...

エアレスマニュアルガン 操作説明書

by user

on
Category: Documents
12

views

Report

Comments

Transcript

エアレスマニュアルガン 操作説明書
操作説明書
2015年2月
エアレスマニュアルガン
B_5040
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
目次
1
1.1
1.2
1.3
はじめに
概要
本操作説明書で使用する警告、注意、記号
言語
3
3
4
4
2
2.1
2.2
2.3
正しい使用
安全パラメータ
予測できる誤使用
残存リスク
5
5
5
5
3
3.1
3.2
3.3
識別マーク
CE 防爆マーク
Xマーク
銘板・表記
6
6
6
6
4
4.1
4.2
安全についての注意事項
作業者向けの安全についての注意事項
作業エリア内人員の安全についての注意事項
7
7
8
5
5.1
5.2
5.3
5.4
5.5
5.6
5.7
基本仕様
デザイン
装置のタイプ
使用範囲
運転説明
保護装置
支給範囲
データ
11
11
11
11
11
11
11
12
6
6.1
6.2
6.3
6.4
6.5
6.6
運転準備と操作
組立/準備スタッフ
組立とインストール
接地アース
安全チェック
塗料の準備
準備
13
13
13
14
14
14
15
7
7.1
7.2
7.3
操作
作業員の資格
安全規則
操作
16
16
16
16
8
8.1
8.2
8.3
8.4
8.5
洗浄と保守
洗浄
保守
塗料ホースの交換
ノズルシールの交換
フィルターの交換・洗浄
20
20
22
24
24
25
9
トラブルシューティング
26
10
10.1
修理作業
修理スタッフ
26
26
2
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
目次
11
廃棄
26
12
12.1
12.2
付属品
ノズル
中間アダプター
27
27
27
13
13.1
13.2
部品
部品の注文方法
部品リスト GM 1-350/530
27
27
28
14
14.1
14.2
14.3
14.4
製品保証
製品責任
製品保証
CE適合
ドイツ国内の規定およびガイドライン
30
30
30
31
31
1
はじめに
1.1
概要
本操作説明書の内容は、本装置の安全な操作、保守、洗浄、修理に関する情報で
す。操作説明書は装置の一部であり、作業要員とサービス要員は必ず使用してく
ださい。装置の操作は本操作説明書に従って、熟練したスタッフによって行って
ください。操作/修理要員は操作説明書に従って指導を受けてください。本操作
説明書に従わずに操作を行った場合、装置は大変危険となります。
3
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
1.2
本操作説明書で使用する警告、注意、記号
本操作説明書では、警告指示の記載により、ユーザーおよび装置に対する固有の危
険を強調し、危険を回避するための対策について述べています。この警告指示は、
以下のカテゴリーに分類されます。
危険
これは危険を警告する情報です!
危険 - 目前に直面している危険。
この警告指示を守らない場合に起こり得る結果を示していま
す。
遵守しなければ、死亡、重傷および重大な物的損
注意喚起語により、危険レベルを示しています。
害を引き起こします。
危険およびその影響を防止するための対策を示してい
ます。
警告
警告 - 起こりうる差し迫った危険。
遵守しなければ、死亡、重傷および重大な器物破
損を引き起こす可能性があります。
これは危険を警告する情報です!
この警告指示を守らない場合に起こり得る結果を示していま
す。
注意喚起語により、危険レベルを示しています。
危険およびその影響を防止するための対策を示してい
ます。
注意
注意 - 危険になりうる状態。
遵守しなければ、軽傷を引き起こす可能性があり
ます。
これは危険を警告する情報です!
この警告指示を守らない場合に起こり得る結果を示していま
す。
注意喚起語により、危険レベルを示しています。
危険およびその影響を防止するための対策を示してい
ます。
注記 - 危険になりうる状態。
遵守しなければ、器物破損を引き起こす可能性が
あります。
注記
これは危険を警告する情報です!
この警告指示を守らない場合に起こり得る結果を示しています。注意喚起語に
より、危険レベルを示しています。
危険およびその影響を防止するための対策を示しています。
注記 ― 特定性質、手順についての情報。
1.3
言語
本操作説明書は、以下の言語版が入手可能です :
言語:
注文番号
言語:
ドイツ語
2348756
英語
イタリア語
2355491
スペイン語
中国語
2356565
スウェーデン語
ノルウェー語 2356568
オランダ語
チェコ語
2356572
日本語
注文番号
2349369
2355493
2356566
2356570
2358025
言語:
フランス語
ロシア語
ポーランド語
フィンランド語
注文番号
2355489
2356564
2356567
2356571
このサービスマニュアル書は、以下の言語版が入手可能です :
言語:
注文番号
言語:
注文番号
2355506
ドイツ語
2355505
英語
その他言語については を参照してください。
4
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
2
正しい使用
2.1
安全パラメータ
Wagnerは、想定外の使用により生じたいかなる損害に対しても責任を負いかねます。
Wagnerが推奨する材料のみを使用してください。
作業時は全ユニットを作動させてください。
安全装置は取り外さないでください。
Wagnerの部品、付属品のみを使用してください。
機器は以下の条件でのみ使用してください :
操作要員は本操作説明書に沿って訓練されている。
本操作説明書に記載されている安全規定が遵守されている。
本操作説明書に記載されている操作、保守、修理情報が遵守されている。
国の法令必要条件、事故防止規定が遵守されている。
2.2
予測できる誤使用
以下の誤使用は人体への影響、器物損壊の恐れがあります :
接地されていない被塗物への噴霧。
システムの認められていない改造。
乾燥材量、または同様のコーティング材料を使った作業。(例:粉体)
欠陥のある部品、「付属品」の章に記載されている付属品以外の使用。
欠陥のある、またはねじれているホースの使用。
誤った設定値での作業。
食材の噴霧。
2.3
残存リスク
残存リスクは、正しく使用していても排除できないリスクのことです。
必要な場合、残存リスクは警告表示と禁止表示で示されます。
残存リスク
原因
結果
具体的対策
起こりうる段階
塗料と洗浄剤への
皮膚接触
塗料と洗浄剤の取
り扱い
皮膚刺激
防護服の着用
作業
アレルギー
安全データシート
の確認
保守
指定の作業エリア
以外の空気中の
塗料
指定の作業エリア
以外の塗料
健康上有害な化学
物質の吸入
分解
操作説明書と操作指 作業
示の遵守
保守
5
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
3
識別マーク
3.1
CE 防爆マーク
欧州指令 94/9/EC (ATEX 95) に定義されているように、本装置は爆発エリア(ゾー
ン1)での使用が可能です。
装置タイプ
製造者:
エアレスマニュアルガン
J. Wagner AG, CH - 9450 Altstätten
II 2G X
CE
防爆
II
3.2
欧州連合
防爆シンボル
装置クラス II
2
G
X
カテゴリー2(ゾーン1)
Ex-atmosphere ガス
特記
Xマーク
X: 最高表面温度は許容材料温度に準ずる。
許容材料温度については、「技術データ」の章を参照してください。
WAGNERスプレー装置の安全な取扱い
機器が金属物と接した場合、スパーク(発火)の恐れあり。
爆発環境下では:
機器をスチールや錆びついた鉄にたたきつけたり、押し付けたりしないでください。
スプレーガンの落下に注意してください。
スパークしにくい素材(例:真鍮(黄銅))で製造された工具のみを使用してください。
コーティング材料の発火温度
コーティング材料の発火温度が最高表面温度を越えることを確認してください。
クリーニング
表面に残留物が付着している場合、装置が静電荷を帯びる可能性があります。放電の場
合、これによって火花や火炎が生じることがあります。
伝導性を保つため、表面から残留物を除去してください。
3.3 銘板・表記
3.3.1 GM 1-530 銘板例
II 2G X
1
2
3
4
5
6
7
8
5
WARNING
6
SKIN INJECTION HAZARD
READ INSTRUCTION MANUAL
FIRE AND EXPLOSION HAZARD
READ INSTRUCTION MANUAL
1
Serial-No. XXXXX
J. Wagner AG
9450 Altstaetten
SWISS MADE
2
3
GM 1-530
MAX WPR
530 bar
7687 psi
7
シリーズナンバー
スプレーガンの名称
最高材料圧力
最高材料温度
警告
注入による怪我の恐れ/操作説明書を参照
火災や爆発の危険/操作説明書を参照
"警告 – 高温表面!"
MAX TEMP
85 °C
185 °F
4
8
B_5041
6
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
4
安全についての注意事項
4.1
作業者向けの安全についての注意事項
本操作説明書は、すぐに参照できるように、常に装置の近くに設置しておいて
ください。
労働安全および事故防止に関する現地の法規には、必ず従ってください。
4.1.1
電気装置
電気装置および運転設備
運転モードおよび周囲の影響に関する現地の安全要求事項に従って設置してく
ださい。
保守は、必ず熟練した電気技師が実施してください。
安全規則および電気工学的規則に従って操作してください。
問題が生じた場合は直ちに修理をおこなってください。
使用中、静電気のスパークが起こったり、電気ショックを感じた時には、直ち
に作業を中止してください。
可動部品への作業は電源を切ってから行ってください。作業工程表をスタッフ
間で共有してください。電気安全規定に従ってください。
4.1.2
操作/修理要員の適格性
装置の操作および修理は、必ず訓練を受けた要員が行ってください。
4.1.3
安全な作業環境
作業エリアの床は導電性であることを確認してください 。( 抵抗値は100
MOhm を超えることはできません )
作業エリア内にいる人はすべて、帯電防止靴を着用するなどして、必ず接地し
てください。帯電防止靴はヨーロッパ規定 (EN20344) に準ずる。絶縁抵抗値が
100 MOhmを超えないよう注意してください。
スプレー作業中は導電性グローブを身に着けてください。スプレーガンのハン
ドルを通してアースをとってください。
保護服や手袋を着用する際は、ヨーロッパ規定 (EN1149-5) に準ずること。絶縁
抵抗値が100 MOhmを超えないよう注意してください。
各自治体規定の条件を満たしたブースを使用してください。また、塗料や溶剤
の揮発蒸気が滞留しないように、作業現場は常に換気をしてください。
安全な作業環境のために、以下の部品が準備されていることを確認してくださ
い:
– 作業圧力に適した塗料/エアホース。
– 人体への安全用具。(呼吸マスク、皮膚保護服)
裸火、赤熱したワイヤー、高温面等の着火源が近辺に存在しないことを確認し
てください。作業エリアでの喫煙はやめてください。
7
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
4.2
作業エリア内人員の安全についての注意事項
本操作説明書に記載した情報、特に一般的な安全についての注意事項および警
告指示に従ってください。
労働安全および事故防止に関する現地の法規には、必ず従ってください。
4.2.1
WAGNER社製装置の安全な取り扱い
圧力のかかったスプレーは重大なケガの危険性があります。
塗料・溶剤・洗浄剤の体内への注入を防ぐために:
スプレーガンを絶対に人に向けない。
スプレーパターンに絶対に手を近づけない。
本装置を使うすべての作業の前、作業中断および装置故障の後にすべきこと:
- 圧縮空気の供給をストップしてください。
- スプレーガン、装置から残圧を抜いてください。
- スプレーガンをロックしてください。
- 故障の場合:不具合を特定し、「トラブルシューティング」の章に従って処置
を進めてください。
本装置は安全な作業のため、熟練した専門家(例:ワグナーサービス)によ
り、最低年に一回のチェックを行ってください。
- 電気部品については、次回作業時までに検査を終了してください。
「圧力リリース」の章に記載の作業手順を行ってください:
– 圧力リリースが必要な時。
– スプレー作業の中断、終了時。
– 装置の洗浄、保守作業時。
– スプレーノズルの装着、洗浄時。
塗料・溶剤による皮膚のケガが生じた場合は:
使用していた塗料、溶剤名を書きとめてください。
医師の診断をただちに受けてください。
反跳によるケガの危険を防ぐために:
スプレーガンでの作業時は、しっかりとした地面の上で行ってください。
長時間続けてスプレーガンを握ることは避けてください。
4.2.2
装置の接地
装置への静電気帯電を防ぐために、装置の接地アースを行ってください。
静電気電荷とスプレーの流速によっては、装置が帯電する場合があります。放電
の場合、これによって火花や火炎が生じることがあります。
塗装作業の前には必ず、装置が接地されていることを確認してください。
被塗物のアースを確認してください。
作業エリア内にいる人はすべて、帯電防止靴を着用するなどして、必ず接地し
てください。
スプレー作業中は、導電性グローブを身に着けてください。スプレーガンのハ
ンドルを通してアースをとってください
8
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
4.2.3
塗料ホース
ホースの素材が作業材料と洗浄剤に対して化学的耐久性があることを確認して
ください。
塗料ホースが装置で発生する圧力に対し耐久性があるか確認してください。
以下の情報が高圧ホース上に記載されていることを確認してください。
– 製造者
– 許容作業圧力
– 製造年月日
ホースが正しく設置されているか確認してください。いかなる場合でも、以下
のような場所にホースを設置しないでください:
– 交通量の多い場所
– 鋭く尖った角部
– 可動部
– 高温部
フォークリフトやその他車両にホースが踏まれないよう注意してください。外
部から圧力がかかる場所に設置しないでください。
ホースのよじれがないか確認してください。折曲げ半径を確認してください。
ホースで装置を引っ張ったり、動かしたりしないでください。
塗料ホースの電気抵抗が1MOhm 以下に保たれていることを確認してくださ
い。
サクションホースには圧力がかからないように注意してください。
液体の中には、高い拡大係数を持つものがあります。
場合によっては、液体体積がホース、接続部への損傷で大きくなり、流体の漏れを
引き起こす可能性があります。
ポンプが密閉されたコンテナから液体を吸い上げる際は、コンテナ内に空気が入る
ようにしてください。これにより負圧を避けることができます。真空状態ではコ
ンテナが内破する恐れがあり、内容物(液体)の漏れにつながります。
4.2.4
洗浄・フラッシング
装置の圧力をリリースしてください。
装置を停止してください。
非可燃性の洗浄剤を使用してください。
塗料メーカー記載の注意事項に従ってください。
洗浄剤の引火点は周囲温度より少なくとも15 ℃高い必要があります。換気ブー
スを運転しながら洗浄してください。
作業場の安全事項を確認してください。(4.1.3章参照)
下記の条件によって、洗浄後も可燃性ガス/混合物がスプレーガン内部に残っ
ている場合があります。
– 使用するコーティング剤
– 使用する洗浄剤(溶剤)
爆発性ガス/混合物がコンテナ内に閉じ込められていないか
9
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
洗浄剤には伝導性のコンテナを使用してください。
コンテナをアース接続してください。
爆発性ガス/混合物がコンテナ内に閉じ込められる恐れがあります。
溶剤を用いて洗浄する際は、小さい開口部 (注入口) 付きの容器内へのスプレー
をやめてください。
外側の洗浄
スプレーガンの外側(表面)を洗浄する際は以下のことに注意してください:
圧縮空気供給ラインの接続を外してください。
洗浄には、溶剤で湿らされた布とブラシを使用してください。研磨性の洗浄
剤、固い物やスプレーを使った洗浄はやめてください。スプレーガン表面の傷
には十分に注意してください。
電気部品の洗浄はやめてください。
4.2.5
塗料の取り扱い
塗料の調製や処理をする場合は、塗料メーカーの記載事項をよく読んでくださ
い。
規程の安全対策、特に安全眼鏡と防護服を着用してください。
必要な場合は、防塵マスクを使用してください。
健康と環境を十分保護するために、本装置の操作は、塗装ブースの中、あるい
は換気(排気)付きのスプレーウォールに向けて行ってください。
高温度材料を使用する場合は、適切な防護服を着用してください。
4.2.6
高温部への接触
警告
高温度材料!
火傷の恐れ
帯電防止の保護手袋を着用してください。
43 °C(109.4 °F)以上のコーティング剤を使用する際
は、高温部への接触に注意してください。
高温部への接触は保護グローブ着用時に限ります。
43 °C(109.4 °F)以上のコーティング剤を使用する際は:
- 「注意:高温」のラベルが装置に貼られていることを確認してください。
注文番号
9998910
情報ラベル
9998911
保護ラベル
注意:2つのラベルを同時に注文してください。
10
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
5
基本仕様
5.1
デザイン
A
A
G
G
F
F
B
B
E
E
D
D
C
C
B_5042
A
B
C
D
5.2
名称
プレロードナット
ロック装置
スイベルジョイント
トリガー
名称
E ノズルホルダー
F 回転式ノズル(供給範囲外)
G ガンハウジング
装置のタイプ
エアレスマニュアルガン
5.3
使用範囲
液体のコーティング剤を高圧霧化(エアレス手法)
5.4
運転説明
高圧ポンプがコーティング剤を吸い上げ、圧力をかけてスプレーガンのノズルへとコーティング剤を
運びます。コーティング剤は高圧力でノズルを通り霧化されます。ロック装置(B)をリリースし、ト
リガー(D)が引かれると材料バルブが開きます。ノズルの選定によって、吐出量およびスプレー幅は
変わります。
5.5
保護装置
ロック装置(B)でスプレーガンをロックします。
ノズルホルダー(E)には接触防止ガードがついています。
B
5.6
支給範囲
E
B_5302
本エアレスマニュアルガンは2種類 (350 bar と 530 bar) のバージョンがあります。ノズル選定は使用
材料や作業内容によりますので、供給範囲に含まれていません。ノズル選定表は12章を参照。
1
注文番号
2349286
名称
GM 1-350
1
2349287
GM 1-530
適用範囲
35 MPa; 350 bar; 5076 psi, NPSM1/4" (塗料ホース接続), 表面仕上げ
53 MPa; 530 bar; 7687 psi, NPSM1/4" (塗料ホース接続), 重防食コ
ーティング
11
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
5.7
データ
5.7.1
塗料接面の素材
金属
カーバイド
ステンレススチール 1.4301
5.7.2
ステンレススチール 1.4305
ステンレススチール 1.4104
アルミニウム
プラスチック
UHMW-PE
適応塗料
トップコート塗料、下塗り塗料、防錆剤、ラッカー、ステイン、剥離剤などの溶剤系、水性材料 上記
以外の材料を使用される場合は、WAGNERまでお問い合わせください。
注意:
コーティング剤の詳細についてはお近くの塗料販売店、塗料メーカーまでお問い合わせください。
5.7.3
技術データ
説明
最大材料圧力
材料入口
フィルター *
重量
材料の pH 範囲
最大材料温度
騒音レベル (12 MPa; 120 bar;
1,740 psi 材料圧力 **)
保管場所の周辺温度
組立場所の周辺温度
保管場所、組立場所の適性湿度
寸法
単位
MPa; bar; psi
inch
メッシュ
g; oz
pH
°C; °F
dB(A)
°C; °F
°C; °F
%
mm; inch
エアレスマニュアルガン
GM 1-350
GM 1-530
35; 350; 5076
53; 530; 7687
NPSM 1/4"
50, 100, 150, 200
511 g; 18.0 oz
581 g; 20.5 oz
3.5 – 9.0
85; 185
75
-20 – 60 ; -4 – 140
0 – 40; 32 – 132
10 – 95
長さ: 163; 6.42
高さ: 195; 7.68
幅: 39; 1.54
* フィルターに関しては 13.2 章参照
** DIN EN 14462: 2005に準拠し、0.5mの距離で測定された音圧レベル
12
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
6
運転準備と操作
6.1
組立/準備スタッフ
組立、準備は熟練した技術者が行ってください。
組立、運転時は、必要なすべての装置の操作説明書と安全規定に従ってください。
組立、準備が終わった後は、熟練した技術者が装置の状態を確認してください。
6.2
組立とインストール
6.2.1
一般的なエアレススプレーシステム
D
F
C
I
K
B
E
G
A
J
H
B_05044
A
B
C
D
E
F
材料ポンプ
圧力エアー締切バルブ
圧力レギュレータ
接地(アース)ケーブル
高圧塗料ホース、帯電性
エアレスマニュアルガン
G
H
I
J
K
高圧フィルター、液圧リリース
リターンライン
ポンプトロリー
サクションシステム
圧縮エアー
エアレスマニュアルガン GM 1-350/530 は、スプレーシステムを構成するために、
他の部品と組み合わせて使用する必要があります。図のシステムはエアレススプレ
ーシステムの一例です。WAGNER販売店はあなたのニーズに合わしたスプレーシ
ステムを構成するために喜んでお手伝いをします。
準備を開始する前に、すべての構成部品の操作説明書と安全規定をよく読み、理解
しておく必要があります。
13
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
6.2.2
スプレーブースの換気
4.1.3 章の安全規定を守ってください。
使用する材料に適したスプレーブース内で作業を行う。
または
排気システムが付いたスプレーウォールに向けて作業を行う。
その他、国・自治体の法律規定に従う。
6.2.3
材料の固形
注記
スプレーシステム内の不純物!
材料の固形によるスプレーガンの詰まり
適切な洗浄剤でスプレーガンとシステムを洗浄してください。
6.3
接地アース
4.2.2 章の安全規定を守ってください。
警告
溶剤を含んだ大気中に静電荷を帯びた機器の放出 !
スパークによる爆発の恐れ。
すべての機器のアースを取る。
被塗物のアースを確認してください。
伝導性の接続(等電位化ケーブル)を使用してください。
6.3.1
接地アースの確認
毎日:システムの接地を目視で確認
6.4
安全チェック
毎日:接地アース(6.3章)とホース(8.2.3.1章)を確認
6.5
塗料の準備
塗料の粘度はスプレー品質に影響します。最も適した粘度は 80-260 mPas です。
塗料の希釈については塗料メーカーの記載事項に従ってください。
14
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
6.6
準備
6.6.1
安全規則
4 章の安全規定を守ってください。
6.6.2
始動準備
注記
スプレーシステム内の不純物!
スプレーガンの詰まり
運転準備前に適切な洗浄剤でスプレーガンとシステムを洗浄してください。
6.6.3
運転準備
1. ガンの安全ロックをかけます。
2. 塗料ホースをスプレーガンと材料供給ポンプに接続します。
3. フィルター付のスプレーガン 適切なフィルターを挿入してください。
(13.2章参照)
4. ノズルホルダーにサドル、シールを取り付けます。ProfiTipノズルを押し込み
ます。ノズルホルダーをスプレーガンに固定します。最後にレンチ(サイズ
30)でノズルを締めます。
5. システムの全構成部品の許容圧力を確認してください。
6. 作業エリア内の装置およびすべての導電部が接地されていることを確認して
ください。
7. システム全体における漏れを確認するには、適切な材料を使用し、銘板に記
載されている最大圧力まで徐々に圧力を上げてください。
注意:
作業圧力を 100 bar; 10 MPa; 1450 psi に設定します。
トリガーを引き、ガンがスムーズにリリースされるか確認します。
8. スプレーガンから圧力を抜いて、ロックします。
6.6.4
安全な作業条件の確認
組立、準備が終わった後は、熟練した技術者が装置の状態を確認してください。
これは以下のことを含みます:
- 8.2.3章に従って、安全チェックを実施します。
15
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
7
操作
7.1
作業員の資格
作業員はシステム全体の装置の操作方法を理解していること。
作業員は誤った使用における危険性と保護装置を理解していること。
作業員は作業の開始前にシステム全体における適切なトレーニングを受けるこ
と。
7.2
安全規則
4.1 章、4.1.3 章、4.2 章、4.2.1 章の安全規定を守ってください。
7.3
操作
次のことを確認してください:
8.2.3章に従い、定期的な安全チェックを行う。
6.6章に従い、準備を行う。
7.3.1
エアレススプレーの開始
警告
高圧スプレー霧化!
塗料・溶剤の注入による生命の危険。
スプレーパターンに絶対に手を近づけない。
スプレーガンを絶対に人に向けない。
塗料・溶剤による皮膚のケガが生じた場合は医師の診断を
ただちに受けてください。その時は、使用していた塗料、
溶剤名を報告してください。
欠損した高圧部品は圧力を抜き、交換してください。
適切な保護衣、保護めがね、眼鏡類、呼吸器を着用してく
ださい。
1. 材料供給ポンプの作業圧力を約 10 MPa; 100 bar; 1450 psi に設定します。
2. スプレーガンのロック装置を外し、トリガーを引いてスプレーします。霧化
の状態を確認します。
3. 最適な霧化が得られる点まで材料供給ポンプの圧力を調整します。
注意:
- ノズル、材料圧力等、最適な設定を見つけれるまで調整します。
- 吐出量は材料圧力、温度、ノズルサイズによって調整できます。(7.3.3
章、12.1 章参照)
16
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
7.3.2
圧力リリース/作業の中断
以下の時、圧力は必ず除去してください:
- スプレー作業が終了した時。
- スプレーシステムの保守作業を開始する前。
- スプレーシステムを洗浄する前。
- システムを別の場所に移動する前。
- スプレーシステムの一部を点検する時。
- ガンからノズルあるいはフィルターを取り外す時。
CE適合スプレーシステムの圧力リリースの部品には以下が含まれます:
- 圧縮エアー供給元とポンプの間に取り付けられたエアーコック
- ポンプとスプレーガンの間に取り付けられた材料圧力リリーフバルブ
第 4 章の安全についての注意事項を参照してください。
圧力リリースの手順:
1. スプレーガンをロックします。
2. ポンプへのエアー供給を中止しエアーモーターのエアー圧力をリリースしま
す。
3. スプレーガンのロックを外します。
4. ガンの導電部を金属性容器に押し付け、圧力がなくなるまでトリガーを引きま
す。
5. スプレーガンをロックします。
6. 材料圧力のリリーフバルブを開きます。
上記の手順を行っても圧力が残っている場合:
- ノズルの詰まり:ユニオンナットをゆっくりと緩め、残りの圧力をリリースし
ます。
- 塗料ホースによる遮断:ホース接続部をゆっくりと緩め、残りの圧力をリリー
スします。
注意:
圧力リリースの際は、常に上記の手順に従って行ってください。
17
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
7.3.3
エアレスノズルの交換
注記
エアレスノズルの欠陥!
塗装品質不良の原因。
エアレスノズルの取扱いに固い尖った物を使用しないでください。
ノズルはエアレスガンを分解せずに簡単に取り外し
交換できます。
1. スプレーガンの圧力をリリースします。(7.3.2章参
照)
2. スプレーガンをロックします。
3. ノズルホルダーからノズルを取り外します。注意:
回転式ノズルを取り外す時は、常にスプレーガンを
床に向けて行ってください。回転式ノズルとバルブ
シートの間に材料が残っている場合があります。
4. 新しいノズルをノズルホルダーに取り付けます。回
転式ノズルのチップがスプレー方向を向いているか
確認してください。
B_5049
7.3.4
エアレスノズルの洗浄
エアレスノズルの取り外し、取付方法は 7.3.3 章を参照してください。
エアレスノズルは材料メーカー推奨の洗浄剤に浸けていただけます。
18
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
7.3.5
1.
ノズル詰まりの除去
スプレーガンの圧力をリリースします。(7.3.2章参照)
2. スプレーガンをロックします。
3. 回転式ノズルを 180° 回転させ、チップがスプレー方向と反対にくるようにします。
注意:回転式ノズルを取り外す時は、常にスプレーガンを床に向けて行ってください。回転式
ノズルとバルブシートの間に材料が残っている場合があります。
4. スプレーガンのトリガーを素早く一瞬引いて圧力で詰まりを除去します。
注意:
ノズルが反対方向に向いている間はトリガーを一瞬だけ引いてください。
B_5054
7.3.6
1.
水平/垂直スプレー
スプレーガンをロックします。
2. ノズルホルダーを希望する位置にあわせます。
注意:常にノズルホルダーは時計方向(図を参照)に回すことで、接続部の緩みを防ぎます。希
望する位置に合わせた後は、ノズルホルダーがしっかりと締まっているか確認してください。緩
んでいる場合は、締めます。
垂直スプレー
水平スプレー
B_5303
19
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
8
洗浄と保守
8.1
洗浄
8.1.1
洗浄スタッフ
洗浄作業は熟練したスタッフが定期的に行ってください。スタッフは安全規定につ
いて理解している必要があります。
洗浄作業中は以下の危険が潜在します:
溶剤蒸気の吸い込みによる健康被害
不適切な洗浄キットの使用
8.1.2
安全規則
危険
爆発性ガス/エアー混合物!
飛散した部品、火傷による生命の危険。
密閉容器内には絶対にスプレーしないでください。
容器を接地してください。
警告
爆発環境!
アルミニウムがハロゲン化炭化水素と接触するとき、爆発性
ガスが発生します。
アルミニウムを洗浄する時は、ハロゲン化炭化水素を含む
液体を使用しないでください。
警告
溶剤を含んだ大気中に静電荷を帯びた機器の放出 !
スパークによる爆発の恐れ。
すべての機器のアースを取る。
被塗物のアースを確認してください。
20
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
8.1.3
スプレーガンのフラッシング・洗浄
B_5045
ロック装置オン
4 章の安全規定を守ってください。
スプレーガンは毎日洗浄してください。フラッシング・洗浄に使用する洗浄剤は、
使用材料に適したものを使用してください。
注意:
塩化メチレンはスプレーガンおよびその他システム部品のフラッシング・洗浄に
推奨されません。
スプレーガンの圧力をリリースします。(7.3.2章参照)
スプレーガンをロックします。
洗浄剤供給元へ接続します。
エアレスノズルを取り外し別途洗浄します。(7.3.3 と 7.3.4章参照)
洗浄剤供給元の最大圧力を 4 MPa; 40 bar; 580 psi に上げ、スプレーガンのロ
ックを外しフラッシングします。
6. スプレーガン、装置から残圧をリリースします。
7. スプレーガンをロックします。
8. 塗料メーカー推奨の洗浄剤を使用し、スプレーガンのボディを洗浄します。
布もしくはブロワ―で乾燥させます。
1.
2.
3.
4.
5.
21
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
8.2
保守
8.2.1
保守スタッフ
保守作業は熟練したスタッフが定期的に行ってください。スタッフは安全規定につ
いて理解している必要があります。
保守作業中は以下の危険性が潜在します:
- 溶剤蒸気の吸い込みによる健康被害
- 不適切な工具、キットの使用
保守作業終了後、作業監督者が装置の状態をチェックしてください。
8.2.2
安全規則
危険
不正な保守/修理!
生命への危険、機械の損傷の恐れ。
WAGNERサービスまたは訓練を受けた要員のみが修理、
部品交換を行ってください。
「部品リスト」に記載されている部品のみ交換または修理
してください。
作業開始前または作業中断の場合は:
- 圧縮空気の供給をストップしてください。
- スプレーガン、装置から残圧を抜いてください。
- スプレーガンをロックしてください。
作業開始前に本操作説明書を熟読してください。
4 章と 8.1.2 章の安全規定を守ってください。
保守作業前
- システムのフラッシングと洗浄を行います
8.1.3 章
保守作業後
- 8.2.3章に従って、安全チェックを実施します。
- 6.6 章に従って、システムを作動させ漏れをチェックします。
液体放出装置のガイドライン(ZH 1/406 と BGR 500 パート2、2.29、2.36章) に
従い:
- 技術専門者(WAGNERサービスなど)による最低年一回のチェックを行っ
てください。
- 電気部品については、次回作業時までに検査を終了してください。
22
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
8.2.3
安全チェック
毎日:接地アース(6.3章)とホース(8.2.3.1章)を確認。
8.2.3.1
塗料ホースとカップリング
危険
ホース、取付部品の破裂 !
塗料・溶剤の注入、部品の飛散による生命の危険。
ホースの素材が使用材料と洗浄剤に対して化学的耐久性が
あることを確認してください。
スプレーガン、接続部品、塗料ホースが装置で発生する圧
力に耐久性があることを確認してください。
以下の情報がホース上に記載されていることを確認してく
ださい。
- 製造者
- 許容作業圧力
- 製造年月日
ホースの寿命は、正しく使用していても作業環境により短縮します。
ホース、パイプ、カップリングを毎日チェックし、必要であれば交換してく
ださい。
すべての接続部から漏れがないか確認してください。
さらに、ホースの摩耗、損傷をあらかじめ設定した作業の中断ごとに点検し
てください。点検表は大切に保管してください。
23
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
8.3
塗料ホースの交換
1. 8.1.3 章に従って、スプレーガンをフラッシング・洗
浄します。
2. 7.3.2 章に従って、スプレーガンと装置から圧力をリ
リースします。
3. スプレーガンをロックします。
塗料ホース
4. オープンエンドスパナ B を接続部にしっかりと当て
ます。
5. オープンエンドスパナ A でナットを外します。
B
A
組立:
1. 2つのオープンエンドスパナを使用して塗料ホースを
締めます。
説明
GM 1 350 / 530 (NPS1/4")
8.4
スパナ A
スパナサイズ
17 mm
0.67 inch
B_5048
スパナ B
スパナサイズ
19 mm
0.75 inch
ノズルシールの交換
1. 8.1.3 章に従って、スプレーガンをフラッシン
グ・洗浄します。
2. 7.3.2 章に従って、スプレーガンと装置から圧
力をリリースします。
3. スプレーガンをロックします。
4. 回転式ノズル (A) を取り外します。
5. ノズルホルダー (B) を緩め、取り外します。
6. スクリュードライバーを使用し、サドル (C)
とノズルシール (D) を慎重に取り出します。
7. 取付方向(図を参照)に注意しながら、新し
いノズルシール (D) とサドル (C) をノズルホ
ルダーに取り付けます。
8. ノズルホルダーをスプレーガンに取り付け、
回転式ノズル (A) を押し込みます。
A
D
C
B
B_5051
注意:
回転式ノズルのチップはスプレー方向に向いてい
ることを確認してください。
24
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
8.5
フィルターの交換・洗浄
1. 8.1.3 章に従って、スプレーガンをフラッシング・洗浄します。
2. 7.3.2 章に従って、スプレーガンと装置から圧力をリリースします。
3. スプレーガンをロックします。
4. ガード (B) を使用してフィルタ―ハウジング (A) を緩め、取り外します。
5. フィルター (C) をフィルタ―ハウジング (A) から取り外します。
6. フィルタ―ハウジングとガンハウジングを適切な洗浄剤でしっかり洗浄します。
組立:
7. 新しいフィルター (C) の開口部を下に向けフィルタ―ハウジング (A) に取り付
けます。シール (F) の状態と取付位置に問題がないか確認します。
注記:シール (F) が損傷している場合は、こちらも交換してください。(注文
番号 364340)
8. ガードを使用してフィルタ―ハウジング (A) を締め付けます。
注意:フィルター (C) がフィルターソケット (E) に挟まっている場合は、ガンハ
ンドル (D) を引き抜いてフィルター (C) を慎重に取り出してください。
E
C
C
D
F
A
シール
取付位
置 (F)
B
B_5047
分解
25
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
9
トラブルシューティング
問題
吐出量が十分でない
スプレー効果が悪い
バルブロッドの漏れ
ガンが正しくシャッ
トオフしない
原因
ノズルが小さすぎる
材料圧力が低すぎる
スプレーガンのフィルターま
たはポンプの高圧フィルター
の詰まり
ノズルの詰まり
バルブロッドの軌道が短す
ぎる
対策
参照
より大きいノズルを選択します 12
材料圧力を上げます
フィルターを洗浄あるいは交換 8.4
します
ノズルの摩耗
材料圧力が低すぎる
材料粘度が高すぎる
ノズルを交換します
ポンプの材料圧力を上げます
塗料メーカーの指示に従って希
釈します
ノズルを洗浄します
7.3.4 / 7.3.5
バルブロッドを交換します
サービスマ
ニュアル参
照
バルブロッドを交換します
サービスマ
ニュアル参
照
ノズルの部分的な詰まり
バルブロッドのシールが損
傷、またはバルブロッド自体
が損傷
バルブシートまたはバルブボ
ールの損傷
ノズルを洗浄します
バルブロッドを交換します
7.3.4/7.3.5
サービスマ
ニュアル参
照
7.3.3
10 修理作業
10.1
修理スタッフ
修理作業は熟練したスタッフが慎重に行ってください。スタッフは安全規定につい
て理解している必要があります。サービスマニュアルに従って修理してください。
修理作業中には以下の危険性が潜在します:
- 溶剤蒸気の吸い込みによる健康被害
- 不適切な工具、キットの使用
修理作業終了後は熟練したスタッフが装置の状態をチェックしてください。
11 廃棄
装置を廃棄する時は、作業材料の廃棄と別に行ってください。
以下の素材が使われています:
ステンレススチール
アルミニウム
プラスチック
カーバイド
消費材料(塗料、接着剤、溶剤等)は現地の法規定に従って廃棄してください。
26
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
12 付属品
12.1
ノズル
Wagner Profi チップ HP ノズル選定表
ノズルの注文番号を調べるには表
の数字をチェックしてください。
例:ノズル 411 の注文番号は 1006411
注文番号 1006xxx
B_05058
209
211
213
215
217
219
221
223
223
223
309
311
313
315
317
319
40°
407
409
411
413
415
417
419
421
423
425
427
223
223
223
51
(2,0)
104
(4,0)
152
(6,0)
50°
60°
509
511
513
515
517
519
521
523
525
527
609
611
613
615
617
619
621
623
625
627
629
631
431
433
435
531
203
(8,0)
254
305
(10,0) (12,0)
535
543
552
80°
813
815
715
717
719
723
819
821
823
825
827
356
(14,0)
406
(16,0)
635
パターン幅 (inch)**
12.2
70°
塗料フィルター
穴
吐出量*
(メッシュ)
inch (mm)
l/min (gal/min)
0,007(0,18)
0,009(0,23)
0,011(0,28)
0,013(0,33)
0,015(0,38)
0,017(0,43)
0,019(0,48)
0,021(0,53)
0,023(0,58)
0,025(0,64)
0,027(0,69)
0,029(0,75)
0,031(0,79)
0,033(0,83)
0,035(0,90)
0,043(1,10)
0,052(1,30)
0,23 (0,061)
0,26 (0,069)
0,38 (0,100)
0,55 (0,145)
0,75 (0,198)
0,96 (0,254)
1,20 (0,317)
1,45 (0,383)
1,62 (0,428)
1,92 (0,507)
2,25 (0,594)
2,57 (0,679)
2,95 (0,779)
3,35 (0,885)
3,80 (1,004)
5,89 (1,556)
6,14 (1,622)
100
30°
50
111
113
115
20°
200
07***
09***
11
13
15
17
19
21
23
25
27
29
31
33
35
43
52
スプレー角度
10°
150
サイズ
* 吐出圧力 100 bar、試験液は水
** 吐出圧力 110 bar、被塗物との距離は 30 cm
*** パターン幅は環境により異なる
中間アダプター
注文番号
名称
2353547
中間アダプター "F" 11/16-16-UN
B_05300
13 部品
13.1
部品の注文方法
部品発送を確実にするため、次の情報を明記下さい。
部品リストの " " 項目に記載された数値は各機器に使用されている部品点数です。注文数
量には該当いたしません。
注文時には、下記内容もお知らせ下さい:
- 請求先
- ご担当者名
- 納入先
- 納入方法(航空貨物/郵便、船便、または陸路等)
27
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
部品リスト記載マーク
コラム”K”に記載の印:
磨耗品
注記:これらの部品は保証対象外です。
標準外部品
危険
不正な保守/修理!
生命への危険、機械の損傷の恐れ。
WAGNERサービスまたは訓練を受けた要員のみが修理、
部品交換を行ってください。
「部品リスト」に記載されている部品のみ交換または修理
してください。
作業開始前または作業中断の場合は:
- 圧縮空気の供給をストップしてください。
- スプレーガン、装置から残圧を抜いてください。
- スプレーガンをロックしてください。
作業開始前に本操作説明書を熟読してください。
13.2
部品リスト GM 1-350/530
部品リスト GM 1
1
2
3
4
4
5
6
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
35 MPa
注文番号
2347536
2346614
2353559
2353600
347335
2353607
2353556
2353546
9910403
2343085
2353611
2353613
43411
364340
2315723
2315724
2315725
2315726
53 MPa
注文番号
2346856
2346614
2353559
2353599
347335
2353606
2353556
2353546
9910403
2343085
2353611
2353613
43411
364340
2315723
2315724
2315725
2315726
名称
GM1
ハンドル
フィルタ―ハウジング(ガード付)
トリガーガードセット 4F
トリガーガードセット 2F
プレッシャースプリング
プレロードナット, 530 bar
プレロードナット, 350 bar
バルブロッド
中間アダプター "G" 7/8-14-UNF
キャップナット
ボルト
フィルターソケット シール付
スプレーガンボディ
ピン
フィルターシール
フィルターインサート、黄 100 メッシュ *
フィルターインサート、赤 200 メッシュ - 10個 *
フィルターインサート、青 150 メッシュ - 10個 *
フィルターインサート、黄 100 メッシュ - 10個 *
フィルターインサート、白 50 メッシュ - 10個 *
28
2015年2月
GM 1-350/530
注文番号 DOC2358025
操作説明書
16
17
18
19
20
1
1
1
1
1
2353548
2353549
9992590
9992804
2353551
2353548
2353549
9992590
9992804
2353551
シールキット PT-HD GM1 – 5個
ノズルホルダー PT-HD GM1
ロックタイト 222
ロックタイト 648
サービスセット GM1
磨耗品
= サービスセットに含む
標準外部品
6
3 Nm;
2.2 lbft
5
1
7
13
6
12
9
70 Nm;
51.6 lbft
8
18
16
10
17
16 Nm ;
11.8 lbft
9
11
19
4
4
2
15
14
3
B_5304
29
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
14 保証および適合宣言
14.1
製造物責任に関する注意事項
1990 年 1 月 1 日より適用される EG 指令に基づき、メーカーは全パーツがそのメ
ーカー製のものであるかまたはそのメーカーに承認されたものであり、または機器
が適切に運転されメンテナンスされていた場合に限り、損害補償義務を負うことが
義務付けられています。
他メーカーの付属品やスペアパーツをご使用になった場合には、その損害補償義務
は適用されないか、部分的にしか適用されないことになります。
WAGNER 社製のオリジナルの付属品またはスペアパーツをご使用になれば、安全
に関する規定がすべて満たされるという保証を得ることになります。
14.2
製品保証
当機器に対し、わが社は以下の規模で保証いたします:
顧客への引渡し後 1 シフト運転で 24 ヶ月以内に、または 2 シフト運転で 12 ヶ月
以内に、または 3 シフト運転で 6 ヶ月以内に、受け渡し前の状況の結果、ことに組
み立て方に欠陥があった、組み立てたコンポーネント材料が悪かった、または仕様
に欠陥があったなどの理由で、使用できなかったり使用上著しい影響が出た場合に
は、弊社が判断した方法でそれらすべての部品を改良するか新しいものに取り替え
てお届けします。
保証は、弊社の判断で機器またはスペアパーツを交換するかまたは修理するか決定
するという形で行われるものとします。そのために必要となる経費、ことに運搬、
旅費、作業費、材料費等は、機器があとから注文者の住所から別の場所へ移動され
たために費用が増加する場合を除き、弊社が負担します。
弊社は、以下の理由が原因で発生、または弊害として発生した損害には、なんの保
証もいたしません:
損害が弊社に起因するものでない限り、不適当または不当な使用法、組立に欠陥が
あった場合、または購買者または第三者による運転開始に欠陥があった場合、自然
摩滅、不適当な取扱やメンテナンス、不適当な粉体塗料や交換材料の使用、化学的
電気化学的または電気的影響
WAGNER
社製のものでないコンポーネントはそのメーカーの保証範囲に入りま
す。
パーツを交換しても、機器の保証期間が延長するものではありません。
機器は受領後、ただちに検査してください。明らかな欠陥があった場合には、保証
が切れないよう、機器受領後 14 日以内に納品会社か弊社まで書面でご連絡くださ
い。
弊社は、契約している企業に保証を満たす作業を行ってもらう権利を留保するもの
とします。
この保証サービスは納品書または請求書を提示していただくことが条件です。保証
の要件を満たさないと判断された場合には、修理費用は顧客が負担するものとしま
す。
この保証請求は、法的請求権、または弊社の一般業務条件により合意された請求権
をなんら制限するものではありません。
J. Wagner AG
30
2015年2月
注文番号 DOC2358025
GM 1-350/530
操作説明書
14.3
CE適合
ここに、供給した以下のバージョンが、下記の条項に適合していることを宣言しま
す:
GM 1-350
GM 1-530
ガイドライン:
2006/42/EC
94/9/EC
適用基準は、特に以下のとおりです:
DIN EN ISO 12100: 2010
DIN EN 1127-1: 2011
DIN EN 1953: 2013
DIN EN ISO 9001: 2009
DIN EN ISO/IEC 80079-34: 2012
DIN EN ISO 14462: 2005 + A1: 2009
DIN EN 13463-1: 2009
DIN EN 13463-5: 2011
DIN EN ISO 13732-1: 2008
DIN EN ISO 4413: 2010
適用国内技術基準および規格は、特に以下のとおりです:
Part 2, Chapter 2.36 Part 2, Chapter 2.29
注意:すべての上記タイトルはHeymanns Publishing House in Cologne、あるい
はインターネットから取得できます。
CE 適合証明書
CE証明書は装置と共に同送されます。追加コピーが必要な場合、下記品番をお知
らせ下さい。
注文番号:
2355332
14.4
ドイツ国内の規定およびガイドライン
パート2、2.36章「液体放出装置の作業」
パート2、2.29章「コーティング材料の作業」
洗浄装置のガイドライン
溶剤
発火リスクの回避
作業場所と装置
液体放出装置のガイドライン
注意:すべての上記タイトルはHeymanns Publishing House in Cologne、ある
いはインターネットから取得できます。
31
定
認
注文番号:2358025
版: 2015年2月
日本ワグナー・スプレーテック株式会社
〒574-0057
大阪府大東市新田西町2-35
TEL:072-874-3561
FAX072-874-3426
文書番号 11171735
改訂 -
仕様・部品番号は予告なく変更することがあります。
Fly UP