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妊娠・出産・子育てを サポート(PDF)

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妊娠・出産・子育てを サポート(PDF)
妊娠・出産包括支援事業
妊娠期から子育て期の方とご家族が
笑顔になれるように
地域のみんなで支えあう
事業です
国の取り組み
現在、妊娠・出産・子育て期にあるお母さんたちは、少子化・核家族化・地域の人と人
とのつながりの減少により、相談相手がいない・相談先がわからない、また手助けしてく
れる人がいない等、日々育児不安や育児負担が増えてきています。
そのため国は、平成 25 年 6 月、
「少子化危機突破のための緊急対策」の 1 つとして「産
有田市住民の方が安心して楽しみながら子育てできるように、妊娠期から子育て期の方とそのご家
族が抱えるさまざまな不安や疑問など、母子保健コーディネーターが相談を受け、相談内容や要望
に応じて一人ひとりに適した情報提供や各機関と連携を行い、必要な支援が受けられるようにする
ことです。
後ケア」を打ち出しました。
しかし、このような「産後ケア」制度があるのは、少数の市・町・村に
限られており、ケアを受けるには多額の費用を要すること、また、制度の
家庭や地域での孤立感の解消を図ることができるように、助産師等の専門家による相談支援や、子
周知がされていなかったことなどから利用する人は少数でした。
育て経験者等の相談しやすい「話し相手」等による相談支援をしていくことです。
そこで国は、平成 26 年、今までの支援に欠けていた「産後ケア事業」と、
「産前・産後サポート事業」を組み入れ、各地域の特性に応じた妊娠から
出産、子育て期までの切れ目ない支援を行うための妊娠・出産包括支援
モデル事業を行うことを決めました。
宿泊型、デイサービス型、アウトリーチ型があり、助産師が心身のケアや休養、育児サポート等の
きめ細かい支援をしていくことです。
・宿泊型:病院施設を利用し 24 時間体制で支援
有田市の取り組み
・日帰り型(デイサービス型):日中、病院施設を利用した支援
・訪問型(アウトリーチ型):家庭を訪問し、各家庭環境に応じた支援
有田市においても国の現状とは変わりなく、核家族の増加、自分の出産を機に初めて
子供を見た・触ったなど育児初心者の増加、何も分からない育児に対して不安が多い、
サポートする側の親世代の高齢化や就労などの問題もあり、誰にも相談できず、また相
これらの事業をつなぐ調整役として
談場所が分からず支援が得られないまま、妊娠・出産・子育て期に不安やストレスを抱
え過ごしている人が数多くいます。
以前、人口 8 万人の有田医療圏内には 3 分娩施設がありました。しかしながら、平成
22 年に1施設が分娩を終了し、その上、平成 25 年 10 月、有田市立病院も産科医師不足
により分娩休止となり、現在、分娩できる施設は 1 施設のみとなりました。
母子保健コーディネーターは、有田市立病院の 8 名の助産師が専門性を生かしながら、子育て世代
地域の声としては、「有田市に産む病院がなく出産も子育てもしにくい町や」「お乳が
どれくらい出ているのか不安」「排気(ゲップ)や沐浴をなど育児に自信がない」「卒乳
の方が必要な支援を受けられるように
つなぐ役割(調整役)を担います。
や断乳の方法が分からない」など色々聞きたいことがあってもどこに相談すれば良いの
か分からないなどの投書や声が市役所等に数多く寄せられました。
そこで今回、有田市は、平成 26 年 10 月から国のモデル事業に参画していくことで、
「住民に安心して、楽しみながら出産・子育てできるまち」をコンセプトに、
「母子保健
相談支援事業」「産前・産後サポート事業」「産後ケア事業」を開始することとなりまし
た。
モデル事業を実施していくことで、妊産婦や母子またはそのご家族を守り、妊娠から
子育て期を笑顔で過ごせるまちづくりをめざし、多方面から包括した切れ目ない支援を
行っていきます。
妊娠~出産~子育て期の方やご家族(1 歳くらいまで)
妊娠初期から出産、子育て期までの妊産婦さんやご家族、また周囲の方からの様々な相談をお受け
いたします。不安に思っていることや疑問に感じたこと要望等がありましたら、遠慮なくご相談く
ださい。相談により不利益を被ることはありません。※秘密は厳守いたします。
支援をつなぐ 母子保健コーディネーター
妊娠期
産前・産後
子育て期
医療機関
妊婦一般健康診査、診察、検診、保健指導、集団指導、個人指導、産後ケア、育児相談など
保健センター(健康課)
母子手帳の交付、パパ・ママ教室、乳児訪問、ほのぼのステーション、離乳食教室、乳幼児健診、育児相談など
各保育所
いろいろな場所で支援が
福祉課
あるけど、どれを利用したら
保育の実施、延長保育の実施、保育所広域入所事業など
乳幼児医療費や子育て家庭の助成、各保育サービスなど
いいの?
子育て支援センター
出産
妊娠
育児相談、指導、育児サークルの支援など
育児サークル
親子遊び、友達遊びの支援、各種行事など
母子保健コーディネー
ターの支援内容
母子健康手帳の交付
時、顔合わせ、情報交
換、相談に対応する
*その後は電話対応
妊娠後期、
電話連絡を
行う
産後自宅訪問
(新生児または乳
児訪問)を行う
コーディネーターが不安や疑問、相談・要
望に応じて、各担当におつなぎします
Q:どこに相談すればいいの?
Q:どんなことを相談すればいいの?どんな内容でも聞いてくれるの?
A:まず、母子保健コーディネーターのいる有田市立病院に相談してください。
相談内容に応じて、母子保健コーディネーターが中心となって、各関連
医療施設や関連機関と連携し対応させていただきます。
A:一言で不安や心配事と言っても人それぞれです。初めての妊娠・出産・子育ての方であれば
すべてに対して不安があるはずです。また、経産婦さんであっても、不安はあります。
どのような小さなことであっても、「恥ずかしい」や「聞いても大丈夫かなあ」などと思わ
ず、すぐに相談してください。
Q:母子保健コーディネーターはどんな人で、何人いるの?
Q:相談は、本人でなくても大丈夫なの?
A:市立病院の助産師が母子保健コーディネーターの役割を担います。助産師は 8 名います。
Q:乳腺炎の対処や育児の方法・技術など誰が教えてくれるの?
A:乳房マッサージや育児の方法などに関しては、市立病院の助産師が担当します。宿泊型や
A:大丈夫です。ご家族からの相談も受けつけています。
Q:相談した内容は守られるの?
A:相談内容については、関係機関以外のところには秘密を厳守します。
日帰り型を受ける場合にも、市立病院の入院施設を利用していただきます。
Q:お金はかかるの?
A:相談など費用はかかりません。但し、助産師による乳房ケアや産後ケア等を利用された
場合には費用は発生します。
モデルケース①
母乳が足りているのかミルクは足さなく
て大丈夫かと判断に困ったとき
コーディネーターは、まずゆっくり話を聞き育児
全般に不安が強いと判断し、市立病院の産後ケア
利用を提案
モデルケース②
ママ友を作りたい、サークル等教えて欲しい
とき
コーディネーターは、子育て支援センターの
利用や地域の育児サークル、保健センター事
業の利用を提案
モデルケース③
自宅での沐浴方法を実母と一緒に教えて欲し
いときなど
コーディネーターは、話を聞き市立病院の産
後ケア利用を提案
市立病院で行われている産後ケア(育児相談、日
帰り型)を予約し利用
子育て支援センターの利用、また地域の育児サークル出席、
保健センター事業(ベビーマッサージ)を利用
市立病院で行われている産後ケア(訪問型)を予約し
利用
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