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機関紙2月号 - 社会福祉法人 聖風会
Page 4 平成28年2月号(第93号) 足立区地域包括支援センター六月機関誌 イスに座ってできる体操講座 日時:平成28年2月2日(火) 平成28年2月16日(火) Page 1 14:00~15:30 会場:ゆうあいの郷六月 1階食堂にて 講師:足立区公認スポーツ指導員 対象:65歳以上の方で、両日ともご参加できる方のみ40名 申込:足立区地域包括支援センター六月 ☎03-5242-0302 先着順で〆切になります。 元気にいきいきと生活が送れるよう、適度な運動を行い、日々の運動不足を解消しま しょう!どなたでも楽しくできる運動講座です。動きやすい服装で、ご参加ください。 もの忘れ相談のお知らせ 日時:平成28年2月17日(水) 時間:午後13時から15時まで 場所:ゆうあいの郷六月 相談室 内容:認知症についての悩み等 費用:無料 相談対象者は、区内在住の認知症について不安を持つ高齢者及び家族、介護保険事業者等 です。 最近もの忘れが多くなった、急に性格が変化してきた等、親や配偶者の様子が心配な方、 目次 ・人事のお知らせ ・今月の行事予定 ・認知症高齢者の記憶障害8法則と介護の原則 (第五回) ・ナースの視点de 結核について ・イスに座ってできる体操講座 もの忘れ相談のお知らせ 1ページ 2ページ 3ページ 4ページ 足立区地域包括支援センター六月 人事のお知らせ ・1月 1日付けで中村 洋子職員が入職しました。 ・1月31日付けで増田 容子職員が異動となります。 病院に行くことに抵抗感がある方、もの忘れでお悩みの方、認知症の事を知りたい方、是非 この機会に、お気軽にご相談ください。 ★相談日前に事前予約が必要となります。是非上記にお問い合わせのうえ、是非申し込み ください。(先着受付3名様まで) 問い合わせ先:足立区地域包括支援センター六月 電話☎ :03-5242-0302 担当:山﨑 1月より包括支援センター六月で勤務する事になりました。 中村 洋子と申します。介護の仕事に携わる様になってから早い もので10年以上が経ちました。最初は軽い気持ちで始めた仕事です が、たくさんの人達に助けてもらい、また教えて頂きながらここまで 続けることが出来ました。これから気持ちも新しく、フレッシュに頑張っていき ます。どうぞよろしくお願いいたします。 風間 社会福祉法人 聖風会 運営理念 私たちが大切にしていること ●相手の立場で見る・聴く・考える 包括支援センターに入職して、あっという間の一年でしたが、 この度 1月末日をもちまして、法人内人事で異動することになりました。 これからはケアマネージメントセンター六月でケアマネージャーとして 改めて頑張りたいと思います。短い間でしたが、皆様には大変お世話に なり、ありがとうございました。 増田 容子 ●相手の笑顔・自分の笑顔 ●その人がその人らしく生きること 足立区地域包括支援センター六月 〒121-0814 住所:足立区六月1-6-1 TEL:03-5242-0302 FAX:03-5242-0327 E-mail:[email protected] http//www.seifuukai.or.jp 2日 介護予防教室 6日 介護者教室 10日 介護者教室 16日 介護予防教室 17日 もの忘れ相談 29日 地域ケアネット イスに座ってできる体操講座 UR竹の塚第二団地の皆様 竹友会の皆様 イスに座ってできる体操講座 ご予約いただいた皆様 地域のケアマネの皆様 Page 2 短期集中連載 第5回 Page 3 認知症高齢者の記憶障害8法則と介護の原則 川崎幸クリニック院長の杉山孝博氏は認知症高齢者の記憶障害の 特徴には、8つの法則性があり、そのことを踏まえた介護の原則が あると説いています。今月は第7の法則についてお話します。 第7の法則「認知症状の了解可能性に関する法則」 なんだか、ややこしい名前のこの法則は、老年期の知的機能低下の特徴や、 第1~6の法則でまとめたような認知症の特徴を考えると、 「認知症の周辺症状のほとんどは、その人の立場になって考えてみれ ば、十分に理解できるものである。 」というものです。 例えば認知症の方で、夜中に目を覚まして、家族や親しい人の名 前を大声で呼んで歩き回るような周辺症状が出る方もいます。 どうしてこのようなことが起こるのでしょうか? 認知症の方に必ず出現するといわれる中核症状のなかに、記憶障害や時間や 場所がわからなくなる、見当識障害があります。 ・今寝ていた場所がどこで、なぜここにいるのかが分からなくなる。 ・自分で来たのか、誰かに連れて来られたのかさえわからず、不安に襲われる。 そうした時に一番頼りにしている人や助けてくれそうな人の名前を呼ぶのです。 自由に歩ける方であればそういった方を探し、歩きまわると思います。 私たちも、もし目が覚めた時に全く知らない場所にいたら驚くと思います。 軽いパニックになるかもしれません。 自分の居場所ということが理解しやすいように、身近に馴染みものや家族の 写真を置く、やさしく声かけする等の対応がケアのポイントになります。 不定期連載 ナースの視点de 日本では結核患者の高齢化が進んでいます。新たに結核と診断される方のうち 60歳以上の方が70%以上占めています。また、残念ながら結核は『過去の病気』 との認識が一般の方々のみならず医療関係者にもあり、集団感染がたびたび発生し ています。今回は『結核とはなにか』についてお話しします。 ・結核とは、結核菌という細菌が体の中に入り、主に肺の内部で増えることによっ て起こる病気です。日本では約8割が肺結核です。 ・初期の症状は風邪と似ていますが、咳、痰、微熱などの症状が長く続くのが特徴 です。また体重が減る、食欲がない、寝汗をかくなどの症状があります。 症状が悪化すると、だるさや息切れ、血の混じった痰、喀血や呼吸困難に陥ること もあります。特に高齢者は倦怠感が続いたり、急にやせ衰えてきたりしたら結核か もしれません。 ・結核を発病、排菌している人が咳やくしゃみをすると、その中に含まれる結核菌 が飛び散り、それを他の人が吸い込むことによって『空気感染』します。 結核菌を吸い込んでも必ず『感染』するわけではなく、多くの場合、 体の抵抗力により追い出され、感染しません。 しかしながら結核菌がしぶとく体内に残ることもあります。その場 合でもほとんどは免疫によって封じ込められ一生発病はしません。 『感染』しただけの状態なら周囲の人に『感染』させる心配はありま せん。 ・感染した後、結核菌が増殖して体の組織を冒してゆくことを『発病』といいま す。症状が進むと咳や痰と共に結核菌が空気中に『排菌』するようになります。 認知症の方には、夜間せん妄という周辺症状がでることがあります。認知症の 中核症状である「記憶障害や見当識障害」により、今いる場所や時間、この場所 にきた経緯などがわからないために、急な不安感・恐怖感に襲われることにより 起こると考えられます。 ・感染してから2年くらいのうちに発病することが多いとされている一方で、数年 ~数十年後に結核を発病することもあります。免疫力が弱っている時は、封じ込め られていた結核菌が再び活動を始め、発病しやすい状態と考えられています。抵抗 力、体力の低下している人、過労、栄養不良、特に高齢者は注意が必要です。 認知症の方の行動のほとんどには必ず理由があり、認知症の特徴を踏まえると さまざまなケアのヒントが見えてきます。 ・結核の予防として重要なのは普段からの予防意識です。定期検診をきちんと受け る、咳をする場合は他の人に向けてしない、マスクを着用すること(咳エチケット) が重要です。また免疫力が低下しないよう栄養バランスの良い食事と十分な睡眠、 適度な運動も大切です。結核は正しい知識を知り行動していればそれほど恐れる 必要はありません。2週間以上咳や痰が続くようなら医療機関を受診しましょう。 早期発見は重症化を防ぎ感染の拡大を防ぎます。 大切なのは、その人の立場になって考えて、不安感や恐怖感を緩和 してあげることです。 認知症の症状はその人の立場になって考えてみれば十分に理解できると 考えられるのです。 介護の知識50より抜粋 公益財団法人 結核予防会(JATA) 結核について 結核Q&Aより抜粋