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【海】学部案内 - NAGASAKI UNIVERSITY -Faculty of Fisheries

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【海】学部案内 - NAGASAKI UNIVERSITY -Faculty of Fisheries
2013年
Faculty of Fisheries
Nagasaki University
果てしなく続く海
深い海
さあ 今こそ
未知の世界
神秘の世界を探ろう
それが長崎大学水産学部です
1
FACULTY OF FISHERIES, NAGASAKI UNIVERSITY.
海の科学へようこそ
水産学=水産科学は、サカナを捕るという生
活の糧から始まった科学分野です。現在の研究
対象は、海の環境、海に生きている物の生態、
海からの生産、生産物の流通・利用、海に関わ
る社会と経済まで大変幅広く、海に関わるいろ
いろな産業が抱える問題解決という大きな役割
を担っています。水産科学の分野が抱えている
課題には、地球の温暖化対策や海洋環境の保全、
水産学部長 橘 勝康
生物資源の適正な管理と持続的な利用、海に関
わる生物資源の増養殖法の研究開発、食糧自給
率の向上、安全で安心な食品の供給、私たちの
食に関する様々な知識とそれを選択する判断力を身に付けるための取組の推進まで多
岐にわたっています。長崎大学水産学部が関わっているすべてが私たちの社会におけ
る基本課題に関わるものばかりです。水産科学は、海を通じて現代社会とその未来を
研究する分野ということもできます。
長崎大学水産学部は日本において数少ない水産科学を追究する学部です。私どもの
学部は長崎という豊かな海洋資源に恵まれた環境に位置しています。長崎県は西日本
でも水産業が盛んな県で、長崎大学水産学部だからできること、あるいはしなければ
ならないことを中心に、長崎大学全体や国内、近隣諸国などの教育・研究機関等と共
同で教育と研究を進めています。干潟の発達した独特の生態系を持つ有明海、国際漁
場となっている東シナ海、美しい景観をもつリアス式海岸や数多くの島々を舞台にし
ながら教育と研究を行っている長崎大学水産学部をぜひ訪れてください。
未来に向けた豊かで安定した食生活を築くために、水産科学を私たちと一緒に探求
してみませんか。
2
教育課程
水産学部の教育課程は教養教育科目と専門教育科目から構成されています。
それぞれ卒業までに46単位、79単位の科目を履修します。1年次から4年次にか
けて、最初は教養教育科目を多く、後半は専門教育科目を多く履修できるよう4
年間のカリキュラムを体系的に編成しています。
水産学部
(110名)
2年次
3年次
4年次
教養教育科目
(46単位)
卒業研究
専門教育科目
(79単位)
就職・大学院進学など
1年次
次の資格を取得できます
在学中に所定の科目の単位を取得すると、高等学校教諭一種免許(水産・理
科)が取得できます。なお、教員免許取得希望者にはガイダンスを設けて指導
しています。食品衛生管理者の資格は、所定の科目の単位を取得して本学部を
卒業した後に関係の職場に就職して申請すると、無試験で取得できます。また、
食品衛生監視員採用試験の受験資格が得られます。
その他に、公害防止管理者の資格等、在学中に学部の講義を受講すると試験
に有利となる資格もあります。
また、長崎大学水産学部の技術者教育プログラム(詳細は11〜12ページ)は
平成15年度に日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定を受けたため、卒業生
は国家試験である技術士の第一次試験が免除され、登録すれば技術士補の資格
を取得することも可能です。
7
FACULTY OF FISHERIES, NAGASAKI UNIVERSITY.
専門教育科目については、幅広い水産科学を体系的に学べるよう履修コース
という形で授業科目を体系化しています。履修コースの選択は、1年次後期に学
生の希望に基づき行われます。4つの履修コースともそれぞれ4年間の勉強の締
めくくりとして卒業研究を行います。研究室の選択は3年次後期に学生の希望に
基づき行われます。
1年次
2年次
3年次
4年次
海洋生産管理学コース
卒
水
業
産
海洋生物科学コース
研
学
究
部
海洋応用生物化学コース
海洋環境科学コース
水産学部の教育では、練習船や実習工場、環東シナ海環境資源研究センター
などの実習施設を最大限に活用した人材の育成を行っています。また、個々の
学生に助言教員を割り当て、卒業まできめ細やかな助言活動を行っています。
さらに、「インターンシップ制度」を取り入れ、学部学習の一貫として企業等
で就業経験を積むことを推奨しています。毎年多くの学生がこの制度を活用し、
就業経験を積んでいます。
8
履修コース
海洋生産管理学コース
海洋に生息する限られた生物資源を枯渇させることなく有効かつ適正に生
産し、維持・管理するために必要とされる基礎的理論、解析方法、技術につ
いて学びます。また、海洋生物を利用した産業の実態とその将来を国際的・
総合的な視点から考察できるようになるため社会科学的な解析手法を学びま
す。
海洋生物科学コース
海洋における水産資源の持続的生産に関する基礎的な考え方を身に付ける
ため、海洋生物の個体、個体群、群集、そして生態系において起きるさまざ
まな生命現象について幅広い視点から学びます。また、海洋生物資源の維持
管理や生態系と遺伝子資源の保護・保全に必要とされる生産技術、資源培養
技術について学びます。
海洋応用生物化学コース
水産生物資源に含まれているタンパク質、糖質、脂質、無機化合物などの
機能性物質が生命活動に対し果たしている役割、またそれらの機能と化学構
造との関係を基礎から総合的に学びます。さらに水産生物資源を食品として
有効利用するために必要とされる食品加工、栄養、衛生に関する基礎的な考
え方と技術を学びます。
海洋環境科学コース
海洋生物が生活する場である海洋の環境特性を把握し、さらに海洋生物の
生活と海洋環境との関わり合いを理解するため、物理学、化学、生物学、地
学など幅広い視点から海洋環境科学を学びます。また、海洋環境を正しく評
価、予測し、その改善策について考察できるようになるために海洋の生物生
産に関する基礎的理論、解析方法を学びます。
9
FACULTY OF FISHERIES, NAGASAKI UNIVERSITY.
海洋生産管理学コース
海洋生物科学コース
海洋応用生物化学コース
海洋環境科学コース
概論科目
基礎科目
コース科目
演習科目
実験・実習科目
水産科学入門
水産と船
資源管理学概論
海の生物Ⅰ
海の生物Ⅱ
生物化学概論
食糧科学概論
海洋学概論
海洋環境科学概論
基礎統計学
水産科学技術史
数学入門
物理学基礎Ⅰ
電気電子工学
天文気象学
水族生態学
漁船科学
海洋社会科学
水産環境経済論
海事法
基礎動物学
動物学Ⅱ
生態学
生物化学Ⅰ
生産システム論
水産力学入門
基礎統計学
水産科学技術史
数学入門
物理学基礎Ⅰ
海洋社会科学
基礎動物学
動物学Ⅰ
動物学Ⅱ
植物学Ⅰ
遺伝学
生態学
発生学
無機化学
分析化学
微生物学
生物化学Ⅰ
基礎統計学
水産科学技術史
数学入門
物理学基礎Ⅰ
海洋社会科学
基礎動物学
動物学Ⅱ
植物学Ⅰ
遺伝学
無機化学
有機化学
分析化学
微生物学
生物化学Ⅰ
生理学
物理化学
水産食品学
基礎統計学
水産科学技術史
数学入門
物理学基礎Ⅰ
海洋社会科学
基礎動物学
動物学Ⅰ
植物学Ⅰ
遺伝学
生態学
地質学
無機化学
有機化学
分析化学
生物化学Ⅰ
沿岸海洋物理学
流体力学
波動工学
海洋計測学
海洋計測器学
水族行動学
生物海洋学
海洋情報学
海洋浮体運動論
漁具漁法学
水産物市場論
漁業法制論
水産経済学
水産資源学
食品低温保存学
水産食品衛生学Ⅰ
沿岸海洋物理学
生物海洋学
植物学Ⅱ
海洋生態学
水族生理学
環境生理学
魚介類増殖学
魚病学
魚類組織学
水産飼料学
水産資源学
水産資源解析学
海洋生物科学英語
水質環境学
生物環境学
浮游生物学
遺伝子工学
水産物市場論
魚介類増殖学
生物化学Ⅱ
遺伝子工学
栄養生理学
分子生物学
生物物理化学
コロイド化学
栄養化学
海洋天然物化学
酵素学
食品設計学
食品低温保存学
食品微生物学
水産食品衛生学Ⅰ
水産食品衛生学Ⅱ
魚病学
沿岸海洋物理学
流体力学
海洋計測学
天文気象学
生物海洋学
海洋循環論
動物学Ⅱ
植物学Ⅱ
海洋生態学
環境生理学
水産資源学
水産資源解析学
水質環境学
生物環境学
浮游生物学
海底環境学
地球化学
海洋環境科学英語
微生物学
英語会話Ⅰ
英語会話Ⅱ
水産科学演習Ⅰ
水産科学演習Ⅱ
英語会話Ⅰ
英語会話Ⅱ
水産科学演習Ⅰ
水産科学演習Ⅱ
英語会話Ⅰ
英語会話Ⅱ
水産科学演習Ⅰ
水産科学演習Ⅱ
英語会話Ⅰ
英語会話Ⅱ
水産科学演習Ⅰ
水産科学演習Ⅱ
海洋生産管理学実験Ⅰ
海洋生産管理学実験Ⅱ
海洋生産管理学実験Ⅲ
海洋生産管理学実験Ⅳ
乗船実習Ⅰ
乗船実習Ⅱ
乗船実習Ⅲ
乗船実習Ⅳ
乗船実習Ⅴ
乗船実習Ⅵ
乗船実習Ⅶ
乗船実習Ⅷ
乗船実習Ⅸ
工場実習Ⅱ
海洋生物科学実験Ⅰ
海洋生物科学実験Ⅱ
海洋生物科学実験Ⅲ
海洋生物科学実験Ⅳ
乗船実習Ⅰ
乗船実習Ⅱ
乗船実習Ⅴ
乗船実習Ⅵ
乗船実習Ⅶ
工場実習Ⅱ
応用生物化学実験Ⅰ
応用生物化学実験Ⅱ
応用生物化学実験Ⅲ
応用生物化学実験Ⅳ
乗船実習Ⅰ
乗船実習Ⅱ
乗船実習Ⅴ
乗船実習Ⅵ
乗船実習Ⅷ
工場実習Ⅰ
工場実習Ⅱ
海洋環境科学実験Ⅰ
海洋環境科学実験Ⅱ
海洋環境科学実験Ⅲ
海洋環境科学実験Ⅳ
乗船実習Ⅰ
乗船実習Ⅱ
乗船実習Ⅴ
乗船実習Ⅵ
乗船実習Ⅹ
工場実習Ⅱ
卒 業 研 究
10
技術者教育プログラム(JABEE)
長崎大学水産学部では、平成13年度から各履修コースの教育内容に技術者教
育プログラムを組み込みました。このプログラムでは学生の学習目標として下
記の(A)〜(J)が設定され、国際的に通用する技術者として必要な基礎的素
養を養成しています。平成15年度からは全ての入学生がこのプログラム履修生
であり、卒業することによってプログラムを修了したと認められます。
長崎大学水産学部のこの技術者教育プログラムは、平成15年度に日本技術者
教育認定機構(※JABEE)によって技術教育課程と認定されました。当時、
JABEEに認定された学科は工学系分野を含めて全国でもまだ少なく、農学一般
関連分野では全国で初めてでした。この認定は長崎大学水産学部の技術者教育
プログラムが国際的な基準を満たしていることの証明であり、これによって長
崎大学水産学部の卒業生は技術者に必要な基礎教育を修了した修習技術者とみ
なされ、「技術士」になるための第一次試験が免除されます。
※JABEEって何?
日本技術者教育認定機構(JABEE:Japan Accreditation Board for Engineering
Education)のこと。1999年11月19日に設立されました。技術系学協会と密接に連携
しながら技術者教育プログラムの審査・認定を行う非政府団体です。
学協会が協力する事業
国際的な技術者資格
実務修習プログラム
(4年間)
技 術 士
第二次 試 験
技術士補
試
認定教育課程
の修了者
継続教育
験
その他の教 育
課程修了者
修習技術者
第一次
大 学エンジニ
アリング課 程
修了者
指導技術士の下での
実務経験
(4年間)
実務経験
(7年間)
「技術士」は、「技術士法」に基づいて行われる国家試験(「技術士第二次
試験」)に合格し、登録した人だけに与えられる称号です。国はこの称号を与
えることにより、その人が科学技術に関する高度な応用能力を備えていること
を認定することになります。
11
FACULTY OF FISHERIES, NAGASAKI UNIVERSITY.
長崎大学水産学部・技術者教育プログラムの学習目標
学習・教育目標
対応する主な授業科目
(A)海洋あるいは海洋に関連する産業等に接する機会を通じ、 人文社会科目、乗船実習、工場実
それらの現状、問題点、あるいは社会の要求について多
習、学外実習、卒業研究等
面的に考える能力
(B)水産技術をはじめとする科学技術が社会および自然に及
ぼす影響・効果を理解し、これらの技術を将来扱う者と
しての責任を自覚できる能力
人文社会科目、基礎・コース科目、
実験・実習科目、水産科学演習、
卒業研究等
(C)数学を含む自然科学、および情報技術に関する基礎的知
識を習得し、それらを専門分野に応用できる能力
基礎科目、実験・実習科目、教養
教育の自然科学科目(数学系)と
情報処理科目等
(D)水産生物資源に関する基礎、持続生産に関する基礎、水
系−地球環境に関する基礎、水産物の利用に関する基礎
的知識とそれらを応用できる能力
概論科目等
(E)次にあげる4つの水産学の専門基礎分野の中から一つを
選択し、当該分野の専門技術に関する基礎的知識とそれ
らを応用できる能力
(E−1)海洋生産管理に関連する専門基礎(海洋生物資
源管理の基礎理論・解析手法・技術、有用資源
の生産、加工、流通など)
海洋 生産 管理 学コ ース 科 目 、実
験・実習科目、卒業研究等
(E−2)海洋生物科学に関連する専門基礎(海洋生物資
海洋生物科学コース科目、実験・
源の維持管理、生態系保全、遺伝子資源の保護、 実習科目、卒業研究等
水産生物の生産技術、資源培養技術など)
(E−3)海洋応用生物化学に関連する専門基礎(水産食
品加工・栄養・衛生、機能性物質の利用、未利
用資源の開発など)
海洋応用生物化学コース科目、実
験・実習科目、卒業研究等
(E−4)海洋環境科学に関連する専門基礎(海洋環境評
価・保全、生物生産など)
海洋環境科学コース科目、実験・
実習科目、卒業研究等
(F)水産業を取り巻く社会の要求に基づいた調査・研究を遂
行するための計画を企画する基礎能力
実験・実習科目、水産科学演習、
卒業研究等
(G)日本語による論理的な記述力、口頭発表能力、討論など
のコミュニケーション能力
基礎・コース科目、実験・実習科
目、水産科学演習、卒業研究、教
養教育の教養ゼミナール等
(H)国際的に通用するコミュニケーション基礎能力
英語会話、海洋生物科学英語、海
洋環境科学英語、教養教育の外国
語科目、TOEIC等
(I)課題について自主的、継続的に学習できる能力
実験・実習科目、水産科学演習、
卒業 研究 、教 養教 育の 教 養 ゼミ
ナール等
(J)計画に基づいて調査・研究を実行するとともに、その結
果をまとめる能力
実験・実習科目、水産科学演習、
卒業研究等
12
FACULTY OF FISHERIES, NAGASAKI UNIVERSITY.
附属練習船
長崎丸
東シナ海などの海洋観測のための大型船。1年生で数日
間の体験航海と、3年生で2週間にわたる乗船実習があり、
貴重な洋上体験と海外を含む寄港地での経験を積むこと
ができる。全長63m、総トン数842トン、航海速力13.5
ノット。
鶴洋丸
平成17年度から運用されたアルミ新造船。最新鋭の観
測機器を搭載しており、有明海や五島灘などの調査に活
用されている。全長35m、総トン数155トン、航海速力15
ノット。
環東シナ海環境資源研究センター
本センターは、水産学部附属海洋資源研究センターが改組され、2005年4月に長崎大学共同研
究施設となりましたが、2011年4月に水産・海洋の教育研究の更なる発展を目指して大学院水
産・環境科学総合研究科附属環東シナ海環境資源研究センターとして新たなスタートを切りま
した。現在6名の専任教員(教授3名、准教授2名、助教1名)が、センターに常駐する4年生、博
士前期、博士後期および博士課程(5年一貫)の大学院生らとともに、東シナ海や有明海、大村
湾などを対象海域とした水産・海洋の研究を行っています。
本センターが位置する長崎新漁港国際海洋総合研究ゾーンには、独立行政法人水産総合研究
センター西海区水産研究所と長崎県総合水産試験場が本センターを挟む形で設置されており、
これらの三機関は緊密に連携して共同研究や社会啓発活動
を行っています。
また、本センターは屋内水槽及び網イケスが備えてお
り、海洋生物の飼育実験が可能で、生きた生物材料を使っ
た実験実習を通して水産学部の学生をはじめとする長崎大
学の学生教育にも大きく貢献しています。国内・国外から
の研究者・学生にも広く門戸を開いており、多くの大学や
研究機関との共同研究が進行しています。さらに、地元水
産業界とも活発な交流を行っています。
センター本館
(研究棟)
32
卒業後の進路
多種多様な分野からのニーズ
就職先の業種は、国家および地方公務員、
水産会社を含む食品・化学・薬品などの製造
業あるいは卸・小売業、商社、流通業、そし
て環境アセスメントなど多種多様な分野にわ
たっています。勤務先は九州地区だけでなく、
北海道から沖縄に至る全国各地となっていま
す。最近の傾向として、従来の水産業に関す
る企業からはもちろん、水産業以外の企業か
らの評価も高く、諸先輩があらゆる分野の第一線で活躍しています。そして、先輩諸氏が活躍
する企業からは継続的な求人があります。
最近の卒業生・大学院博士前期課程修了者の就職先
国家公務員
農林水産省、気象庁、防衛省、法務省、厚生労働省など
地方公務員
各県の水産上級職、各市の農林・水産部、各県の警察官(県警)、町村行政職など
教 員
国公立大学法人、私立大学、各県の普通科高等学校・水産又は海洋高等学校、私立高等学校など
公共団体・組合・協会等
●水産・農業関連
全国漁業協同組合連合会、各県及び市町の漁業協同組合、各県及び市町
の農業協同組合、水産開発協会など
●水産関連金融・保険
全国共済水産業協同組合連合会、漁業信用基金協会、魚価安定基金など
●食品・化学関連
食品環境検査協会、日本冷凍食品検査協会、化学物質評価研究機構など
●水族館
長崎ペンギン水族館、沖縄美ら海水族館、西海パールシーリゾート、マ
リンワールド海の中道、大分マリーンパレス水族館、しものせき水族館
海響館など
37
FACULTY OF FISHERIES, NAGASAKI UNIVERSITY.
就職のための取り組み
長崎大学水産学部では、学生のための徹底
した就職フォローを行っています。具体的に
は、インターネットを使って就職活動ができ
る就職資料室の設置、教員の企業訪問による
人事担当者へのPR、人事担当との継続的で緊
密な連絡、求人情報の獲得、在学生への情報
提供などを行っています。
一般企業
●一般食品製造関連
明治乳業、キユーピー、日本ハム、山崎製パン、日本食研など
●水産食品関連
マルハニチロ、日本水産、極洋、金子産業、ショクリューなど
●化学・薬品関連
大日本住友製薬、アストラゼネカ、生化学工業、サノフィ・
アベンティスファーマなど
●油脂・製粉・飼料関連
不二製油、日清丸紅飼料、中部飼料など
●運輸・船舶関連
商船三井、協同船舶、日本通運、全日空など
●環境アセス・調査研究機関 いであ、日本海洋事業、日本環境衛生センターなど
●水産養殖関連
西村真珠、神畑養魚、田崎真珠など
●海洋開発、漁具・漁網関連 ニチモウ、神戸発動機、長崎船舶装備、日東製網など
●環境整備・開発関連
東京久栄、松田産業、コスモプラスなど
●情報処理・情報サービス関連 富士ゼロックス、三菱電機情報ネットワーク、アクセス通信など
●水産物卸・流通関連
中央魚類、うおいち、福岡魚市場、東洋冷蔵、大都魚類など
●その他
食品流通関連、放送メディア関連、商事・貿易関連、
出版業、海洋レジャー産業など
38
オープンラボの案内
長崎大学水産学部では、高校生に対して大学の教育・研究内容を紹介するため
オープンラボを毎年夏に開催しています。研究室や実験室等を公開するとともに、
研究室で実際に実験や講義を体験してもらっています。実験は担当教員が直接指
導し、2〜4時間で高校生にも理解できるようにしています。海に興味のある高校
生(学年は問いません)、および高校の先生方の多数の参加をお待ちしています。
最近行われた課題は右記の通りです。参考にしてください。
なお、オープンラボの詳細については水産学部ホームページにも掲載されてい
ます。
参加申し込みは、水産学部学務係までお願いします。(連絡先は裏表紙に記載
されています)。
水の循環に関する実験のひとこま
「温度の異なる水はどんなふうに
混ざるんだろう?それっ!」
魚の解剖実験のひとこま
「ほら、これが心臓だよ。」
41
FACULTY OF FISHERIES, NAGASAKI UNIVERSITY.
最近のオープンラボ課題一覧
・人力推進を用いた舟艇の操船実験(和船または南太平洋カヌーによる試走)
・網から始まる食物連鎖
・「みんなのうみ」を考える
・河口域の海水循環のしくみを調べる
・干潟に棲む底生動物生態学への招待
・タイドプールで魚の子育てを観察しよう!
・お魚の筋肉タンパク質を電気泳動で分離してみよう
・海洋生物のケミカル・コミニケーション −幼生から成体への変態シグナル−
・餌料用動物プランクトンと海産仔稚魚の観察、骨格標本の観察
・種々の赤潮プランクトンの生物活性;特に活性酸素産生と溶血活性
・お茶の葉からカフェインを分離してみよう
・海藻の恋
・赤潮はなぜ赤い?
・プラスミドDNAって知っていますか?
・水産食品の硬さを数値にしてみよう!! −魚の筋肉とかまぼこ−
・フグの毒性を調べてみよう
・納豆菌?乳酸菌?酵母?
・プランクトンを様々な顕微鏡で覗いてみよう −海洋プランクトンの観察−
・アジとクルマエビの解剖
・海藻の糖質で人工イクラをつくろう
・イルカの体のしくみ:スナメリを解剖してみよう
長崎大学水産学部の研究室等を見学希望される方はこの時期に限らず
随時受け付けています。
水産学部学務係まで、お問い合わせください。
42
入試案内
長崎大学水産学部では、海や海の生物に強い関心があり、さらに資源の有効利用や生態系の
保全・管理に対し、やる気のある学生を求めています。 そのため、以下のような複数の入学試
験を実施する予定です。平成25年度入試の概要については、平成24年6月下旬に発表される
「長崎大学入学者選抜要項(大綱)」でご確認ください。
アドミッションオフィス入 試( AO入 試 )
実業系高校生を対象とした入試です。自己推薦書及び調査書(出願期間:平成24年9月上
旬)による第一次選考と課題論文、小テスト(論理的思考能力および英語に関する基礎能力)
及び面接による第二次選考(平成24年10月中旬)に基づき選抜を行う制度です。大学入試セン
ター試験は免除されます。推薦入学と異なり高等学校長による推薦は必要ありません。
特 別入試
推薦入試 平成24年11月下旬
面接(論理的思考能力や英語能力を問う口述を含む)によって選抜を行う制度です。大学入
試センター試験は免除されます。出願するためには高等学校長による推薦が必要です。
帰国子女特別入試 平成24年11月下旬
私費外国人留学生特別入試 平成25年1月下旬
AO入試及び特別入試の応募資格には細かな規定があります。詳細については、入学者選抜
要項をご覧ください。
一 般入試
大学入試センター試験および個別学力検査(前期日程)または面接(後期日程)によって選
抜を行う制度です。
前期日程 平成25年2月下旬
大学入試センター試験を資格試験的に利用し、900点満点中、合計450点以上の受験者が選考
対象になります。合否には、数学と理科の個別学力検査の総得点が重視され、大学入試セン
ター試験の得点は合否判定には利用されません。
後期日程 平成25年3月中旬
大学入試センター試験と面接が課せられます。
43
この水産学部案内(ダイジェスト版)は、長崎大学
水産学部案内(冊子)の一部を掲載したものです。
より詳しい情報が知りたい方には、長崎大学水産学部
案内「海」の冊子をお送りしますので、
長崎大学入試関係資料請求ページ
(http://telemailweb.net/web/?400760)
よりご請求ください。
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