレーション 電源電圧 以下の表は、ライン電圧に関して遵守する必要のある要件です。 対象... 要件... 全極ライン電圧切断スイッチを使用しな い定置式プラントまたはシステム 取り付けシステムを構築するには、電源絶縁スイッチま たはヒューズが必要です。 負荷電源、電源モジュール システムの電圧レンジ設定は、ローカルシステム電圧に 一致する必要があります。 すべての ET 200M 回路 入力電圧、負荷電圧の定格値からの変動や偏差が許容範 囲内である必要があります (S7-300 モジュールの技術仕様を参照)。 24 V DC 電源 次の表は、24 V 電源に関して遵守する必要のある要件です。 対象... 確認事項... 建物 屋外避雷対策 24 V DC 電源ライン、信号線 屋内避雷対策 24 V DC 電源 安全特別低電圧の安全な電気絶縁 落雷対策を講じる (避雷針を設置するなど) 外部からの電気的影響に対する保護 次の表は、電気的影響または障害に対する保護のために遵守する必要がある要件です。 対象... 確認事項... ET 200M が統合されるすべての プラントまたはシステム 電磁妨害を排除するために、装置またはシステムが接地線に接続 されている。 接続、信号、およびバスライン 配線ルーティングおよび取り付けが正しく行われている。 信号およびバスライン ラインまたは導体の接続を切断しても、プラントまたはシステム が未定義状態にならない。 ET 200M の消費電力および電力損失に関する規則 S7-300 モジュールは、バックプレーンバスから、また必要に応じて外部負荷電源からも稼 動に必要な電力を取り込みます。 ● バックプレーンバスからの全シグナルモジュールによる消費電流は、IM 153x からバッ クプレーンバスに供給可能な電気出力量を超過してはなりません。 ● PS 307 電源は、24 V 負荷電源の消費電流に依存されます。これはシグナルモジュール および接続された他のすべての負荷の消費電流を合計したものです。 ● キャビネットのすべてのコンポーネントの電力損失は、キャビネットの最大熱定格を超 えてはなりません。 ヒント: 所要の外形寸法のキャビネットを設置する場合、外部の温度が高い場合でも、キ ャビネット内部の温度が許容される 60℃を超えないことを確認します。 モジュールの消費電力と電力損失の値については、関連モジュールの技術仕様を参照してく ださい。 50 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り付けのプランニング 3.6 電気構造のコンフィグレーション 3.6.2 接地電源でのプロセス I/O を使用した ET 200M の稼動 接地電源に接続した ET 200M のコンフィグレーション全体について以下に説明します (TN-S-ネットワーク)。 ここでは次の項目について述べます。 ● DIN VDE 0100 および DIN VDE 0113 に準拠したスイッチオフ組織、短絡、および過負 荷保護 ● 負荷電源および負荷回路 接地電源 接地電源ではネットワークの中性線を接地します。 通電中のケーブルとシステムの接地箇 所または接地間のわずかな接地異常があれば、安全機構が作動します。 コンポーネントと安全対策 完全なプラントを建設するために、種々のコンポーネントおよび安全対策が定められていま す。 コンポーネントの特性および安全対策の信頼度は、採用する装置コンフィグレーショ ンに適用される DIN VDE 規格によって異なります。 次の表は、以下に続く 2 つの図を参照 しています。 表 3- 4 コントローラのコンフィグレーションについての DIN VDE 指令 比較対象... 参考図 コントローラ、信号センサ、 およびアクチュエータのスイ ッチオフ機構 (1) 短絡保護と過負荷保護: (2) 信号センサと最終制御要素に 対するグループで 5 台を超える電磁機器を有す る AC 負荷回路の負荷電源 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 DIN VDE 0100 DIN VDE 0113 ...パート 460: ...パート 1: メインスイッチ セパレータ ...パート 725: ...パート 1: • 接地された二次側電力 回路の場合: 単極保護 • それ以外の場合: 全極 保護 回路の単極保護 (3) 変圧器に関する金属絶 縁推奨 変圧器に関する金属絶縁必 須 51 割り付けのプランニング 3.6 電気構造のコンフィグレーション 負荷電源の特性 負荷電源は入力および出力回路(負荷回路)だけでなく、センサとアクチュエータも提供しま す。 次の一覧は、特殊なアプリケーションの場合に必要となる負荷電源の特性を示したも のです。 負荷電源の特性 必要対象の機器... 備考 安全性の高い(電気的)絶縁 DC 60V 以下または AC25 V 以 下の電圧供給が必要なモジュー ル 電源 PS 307 および 6EP1 シリ ーズの Siemens 負荷電源はこの 特性を備えています。 24V DC 負荷電源 出力電圧許容範囲: 20.4V~28.8V 24V DC 負荷電源 40.8V~57.6V 48V DC 負荷電源 51V~72V 60V DC 負荷電源 出力電圧が著しく不安定な場合 は、バックアップ用コンデンサ の使用を推奨します。 測定容 量: 負荷電流 1A につき 200µF(全波整流)。 規則: 負荷回路を接地する 負荷回路は必ず接地します。 相互基準電位(接地)によって、安全機能が完全に作動するようになります。 負荷電源(L 端子 または M 端子)または絶縁変圧器で、接地線への接続が常に維持されます(以下の図で④を参 照)。 電力の分配に不具合が生じた場合などに、これによって接地箇所の特定が容易になり ます。 52 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り付けのプランニング 3.6 電気構造のコンフィグレーション コンフィグレーション全体における ET 200M 次の図は、TN-S-ネットワークから電力供給を受けるコンフィグレーション(付加電源および 設置概念)全体における ET 200M の位置付けを示しています。 注記: 以下に示した電源接続の配置は見やすさを重視した図であり、実際の物理的な配置と は異なります。 / / / 1 3( ⇝⦶揜榊 √ራቓᇬ716ኔኖኣኽ[9 ኊዀኰኪአእ 36 ,0[ 60)0 ♥ቭⅧሴዉዙወ w3 / / 0 1 0 6ንዂዙወ ኊዀኰኪአእቑ㘴⦿ክኖክዙ $& $& 弯嘆⥭恾 $&ንዂዙወ䞷$&ᨺ9 $& '& $& 弯嘆⥭恾'&ᨺ9 倅傐'&ንዂዙወ '& 弯嘆⥭恾'&ᨺ9 倅傐'&ንዂዙወ 図 3-10 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 接地電源からの給電による S7-300 モジュールの稼動 53 割り付けのプランニング 3.6 電気構造のコンフィグレーション PS 307 から負荷電源供給を受ける ET 200M 次の図は、TN-S-ネットワークから電力供給を受けるコンフィグレーション(付加電源および 設置概念)全体における ET 200M の位置付けを示しています。 IM 153-x と同様に、PS 307 も 24V DC モジュール用の負荷回路を供給します。 注記: 次に示した電源接続の配置は見やすさを重視した図であり、実際の物理的な配置とは 異なります。 / / / 1 3( ⇝榊⦶⒕揜 ቂቋራቓᇬ71ኔኖኣኽᅜ9 ኊዀኰኪአእ 36 ,0[ 60)0 ዉዙወ w3 / / 0 1 0 6ንዂዙወ ኊዀኰኪአእ␔ቑ㘴⦿ክኖ 9'&弯嘆⥭恾 '&ንዂዙወ䞷 図 3-11 54 PS 307 からの S7300 モジュールの稼動 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り付けのプランニング 3.6 電気構造のコンフィグレーション 3.6.3 非接地基準電位を使用した ET 200M コンフィグレーション 非接地基準電位を使用した ET 200M の構成では、IM 153-x に統合された RC ネットワーク 経由で、発生した妨害電流を接地線に回避させます。 各種IM 153-x旧バージョンの詳細については、付録の「非接地基準電位による 1 MΩのRCネ ットワークの構成 (ページ 246)」を参照してください。 用途 設備が広範囲にわたる場合は、アース漏洩の監視などの目的で、非接地基準電位を使用した ET 200M 構成が必要になる場合があります。化学工業施設または発電所などがこれに該当 します。 配線図 次の図は、IM 153-x および非接地基準電位を使用した ET 200M 構成を示しています。基準 電位の接地を必要としない場合は、M 端子と機能接地間の IM 153-x のブリッジを取り外す 必要があります。ブリッジが接続されていない場合、ET 200M の基準電位は RC 結合経由 およびレール経由で接地線に内部的に接続されます。これにより高周波数の妨害電流は回避 され、静電気が回避されます。 Q) 0 0˖ 0 / 0 '&9 1 ① 接地バス * IM 153-1AAx3、IM 153-2AA02、IM 153-2BA00、IM 153-2AB01、IM 153-2BB00 の 22nF 図 3-12 非接地基準電位を使用した ET 200M 構成 ネットワークデバイス ネットワークデバイスを使用する際は、二次配線が接地線に接続されていないことを確認し ます。電源モジュール PS 307 の使用をお勧めします。 24 V DC 電源のフィルタリング 非接地基準電位を使用した構成でバッテリから IM 153-x へ電源を供給する場合、24 V DC 電源を抑制する必要があります。これを実行するには、Siemens の本線用フィルタ (B84102-K40 など)を使用します。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 55 割り付けのプランニング 3.6 電気構造のコンフィグレーション 絶縁のモニタリング 二重に障害が発生した結果、危険な状況を招く可能性がある場合は、絶縁モニタリングを実 行する必要があります。 3.6.4 絶縁モジュールを使用した ET 200M のコンフィグレーション 定義 絶縁型モジュールを使用したコンフィグレーションでは、基準電位は電気的に内部の制御回 路(Ml)および負荷回路(Mexternal)から絶縁されます(下図参照)。 アプリケーションエリア 電気的絶縁型モジュールには次のような用途があります。 ● すべての AC 負荷回路 ● 以下のような異なる基準電位を持つ DC 負荷回路 – エンコーダの基準電位が異なる DC 負荷回路(たとえば、接地エンコーダがコントロ ーラから相当な遠隔地で使用され、等電位ボンディングが不可能な場合) – 陽極(L+)が接地された DC 電力回路(バッテリ回路)。 絶縁型モジュールと接地のコンセプト 絶縁型モジュールは、ET 200M の基準電位が接地であるかどうかにかかわらず使用できま す。 56 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り付けのプランニング 3.6 電気構造のコンフィグレーション 絶縁型モジュールを使用したコンフィグレーション 次の図は、絶縁した入力および出力モジュールを使用した ET 200M コンフィグレーション での電位の関係を示しています。 36 ,0[ '( '$ 8LQW ኤዙኜ 0LQW w3 / / / 0 1 1 3( 0 ኊዀኰኪአእ␔ቑ㘴⦿ክኖ / / 0H[W 1 9'&弯嘆榊㿐∪俵 図 3-13 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 9$&弯嘆榊㿐∪俵 絶縁型モジュールを使用したコンフィグレーションの簡略図 57 割り付けのプランニング 3.6 電気構造のコンフィグレーション 3.6.5 非絶縁型モジュールを使用した ET 200M のコンフィグレーション 絶縁型モジュールを使用したコンフィグレーションにおける電位の関係 次の図は、絶縁型アナログ入力/出力モジュール(SM 334、AI 4/AO 2 x 8/8 ビット)使用の、 接地基準電位の ET 200M コンフィグレーションにおける電位関係を示しています。 36 ,0[ $($$ 8LQW ኤዙኜ 0LQW w3 / / ' 0 1 3( / 1 0 $ 0$1$ PP ኊዀኰኪአእ␔ቑ㘴⦿ክኖ ' $ 9 $ / 0H[W 9'&弯嘆榊䄟∪俵 図 3-14 58 絶縁型アナログ入力/出力モジュール(SM 334、AI 4/AO 2 x 8/8 ビット)使用のコンフィ グレーションにおける電位関係 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 4 取り付け 4.1 概要 はじめに 本章では、ET 200M コンポーネントの準備と取り付け方法について説明します。 ET 200M には、次の 2 つの構成タイプがあります。 ● モジュール間にレールとバスコネクタを使用する標準構成 ● "動作中のモジュール変更"または"冗長化"機能にアクティブバスモジュールを使用する構 成 ET 200Mを設定するには、機械的および電気的構成を考慮する必要があります。 詳細につ いては、「割り付けのプランニング (ページ 35)」の章を参照してください。 オープンコンポーネント ET 200M のモジュールは開放型装置です。 つまり、ET 200M はハウジング、キャビネット、 または電気的動作領域内にのみ取り付けることができます。 これらのハウジング、キャビ ネット、および電気的動作領域は、キーまたは特殊なツールを使用してのみアクセスされる 必要があります。 ハウジング、キャビネット、または電気的動作領域には、訓練を受けた、 または許可された職員以外の人はアクセスできないようにする必要があります。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 59 取り付け 4.2 取り付け 4.2 取り付け 4.2.1 取り付けシーケンス 取り付け手順 要求された構造に応じて、取り付け時には以下の手順を連続的に実行する必要があります: 1. 取り付けレールの設置 2. モジュールの取り付け – 標準コンフィグレーション: レールにモジュールを取り付ける – アクティブバスモジュールを使用したコンフィグレーション: アクティブバスモジュ ールとモジュールを取り付ける 3. 仕上げ作業の実行: 取り付け後 個々の取り付け手順の詳細については、同名のセクションを参照してください。 4.2.2 DIN レールの設置 均一な取り付け このセクションのすべての情報は、DIN レールとアクティブバスモジュールのレールの両方 に適用されます。 アクティブバスモジュールの取り付けレール "動作中のモジュール変更"、"冗長化"の機能を使用して ET 200M を設定するには、対応する レール(注文番号: 6ES7 195-1Gxx0-0XA0)を使用します。 これらのレールだけが、アクティ ブバスモジュールを使用できます。 アクティブバスモジュールの取り付けレールの寸法については、「アクティブバスモジュー ルおよびモジュールの取り付け(アクティブバスモジュールを使用するコンフィグレーショ ン) (ページ 67)」の章を参照してください。 60 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 取り付け 4.2 取り付け 2m レールの取り付け 該当しない場合は、このセクションを飛ばして「固定穴の寸法図」に進んでください。 該当する場合は、設置用の 2m レールを用意する必要があります。 次の手順に従ってくだ さい。 1. 2m レールを必要な長さに切断します。 2. 以下の印付けをします。 – 取付ねじ用の穴を 4 つ(寸法: 以下の図および表を参照) – 保護導線の固定ネジ用穴 1 つ 3. レールが 830mm より長い場合 – 長くない場合: 追加の手順はありません。 – 長い場合: レールを安定させるため、固定ネジ用の穴を追加します。 レール中央部の 溝に沿って追加する穴の位置に印を付けます(下図参照)。 これらの追加の穴には約 500mm の間隔が必要です。 4. M6 ネジの場合、印を付けた位置にドリルで直径 6.5+0.2mm の穴を開けます。 5. M6 ネジを挿入して締め付け、接地線を固定します。 1 2 ① 固定ネジのための穴 ② 追加の固定ネジのためにドリルで開けた穴 ③ 追加の固定穴をドリルで開けるための溝 ④ 図 4-1 保護導線の接続のための穴 2m レールの固定穴 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 61 取り付け 4.2 取り付け 固定穴の寸法図 レールの固定穴寸法は以下の表にあります。 表 4- 1 レールの固定穴 DIN レール "挿入と取り外し"機能のための取り付けレール PP PP D E レールの長さ DIN レール "挿入と取り外し"機能 のための取り付けレー ル 外形寸法 a 外形寸法 b 160 mm X — 10 mm 140 mm 482.6 mm X X 8.3 mm 466 mm 530 mm X X 15 mm 500 mm 620 mm — X 15 mm 590 mm 830 mm X — 15 mm 800 mm 2m レール "挿入と取り外し"機能のための 2m レール PP PP $SSUR[ PP $SSUR[ PP PP 62 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 取り付け 4.2 取り付け 固定ネジ レールの固定には、次のネジのタイプから選択できます。 対象... 使用可能なタイプ... 説明 外側固定ネジ ISO 1207/ISO(DIN 84/DIN 85)1580 準拠の平頭ネジ M6 構成に適切なネジの長さを選択し ます。 ISO 4017(DIN 4017)準拠の六角ネ ジ M6 ISO 7092(DIN 433)準拠のワッシャ ー6.4 も必要です。 追加固定ネジ(2m レール の場合のみ) ISO 1207/ISO(DIN 84/DIN 85)1580 準拠の平頭ネジ M6 取り付けレールの設置 レールを取り付けるには、以下の手順を実行します。 1. レールは正しく取り付けられるように余裕を持って位置決めし、モジュールの温度上昇 に対処できるように十分なスペースを取ります。 レールの上下には最低 40mm のクリア ランスが必要です。 2. 土台にレールを接続します(ネジサイズ: M6)。 土台が接地済み金属プレート、または接地済みデバイスサポートプレート これ以外の場合: 特に必要な手順はありません。 接地済み金属プレート、または接地済みデバイスサポートプレートの場合: レールと土台 間が低インピーダンス接続であることを確認します。 たとえば塗装処理または陽極酸化 処理された金属の場合、適切な接触剤または接点ワッシャーを使用します。 3. 保護導線にレールを接続します。 M6 ネジは、この目的でレールに提供されています。 接地線に接続するケーブルの最小断面積: 10mm2 注記 保護導線への接続が低インピーダンス接続であることを確認します(次の図を参照)。 た とえば ET 200M がちょうつがい式のレールに取り付けられている場合、柔軟性のあるケ ーブルを使用して保護導線に接続する必要があります。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 63 取り付け 4.2 取り付け 保護導線の接続 以下の図は保護導線をレールに接続する方法を示しています。 図 4-2 保護導線のレールへの接続 下記も参照 クリアランスサイズ (ページ 43) 4.2.3 取り付けレールへのモジュールの取り付け(標準設置) 付属品 取り付けに必要な付属品は、モジュールに同梱されています。 付録の「ET 200Mの注文番 号 (ページ 247)」には、付属品およびスペアパーツと対応する注文番号の一覧が記載されて います。 表 4- 2 64 モジュール付属品 モジュール 同梱されている付属品 説明 IM 153-x スロット番号ラベル×1 スロット番号の割り当て用 シグナルモジ ュール(SM) バスコネクタ モジュール間で電気的接続を確立する場合に使用 ラベル モジュールへの入力点と出力点のラベル付けに使用 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 取り付け 4.2 取り付け モジュールを掛ける順序 次のようにモジュールをレールに取り付けます: 1. 電源モジュール 2. IM 153-x 3. シグナルモジュール 注記 アナログ入力モジュールSM 331 を取り付けている場合、取り付けを行う前に、測定範 囲サブモジュールをモジュールの側に移動する必要があるかどうか確認してください。 (『S7-300 オートメーションシステム、モジュールの仕様 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/8859629/0/ja)』リファレンスマニ ュアルの「アナログモジュール」の章を参照) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 65 取り付け 4.2 取り付け 設置の順序 以下の手順でモジュールを取り付けます。 表 4- 3 取り付けレールにモジュールを取り付けます。 ステッ プ 作業 1. 電源ユニット PS 307 をレールに取り付けてネジで しっかりと固定します。 2. バスコネクタをクリップで留めます。 図 (7 シグナルモジュールにはそれぞれバスコネクタが ありますが、IM 153-x にバスコネクタはありませ ん。バスコネクタを取り付ける場合は、必ず IM 153-x から接続します。 • 最後のモジュールからバスコネクタを取り外 し、IM 153x に挿入します。 • "最後"の」モジュールにはバスコネクタを接続 しないでください。 PS 307 と IM 153-x の間にはバスコネクタを挿入 しないでください。 モジュールをレールに引っ掛け(1)、 左のモジュールまでスライドし(2)、定位置まで下 げます(3)。 (7 3. 0.8~1.1Nm のトルクを掛けながら、モジュールを ボルトで固定します。 (7 4. 66 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 取り付け 4.2 取り付け 4.2.4 アクティブバスモジュールおよびモジュールの取り付け(アクティブバスモジュー ルを使用するコンフィグレーション) バスモジュールとモジュールの取り付け アクティブバスモジュールとモジュールを取り付けるには、次の手順を実行します。 アクティブバスモジュールは電源を切った状態でのみ取り付けます。 1. BM PS/IM または BM IM/IM バスモジュールの下の端をレールに掛けて吊るし、レールに 押し込みます(a)。かみ合うまで左に押します(b)。 a b ដߌࠆ⟎(1) 530mm レールと BM IM/IM を使用する場合 BM IM/IM を 2 箇所のラッチ位置の右側(1)に配置すると、BM IM/IM の左脇に PS 307(2A)を 2 台または PS 307(5A)を 1 台取り付けることができます。 2. 次のバスモジュール(バスモジュール BM 2 40 または BM 1 80)をレールに掛け、レール の上に押します。モジュールコネクタが接触するように、左のバスモジュールまで押し ます。 3. ET 200M を本質安全領域で取り付けている場合 この場合、本質安全領域のモジュールと非本質安全領域のモジュール間に、防爆壁を設 置する必要があります。これには、バスモジュール右の側面ガイドに防爆壁を挿入しま す。 4. モジュールをレールに掛け、定位置まで下げます。これには、バスモジュールの側面ガ イドを使用します。モジュールをネジ留めする場合、同時にバスモジュールをレールに 固定します。 5. バスモジュールカバーを最後のバスモジュールにプラグ接続します。モジュールのない スロットがある場合、バックプレーンバスカバーを空いているスロットに差し込みます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 67 取り付け 4.2 取り付け アクティブバスモジュールのためのレール 以下の図は、アクティブバスモジュールのレールの寸法図、S7-300 モジュールおよび防爆 壁を示しています。 レールの長さは、482.6 mm または 530 mm です。 ① 防爆壁 ② S7-300 モジュール ③ アクティブバスモジュール ④ "挿入と取り外し"機能のための取り付けレール ET 200M 取り付けの作業中の出力モジュールのプラグ接続 警告 出力モジュールを挿入する場合、システムに制御不能状態が発生することがあります。 入力/出力モジュールがバスモジュール上に水平に取り付けられていない場合も、同様の不 具合が発生します。 出力モジュールを挿入する場合、ユーザープログラムにより設定された出力が直ちに有効 になります。 出力モジュールを取り外す場合、ユーザープログラムで出力を"0"に設定することをお勧め します。 モジュールを正しくない方法で取り外した、または挿入した場合、バックプレーンバスを 介して隣りのモジュールに影響を与えることがあります。 68 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 取り付け 4.2 取り付け 4.2.5 設置後 スロット番号の割り付け 設置完了後には、モジュールにそれぞれスロット番号を割り当てます。これにより STEP 7 または COM PROFIBUS でモジュールを容易にコンフィグレーションテーブルに割り付け ることができます。 次に示すのは、スロットの割り付けを表にしたものです。 表 4- 4 S7 モジュールのスロット番号 スロット番号 モジュール 備考 1 電源(PS)1 – 2 IM 153-x – 3 – 適用不可 4 1. S7-300 モジュール IM 153-x の右側 5 2. S7-300 モジュール – … … – 11 8. S7-300 モジュール – 1 電源の使用はオプションです。 空きスロット アクティブバスモジュール使用の ET 200M コンフィグレーションで未使用のスロットがあ った場合(後で使用するために予備として残すなど)、STEP 7 または COM PROFIBUS で該 当するスロットを未割り付けの状態にする必要があります。 スロット番号の貼り付け (7 以下はスロット番号の貼り付け方法の図解です。 スロット番号プレートは IM 153-x に付属 しています。 図 4-3 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 スロット番号のモジュールへの貼り付け 69 取り付け 4.3 PROFIBUS アドレスの設定 4.3 PROFIBUS アドレスの設定 定義 バスノードは、PROFIBUS DP で一意に識別するために PROFIBUS アドレスを受信する必 要があります。 制御 IM 153-x の PROFIBUS アドレスには次のルールが適用されます。 ● 許可される PROFIBUS アドレスは次のとおりです。1~125。 ● PROFIBUS アドレスはそれぞれ、バスに一度だけ割り付けることができます。 PROFIBUS アドレスの設定 1. ドアを開けた状態で、ネジ回しを使用して PROFIBUS アドレスを設定します。 PROFIBUS アドレスは、右側("ON"の位置)にある追加のスイッチです。 注記 IM 153-2Bx00 および IM 153-2Bxx1 には、PROFIBUS アドレスには最近まで使用されて いた 7-ピンスイッチではなく、8-ピン DIL スイッチがあります。 最下部のスイッチには機能がなく、追加の原則を維持するために"0"または"-"でラベル付 けされています。 例:PROFIBUS アドレスの設定 IM 153-1, IM 153-2Ax0x IM 153-2Bx00 IM 153-2Bxx1 %86 $''5(66 21 %86 $''5 0 / 0 '&9 70 21 %86 $''5 0 / 0 '&9 21 ಥ 0 / 0 '&9 PROFIBUS アドレス: PROFIBUS アドレス: PROFIBUS アドレス: 64 + 32 + 2 + 1 = 99 64 + 32 + 2 + 1 = 99 64 + 32 + 2 + 1 = 99 スイッチ 0 には機能がありませ ん スイッチ"-"には機能がありませ ん。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 取り付け 4.3 PROFIBUS アドレスの設定 PROFIBUS アドレスの変更 PROFIBUS アドレスの設定はいつでも変更できます。ただし、IM 153-x で新しい PROFIBUS アドレスを有効にするには、24V の DC 電源を一度切り、電源を再投入する必 要があります。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 71 取り付け 4.3 PROFIBUS アドレスの設定 72 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 5 接続 5.1 概要 はじめに この章では ET 200M の配線方法について説明します。 ET 200Mを設定するには、機械的および電気的構成を考慮する必要があります。 詳細につ いては、「割り当て計画 (ページ 35)」の章を参照してください。 基本規則 ET 200M には多くの異なる用途があるため、この章では電気的構成に関する基本規則の一 部についてのみ説明します。ET 200M を問題なく有効に動作させるには、少なくともこれ らの基本規則に従う必要があります。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 73 接続 5.2 PROFIBUS DP の接続 5.2 PROFIBUS DP の接続 5.2.1 バスコネクタの接続 適用可能なバスコネクタ PROFIBUS DP の接続に、以下の FastConnect バスコネクタの使用を奨励しています。 ● 最大 12MBaud(垂直ケーブル機軸の場合) – PD ジャックなし(6ES7972-0BA50-0XA0) – PD ジャック付き(6ES7972-0BB50-0XA0) ● 最大 12MBaud(斜めケーブル機軸の場合) – PD ジャックなし(6ES7972-0BA60-0XA0) – PD ジャック付き(6ES7972-0BB60-0XA0) 上記のバスコネクタ使用により、FC バスラインで迅速かつ確実な配線が保証されます。 もちろん、ネジクランプ接続を持つ従来のバスコネクタを引き続き使用することも可能です。 ● 最大 12MBaud(垂直ケーブル機軸の場合) – PD ジャックなし(6ES7972-0BA12-0XA0) – PD ジャック付き(6ES7972-0BB12-0XA0) ● 最大 12MBaud(斜めケーブル機軸の場合) – PD ジャックなし(6ES7972-0BA41-0XA0) – PD ジャック付き(6ES7972-0BB41-0XA0) バスコネクタの接続 バスコネクタを接続するには、以下の手順に従います。 1. バスコネクタを IM 153-x にプラグ接続します。 2. バスコネクタを IM 153-x にネジで固く締め付けます。 3. バスコネクタがセグメントの先端または終端に位置する場合は、終末抵抗装置を接続す る必要があります(スイッチ設定"ON")。 代替: アクティブバスコネクタとして PROFIBUS 終端装置を使用します。 4. IM 153-x に対してバスケーブルを目的の場所、DC 24V の接続端子の右側に並べて配置 します。 パワーアップと動作時に、終端抵抗が接続されているノードに常に電圧が印加されることを 確認します。 74 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 接続 5.2 PROFIBUS DP の接続 5.2.2 光ケーブルの IM 153-2 FO への接続 必要な付属品 ● シンプレックスコネクタおよびポリシングセットのパッケージ(6GK1901-0FB00-0AA0) ● プラグアダプタのパッケージ(6ES7195-1BE00-0XA0) ● ケーブル被覆を剥ぎ取る工具(6GK1905-6PA10) コネクタの取り付け 1. FOC2 芯ケーブルの被覆を長さ 30cm ほど剥きます。 2. 対応するシンプレックスコネクタに FOC 2 芯ケーブルを設置します。 シンプレックスコネクタの組み立ての詳細については、『SIMATIC NET PROFIBUSネ ットワーク (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1971286)』マニュアル を参照してください。 重要:プラスチックファイバの表面が完全に滑らかで均一になるようにを切削し磨きます。 同様に、プラスチックジャケットが突き出さないよう、または不均一に切らないように してください。不均一性は光ファイバケーブルの光信号の減衰を大きくする原因になり ます。 3. IM 1532 FO のプラグアダプタにシンプレックスコネクタを配置し、目的のケーブル経路 に FOC を配置します。サイドパネルが収まってカチッと音がするまでプラグアダプタを スナップ留めして閉じます。 適切な位置にくるようにプラグアダプタのコネクタを挿入します。トランスミッタが常 に上に、またレシーバが常に下になるようにします。 1 3 2 ① IM 153-2 FO 用プラグアダプタ ② 最大 30mm の曲率半径 ③ FOC 2 芯ケーブル ヒント:上部よりも下部のケーブルを 10mm ほど短く切るようにします。これにより、 IM 153-2 FO のケーブルチャンネルで最適なケーブルルーティングを実現できます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 75 接続 5.2 PROFIBUS DP の接続 使用済み光ファイバケーブルの再使用 注記 使用済み FOC をプラグアダプタに再度挿入する場合は、2 本の FOC 線を曲げた長さのとこ ろまで短くし、シンプレックスコネクタを再度取り付けます。 こうすることで、FOC 2 芯ケーブルの再度の曲折や、強い圧力がかかった部分が原因で起 こる潜在的な減衰ロスを回避できます。 FOC を IM 153-2 FO に接続 1. プラグインアダプタを装着済みの FOC を IM 153-2 FO に挿入します。 位置が正しいかどうかを次のように確認します。FOC のトランスミッタを、IM 153-2 FO の FOC インターフェースのレシーバジャックに、レシーバ FOC をトランスミッタ ジャックに挿入します。 2. 突き出ているプラグアダプタのグリップを上に折り曲げます。 3. IM 153-2 FO が FOC ネットワークの最後のノードである場合は、空いている FOC イン ターフェースをダミープラグで閉じる必要があります(IM 153-2 FO では出荷時にすでに 差し込まれています)。 注意 光送信ダイオードの開口部を覗き込まないでください。 放射される光線で目を痛める恐れがあります。 352),%86'3 6) %) %) 2 3 1 2 $&7 21 1 1 2 図 5-1 76 FOC を IM 153-2 FO に接続 ① レシーバ ② トランスミッタ ③ グリップ ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 接続 5.3 PROFINET IO を接続 光ファイバケーブルの曲率半径 FOC 2 芯ケーブルをプラグアダプタに挿入し、設置する際、曲率半径が 30mm以下になら ないよう注意します。 光ファイバケーブルの設置ガイドラインについては、『ET 200 分散 型I/Oシステム (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1142470)』または『ET 200 分散型I/Oシステム (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1142470)』マ ニュアルも参照してください。 5.3 PROFINET IO を接続 5.3.1 IM 153-4 PN を接続 はじめに 電源電圧と PROFINET IO を IM 153-4 PN インターフェースモジュールに接続します。 ① フロントドア ② PROFINET IO (2 個のポート)への接続 ③ 電源電圧への接続 ④ ケーブルホルダー 必要条件 インターフェースモジュールを配線するには電源電圧のスイッチを切ります。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 77 接続 5.3 PROFINET IO を接続 必要なツール ● 先端が 3 mm のネジ回し ● 十字頭ネジ回し、サイズ 1 ● Industrial Ethernet FastConnect ストリッピングツール(6GK1901-1GA00) (工業用 Ethernet FastConnect 取り付けケーブル用のストリッピングツール) 必要な付属品 ● 最大 2.5 mm2 の導線断面の電源ケーブル ● 『PROFINETの設置のガイドライン (http://www.profibus.com/pall/meta/downloads/article/00328/)』の仕様に基づいた PROFINETコネクタ 適合するケーブルを以下に示します。 FastConnect 接続システム付きの PROFINET RJ45 コネクタ、180°ケ ーブル差し込み口 6GK1901-1BB10-2AA0 ● Industrial Ethernet FastConnect 取り付けケーブル 適合するケーブルを以下に示します。 FastConnect 標準ケーブル 6XV1840-2AH10 FastConnect トレーリングケーブル 6XV1840-3AH10 FastConnect マリーンケーブル 6XV1840-4AH10 PROFINET ケーブルコネクタの設置 『PROFINETの設置のガイドライン (http://www.profibus.com/pall/meta/downloads/article/00328/)』の仕様に基くPROFINETコネ クタ 詳細については、『PROFINETのケーブルと相互接続技術 (http://www.profibus.com/pall/meta/downloads/article/00327/)』マニュアルを参照してくださ い。 RJ45 コネクタのピンの割り当て RJ45 ソケットの表示 ኔዙወኦ 78 端子 割り当て 1 RD (受信データ +) 2 RD_N (受信データ –) 3 TD (送信データ +) 4 接地 5 接地 6 TD_N (送信データ –) 7 接地 8 接地 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 接続 5.3 PROFINET IO を接続 ケーブルホルダの設置 提供されたケーブルホルダを設置します(上図を参照)。 1. IM 153-4 PN インターフェースモジュールのフロントドアを開きます。 2. インターフェースモジュールの準備されたカットアウトにケーブルホルダを挿入します。 3. ケーブルホルダを所定の位置にしっかりとネジ留めします。 PROFINET IO と電源電圧の接続 1. PROFINET IO を接続 – PROFINET ケーブルコネクタを PROFINET 端子 X1 P1 に挿入します。 – ケーブルホルダで PROFINET ケーブルを固定します。 統合されたスイッチを使用することで、PROFINET IO 経由のループが可能になります。 必要なら、PROFINET 端子 X1 P2 を他の IO デバイスに接続できます。 注記 ET 200M システムを機械的な振動または衝撃を受ける環境条件で使用する場合、 PROFINET 接続ケーブルにストレインリリーフを使用することを推奨します。 これには、標準幅 2.5 mm または 3.6 mm のケーブルホルダが必要です。 これを使用して、PROFINET 接続ケーブルを、PROFINET コネクタ出口の右側から、イ ンターフェースモジュールのケーブルブラケットに取り付けます(PROFINET IO インタ ーフェースのすぐ下の前側で)。 2. 電源電圧の接続 – 電源電圧ケーブルからの絶縁材を剥ぎ取ります。 – 個別のケーブルを、提供されたケーブルコネクタのばね式端子に挿入します。 – 配線されたコネクタをインターフェースモジュールの PS 端子に挿入します。 3. フロントドアを閉じます。 ① PROFINET IO ② 電源電圧 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 79 接続 5.4 電源とモジュールの配線 5.4 電源とモジュールの配線 5.4.1 配線ルール 注記 "動作中のモジュール変更"を設定するには、フロントコネクタに、さらに長いケーブルを供 給します(「シグナルモジュールのフロントコネクタの配線 (ページ 84)」の章を参照してく ださい)。 表 5- 1 電源と IM 153-x の配線ルール 配線ルール適用の対象... 剛性ケーブルに接続できるワイヤ断面 柔軟ケーブルに接続できるワイヤ断面 なし ワイヤエンド保護キャップ なし 0.25~2.5 mm2 ワイヤエンド保護キャップ 付き 0.25~1.5mm2 接続ごとのワイヤの数 最大 1.5mm2(合計)のワイヤ 1 本または 2 本の組 み合わせ(相互ワイヤエンド保護キャップ内) ワイヤの絶縁の外径の最大値 ワイヤの被覆を剥く長さ DIN 46228 準拠のワイヤエンド保護キ ャップ 80 電源および IM 153-x Ø 3.8 mm 絶縁カラーなし 11 mm 絶縁カラー付き 11 mm 絶縁カラーなし フォーム A、長さ 10~12 mm 絶縁カラー付き フォーム E、長さ最大 12 mm ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 接続 5.4 電源とモジュールの配線 表 5- 2 モジュールフロントコネクタの配線ルール 配線ルール適用の対象... モジュールフロントコネクタ (ネジ端子およびスプリング端子) 20-ピン 40-ピン 接続可能な剛性のワイヤ断面 なし なし 接続可能な柔軟ワイヤの断面 エンドスリーブなし 0.25~1.5mm2 0.14~0.75 mm2 2 0.14~0.75 mm2 ワイヤエンド保護キャップ 0.25~1.5mm 付き 接続ごとのワイヤの数 共通ワイヤエンドスリーブが 最大 0.75 mm2(合計)のワイ 最大 1.5 mm2(合計)の 1 本の ヤ 1 本または 2 本の組み合わ ワイヤまたは 2 本のワイヤの せ(相互ワイヤエンド保護キ ャップ内) 組み合わせ ワイヤの絶縁の外径の最大値 Ø 3.1 mm Ø 2.0 mm 最大ケーブル数 20 最大ケーブル数 40 ワイヤの被覆を剥く長さ 絶縁カラーなし 6 mm 6 mm 絶縁カラー付き 6 mm 6 mm DIN 46228 準拠のエンドス 絶縁カラーなし フォーム A、長さ 5~7mm フォーム A、長さ 5~7mm リーブ 絶縁カラー付き フォーム E、長さ最大 6mm フォーム E、長さ最大 6mm 5.4.2 電源と IM 153-x の配線 電源ケーブル 柔軟ケーブルを使用して電源を接続してください。 接続ごとに 1 つのケーブルしか使用しない場合、エンド保護キャップは必要ありません。 ジャンパ ジャンパを使用し、PS 307 電源モジュールと IM 153-x を配線します。ジャンパはモジュー ルに付属しています。 その他の 24 V 接続 ジャンパを介した電源 PS 307P には、S7-300 モジュールの電源接続に使用する 24 V 接続 のための空きがあります。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 81 接続 5.4 電源とモジュールの配線 IM 153-2 を 2 台使用する冗長構成での 24 V 接続の配線 注記 冗長構成で電源電圧 L+を IM 153-2 に配線で接続すると、接地端子経由で短絡が発生しま す。 理由: 両方の IM 1532 が、バスモジュール BM IM/IM を介した相互接地ケーブルを使用し ているため。 IM 153-2AA02/-2AB01 の場合: 冗長構成では、L+から IM153-2 への電源供給を 2.5A で保護することを推奨しています。 IM 153-2Bx00/-2Bxx1 を使用する場合: • 非接地基準電位を使った構成の場合(Mと機能接地の間のジャンパを取り除いた場合、「 非接地基準電位を使用したET 200Mコンフィグレーション (ページ 55)」の章を参照)、 極性が反転したときに内部電気ヒューズが始動され、約 30 秒後に再生成されます。 • 接地基準電位を使った構成の場合(M と機能アースの間にブリッジを挿入)、接続時にこ のブリッジや機能アースを通じて短絡電流が発生します。 この場合、接続ラインの断面に従って設計されたモジュールの前に保護を構築すれば、 IM 153-2 に損傷は発生しません。 ジャンパを使用した電源と IM 153-x の配線 電源モジュールと IM 153-x の配線は、以下の手順で行います(下図参照)。 警告 配線を行う前に必ず ET 200M の電源を切断してください。 1. PS 307 および IM 153x のフロントパネルを開きます。 2. PS 307 でストレインリリーフ部品を外します。 3. 電源ケーブル(230V/120V)を絶縁し、これを PS 307 に接続します。 4. ストレインリリーフ部品を締めなおします。 5. ジャンパを挿入し、しっかりネジ留めします。 82 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 接続 5.4 電源とモジュールの配線 (7 6. フロントドアを閉めます。 1 2 [ 99 図 5-2 ジャンパを使用した電源 PS 307 と IM 153-x の配線 ① ストレインリリーフ ② ジャンパ 本線電圧に対するスイッチの設定 本線電圧を選択するためのスイッチが本線電圧に正しく設定されていることを確認します。 このスイッチは PS 307 の出荷時には必ず 230V に設定されています。他の本線電圧を選択 するには次の手順を実行します。 1. ネジ回しでカバーを開けます。 2. 本線電圧にセレクタを設定します。 3. スイッチの開口部にカバーを戻します。 下記も参照 配線ルール (ページ 80) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 83 接続 5.4 電源とモジュールの配線 5.4.3 シグナルモジュールのフロントコネクタの配線 S7 防爆モジュール S7-防爆モジュールの配線方法、および本質安全領域で配線を行う際の注意点の詳細につい ては、『S7-300 オートメーションシステム、ET 200M Ex I/Oモジュール (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1096709)』リファレンスマニュアルを 参照してください。 ケーブル 「配線ルール (ページ 80)」の章で指定されている断面の柔軟ケーブルを使用できます。 ワイヤエンド保護キャップは必要ありません。 ワイヤエンド保護スリーブを使用する場合は、「配線ルール (ページ 80)」の章で指定され ているものだけを使用してください。 フロントコネクタのタイプ 20-ピンと 40-ピンのフロントコネクタには、 ケージクランプ式端子とネジ留め式端子の 2 つのタイプがあります。 注文番号については、付録の「ET 200Mの注文番号 (ペー ジ 247)」を参照してください。 ケージクランプ技術 ケージクランプ技術採用のフロントコネクタを使うと、配線作業が非常に簡単になります。 赤色の開口構造のある開口部にネジ回しを垂直に挿入し、各端子にケーブルを挿入してネジ 回しを引き抜きます。 ヒント: ネジ回し用に、開口部の左に直径が最大 2mm のテストプローブ用の別の開口部が あります。 動作中のモジュール変更のための配線 "操作中のモジュール変更"機能を使用して ET 200M にモジュールを配線する場合、ET 200M の動作中にモジュールを簡単に挿入、取り外したりするには、フロントコネクタへの 場合より長いケーブルが必要です。 フロントコネクタへの配線を約 20cm 長くすることを お勧めします。 84 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 接続 5.4 電源とモジュールの配線 配線のためのコネクタの準備 配線の準備をするには、以下の手順を実行します。 警告 電源モジュールおよび負荷電源の電源が入っている場合には、通電中のケーブルに接触す る可能性が高くなります 配線を行う前に必ず ET 200M の電源を切断してください。 1. フロントドアを開きます。 2. フロントコネクタを配線位置に挿入します。 これを実行するには、フロントコネクタをシグナルモジュールの所定の位置にカチッと 音がするまではめ込みます。 フロントコネクタはこの位置ではまだモジュールから突き 出ています。 この配線位置の利点: 配線されたフロントコネクタがモジュールと接触していないため、 配線作業が楽に行えます。 以下の図は、フロントコネクタを配線位置へ配置する方法を示しています。 2 図 5-3 ET-0049 1 フロントコネクタの配線位置への移動 3. 配線ルールに従ってワイヤから絶縁を剥ぎ取ります。 4. ワイヤエンド保護キャップを使用する場合: エンド保護キャップとケーブルを一緒に押し ます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 85 接続 5.4 電源とモジュールの配線 フロントコネクタの配線 表 5- 3 ステッ プ フロントコネクタの配線 20-ピンフロントコネクタ 1. ケーブルのストレインリリーフ部品をフロントコ ネクタに通します。 2. モジュールの下でケーブルを引き出す場合 40-ピンフロントコネクタ – 引き出す場合: 端子 20 から開始し、20、19...と昇順で端子 1 まで 端子 40 または端子 20 から始めて端子を交互に接続してい 接続します。 きます。つまり、端子 39、19、38、18 などの順で端子 21 と端子 1 まで接続します。 引き出さない場合: 端子 1 から開始し、1、2...と昇順で端子 20 まで接 続します。 3. 接続されていない端子のネジもしっかり締めます。 4. – 5. 端子 1 または端子 21 から始めて端子を交互に接続してい きます。つまり、端子 2、22、3、23 などの順で端子 20 と端子 40 まで接続します。 ケーブルのストレインリリーフ部品をフロントコネクタに 通します。 ケーブルのストレインリリーフ部品をしっかり引き抜きます。 ストレインリリーフ部品の固定装置を左に押し ます。これにより使用できるスペースの利用率が向上します。 — 2 2 1 3 4 1 86 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 接続 5.4 電源とモジュールの配線 操作用のシグナルモジュールの準備 表 5- 4 操作用のシグナルモジュールの準備 ステッ プ 20-ピンフロントコネクタ 40-ピンフロントコネクタ 1. モジュールの上のロック解除ボタンを押すと同時 にフロントコネクタをモジュールの操作位置に押 し込みます。 フロントコネクタが操作位置に到達 すると、ロック解除ボタンがロック位置にカチッ と戻ります。 ネジをしっかり締めてフロントコネクタを操作位置に移動 します。 2. フロントドアを閉じます。 3. ラベルに各チャンネルを特定するためのアドレスを記入します。 4. ラベルをフロントドアのガイドまでスライドします。 — 1 1a (7 2 注記 フロントコネクタが操作位置にある場合、フロントコネクタのエンコードデバイスが連動し ます。 フロントコネクタは、このタイプのモジュールにだけ適合します。 5.4.4 シールド接点エレメントを介したシールドケーブルの接続 概要 このセクションでは、シールドされた信号線をシールド接点エレメントを介して接地する方 法について説明します。 地面への接続は、シールド接点エレメントとレール間の直接の接 触により実現されます。 アプリケーション シールド接点エレメントを使用すると以下を容易に実行できます。 ● S7-300 モジュールの全シールドケーブルの接地接続 ● 相互接続ケーブルの接地接続 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 87 接続 5.4 電源とモジュールの配線 シールド接点エレメントの設計 シールド接点エレメントは、次の部品から構成されます。 ● レール固定用ねじ込みボルト2個付きのクランプ (注文番号: 6ES7390-5AA00-0AA0) ● シールド端子 使用されるケーブルの断面に応じて、次のシールド端子を使用する必要があります。 表 5- 5 ケーブル断面および端子エレメントの割り付け ケーブルおよびシールドの直径 シールド接続端子 注文番号: ケーブル 2 本(各シールド径 2~6mm) 6ES7390-5AB00-0AA0 ケーブル 1 本(シールド径 3~8mm) 6ES7390-5BA00-0AA0 ケーブル 1 本(シールド径 4~13mm) 6ES7390-5CA00-0AA0 バスケーブル シールド接点エレメントは幅が 80mm で、それぞれに 4 つのシールド端子が並んだ行が 2 つ入るスペースがあります。 シールド接点エレメントの設置 シールド接点エレメントを設置するには、以下の手順に従います。 1. 固定ブラケットの 2 本のボルトをレールの下側にあるガイドに押し込みます。 固定ブラ ケットを配線するモジュールの下に配置します。 2. 固定ブラケットをボルトでしっかりレールに留めます。 3. 端子エレメントの下側にスロットされた腹部が配置されます。 シールド端子を固定ブラ ケット端のこの位置に配置します(図を参照)。 2 1 2 88 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 接続 5.4 電源とモジュールの配線 4. シールド端子を押し下げ、必要な位置に移動します。 シールド接点エレメントが並んだ 2 行のそれぞれに、最大 4 つの端子エレメントを取り 付けることができます。 1 2 図 5-4 シールド接点エレメントへの 2 線式シールドケーブルの配置 ① 固定ブラケット ② シールド端子 ケーブルの取り付け シールド端子にはそれぞれシールドケーブル 1 本または 2 本を取り付け可能です(上の図と 表を参照)。 このケーブルは、露出したケーブルシールドで接続されます。 20mm 以上の露 出したケーブルシールドが必要です。 4 つ以上のシールド端子が必要な場合は、シールド接 点エレメントの後方の行から配線を開始します。 注記 シールド端子とフロントコネクタの間で十分に長いケーブルを使用します。 これにより、 シールド端子を取り除かないで、フロントコネクタを取り除くことができるようになりま す。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 89 接続 5.4 電源とモジュールの配線 90 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 6 コミッショニング 6.1 PROFIBUS DP 6.1.1 DP スレーブのコミッショニング ソフトウェア要件 表 6- 1 コミッショニングのためのソフトウェア前提条件 使用される設定ソフトウェ バージョン ア 説明 STEP 7 STEP 7 のハードウェアカタログで IM 153-x を構成する場合、S7 – の機能を無制限に使用できます(たとえば、"動作中のモジュール変 更"を使用した DP マスタへの削除/挿入割り込み、または FM や HART モジュールへの設定データの転送など) ハードウェアカタログに IM 153x バージョンがない場合は、GSD ファイルを STEP 7 に統合します。 COM PROFIBUS バージョン 3.0 以降 IM 153-x は COM PROFIBUS で GSD-ファイルに統合されていま す。 COM PROFIBUS は、GSD-ファイルをリビジョン 2 までサポート しています。 設定にリビジョン 3 以降の GSD-ファイルを使用することはできま すが、その場合 IM 153-2Bx00 および IM 153-2Bxx1 の新しいファン クションはサポートされません。1 使用される DP マスタ用の – 設定ソフトウェア DP スレーブの GSD ファイルを統合します。 GSDの各リビジョンで動作するファンクションについては「PROFIBUS-DPV1 の動作 (ページ 97)」の章を参照してく ださい。 1 最新のGSDファイルについては、インターネット (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/113498)をご覧ください。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 91 コミッショニング 6.1 PROFIBUS DP コミッショニングの必要条件 ET 200M のコミッショニングのために、次の条件に適合する必要があります。 ● DP スレーブが取り付けられている。 ● PROFIBUS アドレスが DP スレーブに設定されている。 ● バスコネクタまたは FOC が接続されている。 ● DP インターフェース RS 485 のみ: DP スレーブがセグメントの最後に配置されている場合、DP スレーブ上で終端抵抗のス イッチが入っている。 ● DP インターフェース FOC のみ: DP スレーブが FOC ラインの最後に配置されている場合、使用されていない FOC イン ターフェースをダミープラグで閉じる必要があります。 ● DP スレーブが設定済みである(設定ソフトウェアのオンラインヘルプ/マニュアル参照)。 通知 GSD ファイルで設定する場合の注意点 IM 153-2BA81(屋外用)を使用する場合は、パラメータの"MLFB"を 6ES7153-2BA810XB0 に変換する必要があります。 ET 200M (IM 153-2BAx2)を GSD ファイルを使って設定する場合、パラメータ割り当て メッセージフレームの長さ(最大 244 バイト)は、割り当て可能なモジュールの数によっ て制限されます。 ● DP マスタの電源電圧のスイッチが入っている(DP マスタのマニュアル参照)。 ● 設定が DP マスタにロードされている(設定ソフトウェアのオンラインヘルプ/マニュアル 参照)。 ● DP マスタが RUN に切り替えられている(DP マスタのマニュアル参照)。 DP スレーブのコミッショニング 次の手順で DP スレーブのコミッショニングを実行します。 1. DP スレーブの電源電圧スイッチを入れます。 2. 必要に応じて、負荷の電源電圧スイッチを入れます。 92 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 コミッショニング 6.1 PROFIBUS DP 6.1.2 IM 153-1 の起動 '3ኖዉዙኳቑ榊䄟榊⦶ት ኖኁአኞኇዐሼቮ 21ርቫቖ%)/(' ሯ䍈䋾ሼቮ '3ኖዉዙኳቒ⒉┪ት岼⸩ሺᇬ 352),%86ቿኦዉኖ岼⸩ት♦ሴ♥ቮ '3ኖዉዙኳቒᇬ'3ኻኖኜሮቬነዐኲኀኍዉ ዙኔዄዐኤዙኜ ት♦≰ሼቮ ሧሧራ 䥽䤓ቑነዐኲኀኍዉዙኔዄዐ ነዐኲኀኍዉዙኔዄዐኤዙኜቒ⸮椪 ำ ቑነዐኲኀኍዉዙኔዄዐ咃ሺሧ ⸮椪ቑነዐኲኀኍዉዙኔዄዐ ቮሮ" ╤⇫₼ቑንዂዙወ⮘㦃ቑ ⫃⚗ቑ怆╤╤⇫ ቒሧ %)/('ሯ䀗䋾ሼቮᇭ⏴┪ርቫቖ⒉┪ሯ㦘╈ ቍቮᇭኤዙኜ慱抐ሯ♾厌ቍቮᇭ 図 6-1 IM 153-1 の起動 ಯℚⓜ岼⸩ำ⸮椪ቑ岼⸩ರ" ,0ቑ怆╤ቑ倨倩 '3ኖዉዙኳቒ⇫╤₼ቑን ዂዙወℳ㙪䞷岼⸩ሸቯ ሧቡሼሮ᧻ ቍሺ ሥቭ ኤዙኜℳ㙪ቒᇬ岼⸩崁㇢ሼ ቮንዂዙወቊቑቢᇬ⸮嫛ሸ ቯቡሼ ቀቑⅥቑንዂዙወቡቂቒ尚 ቇሮቬቍሧንዂዙወቒᇬ 巧⒴栱抲峉㠼ቊᇬ,0 ቫቆ⫀⛙ሸቯቡሼ 榊䄟ቑኖኁአኞኇኲ 岼⸩ኤዙኜት㱚抯ቋᇬቡቂቒቀ ቑ投ት㹣憒ሺቡሼ 図 6-2 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 動作中のモジュール変更の場合の起動動作 93 コミッショニング 6.1 PROFIBUS DP 6.1.3 IM 153-2/153-2 FO の起動 通知 本章で"IM 153-2"と記載した場合には、IM 153-2 および IM 153-2 FO の 2 つのタイプを指し ています 冗長化の場合の通知: 冗長化の場合、プラグで挿入された 2 台のモジュール IM 153-2 は互いに独立して起動しま す。 次のセクションでは、IM 153-2(a)の起動の流れをフローチャートで表しています。 IM 153-2(b)の起動の流れを確認するには、(a)と(b)を入れ替えて同じフローチャートを適用さ せます。 (70 ,0 ,0 D E 60 60 60 60 60 注意 IM 153-2AA02/-2AB01 を不注意にバスモジュール BM IM/IM 6ES7195-7HD10-0XA0 また は 6ES7195-7HD80-0XA0 に差し込んでしまうと、この IM から I/O モジュールにアクセス できなくなります。 このため、この IM を冗長化システムで稼動させることはできなくな ります(結果としてステーションエラーが発生)。 94 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 コミッショニング 6.1 PROFIBUS DP IM 153-2 の起動 ,0"Dቐ 庌㘡庌Ẹቴንኀኟኝኆዏሻቭ ,0%[[[ቐቡ ሻቛቈቐ/('ሮᤖ塹ኢንኤᖾ ⴁ䅣崤㡊㠀ሻቭ 21ሬቪቕ%)/('ሮ㡊㠀ሻቭ ,0 ኜዏኜዏኤቐቁ Dቑ ሦሦሪ ባቐ %0,0,0 ዏቿኌወዘናዃ ቍ⫐ሷቮቁርቋረርቴ ዏሮቌሦ ኝኃኟኋሻቭ ,0ቐቪረቍ 唈ᩦሻቭ ,0 ቑሦ ,0"D ቑ,0"Eሮ⫐ ሷቮቭርቋረርቴኝ ኃኟኋሻቭ ,0D ቑ䢎ᩦ㸕ቍቌቭ ሦሦሪ ⷓ崤 ᮝ⺰ ቑሦ ,0"E ቑቍ'3ኺንኛ ርቫዏቿኌወዘናዃዏኣዘኛ ቴ᭨ᝲሹቁርᇫሿቮቴ(70 ዏቿኌወዘናዃዏኢንኤሹቁር ᇫ '3ኺንኛቊኣዘኛቴᘵ⭬ ሹቈሦቭር" ሦሦሪ ቑሦ ,0D ቑ᭨ᩦ㸕ቍቌቭ ,0b"Dቑ,0b"Eᜐ㲹ᮀ䢎ቌ ᮙርቫሻቛቈቐ(70ኣዘኛቴ᭨ᝲሻቭ "⌰帬ቐዏቿኌወዘናዃዏ "352),%86ንኢዘኛን "ዘቍቮቫቮቁᨃቬ坍ቡ "ኛኀኼንኛዏኳኽኟኗዘኔ ,0Dቑ '3ኺንኛርቫዏቿኌ ወዘናዃዏ ኣዘኛቴ᭨ᝲሻቭ ዏቿኌወዘናዃዏኣዘኛ ቑ⌰帬ቐ ዏቿኌወዘናዃዏቍᖑ䦅 ሹቈሦቭር" ቑሦ %)/('ሮ㔙㠀ሻቭᇬ $&7/('ሮ㡊㠀ሻቭᇬ ኣዘኛ噳垒ሮᮀ䢎ᇬ ,0Dቑ 崳垴ሹቁ'3ኺንኛርቫ ዏቿኌወዘናዃዏኣዘኛቴ ᭨ᝲሻቭ ዏቿኌወዘናዃዏኣዘኛቑ ,0Eቐዏቿኌወዘናዃዏ ሦሦሪ ኣዘኛ ቍᖑ䦅ሹቈሦቭር" ቑሦ %)/('ሮ㔙㠀ሻቭᇬ,0b"D ቑኣዘኛ噳垒ቐ㘧ᠪሮሯቈሦቈᇫ ᦘቬ⺐ሪሮ儒㏓ሷቮቭቊሯቍቑንኛዏ ኬኀኾዘእቍቌቅቈሦቭ 図 6-3 ሦሦሪ ዏቿኌወዘናዃዏኣዘኛሮ⩣ ᮷ሷቮቭᇬ '3ኺንኛቚኄዅዘኽኟኗዘኔ ቴ噳垒 ኣዘኛ噳垒ቑ㹿㸕ቐ ዏቿኌወዘናዃዏ ቍᖑ䦅ሻቭኾኔዘ 保ቱቮቭቂሳሤቭ ᙧቐኾኔዘበቁቑ ⋩ẹሹቌሦኾኔዘቑኾኔዘ 凋ⴾ,0ቍቪቬῂᯛሷቮቭ ⷓ崤 ᮝ⺰ '3ኺንኛቐዏቿኌወዘናዃዏ ኣዘኛቍᖑ䦅ሻቭ IM 153-2 の起動 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 95 コミッショニング 6.1 PROFIBUS DP 信号変更の時間同期/タイムスタンプの起動 ,0ቑ怆╤ሯ⸛ℕሺቡሼ ᇭ ,0ቒ'3ኻኖኜዙቫቮ ኤዙኜℳ㙪ቑ䄥⌨ሯቊሰሧ ቡሼᇭ ,0ቑኌዊአኌ ኜኁኽኲዉዙኽት崼ቢ手ባ ቍሺ 㷲ሺሧ ኜኁኽኖኜዐኴኮኾዙኜሯ 岼⸩∎䞷ቊሰቡሼሮ" ,0ቑኌዊአኌት岼 ⸩ 䚍⦷ቑ㣑Ⓤ ሥቭ '3ኻኖኜዙቛቑኅዙኾአ ኘዙን᧷ኤንኜወ⏴┪≰⚆ ኜኁኽኖኜዐኴሯ㕋ሸቯቡሾ ቶᇭ'3ኻኖኜዙቫቮ抩デ ቑኤዙኜℳ㙪ቒᇬሶቑ㈀檎ት ♦ሴቡሾቶᇭ ኌዊአኌሯ ,0ቊ岼 ⸩ሸቯሧቡ ሼሮ᧻ ቍሺ ሥቭ 怆╤ኤዙኜት䞮㒟ᇭ岼⸩䂗ቢቑኤ ንኜወ ⏴┪ቑኖኣዙኜኖት崼ቢ手ቢቡሼᇭ ኾአኘዙንክአኲቾት崼ቢ手ቤቮቫ ሩᇬ'3ኻኖኜዙቑ━ቭ手ቢት⑵ 岼⸩䂗ቢቑኤንኜወ⏴┪ቑከኜ ዐኍ⮘㦃ቑ⫃⚗ቒᇬኾአኘዙንቑ 䞮㒟ርቫቖኾአኘዙንክአኲቾቑ⏴ ┪ ኜኁኽኲዉዙኽቑ峉㠼㟔椫ቡቂቒ 峀⹈ሸቯቮ崳ぽት怔ራቮ㣑栢ቑ崳ぽ ሯሥቮ⫃⚗ᇬ䔈⒴ቍኾአኘዙንቑ䞮 㒟ርቫቖኾአኘዙንክአኲቾቛቑ⏴ ┪ ኾአኘዙንክአኲቾት崼ቢ手ቤቮቫሩ ᇬ'3ኻኖኜዙቑ━ቭ手ቢት⑵䚕ሺቡሼᇭ 図 6-4 96 㣑栢ቒ 㣑岼⸩ሸ ቯቡሼᇭ ␦栆▥" ␦栆▥" ␦栆▥" ␦栆▥ቑ⫃⚗ᇬኮአኔኳቍ ,0ቒデኜኁኽኖኜዐኴኾአኘ ዙንቑኁኾዙንሯሥቭቡሼᇭ 時間同期/タイムスタンプの起動 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 コミッショニング 6.1 PROFIBUS DP 6.1.4 PROFIBUS-DPV1 の動作 ET 200M は、DPV1 使用のための要件を満たしています。DPV1 の機能を使用するには、 DP マスタも当然 DPV1 使用に必要条件を満たす必要があります(DP マスタのマニュアル参 照)。 PROFIBUS-DPV1 スレーブの機能 次の表は、PROFIBUSDPV1 スレーブの新機能を PROFIBUSDPV0 スレーブと比較してい ます。 表 6- 2 DPV1 スレーブと DPV0 スレーブの比較 ファンクション 1 DPV0 スレーブ DPV1 スレーブ GSD ファイルを使用したパラメータ割り当てと設定 2 X5 X7 サイクリックデータ交換 非周期データトラフィック (データレコードの読み取り/書き込み): • フィールドデバイスのパラメータへの自由な アクセス • アプリケーションプロセスの再パラメータ化 診断 3 • 識別子関連の診断 x x クラス 1 サービス (PLC などのパラメー タ割り当てマスタ) – x クラス 2 サービス (PD/OP など) x x x x X8 • モジュールステータス X6 • チャンネル固有の診断 X6 X8 - X9 割り込み • 診断割り込み • プロセス割り込み – X9 • 取り外し/挿入割り込み – x – X10 その他の機能 • 時間同期 • タイムスタンプ 4 – X11 • 等時性 – X10 インターフェースモジュールの使用バージョンに対する機能の割り当てについては、付録の「IM 153-x間の互換性 (ページ 241)」を参照してください。 2 HW-Config を使用した設定の場合、S7 固有の機能が設定されるファンクションもあります。 3 診断フレームごとに 1 つの割り込みを使用できます。DPV1 (および S7 DP)には、DPV0 とは共存 しない確認メカニズムのあるスレーブ診断を構成する割り込みがあります。 4 IM 153-2Bx00 まで、タイムスタンプ機能は S7 システム環境でのみ使用可能です。 5 GSD-ファイルなしで使用、または GSD リビジョン 2 を使用します。 6 GSD のリビジョン 2 を使用します。 7 GSD リビジョン 3 以降。 8 GSD-ファイルがインポートされ、HW-Config で DPV1-モードが選択された場合に限ります。 9 S7 DP では CPU が STOP 状態の場合、割り込みは報告されません。 10 GSD リビジョン 4 以降。 11 GSD リビジョン 5 以降。 1 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 97 コミッショニング 6.2 PROFINET IO S7 または DPV1 モードでの診断メッセージ後の処理 診断メッセージによって開始されるアクション: ● S7 または DPV1 操作では、診断は診断割り込みとして報告されます。 ● DPV1 モードの場合は、マスタ CPU が STOP 状態でも診断が報告されます。診断フレ ームでは、さらにモジュールのステータスとチャンネル関連の診断も確認できます。 ● 診断メッセージの信号送信後、メッセージは次のように処理されます。 – 診断割り込みブロックとして診断フレームに入力されます(1 回につき割り込みは 1 つ のみ)。 – マスタ CPU の診断バッファに格納されます。 ● IM 153-x で SF LED が点灯します。 ● OB 82 がマスタ CPU に呼び出されます。OB 82 が使用できない場合は、マスタ CPU は STOP 状態になります。 ● マスタ CPU が診断割り込みを確認します(このあと新規の診断割り込みが可能になりま す)。 DPV0 モードの診断メッセージ後の処理 診断フレームのチャンネル固有の診断にエラーが入力されます。 ● IM 153-x で SF LED が点灯します。 ● 複数の診断メッセージを同時に発行できます。 障害と修正方法 診断メッセージの失敗の理由や可能なトラブルシューティングについては、「チャンネル固 有の診断 (ページ 200)」の章で説明します。 6.2 PROFINET IO 6.2.1 STEP 7 での設定 はじめに ET 200M は、STEP 7 起動後、HW Config のハードウェアカタログに一覧表示されています。 必要条件 ● STEP 7 バージョン 5.4 サービスパック 2 以降 ● I/Oデバイスに割り当てられたデバイス名。 「I/Oデバイスへのデバイス名の割り当て (ペ ージ 100)」の章を参照してください。 98 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 コミッショニング 6.2 PROFINET IO 手順 1. SIMATIC Manager を起動します。 2. 新規のプロジェクトを作成します。 3. ET 200M を HW Config で設定します。 4. モジュールをドラッグアンドドロップ操作でハードウェアカタログから設定テーブルに 移動します。 5. 設定テーブルの ET 200M の最初のモジュールをダブルクリックして、パラメータを設定 します。 6. ET 200M の他のモジュールのパラメータを割り当てます。 7. 設定を保存、あるいは I/O コントローラにダウンロードします。 参照情報 詳細については、STEP 7 オンラインヘルプを参照してください。 6.2.2 GSD ファイルを使用した設定 はじめに GSD ファイルにより、STEP 7 V5.4、サービスパック 2 以降を使って ET 200M を設定でき ます。 このためには、事前に設定ソフトウェアに GSD ファイルをインストールする必要が あります。 必要条件 GSDファイルが必要で、これはインターネット (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/25057900)からダウンロードできます。 インターフェースモジュール IM 153-4 PN: GSDML-V1.0-Siemens-ET200M-"date in yyyymmdd format".xml PROFINET IO の ET 200M の STEP 7 による設定 1. STEP 7 を起動し、次に HW Config で[ツール]>[新しい GSD ファイルのインストール]メ ニューを選択します。 2. 次のダイアログボックスからインストールする GSDML ファイルを選択し、OK で確定 します。結果: ハードウェアカタログの PROFINET IO フォルダに ET 200M が表示され ます。 3. 詳細については、STEP 7 オンラインヘルプを参照してください。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 99 コミッショニング 6.2 PROFINET IO 6.2.3 I/O デバイスへのデバイス名の割り当て はじめに 各 PROFINET IO デバイスには、工場出荷時に一意のデバイス ID(MAC アドレス)が割り当 てられています。 設定時やユーザープログラム内では、各 ET 200M IO デバイスをそのデバイス名でアドレス 指定します。 PROFINET IOのアドレス指定の詳細については、『PROFINETシステム (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19292127/0/ja)』システムマニュアル を参照してください。 必要条件 ● インターフェースモジュール IM 153-4 PN ● IM 153-4AA00-0XB0 以前: SIMATIC Micro Memory Card 64k 以上 ● インターフェースモジュールにデバイス名を割り当てるためには、PROFINET で、IO デ バイスに対してプログラミング装置がオンラインになっていなければなりません。 ● IO デバイスは HW コンフィグレーションでコンフィグレーションされ、IP アドレスが割 り付けられます。 デバイス名の割り当て 1. IM 153-4AA00-0XB0 の場合: 空の SIMATIC Micro Memory Card を、IM 153-4 PN インターフェースモジュールの前部 のモジュールスロットに挿入します。 2. IM 1534 PN の電源を投入します。 3. HW Config で、[プロパティ - IM 153-4 PN]ウィンドウを開き、IO デバイスのデバイス名 を入力し、[OK]で入力を確定します。 デバイス名"noname"は使用しないでください。 デバイス名をインターフェースモジュールに転送します。 1. HW Config で、[PLC|Ethernet|デバイス名の割り当て]を選択します。 2. [デバイス名の割り当て]ウィンドウで[名前の割り当て]をクリックします。 結果 デバイス名は、IM 153-4AA00-0XB0 インターフェースモジュールの SIMATIC Micro Memory Card に保存されます。 IM 153-4AA01-0XB0 以降、デバイス名はインターフェースモジュールに保存されます。 100 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 コミッショニング 6.2 PROFINET IO インターフェースモジュール交換時のデバイス名の転送 IO デバイスのデバイス名は、IM 153-4AA00-0XB0 の SIMATIC Micro Memory Card に保存 されます。 IM153-4AA01-0XB0 以降、デバイス名をこれまでのように、SIMATIC Micro Memory Card、 またはオプションとしてインターフェースモジュールに保存できます。 後者の場合、 SIMATIC Micro Memory Card は必要ありません。 SIMATIC Micro Memory Card を使用する 場合、デバイス名も SIMATIC Micro Memory Card の IM153-4AA01-0XB0 に保存されます。 インターフェースモジュールの交換時にデバイス名を渡すには、SIMATIC Micro Memory Card を「古い」インターフェースモジュールから「新しい」ものへ移動します。 電源電圧をオフ/オンにした後、IO デバイスは SIMATIC Micro Memory Card からデバイス 名を取得します。 ステーションが再びアドレス指定され、交換前と同じように動作します。 IM 153-4AA01-0XB0 では、外付け媒体/ PD がなくてもデバイスを交換できます。IO デバイ スは、デバイス名を外付け媒体あるいはプログラミング装置から割り当てられる代わりに、 IO コントローラによってデバイス名を割り当てられます。 IO コントローラは設定されたト ポロジを使用し、相互関係は IO デバイスから抽出されます。 設定されたターゲットトポロ ジは、実際のトポロジと合致していなければなりません。 ノード点滅テスト 2 つ以上の IO デバイスを使う場合、[デバイス名の割り当て]ダイアログにも 2 つ以上の IO デバイスが表示されます。この場合、デバイスの MAC アドレスと表示される MAC アドレ スを比較して、適切な IO デバイスを選択します。 ノード点滅テストによって、システムの IO デバイスを簡単に識別できます。 点滅テストを 始動するには: 1. [デバイス名の割り当て]ダイアログボックスに表示された IO デバイスから、1 つを選択 します。 2. 使用する点滅期間を選択します。 3. [点滅]ボタンを押します。 選択した IO デバイスで LINK LED が点滅します。 PROFINET IO がループしていると、両 方の LINK LED が点滅します。 6.2.4 IM 153-4 PN のポートの設定 はじめに IM 153-4 PN インターフェースモジュールは次の両方のポートを診断できます: X1 P1 およ び X1 P2。 必要条件 ● ポートが HW Config で設定されている必要があります。 ● ポートの診断が発行されている必要があります。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 101 コミッショニング 6.2 PROFINET IO HW Config でのポートの設定 [IM 153-4 PN ポートのプロパティ...]ダイアログの HW Config で IM 153-4 PN の両方のポー トを設定します。 ● [アドレス]タブ: 各ポートの診断アドレスを指定します。 ● [トポロジ]タブ: "ポート相互接続"を指定します。 ● [オプション]タブ: ポートの診断を有効にするには、以下のように[伝送メディア/二重]の下の[接続]を選択し ます。 "自動設定(モニタ)"。 参照情報 STEP 7 オンラインヘルプを参照してください。 6.2.5 PROFINET IO の ET 200M のコミッショニング はじめに オートメーションシステムは、現在のプラント構成に従ってコミッショニングされます。 以下の手順は、I/O コントローラでの ET 200M のコミッショニングについて説明していま す。 PROFINET IO の ET 200M の要件 102 操作 参照情報 ET 200M がインストールされている 「取り付け (ページ 59)」の章 ET 200M が配線されている 「接続 (ページ 73)」の章 SIMATIC Micro Memory Card が挿入されてい る。 「サービスおよび保守 (ページ 105)」の章 I/O デバイスにデバイス名が割り当てられてい る。 「コミッショニング (ページ 91)」の章 ET 200M が設定されている 「コミッショニング (ページ 91)」の章 I/O コントローラの電源電圧が入っている。 I/O コントローラマニュアル I/O コントローラが RUN モードである。 I/O コントローラマニュアル ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 コミッショニング 6.2 PROFINET IO ET 200M のコミッショニング 1. ET 200M の電源電圧スイッチを入れます。 2. 必要に応じて、負荷の電源電圧スイッチを入れます。 注記 バックプレーンバスの変更 バックプレーンバス(モジュールの数など)を変更するには、ET 200M の電源を投入/切 断する必要があります。 6.2.6 PROFINET IO の ET 200M の起動 動作の原則 下図は PROFINET IO の ET 200M の起動シーケンスです。 ,2ኤክኁኖቑ 榊䄟ት⏴ቯቮ ,2ኤክኁኖሯ⒉┪ት 岼⸩ሺᇬ 6,0$7,&0LFUR0HPRU\&DUG岼 ⸩ሸቯቂኤክኁኖ⚜ት♦ሴ⏴ቯ /('21䍈䋾 /('%)䍈䅔 ,2ኤክኁኖሯ 㘴倩ኲዉዙኽርቫቖ ,2ነዐእዊዙሮቬቑ 怆╤ኤዙኜዉነዙኦት♦≰ /('%)䀗䋾 ⏴┪ርቫቖ⒉┪ሯ 㦘╈ ኤዙኜℳ㙪ሯ♾厌 図 6-5 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 PROFINET IO の ET 200M の起動 103 コミッショニング 6.2 PROFINET IO 104 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.1 7 ET 200M の配線 保守の範囲 ET 200M は保守不要の DP スレーブです。 保守はモジュールまたはコンポーネントの取替え、交換だけに制限されています。 7.2 電源モジュールの交換 初期状態 交換したい電源モジュールが設置されており、配線されています。 同じタイプの新しい電 源モジュールを設置したいとします。 スロット番号付け システムで使用する電源モジュールにスロット番号を付けた場合は、モジュール交換時に必 ず古い電源モジュールの番号付けを削除してから、新しい電源モジュールに対してそのスロ ット番号を再使用するようにします。 電源モジュールの取り外し 電源モジュールを取り除くには、次の手順に従います。 1. 電源絶縁スイッチを操作し、電源モジュールの電源を切ります。 2. カバーを取り除きます。 3. すべての配線の接続を切ります。 4. 電源モジュールの固定ネジを元に戻します。 5. 電源モジュールを外に出します。 新規電源モジュールの設置 新規電源モジュールを設置するには、次の手順に従います。 1. 電圧セレクタスイッチの設定をチェックします。 2. 同じタイプの新規電源モジュールをレールに取り付け、所定の位置に動かします。 3. 電源モジュールをしっかりとネジ留めします。 4. 電源モジュールを配線します。 5. 電源モジュールをライン電圧に接続します。 6. カバーを閉じます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 105 保守とサービス 7.3 IM 153-1 の交換 モジュール交換後の ET 200M の応答 モジュール交換後にエラーが発生した場合、STEP 5 または STEP 7 を使用し、診断バッフ ァでエラーの原因を確認できます。 7.3 IM 153-1 の交換 初期状態 IM 1531 が設置されています。 同じタイプの新しい IM 153-1 を設置する必要があります。 スロット番号付け システムで使用するモジュールにスロット番号を付けた場合は、モジュール交換時に必ず古 いモジュールの番号付けを削除してから、新しいモジュールに対してそのスロット番号を再 使用するようにします。 バスコネクタを引き抜きます。 バスへのデータトラフィックを中断する必要なく、PROFIBUS DP インターフェースからバ スケーブルが磨り減ったバスコネクタを取り外すことができます。 注記 ネットワークでデータ通信エラーが発生する可能性があります。 バスセグメントの両端は、常に終端抵抗で終端処理しておく必要があります。 ただし、バ スコネクタの最後のスレーブが作動停止状態の場合にはこれに該当しません。 バスコネク タの終端抵抗はノードから電圧を取得しているため、この場合終端抵抗の効果が損なわれま す。 終端抵抗が接続されているノードに常に電圧が印加されていることを確認します。 ヒント: PROFIBUS の終端装置をアクティブバスコネクタとして使用します。 モジュールの削除 モジュールを取り除くには、以下の手順に従います。 1. 電源モジュールのオン/オフスイッチを 0 の位置( :出力電圧 0V)に切り替えます。 2. バスコネクタを締め付けます。 3. 配線の接続を切ります。 4. IM 153-1 の固定ネジを緩めます。 5. IM 153-1 を動かして外します。 106 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.4 IM 153-2 または IM 153-2 FO の交換 新規モジュールの設置 次の手順に従い、新規モジュールを設置します。 1. 以前の IM 153-1 と同じ DP アドレスを IM 153-1 で設定します。 2. 新規 IM 153-1 を挿入し、所定の位置に設置します。 3. モジュールをしっかりとネジ留めします。 4. IM 153-1 を配線します。 5. バスコネクタを所定の位置にしっかりとネジ留めします。 6. 電源モジュールのスタンバイスイッチを 1 の位置(定格値への出力電圧)に入れます。 モジュール交換後の ET 200M の応答 モジュール交換後にエラーが発生した場合、STEP 5 または STEP 7 を使用して診断バッフ ァでエラーの原因を確認できます。 7.4 IM 153-2 または IM 153-2 FO の交換 初期状態 IM 153-2/-2 FO が設置されています。 同じ種類の新規 IM 153-2/-2 FO を設置します。 スロット番号付け システムで使用するモジュールにスロット番号を付けた場合は、モジュール交換時に必ず古 いモジュールの番号付けを削除してから、新しいモジュールに対してそのスロット番号を再 使用するようにします。 IM 153-2: バスコネクタを引き抜きます。 バスへのデータトラフィックを中断する必要なく、PROFIBUS DP インターフェースからバ スケーブルが磨り減ったバスコネクタを取り外すことができます。 注記 ネットワークでデータ通信エラーが発生する可能性があります。 バスセグメントの両端は、常に終端抵抗に接続されている必要があります。 ただし、バス コネクタの最後のスレーブが作動停止状態の場合はこれに該当しません。 バスコネクタの 終端抵抗はノードから電圧を取得しているため、この場合終端抵抗の効果が損なわれます。 終端抵抗が接続されているノードに常に電圧が印加されていることを確認します。 ヒント: PROFIBUS の終端装置をアクティブバスコネクタとして使用します。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 107 保守とサービス 7.4 IM 153-2 または IM 153-2 FO の交換 IM 153-2 FO: 光ケーブルの取り外し IM 153-2 FO から FOC を削除すると、DP マスタは続くすべての DP スレーブも使用できな くなります。 注意 送信ダイオードの開口部を直接見ないでください。 放射される光線で目を痛める可能性があります。 冗長化システムでの交換 注記 IM 153-2/-2 FO の交換を行う前に、必ず電源をオフにします。 起動状態で交換を実行した場合、指定した切り替え時間を保証できず、I/O モジュールが特 定の時間と出力"0"に対してエラーになる可能性があります。 冗長化コンフィグレーションで IM 153-2/-2 FO を交換する場合、以下が適用されます。 "ACT" LED がオン: "ACT" LED がオフ: 2 台の IM 153-2/-2 FO モジュールのうち、この 2 台の IM 153-2/-2 FO モジュールのうち、この IM 153-2/-2 FO がアクティブモジュールになりま IM153-2/-2 FO がパッシブモジュールになりま す。 す。 ET 200M で切り替えを行うことなく IM 153-2/-2 FO を交換できます。 108 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.4 IM 153-2 または IM 153-2 FO の交換 モジュールの削除 モジュールを取り除くには、次の手順に従います。 1. 冗長化システムの場合: 交換する IM 153-2/-2 FO の電源を必ずオフにします。 割り付けた電源モジュールをオフにするか、IM 153-2/-2 FO との接続を切ります。 警告 冗長化モードで 2 つの IM 153-2 モジュールが電源モジュールに接続されている場合、1 台の IM 153-2 から 24 V 電源を切り離す際に、非絶縁(ルーズな)ケーブルの終端で短絡 が発生する可能性があります。 このような理由で電源の短絡が発生した場合、2 台目の IM 153-2 が完全に機能停止 し、さらにそれによって ET 200M が完全に機能停止の状態になります。 このため、電圧電源の接続を切る際には細心の注意を払って作業を行い、新規 IM 1532 を接続するまで 2 本のケーブルの終端を必ず絶縁します。 冗長化システムではない場合: 電源モジュールのオン/オフスイッチを 0 の位置( : 出力電 圧 0V)に切り替えます。 2. バスコネクタまたは FOC を取り外します。 光ケーブルの場合: プラグアダプタの取っ手を開き、IM 153-2 FO からプラグアダプタを 取り外します。 3. 配線の接続を切ります。 4. IM 153-2/-2 FO の固定ネジを緩めます。 5. IM 153-2/-2 FO を動かして外します。 新規モジュールの設置 次の手順に従い、新規のモジュールを設置します。 1. 以前の IM 153-2/-2 FO と同じ DP アドレスを新規 IM 153-2/-2 FO で設定します。 2. 新規 IM 153-2/-2 FO を挿入し、所定の位置に動かします。 3. モジュールをしっかりとネジ留めします。 4. IM 153-2/-2 FO を配線します。 5. バスコネクタを所定の位置にしっかりとネジ留めします。 6. 電源モジュールのスタンバイスイッチを 1 の位置(定格値への出力電圧)に入れます。 モジュール交換後の ET 200M の応答 モジュール交換後にエラーが発生した場合、STEP 5 または STEP 7 を使用して診断バッフ ァでエラーの原因を確認できます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 109 保守とサービス 7.5 IM 153-4 PN の交換 冗長化の場合: 注記 アクティブな IM 153-2/-2 FO ("ACT"-LED オン)の交換を行う際に、次の場合に I/O モジュー ルは中断なく稼動し続けます。 • パッシブ IM 153-2/-2 FO の BF LED が点灯しないか、SF LED が 0.5Hz の周期で点滅し ていない。 • フライング冗長化システムで、マスタ診断から IM の両方にアクセス可能であることが明 らかである(この場合 BF LED が点滅する可能性があります)。 アクティブ IM 153-2/-2 FO("ACT"-LED オン)が交 パッシブ IM 153-2/-2 FO("ACT"-LED オフ)を交換 換されたか? されたか? ET 200M ではもう 1 台の IM 153-2/-2 FO に切り 替えられ、DP マスタへのデータトラフィックも 維持されます。 データトラフィックに変更はありません。 アク ティブ IM 153-2/-2 FO が DP マスタへのデータ トラフィックを維持し続けます。 新規に交換した IM 153-2/-2 FO のバージョンが、交換されていない IM 153-2/-2 FO のバージョンと 異なっているか? 交換の後、交換した IM 153-2/-2 FO が"STOP" (すべての LED が点滅)になった場合は、両バージョ ンに互換性がないことがわかります。 このような場合には ET 200M の電源を切り、2 台の IM 1532/2 FO を共に更新するか、互換性のあるバージョンを使用します。 詳細については、Siemens の担当者にお問い合わせください。 下記も参照 LEDディスプレイの診断 (ページ 185) 7.5 IM 153-4 PN の交換 初期状況 IM 1531 PN が設置されています。 同じタイプの新しい IM 153-4 PN を設置する必要があり ます。 スロットの番号付け システムで使用するモジュールにスロット番号を付けた場合は、モジュール交換時に必ず古 いモジュールの番号付けを削除してから、新しいモジュールでそのスロット番号を再利用し てください。 110 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.5 IM 153-4 PN の交換 必要条件 インターフェースモジュールを交換する際には、欠陥のあるモジュールの電源を切る必要が あります。 注意 IM 153-4 PN インターフェースモジュールの取り外し PROFINET IO の ET 200M の電源を切ると、統合スイッチが下流のすべての IO デバイス の障害を引き起こすこともあります。 モジュールの取り外し モジュールを取り外すには、次の手順を実行します。 1. 電源モジュールのオン/オフスイッチを 0 の位置 ( : 出力電圧 0 V)に切り替えます。 2. PROFINET ケーブルコネクタを取り外します。 3. 電源用のケーブルコネクタを取り外します。 4. モジュールスロットから SIMATIC Micro Memory Card を取り外します。 5. IM 153-4 PN の固定ネジを緩めます。 6. IM 153-4 PN を回して外します。 新しいモジュールの設置 次の手順に従い、新しいモジュールを設置します。 1. 新しい IM 153-4 PN を取り、下へ回します。 2. モジュールをしっかりとネジ留めします。 3. PROFINET ケーブルコネクタを挿入します。 4. 「古い」インターフェースモジュールからデバイス名の入った SIMATIC Micro Memory Card を取り外し、「新しい」インターフェースモジュールのモジュールスロットに挿入 します。 5. 電源用のケーブルコネクタを挿入します。 6. 電源モジュールのスタンバイスイッチを 1 の位置(定格値への出力電圧)に入れます。 IM 153-4 PN (注文番号 6ES7153-4AA01-0XB0)の交換 IM153-4AA01 インターフェースモジュールは、IM153-4AA00 インターフェースモジュール と互換性があり、これと交換できます。 交換が必要な場合、"ターゲットシステム" / "Ethernet ノードの編集"を介して STEP 7 の"出 荷時設定へのリセット"を使って、既に動作している IO デバイスを、出荷時の設定にリセッ トする必要があります。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 111 保守とサービス 7.6 "動作中のモジュール変更"機能を使用しないモジュールの交換 モジュール交換後の ET 200M の応答 モジュールの交換後に障害が発生した場合は、STEP 7 を使って各診断データレコードの障 害の原因を評価します。 7.6 "動作中のモジュール変更"機能を使用しないモジュールの交換 モジュールの削除 "動作中のモジュール変更"を使用しないでモジュールを削除する場合には、次のような手順 で進めます。 1. モジュールへの負荷電圧をスイッチオフします。 2. IM 153x の電源をオフにします。 3. モジュールからラベルを取り除きます。 4. フロントカバーを開きます。 5. フロントコネクタをロック解除し、モジュールから引き抜きます。 – 20-ピンフロントコネクタの場合: 一方の手でロック解除ボタンを押し(5)、もう片方の 手でフロントコネクタの表面をつかんで取り外します(5a)。 – 40-ピンフロントコネクタの場合: フロントコネクタの中央から固定ネジを取り除きま す。 取っ手をつかんだままフロントコネクタを取り外します。 6. モジュール固定ネジを元に戻します。 7. モジュールを上に動かし、レールから外します。 (7 D 112 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.6 "動作中のモジュール変更"機能を使用しないモジュールの交換 フロントコネクタコーディングキーの削除 新規のモジュールの設置の前に、フロントコネクタコーディングキーを新規モジュールから 削除する必要があります。 理由: この部品が、配線されたフロントコネクタで既に使用可能 であるためです(下図参照)。 図 7-1 フロントコネクタコーディングキーの削除 新規モジュールの設置 新規のモジュールを取り付ける場合には、次のような手順で進めます。 1. 同じタイプの新規のモジュールをレールに取り付け、所定の位置に設置します。 2. モジュールをしっかりネジ留めします。 3. 新規のモジュール上で、前のモジュールのラベルを所定の位置に押し込みます。 (7 D E ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 113 保守とサービス 7.6 "動作中のモジュール変更"機能を使用しないモジュールの交換 新規モジュールの点検 新規モジュールは以下のようにして点検します。 1. フロントドアを開きます。 2. フロントコネクタを操作位置に戻します。 (7 3. フロントドアを閉じます。 4. IM 153x の電源をオンにします。 5. 負荷電圧をオンに戻します。 モジュール交換後の ET 200M の応答 モジュール IM 153-x の交換後に何も不具合が発生しなければ、IM 153-x によりデータ転送 が開始されます。 IM 153x のステータスが STOP のままであった場合は、STEP 5 または STEP 7 でエラーの原因を確認できます。 114 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.7 "動作中のモジュール変更"機能を使用したモジュールの交換 7.7 "動作中のモジュール変更"機能を使用したモジュールの交換 要件 ET 200M は次の場合に、動作中のモジュール変更により作成されます。 ● "動作中のモジュール変更"機能用のアクティブバスモジュールがあるレールで ● ET 200M"動作中のモジュール変更"用に設定されている 警告 出力モジュールの挿入は、システムの制御不能な状態を招く可能性があります。 入力/出力モジュールがバスモジュール上で適切に取り付けられていない場合も、同様 の不具合が発生します。 出力モジュールを挿入すると、ユーザープログラムで設定した出力が直ちに有効になり ます。 このため出力モジュールを取り外す場合は、ユーザープログラムで出力を"0"に設定す ることを奨励しています。 モジュールの取り外しや挿入が適切に行われなかった場合は、バックプレーンバスを通 じて隣接モジュールが作動停止する可能性があります。 モジュールの削除 "動作中のモジュール変更"機能を使用するモジュールを取り外すには、次の手順に従います。 1. モジュールの固定ネジを緩めます。 2. モジュールを動かして外します。 3. フロントドアを開きます。 4. フロントコネクタのロックを解除し、取り外します。 – 20-ピンフロントコネクタの場合: 一方の手でロック解除ボタンを押し(4)、もう片方の 手でフロントコネクタの表面をつかんで取り外します(4a)。 – 40 ピン-フロントコネクタの場合: フロントコネクタ中央の固定ネジを緩めます。 フ ロントコネクタの表面をつかんで引き抜きます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 115 保守とサービス 7.7 "動作中のモジュール変更"機能を使用したモジュールの交換 5. モジュールからラベルを引っ張って外します。 (7 D フロントコネクタのコード化デバイスの取り外し 新しいモジュールの設置に先立ち、フロントコネクタのコード化デバイスの上部部品を新し いモジュールから取り外す必要があります。 理由: これは、この部品が配線されたフロント コネクタですでに使用可能であるためです(下図参照)。 図 7-2 フロントコネクタのコード化デバイスの取り外し 新規モジュールの設置 新規モジュールを設置するには、次の手順に従います。 1. フロントコネクタをモジュールに挿入し、動作位置に配置します。 2. 新規モジュールを所定の位置に移動させ、下方に押し込みます。 3. モジュールをしっかりとネジ留めします。 4. 取り外したモジュールのラベルを、新しく設置したモジュールに滑らせます。 116 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.7 "動作中のモジュール変更"機能を使用したモジュールの交換 モジュール交換後の ET 200M の応答 表 7- 1 モジュールの取り外しまたは挿入時の ET 200M の応答 取り外し/ 挿入 Actual = set コン ET 200M の応答 フィグレーション か? モジュールの 取り外し – IM 153-x では、診断によりモジュールの取り外しがレポートされます。 診断イベン トは取り外し割り込みに対応しています。 また IM 153-x では、モジュールの取り外 しもモジュール診断に入力されます。 モジュールの 挿入 はい IM 153-x ではコンフィグレーション済のモジュールを挿入すると、該当するモジュー ル診断のエントリが削除され、IM 153-x によりモジュールが認識されなくなります。 ET 200M がユーザーデータモードの場合は、診断イベントは挿入割り込みに合わせ て IM 153-x によりレポートされます。 挿入されたモジュールは適宜設定され、ET 200M が担当します。 ユーザーから転送されたすべてのモジュールパラメータは、再 度ユーザーから ET 200M に転送される必要があります。 いいえ IM 153-x は挿入されたモジュールを無視します。 IM 153-x は、挿入割り込みに合わせて診断イベントをレポートします。 このエントリは、モジュールが取り外された後にも診断に保存されます。 下記も参照 識別子関連の診断 (ページ 198) 割り込み (ページ 206) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 117 保守とサービス 7.8 バスモジュールの交換 7.8 バスモジュールの交換 バスモジュールの取り外し バスモジュールの取り外しは、電源を切った状態でのみ行ってください。 バスモジュールを取り外すには、以下の手順を実行します。 1. 電源モジュールのオン/オフスイッチを 0 の位置 ( : 出力電圧 0 V)に切り替えます。 2. 交換するバスモジュール、右側にあるすべてのバスモジュール、すぐ左側にあるモジュ ールも取り外します。 3. バスモジュールが一緒にロックされます。交換するバスモジュールで、右側にあるバス モジュールのロックを押し下げ、右側にあるバスモジュールを右に押します。 4. 左にあるバスモジュールで、交換するバスモジュールのロックを押し下げ、これを右に 押します。 5. ネジ回しを使用してロックをレールに向けて押し下げます。 6. バスモジュールを持ち上げ、レールから外します。レールの右側からバスモジュールを 引き出すこともできます。 %0,036 %0[ ① バスモジュールを一緒にロックする ② モジュールをレールにロックする %0[ 新しいバスモジュールの設置 「アクティブバスモジュールおよびモジュールの取り付け(アクティブバスモジュールを使 用するコンフィグレーション) (ページ 67)」の章で説明されているように、新しいバスモジ ュールを取り付けます。 118 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.9 デジタル出力モジュールでのヒューズ交換 7.9 デジタル出力モジュールでのヒューズ交換 デジタル出力のヒューズ 以下に示すデジタル出力モジュールのデジタル出力は、ヒューズによって短絡から保護され ています(チャンネルグループで)。 ● デジタル出力 SM 322、DO 16 x AC120/230V ● デジタル出力 SM 322、DO 8 x AC120/230V 交換ヒューズ ヒューズ交換が必要になった場合、以下のヒューズを使用できます。 ● ヒューズ 8A、250V (Wickmann 19 194-8 A、Schurter SP001.013、Littlefuse 217.008 など) ● ヒューズホルダ(Wickmann 19 653 など) ヒューズの位置 デジタル出力モジュールには、チャンネルグループごとに 1 つのヒューズがあります。ヒュ ーズは、デジタル出力モジュールの左側にあります。図は、デジタル出力モジュール上のヒ ューズの位置を示しています。 1 ① ヒューズ 図 7-3 ヒューズの交換 デジタル出力モジュール上のヒューズの位置 ヒューズは、モジュールの左側にあります。 1. 「"動作中のモジュール変更"機能を使用しないモジュールの交換 (ページ 112)」の章の説 明に従って、デジタル出力モジュールを取り外します。 2. デジタル出力モジュールからヒューズホルダを取り外します。 3. ヒューズを交換します。 4. ヒューズホルダをデジタル出力モジュールにネジ留めし直します。 5. 「"動作中のモジュール変更"機能を使用しないモジュールの交換 (ページ 112)」の章の説 明に従って、デジタル出力モジュールを取り付けます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 119 保守とサービス 7.10 IM 153-x の更新 7.10 IM 153-x の更新 7.10.1 IM 153-x の更新時期は? パフォーマンスや(互換性のある)機能を強化した後は、インターフェースモジュール IM 153-x を最新のファームウェアバージョンに更新する必要があります。 7.10.2 IM 153-1/-2Ax0x の更新 IM 153-1 および IM 153-2Ax0x の更新を希望する場合には、Siemens の担当者までお問い合 わせください。 7.10.3 IM 153-2Bx00 の更新 最新バージョンのファームウェアを入手するには 最新ファームウェアは、Siemenのパートナーから入手するか、あるいはインターネット (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/15350678)からダウンロードできます。 ヒント: ● 更新に先立ち、現在インストールされているファームウェアのバージョンを書き留めて おきます。 ● 新しいファームウェアで問題が生じた場合は、更新前(現在)のバージョンをインターネッ トからダウンロードしてインターフェースモジュールに再度転送することができます。 原則 IM 153-2(注文番号 6ES7 153-2Bx00-0XB0)が更新可能です。更新には STEP 7(V5.2 以上)が 必要です。 更新を実行する方法は 3 つあります。 ● PROFIBUS DP 経由の PD/PC からの更新(直接) ● PROFIBUS DP および CPU 経由の PD/PC からの更新 ● SIMATIC Micro Memory Card による更新 更新が正常に完了したら、IM 153-2 の以前のファームウェアバージョンを示すステッカー の上に更新されたファームウェアバージョンを示すステッカーを貼っります。 必要条件 PROFIBUSDP 経由の更新の場合 ● 更新対象のステーションの IM 153-2 にオンラインでアクセスできる。 ● 現在の(新)バージョンのファームウェアのファイルが、PD/PC のファイルシステムで使 用できる。 SIMATIC Micro Memory Card を使用した更新の場合 ● 更新ファイルが SIMATIC Micro Memory Card にある必要があります。 120 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.10 IM 153-x の更新 サンプル設定 PROFIBUS DP 経由の PD/PC からの更新(直接) 更新ファイルのある PG/PC は、IM 153-2 の PROFIBUS インターフェースに直接接続され ています(下図参照)。 注記 各 IM 153-2 を含む STEP 7 プロジェクトがない場合は、STEP 7 でオンライン表示(使用可 能なノード)を使って更新することもできます。 (70 ,0 3*3& 図 7-4 PROFIBUS DP(IM 153-2 の PD/PC で直接)経由の更新 PROFIBUS DP および CPU 経由の PD/PC からの更新 更新ファイルのある PD/PC は、CPU の MPI インターフェースに接続されています。IM 153-2 は、PROFIBUS-DP を通じて CPU の 2 番目のインターフェースに接続されています (下図参照)。STEP 7 プロジェクトで、IM 153-2 が CPU にリンクされている必要がありま す(CPU 315-2 DP など)。 &38'3 (70 ,0 3*3& 図 7-5 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 PROFIBUS DP 経由の更新(CPU 経由で PD/PC から IM 153-2 へ) 121 保守とサービス 7.10 IM 153-x の更新 SIMATIC Micro Memory Card (MMC)経由の更新 更新には、次の SIMATIC Micro Memory Card を使用できます。 表 7- 2 IM 153-2 の更新に使用可能な SIMATIC Micro Memory Card タイプ 注文番号 SIMATIC Micro Memory Card 2M 6ES7953-8LL20-0AA0 SIMATIC Micro Memory Card 4M 6ES7953-8LM20-0AA0 SIMATIC Micro Memory Card 8M 6ES7953-8LP20-0AA0 SIMATIC Micro Memory Card を使い、次の手順で更新します。 1. STEP 7 およびプログラミング装置を使用し、SIMATIC Micro Memory Card に更新ファ イルを転送します。SIMATIC Micro Memory Card に保存されたデータは、更新ファイル によって上書きされます。 3*3& 2. IM 153-2 の電源を切り、更新データを含む SIMATIC Micro Memory Card を挿入します。 (70 ,0 3. 電源を投入します。 – IM 153-2 によって更新ファイルを含む SIMATIC Micro Memory Card が自動検出され、 更新が開始されます。 – 更新中には SF LED と BF LED が点灯します。 – 更新が完了すると BF LED が 0.5Hz で点滅します。 4. IM 153-2 の電源を切り、更新データを含む SIMATIC Micro Memory Card を挿入します。 SIMATIC Micro Memory Card を取り出すには、小型のネジ回しやボールペンなどで取り 出しボタンを押します。 冗長システムでの更新 アクティブな IM 153-2 の更新が PROFIBUSDP 経由で実行される場合は、更新後のリセッ トによって自動的に 2 台の IM 153-2 モジュール間の切り替えがトリガされます。冗長シス テムの場合は、2 台目の IM 153-2 も更新することをお勧めします。この更新は IM 153-2 ご とに別々に実行される必要があります。 122 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.10 IM 153-x の更新 更新後の再起動 PROFIBUS DP 経由の更新 STEP 7 ユーザーインターフェースでは、以下を設定できます。 ● IM 153-2 の更新完了後に、新しいファームウェアを使用して起動するために IM 153-2 で 自動リセットを実行するかどうか。 注意 [ダウンロード後にファームウェアを有効にする]フィールドが選択されていると、わず かの間 ET 200M でステーションエラーが発生します。これに対する対策を取っていな い場合には、更新によるラックエラーのために CPU が STOP モードになります。 ● 電源を切って IM 153-2 をリセットしてください。電源が再度入れられたときに IM 153-2 は新しいファームウェアを使用して起動します。 SIMATIC Micro Memory Card (MMC)経由の更新 更新後、IM 153-2 は電源を切ることによってのみリセットできる状態になっています。更 新が完了すると、次回電源が入れられたときに IM 153-2 は新しいファームウェアを使って 起動します。 更新の失敗 更新に失敗した場合は、IM 153-2 は次回電源を入れたときに、更新前の(古い)ファームウェ アを使って起動します。 7.10.4 IM 153-2Bx00 の更新方法 最新バージョンのファームウェアを入手するには 最新ファームウェアは、Siemenのパートナーから入手するか、あるいはインターネット (https://portal.automation.siemens.com/apps/metasearch_p/index.ad.nwa.EN.html?q=15350678)からダウンロードできます。 ヒント: ● 更新に先立ち、現在インストールされているファームウェアのバージョンを書き留めて おきます。 ● 新しいファームウェアで問題が生じた場合は、更新前(現在)のバージョンをインターネッ トからダウンロードしてインターフェースモジュールに再度転送することができます。 原則 注文番号 6ES7153-2Bxx1-0XB0 以降の IM 153-2 の更新方法は、次のように IM 153-2 の設 定によって異なります。 IM 153-2Ax0x の設定の場合: 更新は、PROFIBUS DP(直接)経由の PD/PC から、および STEP 7 のオンライン表示(アク セス可能なノード)経由で実行されます。これには更新ファイルのある PG/PC が、IM 153-2 の PROFIBUS インターフェースに直接接続されている必要があります(下図参照)。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 123 保守とサービス 7.10 IM 153-x の更新 IM 153-2Bx00 としての設定の場合 更新を実行する方法は 2 つあります。 ● PROFIBUS DP 経由の PD/PC からの更新(直接) ● PROFIBUS DP および CPU 経由の PD/PC からの更新 更新には STEP 7(V5.2 以上)が必要です。 IM 153-2Bxx1 としての設定の場合 2 つの更新方法があります。 ● PROFIBUS DP 経由の PD/PC からの更新(直接) ● PROFIBUS DP および CPU 経由の PD/PC からの更新 これには STEP 7(V5.4 以降)が必要です。 更新が正常に完了したら、IM 153-2 の以前のファームウェアバージョンを示すステッカー の上に更新されたファームウェアバージョンを示すステッカーを貼っります。 インターフェースモジュール IM 153-2Bxx1-0XB0 を使ったシステムの場合、冗長モードで 稼働中に両方のインターフェースモジュールのファームウェアを更新することができます。 更新を実行するには STEP 7 のサポート機能が必要ですが、アプリケーションの実行には全 く影響ありません。冗長システムのファームウェアは、PROFIBUS DP 経由の PD/PC から 更新します(直接)。 PROFIBUS DP 経由で更新する場合の条件 ● 更新対象のステーションの IM 153-2 にオンラインでアクセスできる。 ● 現在の(新)バージョンのファームウェアのファイルが、PD/PC のファイルシステムで使 用できる。 上記に加え、冗長システムの更新を実行する場合は、システムは次の条件を満たしている必 要もあります。 ● インターフェースモジュールは共に IM 153-2Bxx1-0XB0 で、それに適合するように設定 されている。 ● 冗長 IM 153-2 のあるステーションが以下の条件で動作している。 – S7-400H システムで – DPV1 モードのソフトウェア冗長化を使用して – リビジョン 5 以降の GSD を使用した任意の DP マスタで 冗長システムの両方のインターフェースモジュールの更新は STEP 7 でサポートされていま すが、以下のような場合には実行できません。 ● ステーションの IM 153-2 が旧バージョンを使用している。 ● インターフェースモジュール IM 153-2Bxx1-0XB0 が、旧バージョン(-2AA02-など)に対 するスペアパーツとして使用されている。 サンプル設定 「IM 153-2Bx00 の更新 (ページ 120)」の章を参照してください。 124 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.11 IM 153-4 PN のデータの保存と更新 更新後の再起動 STEP 7 ユーザーインターフェースでは、以下を設定できます。 ● IM 153-2 の更新完了後に、新しいファームウェアを使用して起動するために IM 153-2 で 自動リセットを実行するかどうか。 注意 [ダウンロード後にファームウェアを有効にする]フィールドが選択されていると、わず かの間 ET 200M でステーションエラーが発生します。 これに対する対策を取っていな い場合には、更新によるラックエラーのために CPU が STOP モードになります。 ● 電源を切って IM 153-2 をリセットしてください。電源が再度入れられたときに IM 153-2 は新しいファームウェアを使用して起動します。 更新完了後、最初のリセット時、または電源電圧を一度切って入れた時、インターフェース モジュール IM 153-2Bxx1 の起動には通常の起動より 60 秒ほど長く時間がかかります。 それ以降は、起動時間は通常に戻ります。 更新の失敗 更新に失敗した場合は、IM 153-2 は次回電源を入れたときに、更新前の(古い)ファームウェ アを使って起動します。 7.11 IM 153-4 PN のデータの保存と更新 記憶媒体 SIMATIC Micro Memory Card は、IM 153-4 PN の記憶媒体として使用されます。 MMC は 持ち運び可能なデータメディアとして使用できます。 SIMATIC Micro Memory Card で、技術データ(デバイス名)またはファームウェア更新データ を、保存できます。 SIMATIC Micro Memory Card の耐用年数 SIMATIC Micro Memory Card の耐用年数は、原則として以下の要因に依存します。 ● 削除またはプログラミング操作の数 ● 周囲温度などの外的影響 周囲温度が最大 60 °C まででの SIMATIC Micro Memory Card の耐用年数は、最大 100,000 回の削除/書き込み操作に対して 10 年です。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 125 保守とサービス 7.11 IM 153-4 PN のデータの保存と更新 SIMATIC Micro Memory Card のプラグイン 以下のメモリモジュールが使用できます。 表 7- 3 使用できる SIMATIC Micro Memory Card タイプ 注文番号 SIMATIC Micro Memory Card 64k 6ES7953-8LF20-0AA0 SIMATIC Micro Memory Card 128k 6ES7953-8LG11-0AA0 SIMATIC Micro Memory Card 512k 6ES7953-8LJ20-0AA0 SIMATIC Micro Memory Card 2M 6ES7953-8LL20-0AA0 SIMATIC Micro Memory Card 4M 6ES7953-8LM20-0AA0 SIMATIC Micro Memory Card 8M 6ES7953-8LP20-0AA0 SIMATIC Micro Memory Card 64k は、デバイス名の保存に十分です。 ファームウェアの更 新を行なう場合は、最低 2 MB の記憶容量を持つ SIMATIC Micro Memory Card が必要です。 カードの挿入/交換 SIMATIC Micro Memory Card は、ホットスワップをサポートします。 SIMATIC Micro Memory Card の面取りされた角が、挿入の間違いを防止します(逆極性の保護)。 モジュールスロットは、IM 153-4 PN の前面にあります。 1. SIMATIC Micro Memory Card は既にモジュールスロットに挿入されていますか? 挿入されている場合は、取り出しボタン(必要なら、ボールペンまたは小さなねじ回し を使って)を押してモジュールスロットからカードを取り外します。 2. 必要な SIMATIC Micro Memory Card をモジュールスロットに挿入します。 IM 153-4 PN 上の SIMATIC Micro Memory Card 用モジュールスロットの位置 1 (6/[$$ 6,(0(16 6,0$7,& %\WH 0LFUR 0HPRU\ &DUG 2 3 ① SIMATIC Micro Memory Card ② モジュールスロット ③ 取り出しボタン 図 7-6 126 IM 153-4 PN 上の SIMATIC Micro Memory Card 用モジュールスロットの位置 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.11 IM 153-4 PN のデータの保存と更新 最新バージョンのファームウェアを入手するには 最新ファームウェアは、Siemenのパートナーから入手するか、あるいはインターネット (http://support.automation.siemens.com)からダウンロードできます。 ヒント: ● 更新に先立ち、現在インストールされているファームウェアのバージョンを書き留めて おきます。 ● 新しいファームウェアで問題が生じた場合は、更新前(現在)のバージョンをインターネッ トからダウンロードしてインターフェースモジュールに再度転送することができます。 原則 注文番号 6ES7153-4AA00-0XB0 以降の IM 153-4 が更新可能です。 このため、STEP 7 V5.4 SP 2 以降が必要です。 2 つの更新方法があります。 ● PROFINET IO 経由の PD/PC からの更新(直接) ● SIMATIC Micro Memory Card を使用 更新が正常に完了したら、IM 153-4 PN の以前のファームウェアバージョンを示すステッカ ーの上に更新されたファームウェアバージョンを示すステッカーを貼っります。 必要条件 PROFINET IO 経由の更新 ● 更新対象のステーションの IM 153-4 PN にオンラインでアクセスできる。 ● 現在の(新)バージョンのファームウェアのファイルが、PD/PC のファイルシステムで使 用できる。 SIMATIC Micro Memory Card を使用して更新する場合 ● 更新ファイルが、SIMATIC Micro Memory Card で使用できることが必要です。 通知 ファームウェアが更新されると、ラインにあるステーションが失敗することがあります。 注記 SIMATIC Micro Memory Card を使用したファームウェアの更新は、"優先順位が付いた起動" パラメータで起動したインターフェースモジュールでは、できません。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 127 保守とサービス 7.11 IM 153-4 PN のデータの保存と更新 サンプル設定 PROFINET IO 経由の PD/PC からの更新(直接) 更新ファイルのある PG/PC は、IM 153-4 PN の PROFINET インターフェースに直接接続さ れています(下図参照)。 注記 各 IM 153-4 PN を含む STEP 7 プロジェクトがない場合は、STEP 7 でオンライン表示(アク セス可能なノード)を使って更新することもできます。 (70 ,031 3*3& 図 7-7 PROFINET IO (IM 153-4 PN 上の直接 PG / PC)経由の更新 SIMATIC Micro Memory Card を使用した更新 更新には、次の SIMATIC Micro Memory Card を使用できます。 表 7- 4 IM 153-4 PN の更新に使用できる SIMATIC Micro Memory Card タイプ 注文番号 SIMATIC Micro Memory Card 2M 6ES7953-8LL20-0AA0 SIMATIC Micro Memory Card 4M 6ES7953-8LM20-0AA0 SIMATIC Micro Memory Card 8M 6ES7953-8LP20-0AA0 SIMATIC Micro Memory Card を使用してアップグレードを実行するには、以下の手順に従 ってください。 1. STEP 7 およびプログラミング装置を使用し、更新ファイルを SIMATIC Micro Memory Card に転送します。 SIMATIC Micro Memory Card に保存されているデータが、更新フ ァイルによって上書きされます。 3*3& 2. IM 1534 PN の電源を切ります。 3. モジュールスロットから、デバイス名の入った既存の SIMATIC Micro Memory Card を取 り外します。 SIMATIC Micro Memory Card を取り出すには、小型のネジ回しやボールペンなどで、モ ジュールスロット下部の取り出しボタンを押します。 128 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 保守とサービス 7.11 IM 153-4 PN のデータの保存と更新 4. 更新を含む SIMATIC Micro Memory Card を、モジュールスロットに挿入します。 (70 ,031 5. 電源を投入します。 – IM 153-4 PN によって更新ファイルを含む SIMATIC Micro Memory Card が自動検出 され、更新が開始されます。 – 更新中には SF LED と BF LED が点灯します。 – 更新が完了すると BF LED が 0.5Hz で点滅します。 6. IM 153-4 PN の電源を切り、更新データの入った SIMATIC Micro Memory Card を取り出 します。 7. デバイス名の入った SIMATIC Micro Memory Card をモジュールスロットに再挿入し、電 源を入れます。 更新後の再起動 PROFINET IO 経由の更新 STEP 7 ユーザーインターフェースでは、以下を設定できます。 ● IM 153-4 PN が、新しいファームウェアを使用して起動するために、更新完了後に自動 リセットを実行するかどうか。 注意 [ダウンロード後にファームウェアを有効にする]フィールドが選択されていると、わず かの間 ET 200M でステーションエラーが発生します。 これに対する対策を取っていな い場合には、更新によるラックエラーのために(IO コントローラの)CPU が STOP モー ドになります。 ● 電源を切って IM 153-4 PN をリセットしてください。 電源が再度入れられたときに IM 153-4 PN は新しいファームウェアを使用して起動します。 を使用した更新 SIMATIC Micro Memory Card 更新が完了すると、IM 153-4 PN が新しいファームウェアを使って起動し、操作できるよう になります。 更新の失敗 更新に失敗した場合は、IM 153-4 PN は次回電源を切って入れたときに、現行の(「古い」) ファームウェアを使って起動します。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 129 保守とサービス 7.11 IM 153-4 PN のデータの保存と更新 130 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 8 機能 8.1 拡張入力データ対応の I/O モジュールのサポート IM 153-2BAx2 インターフェースモジュールは、拡張入力データ(> 16 バイト)対応の I/O モ ジュールをサポートします。 詳細については、各モジュールの文書を参照してください。 拡張出力データはサポートされていません。 ET 200M の場合、これには以下のような意味があります。 ● 使用中の I/O モジュールは、拡張入力データ対応をサポートしていなければなりません。 ● IM 153-2BAx2 は、起動している、あるいは取り外された I/O モジュールの拡張データ入 力に代替値"0"を提供します。 ● 入力の総量は、以下の値を超えてはなりません。 – スロットあたり 128 バイト – IM 153-2BAx2 あたり 244 バイト、つまり ET 200M あたり これらの制限は、設定中に確認されます。 ● 「標準」および拡張入力データは内部的には一貫していますが、互いには一貫していま せん。 下図は、この点を図示しています。 ክኁእ ክኁእ ክኁእ ಯ㲨䄥ರ⏴┪ኤዙኜ ⏷ክኁእሯ强 ክኁእ ክኁእ ክኁእ ክኁእ ⅲ㦎⊳ቒ ንዂዙወኜኁኴሮቬ㼉⸩ ቿኧዊኍኔኍኧወንዂዙወቑ)))+ቍቌ ᇭ 强㊶ቑⓅ棟 㕰㇄⏴┪ኤዙኜ ⏷[ክኁእሯ强 ⅲ㦎⊳ቒቊሼᇭ 㦏⮶ክኁ እቡ ቊ 拡張入力データは、「標準」入力データより長い時間間隔で更新されます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 131 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 8.2.1 概要 IM 153-2 を使用してタイムスタンプが実行できます。 ● S7-400 オートメーションシステム内 – 精度 10ms のタイムスタンプ、または精度 1ms の高精度タイムスタンプの FB 62(FB TIMESTMP)を使用しながら、STEP 7 を使用 (STEP 7 についてはオンラインヘルプを参照) – 精度 10ms の FB 90(FB IM_DRV)を使用しながら、PCS 7 システムソリューションを 使用 精度 10msのタイムスタンプおよび時間同期の詳細については、PCS 7 機能マニュア ル『プロセス制御システムPCS 7 10 ms タイムスタンプ (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/15231179)』を参照してくださ い。 ● 最高の 1ms 精度で、タイムスタンプ S7-400 オートメーションシステム外で 制御 タイムスタンプ機能は、選択された入力信号、および使用するアプリケーションに関連した 入力信号に対して使用できます。ET 200M では、最大 128 デジタル入力の入力信号にタイ ムスタンプを押すことができます。PROFIBUS DP および IM 153-2 における負荷分散の改 善のために、必要に応じて複数の IM 153-2 にこれらの信号を分散させることを推奨してい ます。 IM 153-2BAx2 インターフェースモジュールは、スロットあたり最大で 32 のデジタル入力 からの入力信号のタイムスタンプをサポートしています。 ET 200M あたり最大で 128 のタ イムスタンプチャンネル(DI)という既存の制限は残っています。 タイムスタンプに以下のデジタル入力モジュールを指定できます。 ● 6ES7321-7BH01-0AB0 (1 ms) ● 6ES7321-7TH00-0AB0 (10 ms) ● 6ES7321-7RD00-0AB0 (10 ms) ● 6ES7326-1BK01-0AB0 (30 ms) 括弧内の数字は、可能な最高精度を示しています。 それぞれの精度クラスについては設置 ガイドラインにも注意してください。 132 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 限界条件 タイムスタンプの精度は、次の限界条件に左右されます。 ● ET 200M でタイムスタンプされた入力信号数はタイムスタンプの精度に影響を与えます。 つまり、タイムスタンプされた入力信号の数が多いほど、タイムスタンプの精度は低下 します。 ● タイムスタンプの精度は、プロセス割り込みおよびデータレコードの読み取り/書き込み 処理によって低下します。 ただし、指定されたタイムスタンプ精度(10ms または 1ms)は維持されます。 ● 同期処理の場合、タイムスタンプの精度は常に DP サイクルタイムに対応しています。 動作原則 IM 153-2 では、変更された入力信号にそれぞれの現在の時刻を指定し、これをバッファ(メ ッセージリスト)に保存します。このようなメッセージリストは、タイムスタンプされた信 号変更についての最大 20 個のメッセージが付いたデータレコードです。IM 153-2 には最大 15 個のデータレコードを保存できます。 信号メッセージには次の情報が含まれます。 ● (報告された)DI モジュールのスロット番号(4~11) ● DI モジュールのチャンネル番号 ● 信号ステータス(着信、発信) ● 信号変更時刻 タイムスタンプされた信号が存在する、またはデータレコードが一杯の場合は、IM 153-2 によって DP マスタへのプロセス割り込みが生成されます。バッファは"データレコード読 み込み"を使って評価されます。 タイムスタンプ処理に影響を与えるイベント(タイムスタンプ処理の STOP、タイムメッセ ージフレームエラーなど)が発生した場合は、特殊なメッセージが生成されます。 特殊メッセージには次の情報が含まれます。 ● IM 153-2 のスロット番号(常に"2") ● 特殊メッセージのコード(タイムスタンプ処理の STOP など) ● 特殊メッセージの特性(着信/発信など) ● 特殊メッセージの時刻 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 133 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 パラメータ割り当て 設定に応じて、どの IM 153-2 のデジタル入力データを監視するかを設定します。タイムス タンプ処理では、デジタル入力の信号変更が監視の対象になります。 信号の 2 つのエッジに常にスタンプが押されます。この操作が行われるときには、次の割り 当てを設定できます。 ● 「立ち上がり」(0→1)を「着信信号」として設定 この結果「立ち下がり」(1→0)は「発信信号」になります。 ● 「立ち下がりエッジ」(1→0)を「着信信号」として設定 この結果「立ち上がりエッジ」(0→1)は「着信信号」になります。 注記 タイムスタンプの精度を設定するパラメータはありません。ただし、各精度を実現する には、指定された条件や規則に従う必要があります。 134 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 8.2.2 機能性 8.2.2.1 精度 10ms のタイムスタンプ 要件 ● デジタル入力に対する精度 10ms のタイムスタンプ処理は、一貫してすべてのハードウ ェアとソフトウェアコンポーネントによってサポートされている必要があります(コンポ ーネントを有したオートメーションシステムを介した IM 153-2 から、必要に応じて装置 視覚化のためのオペレータステーションに至るまで)。 ● 同期間隔は 10 秒に設定する必要があります。 IM 153-2 を使用して信号変更にタイムスタンプ処理を実行する構造の例 3 1 2 9 8 6 4 10 5 7 4 5 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ 装置視覚化のためのオペレータステーション(OS) 産業用イーサネット 時刻センダー(SICLOCK) ET 200M 分散型 I/O SM 321 デジタル入力モジュール(6ES7321-7BH...) CP 443-5(DP マスタ) PROFIBUS DP CP 443-1 S7-400 オートメーションシステム オプション: RS 485 リピータ 図 8-1 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 IM 153-2 を使用した信号変更タイムスタンプ処理の構造例 135 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 8.2.2.2 精度 1ms の高精度タイムスタンプ 制御 精度 1ms の高精度タイムスタンプを実現するには、次のようなコンフィグレーションを認 証する必要があります。 ● 高精度の時間同期化を行うオートメーションシステム これを実行するには、オートメーションシステムで SICLOCK TM などのクロックマスタ を利用できる必要があります。 ● IM 153-2(6ES7153-2BAx1-0XB0 で)を使用した ET 200M ● DP マスタと入力信号にタイムスタンプが押される ET 200M の間で RS 485 リピータが 設置されていない ● ET 200M で使用できるのはデジタル入力モジュールだけである。 ● DI モジュール(6ES7321-7BHxx-0AB0)からの信号だけをタイムスタンプ処理できる。 – すべてのデジタル入力の入力遅延は最小値(100μs)に等しくなるように設定される必 要があります。 – プロセス割り込みは無効になっている必要があります。 ● タイムスタンプを受信する入力信号が、スロット 4、チャンネル 0 となるべく同じにな るようにシームレスに並んでいる必要があります。 ● ET 200M の起動時間まで待機する必要があります(少なくとも 10 秒)。 ● エンコーダの物理的要素を監視する必要があります。 入力信号の遷移(立ち上がり時間、 スパイク波形など)ガ異なるため、タイムスタンプの精度にさまざまな影響を与えます。 制限事項 次のような状況では、タイムスタンプの精度が低下する可能性があります。 ● 診断処理中 ● ファームウェアの更新中 ● I&M データの読み取り中 ● その他の非周期サービス実行中 範囲 タイムスタンプ処理の精度はライン全体に適用されます。 136 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 8.2.2.3 タイムスタンプ処理のための時間同期 要件 以下の要件がタイムスタンプのための時間同期に適用されます。 ● オートメーションシステムには、SICLOCK TM などのクロックマスタが必要です。 10 秒の同期間隔で動作している必要があります。 ● タイムメッセージフレームを次の方法で転送する必要があります。 – CP 443-1 などのイーサネットを介して – PROFIBUS DP(統合 DP マスタまたは拡張 CP 443-5 を介して)で ● IM 153-2(ES7153-2BAx1-0XB0 で)に対して同期間隔を 10 秒に設定する必要があります。 精度 1 ms の高精度タイムスタンプ処理のための時間同期 次のようなハードウェアコンポーネントおよび設定で高精度タイムスタンプ処理を行うには、 時間同期を実行する必要があります。 ● タイムマスタ: GPS 同期付き SICLOCK TM(FW V3.3.0090 で) SICLOCK TM 用に設定するパラメータ: パス/タブ 同期/ 冗長化 同期 パラメータ (カッコ内は SICLOCK パラ メータメニューからの数字) 値 モード(218) ランプ ステップポジティブ(219) マイクロステップ ステップネガティブ(220) 入力 イーサネット 入力モード 入力タイプ(230) DCF 入力 E1 E1 アクティブ/パッシブ TTY パッシブ DCF アラーム(239) 5 LAN 全般 LAN タイムアウト(349) 0.5s LAN 1-5 Adr1 プロトコル(例、350) レイヤ 2 - S5 Adr1 送信(例、351) 10s Adr 定義(例、352) ブロードキャスト Adr1 は例として与えられています。 他の LAN-接続/アドレスには、それに応 じた他のパラメータ番号があります。 LAN その他 SNTP サーバー(550) オフ ● イーサネット: CP 443-1 FW V2.6 で、6GK7443-1EX11-0XE0 Ethernet CP 用に設定するパラメータ: パラメータ 値 転送時間 LAN からステーションへの SIMATIC プロシージャで時間同期をオンにします。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 137 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 ● PROFIBUS DP: 拡張 CP 443-5 V6.0 で、6GK7443-5DX04-0XE0 (統合 DP インターフェースを介してではなく、外部 DP マスタを介した同期) 外部 DP マスタ用に設定するパラメータ: パラメータ 値 時間同期 ステーションから LAN への ● CPU、CPU 41x CPU 41x 用に設定するパラメータ: パス/タブ 診断/クロック > 同期 同期タイプ パラメータ 値 PLC で なし/スレーブとして 設定例 図 8-2 138 SICLOCK TM パラメータメニュー ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 図 8-3 CP 443-1 プロパティ 図 8-4 CP 443-5 拡張プロパティ ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 139 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 140 図 8-5 CPU プロパティ 図 8-6 DP スレーブプロパティ ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 8.2.2.4 冗長化システムでのタイムスタンプ IM 153-2 は、冗長システム S7-400H でタイムスタンプ処理の機能をサポートしています。 S7-400H における信号変更のタイムスタンプ処理 両方の IM 1532 により、タイムスタンプされた信号のメッセージが保存されます。これに より、アクティブからパッシブ IM 153-2 に切り替えた後、"新しい"アクティブ IM 153-2 は 引き続き処理を行うために最新のメッセージを準備します。 注記 2 台の IM 1532 間での切替え中は、信号変更はタイムスタンプ処理されません。 "Changeover with redundant BEGIN/END"(「冗長化切替え開始/終了」)という特殊メッセー ジによりこの時間は通信されます。 冗長システムでのタイムスタンプの詳細については、『PCS 7 関連資料 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/10806846/130000)』文書を参照してく ださい。 3 1 2 6 4 4 5 7 7 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 装置視覚化のための WinCC オペレータステーション(OS) 工業用 Ethernet タイムマスタ(SICLOCK) IM 153-2 を 2 台使用した ET 200M 分散型 I/O 冗長 DP マスタシステム S7-400H オートメーションシステム オプション:RS 485 リピータ 図 8-7 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 H システムでの冗長化に IM 153-2 を 2 台使用した構造例 141 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 8.2.3 S7-400 内におけるタイムスタンプ処理 8.2.3.1 STEP 7 を使用したカスタマーアプリケーション 顧客のアプリケーションでデジタル入力信号のタイムスタンプ処理を行う場合、10msおよ び 1msの精度で処理を実行できます。 この精度で実行する際に、上記の「機能性 (ペー ジ 135)」に挙げられた規則および要件が適用されます。 ユニットでは、時間の同期が実行 される必要があります。 FB 62(FB TIMESTMP)はIM 153-2 へのインターフェースとして、タイムスタンプ処理には 必要なコンポーネントです。 タイムスタンプされた信号の評価は、ユーザープログラム(顧客アプリケーション)を通じて 実行されます。詳細については「STEP 7 のオンラインヘルプ」を参照してください。次の 図は、STEP 7 の標準ライブラリ内の FB 62 の格納場所を示しています。 図 8-8 8.2.3.2 STEP 7 の FB 62 の格納場所 PCS 7 システムソリューションを使用した場合 信号変化の 10-ms タイムスタンプは、PCS 7 で ユニット視覚化のための WinCC があるオ ペレータステーションまでの S7-400 経由の IM 153-2 など、全てのソフトウェアおよびハ ードウェアコンポーネントによって一貫してサポートされています。 タイムスタンプ処理には次のコンポーネントが不可欠です。 ● IM 153-2 へのインターフェースとしてのドライバブロック FB 90(FB IM_DRV) ● システムの視覚化を実現する WinCC 精度 10msのタイムスタンプおよび時間同期の詳細については、『プロセス制御システム PCS 7 10 ms タイムスタンプ (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/15231179)』マニュアルを参照してく ださい。 142 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 IM 153-2 を使用した信号変更のタイムスタンプ処理の構造例 3 1 2 9 8 6 4 10 5 7 4 5 ① 装置視覚化のための WinCC オペレータステーション(OS) ② 工業用 Ethernet ③ タイムマスタ(SICLOCK) ④ ET 200M 分散型 I/O ⑤ SM 321 デジタル入力モジュール(6ES7321-7BH...) ⑥ CP 443-5(DP マスタ) ⑦ PROFIBUS DP ⑧ CP 443-1 ⑨ S7-400 オートメーションシステム ⑩ オプション:RS 485 リピータ 図 8-9 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 IM 153-2 を使用した信号変更のタイムスタンプ処理の構造例 143 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 8.2.4 S7-400 システム外でのタイムスタンプ処理 8.2.4.1 必要条件 インターフェースモジュール IM 153-2Bxx1 を使用する場合は、S7-400 オートメーション システム外でもタイムスタンプ機能を使用可能です。 上記の原則と規則が適用されますが、それらに従った場合には最高 1ms の精度が実現しま す。 タイムスタンプ処理には同期間隔を 10 秒に設定します。 ET 200M および DP マスタの要求 ET 200M ● IM 153-2(注文番号 6ES7153-2Bxx1-0XB0 で) ● 適切な DI モジュール ● IM 153-2 は GSD リビジョン 5(例、割り込み有効化)によって構築するする必要がありま す ● IM 153-2 で DPV1 モードを有効にする必要があります ● クロックマスタでの設定に適合した同期間隔 DP マスタ: ● DPV1 に適合した必要条件を満たす必要があります ● 割り込み処理ができる必要があります ● データレコードの処理ができる必要があります(読み取り/書き込み) ● タイムメッセージフレームの送信/転送ができる、またはクロックマスタが同じ PROFIBUS DP ラインでアクセス可能である必要があります 144 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 サンプルのコンフィグレーション: 統合 DP マスタが CPU が受信した時刻を転送 1 2 3 4 5 7 ① 6 装置視覚化のためのオペレータステーション(OS) ② 産業用イーサネット ③ 以下のコンポーネントを備えた CPU • クロックマスタとしての統合クロック • 統合 DP マスタ ④ オートメーションシステム ⑤ ET 200M 分散型 I/O ⑥ デジタル入力グループ(例、SM 321-7BH...) ⑦ PROFIBUS DP 図 8-10 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 サンプルのコンフィグレーション: 統合 DP マスタが CPU(クロックマスタ)から受信し た時刻を転送 145 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 サンプルのコンフィグレーション: DP マスタおよび DP クロックマスタとしての通信プロセッサ 3 1 2 4 5 6 7 8 10 ① 装置視覚化のためのオペレータステーション(OS) ② 産業用イーサネット ③ タイムマスタ(例、SICLOCK) ④ CPU ⑤ 産業用イーサネットに接続するための通信プロセッサ ⑥ DP マスタおよび DP クロックマスタとしての通信プロセッサ ⑦ オートメーションシステム ⑧ ET 200M 分散型 I/O ⑨ デジタル入力グループ(例、SM 321-7BH...) ⑩ PROFIBUS DP 図 8-11 146 9 サンプルのコンフィグレーション: DP マスタおよび DP クロックマスタとしての通信プ ロセッサ ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 サンプルのコンフィグレーション: DP マスタおよび独立したタイムマスタとしての通信プロセッサ 1 2 4 3 5 6 7 9 10 ① 8 装置視覚化のためのオペレータステーション(OS) ② 産業用イーサネット ③ CPU ④ 産業用イーサネットに接続するための通信プロセッサ ⑤ DP マスタとしての通信プロセッサ ⑥ オートメーションシステム ⑦ ET 200M 分散型 I/O ⑧ デジタル入力グループ(例、SM 321-7BH...) ⑨ タイムマスタ ⑩ PROFIBUS DP 図 8-12 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 サンプルのコンフィグレーション: DP マスタおよび独立したタイムマスタとしての通信 プロセッサ 147 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 8.2.4.2 動作原則 ● 240 データレコードは、ET 200M でのタイムスタンプ処理用に作成されたデータレコー ドです。 タイムスタンプ処理のために IM 153-2 によって呼び出されるモジュール、入力チャンネ ル、およびそのタイプが定義されています。 データレコード 240 を受信する際に、作成されたスレーブの構造に対するデータレコー ドの一貫性がチェックされます。 データレコード 240 が正しく送信されると、すぐに IM 153-2 のタイムスタンプ機能が作 動します。 ● 監視された入力において入力信号が変化すると、IM 153-2 によってこのイベントにタイ ムスタンプが押され、データレコード 100~114 の 1 つに格納されます。 ● その後、IM 153-2 によってプロセス割り込みがトリガされます。 ● マスタがスレーブへの診断要求で反応します。 ● IM 153-2 は診断フレームでこれに応答します。 この診断フレームにはその他のデータを 含め、タイムスタンプを押されたメッセージを含むデータレコード数が入っています。 ● この診断フレームのために、関連した実行レベル"プロセス割り込み"がユーザープログ ラムで起動します。 この実行レベル内で、ユーザーは IM 153-2 からのメッセージでど のデータが読み取られるかを理解できるようにする必要があります。 アプリケーション ケースによっては、この実行レベルで複数の呼び出しがないかを確認する必要もありま す。 使用する CPU のマニュアルで、DPV1 ブロック(例、"RALRM")を検索してください。 ● ユーザープログラムによって、実行レベルの"プロセス割り込み"でエントリが監視され ます。 エントリが検出されると、データレコードが IM 153-2 から読み取られます。 DPV1 に合致したブロックもこの処理を実行します。 使用する CPU のマニュアルで、DPV1 ブロック(例、"RDREC")を参照してください。 ● アプリケーションの要件に従い、データレコードの保存、またはそれ以上の処理が行わ れます。 信号メッセージはそれぞれ 12 バイトで構成され、データレコードには最大 20 個のメッセージが入ります。 148 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 イベントの順序 ,0 ኜኁኽኖኜዐኴⅧሰ≰⚆ሯ∎䞷 ♾厌 ,0 ኴዊኘኖ━ቭ手ቢትእ䂗ቢ ዃዙናዙ ━ቭ手ቢ㍔⫀ሮቬቑᇬ♝楕ሸቯቮኤዙኜ ዉነዙኦ栱ሼቮ㍔⫀ት 崼ባ㉔尐ሯሥቭቡሼᇭ ዃዙናዙ 岧承ሸቯቂኤዙኜዉነዙኦቒ,0 ሮቬ♝楕ሸቯቮ㉔尐ሯሥቭቡሼᇭ宖㟿 ቑኤዙኜዉነዙኦት♝楕ሼቮ㉔尐ሯሥ ቮ⫃⚗ቒᇬ㦏ብ♳ሧብቑሮቬ⏗崼ቢ 手ባ㉔尐ሯሥቭቡሼᇭ ዃዙናዙ ኤዙኜትሸቬ⑵䚕ሼቮ㉔尐ሯሥቭ ቡሼᇭ 図 8-13 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 タイムスタンプ済み信号の処理 149 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 8.2.4.3 タイムスタンプのコミッショニングについての簡単な紹介 DPV1 ブロックの"RALMR"および"RDREC"を使用する場合、入力信号のタイムスタンプ機 能を持つ ET 200M のコミッショニングは次のように実行します。 ステップ 作業 説明 1. DP マスタに GSD ファイルを供給 します。 PROFIBUS DPで使用する適切なDPV1 スレーブ (IM 153-2BAx1)についての情報は、DPマスタによ りGSDファイルから取得します。 IM 153-2BAx1 用のGSDファイルはインターネット (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/113498)にあります。 2. スレーブを DP マスタに統合しま す。 使用するマスタシステムの DP ラインに IM 153-2 を追加し、ET 200M のスロット 4 で使用されるモ ジュールを追加します。 3. マスタとスレーブに対し、同期モ ードと同期間隔を設定します。 マスタ: • 同期のタイプ:マスタ • 同期間隔:例: 10 秒 スレーブ: • 時間同期: アクティブ • 同期間隔:例: 10 秒 マスタとスレーブの同期間隔には同じ値を設定する 必要があります。 4. PROFIBUS DP で ET 200M をコミ • ッショニングします。 • • • マスタに設定を転送します。 マスタとスレーブを接続します。 設定したスレーブのアドレスを確認します。 装置の電源を投入します。 起動後にスレーブは中断することなくマスタと通信 します。このとき LED "ON"が点灯し、LED "BF1" は消灯します。 この状態にならない場合は、スレーブからの診断デ ータを読んで評価するか、PROFIBUS モニタを使 用して通信状態を解析します。 5. タイムスタンプ機能を有効にしま す。 タイムスタンプ機能は、IM 153-2 でデータレコード 240 に書き込みを実行することにより有効になりま す。 データレコード 240 は基本的に次の情報を要求しま す。 • どのスロットでどのチャンネルがタイムスタン プを押されるか • 着信または発信メッセージを生じさせる信号変 更(0→1 または 1→0) 150 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 ステップ 作業 説明 6. 重要な信号メッセージを診断し、 情報を保存します。 信号メッセージを受信すると、スレーブがマスタに プロセス割り込みを送信します。すると、マスタは スレーブに診断を要求します。 プロセス割り込みを受信したとき に、ブロック"RALRM"がアクティ ブであることを確認します。この ブロックを配線する必要がありま す。 スレーブは診断フレームを使って応答します。 この診断フレームにもとづき、ユーザープログラム を介してブロック"RALRM"が開始される必要があり ます。このブロックはメモリで TINFO および AINFO を読み込みます。これに関連した情報は次 のとおりです。 • スレーブの診断アドレス • データレコードの数 • データレコードのメッセージ数 データ送信後に新しいビットが"RALRM"ブロックか ら"1"に設定されます。 7. "RDREC"ブロックで、レポートさ れたデータレコードから信号メッ セージを読み取ります。このブロ ックを配線する必要があります。 "RDREC"ブロックがユーザープログラムで処理され ることを確認する必要があります。重要なメッセー ジ("RALRM"ブロックからの新しいビットにより信 号される)の場合には、これによりレポートされた データレコード(100~114)が読み取られ、指定され たターゲット範囲(DB 46 など)に保存されます。 "RDREC"ブロックを有効にする前に、"RALRM"ブ ロックからの次の値を変更する必要があります。 • INT の診断アドレス→DINT • BYTE のデータレコード番号→INT 8. "RALRM"ブロックの NEW ビット をリセットします。 データレコードの値が読み取られ、その後の処理の ためにデータが保存される場合は、"RALRM"ブロッ クの NEW ビットをリセットする必要があります。 これは必ず実行する必要があります。 これで次のデータレコードを読み取ることができます(ステップ 6~8)。 8.2.4.4 時間同期 S7-400 外のタイムスタンプ処理に必要な時間同期には、「タイムスタンプ処理のための時 間同期 (ページ 137)」で指定される要件が適用されます。 IM 153-2 に対するパラメータを GSD ファイルを使って設定する必要があります。 8.2.4.5 タイムスタンプの設定 入力信号のタイムスタンプ機能の設定のために、IM 153-2 ではデータレコード 240 という 形式のインターフェースが用意されています。以下に従って、要件を選択できます。 ● 一般的にタイムスタンプ機能を有効にするか無効にするか ● モジュールが挿入されるスロット番号、スタンプが押される入力信号 ● タイムスタンプを受信する信号("DI n Enable"を介して:タイムスタンプ有効/無効を設定) ● どの信号変更がどの方法でスタンプされるか("DI n Edge"を介して: 着信信号としての" 立ち上がり"エッジ、または着信信号としての"立ち下がり"エッジ)。 選択されなかったエッジは自動的に発信信号になります。つまり両方の信号変更にタイ ムスタンプが押されます。 DS_WRITE コマンドにより、データレコード 240 はタイムスタンプの設定のために IM 153-2 に転送されます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 151 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 入力信号のタイムスタンプを設定するデータレコード 240 の構造 データレコード DS 240 を含む電信には、以下のような 4 バイトのヘッダーデータがありま す。 ክኁእ )K ኤዙኜዉነዙኦቑ㦇ሰ手ቢ K ,0ቑኖዊአእ )K ኤዙኜዉነዙኦ㟿᧥ √K ㈛倩ቑክኁእ㟿᧥ 図 8-14 152 ␔⹈㎞✂ 設定用データレコード 240 を含む電信のヘッダーデータ ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 タイムスタンプの設定を行うデータレコード 240 の設定データは、次のような構造になっ ています。 ክኁእ ␔⹈㎞✂ ክዙንዄዐ ℗⌨ ኖዊአእ㟿ᨺ 5HV ኜኁኽኖኜዐኴ䎰╈ ኖዊአእ䟹⚆ᨺ 5HV ') ኤንኜወ⏴┪㟿 ኤዙኜㇱ㆞') ⊳ኖኣዙኜኖቍሺ ',ቑ㟿 ⊳ኖኣዙኜኖሥቭ ኰአእ6ቑ㈛ ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ℗⌨ ℗⌨ Ⓟ㈰ኰአእⅧሰⓅ㈰ክኁእ ',Q ኜኁኽኖኜዐኴ䎰╈ ኜኁኽኖኜዐኴ䎰╈ ኜኁኽኖኜዐኴ㦘╈ ኅአንൺቊ䧏≰ሺቂኾአኘዙን ኜኁኽኖኜዐኴ㦘╈ ኅአንൺቊ䧏≰ሺቂኾአኘዙን Ⓟ㈰ኰአእⅧሰⓅ㈰ክኁእ ', Ⓟ㈰ኰአእⅧሰⓅ㈰ክኁእ ', Ⓟ㈰ኰአእⅧሰⓅ㈰ክኁእ 䚍⦷ቑ㠿ኖዊአእ䟹⚆ₙ岧ቋ⚛㱧ክኁእ UHV ኖዊአእ䟹⚆ᨺ 栱抲Ⓟ㈰ክኁእቋ㦏㈛ቑኖዊአእ䟹⚆ቡቊ 図 8-15 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 設定用データレコード 240 の構造 153 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 IM 153-2BAx2 のタイムスタンプの設定を行うデータレコード 240 の設定データは、次のよ うな構造になっています。 ክኁእ ␔⹈㎞✂ ክዙንዄዐ,' ℗⌨ UHV ኖዊአእ㟿ᨺ ኜኁኽኖኜዐኴ䎰╈ ኖዊአእ䟹⚆ᨺ UHV ') ኤንኜወ⏴┪㟿 ኤዙኜㇱ㆞') ',ቑ㟿 ⊳ኖኣዙኜኖቍሺ ⊳ኖኣዙኜኖሥቭ ኰአእ6ቑ㈛ ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ℗⌨ ℗⌨ Ⓟ㈰ኰአእⅧሰⓅ㈰ክኁእ ',Q ኜኁኽኖኜዐኴ䎰╈ ኜኁኽኖኜዐኴ䎰╈ ኜኁኽኖኜዐኴ㦘╈ ኅአንൺቊ䧏≰ሺቂኾአኘዙን ኜኁኽኖኜዐኴ㦘╈ ኅአንൺቊ䧏≰ሺቂኾአኘዙን Ⓟ㈰ኰአእⅧሰⓅ㈰ክኁእ ', Ⓟ㈰ኰአእⅧሰⓅ㈰ክኁእ ', ', ', ', ', ', Ⓟ㈰ኰአእⅧሰⓅ㈰ክኁእ ', ', Ⓟ㈰ኰአእⅧሰⓅ㈰ክኁእ ሶሶሮቬ栚ⱚ㠿ሺሧኖዊአእ䟹⚆᧤ₙ岧ቋ⚛㱧ᇬክኁእሮቬ栚ⱚ᧥ UHV ኖዊአእ䟹⚆ᨺ 栱抲Ⓟ㈰ክኁእቋ㦏㈛ቑኖዊአእ䟹⚆ቡቊ 図 8-16 154 IM 153-2BAx2: パラメータ割り当てのためのデータレコード 240 の構造 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 エッジのパラメータ化 ● エッジ 0→1 のタイムスタンプ: 0→1 のデジタル入力信号変更の場合に、信号ステータス 80h(着信)の信号メッセージがデ ータレコード(DS 100~114)に格納されます。 ● エッジ 1→0 のタイムスタンプ: デジタル入力における 1→0 の信号変更の場合、信号ステータス 80h(着信)の信号メッセ ージがデータレコード(DS 100~114)に格納されます。 例 ET 200M の接続が完全に終了した状態(デジタル入力数 8、それぞれに対してデジタル入力 数 16)で、データレコード 240 にはタイムスタンプ設定のために、合計 50 バイトがありま す。 DS_WRITE の戻り値 データレコード書き込みの際の可能な戻り値は、DPV1 規格に準拠して取得することができ ます。 8.2.4.6 プロセス割り込みの構造 アラーム情報の構造 プロセス割り込みの構造は、DPV1 規格に準拠しています。 表 8- 1 診断フレームの内容(例) 値 意味 00 0C 00h ステーションステータス 05h マスタアドレス(例、B 5) 80 1Eh 製造元 ID 43 00 00h モジュール診断(変数長、ここでは 3 バイト) 07 82 00 00 00 00 00h モジュールステータス(変数長、ここでは 7 バイト) 08 02 02 20 00 67 01 0Dh タイムスタンプによる割り込み部分 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 155 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 表 8- 2 割り込み部分の内容(例) 値 意味 08h • • 02h 割り込みタイプ ビット 7 ... 6: 割り込みコード ビット 5 ... 0: 割り込み部分の長さ 02h スロット 20h • • 00h タイムスタンプのステータス 67h フェッチされるデータレコードのデータレコード番号 (64h~72h = DS 100~114) 01h データレコードに含まれるメッセージ数 (01h~14h = 1~20) 0Dh 固定値 表 8- 3 ビット 7 ... 3: 割り込みシーケンス番号 ビット 2 ... 0: 割り込みのタイプ タイムスタンプのステータス ビット 内容 意味 7…6 0 評価不要 5 タイムスタンプ処理の再配置 ビット 5 が"1"に設定されている場合は、タイムスタン プ処理が再度配置されるため、未読バッファ(データレ コード)の履歴を削除する必要があります。 0: 実行された新規の配置なし 1: 新規のスタンプ配置実行 4…0 0 タイムスタンプの新規配置は起動時、再起動時、および 冗長化モードへの切り替え時に必要となります。 これ らのイベントを指定した場合、ユーザープログラムにこ の削除機能をインストールする必要があります。 評価不要 DS_READ の戻り値 データレコード読み取り時の可能な戻り値(DPV1 規格に準拠)と共に、タイムスタンプに関 連する以下の戻り値を与えることができます。 表 8- 4 156 DS_READ の戻り値 コード 意味 0x80B0 • • DS 100~DS 114 の値範囲の外のデータレコードが要求されています。 IM 153-2 がまだ構成されていません(DS 240 が見つかりません)。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 8.2.4.7 IM 153-2 メッセージの構造 IM 153-2 では、タイムスタンプ済み入力信号(信号メッセージ)と特殊メッセージ保存するた めに 15 個のデータレコードが使用可能になっています(DS 100~DS 114)。 最高 20 個の信 号メッセージと特殊メッセージ(メッセージ長は共に 12 バイト)をデータレコードに保存で きます。 メッセージフレームヘッダーの構造 データレコードの各メッセージには 4 バイトのヘッダーデータが含まれています。 表 8- 5 IM 153-2 メッセージフレームのヘッダーデータ(例) バイト 内容 意味 0 5Eh 読み取られたデータレコード 1 00h IM 153-2 スロット 2 64h データレコード数(例、100dec) 3 0Ch 続くバイト数(例、12dec) 信号メッセージの構造 信号メッセージはスロット 4~11 のモジュールから送信できます。 信号メッセージの構造 は次のようになっています。 表 8- 6 信号メッセージの構造 意味 バイト数 備考 DI モジュールのスロット 番号 1 デジタル信号を処理するためのチャンネル番号と共に DI モジュールのチャンネ ル番号 値の範囲: 1 0…3 割り付けなし 4 … 11 DI モジュールのスロット番号 12 … 255 割り付けなし デジタル信号を処理するためのスロット番号と共に 値の範囲: 0 … 15 DI モジュールのチャンネル番号 16 … 255 割り付けなし 信号ステータス 1 ビット 7 1: 信号入力 0: 信号出力 ビット 6...ビット 0 割り付けなし 予約済み 1 割り付けなし 信号変更時刻 8 (2 DW) ISP フォーマットのタイムスタンプ (構造については以下の表を参照) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 157 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 特殊メッセージの構造 特殊メッセージは常に IM 153-2(スロット 2)から送信されます。 信号メッセージの構造は次 のようになっています。 表 8- 7 特殊メッセージの構造 意味 バイト数 備考 IM 153-2 のスロット番号 1 特殊メッセージの場合は常に"2" 特殊メッセージのコード 1 01h 起動データ(a) 02h タイムメッセージフレームの障害: これに続く信号メッセージにはそ の他のデータを含め、精度 10ms 以下のデータが格納されます。(b) 03h 不使用 04h メッセージフレームと内部クロックの時間差 > 10ms (c) (メッセージは常にペアで発生) 05h タイムスタンプの STOP(b) 06h バッファオーバーフロー: 次の信号メッセージはバッファが再度クリ アされるまで失われます。(b) 特殊メッセージのプロパ ティ 1 07h 冗長化システムの場合の切り替え(a) 08h 冗長化の場合の情報損失(b) (内部エラー) 01h (a) BEGIN 00h (a) END 01h (b) INCOMING 00h (b) OUTGOING 01h (c) 00h 同期時の IM 153-2 の内 部時刻 (c) IM 153-2 の内部クロックが設定さ れた同期時間 特殊メッセージ(c)の組み合わせから、内部クロックを早めたか遅ら せたか、また同期時における時間差の程度を確認できます。 予約済み 1 割り付けなし 特殊メッセージの時刻 8 (2 DW) ISP フォーマットのタイムスタンプ (構造については以下の表を参照) ISP フォーマットのタイムスタンプ構造 ISP フォーマットのタイムスタンプは、以下のような構造になっています。 表 8- 8 158 ISP フォーマットのタイムスタンプ構造 バイト 内容 範囲 0…3 1900 年 1 月 1 日 0 時 0 分 0 秒を基準とした秒単位 の時間 01.01.1900~06.02.2036 に応じて 4…7 1 秒の分数を 1/(232)の倍数で表した秒数 0 ... < 1 s ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 8.2.4.8 特殊メッセージの重要性 タイムスタンプ機能が有効になっている場合、IM 153-2 は次のような特殊メッセージを与 えることができます。 ● IM 153-2 の 15 個のレコードがすべて一杯になった場合、IM 153-2 はそれ以降のメッセ ージを保存することはできません。 これによってメッセージが失われます。 IM 153-2 では特殊メッセージの"Buffer overflow INCOMING"が最後のメッセージとして 入力されます。 データレコードが消去されると、IM 153-2 でデータレコードの最初のメ ッセージを知らせる特殊メッセージ"Buffer overflow OUTGOING"が入力されます。 バッ ファオーバーフローとデータ消去の間に送られたメッセージは失われます。 ● 起動、再起動、コールドスタート実行中に、IM 153-2 ではシステム起動前に占められて いても、収集されていなかったデータレコードのためにプロセス割り込みが再び出力さ れます。 IM 153-2 では最初のフリーのデータレコードに次のメッセージを入力します。 – 特殊メッセージ"Start-up data BEGIN" – マスタ STOP 直前に発生した信号変更(設定されたエッジに基づき"INCOMING"また は"OUTGOING") – タイムスタンプを押される入力信号すべてに対する現在の信号ステータス(設定エッ ジに基づき"INCOMING"または"OUTGOING") – 特殊メッセージ"Start-up data END" 冗長化モードの場合 冗長化モードでも以下が適用されます。 ● パッシブとアクティブ IM 153-2 で切り替え実行中には、タイムスタンプ処理は中断され ます。 特殊メッセージ"Changeover with redundant BEGIN/END"と共に中断時間も表示 されます。 ● 冗長化モードで 2 台の 153-2 間の通信が中断した場合は、特殊メッセージ"Loss of information in the case of redundancy INCOMIING"が出力されます。 アクティブ IM 1532 とパッシブ IM 153-2 間の通信が再開すると同時に、特殊メッセージ"Loss of information in the case of redundancy OUTGOING"が出力されます。 インターフェース モジュール IM 153-2 のエラー状態への切り替えによりメッセージ損失が生じる可能性が あるため、これを後で調節することはできません。 8.2.4.9 タイムスタンプの診断 IM 153-2 インターフェースモジュールからのデータレコード 240 を読み取ることで、タイ ムスタンプ処理のステータス情報を取得できます。 この情報は DS_READ-240 コマンドに より表示します。 診断用データレコード 240 の構造 診断用にデータレコード 240 に含まれる診断データは 80 バイトで形成され、以下のような 構造になっています。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 159 機能 8.2 IM 153-2 による入力信号のタイムスタンプ処理 ክኁእ ␔⹈㎞✂ ኜኁኽኖኜዐኴቑ␔捷ኤዙኜ ኖኣዙእኻኔዐ ኰአእ ኰአእ ኰአእ ኰአእ ኰአእ ኰአእ ኰአእ ኰአእ ኜኁኽኾአኘዙንኲዉዙኽ ♦≰₼ 怆╤ሯ⸛ℕ ,2ኤዙኜት♦≰䂗ቢ 㦃㠿ቑ⸮嫛 怆╤ቑ⸮嫛 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ます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 161 機能 8.3 I/O バスのクロック同期化機能 8.3 I/O バスのクロック同期化機能 プロパティ 6ES7153-2Bxx1-0XB0 のインターフェースモジュール IM 153-2 は I/O バスのクロック同期 化機能をサポートします。 ● IM 153-2 は時間の同期化が有効に設定されると、I/O バスに現在の時刻を送信します。 ● I/O バスの時間の同期化は、PROFIBUS DP に設定された同期化の周期で行われます。 ● PROFIBUS DP によって受信された時刻の遅延はごく微小です。 10ms 単位の正確性が 常に保証されます。 有効化の手順 I/O バスの時間の同期化を有効にするには、次の手順に従います。 PROFIBUS DP: 1. タイムマスタを使用して PROFIBUS DP を完了します。 2. DP マスタのプロパティで時間同期化を有効にします。 注記 H システムでは、タイムマスタを両方の PROFIBUS DP システムに挿入し、時間同期化 機能を有効にする必要があります。 IM 153-2 の設定: 1. HW-Config で、[DP スレーブのプロパティ] > [時刻の同期化]ダイアログを開きます。 2. [時刻の同期化]チェックボックスを有効にします。 3. 同期化周期として、PROFIBUS DP に設定されている有効な同期化周期(例: 10 秒)を入力 します。 図 8-19 162 [DP スレーブ プロパティ] > [時刻の同期化] ダイアログを開きます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.4 IM 153-2 を使用した冗長化 8.4 IM 153-2 を使用した冗長化 使用法 以下の場合に、インターフェースモジュール IM 153-2 を冗長的に操作することができます ● SIMATIC S7-400 において(例: CPU 417-4H) ● あらゆる DP マスタで GSD ファイルを使用した場合(例: S5-115H)。 GSD ファイルで設定する場合、IM 153-2 インターフェースモジュールの冗長動作は DPV0 モードでのみ発生します。この動作モードは設定ツールによって設定が異なりま す。 ● ソフトウェア冗長化を使用した場合 STEP 7 の基本パッケージでは、オプションのソフトウェア SIMATIC S7 Software Redundancy が必要になります。オプションのソフトウェアには、ソフトウェア冗長化 の使用法と機能を説明したオンライン ヘルプが含まれています。 ● 標準 スレーブ冗長化仕様書 V1.2 PROFIBUS ユーザー協会 2004 年 11 月発行(注文番号: 2.212) – システム冗長化(SR) – フライング冗長化(FR) ET 200M の条件 ● アクティブバスモジュールを使用した構成 6ES7195-7HD10-0XA0 または 6ES7195-7HD80-0XA0 のアクティブバスモジュールを使 用して構成することで、ET 200M の可用性が改善されます。 ● バスモジュール BM IM/IM での 2 台の IM 153-2 「取り付け (ページ 60)」の章で指定された配置仕様が、使用されるアクティブバスモジ ュールやインターフェースモジュールに適用されます。 ● 6ES7153-2AA02-0XB0 / -2AB01-0XB0 の IM 153-2 / -2 FO を使用して、ソフトウェア冗 長化およびシステム冗長化(SR)が可能になります ● 6ES7153-2Bxx1-0XB0 の IM 153-2 / -2 FO を使用して、フライング冗長化(FR)が可能に なります – 冗長化マスタシステムが、H システムの要件に従って設定されている必要があります。 – IM 153-2 (GSD rev. 5)の GSD ファイルが設定ツールにインポートされている必要が あります。 注記 STEP 7 は、フライング冗長化を使用した H システムの設定をサポートしていませ ん。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 163 機能 8.4 IM 153-2 を使用した冗長化 ● 冗長モードでは SYNC/FREEZE 機能は無効になっています。 注記 SYNC/FREEZE 機能が冗長システムで有効になった場合(例: 切り替え時)、H システムの 動作についての責任はユーザーにあります。 ● 冗長システムでは、「フェールセーフ」パラメータをサポートする DP マスタで IM 1532 インターフェースモジュールのみを使用できます。このパラメータをサポートしない DP マスタでは IM 153-2 は動作せず、BF LED が点滅します。 ヒント:DP マスタの GSD ファイルで、この「フェールセーフ」がサポートされているか どうかを確認できます。 冗長 DP マスタシステムおよび IM 153-2 の設定例 次の図は、S7-400Hの設定例です。 S7-400Hに対して、ET 200Mは 1 チャンネルスイッチ (分散型)I/Oです。Hシステムの詳細な組み立て指示については、『S7-400H、オートメーシ ョンシステム、フォールトトレラントシステム (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1186523)』マニュアルを参照してくだ さい。 1 2 3 ① S7-400H オートメーションシステム ② IM 153-2 を 2 台使用した ET 200M 分散型 I/O ③ 冗長 DP マスタシステム 図 8-20 164 H システムで IM 153-2 を 2 台使用した冗長化 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.4 IM 153-2 を使用した冗長化 互換性のあるバージョン ET 200M を冗長構成に使用した場合、IM 153-2 と IM 153-2 FO の両方で互換性のあるバー ジョンを使用する必要があります。 IM 153-2 / IM 153-2 FOインターフェースモジュールに互換性のあるバージョンは、 I/Oモジ ュールのスイッチを切ることなく 「動作中のモジュール変換」中に切り換えることができ ます。 詳細については、「"動作中のモジュール変更"または"冗長化"機能を使用する場合のモジュ ール配置 (ページ 46)」の章を参照してください。 注記 この機能は、より小さな注文番号または以前のバージョンに限られています。 DP マスタとしての S7-400H S7-400H システムの設定には、V5.0 以上の STEP 7 と、ソフトウェアパッケージ SIMATIC S7 H-systems が必要になります。 DP マスタ 1 および DP マスタ 2: ● 同じユーザープログラムを処理します。 ● IM 153-2 インターフェースモジュールに、同じ設定とパラメータを使用します。 DP マスタとしての S5-115H / -155H IM 153-2 インターフェースモジュールを S5 H システムで使用している場合、2 つの DP マ スタシステムを COM PROFIBUS に構成する必要があります。 IM 153-2 インターフェースモジュールの電源 IM 153-2 を 2 台使用した冗長モードの可用性を保証するために、IM 153-2 がそれぞれ独自 の電源モジュールを使用することをお勧めします。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 165 機能 8.5 動作中のシステム変更 8.5 動作中のシステム変更 システム変更 IM 153-2 を使用し、冗長化構造システムおよび非冗長化構造システムで動作中のシステム 変更が可能です。 ● 冗長化システムの場合 – IM 1532AA02(バージョン 05)を使用する場合 – バージョン 04 の IM 1532AB01 を使用する場合 – IM 153-2Bx00 を使用する場合 – IM 153-2Bxx1 を使用する場合 ● 非冗長化システムの場合 – IM 153-2Bx00 を使用する場合 – IM 153-2Bxx1 を使用する場合 8.5.1 非冗長化システムのシステム変更 非冗長システムでのこの機能とパラメータ化の詳細については、機能マニュアル『CiRを介 した操作中のシステムの変更 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/14044916)』を参照してください。 8.5.2 冗長化システムにおけるシステム変更 STEP 7 / PCS 7 を使用した設定 冗長構造におけるこの機能の使用に関する情報は、『S7-400H、オートメーションシステム、 フォールトトレラントシステム (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/1186523)』マニュアルやSTEP 7 のH オプションパッケージのオンラインヘルプにあります。 GSD ファイルによる設定 原則 IM 153-2Bx00 では、GSD ファイルを作成することにより、実行中のシステムを変更するこ とも可能です。この場合、動作中にモジュールが ET 200M に追加または削除されます。既 存のモジュールおよび変更されないモジュールは、影響を受けません。 この再設定中に、2 台の IM 1532 は一時的に異なる設定データを使用します。ただし、影響 を受けないモジュールの冗長動作モードは維持されます。 166 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.5 動作中のシステム変更 必要条件 ● "動作中のモジュール変更"を設定中に有効にする必要があります。これは冗長化システ ムの両方の IM 153-2 に対して実行する必要があります。有効にしないと IM 153-2 は起 動せず、したがって冗長動作ができなくなります。 注記 "動作中のモジュール変更"が消去されていない場合、2 台の IM 153-2 間の設定およびパ ラメータ設定が同一である必要があります。 ● "Start-up at preset configuration ≠ actual configuration(事前設定の構成設定を使った起動 ≠ 実際の構成設定)"および"Module Change During Operation(動作中のモジュール変更)" パラメータが両方の IM 153-2 で有効になっている必要があります。 ● 追加されるモジュールのスロットは、アクティブバックプレーンバスで使用できる必要 があります。動作中は、アクティブバスモジュールを追加または削除できません。 制御 ● 現在有効な IM 153-2 の設定は、ET 200M の I/O モジュールに適用されます。 ● 2 台の IM 1532 で設定に違いがある場合、パッシブ IM 1532 はすべての入力に対する入 力データとして固定値"0"を設定します。パッシブ IM 153-2 が実際の入力データを配信 するのは、設定が同一の場合だけです。 設定変更の手順 再設定は次の方法で実行します(例): 1. 設定にオフラインで適切な変更を加えます(モジュールの削除または追加)。 注記 モジュールのパラメータを変更できるのは、実行中に次の 2 つの設定を行ったときだけ です。 1. モジュールを削除します。 2. モジュールを新規パラメータとともに追加します。 2. 冗長システムの 1 つのマスタをパッシブに切り換えます(すべてのスレーブがもう 1 つの マスタで有効になります)。 3. パッシブラインのマスタに設定をロードし、マスタを再起動します。→ パラメータと設定データがスレーブにロードされます。 4. 新しい設定のラインに切り替えます。→ 以前ロードした設定がこれで有効になります。削除されたモジュールはデータ通信から 削除され、追加されたモジュールは新しいパラメータとともにデータ通信に含まれます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 167 機能 8.6 等時性(Isochrone)モード 5. ユーザーが変更を確認します。 変更に問題がない場合は、新しい設定を 2 番目のマスタにもロードする必要があります。 変更に問題がある場合は、(古い設定の)2 番目のマスタに切り替えることにより、前の状 態を復元できます。この場合、古い設定を最初のマスタに再度ロードする必要がありま す。 注記 動作中に再設定されたモジュールは、システム変更の前後どちらでも削除および挿入で きます。プロセスにモジュールを使用できるのは、モジュールが実際に挿入され、モジ ュールの設定を含む IM 1532 が有効になった場合です。 通知 マスタシステム内の設定を同一にするのはユーザーの責任です。2 台の IM 153-2 が異なる 設定で実行されている場合には表示されません。 冗長システムの 2 つのマスタの設定が異なる場合、切り換えが実行されると動作中にシス テム変更が実行されます。 IM 153-2 により I/O モジュールに対して生成される割り込みと診断は、このモジュールが パッシブ IM 153-2 の設定に存在しない場合でも、パッシブ IM 153-2 によりマスタに報告 されます。ユーザーは、パッシブ IM 153-2 からの割り込みと診断の間に、異なる設定デー タをどの程度無視すべきかを判断する必要があります。 8.6 等時性(Isochrone)モード 8.6.1 等時性について 基本 SIMATIC は、再現可能な(例:同距離の)応答時間を、等距離の DP バスサイクル、DP バス サイクルへのユーザープログラムの同期化、および I/O モジュールへの出入力データの等時 性転送を使用して実現します。 ユーザープログラムの等時性部分は、同期周期割り込み(OB 61~OB 64)を使用して、DP バスサイクルに処理されます。 出入力データは、DP スレーブ のバックプレーンバスを介して定義された一定の(等時性)間隔で I/O モジュールに転送され、 等時的に"端子" に切り替えられます。 つまり等時性モードでは、それまで自由に動作していた個々のサイクルの同期化が、CPU 上のユーザープログラムから PROFIBUS のサブネット上の DP サイクル(ちょうど DP スレ ーブの I/O モジュールのサイクルに等しい DP スレーブでのサイクル)を経て実行されること になります。 168 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.6 等時性(Isochrone)モード プロパティ ● 等距離モードでは、起動中のデータ交換の処理が等時性モードを使用しない場合と比較 して最大 150DP サイクル遅延する可能性があります。 ● DP マスタ(PROFIBUS DP のクロック)の等距離サイクルのジッター(微小振動)が 1.3μs を超えない場合は、最大ジッター値は 5μs になります。 ET 200M の I/O モジュールのジッターは多様な種類があるため考慮できません。 ● サイクル中の非同期イベント(削除および挿入、I/O モジュールの診断および割り込みな ど)の場合には、IM 153-2 の I/O への応答が失敗するか、より大きなジッターが起こる可 能性があります。 "バックアップ周期"を設定してジッターの非同期イベントの影響を排 除することができます。 サイクルに障害なく診断や割り込みを行うには、等距離サイクル Tdp を最低 0.5ms 増加 させる必要があります。等距離サイクルの増加に比例して非同期イベントのパフォーマ ンスが改善されます。 同時に処理される各非同期イベント(診断、割り込みおよびデータ レコード)への一般的な指針として、等距離サイクルをそれぞれ 0.5ms 増加させる必要が あります。 サイクル中に障害が発生すると、等時性モードは自動的に再設定されます。 ● 等時性モードでは、応答監視のスイッチを切っても効果はありません。 注記 IM 153-2 の I/O モジュールへの出力、あるいは I/O モジュールの IM 153-2 への入力は、 アクティブバスモジュールがない場合にのみ等時性モードで実行されます。 アクティブバスモジュールを使用すると、ET 200M の I/O モジュールにより使用される スロットに応じて時間オフセットは異なります。 Ti と To のオーバーラップ システム応答時間の短縮は、Ti と To をオーバーラップすることで実現できます。これによ りイベントの発生と検出から出力先への応答出力までの処理時間が短縮されます。 この機能を使用するには、IM 153-2BAx1 インターフェースモジュールを必ず使用する必要 があります。 これにより、このインターフェースモジュールは PROFIBUS DP を通してデ ータを等時的に I/O モジュールに供給するか、I/O モジュールからデータを収集することが できます(サイクル時間が 0.5ms 以上の場合)。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 169 機能 8.6 等時性(Isochrone)モード 要件 以下の要件を満たす必要があります。 ● 等距離サイクルが 0.625ms 以上の場合: – インターフェースモジュール IM 153-2、E01 の注文番号 6ES7153-2BA00-0XB0 – STEP 7 V5.2 または GSD rev. 4 で ● 等距離サイクルが 0.5ms 以上の場合: – インターフェースモジュール IM 153-2、E01 の注文番号 6ES7153-2BAx1-0XB0 – STEP 7 V5.4 または GSD rev. 5 で ● PROFIBUSDP の送信速度が少なくとも 1.5Mbps である必要があります(転送速度が速い ほど、より短い等距離時間が得られます)。 ● 最大等距離サイクルは 32ms です。 ● 等距離マスタはクラス 1 の DP マスタである必要があります。つまり、PG/PC は等距離 マスタになることはできません。 ● 等距離モードにおいて、PROFIBUSDP で有効にできるのは 1 つの DP マスタ(クラス 1) だけです 。 プログラミング装置または PC(クラス 2)も接続可能です。 ● 等時性モードを ET 200M で有効にできるのは、等距離バスサイクルが DP マスタシステ ムで有効化され、同期化をサポートするモジュールが 1 台以上作成されている場合だけ です。 ET 200M が S7 でない DP マスタで動作している場合、安定した等距離動作が得られるのは DP マスタが以下の要件を満たしている場合だけです。 ● DP マスタでは割り込みモードを"遅延"に設定する必要があります。 これによりデータ転送が割り込まれなくなります。 診断フレームは非周期ジョブの次の 空き時間ウィンドウに挿入されます。 ● DP マスタは反復ストラテジーを"次のサイクルでの再試行"にして動作させる必要があり ます。 これにより、エラーが発生したものと同じサイクルではなく、次のサイクルでメッセー ジフレームの反復が実行されます。 ● DP マスタは、さらなる有効なサブスクライバのために修正済みターゲット回転時間処理 (IEC 617841:2002 Ed1 CP 3/1 に準拠)をサポートする必要があります。 サポートしない場合、非同期イベント(プロセス割り込み、診断など)にサイクル障害が発生 したりジッターが増加する可能性があります。 非同期イベントが非常に頻繁に起こる場合 は、通常このような障害やジッターの増加が予想されます。 170 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.6 等時性(Isochrone)モード 等距離時間の最適化 ● 等距離バスサイクル周期の最適化は、I/O モジュールを正しい順序でプラグ接続すること により達成できます。 – 処理時間の最も長い出力モジュールを ET 200M の左側にあるプラグに接続します。 – 処理時間の最も長い入力モジュールを ET 200M の右側にあるプラグに接続します。 詳細情報は関連モジュールの技術データを参照してください。 ● デジタル入力/出力モジュールの最長遅延(設定可能)により、等距離 DP サイクルの長さ が基本的に決定されます。 ヒント: 等時性モードでは、すべての ET 200M ステーションでのデジタルモジュールの 遅延が同一であることが保証されます。 ● デジタル入力モジュールに設定する入力遅延を小さくするほど、可能な等距離時間は短 くなります。 ヒント: 可能な場合には、デジタル入力モジュールに 0.1ms の入力遅延を設定します。 ● クロック同期をサポートしているモジュールの場合、モジュールでの処理時間も考慮す る必要があります。 ● ステーションで達成可能な最小等距離時間は、ET 200M 内のモジュール数によって異な ります。 (モジュール数の多い)ET 200M のモジュールを分散すると、2 台の ET 200M ステーショ ン間で短い等距離時間も達成できます。 ● 送信速度を上げると、等距離時間が短縮されます。 ヒント: 可能な限り高いボーレートを設定します。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 171 機能 8.6 等時性(Isochrone)モード 8.6.2 等時性モードの設定 手順 1. CPU の設定: CPU の[オブジェクト プロパティ] > [同期サイクル割り込み]タブ – CPU の同期サイクル割り込みを設定します。 – 使用している DP マスタシステムを選択します。 – 必要なプロセスイメージパーティションを選択します – 遅延時間に関する推奨: デフォルト設定を使用します。 ࡔࡕ ഀࠅㄟߺ ో⥸ േ ఝవᐲ OB 61: ᤨ㑆ഀࠅㄟߺ 25 ᦼഀࠅㄟߺ ࠢࡠ࠶ࠢหᦼഀࠅㄟߺ ⸻ᢿ/ࠢࡠ࠶ࠢ ࠨࠗࠢ࡞/ࠢࡠ࠶ࠢࡈࠣ DPࡑࠬ࠲ ࠪࠬ࠹ࡓ⇟ภ ࠨࡉࡊࡠࠬࠗࡔࠫ (:1.4) 1 1 ⼔ ᱷ⇐ ㆃᑧᤨ㑆 3.000 ms ࠺ࡈࠜ࡞࠻ 図 8-21 [同期化サイクル割り込み]ダイアログボックス 2. DP マスタシステムの設定: DP マスタの[オブジェクトプロパティ] > [全般]タブ > [プロパティ]ボタン > [パラメータ] タブ > [プロパティ]ボタン > [ネットワーク設定]ボタン >[オプション]ボタン – DP マスタシステムの等距離機能の有効化 – DP サイクルの等距離長さの設定(最大 32ms) – "すべてのスレーブの Ti と To 時間を同一にする"に設定(各種 DP スレーブの出入力 データが同期化されます) – Ti および To 時間は個別に設定することができます。 推奨事項:Ti および To に標準設定を適用します。 172 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.6 等時性(Isochrone)モード ╬〒㔌 ࡀ࠶࠻ࡢࠢ ࠬ࠹࡚ࠪࡦ ࠤࡉ࡞ ╬〒㔌ࠕࠢ࠹ࠖࡉࡃࠬࠨࠗࠢ࡞ DPࠨࠗࠢ࡞ߩᦨㆡൻ(߅ࠃ߮TiޔTo߽น⢻): ౣ⸘▚ PROFIBUSߢߩPG/OP/TDߥߤߩᢙ ࠦࡦࡈࠖࠣ ࡚ࠪࡦᷣߺ: 0 ว⸘: 0 න: ╬〒㔌DPࠨࠗࠢ࡞: 8.000 ms 0.125 ms ⚦... (ᦨዊ = 6.000 ms; ᦨᄢ = 32.000 ms) ࠬࡉߩหᦼ ߔߴߡߩࠬࡉߦห৻ߩᤨ㑆Ti߅ࠃ߮To(ᒰߒߥ႐ว:ࡊࡠࡄ࠹ࠖ - ࠬࡉߩ⸳ቯ) න: ࠲ࠗࡓTi(ࡊࡠࠬ୯ߩ⺒ߺㄟߺ): (ᦨዊ = 3.4375 ms; ᦨᄢ = 3.5625 ms) 3.5000 ms 0.0625 ms 0.0625 ms න: ࠲ࠗࡓTo (ࡊࡠࠬ୯ߩജ): (ᦨዊ = 0.8125 ms; ᦨᄢ = 3.5625 ms) 図 8-22 3.5000 ms [オプション]ダイアログボックス 注記 [再計算]ボタンを使用し、現在の PROFIBUS DP を考慮に入れた等距離 DP サイクル の値を STEP 7 を使って計算できます。 この値は、[等距離 DP サイクル]、[ Ti 時間(...)]、および[To 時間 (...)]フィールドに自 動入力されます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 173 機能 8.6 等時性(Isochrone)モード 3. DP スレーブの設定: DP スレーブの[オブジェクトプロパティ] > [等時性モード]タブ – [DP サイクルの固定バスサイクル時間への DP スレーブの同期]を有効にします。 – Ti および To 時間を入力します(DP マスタシステムで、[すべてのスレーブの Ti およ び To 時間を同一にする]が設定されていない場合)。推奨事項:Ti および To に標準設 定を適用します。 – 同期化するモジュールを選択し、CPU に定義されているプロセスイメージパーティ ションを[アドレス]タブで割り当てます。 DPࠬࡉࡊࡠࡄ࠹ࠖ ో⥸ ࠲ࠗࡓࠬ࠲ࡦࡊ ID ․ᱶ⸳ቯ ࠢࡠ࠶ࠢหᦼ ᤨ㑆หᦼ DPࠬࡉࠍ╬〒㔌DPࠨࠗࠢ࡞ߣหᦼൻ(ߔߴߡߩࠬࡉߦห৻ߩTi / To) ࠲ࠗࡓTi(ࡊࡠࠬ୯ߩ⺒ߺㄟߺ): 3.5000 ms න: ms 3.5000 ms න: ms 8.000 ms (ᦨዊ = 0.5000 ms; ᦨᄢ = 3.8750 ms) ࠲ࠗࡓTo (ࡊࡠࠬ୯ߩജ): (ᦨዊ = 0.9375 ms; ᦨᄢ = 3.8750 ms) ╬〒㔌DPࠨࠗࠢ࡞: (ᦨዊ = 3.402 ms; ᦨᄢ = 32.000 ms) 図 8-23 [DP スレーブプロパティ]ダイアログボックス 注記 [編集]メニューで、[等時性モード]をクリックすると、等時性モジュールの設定概要が 表示されます。 注記 アナログ出入力モジュール付きの ET 200M は、アナログ値の形式が SIMATIC S5 に 設定されている場合、等時性モードでは動作しません。 4. ユーザープログラムの設定: – OB 61 を設定します。 – OB 61 の開始時に、入力のパートプロセスイメージを更新するために SFC 126 を呼 び出す必要があります。 – OB 61 の終了時に、出力のパートプロセスイメージを更新するために SFC 127 を呼 び出す必要があります。 – ここで、CPU で作成されたパートプロセスイメージを使用してください([同期サイ クル割り込み] タブ)。 174 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.6 等時性(Isochrone)モード Ti と To のオーバーラップを設定する 等時性モードの IM 153-2BAx1 では、Ti と To のオーバーラップを設定することもできます。 STEP 7 を使用した設定: 上記のように設定できます。さらに、Ti と To のオーバーラップを設定することができます。 これを実行するには、以下の追加の設定を実行してください。 1. DP マスタシステムのパラメータ化 [全てのスレーブに対して、時間 Ti と To が同じ]チェックボックスを無効にします。 2. DP スレーブのパラメータ化 それぞれのスレーブに対して、個別に Ti および To の時間を入力します。 Ti と To のオーバーラップは、Ti + To > Tdp の場合に実行されます。STEP 7 は、入力 された値の実現可能性を検証します。 予約を特定するために、計算表を使って時系列の順番を表示できます。これに応じて順番を 最適化できます。 表はインターネット (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/23876584)にあります。 注記 免責事項 Siemens AG は、計算表を使用したことから生じる損害、特に、計算表の使用による直接あ るいは間接的な結果から生じたと考えられる人身、所有物あるいは資産への損害に対する賠 償責任は負いません。 計算表の適用に関するサポートは提供されていません。 GSD 設定を使用したパラメータ化: GSDファイルを使用してIM 153-2BAx1 を作成した場合、使用されている設定を最適化する ために計算表を使用できます。 表はインターネット (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/23876584)にあります。 注記 免責事項 Siemens AG は、計算表を使用したことから生じる損害、特に、計算表の使用による直接あ るいは間接的な結果から生じたと考えられる人身、所有物あるいは資産への損害に対する賠 償責任は負いません。 計算表の適用に関するサポートは提供されていません。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 175 機能 8.7 識別および保守データ(I&M データ) アクティブバスモジュールを使用した場合の時間 注記 IM 153-2 (6ES7153-2BAxx-0XB0)は、アクティブバスモジュールを等時性動作用に使用する ことを予想して作られていないため、この応用ケースのための同期化条件はモジュールレベ ルのみで満たされます。 なお、アクティブバスモジュールが使用されない場合、ユーザーは、Ti および To の時間に 0.5 ms を各自適用する必要があり、よって等距離 DP サイクルは 1 ms になります。 追加情報 等時性モードに関する詳細は、STEP 7 オンラインヘルプおよび『等時性 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/15218045)』機能マニュアルを参照し てください。 8.7 識別および保守データ(I&M データ) 定義とプロパティ 識別および保守データ(I&M)はモジュールに保存されており、以下の目的に使用できます。 ● システム設定の確認 ● システムのハードウェア変更の検出 ● システムのトラブルシューティング 識別データ(I データ)とは、モジュールのハウジングに一部印刷されている注文番号やシリ アル番号のようなモジュールに関連した情報です。I データは、製造業者のモジュールに関 する読み取り専用情報です。 保守データ(M データ)は、ロケーションやロケーションの日付のようなシステム依存の情 報です。M データは設定中に作成され、モジュールに書き込まれます。 モジュールは I&M データによってオンラインモードで一意に識別できます。 176 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.7 識別および保守データ(I&M データ) 8.7.1 PROFIBUS DP 用の I&M データ IM 153-2Bx00 では、このデータは ET 200M 上で使用できます。 注記 ET 200M にある I&M データにアクセスできるのは、どのような場合でも 1 つの DP マスタ だけです。 STEP 7 による I&M データの読み取りと書き込み STEP 7 では、I&M データは、[モジュール状態 – IM 153-2]タブおよび[DP スレーブプロパ ティ]タブに表示されます(STEP 7 のオンラインヘルプ参照)。 HW Config にモジュールの M データを入力することができます(設定中のダイアログボッ クスなど)。 I&M データへのアクセスは IEC 61158-6 標準に準拠して行われます。 H システムでは、I&M データの読み出されるインターフェースモジュールがオンラインで使 用できる必要があります。 STEP 7 を使用しない I&M データの読み取りと書き込み STEP 7 を使用せずに I&M データを使用する場合は、2003 年 5 月バージョン 1.1、注文番 号 3.502 の PROFIBUS ガイドラインの仕様に従ってデータアクセスを行う必要があります。 H システムでは、I&M データが読み出されるインターフェースモジュールがアドレス指定さ れている(スロット 245 または 246)必要があります。スロット 245 は左側のインターフェー スモジュールで、スロット 246 は BM IM/IM の右側のインターフェースモジュールです。 I&M データの読み取りの例 データ レコードの読み取りを使って特定の I&M データにアクセスできます。このためには 2 つのレベルのアクセスが必要になります。 1.データレコード 248 には、各種のインデックスに結び付けられたデータレコード番号のデ ィレクトリがあります (次の表を参照してください)。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 177 機能 8.7 識別および保守データ(I&M データ) 表 8- 9 ET 200M の DS 248 設定 内容 長さ(バイト) コーディング(16 進数) ヘッダー情報 内容一覧の ID 2 00 01 内容一覧のインデックス 2 00 00 以後のブロックの長さ(バイト) 2 00 08 ブロックの数 2 00 05 SZL-ID 関連データレコード番号 データレコード長 インデックス 2 2 2 2 F1 11 00 E7 00 40 00 01 SSL-ID 関連データレコード番号 データレコード長 インデックス 2 2 2 2 F1 11 00 E8 00 40 00 02 SSL-ID 関連データレコード番号 データレコード長 インデックス 2 2 2 2 F1 11 00 E9 00 40 00 03 SSL-ID 関連データレコード番号 データレコード長 インデックス 2 2 2 2 F1 11 00 EA 00 40 00 04 I&M データのブロック情報 追加データレコードオブジェクトのための 8 バイトブロック情報 Σ:48 2.関連したデータレコード番号で I&M データの各インデックスに割り当てられた部分を特 定する ことができます(以下の表の「I&M データの設定」を参照してください)。 I&M データを含んだすべてのデータレコードの長さは 64 バイトです。 データレコードは、以下の原則に従って構成されています。 表 8- 10 I&M データのデータレコード構造 内容 長さ(バイト) コーディング(16 進数) 2 F1 11 ヘッダー情報 SSL-ID インデックス 2 00 0x I&M データの長さ 2 00 38 I&M データを含んだブロックの数 2 00 01 インデックス 2 00 0x 各インデックスに対する I&M データ(以下の表を 参照) 54 I&M データ 178 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.7 識別および保守データ(I&M データ) I&M データの設定 I&M データのデータ構造は、2003 年 5 月バージョン 1.1、注文番号 3.502 の PROFIBUS ガ イドラインの仕様に対応しています。 表 8- 11 I&M データの設定 I&M データ アクセス デフォルト 説明 識別データ 0:インデックス 1(データレコード 231) MANUFACTURER_ID 読み取り(2 バイ ト) 2A (16 進数) (= 42 (10 進数)) ここには製造社名が保存されます。(42 (10 進数) = SIEMENS AG) ORDER_ID 読み取り(20 バ イト) モジュールにより異 なります ここにはモジュールの注文番号が保存されます。 SERIAL_NUMBER 読み取り(16 バ イト) モジュールにより異 なります モジュールのシリアル番号の保存場所です。 番号によりモジュールが明確に識別できます。 HARDWARE_REVISION 読み取り(2 バイ ト) モジュールにより異 なります ここにはモジュールのバージョンが保存されま す。 モジュールのファームウェアあるいはバージョン 番号が変更されると増分します。 SOFTWARE_REVISION 読み取り(4 バイ ト) ファームウェアバー ジョン モジュールのファームウェアバージョンを表示し ます。 ファームウェアバージョンが増分するとモジュー ルのバージョンも増加します (HARDWARE_REVISION)。 REVISION_COUNTER 読み取り(2 バイ ト) 0000 (16 進数) 予備 PROFILE_ID 読み取り(2 バイ ト) F600 (16 進数) ジェネリックデバイス PROFILE_SPECIFIC_TYPE 読み取り(2 バイ ト) 0005 (16 進数) インターフェースモジュールで IM_VERSION 読み取り(2 バイ ト) 0101 (16 進数) I&M データのバージョンを表示します。(0101 (16 進数) = バージョン 1.1) IM_SUPPORTED 読み取り(2 バイ ト) 000E (16 進数) I&M データの情報を表示します。(インデックス 2 から 4) 保守データ 1:インデックス 2(データレコード 232) TAG_FUNCTION 読み取り/書き込 – み(32 バイト) ここに一意的なモジュールの識別番号を入力しま す(システム全体に適用可能)。 TAG_LOCATION 読み取り/書き込 – み(22 バイト) ここにモジュールのロケーションを入力します。 保守データ 2:インデックス 3(データレコード 233) INSTALLATION_DATE 読み取り/ 書き – 込み (16 バイト) インストールの日付を入力し、必要な場合にはモ ジュールに対する各時刻を入力します。 予備 読み取り/ 書き – 込み (38 バイト) 予備 保守データ 3:インデックス 4(データレコード 234) DESCRIPTOR 読み取り/ 書き – 込み (54 バイト) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 ここにモジュールに関するコメントを入力しま す。 179 機能 8.7 識別および保守データ(I&M データ) 過去の I&A データと比較した変更 I&A データのための識別データ内容の一部分は、PROFIBUS ガイドラインに準拠して修正 されています。I&A データへのアクセス機構が PROFIBUS ガイドラインに従って補完され ています。 8.7.2 PROFINET IO 用の I&M データ ID データの読み取り STEP 7 では、識別データは、[モジュール情報 - IM 153]タブと[プロパティ...]タブに表示さ れます(STEP 7 のオンラインヘルプを参照)。 データレコード読み取りを選択することで、特定の識別データに直接アクセスできます。 関連データレコードのインデックスの下の識別データの対応する部分を入手します。 データレコードの構造は、以下のとおりです。 表 8- 12 I&M データを含むデータレコードの基本構造 内容 長さ(バイト) コーディング(16 進数) ヘッダー情報 ブロックタイプ 2 I&M0:0020 I&M1:0021 I&M2:0022 I&M3: 0023 BlockLength 2 I&M0:0038 I&M1:0038 I&M2:0012 I&M3: 0038 BlockVersionHigh 1 01 BlockVersionLow 1 00 識別データ 識別データ (下表参照) I&M0 /インデックス AFF0: 54 I&M1 /インデックス AFF1: 54 I&M2 /インデックス AFF2: 16 I&M3 /インデックス AFF3: 54 PROFINET IO 定義に対応するデータレコードのデータ構造。 180 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.7 識別および保守データ(I&M データ) 表 8- 13 I&M データの構造 I&M データ アクセス デフォルト 説明 識別データ 0: (データレコードのインデックス AFF0 (16 進数)) ここには製造社名が保存されます。 (42 (10 進数) = SIEMENS AG) VendorIDHigh 読み取り(1 バイ ト) 00 (16 進数) VendorIDLow 読み取り(1 バイ ト) 2A (16 進数) Order_ID 読み取り(20 バ イト) IM_SERIAL_NUMBER 読み取り(16 バ イト) - シリアル番号(デバイス固有) IM_HARDWARE_REVISION 読み取り(2 バイ ト) 1 対応するハードウェアのバージョン IM_SOFTWARE_REVISION 読み取り ファームウェアバージ ョン モジュールのファームウェアバージョンを 示します。 モジュールの注文番号 • SWRevisionPrefix (1 バイト) V, R, P, U, T • IM_SWRevision_Functional_ Enhancement (1 バイト) 00 - FF (16 進数) • IM_SWRevision_Bug_Fix (1 バイト) 00 - FF (16 進数) • IM_SWRevision_Internal_ Change (1 バイト) 00 - FF (16 進数) IM_REVISION_COUNTER 読み取り(2 バイ ト) - モジュールのパラメータ修正の情報を提供 します。 IM_PROFILE_ID 読み取り(2 バイ ト) 0000 ジェネリックデバイス IM_PROFILE_SPECIFIC_TYPE 読み取り(2 バイ ト) 0005 (16 進数) インターフェースモジュールで IM_VERSION 読み取り 0101 (16 進数) 識別データのバージョンに関する情報を提 供します。 (0101 (16 進数) = バージョン 1.1) 000E (16 進数) 利用可能な識別データに関する情報を提供 します。 (I&M1~I&M3) • IM_Version_Major (1 バイト) • IM_Version_Minor (1 バイト) IM_SUPPORTED 読み取り(2 バイ ト) 保守データ 1: (データレコードのインデックス AFF1 (16 進数)) IM_TAG_FUNCTION 読み取り/書き込 み(32 バイト) - このレコードのモジュールの一意の識別子 を定義します。 IM_TAG_LOCATION 読み取り/書き込 み(22 バイト) - モジュールの設置場所を定義します。 保守データ 2: (データレコードのインデックス AFF2 (16 進数)) IM_DATE 読み取り/書き込 み(16 バイト) YYYY-MM-DD HH:MM モジュールの設置日付を入力します。 保守データ 3: (データレコードのインデックス AFF3 (16 進数)) IM_DESCRIPTOR 読み取り/書き込 み(54 バイト) - このレコードのモジュールを説明するコメ ントを定義します。 識別および保守データに関する詳細は『PROFIBUS DPからPROFINET IOまで (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19289930/0/ja)』プログラミングマニ ュアルの「識別と保守」の章にあります。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 181 機能 8.8 直接通信 8.8 直接通信 STEP 7 V 5.0 では、PROFIBUS ノードに対する直接通信を設定できます。IM 153x インタ ーフェースモジュールは、発信者(発行者)として直接データ交換に参加できます。 原則 直接通信には、DP スレーブが DP マスタに返信しているデータを特定するために PROFIBUS DP サブスクライバが「リスン」するという特徴があります。 この仕組みにより、「リスニングモード」(受信者)による、リモートの DP スレーブの入 力データのデルタに直接アクセスすることができます。 STEP 7 の設定中にそれぞれの I/O 入力アドレスを使用し、送信者のデータが読み取られる 受信者のアドレス領域を指定します。 例 次の図は、ET 200M で送信者および潜在的な受信者として「リスン」可能なノードとして 設定できる直接データ交換関係の設定の例です。 '3ኻኖኜኔኖኣኽ '3ኻኖኜኔኖኣኽ &38[ '3ኻኖኜ &38[ '3ኻኖኜ &38[ 352),%86 '3ኖዉዙ ኳ (70 (70 図 8-24 (70 '3ኖዉዙ ኳ&38 [ IM 153-x を使用した直接データ交換 注記 インターフェースモジュールIM 153-2 は、6ES7153-2BA01-0XB0、ファームウェアバージ ョンV4.0.0 以降、フェイルセーフモジュールのPROFIBUS DP経由での安全関連I-スレーブスレーブ通信をサポートしています。 この機能の詳細については、『S7 リモート安全、設 定とプログラミング (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/22099875)』のマ ニュアルを参照してください。 182 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 機能 8.9 SNMP 8.9 SNMP 簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)は、Ethernet ネットワークインフラストラクチャ の診断、設定を行う標準プロトコルです。同一ネットワーク上の PROFINET で、アプリケ ーションと並行して、SNMP ベースのアプリケーションを操作することができます。 プロパティ IM 153-4 PN は、SNMP Ethernet サービスをサポートしています。 LLDP-MIB および MIB2 (RFC1213)がサポートされています。 R/W オブジェクトは SNMP ツールを使用して変更 可能で、モジュールに保存されます。 新たに出荷されたモジュールの交換では、インターフェースモジュールの R/W オブジェク トは出荷時の設定に設定されます。 SNMP パラメータの出荷時設定へのリセット 通知 出荷時設定が復元されると、ラインにあるステーションが失敗することがあります。 IO デバイスが IO コントローラでデータを交換しない場合にだけ、"出荷時設定へのリセッ ト"が可能です。 保持-保存された SNMP パラメータを出荷時設定にリセットするには(STEP 7 V5.4 SP 2 以 降)、[ターゲットシステム] > [Ethernet] > [Ethernet ノードの編集]を選択し、[出荷時設定へ のリセット]の下の[リセット]ボタンを押します。 以下のデータは、リセットの際には削除されません。 ● MAC アドレス ● I&M データ 注記 IM153-4AA01 インターフェースモジュールでは、コントローラによるデータ交換中に も、出荷時設定にリセットできます。 このリセット中に、ステーションは使用できませ ん。 保守データ 1、2 および 3 (I&M1、I&M2 および I&M3)も、このインターフェースモジュ ールでリセットします。 注記 デバイス名の削除 出荷時設定にリセット後、デバイス名は削除されます。 デバイス名が削除されると、新しいデバイス名を割り当てることができます。 HW Config で、インターフェースモジュールのプロパティダイアログボックスを開きます。デバイス名 を"デバイス名の割り当て"フィールドに入力せずに、プロパティダイアログボックスを確定 します。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 183 機能 8.9 SNMP 184 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 9 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 9.1.1 LED ディスプレイの診断 IM 153-1 のステータスとエラー表示 6) %) 6) ኍወዙኴኅዙ %) 352),%86 '3ቊ ኅዙ 忳唁 忳唁 21 ኇዐ Ⓒ䞷♾厌ቍ榊䄟 偠唁 表 9- 1 LED 意味 SF BF ON オフ オフ オフ * * * 点滅 * オン オン DP マスタに接続していません(ボーレートを 検索) IM 153-1 に電力が入っていないか、IM 153-1 のハードウェア障害です。 電源モジュールのスイッチを入れるか、IM 153x を交換します。 オン IM 153-1 に電源が入っています。 — オン IM 153-1 の設定が正しくありません - DP マス • タと IM 153-1 間のデータ交換が行われませ • ん。 • 原因: • • PROFIBUS アドレスの設定が間違ってい ます • • バスに障害があります 原因: • PROFIBUS DP 経由の IM 153-1 へのバス 通信が中断されました。 オン 点滅 対処法 オン IM 153-1 を確認してください。 設定とパラメータ設定を確認します。 IM 153-1 と STEP 7 プロジェクト内で PROFIBUS アドレスを確認してください。 ボーレートを参照して、ケーブルの長さを確 認してください。 終端抵抗の設定を確認してください。 バスの設定を確認してください。 • バスコネクタが正しく挿入されているか確認 してください。 • DP マスタへのバスケーブルに障害がないか確 認してください。 • 電源モジュールの 24 V DC の電源スイッチを オフしてオンに切り替えてください。 ET 200M で設定された構造が、ET 200M の実 ET 200M の PROFIBUS アドレスと設定を確認 際の構造と一致しません。 し、不足しているモジュール、障害の発生してい るモジュール、または設定されていないモジュー ルがないか確認してください。 設定を確認してください(COM PROFIBUS または STEP 7 など)。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 185 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP LED 意味 SF BF ON オン オフ オン オフ オフ オン 対処法 不正な PROFIBUS アドレス IM 153-1 に、有効な PROFIBUS アドレスを設定 してください(1~125)。 SM / FM の SF LED も点灯している場合 • 点灯している場合:S7300 モジュール内で のエラーあるいは診断 • 点灯していない場合: IM 153-1 に障害があ ります。 診断で SM/FM を確認してください。 S7-300 モ ジュールまたは IM 153-1 を交換するか、Siemens の担当者に連絡してください。 DP マスタおよび ET 200M の間でデータ交換 が行われています。 — ET 200M の、事前に定義された設定と実際の 設定が一致します。 * 該当外 186 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP IM 153-2 のステータスとエラー表示 ,0$$$% ,0%[ ,0%[[ 6) %) $&7 21 6) %) 6) %) %) $&7 21 $&7 21 6)ኍወዙኴኅዙ忳唁 %)%)352),%86'3ቊኅዙ忳唁 %)㠆岼ሸቯቂክኖቊኅዙ忳唁 ᧤(70䎰栱≑᧥ $&7ንዂዙወሯ㦘╈煓唁 ᧤␦栆ዙኦቊቑቢ᧥ ኇዐ榊䄟榊⦶偠唁 Ⓒ䞷♾厌 表 9- 2 LED SF BF / BF1 意味 ACT 対処法 ON オフ オフ オフ オフ IM 153-2 に電力が入っていないか、IM 153-2 のハードウェア障害です。 電源モジュールのスイッチを入れるか、 IM 1532 を交換します。 * * * オン IM 153-2 に電圧が入っています。IM 153-2 は機能しています。 — オン オフ オフ オフ IM 153-2 は、スイッチを入れた後のハー ドウェアのリセット中です。 — オン オン オン オン スイッチを入れた後のハードウェアのテ スト — オン オン オフ オフ オペレーションシステムのアップデート を実行中 — オフ 点滅 0.5 Hz オフ オフ オペレーションシステムのアップデート が正常に終了 IM 153-2Bx00: SIMATIC Micro Memory カードを取り外 し、IM 153-2 のスイッチを切ります。 オン 点滅 0.5 Hz オフ オフ 適用範囲外のオペレーションシステムま たは SIMATIC Micro Memory カードなど の外部エラー アップデートに適したオペレーションシ ステムを使用してください。 アップデートファイルへの書き込み中な どの内部エラー アップデートプロセスを繰り返します。 IM 153-2 の設定が正しくありません - DP マスタと IM 153-2 間のデータ交換が行わ れません。 • • • オン * 点滅 2 Hz オフ 点滅 オフ オフ オン 原因: • PROFIBUS アドレスが不正です。 • バスに障害があります。 更新中には、SIMATIC Micro Memory カ ードを取り外さないでください(IM 1532Bx00 でのみ)。 LED にエラーが表示された場合は、内部 メモリに障害があります。 • • ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 IM 153-2 を確認してください。 設定とパラメータ設定を確認します。 IM 153-2 と STEP 7 プロジェクト内で PROFIBUS アドレスを確認してくだ さい。 ボーレートを参照して、ケーブルの長 さを確認してください。 終端抵抗の設定を確認してください。 187 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP LED SF * BF / BF1 オン 意味 ACT オフ オン DP マスタに接続していません(ボーレー トを検索) 原因: • PROFIBUS DP 経由の IM 153-2 への バス通信が中断されました。 オン 点滅 オフ 対処法 ON オン ET 200M で設定された構造が、ET 200M の実際の構造と一致しません。 バスの設定を確認してください。 • バスコネクタ/FOC が正しく挿入され ているか確認してください。 • DP マスタへのバスケーブル/FOC に 障害がないか確認してください。 • 電源モジュールの 24 V DC の電源ス イッチをオフしてオンに切り替えてく ださい。 ET 200M の構成設定を確認し、不足して いるモジュール、障害の発生しているモ ジュールあるいは構成設定されていない モジュールがないか確認してください。 設定を確認してください(COM PROFIBUS または STEP 7 など)。 オン オフ オフ オン 不正な PROFIBUS アドレス IM 153-2 に、有効な PROFIBUS アドレス を設定してください(1~125)。 SM / FM の SF LED も点灯している場合 • 点灯している場合:S7300 モジュール 内でのエラーあるいは診断 • 点灯していない場合: IM 153-2 に障害 があります。 診断で SM/FM を確認してください。 S7300 モジュールまたは IM 153-2 を交換す るか、Siemens の担当者に連絡してくだ さい。 * オフ オン オン IM 153-2 は DP マスタおよび ET 200M の — I/O モジュールとデータ交換中です。 冗長モードでは、この IM 153-2 はアクテ ィブな ET 200M の 1 つです。 * オフ オフ オン IM 153-2 に電圧が入っています。 冗長モードでは、この IM 153-2 はパッシ ブな ET 200M で、I/O モジュールとのデ ータ交換はありません。 — 点滅 0.5 Hz ** オフ オフ オン 冗長モードでは、この IM 153-2 はパッシ ブで、耐障害の切り換えの準備ができて いません(関連 CPU が STOP モードに あるなど)。 H システムの冗長化モードに切り換えま す。 点滅 点滅 点滅 点滅 現在の動作モードの IM 153-2 は、冗長 IM IM 153-2 のバージョン間の互換性に関す 153-2 との互換性がありません。 る情報については、「"動作中のモジュー ル変更"または"冗長化"機能を使用する場 合のモジュール配置 (ページ 46)」の章お よび付録「IM 153-x間の互換性 (ペー ジ 241)」を参照してください。 * 該当外 ** 冗長モードへの変換後、20 秒間 SF LED が点滅します。 188 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 9.1.2 STEP 7 または STEP 5 を使用した診断 スレーブ診断 スレーブ診断は、IEC 61784-1:2002 Ed1 CP 3/1 標準に準拠して行われます。STEP 7 また は STEP 5 を使って基準に準拠したすべての DP スレーブ(DP マスタによって異なる)の 読み取りを行うことができます。 診断の読み取りの可能性 表 9- 3 STEP 7 および STEP 5 を使用した診断の読み取り DP マスタを使用したオー トメーションシステム STEP 7 のブロックま たはタブ 用途 参照項目 SIMATIC S7 / M7 [DP スレーブ診断]タ ブ スレーブ診断を STEP 7 イン ターフェースでクリアテキス トに表示 STEP 7 のオンラインヘルプの 「ハ ードウェア診断」 SFC 59 "RD_REC" 「診断の構造 (ページ 191)」の章を 参照してください。 SFCはリファレンスマニュアル S7 診断のデータレコードの読 『S7-300/400 のシステムファンク み取り(ユーザープログラムの ションおよび標準ファンクション (http://support.automation.siemens.c データエリアへの格納) om/WW/view/ja/1214574)』を参照 しています。 FB 125 / FC 125 スレーブ診断の評価 インターネット (http://support.automation.siemens.c om/WW/view/en/387257)の SFB 52 DP スレーブからのデータレ コードの読み取り STEP 7 オンラインヘルプ SFB 54 割り込み OB からの割り込み の受信 IM 308-C を DP マスタと した時の SIMATIC S5 FB 192 "IM308C" S5 95U を DP マスタとし た時の SIMATIC S5 FB 230 "S_DIAG" スレーブ診断情報の読み取り (ユーザープログラムのデータ エリアへの格納) SFC 13 "DPNRM_DG" スレーブ診断情報の読み取り (ユーザープログラムのデータ エリアへの格納) 注記:拡張診断には使用できま せん。 「診断の構造 (ページ 191)」の章を 参照してください。 SFCはリファレンスマニュアル 『ET 200 分散型I/Oシステム (http://support.automation.siemens.c om/WW/view/en/1142470)』を参照 しています。 注記 診断情報の読み出しに関する詳細については、『SIMATICソフトウェア、STEP 7 V5.xによ るプログラミング (http://support.automation.siemens.com/WW/view/ja/18652056)』マニュ アルを参照してください。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 189 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP SFC 13 "DPNRM_DG"を使用した S7 診断の読み取りの例 以下は、STEP 7 ユーザープログラムで DP スレーブのスレーブ診断を読み込むための SFC 13 の使用法の例です。 前提 この STEP 7 ユーザープログラムには以下の前提が適用されます。 ● ET 200M の診断アドレスが 1022 (3FEH)である。 ● スレーブ診断は DB 82 に以下のように保存する必要があります。 アドレス 0.0 から、長さ 64 バイト。 ● スレーブ診断が 64 バイトで構成されていること。 STEP 7 ユーザープログラム 説明 STL CALL SFC 13 REQ :=TRUE 読み取り要求 LADDR :=W#16#3FE ET 200M の診断アドレス RET_VAL := MW 0 SFC 13 の RET_VAL RECORD :=P#DB82.DBX 0.0 BYTE 64 DB 82 での診断用データレコード BUSY :=M2.0 複数の OB 1 サイクルを通して実行される読み取りプロセ ス FB 192 "IM308C"を使用したスレーブ診断の読み取りの例 以下は、STEP 5 ユーザープログラムで DP スレーブのスレーブ診断を読み込むための FB 192 の使用法の例です。 前提 この STEP 5 ユーザープログラムには以下の前提が適用されます。 ● DP マスタとしての IM 308-C 接続が、0~15 のフレームを使用(IM 308-C の番号 0)。 ● DP スレーブは PROFIBUS アドレス 3 を使用。 ● スレーブ診断が DB 20 に格納されること。他の任意のデータブロックを使用することも 可能です。 ● スレーブ診断が 29 バイトで構成されていること。 STEP 5 ユーザープログラム 説明 STL 190 :A DB 30 :SPA FB 192 名前 :IM308C DPAD : KH F800 IM 308-C 用のデフォルトアドレスエリア IMST : KY 0, 3 IM no. = 0、DP slave = 3 の PROFIBUS アドレス FCT : KC SD 機能:スレーブ診断の読み取り GCGR : KM 0 評価されない。 TYPE : KY 0, 20 S5 データ エリア:DB 20 STAD : KF +1 データワード 1 の診断データ LENG : KF -1 診断の長さ = ジョーカー長(すべての可能なバイト数) ERR : DW 0 DB 30 の DW 0 中のエラーコードの格納 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 9.1.3 診断の構造 9.1.3.1 スレーブ診断の構造 IM 153-1AAx3、-2AA02、-2AB01、-2Bx00、-2Bxx1 のスレーブ診断の構造 ክኁእ ክኁእ ክኁእ 栱抲㍔⫀ ኖኣዙኔዄዐኖኣዙኜኖᨺ ኻኖኜ352),%86ቿኦዉኖ ክኁእ ₙ⇜ክኁእ ክኁእ ክኁእ ₚ⇜ክኁእ 完抯⏒,' 㕰㇄峉㠼 巧⒴栱抲ቑ峉㠼 ክኁእ ክኁእ '39 ክኁእ[ሮቬ 㦏⮶[ ━ቭ手ቢ᧤ ኤክኁኖ栱 抲ቑ峉㠼᧥ '39 ,0$$[ ,0$$ ,0$% ክኁእ ክኁእ\ሮቬ 㦏⮶\ +ኖኣዙኜኖ 6ತ+ ቑ⫃⚗ቑቢ 㦏⮶栆᧶ ክኁእ 6+ቊክኁእ ክኁእ 㦏⮶ ,0%[ ,0%[[ ክኁእ ንዂዙ ወኖኣዙ ኜኖ ኞዀዐኪወ 栱抲ቑ峉㠼 ᧤⚓ኅዙ ኾአኘዙን ⺍ሺክ ኁእ᧥ ክኁእ ክኁእ +ኖኣዙኜኖ᧤ 6+ርቫቖ 㲨䄥␦栆▥ቑ ⫃⚗ቑቢ᧥ ] ] 㦏⮶ቡቊ ክኁእ 㦏⮶ ክኁእ ክኁእ 㦏⮶ ክኁእ ━ቭ手ቢ᧤⚓ኖዉዙኳ 峉㠼ኾአኘዙንኲዉዙ ኽ⺍ሺ━ቭ手ቢ ቃሴ♾厌᧥ 㦏⮶栆᧶ ክኁእ ∎䞷᧶㦏⮶ክኁእቡቂቒክኁእ栆ቡቊ 図 9-1 IM 153-1AAx3、-2AA02、-2AB01、-2Bx00、-2Bxx1 のスレーブ診断の構造 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 191 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP IM 153-2BAx2 による診断 IM 153-2 インターフェースモジュール(注文番号 6ES7153-2BAx2-0XB0 以降)は、既存の IM 153-2 インターフェースモジュールと同じ診断情報を提供します。 診断の現在の最大長は 130 バイトです。 利用可能なスロットが 12 あるため、IM 153-2BAx2 は部分的に診断構造 を拡張できます。 また、診断割り込みの長さも拡張されています。 診断では、以下が変更されています。 ● 識別子関連の診断情報は、以前と同じく 3 バイトで構成されています。 バイト 8 には、 新しいスロット(スロット 12~15)のための追加の 4 ビットが含まれています。 ● モジュールのステータスは 1 バイト長くなり、現在は 8 バイトで構成されています。 ス ロット 12~15 は、それぞれ 2 つの新しいビットが含まれています。 ● デバイス割り込みは最大 63 バイトです。 192 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP IM 153-2BAx2 のスレーブ診断の構造 %\WH %\WH %\WH ኖኣዙኔዄዐኖኣዙኜኖᨺ ኻኖኜ352),%86ቿኦዉኖ %\WH %\WH %\WH +LJK%\WH /RZ%\WH 完抯⏒,' 㕰㇄峉㠼 %\WH %\WH 巧⒴栱抲ቑ峉㠼 '39 %\WH ንዂዙወኖኣ ዙኜኖ %\WH %\WH %\WH %\WH %\WH %\WH] +ኖኣዙኜኖ᧤6+ር ቫቖ㲨䄥␦栆▥ቑ⫃⚗ቑቢ ᧥ %\WH] %\WH ኞዀዐኪወ⦉㦘ቑ峉㠼 ᧤⚓ኅዙኾአኘዙን ⺍ሺክኁእ᧥ 㦏⮶ %\WH ━ቭ手ቢ᧤ኖዉዙኳ峉㠼ኲ ዉዙኽⅧሰ━ቭ手ቢቃ ሴሯ♾厌᧥ 㠿ቂ━ቭ㇢ቬቯቂኰአእ 図 9-2 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 IM 153-2BAx2 のスレーブ診断の構造 193 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 標準に準拠したスレーブ診断 IM 153-x により、標準に準拠したスレーブ診断を使用できます。一般バージョンの診断フ レームと、IM 153-x バージョン固有の診断フレームとの違いに注目してください。 DP マスタおよび 153-1AA03 の IM 153-1、モジュールバージョン 02、GSD-バージョン V1.18; 153-1AA83 の IM 153-1、モジュールバージョン 01、GSD-バージョン V1.18; 153-2AA02 の IM 153-2、モジュールバージョン 06 以降、GSD-バージョン V1.9; 153-2AB01 の IM 153-2 FO、モジュールバージョン 05 以降、GSD-バージョン V1.5; 153-2BA00 の IM 153-2、モジュールバージョン 01 以降、 GSD-バージョン V1.0; 153-2BB00 の IM 153-2 FO、モジュールバージョン 01 以降、GSD-バージョン V1.0 153-2BA01 の IM 153-2、モジュールバージョン 01 以降、GSD-バージョン V1.0; 153-2BA81 の IM 153-2、モジュールバージョン 01 以降、GSD-バージョン V1.0 インターフェースモジュールの設定に依存し、拡張診断が提供されています。診断フレーム にはモジュールステータスおよびチャンネルに固有の診断の形で詳細情報が提供されていま す(上記の図参照)。 「拡張診断」に関する情報 チャンネル関連の診断を使用するには、設定の各 I/O モジュール設定につき診断割り込みを 有効にする必要があります。 IM 153-x を設定する際、「拡張診断」の有効化とは別途に、診断、処理、挿入あるいは取 り外しの 割り込みを無効化または有効化できます。 DPV1 パラメータを使用して(GSD rev. 3 以上)拡張診断の各ブロックを無効化または有効化 できます。無効化された診断は診断フレームから削除されます。 重要:設定中に「拡張診断」を有効化すると、診断割り込みは ET 200M の実行中のみにモジ ュールに対しトリガされ、チャンネルエラーは診断フレームにはすぐには入れられません。 チャンネルエラーが診断フレームに入るのは、モジュールの最初の診断割り込みがトリガ、 生成、有効化された後だけです。 診断フレームからチャンネルエラーを削除するには、設定で「拡張診断」のスイッチをオフ にする必要があります。 IM 153-2Bx00 および IM 153-2Bxx1 IM 153-2Bx00 および IM 153-2Bxx1 では、拡張診断は DPV0/DPV1 モードのデフォルトと して使用できます。設定中にブロックの選択から外す(スイッチオフ)ことができます。 194 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 9.1.3.2 ステーションステータス 1~3 定義 ステーションステータス 1~3 は、DP スレーブのステータスの概要を示します。 ステーションステータス 1;ステーションステータス 1 表 9- 4 意味 ビ ッ ト 0 ステーションステータス 1 の構造(バイト 0) 1: 原因/対処法 DP スレーブは、DP マスタがアドレス指定するこ とはできません。 DP スレーブでは、このビット は常に 0 です。 • • • • • 正しい PROFIBUS アドレスが DP スレーブに設定され ていますか? バスコネクタ/FOC が接続されているか? DP スレーブの電圧はどうであるか? RS 485 リピータは正しく設定されているか? DP スレーブでリセットされているか(スイッチオフ/ス イッチオン)? 1 1: DP スレーブはデータ交換の準備ができていませ ん。 • DP スレーブが起動を完了するまで待機してください。 2 1: DP マスタにより DP スレーブに送信されたコンフ • ィグレーションデータが、DP スレーブの実際のコ ンフィグレーションに一致していません。 ステーションタイプを修正しるか?コンフィグレーショ ンソフトウェアで入力された DP スレーブの設定を修正 するか? 3 1: 外部診断を使用できます。 • 識別子に関連する診断、モジュールステータス、および /またはチャンネル固有の診断を評価します。 すべての エラーが解消されるとビット 3 がリセットされます。 上記で示された診断バイトに新しい診断メッセージがあ ると、ビットがリセットされます。 4 1: 要求された機能は DP スレーブでサポートされて いません。 • コンフィグレーションを確認する。 5 1: DP マスタが DP スレーブの応答を解読できない。 • バスのコンフィグレーションを確認する。 6 1: DP スレーブタイプが、ソフトウェアコンフィグレ • ーションに対応していません。 コンフィグレーションソフトウェアが、正しいステーシ ョンタイプに設定されているか? 7 1: DP スレーブが、異なる DP マスタによって作成さ • れています (DP スレーブに現在アクセスしている DP マスタと異なります)。 たとえば、プログラミング装置または別の DP マスタを 使用して DP スレーブにアクセスする場合、このビット は常に 1 である。 DP スレーブにパラメータ割り付けをした DP マスタの PROFIBUS アドレスは、"マスタ PROFIBUS アドレス" 診断バイトにある。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 195 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP ステーションステータス 2 表 9- 5 ステーションステータス 2 の構造(バイト 1) ビッ 意味 ト 0 1: DP スレーブを再作成する必要があります。 1 1: スレーブは起動段階にあります。 2 1: DP スレーブでは、このビットは常に"1"です。 3 1: 応答監視は DP スレーブに対して有効です。 4 1: DP スレーブが"FREEZE"制御コマンドを受信しました。 5 1: DP スレーブが"SYNC"制御コマンドを受信しました。 6 0: このビットは常に 0 です。 7 1: DP スレーブが停止され、現在の処理から既に削除されました。 ステーションステータス 3 表 9- 6 9.1.3.3 ステーションステータス 3 の構造(バイト 2) ビット 意味 0~6 0: このビットは常に"0"です。 7 1: 診断フレームで表示可能な数よりも多くのチャンネル固有のメッセージがありま す。 マスタ PROFIBUS アドレス 定義 DP マスタの PROFIBUS アドレスは、次のような マスタ PROFIBUS アドレス診断バイトにあります。 ● DP スレーブが設定し ● DP スレードへの読み取り、書き込みアクセスのある マスタ PROFIBUS は、スレーブ診断のバイト 3 にあります。 バイト 3 の FFH バイト 3 の FFH の値がマスタ PROFIBUS アドレスとして使用されている場合、DP スレー ブは DP マスタによっては作成されません。 196 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 9.1.3.4 製造元 ID 定義 製造元 ID には、DP スレーブの種類を示すコードが含まれています。 製造元 ID 表 9- 7 9.1.3.5 製造元 ID の構造(バイト 4、5) バイト 4 バイト 5 製造元 ID 80H 1DH IM 153 / IM 153-1 80H 1EH IM 153-2 80H 71H IM 153-2 FO スレーブ診断の評価 次の図は、スレーブ診断の評価の手順を系統的に示しています。 コンフィグレーション中 に診断の選択を解除しなかった場合、指定されたバイトアドレスが適用されます。 診断の 選択がそれぞれ解除された場合、バイトアドレスを適宜移動してください。 ክኁእ ൺ巧⒴栱抲峉㠼ቑ䵯ቑ♑䏶 ክኁእ ክኁእ ൺንዂዙወኖኣዙኜኖቑ䵯ቑ♑䏶 ൺኞዀዐኪወ⦉㦘峉㠼ቑ䵯ቑ♑䏶 ክኁእ ክኁእ[ ክኁእ[ 図 9-3 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 ൺ━ቭ手ቢቑ䵯ቑ♑䏶 スレーブ診断の評価 197 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 9.1.3.6 識別子関連の診断 定義 識別子関連の診断は、ET 200M のモジュールに問題があるかどうかを示します。 識別子関 連の診断は、バイト 6 で開始されて 3 バイトで構成されます。 識別子関連診断の構造 ET 200M のモジュールのステータスは次のように構造化されています。 ክኁእ ኰአእ䟹⚆ 巧⒴栱抲峉㠼ቑ栆ሸ ክኁእ ክኁእት⚺ባ ,'栱抲峉㠼ቑነዙኦ ኰአእ䟹⚆ ክኁእ ,0[ቑ⏴┪ ኖዊአእቑንዂዙወቑ⏴┪ ኖዊአእቑንዂዙወቑ⏴┪ ኖዊአእቑንዂዙወቑ⏴┪ ኖዊአእቑንዂዙወቑ⏴┪ ኖዊአእቑንዂዙወቑ⏴┪ ኰአእ䟹⚆ ኊዙቑ♑䏶 ክኁእ ኖዊአእቑንዂዙወቑ⏴┪ ኖዊአእቑንዂዙወቑ⏴┪ ኖዊአእቑንዂዙወቑ⏴┪ ኖዊአእ[ቑንዂዙወቑ⏴┪ቑኊዙ ኰአእቒ㶰ቑ⫃⚗ኘአእሸቯቡሼ ෬ንዂዙወሯ♥ቭ⮥ሸቯቂ ෬㦹岼⸩ንዂዙወሯ㗎⏴ሸቯቂ ෬㗎⏴ሸቯቂንዂዙወሯ∎䞷ቊሰቍሧ ෬ንዂዙወሯ峉㠼━ቭ手ቢት⫀⛙ሼቮ ෬(70ሯቿኌኣኀኳቍክኖንዂዙወቊ岼⸩ሸቯርቬሽᇬ 㝜⇫₼ቑንዂዙወ⮘㦃ሯ㦘╈ቊሥቮᇭሶቑ⫃⚗ᇬ ,0ሯ岼⸩䂗ቢቑ⏷ቑንዂዙወቑኰአእትኘአእሺቡሼᇭ 図 9-4 198 識別子関連診断の構造 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 9.1.3.7 モジュールステータス 定義 モジュールステータスは、作成されたモジュールのステータスを反映し、コンフィグレーシ ョンに関する ID 固有の診断の詳細を表わしています。 モジュールステータスは診断で始ま り、最大 7 バイトで構成されます。 モジュールステータスは、設定で"拡張診断"を有効にした場合のみ診断フレームに含まれま す。 モジュールステータス ET 200M のモジュールのステータスは以下のように構造化されています。 ክኁእ ክኁእት⚺ባንዂዙወኖኣዙኜኖቑ栆ሸ ክኁእ ኤክኁኖ栱抲峉㠼ቑነዙኦ ክኁእ ኖኣዙኜኖኜኁኴንዂዙወኖኣዙኜኖ + ንዂዙወኖኣዙኜኖ ኖኣዙኜኖኾአኘዙንቑነዙኦ ክኁእ + デ㣑 ክኁእ + デ㣑 ክኁእ ኖዊአእቑንዂዙወ ክኁእ ኖዊአእቑንዂዙወ ኖዊአእቑንዂዙወ ኖዊአእቑንዂዙወ ኖዊአእቑንዂዙወ ክኁእ %ንዂዙወ哾Ⰼᇬ㦘╈ቍኤዙኜ %ንዂዙወ椫⹂ᇬ䎰╈ቍኤዙኜንዂዙወ 㶯棴 %㷲ሺሲቍሧንዂዙወᇬ䎰╈ቍኤዙኜ %ንዂዙወቍሺᇬ䎰╈ቍኤዙኜ ኖዊአእቑንዂዙወ ኖዊአእቑንዂዙወ ኖዊአእቑንዂዙወ 図 9-5 ET 200M のモジュールステータスのコンフィグレーション ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 199 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 9.1.3.8 チャンネル固有の診断 定義 チャンネル関連の診断は、モジュールのチャンネルエラーに関する情報を提供し、識別子関 連の診断の詳細情報を示しています。 チャンネル関連の診断は、モジュールステータスまたは H ステータスに従って開始されま す。 チャンネル関連の診断はモジュールステータスには影響を与えません。 重要:各モジュールについて診断割り込みのスイッチを入れる必要があります。 チャンネル関連の診断 チャンネル関連の診断は、設定で[拡張診断]を有効にした場合にのみ診断フレームに含まれ ます。 チャンネル関連の診断の最大数は、IM 153-1 では 64 バイト、IM 153-2 では 96 バイ トのスレーブ診断の最長数によって制限されます。スレーブ診断の長さは、現在のチャンネ ル固有診断数によります。 ヒント: ET 200M 上の設定で割り込みを無効化した場合、最高 29 バイトの割り込み部分が チャンネル関連の診断にも使用できます。 注記 モジュールのすべてのチャンネルに影響を与えるエラー(モジュールの電源障害など)は、チ ャンネル関連の診断のチャンネル 0 のみに表示されます。 これによりチャンネル関連の診断数が減り、「診断オーバーフロー」を防止します。 200 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP チャンネル関連の診断の構造 ክኁእቑ⫃⚗ ኰአእ䟹⚆ %ሮቬ%ቡቊኞዀዐኪወ⦉㦘ቑ峉㠼ት㙟∪ሼቮ ንዂዙወቑነዙኦኧዐክዙቊሼᇭ √ኖዊአእቑነዙኦኧዐክዙቒᇬ ኖዊአእቑነዙኦኧዐክዙቒቍቌᇭ ኞዀዐኪወ⦉㦘ቑ峉㠼ነዙኦ ኰአእ䟹⚆ ክኁእ %ሮቬ%ቡቊ峉㠼ሯ㙟∪ሼቮ ኞዀዐኪወቡቂቒኞዀዐኪወኍወዙኴቑ㟿 ⏴┪⒉┪ %⏴┪ %䓗 %⏴┪⒉┪ ኰአእ䟹⚆ ክኁእ ኅዙኜኁኴ ኞዀዐኪወ⒕屲厌 352),%86ቑ㲨䄥㈢ሩ 㶰ቑ嫷ት♑䏶 %ኰአእ %ኰአእ %ኰአእ %ክኁእ %崭 %崭 㶰ቑኞዀዐኪወ⦉㦘ቑ峉㠼ኾአኘዙን ክኁእሮቬ ክኁእሮቬቡቊቋ⚛㱧━ቭⅧሴ ቡቊ 㦏⮶ክኁእ,0 ቡቂቒክኁእ,0 図 9-6 チャンネル関連の診断の構造 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 201 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP チャンネル関連の診断のオーバーフロー スレーブ診断に表示できる以上のチャンネル関連の診断数がある場合、ビット 7 の"診断オ ーバーフロー"がステーションステータス 3 に設定されます。 メッセージフレームと共に転送されなかったチャンネル関連診断は、失われません。診断フ レームに入力された他のチャンネル固有診断が削除された直後に、このようなチャンネル固 有診断はスレーブ診断に転送されます。 「診断の混雑」が解消されると、ビット 7 の「診断オーバーフロー」はリセットされます。 チャンネル固有のエラーメッセージ 表 9- 8 PROFIBUS 標準に準拠したチャンネル関連の診断のエラータイプ エラータイプ エラーテキスト 00000B 0D 予備 意味 対処法 00001B 1D 短絡 短絡の例: • P 電位によるセンサー線の短絡 • M 電位によるセンサー線の短絡 • P 電位による出力線の短絡 • M 電位による出力線の短絡 • 接地による出力線の短絡 M 回路、P 回路の配線 プロセスの修正 00010B 2D 低電圧 電源電圧が許容範囲以下です。 電源 HART の修正:ア ナログ出力電流が確立 されています。 00011B 3D 過剰電圧 電源電圧が許容範囲以上です。 電源の修正 00100B 4D 過負荷 出力ステージの負荷が過多です。 モジュール/アクチュ エータの修正チューニ ング、HART:アナログ 出力が飽和状態 00101B 5D 温度超過 出力ステージが過負荷で、過熱している モジュール/アクチュ エータの修正チューニ ング 00110B 6D 断線 ワイヤー損傷、例: • センサーへの信号線が切断されています。 • アクチュエータからの信号線が切断されています。 • センサーの電源線が切断されています。 処理配線の修正 00111B 7D 上限超過 値が範囲を超過しています モジュール/アクチュ エータの修正チューニ ング 01000B 8D 下限超過 値が範囲を下回っています モジュール/アクチュ エータの修正チューニ ング 202 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP エラータイプ エラーテキスト 意味 対処法 01001B 障害 エラーの例: • 出力の負荷電圧 • エンコーダ供給 • モジュールでのハードウェアエラー • シールドが溶解または詰まっています。 • スイッチの部品が老朽化しています。 モジュールの交換 9D 01010B~ 10D 01111B ~ 15D 表 9- 9 予備 チャンネル関連の診断のエラータイプ - 製造元固有 エラータイプ エラーテキスト 意味 対処法 10000B 16D パラメータ設定 エラー パラメータ設定エラー、例: • モジュールがパラメータを評価できません(不明、許可 されない組み合わせ...) • モジュールが設定されていません • ユーザーの較正が設定に対応していません。 • 較正エラー パラメータ化の修正 10001B 17D エンコーダまた は負荷電圧があ りません。 以下の電圧がありません: • 外部電源 • モジュール操作のための電圧 処理配線の修正 10010B 18D ヒューズ障害 ユーザーの交換可能なヒューズに障害があります。 ヒューズを交換してく ださい。 10011B 19D 通信エラー F テクノロジの場合(PROFIsafe): • 連番のエラー(電源が入っていることを示す) • ユーザーデータ CRC のエラー • ユーザーデータタイムアウト 通信パスを確認してく ださい。 10100B 20D 接地エラー 接地エラー、例: • 絶縁チャンネルの許容共通モード電圧を超えました。 • 絶縁チャンネルの M 線が破損しています。 処理配線の修正 10101B 21D 基準チャンネル 障害 基準チャンネルのエラー 基準チャンネルのモジ ュールを交換してくだ さい。 10110B 22D ハードウェア割 り込みの損失 ハードウェア割り込みが失われました。 プログラム/ プロセス/モジュール の修正チューニング 10111B 23D 警告 以下の限界値の場合、警告が表示される場合があります。 • 速度 • 負荷電流 プログラム/ プロセス/モジュール の修正チューニング が超過しました ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 203 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP エラータイプ エラーテキスト 意味 対処法 11000B 24D スイッチオフ スイッチオフがある場合があります: • 電源スイッチは短絡、非対称電流、接地によってトリガ されます。 • サーミスタがトリガされました • 急停止 • フェールセーフスイッチオフ スイッチオフの原因の 修正と認識 11001B 25D フェールセーフ スイッチオフ フェールセーフスイッチのトリガ/原因を示します スイッチオフの原因の 修正 11010B 26D 外部エラー 外部(プロセス側)エラー、例: • センサーエラー • アクチュエータエラー • センサーデータが不正 センサーの交換/ アクチュエータ/処理 配線の修正 11011B 27D 不明なエラー 不明なエラーは詳細が特定できないエラーです エラーの原因によって 異なります 11100B 28D 予備 11101B 29D アクチュエータ /センサーのエ ラー1 モジュールに接続された HMI デバイスのエラー1。 エラーメッセージに従 ったアクチュエータ/ センサーの修正、 HART:限界外の一次値 11110B 30D アクチュエータ /センサーのエ ラー2 モジュールに接続された HMI デバイスのエラー2。 エラーメッセージに従 ったアクチュエータ/ センサーの修正、 HART:限界外の二次値 11111B 31D チャンネルは一 時的に使用でき ません 較正、ファームウェアの更新、手動モードなどのため 原因により異なる; 起動された機能(較 正、FW 更新)が完了す るのを待つなど 下記も参照 スレーブ診断の構造 (ページ 191) 204 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 9.1.3.9 要件 H ステータス(S7-400 H および通常冗長化の場合のみ) IM 153-2 は、S7-400H DP マスタが ● (IM 153-2Ax0x、IM 153-2Bx00、IM 153-2Bxx1)上で動作している場合に H ステータスを 供給します ● 標準冗長化モードが(rev. 5 の GSD を使用した IM 153-2Bxx1)で動作しています H ステータスの構造 ክኁእ] ክኁእ[ ክኁእት⚺ቤቂ+ኖኣዙኜኖቑ栆ሸ ኤክኁኖ栱抲峉㠼ቑነዙኦ ክኁእ] (+ ኮኾዙኜ━ቭ㇢ኖኣዙኜኖ'3ኻኖኜቫቮ⒖ቭ㙪ራ )+ +ኖኣዙኜኖ ኖኣዙኜኖኾአኘዙንቑነዙኦ + ክኁእ] デ㣑 ክኁእ] 拸䞷⮥ ክኁእ] 拸䞷⮥ ክኁእ] ኖኣዙኜኖት抐≰ሼቮ,0ቑ+ኖኣዙኜኖ 䎰╈ 㦘╈ ኬዙኦኃኄቿ㶯棴 ኤዙኜℳ㙪ቑ,0 ኻኖኜ䕅㏚ትኌቿ 352),%86'3ቑኹዙዉዙእሯ㮫⒉ሸቯቡሺቂ ⒉┪≬䟨㣑栢ሯ栚ⱚሸቯቡሺቂ ክኁእ] Ⅵቑ,0ቑ+ኖኣዙኜኖ 䎰╈ 㦘╈ ኬዙኦኃኄቿ㶯棴 ኤዙኜℳ㙪ቑ,0 ኻኖኜ䕅㏚ትኌቿ 352),%86'3ቑኹዙዉዙእሯ㮫⒉ሸቯቡሺቂ ⒉┪≬䟨㣑栢ሯ栚ⱚሸቯቡሺቂ ክኁእ] ふ,0ሮቬቑ+ኖኣዙኜኖ ⚂,0ሮቬቑ+ኖኣዙኜኖ 図 9-7 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 H ステータスの構造 205 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 9.1.3.10 割り込み 定義 スレーブ診断の割り込み部分は、スレーブ診断のトリガの原因となった割り込みの種類とそ の原因について情報を提供します。 割り込み部分は最大で 29 バイトを使用します。 最大 1 つのアラームが各スレーブ診断に報 告されます。 診断電報内の位置 スレーブ診断内の割り込み部分の位置は、診断フレームの設定とチャンネル関連の診断の数 によって決まります。 割り込み部分は常に診断フレームの最後の部分です。 内容 割り込み情報の内容は割り込みの種類によって異なります。 診断割り込み(バイト x+4 以降)では、SIMATIC S7(16 バイトなど)に対し診断データレコー ド 1 が、割り込みの追加情報として送信されます。 デジタルおよびアナログモジュールの バイトの意味は、下の図のとおりです。 ハードウェア割り込みでは、割り込みの追加情報の長さは 4 バイトです。 これらのバイト の意味は、下の図のとおりです。 サイクルの終了時の割り込みでは、このバイトは常に FFH です。 取り外し/挿入の割り込みでは、割り込みの追加情報の長さは 5 バイトです。 これらのバイ トの意味は、下の図のとおりです。 取り外しと挿入の割り込み 動作中のモジュールの挿入と取り外しを行うには、アクティブバスモジュールをET 200Mに 設定する必要があります。 "取り外しと挿入の割り込み"スイッチを使用し、取り外しまたは 挿入イベントを診断フレームに割り込みとして報告するかどうかを設定できます。 "取り外 しと挿入の割り込み"を無効にしても、アクティブバスモジュール設定で、モジュールの挿 入、取り外しが可能です。 これらのイベントは識別子関連の診断とモジュールステータス にのみ表示されます。 旧バージョンのIM 153-xの動作の詳細については、付録の「IM 1532/-2 FOのバージョン間の互換性 (ページ 243)」と「IM 153 およびIM 153-1 のバージョン間 の互換性 (ページ 241)」を参照してください。 アクティブバスモジュールを使った構成の場合は、モジュールの取り外しと挿入のたびにス テーションが機能を停止します。 注記 ダミーモジュール DM 370 を挿入または取り外す場合は、挿入または取り外しの割り込みは トリガされません。 206 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 診断割り込み モジュールのチャンネル/チャンネルグループ 0 の診断イベントがある場合は、チャンネル エラーに加えて、モジュールエラーも発生する場合があります。 この場合、モジュールの チャンネル/チャンネル 0 の診断が有効化されていないと、エントリも生成されます。 割り込み部分の構造 ET 200M の割り込み部分は以下のように設定されます(バイト x = バイト 9 のチャンネル関 連の診断のモジュールステータスのない IM 153-x の場合)。 バイト x~x+3 は割り込みの種類を示しています。 ክኁእ[ ኰአእ䟹⚆ ክኁእ[ት⚺ቤቂ━ቭ手ቢኘኌኔዄዐቑ栆ሸ ኤክኁኖ栱抲峉㠼ቑነዙኦ ክኁእ[ ━ቭ手ቢኜኁኴ % 峉㠼━ቭ手ቢ % ኴዊኘኖ━ቭ手ቢ % ንዂዙወ━ቭ手ቢትⓙ棳 ቿዙኽቑነዙኦ % ንዂዙወ━ቭ手ቢት㗎⏴ ኖዊአእ䟹⚆ ክኁእ[ ,0[ሯ━ቭ手ቢት㙟∪ኜኁኽኖኜዐኴⅧሰኴዊኘኖ━ቭ手ቢ ᨺ━ቭ手ቢት㙟∪ሼቮንዂዙወቑኖዊአእ ክኁእ[ 6+ቃሴ栱抲ሼቮ ━ቭ手ቢኔዙዐኖ䟹⚆ ክኁእ[ᨺ %━ቭ手ቢቑ⑵䚕ᇬⓙ棳ቡቂቒ㗎⏴ % ቇⅴₙቑኅዙሯ≬䟨₼ % 䤉≰ኅዙ % ℗⌨ ክኁእ[ 峉㠼ኤዙኜ ᧤ኤዙኜዉነዙኦር ቫቖቑ␔⹈ⅴₚቑ 㟿ⷦት♑䏶᧥ ክኁእ[ ክኁእ[ ኬዙኦኃኄቿ━ቭ手 ቢኤዙኜ ᧤ⅴₚቑ⦂ት♑䏶᧥ ━ቭ手ቢኤዙኜቑ ⓙ棳㗎⏴᧤ⅴₚቑ ⦂ት♑䏶᧥ 㽷䔈㸙ቍንዂዙወብ峉㠼ኤዙኜዉነዙኦሯሥቮሶቋሯሥቭቡሼ ክኁእቫቭ栆ሧᇭ ⚓ንዂዙወቑ崻㢝ት♑䏶ሺሲቃሸሧᇭ 図 9-8 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み部分の割り込みステータスの構造 207 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 割り込みの追加情報 バイト x+4~x+7 は、割り込みの原因を示しています。 これは STEP 7 の診断データレコー ド 0 に対応しています。 バイト x+4~x+7 と、x+8~x+19 は、STEP 7 の診断データレコード 1 に対応しています。 ክኁእ[ ንዂዙወቑ⯀㟦ᇬኅዙሯ㮫⒉ሸቯቡሺቂ ንዂዙወቑ␔捷ኅዙ ⮥捷ኅዙንዂዙወቒ㉫䷣ቊሰቍሲቍቭቡሺቂ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኅዙ ⮥捷孫┸榊⦶ቍሺᇬቇቡቭᇬ 弯嘆榊⦶∪俵ሯቍሧሮ⇝ሼሱቡሼ ኲዊዐእኮኪወነኪኌኜሯ㘴倩ሸቯሧቡሾቶ ንዂዙወሯ岼⸩ሸቯሧቡሾቶ ኴዊኍኼዐኍኅዙ ክኁእ[ ንዂዙወኌኖ ,0[⺍ሼቮኜኁኽኖኜዐኴቑኾአኘዙንት岼⸩ ኤንኜወንዂዙወ⺍ሼቮክኁእ[ቊⅴₚቑ㟿ⷦት♑䏶 ቿኧዊኍንዂዙወ⺍ሼቮክኁእ[ቊⅴₚቑ㟿ⷦት♑䏶 )0⺍ሼቮ &3⺍ሼቮ ⚓ንዂዙወቑ崻㢝峉㠼ኤዙኜሯሥቭቡሼᇭ ኞዀዐኪወ㍔⫀ሯⷧ⦷ሺቡሼ ዃዙናዙ㍔⫀ሯⷧ⦷ሺቡሼ ክኁእ[ ኾንዂዙወቡቂቒ䂻⸩乓⦁ንዂዙወ ᧤ቿኧዊኍንዂዙወቊ᧥㷲ሺሲቍሧᇬቡቂቒₜ恂ሺሧቮ 抩≰ቑ⟞櫛 ╤⇫ዙኦ ⸮嫛 ⋫㷱 ኒኁኌወከኜዐኍሯ⯀㟦ሺቡሺቂᇭ ␔捷∪俵榊⦶椫⹂ሯሥቭቡሼ ክአኣዙሯ⒖ቯቡሺቂ ክአኌቿአኴ⏷⇢ሯ⯀㟦ሺቡሺቂ ክኁእ[ አኌ椫⹂ሯሥቭቡሼ ኴዊኘአኒ椫⹂ሯሥቭቡሼ (3520椫⹂ 5$0椫⹂ $'&'$&ኅዙ ኯዂዙኗ⒖ቯ ኬዙኦኃኄቿ━ቭ手ቢቑ㚜⯀ 図 9-9 208 デジタルおよびアナログモジュールの診断割り込みに関する割り込みの追加情報 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP デジタル入力のあるモジュールの割り込み詳細 +ኤንኜወ⏴┪Ⅷሰንዂዙወ %\WH[ %峉㠼ቊⒸ䞷ቊሰቮ抌┯ቑኞዀዐኪወኜኁኴሯሥቭቡሾቶ %峉㠼ቊⒸ䞷ቊሰቮ抌┯ቑኞዀዐኪወኜኁኴሯሥቭቡሾቶᇬክኁእ[ⅴ棜 %\WH[ ኞዀዐኪወ⦉㦘ቑ峉㠼ቑ栆ሸ %\WH[ ንዂዙወሷቋቑኞዀዐኪወ㟿 %\WH[ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ %\WH[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ 岼⸩ኮኾዙኜ━ቭ㇢ኅዙ 㘴⦿ኅዙ /ኘዐኒዙ㈛ቑ䩼俰⥭恾 *ቋቑ䩼俰⥭恾 㠼偩 ኘዐኒ榊䄟ቍሺ %\WH[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑክኁእ[ቋሺቑ━ቭ㇢ %\WH[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑክኁእ[ቋሺቑ━ቭ㇢ %\WH[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑክኁእ[ቋሺቑ━ቭ㇢ 図 9-10 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 診断割り込みのバイト x+8 の構造(デジタル入力) 209 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP デジタル出力のあるモジュールの割り込み詳細 +ኤንኜወ⒉┪Ⅷሰንዂዙወ ክኁእ[ %峉㠼ቊⒸ䞷ቊሰቮ抌┯ቑኞዀዐኪወኜኁኴሯሥቭቡሾቶ %峉㠼ቊⒸ䞷ቊሰቮ抌┯ቑኞዀዐኪወኜኁኴሯሥቭቡሼᇬክኁእ[ⅴ棜 ኞዀዐኪወ⦉㦘ቑ峉㠼ቑ栆ሸ ክኁእ[ ንዂዙወሷቋቑኞዀዐኪወ㟿 ክኁእ[ ክኁእ[ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ ክኁእ[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ 岼⸩ኮኾዙኜ━ቭ㇢ኅዙ 㘴⦿ኅዙ /ቋቑ䩼俰 *ቋቑ䩼俰⥭恾 㠼偩 ⮥捷弯嘆榊⦶ቍሺ 䂸ㄵ怔拝 ክኁእ[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑክኁእ[ቋሺቑ━ቭ㇢ ክኁእ[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑክኁእ[ቋሺቑ━ቭ㇢ ክኁእ[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑክኁእ[ቋሺቑ━ቭ㇢ 図 9-11 210 診断割り込みのバイト x+8 の構造(デジタル出力) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP アナログ入力のあるモジュールの割り込み詳細 +ቿኧዊኍ⏴┪Ⅷሰንዂዙወ +ቿኧዊኍ⏴┪Ⅷሰንዂዙወ+$57 ክኁእ[ %峉㠼ቊⒸ䞷ቊሰቮ抌┯ቑኞዀዐኪወኜኁኴሯሥቭቡሾቶ %峉㠼ቊⒸ䞷ቊሰቮ抌┯ቑኞዀዐኪወኜኁኴሯሥቭቡሾቶᇬክኁእ[ⅴ棜 ክኁእ[ ኞዀዐኪወ⦉㦘ቑ峉㠼ቑ栆ሸ ክኁእ[ ንዂዙወሷቋቑኞዀዐኪወ㟿 ክኁእ[ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ ክኁእ[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ 岼⸩ኮኾዙኜ━ቭ㇢ኅዙ ␀抩ዙኦኅዙ /ቋቑ䩼俰 *ቋቑ䩼俰⥭恾 㠼偩 ♑䏶ኞዀዐኪወኅዙ 䂻⸩乓⦁㦹䄏 䂻⸩乓⦁怔拝 ክኁእ[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑክኁእ[ቋሺቑ━ቭ㇢ ክኁእ[ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑክኁእ[ቋሺቑ━ቭ㇢ 図 9-12 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 診断割り込みのバイト x+8 の構造(アナログ入力) 211 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP アナログ出力のあるモジュールの割り込み詳細 ክኁእ[ +ቿኧዊኍ⒉┪Ⅷሰንዂዙወ %峉㠼ቊⒸ䞷ቊሰቮ抌┯ቑኞዀዐኪወኜኁኴሯሥቭቡሾቶ %峉㠼ቊⒸ䞷ቊሰቮ抌┯ቑኞዀዐኪወኜኁኴሯሥቭቡሾቶᇬክኁእ[ⅴ棜 ክኁእ[ ኞዀዐኪወ⦉㦘ቑ峉㠼ቑ栆ሸ ክኁእ[ ንዂዙወሷቋቑኞዀዐኪወ㟿 ክኁእ[ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ ንዂዙወቑኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ ክኁእ[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑ峉㠼ኁዐእ 岼⸩ኮኾዙኜ━ቭ㇢ኅዙ ␀抩ዙኦኅዙ /ቋቑ䩼俰 *ቋቑ䩼俰⥭恾 㠼偩 ⮥捷弯嘆榊⦶ ክኁእ[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑክኁእቋሺቑ━ቭ㇢ ክኁእ[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑክኁእቋሺቑ━ቭ㇢ ክኁእ[ ኞዀዐኪወኞዀዐኪወኍወዙኴቑክኁእቋሺቑ━ቭ㇢ ክኁእ[ሮቬ[ቒデ+ቊሼᇭ 図 9-13 212 診断割り込みのバイト x+8 の構造(アナログ出力) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP HART を使用した入力または出力モジュールの割り込み詳細 ++$57⏴┪ሥቮሧቒ⒉┪ኞዀዐኪወ ክኁእ[ %峉㠼ቊⒸ䞷ቊሰቮ抌┯ቑኞዀዐኪወኜኁኴሯሥቭቡሾቶ %峉㠼ቊⒸ䞷ቊሰቮ抌┯ቑኞዀዐኪወኜኁኴሯሥቭቡሾቶᇬክኁእ[ⅴ棜 ክኁእ[ ⚓ኞዀዐኪወ⦉㦘峉㠼ቑ栆ሸ◧⇜ኰአእ ኰአእ ክኁእ[ ንዂዙወሷቋቑኞዀዐኪወ㟿 ክኁእ[ ንዂዙወቑኞዀዐኪወቑ峉㠼ኁዐእ ንዂዙወቑኞዀዐኪወቑ峉㠼ኁዐእ ንዂዙወቑኞዀዐኪወቑ峉㠼ኁዐእ ንዂዙወቑኞዀዐኪወቑ峉㠼ኁዐእ ክኁእ[ ኞዀዐኪወቑኅዙኜኁኴክኁእ[ሮቬ[ ኴዊኍኼዐኍኅዙ +$57抩≰ኅዙ 䩼俰⥭恾3⥭恾 䩼俰⥭恾0⥭恾 㠼偩 弯嘆榊⦶ቍሺ ኇዙክዙኲዊዙ ቿዐኝዙኲዊዙ ክኁእ[ +$57䶻⮘㟿ሯ棟䟛⊳ት怔ራሧቡሼ +$57孫┸⮘㟿ሯ棟䟛⊳ት怔ራሧቡሼ +$57ቿኧዊኍ⒉┪榊㿐ሯ殌✛䕅㏚ቊሼ +$57ቿኧዊኍ⒉┪榊㿐ሯ⸩券ሸቯሧቡሼ +$57ቑ崂便ኖኣዙኜኖሯሥቭቡሼ +$57䞷℗⌨ +$57岼⸩ሯ⮘㦃ሸቯቡሺቂ +$57ኲኀዙወኦኤክኁኖኅዙ ክኁእ[ሮቬ[ ኞዀዐኪወቑኅዙኜኁኴክኁእ[ሮቬ[ቛቑ♑䏶 ክኁእ[ሮቬ[ ኞዀዐኪወቑኅዙኜኁኴክኁእ[ሮቬ[ቛቑ♑䏶 ክኁእ[ሮቬ[ ኞዀዐኪወቑኅዙኜኁኴክኁእ[ሮቬ[ቛቑ♑䏶 図 9-14 診断割り込みのバイト x+8 の構造(HART を使用した入力あるいは出力モジュール) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 213 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP デジタル入力信号のタイムスタンプを伴ったハードウェア割り込み IM 153-2 がハードウェア割り込みを報告した場合は、少なくとも 1 つのデータレコードに タイムスタンプされた信号変更か特殊メッセージに関するメッセージがあることを示してい ます。 DP マスタ CPU は、データレコードを読み取って FB 90 "IM_DRV"で評価することができま す(『PCS 7』文書参照)。 同様に、FB 62 "FB TIMESTMP"で評価することもできます。 ክኁእ[ ኜኁኽኖኜዐኴቑኖኣዙኜኖ 拸䞷⮥ ኜኁኽኖኜዐኴቑ␜⑵䚕 㠿ሺሧኜኁኽኖኜዐኴ⑵䚕ቍሺ 㠿ሺሧኜኁኽኖኜዐኴ⑵䚕⸮嫛 拸䞷⮥ ኤዙኜዉነዙኦሯ㕌⒉ሸቯቮ⫃⚗ቒᇬኤዙኜዉነዙ ኦ䟹⚆ ክኁእ[ ክኁእ[ ክኁእ[ 図 9-15 ᧭ሮቬቑኾአኘዙንኳዊአኌ䟹⚆ሯ ኤዙኜዉነዙኦ⚺ቡቯቡሼ ℗⌨ ハードウェア割り込みのバイト x+4 の構造(タイムスタンプ) アナログ入力モジュールのハードウェア割り込み ክኁእ[ 棟䟛⊳ት怔ራሧቡሼንዂዙወቑኞዀዐኪወ 棟䟛⊳ት怔ራሧቡሼንዂዙወቑኞዀዐኪወ 棟䟛⊳ት怔ራሧቡሼንዂዙወቑኞዀዐኪወ ክኁእ[ ₚ棟⊳ንዂዙወቑኞዀዐኪወ ₚ棟⊳ንዂዙወቑኞዀዐኪወ ₚ棟⊳ንዂዙወቑኞዀዐኪወ ክኁእ[ርቫቖ[ 図 9-16 214 ንዂዙወ⦉㦘㍔⫀ ⚓ንዂዙወቑ崻㢝ት♑䏶ሺሲቃሸሧᇭ ハードウェア割り込みのバイト x+4 の構造(アナログ入力) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP デジタル入力モジュールのハードウェア割り込み ክኁእ[ ኅአን⮘㦃ንዂዙወቑኞዀዐኪወ ኅአን⮘㦃ንዂዙወቑኞዀዐኪወ ኅአን⮘㦃ንዂዙወቑኞዀዐኪወ ክኁእ[ ኅአን⮘㦃ንዂዙወቑኞዀዐኪወ ኅአን⮘㦃ንዂዙወቑኞዀዐኪወ ኅአን⮘㦃ንዂዙወቑኞዀዐኪወ ክኁእ[ርቫቖ[ንዂዙወ⦉㦘㍔⫀ ⚓ንዂዙወቑ崻㢝ት♑䏶ሺሲቃሸሧᇭ 図 9-17 ハードウェア割り込みのバイト x+4 の構造(デジタル入力) 取り外し/挿入割り込み バイト x+4~x+8 は、取り外しあるいは挿入されたモジュールのコードを示します。 各モジ ュールのコードについては GSD ファイルを参照してください。 バイト x+1 の割り込みの種 類から、モジュールが取り外されたか挿入されたかが分かります。 ክኁእ[ 拸䞷⮥ ክኁእ[ ክኁእ[ ክኁእ[ ንዂዙወቑ浧ክኁእቑ ኜኁኴነዙኦ ክኁእ[ ንዂዙወቑ⇝ክኁእቑ ኜኁኴነዙኦ 6.) 巧⒴ *6'ኲቾኁወት♑䏶 図 9-18 取り外し/挿入割り込みのバイト x+4 の構造 下記も参照 スレーブ診断の構造 (ページ 191) "動作中のモジュール変更"または"冗長化"機能を使用する場合のモジュール配置 (ページ 46) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 215 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 9.1.3.11 ステーション診断からの割り込みの評価 ステーション診断の構造は割り込みセクションの構造と同じです。 S7/M7 DP マスタまたは DPV1 マスタを使用した割り込み ET 200M は、次の割り込みをサポートしています。 ● 診断割り込み ● ハードウェア割り込み ● 取り外し/挿入割り込み S7/M7 DPマスタまたはDPV1 マスタを使用し、これらの割り込みを評価できます。 割り込 みのイベントでは、割り込みOBが自動的にマスタCPUで実行されます(『S7-300/400 のシ ステムファンクションおよび標準ファンクション (http://support.automation.siemens.com/WW/view/ja/1214574)』プログラミングマニュアル 参照)。 S7/M7 DP マスタまたは DPV1 マスタを使用した挿入/削除割り込み S7/M7 DP マスタまたは DPV1 マスタで"動作中のモジュール変更"を使用して ET 200M を 使用する場合、システムは次のように動作します。 ● モジュールを取り外すと、IM 153-x は、OB 83 を実行する DP マスタに取り外し割り込 みを報告します。OB 83 では、取り外しのイベントに対する必要な対応をプログラムす ることができます。 I/O アクセス時に、DP マスタ CPU に OB 122(I/O アクセスエラー)を呼び出します。 ● 設定に一致するモジュールを挿入すると、IM 153-x が DP マスタにモジュール挿入割り 込みを報告し(各診断バッファエントリを使用した OB 83 呼び出し)、保存されている設 定に従ってモジュールが設定されます。 ● 設定されていないスロットにモジュールを挿入した場合、ET 200M は以下のように動作 します。 – S7 モードでは、IM 153-x は挿入割り込みを報告しません。 – DPV1 モードでは、IM 153-x は挿入割り込みを報告します。 ● 設定と異なるモジュールを挿入した場合: – IM 153-x から DP マスタに挿入モードが報告されます(各診断バッファエントリを使 用した OB 83 の呼び出し)。ただしこの設定されていないモジュールは無視されます。 – モジュール診断が停止され、不正なモジュールが挿入されているスロットを読み出す ことができます。 – SF LED がエラーを示します。 注記 ダミーモジュール DM 370 を挿入または取り外す場合は、挿入または取り外しの割り 込みはトリガされません。 警告 取り外しおよび挿入中の障害は、最大 1 秒間許容されます。つまり、許容時間以内であれ ば出力値が変更されることはありません。 216 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.1 PROFIBUS DP 異なる DP マスタを使用した割り込み ET 200M が異なる DP マスタを使用して動作している場合、これらの割り込みは ET 200M のデバイス関連診断として表示されます。DP マスタのユーザープログラムの各診断イベン トの処理を継続する必要があります。 診断の保存 バイト x+1 に応じて、以下の場合に、デバイス固有の診断内容をデータブロックに転送し ます。 ● 割り込みが周期的に更新される時。 ● S7 診断またはハードウェア割り込み、または挿入/取り外し割り込みが報告されたかに 応じて、バイト x+3 の診断内容が決まります。 注記 異なる DP マスタを使用したデバイス固有の診断によって診断およびハードウェア割り 込みを評価するには、次の点に注意してください。 • DP マスタは診断メッセージを保存できる必要があります。つまり、診断メッセージ はリングバッファの DP マスタ内に格納される必要があります。DP マスタが診断メ ッセージを保存できない場合、最後の着信診断メッセージのみが保存されます。 • 定期的にユーザープログラム内のデバイス関連の診断データで関連ビットをスキャン する必要があります。 • IM 308-C に接続した DP マスタでは、発信割り込みではなく着信割り込みしか報告で きないため、デバイス固有の診断内でハードウェア割り込みを使うことはできませ ん。たとえば、"上限の超過"ビットは"下限の超過"が設定された場合にのみリセット されます。サイクル終了時の割り込みは、各サイクルの終了時に"1"に更新されるた めに、サイクル終了時の割り込みは IM 308 C によってサポートされていません(信号 のレベルは変わりません)。 他の DP マスタの挿入/取り外し割り込み 別の DP マスタで"動作中にモジュールを変更"により ET 200M を使用する場合、取り外し/ 挿入割り込みを評価できないことに注意してください。IM 153x のコードおよびデバイス固 有の診断で、削除および挿入イベントを評価できます。 ヒント:拡張診断でモジュールステータスを評価します。 下記も参照 識別子関連の診断 (ページ 198) 割り込み (ページ 206) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 217 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.2 PROFINET IO 9.2 PROFINET IO 9.2.1 IM 153-4 PN インターフェースモジュール上の LED 表示を使った診断 LED 表示 下図は、IM 153-4 PN インターフェースモジュール上の LED 表示の位置および配置を示し ています。 218 ① ON 電源電圧 1L+ (緑色 LED) ② MT 保守(黄色 LED) ③ BF バスのモニタリング、赤色 LED ④ SF グループエラー、赤色 LED ⑤ LINK PROFINET IO ポート 2、接続アクティブ(緑色 LED) ⑥ RX/TX PROFINET IO ポート 2、データ交換(黄色 LED) ⑦ RX/TX PROFINET IO ポート 1、データ交換(黄色 LED) ⑧ LINK PROFINET IO ポート 1、接続アクティブ(緑色 LED) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.2 PROFINET IO ステータスおよびエラー表示 SF、BF、ON、LINK、RX/TX 表 9- 10 IM 153-4 PN のステータスとエラー表示 LED 意味 対処法 SF BF MT オン オフ オフ オフ オフ インターフェースモジュールに印加され る電圧がないか、インターフェースモジ ュールにハードウェア異常があります。 • * * * オン インターフェースモジュールに電圧が入 っています。 — * 点 滅、 0.5 Hz * オン 故障か、接続メッセージフレームなし デバイスが物理的にスイッチに接続され ているにも関わらず、IO コントローラと インターフェースモジュール(IO デバイ ス)との間のデータ転送がありません。 • • • • 原因: • 間違ったデバイス名 • • 設定エラー • • プログラミングエラー • IO コントローラの接続が外れている か、IO コントローラに欠陥がある か、またはコントローラへのバスケー ブルがない。 • バックプレーンバスが機能していな い。 * オン * オン IO デバイスがスイッチに接続されていま せん。 • • • • • オン * * オン ET 200M の設定された構造が、ET 200M の実際の構造と一致しません。 • • オン オン * オン ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 • I/O モジュールにエラーがあるか、ま • たはインターフェースモジュールが不 良です。 • • 使用可能な診断データ 現在、新しい SIMATIC Micro Memory Card を初期化しています。 • インターフェースモジュールの 24VDC 電源電圧をオンにします。 インターフェースモジュールを確認し ます。 設定とパラメータ設定を確認します。 デバイス名を確認します。 インターフェースモジュールに有効な デバイス名を割り当ててください。 IO コントローラをチェックしてくださ い。 バックプレーンバスが正しく設定され ているか、確認してください(挿入され ているすべてのモジュール、取り付け られている終端抵抗) IO コントローラへの接続を確立してく ださい(スイッチ経由)。 インターフェースモジュールに有効な デバイス名を割り当ててください。 バスの設定を確認してください。 バスコネクタが適切に装着されている か確認してください。 IO コントローラへのバスケーブルが切 断されていないか確認してください。 ET 200M の構造について、モジュール が存在しないか不良ではないか、また は設定されないモジュールが挿入され ていないかを確認します。 構成設定を確認し(たとえば、STEP 7 を使用して)、パラメータ割り当てエラ ーを修正します。 インターフェースモジュールを交換す るか、あるいは Siemens パートナーま でお問い合わせください。 ワイヤの断線などのエラーを取り除い てください ファーマット処理が終了するまで待ち ます。この処理は、数分間かかる場合 があります。 LED の動作が変わると、 フォーマット処理は完了です。 219 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.2 PROFINET IO LED 意味 SF BF MT オン オフ オフ * オン IO コントローラと ET 200M の間で、 データ交換が行われています。 対処法 — ET 200M の、事前に定義された設定と実 際の設定が一致します。 オン オン * オフ FW 更新ビジー — オフ 点 滅、 0.5 Hz * オフ FW の更新が正常に終了しました。 — オン 点 滅、 0.5 Hz * オフ FW 更新中の外部エラー (間違った FW など) • 更新には正しい FW を使用してくださ い。 オン 点 滅、 2 Hz * オフ FW 更新中の内部エラー (読み取り/書き込みエラーの可能性) • FW 更新を繰り返します。 * * オン オン • • LINK RX/TX オフ オフ オン * オン オン 同期の喪失 ネットワークエラー 関連項目 保守割り込み (ページ 222) • IO コントローラへの接続がありません (ネットワークに使用できる IO コントロ • ーラがありません) 自動ネゴシエーションが完了し、 PROFINET 転送レートが受け入れられま した。 — 送受信中です。 — 伝送速度が一定していません。 自動ネゴシエーションに失敗しまし た。 * 該当外 9.2.2 電子モジュールの診断メッセージ 診断メッセージ後の動作 各診断メッセージの後には以下の動作が実行されます。 ● インターフェースモジュールの SF LED が点灯します。 ● 同時に 1 つ以上の診断メッセージが存在することもあります。 ● 診断データは診断割り込みとして報告され、データレコードから読み取ることができま す。 ● 診断メッセージ後、メッセージは I/O コントローラの診断バッファに保存されます。 ● 次に、OB 82 が呼び出されます。 OB 82 が使用できない場合、I/O コントローラは STOP モードになります。 ● 診断割り込みを認識すると新しい割り込みが可能になります。 220 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.2 PROFINET IO 9.2.3 ET 200M の割り込みの評価 はじめに 特定のエラーが発生すると、I/O デバイスは割り込みを始動します。 割り込みの評価は、使 用している I/O コントローラによって異なります。 I/O コントローラによる割り込みの評価 ET 200M は、次の割り込みをサポートしています。 ● 診断割り込み ● ハードウェア割り込み ● 取り外し/挿入割り込み ● 保守割り込み 割り込みのイベントでは、割り込みOBが自動的にI/OコントローラのマスタCPUで実行され ます(『SIMATICソフトウェア、STEP 7 V5.xによるプログラミング (http://support.automation.siemens.com/WW/view/ja/18652056)』マニュアル参照)。 エラーの原因やクラスに関する情報は、OB 番号や起動情報に基いてすでに存在します。 エラーイベントに関する詳細情報を得るには、SFB 54 RALRM(追加的な割り込み情報の読 み取り)を使って、エラーOB を呼び出します。 診断割り込みのトリガ 着信または発信のイベントの場合(ワイヤ断線など)、モジュールは次の場合に診断割り込 みをトリガします。 [診断割り込み:有効]が設定されている場合。 CPU はユーザープログラムの処理に割り込み、代わりに診断ブロック OB 82 を実行します。 割り込みをトリガしたイベントは、OB 82 起動情報に入力されます。 ハードウェア割り込みのトリガ ハードウェア割り込みが発生すると、CPU はユーザープログラムの実行を中断し、ハード ウェア割り込みブロック OB 40 を実行します。割り込みをトリガしたイベントは、OB 40 起動情報に入力されます。 注記 システム全体で失われるおそれがあるため、ハードウェア割り込みは技術目的(ハードウェ ア割り込みの周期的な生成など)で使用しないでください。 取り外し/挿入割り込みのトリガ CPU はユーザープログラムの処理に割り込み、代わりに診断ブロック OB 83 を処理します。 割り込みをトリガしたイベントは、OB 83 起動情報に入力されます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 221 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.2 PROFINET IO 保守割り込みのトリガ CPU はユーザープログラムの処理に割り込み、代わりに診断ブロック OB 82 を実行します。 割り込みをトリガしたイベントは、OB 82 起動情報に入力されます。 9.2.4 保守割り込み はじめに IM 153-4 PN の PROFINET インターフェースは、IEC 61158-6-10 に従って PROFINET の 診断および保守概念をサポートします。目標は潜在的な障害の早期検出と是正です。 IM 153-4 PN では、保守割り込みはネットワークのコンポーネントを確認し、交換時期をユ ーザーに知らせます。 保守割り込み IM 153-4 PN は、以下のイベントが発生すると、上層レベルの診断システムに保守割り込み を送信します。 保守割り込み イベント メッセージ / 意味 レベル 1: 保守が必要 同期の喪失 • 同期フレームを受信できません。 • パラメータ割り当ての後、または動作中に、同期マスタがタイムアウ トの期間内に同期フレームを受信できませんでした。 ジッターが制限範囲外 – 同期中にジッターが最大許容範囲を超えました。 – 同期スレーブを同期マスタにより再度同期しました。 ネットワークエラ • ー レベル 2: 保守がすぐに必要 ネットワークエラ • ー 1 診断メッセージは、1 フレームが拒絶されました 1 統合スイッチは、ネットワークの過負荷により 3 フレームを拒絶しま した。 フレームが拒絶されました 1 統合スイッチは、ネットワークの過負荷により 10 フレームを拒絶し ました。 秒後に自動的に削除されます。 STEP 7 のシステムアラーム 以下のシステムアラームを使用して、STEP 7 で保守情報が生成されます。 ● 保守が必要 - 各ポートの黄色のレンチのアイコン ● 保守がすぐに必要 - 各ポートのオレンジ色のレンチのアイコン 下記も参照 ET 200Mの割り込みの評価 (ページ 221) 222 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.2 PROFINET IO 9.2.5 チャンネル診断 IM 153-4 PN の PROFINET インターフェースは、PROFINET IO の診断コンセプトと保守コ ンセプトを、標準 IEC61158-6-10 に準拠してサポートします。 診断割り込みは、EC 61158-6 に準拠したチャンネル固有の診断を割り込み情報として使用 します。 PROFINET IO により、診断状態を、標準化されたデータレコードを介して読み取ることが できます。 たとえば、モジュールの診断状態を、データレコード C00A hex を使用して、 読み取ることができます。 データレコードは SFB 52 RDREC (データレコード読み取り)を呼び出して読み取られます。 9.2.6 モジュールのエラーのタイプ ET 200Mのモジュールのエラータイプに関する詳細情報は、「識別子関連の診断 (ペー ジ 198)」を参照してください。 9.2.7 PROFINET IO の ET 200M の不正な設定状態の診断 不正なモジュールの設定状態 以下の ET 200M の不正な設定状態は、ET 200M I/O の障害の原因になったり、データ交換 を妨げます。 ● モジュールの数が最大設定を超えている ● バックプレーンバスの異常(欠陥のあるアクティブバスモジュールなど) 9.2.8 I/O コントローラの STOP によってトリガされる診断イベント PROFINET インターフェースポートの通信診断は、IO コントローラが STOP 状態になると トリガされ、IO コントローラの起動後はこれらの診断は発信されません。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 223 割り込み、エラーおよびシステム メッセージ 9.2 PROFINET IO 224 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 10 技術仕様 技術仕様 技術仕様の内容 ● ET 200M で有効な標準および認証 ● IM 153x インターフェースモジュールの技術データ ● IM 153x インターフェースモジュールの寸法図 ● IM 153x インターフェースモジュールのブロック図 リファレンスマニュアル 『S7-300 オートメーションシステム、モジュールの仕様 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/8859629/0/ja)』リファレンスマニュア ルの内容 ● モジュールの技術仕様。 ● モジュールの騒音への耐性、機械的、天候環境条件などの一般技術データ。 ● SIPLUS S7-300 モジュールの機械的および天候環境条件(「屋外」など他の操作条件下の 使用のため)。 10.1 標準および認可 CE ラベル ET 200M 分散型 IO デバイスは、以下の EC の指示要件および保護目的に適合し、プログラ マブルコントローラに対して欧州共同体の公報で発行された欧州統一規格(EN)に準拠してい ます。 ● 73/23/EEC 低電圧指令(電気機器用) ● 89/336/EEC 電磁環境両立性指令(EMC 指令) ● 94/9/EU『潜在的に爆発しやすい環境での使用を意図した装置および保護システム』(防 爆に対するガイドライン) EC 適合性宣言は、次の住所の関係当局から入手できます。 Siemens Aktiengesellschaft Industry Sector IA AS RD ST Postfach 1963 D-92209 Amberg ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 225 技術仕様 10.1 標準および認可 UL 認可 Underwriters Laboratories Inc.、下記に準拠 ● UL 508 (Industrial Control Equipment) CSA 認証 Canadian Standards Association、下記に準拠 ● C22.2 No. 142 (Process Control Equipment) または Underwriters Laboratories Inc.、下記に準拠 ● UL 508 (Industrial Control Equipment) ● CSA C22.2 No. 142 (Process Control Equipment) または Underwriters Laboratories Inc.、下記に準拠 ● UL 508 (Industrial Control Equipment) +$=/2& ● CSA C22.2 No. 142 (Process Control Equipment) ● UL 1604 (Hazardous Location) ● CSA-213 (Hazardous Location) APPROVED for use in Class I, Division 2, Group A, B, C, D Tx; Class I, Zone 2, Group IIC Tx 注記 現在有効な認証については関係モジュールの評価で参照することができます。 FM 認証 Factory Mutual Research (FM) 、下記に準拠 Approval Standard Class Number 3611, 3600, 3810 APPROVED for use in Class I, Division 2, Group A, B, C, D Tx Class I, Zone 2, Group IIC Tx 警告 人的傷害および機器損傷の危険性があります。 爆発の恐れのある環境では、ET 200M の動作中にケーブル接続を外すと傷害や損害を招く 危険があります。 爆発性の環境では、コネクタを外す前に必ず ET 200M を隔離してください。 226 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 技術仕様 10.1 標準および認可 警告 爆発の危険 コンポーネントは、代替されると Class I, Div. 2 に認可されなくなることがあります。 警告 このデバイスは、Class I, Div. 2, Gruppe A, B, C, D または危険のない場所での使用だけに 適しています。 EN 60079-15:2005 (Electrical apparatus for potentially explosive atmospheres; Type of protection "n")に準拠 ,,*([Q$,,7 オーストラリアの Tick マーク ET 200M 分散型 I/O システムは、標準(AS/NZS 2064 (Class A))の要件を満足します。 汚染濃度 ET 200M 分散型 I/O システムは、標準(ISA-571.04 serverity level G1;G2;G3)の要件を満足し ます。 IEC 61131 ET 200M 分散型 IO デバイスは、この標準 IEC 61131-2 (プログラマブルコントローラ、パ ート 2: 機器の要件とテスト)の要件と基準に適合します。 PROFIBUS 規格 ET 200M 分散型 I/O システムは、標準(IEC 61784-1:2002 Ed1 CP 3/1)に基づいています。 PROFIBUS 規格 ET 200M 分散型 I/O システムは、標準(IEC 61158)に基づいています。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 227 技術仕様 10.1 標準および認可 PNO PNO 認定書番号: インターフェースモジュール 認定書番号 IM 153-1 Z00577 IM 153-2 Z00289 IM 153-2 FO Z00289 船舶認証 船級協会: ● ABS (American Bureau of Shipping) ● BV (Bureau Veritas) ● DNV (Det Norske Veritas) ● GL (Germanischer Lloyd) ● LRS (Lloyds Register of Shipping) ● Class NK (Nippon Kaiji Kyokai) 工業用アプリケーション SIMATIC 製品は工業用途向けに設計されています。 表 10- 1 工業用アプリケーション 適用範囲 必要条件 放射干渉 産業 騒音耐性 EN 61000-6-4 : 2001 EN 61000-6-2 : 2001 住宅地域での使用 住宅地域で ET 200M を使用する場合、放射干渉は EN 55011 に対する限界値クラス B に確 実に準拠する必要があります。 クラス B の限界値に干渉を準拠させるため、次の措置を取ることをお勧めします。 ● ET 200M を接地切替キャビネット/ボックスに設置します。 ● 電源線でのノイズフィルタを使用します。 警告 人身傷害または資産の破損を招く危険があります。 爆発の恐れのある環境では、ET 200M の動作中にコネクタを外すと傷害や損害を招く 危険があります。 爆発性の環境では、コネクタを外す前に必ず ET 200M を隔離してください。 228 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 技術仕様 10.2 IM 153-x のパラメータ レーザー保護クラス認証(IM 153-2 FO 用) EN 60825-1: 1994+A11: 1996、または、1:1997 改定案を含む IEC 60825-1: 1993 に準拠し たクラス 1 EN 60825-2: 1994 または IEC 60825-2: 1993 の危険性の程度 1 による FOC 放射の故意/非 故意の露出の場合。 10.2 IM 153-x のパラメータ パラメータ割り付け IM 153-x または ET 200M を STEP 7 または COM PROFIBUS を使用して設定します。 他 の設定ツールを使用する場合は、GSD ファイルを統合する必要があります。 表 10- 2 IM 153-x のパラメータ パラメータ 値の範囲 デフォルト 範囲 DPV1 モード 無効/有効 有効 ET 200M preset ≠ actual コンフィグレー ションで起動しますか? はい/いいえ いいえ ET 200M "動作中にモジュール変更"をし ますか? はい/いいえ いいえ ET 200M 診断割り込み 無効/有効 有効 ET 200M プロセス割り込み 無効/有効 有効 ET 200M 取り外し/挿入割り込み 無効/有効 有効 ET 200M アナログ値形式 SIMATIC S7/ SIMATIC S5 SIMATIC S7 ET 200M 拡張診断 はい/いいえ いいえ ET 200M いいえ: 29 バイト はい: IM 153-2 診断フレームでは 96 バイト、または IM 153-1 では 64 バイト モジュール診断 無効/有効 有効 ET 200M モジュールステータス 無効/有効 有効 ET 200M チャンネル固有の診断 無効/有効 有効 ET 200M ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 229 技術仕様 10.2 IM 153-x のパラメータ タイムスタンプのパラメータ DP スレーブプロパティで STEP 7 による ET 200M に対するタイムスタンプを設定し、モ ジュールプロパティで各デジタル入力モジュールにも設定します。 表 10- 3 タイムスタンプのパラメータ パラメータ 値の範囲 デフォルト 範囲 タイムスタンプ はい/いいえ いいえ ET 200M モジュール チャンネル RLO エッジ検出 信号立ち上がり/ 信号立ち下がり 信号立ち上がり 1~60 秒 (値はタイムマスタの設定と 一致する必要があります) 10 秒 ET 200M モジュール チャンネル 時間同期の 時間間隔 ET 200M クロック同期のパラメータ DP スレーブプロパティで ET 200M に対して STEP 7 の等時性モードを設定し、モジュー ルプロパティで各デジタル入力モジュールにも設定します。 表 10- 4 クロック同期のパラメータ パラメータ 値の範囲 デフォルト 範囲 DP サイクルへのスレーブの同 期化 無効/有効 無効 ET 200M 時間 Ti (プロセス値の読み取り) (値は STEP 7 で指定されま す) (値は STEP 7 で指定されま す) ET 200M 時間 To (出力プロセス値) (値は STEP 7 で指定されま す) (値は STEP 7 で指定されま す) ET 200M 230 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 技術仕様 10.3 IM 153-x の技術仕様 10.3 IM 153-x の技術仕様 一般的な技術仕様 インターフェースモジュールIM 153-xについては、『S7-300 オートメーションシステム、 モジュールの仕様 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/8859629/0/ja)』リフ ァレンスマニュアルを参照してください。 ● すべての一般技術データは S7-300 および ET 200M の両方に該当します。 ● インターフェースモジュール IM 153-x の検証や他の技術データは、注文番号 6ES7153-1AA8x-0XB0 および 6ES7153-2BA81-0XB0 の拡張環境条件("屋外")です。 IM 153-x のインターフェースモジュール技術仕様 以下の表には異なるIM 153-xバージョンのすべての機能の技術仕様が含まれています。 IM 153-xのどのバージョンがこれらの機能をサポートしているかについては、IM 153-xの"各種 のプロパティと機能"の表と共に「IM 153-x: 各種タイプとプロパティ (ページ 17)」の章を 確認してください。 技術仕様 IM 153-1 IM 153-2 IM 153-2 FO 製造元 ID 801DH 801EH 8071H SIEM801D.GSD SIEM801E.GSD SIEM8071.GSD SI01801D.GSG SI01801E.GSG (IM 153-2AA0x 用) SI018071.GSG (IM 153-2AB0x 用) SI02801E.GSG (IM 153-2BA00 用) SI028071.GSG (IM 153-2BB00 用) GSD ファイル • DPV1 用 SI03801E.GSG (IM 153-2BAx2 用) SI04801E.GSG (IM 153-2BAx2 用) 外形寸法と重量 外形寸法 W x H x D (mm) 40 x 125 x 117 重量、c。 360 g PROFIBUSDP インターフェース ボーレート 最大 12Mbaud ボーレート検出 9,6; 19,2; 45,45; 93.75; 187.5; 500kBaud; 1.5; 12MBaud あり インターフェース RS 485 FOC FREEZE 機能 あり SYNC 機能 あり PROFIBUS アドレス 1~125 が可能です RUN モードでのシステム修正 なし 時間同期/タイムスタンプ あり なし あり • 精度クラス — 10ms/1ms • 時間分解能 — 466ps ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 231 技術仕様 10.3 IM 153-x の技術仕様 技術仕様 • デジタル入力信号の数 IM 153-1 IM 153-2 IM 153-2 FO — スロットあたり最大 32 最大 128 最大 128 • メッセージバッファ — それぞれに最大 20 個のメッセージが入った 15 個のメ ッセージバッファ • メッセージがあるときにメッセ ージを送信するための時間間隔 — 1秒 • タイムスタンプ — • • • • タイムスタンプ — 着信または発信信号としての立ち上がりエッジ/立ち下 がりエッジのとき • 時間フォーマット — RFC 1119 インターネット(ISP) デジタル入力あたり デジタル入力モジュールあたり 全 ET 200M 電圧、電流、電位 定格電圧 24 V の消費電流 DC 24 V (DC 20.4~28.8 V) 最大 350mA 最大 500mA 最大 550mA 最大 600 mA3 (IM 153-2BAx1 用) 突入電流 2.5 A 2.5A (IM 153-2AA0x およ び IM 153-2BA00 用) 3.5 A 3.5A (IM 153-2BAx1 用) 3.0A (IM 153-2BAx2 用) I/O バスの電力 — 最大 1.5 A — (I/O モジュールに供給) I2t 電源線に推奨される外部ヒューズ 電力消散、種類 0.1A2s 接地基準の設定では、冗長インターフェースモジュールにはヒューズが必要です (推奨: 2.5 A)。 3W 5W (IM 153-2AA0x および IM 153-2BA00 用) 4.5W (IM 153-2AB0x およ び IM 153-2BB00 用) 4W (IM 153-2BAx1 用) 5.5W (IM 153-2BAx2 用) 232 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 技術仕様 10.3 IM 153-x の技術仕様 IM 153-1 / -2 / -2 FO の寸法図 アクティブバスモジュールのレールの寸法図は、リファレンスマニュアル『S7-300 オート メーションシステム、モジュールの仕様 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/8859629/0/ja)』を参照してください。 ኲዊዐእኈክዙት栚ሧቂ䕅㏚ 図 10-1 IM 153-1、IM 153-2、IM 153-2 FO のインターフェースモジュールの寸法図 IM 153-1 / -2 / -2 FO のブロック図 352),%86'3 ዊንአኌ 榊䄟 / 0 図 10-2 ክአኌኴዉዙዐክኖ IM 153-1 および IM 153-2 のインターフェースモジュールのブロック図 ⏘ዙኳወኁዐኜዙኲኄዙኖ ዊንአኌ 榊䄟 0 / 図 10-3 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 ክአኌኴዉዙዐክኖ IM 153-2 FO のブロック図 233 技術仕様 10.4 IM 153-4 PN インターフェースモジュールの技術仕様 10.4 IM 153-4 PN インターフェースモジュールの技術仕様 注文番号 6ES7153-4AA01-0XB0 プロパティ IM 153-4 PN インターフェースモジュールには以下のプロパティがあります。 ● ET 200M を PROFINET IO と相互接続します。 ● 最大 12 モジュールを IM 153-4 PN で操作できます。 ● 挿入されたモジュールのデータを準備します。 以下の設定を行うことができます。 SM、CP、割当不能 FM ● バックプレーンバスに提供します。 ● 2 ポートの統合スイッチ ● SIMATIC Micro Memory Card 上のデバイス名の転送とバックアップを行います。 ● SIMATIC Micro Memory Card または PROFINET IO を使用したファームウェア更新 ● レール(保護導線)に対する IM 153-4 PN の定格電源電圧の基準電位 M は、RC 結合によ り接続されるため、非接地設定を行うことができます。 ● サポートされる Ethernet サービス – ping – arp – ネットワーク診断(SNMP): LLDP-MIB / MIB-2 – SNMP パラメータの出荷時設定へのリセット – I&M データ ● 割り込み – 診断割り込み – ハードウェア割り込み – 取り外し/挿入割り込み – 保守割り込み ● ポート診断 ● ポート無効化 ● リアルタイム通信のサポート(RT クラス 1 およびクラス 2)。 ● 200 バイト I/O データの最大アドレス空間 234 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 技術仕様 10.4 IM 153-4 PN インターフェースモジュールの技術仕様 ● I/O モジュール用のデータレコード ● 6ES7153-4AA01-0XB0 以降: – 等時性リアルタイム通信 – IRT 使用の 250 μs の最小更新時間 – 優先順位付けされた起動 – 外付け媒体/プログラミング装置を使用しないデバイス交換 – 動作中の IO デバイスの変更(パートナーポートの変更) 等時性リアルタイム通信 PROFINET デバイス間での IRT データの周期的交換のための同期転送方法 IRT IO データの送信サイクル内で利用可能な予備帯域。 予備帯域により、他のより高いネ ットワーク負荷(例えば、TCP/IP 通信、または追加のリアルタイム通信)により影響され ることなく、IRT データを予約された同期間隔で転送できます。 "高い柔軟性"IRT オプションにより、最善の柔軟性が可能になります。 トポロジを設定する 必要はありません。 詳細については、STEP 7 オンラインヘルプおよび『PROFINETシステム (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19292127/0/ja)』マニュアルを参照し てください。 優先順位付けされた起動 優先順位が付いた起動は、PROFINET IO システム内の RT および IRT 通信のための IO デ バイスの起動を加速する、PROFINET 機能を示しています。 この機能は、以下のような状況で、対応する設定済みの IO デバイスがユーザーデータの周 期的な交換を回復するために必要な時間を削減します。 ● 電源復旧後 ● ステーション復旧後 ● IO デバイスの起動後 注記 立ち上げ時間は、モジュールの数とタイプによって異なります。 最小立ち上げ時間が、ア クティブバックプレーンバスを使用している場合は 1.5 秒長くなることにも注意してくださ い。 詳細については、STEP 7 オンラインヘルプおよび『PROFINETシステム (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19292127/0/ja)』マニュアルを参照し てください。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 235 技術仕様 10.4 IM 153-4 PN インターフェースモジュールの技術仕様 外付け媒体/プログラミング装置を使用しないデバイス交換 この機能を備えた IO デバイスは、簡単に交換できます。 ● デバイス名が保存された外付け記憶媒体(SIMATIC Micro Memory Card など)は不要で す。 ● デバイス名は、プログラミング装置を使って割り当てる必要はありません。 IO デバイスは、外付け媒体またはプログラミング装置からデバイス名を割り当てられる代 わりに、IO コントローラによってデバイス名を割り当てられます。 IO コントローラは、設 定されたトポロジおよび IO デバイスから抽出された相互関係を使用します。 設定されたタ ーゲットトポロジは、実際のトポロジと合致していなければなりません。 詳細については、STEP 7 オンラインヘルプおよび『PROFINETシステム (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19292127/0/ja)』マニュアルを参照し てください。 動作中の IO デバイスの変更(パートナーポートの変更) PROFINET デバイスの機能 IO コントローラおよび IO デバイスがこの機能をサポートして いる場合は、設定によって他のデバイスから"パートナポートを変更する"IO デバイスポート が割り当てられるため、常にこのポートを介して特定の時間に、これらの変化する IO デバ イスとの間の通信が発生します。 ただし、現在通信し、変更されるポートに物理的に接続 できるのは、変更するデバイスのみです。 この機能は、例えば産業ロボットを使用している場合のツールの変更などにおいて非常に重 要です。 最も迅速なツールの変更を実現するには、自動ネゴシエーションや特定の配線規則を無効に した固定転送モードを設定すると共に、ツールのデバイスに対して"優先順位付けされた起 動"を設定するのも実用的です。 詳細については、STEP 7 オンラインヘルプおよび『PROFINETシステム (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/19292127/0/ja)』マニュアルを参照し てください。 236 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 技術仕様 10.4 IM 153-4 PN インターフェースモジュールの技術仕様 寸法図 ኲዊዐእኦቿሯ栚ሧቂ䕅㏚ቊ 図 10-4 IM 153-4 PN インターフェースモジュールの寸法図 ブロック図 /,1. 5;7; 6) %) 07 21 5- 榊㆞ 5- 352),1(7㘴 倩 倅傐 6,0$7,&0LFUR 0HPRU\&DUG ክአኌኴዉዙዐክኖ ኖኁአኞ / 0 榊䄟 図 10-5 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 IM 153-4 PN インターフェースモジュールのブロック図 237 技術仕様 10.4 IM 153-4 PN インターフェースモジュールの技術仕様 IM 153-4 PN (6ES7153-4AA01-0XB0)の技術仕様 外形寸法と重量 • 40 x 125 x 117 • 40 x 125 x 190 (フロントドア開放時) 外形寸法 W x H x D (mm) 重量 データ伝送速度 約 215 g モジュール固有仕様 • Ethernet サービスでは 10 Mbps • PROFINET IO では、100 Mbps の全二重 伝送処理 送信クロック オートネゴシエーション オートクロッシング バスプロトコル 100BASE-TX 250 µs から 4000 µs まで 125 µs 毎 あり あり • PROFINET IO • TCP/IP • 高い柔軟性の IRT サポートされる Ethernet サービス • • • • PROFINET インターフェース 製造元 ID(ベンダ ID) デバイス ID (DeviceID) 電子回路 L+の定格電源電圧 • 無効な極性保護 • ping arp ネットワーク診断(SNMP): LLDP-MIB / MIB-2 SNMP パラメータの出荷時設定へのリセット 2x RJ45 002AH 0302H 電圧、電流、電位 24 VDC あり 電圧障害バイパス 絶縁 • バックプレーンバスと電子部品の間 最小値 5 ミリ秒 なし • Ethernet と電子部品の間 あり • 電源電圧と電子部品の間 なし 許容電位差(レールに対して) 75 VDC/60 VAC 絶縁テスト電圧 500 VDC 定格電源電圧の電流消費量(L+) 最大 600 mA バックプレーンバスによる電流消費量 最大 1.5 A モジュールの電力損失 最大 6 W ステータス、アラーム、診断 割り込み あり 診断機能 あり • グループエラー 赤色の LED "SF" 赤色"BF" LED • バスモニタリング PROFINET IO 238 • 電子機器の電源電圧のモニタリング 緑色"ON" LED • 保守の要件(保守) 黄色"保守"LED • ネットワークへの既存の接続 ポートごとに 1 つの緑色"LINK" LED • ネットワーク上でのデータの送信/受信 ポートごとに 1 つの黄色"RX/TX" LED ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 技術仕様 10.5 ET 200M の応答時間 10.5 ET 200M の応答時間 応答時刻 - 定義 応答時間は、入力信号の検出と関連する出力信号の変更の間の時間です。 持続時間 応答時間は、バス構造と DP マスタ/IO コントローラにより異なります。 応答時間の計算法 の基本については、DP マスタ/IO コントローラのマニュアルを参照してください。 ファクタ ET 200M の応答時間は、次のファクタにより異なります。 ● ET 200M によるデータの処理 ● 入力および出力の遅延(『S7-300 オートメーションシステム、モジュールの仕様 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/8859629/0/ja)』リファレンスマニ ュアル参照。) ET 200M ET 200M 内のデータの処理時間は、通常 1ms です。IM 153x でデータ処理が行われ、IM 153-x と挿入されたモジュール間でデータ転送が行われるのはこの時間です。 W ,0[ቋ ንዂዙወ 栢ቑኤዙኜ 慱抐 ,0[ቊቑ ኤዙኜቑ ⑵䚕 PV 図 10-6 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 ⏴┪ርቫቖ⒉┪ ንዂዙወቑ 拔ㆅ㣑栢 ᇹ0RGXOH6SHFLILFDWLRQVᇺ ኲቾዉዐኖኻከዂቿወት♑䏶 ET 200M の応答時間 239 技術仕様 10.6 爆発の可能性があるエリアゾーン 2 での ET 200M の使用 冗長化の場合の切り替え時間 切り換え時間は、以下のモードと設定に依存します。 DP マスタシステム IM 153 を使 切り替え時間 用した ET 200M... 設定 S7-400H -2AA02 70 ms 任意の設定 -2AB01 30 ms ...F-、FM-、または HART モジュールを使 用しません。 -2Bx00 -2Bxx1 30 ms 任意の設定 30 ms ...F-、FM-、または HART モジュールを使 用しません。 -2AA02 70 ms + 2DP-サイ クル 任意の設定 -2AB01 30 ms + 2DP-サイ クル ...F-、FM-、または HART モジュールを使 用しません。 30 ms 任意の設定 30 ms ...F-、FM-、または HART モジュールを使 用しません。 S7-ソフトウェア冗 長化; S5-115H / 155H -2Bx00 -2Bxx1 設定された応答監視時間がそれぞれ 30ms または 70ms より長い場合、切り換え時間は設定 された監視時間に対応します。 入力および出力モジュールの遅延時間 入力/出力モジュールの遅延時間はモジュールの技術仕様から導けます(『S7-300 オートメ ーションシステム、モジュールの仕様 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/8859629/0/ja)』リファレンスマニュア ル参照)。 10.6 爆発の可能性があるエリアゾーン 2 での ET 200M の使用 製品情報『ゾーン 2 の危険エリアでの部分組立品/モジュールの使用 (https://portal.automation.siemens.com/apps/metasearch_p/index.ad.nwa.EN.html?q=19692172)』を参照してください。 下記も参照 ゾーン 2 の危険エリアでの部分組立品/モジュールの使用 (https://portal.automation.siemens.com/apps/metasearch_p/index.ad.nwa.EN.html?q=19692172) 240 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 A IM 153-x 間の互換性 この章には、旧式の IM 153-x から新しいまたは別の IM 153-x へ「切り換える」場合にもっ とも重要となる情報が記載されています。 A.1 IM 153 および IM 153-1 のバージョン間の互換性 IM 153-1 のバージョン 表 A- 1 IM 153-1 のプロパティとさまざまなタイプ 機能/プロパティ 注文番号 6ES7153-1AA...のインターフェースモジュール 2 つのスレーブリストサイクル間の Min_slave_interval SYNC、FREEZE 00 01 02 03 82 83 1 ms 0,1 ms 0,1 ms 0,1 ms 0,1 ms 0,1 ms – x x x x x 動作中のモジュール変更 – – x x – – 直接データ交換 – – E07 で x E06 で x 拡張診断 • 64 バイト診断フレーム – – – x – x 環境条件の拡張範囲(屋外) – – – – x x (1MΩ) (1MΩ) E08 で x E07 で x – – – E05 で – E03 で 非接地構成用の 10MΩ の RC ネットワーク DPV1-モード E02 で E = モジュールバージョン 153-1AA00-および 153-1AA01-...間の互換性 IM 153-1、注文番号 6ES7153-1AA01-0XB0 は部分的に上位互換性があります。 つまり、IM 1531、注文番号 6ES7153-1AA01-0XB0 に対する設定およびユーザー プログラムを IM 153、 注文番号 6ES7153-1AA00-0XB0 に使用することもできます。しかし、これらのユーザープ ログラムで SYNC および FREEZE を使用している場合は例外です。 また、最小スレーブ間 隔も異なることに注意してください (下の表を参照)。 153 1AA02 への改良.. 注文番号 6ES7153-1AA01-0XB0 の IM 153-1 は、注文番号 6ES7153-1AA02-0XB0 の IM 153-1 に改良できます。 これについては Siemens の担当者に連絡してください。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 241 IM 153-x 間の互換性 A.1 IM 153 および IM 153-1 のバージョン間の互換性 挿入/削除の割り込み時の動作 以下まで 153-1AA03、モジュールバージョン 01 以下まで 1531AA03、モジュールバージョン 02 ET 200M がアクティブバスモジュールに設定さ れています。 パラメータ割り付けでは、削除/挿 入割り込みが無効です。 ET 200M がアクティブバスモジュールに設定さ れています。 パラメータ割り付けでは削除/挿入 割り込みが無効です。 モジュールの削除または挿入は、ステーションエ ただしモジュールの脱着は可能です。 割り込み ラーの原因になります。 は報告されませんが、イベントは診断に表示され ます。 応答モニタがスイッチオフされるときの起動特性 6ES7153-1AA02-0XB0 以後の IM 153-1 では、応答監視スイッチをオフにして DP 標準マス タが再起動されると、バージョン 05 のモジュール動作が異なります。 応答監視のスイッチがオフにされている場合、DP マスタの障害時には、ET 200M は設定値 を維持して出力します。 DP スレーブをリセットしないで DP マスタを再起動した場合、これらの出力値は新規出力 データが DP マスタから受信されるまで保持されます。 DP スレーブがリセットされない場合、DP スレーブは他の DP マスタに対して有効になり ません。 パラメータ割り付けメッセージフレームでは、"Octet 1:station_status, unlock_req" のビット 6 は"0"の値となります (例、SIMATIC 505 の DP マスタ)。 前のバージョンの場合: DP マスタが再起動されると、ET 200M の出力は短時間"0"に設定さ れてから、DP マスタによりリセットされます。 応答監視のスイッチオンが設定されている場合は、E05 の IM 153-1AA02 は前バージョンの ように動作します。 一般 ID 形式(AKF)を使用する IM 153-1 のコンフィグレーション 一般 ID 形式(AKF)を使用して注文番号 6ES7-1AA03-0XB0、モジュールバージョン 02 の IM 153-1 を設定することもできます。 このコンフィグレーションでは、AKF の構造について 詳細な知識があることが前提になります。 スロット 1~3 にはコード 0x00 を使用する必要 があります。 警告 一般 ID 形式 AKF を使用して設定を実行する場合、DP スレーブの起動時またはモジュー ルが削除または挿入された時の、事前設定されたコンフィグレーションと実際のコンフィ グレーションの比較の質は非常に低くなります。 比較に使用可能なタイプの ID がないた め、間違ったコンフィグレーションを簡単には検出できません。 下記も参照 非接地基準電位を使用したET 200Mコンフィグレーション (ページ 55) 非接地基準電位で設定するための 1MΩのRCネットワーク (ページ 246) 242 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 IM 153-x 間の互換性 A.2 IM 153-2/-2 FO のバージョン間の互換性 A.2 IM 153-2/-2 FO のバージョン間の互換性 IM 153 2/-2 FO のバージョン 注文番号 6ES7153-...のインターフェースモジュール 機能/ プロパティ 2AA.. 2BA.. 2AB.. (FO) 2BB.. (FO) 00 01 02 00 01/81 02/82 00 01 00 RS 485 インターフェース x x x x x x – – – 光ファイバインターフェース – – – – – – x x x インターフェースモジュールの後で 12 モ ジュールが動作できます – – – – – x – – – SYNC、FREEZE – – – x x x – – x 動作中のモジュール変更 x x x x x x x x x 直接データ交換 – – x x x x – x x F モジュールを使用した直接データ交換 – – – – x x – – – 拡張診断 • 96 バイト診断フレーム – – x E07 以降 x x –3 – x E06 以降 x • 130 バイト診断フレーム – – – – – x – – – PG/PC からのパラメータ割り当てデータ の転送(例: HART モジュール用)。 – x x x x x x x x 拡張入力データ対応の I/O モジュールのサ ポート – – – – – x – – – 64-チャンネル DI/DO のサポート – – – – – x – – – ET 200M の設定可能 FM – x x x x x x x x PROFIBUS DP の時間同期化 – – x x x x x x x I/O バスの時刻同期化 – – – – x x – – – 入力信号のタイムスタンプ – – x x x x x x x • 冗長化の場合 – – E07 以降 x x x – E06 以降 x • 1ms の精度 – – – – x x – – – • S7-400 の外部 – – – – x x – – – • スロットあたり最大 32 DI – – – – – x – – – – – x x x x - x x – – – – x x – – – 冗長化 • 1 フライング冗長化 RUN モードでのシステム修正 • 冗長システムの場合 – – x x x x – x x • 非冗長システムの場合 – – – x x x – – x クロック同期化 1 – – – x x x – – x 識別および保守データ(I&M データ) – – – x (I&A) x x – – x (I&A) ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 243 IM 153-x 間の互換性 A.2 IM 153-2/-2 FO のバージョン間の互換性 機能/ プロパティ 注文番号 6ES7153-...のインターフェースモジュール 2AA.. 2BA.. 2AB.. (FO) 2BB.. (FO) 00 01 02 00 01/81 02/82 00 01 00 PROFIBUS DP 経由の更新 – – – X2 x x – – X2 SIMATIC Micro Memory Card (MMC)経由 の更新 – – – x – – – – x (1MΩ) E03 以降 x x x x x x x DPV1 モード – – E09 以降 x x x – E08 以降 x IQ-センス – – – x (FW V3.0.1 以降)) x x – – x (FW V3.0.1 以降)) 非接地設定用の 10MΩ の RC ネットワーク E = モジュールバージョン 1 これらの機能では SYNC、FREEZE を使用しないでください。 2 BM IM/IM 6ES7195-7HD00-0XA0 のバスモジュールを使用して動作する場合は除く。 3 スペアパーツのシナリオで 96 バイト診断フレームで診断を拡張 改良 注文番号 6ES7153-2AA02-0XB0 の IM 153-2 の、モジュールバージョン 06 を、07 に改良 することができます。これは課金対象になります。 注文番号 6ES7153-2AB01-0XB0 の IM 153-2 FO のモジュールバージョン 05 を、06 に改良 することができます。これは課金対象になります。 これについては Siemens の担当者にお問い合わせください。 挿入/削除の割り込み時の動作 最高バージョン 153-2AA02、モジュールバージョン 06 153-2AB01、モジュールバージョン 05 以降 153-2AA02、モジュールバージョン 07 153-2AB01、モジュールバージョン 06 ET 200M がアクティブバスモジュールに設定さ れています。 パラメータ割り当てでは、削除/挿 入割り込みが無効化されています。 ET 200M がアクティブバスモジュールに設定さ れています。 パラメータ割り当てでは、削除/挿 入割り込みが無効化されています。 モジュールの削除または挿入は、ステーションエ ただしモジュールの脱着は可能です。 割り込み ラーの原因になります。 は報告されませんが、イベントは診断に表示され ます。 244 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 IM 153-x 間の互換性 A.2 IM 153-2/-2 FO のバージョン間の互換性 IM 153-2 を使用した設定での設定可能な FM 完全な S7 機能を使った FM 353/354/355 を分散使用するために、次の CPU および FM を使 用できますが、これは特定の注文番号とモジュールバージョンに限られます。 表に記載されていない CPU や FM (CPU 316-2 DP など)は、それぞれ最初のモジュールバ ージョンで使用できます。 表 A- 2 IM 153-2 に DP マスタ CPU および FM を使用する場合の制限 モジュール 現在の注文番号 ... モジュールバージョン バージョンモジュールでオペレ ーションシステムのアップデー トが可能 CPU 315-2 DP 6ES7315-2AF01-0AB0 03 01 CPU 413-2 DP 6ES7413-2XG01-0AB0 02 01 CPU 414-2 DP 6ES7414-2XG01-0AB0 02 01 6ES7414-2XJ00-0AB0 04 03 6ES7416-2XK00-0AB0 04 03 6ES7416-2XL00-0AB0 04 03 FM 353 6ES7353-1AH01-0AE0 01 – FM 354 6ES7354-1AH01-0AE0 01 – FM 355C 6ES7355-0VH10-0AE0 01 – FM 355S 6ES7353-1VH10-0AE0 01 – CPU 416-2 DP 一般 ID 形式(AKF)を使用した IM 153-2 の設定 一般 ID 形式 AKF を使用し、注文番号 6ES7153-2AA02-0XB0 のモジュールバージョン 07 以後の IM 153-2、また 6ES7153-2AB01-0XB0 のモジュールバージョン 06 を設定すること もできます。 この設定では、AKF の構造について詳細な知識があることが前提になります。 スロット 1~3 にはコード 0x00 を使用する必要があります。 警告 一般 ID 形式 AKF を使用して設定する場合、DP スレーブの起動時またはモジュールが削 除または挿入された時の、事前設定された設定と実際の設定の比較の質は非常に低くなり ます。 比較に使用できるタイプの ID がないため、間違った設定を簡単には検出できませ ん。 前バージョンの機能 以下に IM 153-2Bx00 インターフェースモジュールを挿入する場合 ● バスモジュール BM IM/IM(6ES7 195-7HD00-0XA0) ● STEP 7 を使用して IM 153-2AA02/-2AB01 として設定 ● GSD リビジョン 2 で設定、 これにより M 153-2AA02/-2AB01 の機能が使用できます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 245 IM 153-x 間の互換性 A.3 非接地基準電位で設定するための 1MΩ の RC ネットワーク 下記も参照 非接地基準電位を使用したET 200Mコンフィグレーション (ページ 55) 非接地基準電位で設定するための 1MΩのRCネットワーク (ページ 246) IM 153-2 を使用した冗長化 (ページ 163) 等時性について (ページ 168) A.3 非接地基準電位で設定するための 1MΩ の RC ネットワーク 非接地基準電位で構築するET 200Mの構造の原則については、「非接地基準電位を使用した ET 200Mコンフィグレーション (ページ 55)」の章を参照してください。 1MΩ の抵抗を持つ IM 153-x 以下の IM 153-x には、RC ネットワークで 1MΩ の抵抗があります。 ● IM 1531 153-1AA02、バージョン 07 以下 153-1AA82、バージョン 06 以下 ● IM 1532 153-2AA01、バージョン 02 以下 Q) 0˖ 0 0 / 0 '&9 1 ① 接地バス 次の事項がこの IM 153x に適用されます。 最高 18 ノードが電源供給装置の非接地構造の PROFIBUS DP で動作できます。 18 を超えるノードがある場合、追加の電源供給装置を使用する必要があります。 これ以降のバージョン これ以降のすべてのバージョンには、RC ネットワークに 10MΩ の抵抗があります。 246 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 B ET 200M の注文番号 ET 200M コンポーネント 表 B- 1 ET 200M コンポーネント ET 200M の付属品とスペアパーツ 注文番号 アクティブバスモジュール • 2 x IM 153-2AA02 / -2AB01 を使用した冗長用バスモジュール BM IM/IM (...7HD) 6ES7195-7HD00-0XA0 • 2 x IM 153-2Bx00 / -2Bxx1 を使用した冗長用バスモジュール BM IM/IM (...7HD) 6ES7195-7HD10-0XA0 • 2 x IM 153-2Bx00 / -2Bxx1 を使用した冗長用 バスモジュール BM IM/IM (...7HD)室外 6ES7195-7HD80-0XA0 • 電源および IM 153 用バスモジュール BM PS/IM (...7HA) 6ES7195-7HA00-0XA0 • 1 台または 2 台の 40mm 幅 S7300 モジュール用バスモジュール 2 x 40 (...7HB) 6ES7195-7HB00-0XA0 • 1 台の 80mm 幅 S7300 モジュール用バスモジュール 1 x 80 (...7HC) 6ES7195-7HC00-0XA0 カバー(4 つのバックプレーンバスカバーおよび 1 つのバスモジュールカバーを含む) 6ES7195-1JA00-0XA0 防爆壁 6ES7195-1KA00-0XA0 取り付けレール • 160 mm 6ES7390-1AB60-0AA0 • 482.6 mm 6ES7390-1AE80-0AA0 • 530 mm 6ES7390-1AF30-0AA0 • 830 mm 6ES7390-1AJ30-0AA0 • 2000 mm 6ES7390-1BC00-0AA0 "動作中のモジュール変更"機能用のレール • 482.6 mm 6ES7195-1GA00-0XA0 • 530 mm 6ES7195-1GF30-0XA0 • 620 mm 6ES7195-1GG30-0XA0 • 2000mm 6ES7195-1GC00-0XA0 FastConnect を使用したバスコネクタ • 垂直ケーブル接合部、最高 12MBaud、PG ソケットなし 6ES7972-0BA52-0XA0 • 垂直ケーブル接合部、最高 12MBaud、PG ソケットなし 6ES7972-0BB52-0XA0 • 対角ケーブル接合部、最高 12MBaud、PG ソケットなし 6ES7972-0BA60-0XA0 • 対角ケーブル接合部、最高 12MBaud、PG ソケットなし 6ES7972-0BB60-0XA0 ねじ式端子付きバスコネクタ • 垂直ケーブル接合部、最高 12MBaud、PG ソケットなし 6ES7972-0BA12-0XA0 • 垂直ケーブル接合部、最高 12MBaud、PG ソケットなし 6ES7972-0BB12-0XA0 • 対角ケーブル接合部、最高 12MBaud、PG ソケットなし 6ES7972-0BA41-0XA0 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 247 ET 200M の注文番号 ET 200M の付属品とスペアパーツ • 注文番号 対角ケーブル接合部、最高 12MBaud、PG ソケットなし 6ES7972-0BB41-0XA0 PROFIBUS DP 用 FC-バスケーブル • 規格 6XV1830-0EH10 • アースケーブル 6XV1830-3FH10 • 垂下ケーブル 6XV1830-3EH10 PROFIBUS DP 用バスケーブル • 規格 6XV1830-0AH10 • アースケーブル 6XV1830-3AH10 • 垂下ケーブル 6XV1830-3BH10 • Festoon 付属品 6XV1830-3GH10 Industrial Ethernet FC RJ45 Plug 90(頑丈な金属ケースに収納され、Industrial Ethernet FC 設置ケーブルを接続するためにカッティング/クランプコンタクトが組 み込まれた Industrial Ethernet RJ45 プラグ(90°のケーブルアウトレット)) • • • 1 ユニット 10 ユニット 50 ユニット 6GK1901-1BB20-2AA0 6GK1901-1BB20-2AB0 6GK1901-1BB20-2AE0 Industrial Ethernet FastConnect 取り付けケーブル • • • FastConnect 標準ケーブル FastConnect トレーリングケーブル FastConnect マリーンケーブル 6XV1840-2AH10 6XV1840-3AH10 6XV1840-4AH10 Industrial Ethernet FastConnect ストリッピングツール 6GK1901-1GA00 光ファイバケーブル • SIMATIC NET PROFIBUS プラスチック光ファイバ、二重芯線芯線(50m リング) 6XV1821-2AN50 • SIMATIC NET PROFIBUS プラスチック光ファイバ、標 準ケーブル メートル単位 6XV1821-0AH10 50 m リング 6XV1821-0AN50 100m リング 6XV1821-0AT10 • SIMATIC NET PROFIBUS PCF 光ファイバ、標準ケーブル 50m から 300m までの長さ各種 6XV1821-1Cxxx 光ファイバケーブル用プラグ • シンプレックスコネクタ 100 個およびポリシングセット 5 つのパッケージ 6GK1901-0FB00-0AA0 • プラグアダプタ 50 個入りのパッケージ 6ES7195-1BE00-0XA0 PROFIBUS 終端装置 248 6ES7972-0DA00-0AA0 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 ET 200M の注文番号 STEP 7 および SIMATIC S7 のマニュアル これらのマニュアルの注文データについては、ST 70 カタログを参照してください。 表 B- 2 STEP 7 および SIMATIC S7 のマニュアル マニュアル 内容 S7-300、CPU 31xC および CPU 31x オートメーシ ョンシステム • "構造 (http://support.automation.siemens.com/WW/vie w/ja/13008499)"。 • "技術仕様 (http://support.automation.siemens.com/WW/vie w/ja/13008499)" 追加事項 • CPU 31x2 DP、CPU 31xC2 DP 用の PROFIBUS-DP インターフェースの説明 • PROFIBUS DP ネットワークの構造 • バスコネクタと RS 485 リピータ "オートメーションシステムS7-300、ハードウェア と取り付け: CPU 312 IFM – 318-2 DP (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/15390415)" "S7-300 オートメーションシステム、ET 200M Ex I/Oモジュール (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/1096709)" 機械的構成、Ex デジタルモジュール、Ex アナログモジュール、 HART アナログモジュール "防爆の原理 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/12521844)" 製品概要、計画、コミッショニング、修理および保守 "オートメーションシステムS7-300、ET 200M分散 型I/Oデバイス、フェールセーフシグナルモジュー ル (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/19026151)" 製品概要;設定オプション;設定とパラメータ割り当て;アドレス 指定と設置;配線;障害対応と診断;デジタル、アナログ、および 絶縁モジュール "ET 200M分散型I/Oデバイス、HARTアナログモジ 設定、コミッショニングと操作;パラメータ;診断と割り込み; ュール HART アナログモジュール;データレコードインターフェースとユ (http://support.automation.siemens.com/WW/view/ja ーザーデータ /22063748)" "等時性 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/15218045)" システムのプロパティ"等時性モード"の説明 "RUNモードでのパラメータ設定の変更 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/14835140)" 要件、ステップ、および各モジュール固有の詳細 "オートメーションシステムM7-300、ハードウェア と取り付け、CPUデータ (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/1177102)" 追加事項 • M7-300 の PROFIBUS DP インターフェースの説明 • PROFIBUS DP ネットワークの構造 • バスコネクタと RS 485 リピータ "S7-400、M7-400 オートメーションシステム、取 り付け (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/19537233)" 追加事項 • S7-400 および M7-400 の PROFIBUS DP インターフェースの説 明 • PROFIBUS DP ネットワークの構造 • バスコネクタと RS 485 リピータ ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 249 ET 200M の注文番号 マニュアル 内容 その他に加え、SIMATIC S7 のアドレス指定と診断の説明 "SIMATICソフトウェア、STEP 7 V5.xによるプロ グラミング (http://support.automation.siemens.com/WW/view/ja /18652056)" "S7-300/400 のシステムファンクションおよび標準 STEP 7 での SFC の説明 ファンクション (http://support.automation.siemens.com/WW/view/ja /1214574)" "SIMATICとの通信 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/25074283)" SIMATIC の通信オプションの概要 "SIMATIC NET PROFIBUSネットワーク (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/1971286)" • • • PROFIBUS ネットワークの概要 ネットワーク設定 PROFIBUS ネットワークのコンポーネント 設定マニュアル (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/10806846/133300) • • PCS 7 のシステム哲学の概要 PCS 7 を使用するシステムの設定の説明 "オートメーションシステムS7-300、ET 200M分散 型I/Oデバイス、フェールセーフシグナルモジュー ル (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/19026151)" 本質安全領域での S7-300 I/O モジュールの技術データの説明 FM 35xマニュアル (http://support.automation.siemens.com/WW/view/e n/10805177/133300) 機能モジュール FM 35x の説明と技術データ(FM ごとに別マニュア ル) SIMATIC S5 の ET 200 のマニュアル COM PROFIBUS を使用した ET 200M をプログラミング、作動するには、注文番号 6ES5998-3ESx2 の以下のマニュアルが必要です。 表 B- 3 マニュアル SIMATIC S5 の ET 200 のマニュアル 内容 "ET 200 分散型I/Oシステ • ム • (http://support.automation. • siemens.com/WW/view/e n/1142470)" S5-115U、S5-135U、および S5-155U の IM 308-C マスタスイッチングの説明 PROFIBUS DP マスタインターフェイスを使用した S5-95U の説明 FB IM308C の処理 • COM PROFIBUS の処理 "COM PROFIBUS (http://support.automation. CD-ROM および COM PROFIBUS の部品上の電子マニュアル(バージョン 5.x で) siemens.com/WW/view/e n/1498610)" 250 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 ET 200M の注文番号 技術文献 表 B- 4 技術文献 技術ガイド 内容 "PROFIBUS DP による非集中化" PROFIBUS DP の分野の学習と、PROFIBUS DP および SIMATIC S7 を使った作業 のオートメーションタスクの実現を開始するためのテキスト。 - SIMATIC S7 を使用した PROFIBUS DP の構造、構成、お よび使用 - SIMATIC S7 を使用し、PROFIBUS DP の使用法について実践的な応用例をふんだん に使って説明されています。 Josef Weigmann、Gerhard Kilian Publicis MCD Verlag, 1998 注文番号: A 19100-L531-B714 "プラスチック光ファイバケーブル" プラスチック FOC を使用した信号送信の物理的な基礎入門 "基本原理、コンポーネント、イン ストール" プラスチック FOC のインストールと編集のための参照資料 Weinert、Andreas Publicis MCD Verlag, 注文番号: A 19100-L531-B693 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 251 ET 200M の注文番号 252 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 用語集 CPU 中央演算装置。 S7 オートメーションシステムの一部で、制御装置、処理装置、メモリ、オ ペレーティングシステム、およびプログラミングデバイスインターフェースで構成されてい ます。 DP スレーブ PROFIBUS DP プロトコルを使用して PROFIBUS で動作し、IEC 61784-1:2002 Ed1 CP 3/1 標準に準拠して動作する→スレーブを DP スレーブと呼びます。 DP マスタ 標準の IEC 61784-1:2002 Ed1 CP 3/1 を実行する→マスタは、DP マスタと呼ばれます。 DP 標準 ET 200 の分散型 I/O システムのバスプロトコルで、標準の IEC 61784-1:2002 Ed1 CP 3/1 に準拠しています。 FREEZE DP マスタによって一連の DP スレーブに発行される制御コマンドです。 DP スレーブは、FREEZE 制御コマンドを受信すると現在の状態で入力をフリーズさせ、そ れをサイクル内の DP マスタに送信します。 DP スレーブは各 FREEZE を受信した後に再度入力状態をフリーズさせます。 DP スレーブは、DP マスタが UNFREEZE 制御コマンドを発行した後にのみ入力データを DP マスタに周期的に送信します。 GSD ファイル PROFINET デバイスのプロパティは GSD (General Station Description)ファイルに記述され ています。GSD ファイルには、設定に必要なすべての情報が入っています。 PROFIBUS デバイスと類似する GSD ファイルを使って、STEP 7 で PROFINET デバイス を統合できます。 PROFINET IO の場合、GSD ファイルは XML 形式です。 構造は、デバイス仕様の世界的な 標準である ISO 15734 に準拠しています。 PROFIBUS では、GSD ファイルは ASCII フォーマットです(IEC 61784-1:2002 Ed1 CP 3/1 に準拠)。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 253 用語集 I&M データ →識別および保守データ I/O バス オートメーションシステムの S7-300 バックプレーンバスの一部 IM 153-x とシグナルモジ ュール間の高速信号交換用に最適化されています。 I/O バスは、ユーザーデータ(信号モジ ュールのデジタル入力信号など)とシステムデータ(信号モジュールのデフォルトのパラメー タデータセットなど)を送信するために使用されます。 I/O モジュール、シングルチャンネル シングルチャンネル I/O モジュールシナリオとは、冗長化 I/O モジュールとは異なり – I/O モジュールが各プロセス信号に対して 1 回のみ使用可能なことを指します。 一方向つまり 直列に接続することができます。 IP 20 DIN 40050 に従った保護等級: 指の接触や 12mmØ より大きな粒子の進入を防ぐための保護。 LAN ローカルエリアネットワーク;会社内で複数のコンピュータを相互接続します。 LAN の地 理的トポロジはローカル施設内に限られ、運用している会社または組織でしか使用できませ ん。 LLDP LLDP (Link Layer Discovery Protocol:リンクレイヤ検出プロトコル)は、最も近くにある隣り のデバイスを検出するために使用するプロトコルです。 これによってデバイスは、それ自 体の情報を送信し、LLDP MIB で隣接するデバイスから受信する情報を保存することができ ます。 この情報は SNMP から調べることができます。 この情報によって、ネットワーク管 理システムが、ネットワークトポロジを決定できます。 MAC アドレス 全ての PROFINET デバイスには、出荷される前に世界で一意のデバイスの識別が割り当て られています。 この 6 バイトのデバイス識別は、MAC アドレスです。 MAC アドレスは、以下から構成されます。 ● 3-バイトのベンダー識別子、および ● 3 バイトのデバイス識別子(連続番号) MAC アドレスは一般的に次のようにデバイスの前面に表示されています。 08-00-06-6B-80C0 254 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 用語集 MIB MIB (Management Information Base:管理情報ベース)は、デバイスのデータベースです。 SNMP クライアントが、デバイスのこのデータベースにアクセスします。 S7 デバイスファ ミリは、特に以下の標準 MIB をサポートします。 ● MIB II、RFC 1213 で標準化 ● LLDP MIB、国際標準 IEE 802.1AB で標準化 ● LLDP PNIO-MIB、国際標準 IEE 61158-6-10 で標準化 PLC →プログラマブルロジックコントローラ PROFIBUS プロセスフィールドバス: プロセスとフィールドバスのプロトコルは PROFIBUS の標準 IEC 61784 1:2002 Ed1 CP 3/1 で定義されています。この規格は、ビットシリアルフィールドバ スシステムの動作的、電気的、機械的プロパティを指定します。 PROFIBUS は、セルとフィールドレベルで PROFIBUS と互換性のあるオートメーションシ ステムとフィールドデバイスを接続するバスシステムです。 PROFIBUS は次のプロトコル で使用可能です。 DP (= Dezentrale Peripherie、分散型 IO デバイス)、FMS (= fieldbus message specification:フィールドバスメッセージ仕様)、TF (= technological functions:技術 的機能)。 PROFIBUS DP DP プロトコルを使用する PROFIBUS バスシステム。 DP はドイツ語'dezentrale Peripherie'(分散型 I/O)の略語です。 ET 200 の分散型 I/O システムは、標準 IEC 617841:2002 Ed1 CP 3/1 に基づいています。 PROFIBUS International PROFIBUS および PROFINET 標準の定義と開発を専門とする技術委員会です。 PROFIBUS User Organization membership corporation (PNO.)としても知られています。 ホームページ: www.profibus.com PROFIBUS アドレス バスノードは、PROFIBUS DP で一意に識別するために PROFIBUS アドレスを受信する必 要があります。 PC/PD または ET 200 ハンドヘルドの PROFIBUS アドレスは"0"です。 DP マスタと DP スレーブでは 1~125 の PROFIBUS アドレスが使用されます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 255 用語集 PROFINET Totally Integrated Automation (TIA)ののフレームワーク内で、、PROFINET は次の点で強化 されています。 PROFIBUS DP、確立されたフィールドバス、および ● セルレベルの通信バスである工業用 Ethernet ● この 2 つのシステムから得られた経験が PROFINET に活用されています。 PROFINET は、PROFIBUS International (以前の PROFIBUS Users Organization e.V.)の Ethernet ベースのオートメーションの標準であり、マルチベンダー通信、オートメーション およびエンジニアリングモデルを定義します。 PROFINET は、2003 年から規格 IEC 61158 の一部になっています。 PROFIBUS International を参照してください。 PROFINET IO PROFINET のフレームワーク内で、PROFINET IO はモジュール型の分散アプリケーション を実現するための通信コンセプトです。 PROFINET IO により、PROFIBUS によって知られているオートメーションソリューション を作成できます。 PROFINET IO は、一方では PROFINET 標準によってオートメーション装置のために実装 され、他方ではエンジニアリングツール STEP 7 によって実装されています。言い換えれば、 PROFINET または PROFIBUS のどちらのデバイスを設定したかに関わらず、STEP 7 で同 じアプリケーションビューを使用できます。 PROFINET IO 用に拡張されたブロックとシス テムステータスリストを使用すれば、PROFINET IO と PROFIBUS DP の場合と基本的に同 様にユーザープログラムをプログラミングできます。 PROFINET IO コントローラ 接続された IO デバイスをアドレス指定するために使用するデバイスです。 つまり、 IO コ ントローラが、割り当てられたフィールドデバイスと入出力信号を交換します。 IO コント ローラは通常はオートメーションプログラムを実行するコントローラです。 PROFINET IO デバイス IO コントローラの 1 つに割り当てられたリモートフィールドデバイス(リモート IO、バルブ ブロック、周波数変換器、スイッチ)。 256 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 用語集 PROFINET コンポーネント PROFINET コンポーネントには、ハードウェア設定のすべてのデータ、モジュールのパラ メータ、および対応するユーザープログラムが含まれます。 PROFINET コンポーネントは 以下から構成されます。 ● 技術ファンクション (オプションの)技術(ソフトウェア)ファンクションには、他の PROFINET コンポーネン トへのインターフェース(設定可能な出入力)が含まれます。 ● デバイス デバイスは、IO デバイス、センサ、アクチュエータ、機械システム、およびデバイスフ ァームウェアを含む、物理的なオートメーションデバイスまたはフィールドデバイスで す。 RUN モードでのシステム修正 RUN モードでシステムを修正することにより、システムを実行している間に特定の構成設 定を変更することができます。 処理はほんの数秒一時停止させるだけですみます。 このプ ロセス中の出力については現在値が保持され、プロセスに関連するシステムではプロセスそ れ自体にほとんど影響を与えません。 RUN モード時のシステム修正は、分散型 I/O シナリオでのみ実行可能です。 S7 診断 ユーザープログラムは、SIMATIC S7/M7 のモジュール範囲内のモジュールに対して S7 診 断を要求するために使用することができます。 S7 診断の構造は、集中型と分散型モジュー ルで同じです。 モジュールの診断データは、モジュールのシステムのデータ領域のデータレコード 0 と 1 にあります。 データレコード 0 には現在のモジュール状態を示す 4 バイトの診断データが 含まれます。 データレコード 1 にも、モジュール固有の診断データが含まれます。 データレコード 0 と 1 は、スレーブ診断の一部です。 SNMP SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)は、Ethernet ネットワークインフラストラクチャ の診断、設定を行う標準プロトコルです。 オフィスエリアやオートメーション技術では、デバイスは Ethernet SNMP の幅広いメーカ ーをサポートします。 同一ネットワーク上の PROFINET で、アプリケーションと並行して、SNMP ベースのアプ リケーションを操作することができます。 サポートされる機能の範囲は、デバイスタイプによって異なります。 たとえば、スイッチ には CP 1616 よりも多くの機能があります。 STEP 7 SIMATIC S7 制御システム向けのユーザープログラムを作成するために使用されるプログラ ミング言語。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 257 用語集 SYNC DP マスタによって一連の DP スレーブに発行される制御コマンドです。 SYNC 制御コマンドは、DP スレーブに現在の値で出力状態をフリーズするように指示する ために DP マスタによって使用されます。 DP スレーブは次のフレームのための出力データ を保存します。その間の出力状態は変更されません。 SYNC 制御コマンドをそれぞれ受信した後に、DP スレーブは保存された出力を出力データ として設定します。 DP マスタが UNSYN 制御コマンドを発行した後にのみ、出力の周期更新が続行されます。 オートネゴシエーション Fast Ethernet の設定プロトコル 実際のデータ転送の前に、ネットワーク上のデバイスは各 参加デバイスがマスターできる転送モードについて合意します(100 Mbps または 10 Mbps、 全二重または半二重)。 オートメーションシステム オートメーションシステムは、少なくとも1基の→CPU、複数の入力/出力モジュール、さら にオペレータコントロールと監視装置から構成される→プログラマブルロジックコントロー ラです。 シグナルモジュール シグナルモジュール(SM)は、プロセスとオートメーションシステム間のインターフェース です。 デジタル入力と出力モジュール(I/O モジュール、デジタル)もアナログ入力と出力モ ジュール(I/O モジュール、アナログ) 同様に使用可能です。 スイッチ PROFIBUS はライントポロジをベースにしています。 通信ノードは、いわゆるバスと呼ば れる、パッシブなラインによって相互接続されます。 対照的に、工業用 Ethernet はポイントツーポイント接続です。 各通信ノードは互いに他の 通信ノードと直接相互接続されます。 ノードが他の複数の通信ノードと相互接続されている場合は、この通信ノードはアクティブ ネットワークコンポーネント(スイッチ)のポートに接続されます。 その他の通信ノード (スイッチを含む)は、このスイッチのその他のポートと接続されます。 通信ノードとスイッ チ間の接続は、ポイントツーポイント接続のままです。 このため、スイッチのタスクは、受信した信号を再生成して配信することです。 このスイ ッチは、接続されている PROFINET デバイスまたはその他のスイッチの Ethernet アドレス を「学習」して、接続されている PROFINET デバイスまたはスイッチ宛ての信号のみを転 送します。 スイッチには、特定の数のポートがあります。 PROFINET デバイスを 1 つだけ、またはさ らにスイッチをいずれかのポートに接続します。 258 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 用語集 スレーブ スレーブがマスタとデータを交換するには、まずマスタによってプロンプト表示される必要 があります。 スレーブとしては、たとえば、ET 200X、ET 200M、ET 200S などのすべての DP スレーブ があります。 セグメント 2 つの終端抵抗間のバスラインにより、1 つのセグメントが形成されます。 1 つのセグメン トには 0~32 のバスノードがあります。 セグメントは RS 485 リピータを介して接続でき ます。 タイムスタンプタイムスタンプ メッセージの日付と時刻を指定します。 タイムスタンプを設定した場合、変更が発生するとバイナリ入力信号がタイムスタンプされ ます。 変更完了後、システム全体の設定されたすべてのバイナリ入力信号は事前設定の例 えば 10ms などの精度でタイムスタンプされる必要があります。 したがって、2 つのセンサ ー(2 箇所の異なるステーションからの)が異なる PROFIBUS DP マスタシステムで同時にト リガされた場合、これらの信号変更に対するタイムスタンプの違いが事前設定の精度(この 場合は 10ms)を超過することはできません。 タイムスタンプタイムスタンプ メッセージの日付と時刻を指定します。 タイムスタンプを設定した場合、変更が発生するとバイナリ入力信号がタイムスタンプされ ます。 変更完了後、システム全体の設定されたすべてのバイナリ入力信号は事前設定の例 えば 10ms などの精度でタイムスタンプされる必要があります。 したがって、2 つのセンサ ー(2 箇所の異なるステーションからの)が異なる PROFIBUS DP マスタシステムで同時にト リガされた場合、これらの信号変更に対するタイムスタンプの違いが事前設定の精度(この 場合は 10ms)を超過することはできません。 デバイス名 装置名には固定 IP アドレスが割り当てられているので、IO コントローラによってアドレス 指定できるために IO デバイスは装置名を持たなければなりません。 複雑な IP アドレスよ り名前のほうが簡単に扱えるため、PROFINET ではこの手順が使用されています。 具体的な IO デバイスのデバイス名の割り当ては、DP スレーブの PROFIBUS アドレスの設 定と比較することができます。 出荷時に IO デバイスにはデバイス名が付いていません。 デバイスにデバイス名が割り当て られてからはじめて IO コントローラは IO デバイスをアドレス指定でき、例えば、起動フ ェーズの設定データ(IP アドレスおよび他のデータ)を転送したり、周期的な動作におけ るユーザーデータを交換したりできます。 デバイス名は、SIMATIC Micro Memory Card (ET 200pro IO デバイスの場合)のプログラミ ングデバイスに直接書き込むこともできます。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 259 用語集 ハードウェア割り込み ハードウェア割り込みは、プロセス内で固有のイベントが発生したときに、割り込み機能が 有効な S7-300 モジュールによってトリガーされます。 ハードウェア割り込みが CPU に報 告されます。 割り込み優先度に応じて、関連した組織モジュールが処理されます。 SIMATIC S7/M7 の場合: 上限と下限のしきい値のパラメータを割り当てることで、例えば処 理範囲が定義されます。 アナログ入力モジュールのプロセス信号(温度など)がこのプロセス 範囲を外れると、モジュールがプロセス割り込みをトリガーします(割り込みが有効になっ ている場合)。 次に CPU は、ユーザープログラムまたは低優先度のクラスに割り込み、プ ロセス割り込みブロック(OB 40)の処理を開始します。 SIMATIC PCS 7 の場合: IM 153-2 がプロセス割り込みを報告した場合は、少なくとも 1 つ のデータレコードに、タイムスタンプされた信号変更か特殊メッセージに関するメッセージ があることを示しています。 DP マスタ CPU は、データレコードを読み取り評価すること ができます。 SIMATIC S5: プロセス割り込みは、デバイス固有の診断でシミュレートされます。 デバイ ス固有の診断の、関連ビットの周期的スキャンにより、上限しきい値超過などのプロセス割 り込みが検出されます。 バス 共有データの送信パスで、すべてのノードが接続されています。 2 つの終端が定義されてい ます。 ET 200 では、2 線式または光ファイバケーブルのいずれかです。 バスセグメント →セグメント バスノード このデバイスはバスを介してデータを送信、受信または増幅することができます。デバイス には DP マスタ、DP スレーブ、RS 485 リピータ、アクティブスターカプラなどがありま す。 バックプレーンバス バックプレーンバスはモジュールが相互に通信するために使用するシリアルデータバスです。 モジュールが必要な電圧を供給するためにも使用されます。 モジュールはバスコネクタを 通して接続されます。 パラメータ割り当て パラメータを割り当ててモジュールの動作を設定します。 パラメータ割り当てマスタ DP スレーブにはそれぞれパラメータ割り当てマスタがあります。 起動中にパラメータ割り 当てマスタは、DP スレーブにパラメータ化データを提供します。 また DP スレーブへの読 み取り/書き込みアクセス機能があり、DP スレーブの設定を変更することができます。 260 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 用語集 パンチ値 パンチ値は、信号出力モジュールの障害のため、処理に対して出力される値です。 あるい は、プロセス値の代わりにユーザープログラムの障害のある信号入力モジュールに対して使 用されます。 パンチ値はユーザーが事前に設定することができます(古い値の保持など)。 フォールトトレラントシステム フォールトトレラントシステム(H システムとも呼ばれる、ドイツ語 'Hochverfügbares System'の略語)は、PC(マスタ/予備)などの 2 基以上の CPU または 2 台以上の異なるデバイ スで構成されています。 ユーザープログラムはマスタと予備で完全に同様に処理されます。 プログラマブルロジックコントローラ(PLC) プログラマブルロジックコントローラは、プログラムとしてコントロールデバイスに保存さ れる電子コントロールシステムです。 したがって、設定やデバイスの配線は制御システム の機能に依存しません。 プログラマブルロジックコントローラはコンピュータのような構 造になっています。 メモリ付き CPU、I/O モジュール、内部バスシステムから構成されて います。 IO デバイスやプログラミング言語は、制御技術要件を目的としています。 プログラミング装置 プログラミング装置は基本的に工業的用途に適している小型で可動式の PC です。 プログ ラマブルロジックコントローラ(SIMATIC)用の特殊なハードウェアとソフトウェアが装備さ れています。 ボーレート ボーレートは、1 秒間に送信できるビット数を表すデータ転送速度です(ボーレート= ビット レート)。 ET 200 は 9.6kBaud から 12MBaud のボーレートをサポートしています。 マス マスは、故障やエラーが発生しても有害な接触電圧を送信しない、相互接続されたすべての 非作動の製品部品の総体です。 マスタ マスタにトークンの所有権がある場合は、データを他のノードに送信したりデータを他のノ ード(= アクティブノード)から要求することができます。 →DP マスタには CPU 315-2 DP と IM 308-C があります。 マスタ-スレーブプロセス バスアクセス方法にはノードが 1 つだけあり、DP マスタと他のすべてのノードは DP スレ ーブにあります。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 261 用語集 優先順位付けされた起動 優先順位付けされた起動は、PROFINET IO システム内の RT および IRT 通信のための IO デバイスの起動を加速する PROFINET 機能を示しています。 この機能は、以下のような状況で、対応する設定済みの IO デバイスがユーザーデータの周 期的な交換を回復するために必要な時間を削減します。 ● 電源復旧後 ● ステーション復旧後 ● IO デバイスの起動後 光ファイバケーブル 光ファイバーケーブルは光ファイバーあるいはプラスチック製で高速の送信速度があります。 電磁気外乱に耐性があり、事実上タップがありません。 冗長システム 冗長システムは、重要なオートメーションコンポーネントが複数(冗長)発生することに特徴 があります。 1 台の冗長コンポーネントが異常終了してもプログラム処理は中断されません。 分散型 IO デバイス は入力/出力ユニットで、ユニット内で使用されるのではなく、CPU から離れた位置に設置 されます。 以下のものが含まれます。 ● ET 200M、ET 200S、ET 200S、ET 200eco ● DP/ASI リンク ● S5-95U(PROFIBUSDP スレーブインターフェース付き) ● Siemens または Siemens 以外のその他の DP スレーブ PROFIBUS DP は分散型 IO デバイスを DP マスタと接続します。 動作中の IO デバイスの変更(パートナーポートの変更) PROFINET デバイスの機能 この機能をサポートする PROFINET デバイスは、動作中に、 同じポートを使って、変動する通信パートナーと通信できます。 基準電位 電位は関連する各回路の電圧を表示および/または測定するために使用されます。 262 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 用語集 外付け媒体/プログラミング装置を使用しないデバイス交換 この機能を備えた IO デバイスは、簡単に交換できます。 ● デバイス名が保存された外付け媒体(Micro Memory Card など)は不要です。 ● デバイス名は、プログラミング装置を使って割り当てる必要はありません。 IO デバイスは、外付け媒体またはプログラミング装置からデバイス名を割り当てられる代 わりに、IO コントローラによってデバイス名を割り当てられます。 IO コントローラは、設 定されたトポロジおよび IO デバイスから抽出された相互関係を使用します。 設定されたタ ーゲットトポロジは、実際のトポロジと合致していなければなりません。 工業用 Ethernet 工業用 Ethernet (以前の SINEC H1)は、工業環境でデータをフェイルセーフで転送できる技 術です。 PROFINET はオープンシステムであるため、標準 Ethernet のコンポーネントが使用できま す。 ただし、PROFINET を工業用 Ethernet として設定することをお勧めします。 応答時間 応答時間は入力変更と関連出力変更との間の平均時間間隔です。 応答監視 スレーブパラメータです。 DP スレーブが応答監視時にアドレス指定されていない場合は、 セーフモードに切り替えられ出力が"0"に設定されます。 接地 導電性接地の電位はゼロです。 接地電極近くの接地電位はゼロではないことがあります。 この場合、「基準接地」という 用語が頻繁に使用されます。 接地工事 接地工事では、接地システムを通し接地電極と導電部が接続されます。 時間同期 時間同期により、システム内のすべてのクロックが確実に同じ時間に設定されます。 加え て、タイムマスタは、設定されたサイクル内で、オートメーションシステム内のクロックが 装備された他のすべてのコンポーネントに時間を配布します。 次にコンポーネントは、配 布された時間を使用してそれぞれのクロックを設定します。 更新 パフォーマンスや(互換性のある)機能を改良した後には、インターフェースモジュール IM 153-2 を最新のファームウェアバージョンに更新する必要があります。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 263 用語集 未接地 →接地へのガルバニック電流の接続がないこと。 機能接地 この接地方法は、電装品が予定どおりに機能することを保証するために使用されます。 機 能接地は製品で許容できないノイズ電圧を短絡させます。 等時性 クロック同期はすべての影響を受けるサイクル(ユーザープログラムサイクル、DP バスサイ クル、DP スレーブの信号処理サイクルなど)を同じ期間、同期させます。 したがって、処 理応答時間も同じ長さになり再現が可能になります。 等時性リアルタイム通信 PROFINET デバイス間での IRT データの周期的交換のための同期転送方法 IRT IO データの送信サイクル内で利用可能な予備帯域。 予備帯域により、他のより高いネ ットワーク負荷(TCP/IP 通信、または追加のリアルタイム通信など)に影響されることな く、IRT データを予約された同期間隔で転送できます。 等電位ボンディング 電気的接続(等電位結合線)は、電気機器部品と機器以外の導電部品に等しい、またはほぼ等 しい電位を与えて機器間の干渉や有害電圧を回避します。 終端抵抗 はバスコネクタのパフォーマンスを調整するために使用される抵抗です。 終端抵抗は常に ケーブルやセグメントの終端で必要とされます。 ET 200 の場合、→バスコネクタを使用して終端抵抗をオン/オフにします。 絶縁 絶縁 I/O モジュールの場合は、制御および負荷回路の基準電位がフォトカプラ、リレーコン タクト、あるいはトランスミッタなどを使用して電気的に絶縁されています。 入力回路と 出力回路はルートされています。 製品バージョン 注文番号の付いた製品には製品バージョンがあります。 製品バージョンを変更する理由に は、上位互換性の機能強化、生産関連の変更(新しい部品やコンポーネント)、不具合の修正 があります。 264 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 用語集 設定 取り付けラック/スロットおよびアドレスにモジュールを割り当てるプロセス。 実際の設定 (= 実際に挿入されるモジュール)と望ましい設定との間には違いがあります。 望ましい設定 は、STEP 7、COM PROFIBUS (または COM ET 200 Windows)の場合は事前設定されてい ます。 これにより、オペレーティングシステムは起動時に不正な部分を検出することがで きます。 診断 診断では、エラー、障害、およびメッセージの検知、ローカリゼーション、分類、表示、お よび評価などが実行されます。 診断は、システムが RUN になった場合に自動的に実行される監視機能を提供します。 この 結果、コミッショニング時間とダウンタイムが短縮され、プラントの可用度が向上します。 診断割り込み 診断機能のあるモジュールは、診断割り込みを使用して検出されたシステムエラーを CPU に報告します。 SIMATIC S7/M7 の場合: 割り込みが有効になると、モジュールはエラー検出時またはエラー 消失時(ワイヤの破損など)に診断割り込みをトリガします。 次に CPU は、ユーザープログ ラムまたは任意の優先度の低いクラスを中断して診断割り込みブロック(OB 82)の処理を開 始します。 SIMATIC S5: 診断割り込みは、デバイス固有の診断でシミュレートされます。 デバイス固 有の診断での関連ビットのサイクリックスキャンにより、断線などのエラーを検出すること ができます。 識別および保守データ 識別データ(I データ)にはモジュールデータが含まれ、その一部はモジュールハウジングに も印字されています。 I データは読み取り専用です。 保守データ(M データ)には取り付けの場所や日付などのシステム固有の情報が含まれます。 M データは設定時にモジュールに作成され書き込まれます。 識別および保守データ(I&M)はモジュールに保存されており、以下の目的に使用できます。 ● システム設定の確認 ● システムのハードウェア変更の検出 ● システムのトラブルシューティング I&M データによりモジュールはオンラインで一意に識別されます。 負荷電源 接続されたプロセス I/O モジュールを含めた、信号と機能モジュールの電源です。 非絶縁 非絶縁 I/O モジュールの場合、制御と負荷回路の基準電位が電気的に接続されています。 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 265 用語集 266 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 索引 2 G 24 V DC電源, 50 GSDファイル(PROFINET IO), 99 C H CE Hステータス, 205 認証, 225 CSA 認証, 226 D DP アドレス PROFIBUSアドレスを参照, 70 DPスレーブ, 11 DPマスタ, 11 E ET 200M コンポーネント, 15 取り付け, 60 プラグインモジュール数, 45 モジュール配置, 45 付属品, 15 定義, 14 配線, 80 重要な注文番号, 247 ET 200Mコンポーネント, 15 ET 200M の起動 PROFINET IO, 103 ET 200M分散型IOデバイス, 14 F FM IM 153-2 を装備した, 40 認証, 226 FOC 曲率半径, 77 注文番号, 248 配線, 75 FOC ネットワーク IM 153-2 FO装備, 41 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 I I/Oコントローラによる割り込みの評価, 221 I/O デバイス 分散型, 11 IE/PBリンク, 13 IEC 61131, 227 IEC 61784, 227 IM 153-1 IM 153-xも参照してください。, 3 LED, 185 改良, 241 交換, 106 サンプルのコンフィグレーション, 37 製造元ID, 197 バージョン, 241 ブロック図, 233 寸法図, 233 正面図, 19 IM 153-1:IM 153-1 起動;キドウ, 93 IM 153-1AA02 の起動時動作 応答監視なし, 242 IM 153-2 FMを使用した構成の例, 40 IM 153-xも参照してください。, 3 LED, 187 インテリジェントフィールドデバイスへのパラメー タ割り当てデータ, 38 起動, 94 交換, 107 製造元ID, 197 タイムスタンプ処理の起動, 96 バージョン, 243 ブロック図, 233 寸法図, 233 改良, 244 267 索引 IM 153-2 FO FOCネットワーク, 41 IM 153-xも参照してください。, 3 LED, 187 交換, 107 製造元ID, 197 タイムスタンプ処理の起動, 96 バージョン, 243 プラグアダプタ, 75 ブロック図, 233 光ファイバケーブルの接続, 75 寸法図, 233 改良, 244 起動, 94 IM 153-2AA02 正面図, 19 IM 153-2AB01 正面図, 19 IM 153-2Bx00 正面図, 20 IM 153-2Bxx1 正面図, 21 IM 153-4 PN LED表示, 218, 219 SIMATIC Micro Memory Card, 125 ブロック図, 237 プロパティ, 234 交換, 110 寸法図, 237 技術仕様, 238 接続, 77 注文番号, 234 IM 153-x, 16 PROFIBUSアドレスの設定, 70 パラメータ, 162, 229 技術仕様, 231 機種, 17 配線, 81 IM 153 から IM 153-1 互換性, 241 IM 153 の, 3 IO コントローラの STOP トリガされる診断イベント, 223 IOデバイス, 100 LED 表示 IM 153-4 PN, 218 P PNO認定書番号:, 228 PROFIBUS DP, 11 ネットワーク, 12 PROFIBUS アドレス 設定, 70 PROFIBUS バスシステム用 Festoon 付属品 注文番号, 248 PROFIBUS モジュール 注文番号, 248 PROFIBUS規格, 227 PROFINET IO, 13 ネットワークトポロジ, 13 PROFINET IOデバイス, 100 R RC ネットワーク 統合, 55 非接地設定の場合: 1MΩ, 246 S Siemensの問い合わせ先, 6 SIMATIC Micro Memory Card 交換, 126 利用可能, 126 取り付け, 126 耐用年数, 125 SIMATIC TOP接続, 17 SNMP, 183 T TN Sネットワーク, 53 U UL L 認証, 226 LED IM 153-1, 185 IM 153-2, 187 IM 153-2 FO, 187 268 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 索引 ア ゴ アースケーブル 注文番号, 248 アクティブバスモジュール, 15, 46 取り付け, 67 注文番号, 247 アクティブバスモジュールを使用した構成, 67 互換性 IM 153 からIM 153-1, 241 コ 固定ブラケット シールド端子, 88 イ インテリジェントフィールドデバイスへのパラメータ 割り当てデータ IM 153-2, 38 エ エラーメッセージ チャンネル固有の, 202 オ オーストラリアのTickマーク, 227 オープンモジュール, 59 こ この操作説明書の目的, 3 この操作説明書の適用範囲, 3 コ コミッショニング 必要条件, 91 コンフィグレーション全体 TN-S-ネットワークで, 53 サ サイクル終了時の割り込み, 206 カ 改良 IM 153-1, 241 キ 起動 IM 153-1, 93 IM 153-2, 94 IM 153-2 FO, 94 タイムスタンプ機能のあるIM 153-2, 96 タイムスタンプ機能のあるIM 153-2 FO, 96 ク クリアランスサイズ, 43 コ 交換 IM 153-1, 106 IM 153-2, 107 IM 153-2 FO, 107 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 シ シールド終端エレメント, 87 シールド端子, 88 シグナルモジュール, 16 ジ ジャンパ, 81 シ 周囲温度 許容, 43 診断 Hステータス, 205 モジュールステータス, 199 シンプレックスコネクタ 注文番号, 248 269 索引 ス ド ステーションステータス 1~3, 195 ステーション診断, 216 ステータスおよびエラー表示 IM 153-4 PN, 219 ストレインリリーフ, 86 スレーブ診断, 194 スロット番号, 69 同期間隔, 137 セ 製造元ID, 197 ゼ ト 等時性 TiとToのオーバーラップ, 169 等距離時間の最適化, 171 要件, 170 取り付け ET 200Mの, 60 ネ 絶縁型モジュール, 58 ネットワーク PROFIBUS DP, 12 セ ノ 設置 垂直, 42 水平, 42 接地電源, 51 ノード点滅テスト, 101 タ タイムスタンプ IM 153-2 FOの起動, 96 IM 153-2 の起動, 96 ハードウェア割り込み, 214 冗長化の場合, 141 チ チャンネル固有のエラーメッセージ, 202 チャンネル関連の診断, 200 エラーメッセージ, 202 デ デバイスの識別, 100 デバイス名の割り当て, 100 電気的に絶縁されたモジュール, 56 電源 交換, 105 接地, 51 270 バ バージョン IM 153-1, 241 IM 153-2, 243 IM 153-2 FO, 243 IM 153-x, 17 ハ ハードウェア割り込み, 206, 216 IM 153-2 から, 214 タイムスタンプ, 214 バ バスケーブル, 16 注文番号, 248 バスコネクタ 配線, 74 注文番号, 247 バスモジュール アクティブ, 15, 46 交換, 118 動作中のモジュール変更用の取り付け数, 48 取り付け, 67 欠陥のあるアクティブバスモジュール, 223 注文番号, 247 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 索引 バスモジュールカバー, 15, 67 バスモジュール用カバー 注文番号, 247 バックプレーンバス 変更, 103 バックプレーンバスカバー, 15, 67 パ パラメータ IM 153-x, 229 パラメータ割り当てメッセージフレーム インターネット上の参照サイト ..., 3, 5 バ 番号ホイール, 69 ヒ ヒューズ 交換, 119 ピ ピンの割り当て RJ45 コネクタ, 78 フ ファンクションモジュール, 16 負荷電源 特性, 52 プ プラグアダプタ IM 153-2 FO用, 75 注文番号, 248 ブ ブロック図 IM 153-1, 233 IM 153-2, 233 IM 153-2 FO, 233 フ フロントコネクタ 配線, 86 配線位置, 85 フロントコネクタのエンコードデバイス, 87 ポ ポート, 101 ホ 保守, 105 マ マスタPROFIBUSアドレス, 196 マニュアル 注文番号, 249 モ モジュール オープン, 59 スロット番号による識別, 69 絶縁, 56, 58 動作中のモジュール変更用の取り付け数, 48 標準構成での数, 45 モジュールステータス, 199 モジュールの交換 動作中にモジュール交換をしない, 113 動作中のモジュール変更によりコンフィグレーショ ン, 115 動作中のモジュール変換によりコンフィグレーショ ン, 115 モジュールの識別 スロット番号で, 69 モジュールの位置, 45 モジュール取り外し割り込み, 206, 215, 216 モジュール挿入割り込み, 206, 215, 216 ラ ラベル, 87 リ リサイクル, 6 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 271 索引 ワ 分 ワイヤ断面, 80 分散型I/Oデバイス, 11 一 切 一般的な技術仕様 切り替え時間 モジュールデータについてはリファレンスマニュア 冗長化の場合, 240 ルを参照してください, 225 交 交換 IM 153-4 PN, 110 アクティブバスモジュール, 118 使 使用法 住宅地域, 228 工業分野, 228 保 保守割り込み, 222 保護導線の接続 レール上, 64 光 光ファイバ 2 芯ケーブル, 16 光ファイバケーブル FOCを参照, 75 入 入力遅延, 240 冗 冗長化 タイムスタンプ, 141 切り替え時間, 240 構成ルール, 46 出 出力遅延, 240 272 制 制御 一般、ET 200Mの操作, 49 割 割り込み サイクル終了時, 206 ステーション診断から, 216 プロセス, 206 取り外し, 206 挿入, 206 診断, 206 動 動作中のモジュール変更 構成ルール, 46 動作中のモジュール変更用レール 注文番号, 247 取 取り付け アクティブバスモジュールレール上のモジュール , 67 モジュールの, 64 取り付けレール, 15 アクティブバスモジュール用, 15, 60 保護導線の接続, 64 動作中のモジュール変更用, 60 取り付け, 60 固定穴, 62 長さ, 44 取り外しと挿入 動作中のモジュール変更を参照, 46 同 同期化周期, 162, 230 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 索引 問 操 問い合わせ先, 6 操作説明書 前マニュアルからの変更点, 4 操作説明書内のアクセス支援, 5 垂 垂下ケーブル 注文番号, 248 基 基準電位 非接地, 55 変 変更点 前マニュアル以降, 4 改 改良 IM 153-2, 244 IM 153-2 FO, 244 更 更新 PROFINET IOによる, 128 SIMATIC Micro Memory Cardによる更新, 128 最 寸 寸法図 IM 153-1, 233 IM 153-2, 233 IM 153-2 FO, 233 応 最大設定 超えている, 223 標 標準化, 225 標準構成 取り付け, 64 応答時間, 239 機 承 機械指令, 49 承認, 225 正 技 正面図 IM 153-1, 19 技術仕様 IM 153-2AA02, 19 IM 153-x, 231 IM 153-2AB01, 19 モジュールデータについてはリファレンスマニュア IM 153-2Bx00, 20 ルを参照してください, 225 IM 153-2Bxx1, 21 技術文献, 251 接 接続 IM 153-4 PN, 77 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 注 注文番号, 234 付属品用, 247 製品バージョン, 3 273 索引 消 設 消費電流 制御, 50 設定 GSDファイルの使用(PROFINET IO), 99 IM 153-2 を使用した冗長システム用, 46 STEP 7 (PROFINET IO)で, 99 アクティブバスモジュール数, 48 ポート, 102 モジュール数, 48 動作中のモジュール変更用, 46 本質安全領域内, 45 設定メッセージフレーム インターネット上の参照サイト ..., 3, 5 設定状態 不正な, 223 点 点滅テスト, 101 直 直接データ交換, 182 等 等時性, 168 終 終端スリーブ, 80 緊 緊急停止装置, 49 耐 耐用年数 SIMATIC Micro Memory Card, 125 診 診断, 194 IOコントローラのSTOP後, 223 STEP 7 またはSTEP 5 を使用した読み取り, 189 ステーション, 216 チャンネル関連, 200 チャンネル関連のエラーメッセージ, 202 割り込み, 206 拡張, 194 設定, 194 診断メッセージ PROFINET IO, 220 診断割り込み, 206, 216 認 船 船舶 認証, 228 被 被覆を剥く長さ, 80 規 規定 ET 200Mの操作, 49 認証 CE, 225 CSA, 226 FM, 226 UL, 226 船舶, 228 識 識別子関連の診断, 198 起 起動 システムの, 49 274 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 索引 通 通信プロセッサ, 16 遅 遅延時間 ET 200M, 239 配 配線, 80 配線ルール, 80 配線位置 フロントコネクタの, 85 防 防爆壁, 15 取り付け, 67 注文番号, 247 障 障害の回避 統合RCネットワーク経由, 55 電 電力損失 制御, 50 電気工事 設定, 49 電気的障害 保護, 50 電気的障害からの保護, 50 電波障害, 49 電源, 15 24 VDC, 50 配線, 81 電源とIM 153-xの配線, 81 電源絶縁スイッチ, 50 電源電圧, 50 非 非接地基準電位, 55 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08 275 索引 276 ET 200M 操作説明書, 12/2008, A5E00216909-08