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「フェアトレードを考える」

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「フェアトレードを考える」
【論点1】:資料より、世界統一の国際フェアトレード認証ラベルができたことによるメリット/デメ
「フェアトレードを考える」
リットはどのようなものであると考えられるでしょうか。さらに、このラベルを作る際、誰の基準によっ
文学部1年
田村恵里佳
て判断されていると思いますか。
【問題意識】
最近よくスーパーやデパートで見かけるようになったものの一つにフェアトレード商品があげられま
す。そもそもフェアトレードとは、国際的な貧困対策や環境保護を目的とし、アジア、アフリカ、中南米
などの発展途上国から先進国への輸出において、需要や市場価格の変動によって生産者が不当に安い価格
で買い叩かれたり、あるいは恒常的な低賃金労働者が発生することを防ぎまた児童労働や貧困による乱開
発という形での環境破壊を防ぐことを目的としており、最終的には生産者・労働者の権利や知識、技術の
向上による自立を目指すべく行われているものです。フェアトレードの主な品目としてコーヒー、バナナ、
カカオのような食品、手工芸品、衣服があります。
【論点2】:フェアトレードの良い点/悪い点はどのようなものがあげられますか。
フェアトレードの起源は第二次世界大戦後の東欧といわれており、1960 年代にはヨーロッパ全体に広
まりました。その後、フェアトレードの考えに共感した流通ビジネスを巻き込みより一般市場向けの製品
の販売も開始され、フェアトレード認証マークも生まれました。現在では、イギリスやカナダを中心とし
た欧米ではフェアトレード認証製品の販売や利用を促進している街を認定する「フェアトレード・タウン」
制度が広がっているほか、スターバックスに代表されるような一般の企業も参入しています。
しかし外国と比べるといまだに日本国内ではフェアトレード商品があまり出回っておらず、「フェアト
レード途上国」といわれるまでになっています。また、これらは一見良いこと尽くめに見えますが、他の
類似商品と比べて価格が高いことや、大量生産が難しく、支援団体も資金力が乏しいところが多いためコ
ストがかかることなど様々な問題を抱えているのが事実です。そこで今回は、なぜこのような問題が発生
するのかを考え、今後のフェアトレードのあり方やそれに対する私たちの向き合い方を考えたいと思いま
す。
【論点3】:上記の論点を踏まえると、フェアトレードの今後のありかたはどのようなものであるべき
だと考えますか。
【論点0】:あなたは、フェアトレードという言葉を聞いたことはありますか?また、このような商品
を購入した経験はありますか?その他興味や関心など、自由に教えてください。
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