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選定機器一覧(中型機器) - 生命科学統合支援センター

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選定機器一覧(中型機器) - 生命科学統合支援センター
選定機器一覧(中型機器)
1.機器名:高速冷却遠心機(教育・研究支援センター、利用者)
更新
メーカー名
ベックマン
型式
価格
4,662,000 円
Avanti J-E
申請理由
現在支援センターで保有する冷却遠心機(日立 SCR20B)は購入から 30 年経過しており、老朽化と共に
当機種では対応できない遠心力の実験も増えている。特に血液からの DNA 抽出操作において操作の都合上
スイング型ローターで 5000G程度の性能がある冷却遠心機が必要である。更新された場合、適切な遠心力
で操作でき、また一度に処理できる数も増やせるため業務効率が上がることが期待される。ローターを替え
ることで大腸菌の集菌などにも利用できる。
利用状況・今後の利用見込みなど
2011 年度;43 回(705 分) 2012 年度;96 回(755 分)
DNA 抽出と大腸菌からのプラスミド抽出は主要な業務であり、年間を通した利用が見込まれる。
2.機器名:Varioskan Flash マルチスペクトロマイクロプレートリーダー(教育・研究支援センター、利用者)
更新
メーカー名
型式
価格
Thermo scientific
5250030 or 5250500
4,900,000 円~
申請理由
現行のプレートリーダーは型式が古く、すでに 15 年が経過しており、製造中止および修理不能となっている。
また、現行の機種は比色のみの測定であるが、申請機器は蛍光・発光・吸光分光測定が一台で測定でき、ハ
イスループットスクリーニングなど多くのユーザーにとって利用価値が非常に高いと考えている。さらに、申請機器では、
血液、培養細胞を用いた評価試験において被検出物となるタンパクの定量に蛍光を利用した ELISA ほか定量
キットを使用ができるようになり、研究の幅も広がるので申請を希望する(モノクロ光源の機種を希望)。
現在、数社のメーカーからデモを検討しておりますので、機器選定の際のご意見などもご記入願います。
利用状況・今後の利用見込みなど
2012 年度実績;484 件の利用回数
1
選定機器一覧(中型機器)
3.機器名:光学顕微鏡蛍光ユニットバ-ジョンアップ(教育・研究支援センター)
更新
メーカー名
型式
価格
オリンパス工学
インテリジュント顕微鏡システム蛍光ユニット
3,545,115 円
申請理由
2012 度導入インテリジュント顕微鏡 BX63 システムに蛍光ユニットを装着使用予定。現行蛍光顕微鏡
Axio Plan2 (2003 年導入)のメ-カ-サポ-トが 2014 年打ち切り予告、デジタルモノクロカメラ MRm のサポ
-トは現在既に終了しています。経年劣化(レンズ焼付、コ*ティング剥離)
、PC 能力脆弱(メモリ-不足による大
量デ-タ処理困難)などを、利用者から指摘されています。今後の対策として蛍光顕微鏡の更新ではなく、
現有機 BX63 に蛍光ユニットを装着して蛍光観察に対応することとしました。蛍光シグナル記録感度は、カ
ラ-カメラ対応となりますので、現行よりは低下する見込みです。
利用状況・今後の利用見込みなど
光学顕微鏡(BX63)利用;2013 年度 4-8 月 44 件(9研究ユニット)
。
蛍光顕微鏡利用;2013 年度 4-8 月 38 件(4研究ユニット)
。
4.機器名:ネオオスミウムコーター(教育・研究支援センター)
更新
メーカー名
型式
価格
メイワフォ-シス(株)
Neoc-Pro NC-TBH
3,493,350 円
申請理由
走査型電子顕微鏡観察用の試料作製において蒸着は必要不可欠の作業で、現在、電子顕微鏡室では購入後
19 年を経過した蒸着装置1台のみが稼働し、作業にあたっている。この蒸着装置は経年劣化のため蒸着時
の電圧変動が発生するなど不具合が発生するも、旧型式のため修理も不可能な状況であることから、早期の
更新が必要となっている。
今回、更新申請したオスミウムコーターは、金蒸着装置に比べ、
(1)ガス蒸着法のため凹凸のある複雑な
試料でも、全面に均一な極薄膜が形成できるため、チャージアップが生じにくい。(2) 現装置では 5 分以
上要するコーティング時間が、1/10 秒~数秒と大幅に短縮されるため、輻射熱による試料ダメージが皆
無である。よって、熱に弱い高分子試料や生物試料に最適である。(3)オスミウム被膜は完全な非晶質のた
め、高倍率観察においても金の被膜粒子のような粒状性はなく、微細構造が失われることがない。このよう
な特徴から、走査型電子顕微鏡像の大幅な質の向上が期待される。
また本装置は、卓上ドラフトシステム NC-TBH の採用により、高い安全性が考慮されている。
利用状況・今後の利用見込みなど
走査型電子顕微鏡は基礎系、臨床系のみならず工学部、農学部など他校舎からの利用者もあり、
毎日稼働している。本装置の導入により、大型試料や超高倍率観察を必要とする試料への対応が可能
になることで、JSM-6510LV 走査型電子顕微鏡(2010 年度購入)の特性が生かされ、利用者の更なる
増加が見込まれる。
現行機種の利用状況:
2011 年度 523 回/年、 2012 年度 613 回/年、 2013 年度 4-7 月 106 回
2
選定機器一覧(中型機器)
5.機器名 Gas Analyzer (呼気ガス O2,CO2 分析機)(教育・研究支援センター)
更新
メーカー名
型式
ML 206 型
AD INSTRUMENTS
価格
(定価)
1,470,000 円
申請理由
現在利用されている Gas Analyzer は 2001 年製であり、分析機器としては経年劣化が懸念される状態に
ある。実験動物に対する低酸素・高炭酸ガス環境等の暴露実験では、極限状態の設定条件を模索するなど、
分析値に±0.2%の精度を求められることも多い。臨床用の簡易的呼気ガスモニターでは分析精度が十分で
はなく、小動物の呼気ガス分析にも対応可能な本機を選択した。(sampling flow rate :35~200ml/min,
CO2 0~10% ±0.1%, O2 0~100% ±0.2% )
現在、マウス新生仔への低酸素環境暴露実験なども進行中であり、故障時には代替機もなく実験計画が中
断する。現在の利用状況としては年間に数件と少ないが、生理実験施設としては必須の機械である。実験部
品の入手や修理対応も困難となるため早期の更新が望まれる。
利用状況・今後の利用見込みなど
・今後の利用見込み: 呼気ガスや暴露環境中の O2,CO2 分析機は、これまで間欠的に利用されてきた研
究用の基本的な機器である。センター所有機器(除却済み)に替わり、小動物に対応可能なサンプリング量
の現在機種 ML205 型が、所有する研究者の厚意で共同利用されてきている。動物麻酔モニタリングとして
の呼気ガス CO2 測定にも利用できる。
6.機器名 中動物用レスピレーター(教育・研究支援センター)
更新
メーカー名
(株)シナノ製作所
型式
SN-480-5 型
価格
(定価)
615,000 円
申請理由
中動物用レスピレーターは、麻酔下の開胸術や呼吸管理を要する計測実験等に不可欠な機器であり、ウサ
ギなどを用いる実験者に利用されてきた。現在使用中の機器2台は、駆動部とピストンによる換気方式で長
年の使用に耐えてきたが、すでに老朽化(1974,1975 年製)が著しく、動作を信頼できる機器に更新する必
要が生じている。
利用状況・今後の利用見込みなど
最近の数年間は利用者が少なく、使用回数が年間5回程度ではあったため運用できていた。しかしながら、
レスピレーターは動物実験を行う上で設置されるべき基本的な機器であり、信頼性のある装置を提供するこ
とができなければ、今後、研究者が実験計画を立てる段階での支障となることは想像に難くない。イヌに替
わり得る中型動物としてウサギの需要は今後も見込まれるため、早期の更新を希望する。
3
選定機器一覧(中型機器)
7.機器名:データ解析用パソコン(教育・研究支援センター)
更新
メーカー名
型式
価格
DELL
PowerEdge R715
2,055,270 円
申請理由
現在 2009 年度に導入された解析用パソコン(Linux マシン)をマイクロアレイ発現データ解析業務および
次世代シークエンス解析業務に運用している。パソコンは消耗品であり、通常 5~6 年間の稼働により、ハ
ードディスクを含め故障する危険性が非常に高くなってくる。また今後のアレイチップ技術、次世代シーク
エンシング技術の飛躍的な進歩により、出力されるデータ量が更に膨大なものとなり、現状の解析用パソコ
ンの処理能力では対応できなくなる事態が予想される。既に、一部の次世代シークエンスデータ解析には現
行機種の処理能力では対応できない状況である。医学部分子生命科学の今西規先生の保有する解析サーバー
や国立遺伝学研究所の解析サーバーの貸借利用も検討しているが、大規模データの定型的な処理に関しては
充分な解析が行えるものの、運用環境に関する制約もあり、利用者毎の解析要望に応える為の各種解析ツー
ルの導入・様々な試行による解析条件の検討が難しい。利用者が必要とする多様な解析ニーズに応える為の
小回りの利く中型のデータ解析機器として、教育・研究支援センターでの円滑な共同利用を目指し、2014
年度以降の更新を希望する。
利用状況・今後の利用見込みなど
【2009~2013 年度上半期合計:126 件 利用者数 92 名】
2009 年度 :31 件 利用者数 24 名
2010 年度 :26 件 利用者数 22 名
2011 年度 :29 件 利用者数 13 名
2012 年度 :23 件 利用者数 19 名
2013 年度 上半期:17 件 利用者数 14 名
稼働時間 :業務時間内常時稼働
8.機器名:BenchPro™ 4100
更新
ウェスタン プロセッシング システム(利用者)
メーカー名
型式
価格
ライフテクノロジー
BenchPro™ 4100
680,000 円
機器仕様
本申請機器は、Western blot 時のブロッキングから抗体反応までを自動化するシステムである。現在、
Western blot ではこの作業には半日~1 日かかり膨大な時間を要している。本申請機器が導入されること
で、ユーザの時間的軽減が望まれるのではないかと考え導入を希望する。
4
選定機器一覧(中型機器)
9.機器名:蛍光撮影装置(利用者)
更新
メーカー名
型式
価格
ATTO
AE-9300H Ez-Capture MG
1,680,000 万円
申請理由
現在支援センター核酸部門に設置されている DNA 撮影装置は化学発発光検出に対応していない。サザン
ブロット、ノザンブロット等の検出に使用できる機種の設置を希望する。従来のアガロースゲルの撮影も可
能なので汎用性も高い。
利用状況・今後の利用見込みなど
核酸のゲル撮影の必要性は高く、広く利用される見込みがある。
10.機器名:ロータリーミクロトーム(利用者)
新規
メーカー名
型式
Thermo Scientific(株) HM355S
価格
3,300,000 円
申請理由
形態の観察はパラフィン包埋が主流で行われておりますが、現在では様々な方法が開発され、各実験において
多様化してきております。最近、テクノビット包埋は①包埋方法が簡便、②観察像が綺麗、③誰がやっても同じ
像が得られるなどの特徴から各実験系で使用されてきております。特に、泌尿生殖器系や免疫系の形態学的
観察は実質系臓器と異なり、管腔構造が多く、通常のパラフィン包埋では管腔と管腔の間の間質と離れてしまう
現象が多々あり、障害像の判断に支障をきたします。その点、テクノビット(樹脂)包埋ではその現象が改善でき、
形態観察に適しております。また、実質系臓器でもパラフィン包埋より綺麗に観察が可能になります。しかし、
現在東海大学に配備されているミクロトームはテクノビット包埋の簿切に対応しておりません。そこで今回、申請した
ミクロトームを導入し、研究支援業務の推進を図りたい。
利用状況・今後の利用見込みなど
支援センターでは、2010 年度 4507 個、2011 年度 5892 個、2012 年度 3644 個、のパラフィン包埋ブロッ
クが作製され、51 名の研究代表者が使用しています。それらの一部においてテクノビット包埋が有効であ
ると思われます。
11.機器名:Circuit Altamira(利用者)
新規
メーカー名
型式
ジャストメディカルコーポレーション
価格
3,800,000 円
機器仕様
経皮的冠動脈治療用のバルーンやガイドワイヤーの通過性の評価やガイディングカテーテルの形状や太さによるバックアップ
計測と評価、またガイディングカテーテル形状を新作したモデル評価に使用。
5
選定機器一覧(中型機器)
12.機器名:小動物用非観血血圧計 CODA ハイスループットシステム(8 チャンネル)(利用者)
新規
メーカー名
型式
価格
ヘクバテック・ライフサイエンス・ソリューションズ
MouseSTAT+CODA モニター
7,000,000 円
機器仕様
ボリュームプレッシャレコーディング(VPR)センサー技術(特許)を使いマウスやラットのテールの血圧を正確に計測
するシステム。同時に最大 48 匹の測定が可能。ディスプレイに 48 匹すべてのデーターを表示可能。6 種類の血
液パラメーター:収縮期、拡張期、平均血圧、心拍数、テールの血液量及び血流。体重 8gから 950gまで
測定可。放射線環境下にある麻酔中の小動物-MRI 使用可。4 号館で測定希望。
13.機器名:Stat Vein+難採血部位画像キャプチャーシステム(利用者)
新規
メーカー名
型式
価格
1,360,000 円
テクノメディカ
機器仕様
CT,MRI 採血時に有用。透析シャント血管内治療時の評価。肺塞栓予防のための弾力ストッキング着衣時の評
価。
14.機器名:LC model(利用者)
新規
メーカー名
型式
価格
(株)エルエイシステムズ
LC model
1,620,000 円
機器仕様
MR スペクトロコピーは MRI における体内の代謝産物をケミカルシフトを利用して非侵襲的に観察する手法。
LC model
は体内の水のピークを参照することおよび MRI 装置の特性を考慮した basis set を用いることによりケミカル
シフトで観察される体内の代謝産物を定量的に算出するソフトウェアである。
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