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栄養のことはおまかせあれ!
Vol.12 2004年1月 ∼糖尿病はあなたが主治医∼ http://web.hosp.kanazawa-u.ac.jp/ 金沢大学附属病院 Team DiET 発行 冬の号 Team DiET 新 年、あけましておめでとうございます! みなさん、いかがお過ごしでしょうか?年末年始、栄養過多&運動不足にはなっていませんか?今年も「バラン ス生活」は新しい情報・役立つ情報など読者のニーズに応えていきます!アンケートなどを通して読者の皆さんと 一緒に「バランス生活」をつくっていきましょう。 (編集長 森屋 友紀子) 低血糖 、しっかり学べば怖くない! 栄養のことはおまかせあれ! 私たち5人の栄養士で他にもいろいろと 皆さんのために毎日がんばってま∼す!! 体の調子を整える 大切な栄養素! ユキヒロオジさん 日本では健康的な生活を送るため、また生活習慣病を予防するために世界で 初めて「13 のビタミン」「13のミネラル」について食事摂取基準(栄養所 要量)をもうけました。 ビタミンってなに? ビタミンとは、体内で必要な量を作り出せない微量な栄養素で、食べ物などからとらなけれ ばならない必須の有機化合物(炭素・水素・酸素・窒素)です。 ミネラルってなに? ミネラルとは鉱物のことで、無機質とも呼ばれる身体に必要な金属元素です。 ★ 両方とも微量な栄養素ですが、体の機能を調節している大切な栄養素です。 きちんととらないと体が上手く動いてくれません! 銅・鉄など 金属も身体に 必要なんだねっ。 身体って不思議 栄養学の進歩により、ビタミンに抗酸化作用のあることが判明してきました。そのため、欠 乏症を予防するばかりではなく、健康を維持・増進するためにビタミンをきちんととること が必要とされています。ミネラルに関しても、血液中の微量なミネラルの測定技術が飛躍的 に向上した結果、ミネラルが欠乏した場合や過剰に摂取した場合には、体にどのような症状 がでるのか解明が進んできました。いつでも、どこでも、好きなものが食べられるがゆえに 食事の偏りによるビタミン・ミネラルの摂取不足の方や、間違ったサプリメント(栄養補助 食品)の使い方で逆に過剰になってしまう方など、個々により摂取量が大きく違ってきてい ます。そのためにビタミン・ミネラルは、食事摂取基準として決められています。 体内でエネルギーを作る時、活性酸素ができます。活性酸素は、がん細胞や細菌を殺す 良い働きもありますが、この活性酸素が過剰に生成されると悪さをします。 例えば、活性酸素は体の中にある脂質を酸化させて、老化や動脈硬化などを進行させる 有害な過酸化脂質を作り出します。この過酸化脂質が身体に悪影響を及ぼします。この 活性酸素の働きを抑える作用が「抗酸化作用」なのです。 水溶性ビタミン(水によく溶けます) ビタミン B1・ビタミン B2 ・ビタミン B6 ビタミン B12 ・ナイアシン ・パントテン酸 ビオチン ・葉酸・ビタミン C 脂溶性ビタミン(水にほとんど溶けません) ビタミン A ・ビタミン D ・ビタミン E ビタミン K ※ は抗酸化作用があります。 カ ル シ ウ ム・リン・カリウ ム・ナトリウ ム マ グ ネ シ ウ ム・鉄・銅・マンガン・ヨウ素 セレン・モリブデン・クロム ビタミンやミネラルには食べものなどから1日 当たりどれくらいの量をとればいいのか、目安 となる量が決められています。 簡単にまとめると… 「最小必要量」とは健康な人が欠乏症を起こ さないための「最低限これだは必要ですよ」と いう量です。 「所要量」とはほとんどの人にとって、「健康維 持にはこれだけ食べれば十分でしょう」という 量です。 「許容上限摂取量」とは過剰摂取による健康 障害を予防するということから、「これ以上継 続的に摂取したら健康障害を引き起こすかも しれませんよ」という量です。 普通の食品でとっている場合は、「許容上限 摂取量」を上回ることはほとんどありません。 サプリメントとしてとっている方は「許容上限摂 取量」に注意が必要です。 現代人・糖尿病食にとってのビタミン・ミネラル トピックス 糖尿病食では、動脈硬化予防のために動物性蛋白質である肉類を控える傾向から、ビタミン B群が不足しやすく、また油脂系食品の制限によってビタミンEが不足しやすい傾向があり ます。 ★2001 年度国民栄養調査の結果では、カルシウム・鉄分・銅・ビタミンB6 の国民一人当たり の摂取量が下回っていました。 ★偏ったワンパターンな食生活をしがちな若い世代の人たちは、潜在的な亜鉛不足の人が多 いのではないかと報告されています。 ★約 100 人の糖尿病患者さんの血中ビタミン濃度(B1・B2・C)を測定したところ、ビタ ミンB1は平均値を下回る方が多く、血中ビタミンCの場合は、摂取量が少ないわけではな いのに、糖尿病でない人と比べて低い値であったと報告されています。糖尿病患者さん独 自の摂取基準(ビタミン・ミネラルの取り方)を作る必要がある可能性も示しています。 しかしながら、エビデンス(科学的根拠)が乏しいのが現状です。 1.指示エネルギー内の乳製品 ( 表4 ) をしっかり摂取。 2.大豆製品(表3)を取り入れる。 3.緑黄色野菜(表6)をたっぷりと食べる。 ビタミン製剤はさまざまな疾患において、ビタミンの吸収・代謝に異常が生じた時に正常な生体の機能を維持 するのに必要となってきます。ビタミンには水溶性のものと脂溶性のものがありますが、水溶性ビタミン(ビタ ミンB群・Cなど)は尿中に失われて欠乏しやすく、過剰症は起こりにくいのが特徴です。一方脂溶性ビタミン (ビタミンA・D・E・K)は脂肪や肝臓に比較的大量に貯蔵されており、また脂肪と一緒にとると吸収されやすく なります。欠乏症は少なく、比較的過剰症を起こしやすくなるので、とりすぎにならないよう注意が必要です。 最近では、単身赴任者や外食に依存しがちな人に潜在性ビタミン欠乏症が起こる場合があります。そんな時 にはサプリメントを利用するのも体調管理には必要ですが、やはり、不必要な過剰症を避けるためにもできる だけ食物からとることをお勧めします。 みなさんわかりましたか?糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、活性酸素をはじめとする酸化ストレ スを過剰な状態にし、動脈硬化を加速させると考えられます。したがって、抗酸化作用のあるビタミ ンの適度な摂取は動脈硬化や老化の進行を防ぐ意味からも重要です。ただし、皆さんが内服している お薬のなかにはビタミン・ミネラルの過剰摂取により薬の効きが悪くなるものもあります。特にサプ リメントとして毎日ビタミン・ミネラルをとっている方は、医師や薬剤師・栄養士にご相談下さい。 参考文献:津田謹輔:糖尿病治療における食事療法と今後の課題.臨床栄養,vol.101 №3270-276 健康・栄養情報研究会:第六時改訂日本人の栄養所要量-食事摂取基準,第一出版,1999 細谷憲政・中村丁次・足立香代子:サプリメント,「健康・栄養食品」と栄養管理,チーム医療 2001 材料★2人分 (423kca l ) 豚モモ肉 150g a 水 2カップ 豆腐 1/2丁 料理酒 1/4カップ 水菜 2束 ねぎ 1本 薬味 えのき茸 1袋 もみじおろし 適宜 ポン酢しょうゆ 適宜 さらしねぎ 適宜 ゆず 適宜 ニラやほうれん草を入れると ビタミンAやEも増えますよ。 オマケ:一晩中たべても飽きないから、 ① 豚モモ肉、豆腐は食べやすい大きさに切っておく。 この名前がついてます。 ② 水菜、えのき茸は7∼8cm くらいの長さに切りそろえておく。 ③ ねぎは斜め輪切りにする。 ④ 土鍋にaを入れ豆腐、水菜、ねぎ、えのき茸を煮立たせた上に豚モモ肉をのせる。 ⑤ 豚モモ肉に火が通ったら、ポン酢しょうゆにお好みの薬味を入れて召し上がれ。 ワンポイント 今回の特集でもあるビタミン。特に豚肉はビタミンB1が多く含まれています。鍋には脂肪の少ないモモ肉を 使い、一緒にビタミンAやEの多い緑黄色野菜も入れれば体の中からほっかほかですね。ヘルシーなお鍋を には何をつけて食べるかも重要です。ポン酢はエネルギーを気にせず使えますが、ごまだれやピーナッツだ れはエネルギーも多く使いすぎは禁物です。薬味を上手に利用して味の変化を楽しむこともおすすめです。 「調味料」 エネルギーの多いものとそうでないものに分けて考えるとスッキリします。 一口に調味料といっても、いろいろです。そこでエネルギーの多い調味料とそうでない調味料に分けて考 えましょう。エネルギーが多い調味料は1日 0.5 単位が目安です。ちょうど、みそ汁1杯分のみそと砂糖 4g(スティックシュガーの小 1 本分)に相当します。エネルギーが低い調味料は単位内に入れなくても よいのですが、食塩が多くならないよう、やはり使いすぎに注意しましょう。 エネルギーの多い調味料 甘味のあるもの : 油を含むもの : エネルギーの少ない調味料 無(低)塩分のもの: 塩分の多いもの : 注 砂糖・黒砂糖・みりん・はちみつ・みそ・トマトケチャップ など カレールウ・シチューの素・ごまだれ・ピーナッツだれ など 酢・だしの素 など しょうゆ・ウスターソース・オイスターソースなど 意 はちみつや黒砂糖、三温糖などは砂糖にくらべてビタミンが含まれているので「身体にいい」とも言わ れますが、糖尿病の患者さんにとっては血糖を上げる点では砂糖と同じです。「身体にいい」にまどわ されないよう 1 日の目安量の範囲で使用しましょう。 (管理栄養士 まつもと) 年末年始と寒い気候で、せっかく続けていた運動習慣もいつの間にか緩んでしまってい る・・・という人は多いのではないでしょうか? 1 年のはじまりのこの時期に、一度ご自身のライフスタイルと身体活動について考えて みてはいかがでしょうか? ライフスタイルのチェック 日常生活に空い た時間がありま すか? 日常生活を振り 返り、運動するた めの時間を探し てみましょう。 仕事で身体を 動かします か? お仕事の内容によって は、十分な身体活動量 が得られている場合も あります。 チェックできたら、あなたのライフスタイルに、どのように運動を取り入れるか 考えてみましょう。できそうなことを、一つでもみつけて始めてみましょう。 運動の実行 細切れでもよいから、トータルで 運動量を維持できるようにしまし ょう。例えば・・・ ① 通勤・買い物で 車・バス ⇒ 徒歩 (一つ前のバス停で降りてみる) エレベーター ⇒ 階段 ② 歩くスピードを上げてみる ③ 5 分の運動を 10 分に伸ばす *全体で 20∼30 分の運動量になる ことが理想的です。 *お仕事の内容が、有酸素運動に適 した強度(自覚的には「気持ちよ く、楽に動ける感じ」から「汗ば んでくる」程度)の日は、ストレ ッチや簡単な運動のみでもよい でしょう。 *億劫になりがちな雪かきも運動 のひとつとして取り入れてみて はいかがでしょうか? *家の掃除など,家事動作も普段よ り意識して取り組んでみては? 運動の記録 毎日の運動内容を<いつ> <何を> <どのくらい>行ったか、新しくなったば かりの手帳やカレンダーの片隅に書いてみましょう。体重や歩いた歩数を記入する と、より詳しく運動内容を把握できます。記録を主治医の先生に見てもらうのもよい でしょう。新しい習慣、始めるのは今です!! (理学療法士 よねだ) 先日、インスリンを注射する時に「毎回針を新しいものに変えていない」 という方がいらっしゃいました。インスリン注射の仕方、誤っていません か?今回は、インスリン注射での意外と知らないこと、よく受ける質問につ いてお話したいと思います。 [薬剤師たかまつ(旧姓てらだ)] ペン型のインスリン注入器で打つ時、次回の針をつけておいてもよい? インスリンの針は何回まで使えるのかな? 針は注射後直ぐに取り外し、次の注射時に毎回、新しい針をつけてください。針の 穴からインスリンの中に空気が入ったり、インスリンが漏れたりします。また、最近の注射 針は細く短く改良されデリケートになっています。よって、注射針は 1 回の使用で下図のよ うに曲がってしまいます。針の再使用は、皮膚組織に損傷をおこし、痛みだけでなく出血、 傷跡をも残します。過剰な再使用を続けた場合、微細な金属片が残ってしまう可能性もある といわれています。 ▲図「インスリン注射の安全性と快適さ」メディカルディレクターDr.ケン・ストラウス 引用 ペン型の注射器で空うちを忘れた。空気が体に入って大丈夫? 中に入った空気は、少しなので問題ありませんが、空気を抜いていない分、 正確なインスリン量を注射できません.コントロールの乱れにつながります。 また、インスリンがちゃんと出ているかチェックできるので、毎回必ず行な いましょう。 お腹にインスリンを打とうと思ったら針を指に刺してしまった!! 指にインスリンが入っても大丈夫かな? 問題ありません。ただ、指先は血管が集中しているため皮下注射にはなり ません。万一、注射してしまったら低血糖になる可能性があるので注意 しましょう。2 回うつことはやめましょう。 (参考文献)薬剤師のための糖尿病服薬指導マニュアル改訂第 2 版 南江堂 ● 注射方法をもう一度確認してみると、意外に血糖コントロールが良くなるかも しれませんよ。 糖尿病実態調査より(2002 年 11 月厚生労働省) 脂肪肝ってどんな病気?(国際糖尿病学会より) 糖尿病が強く疑われる人 740万人、糖尿病の可 アメリカでは 25%の人が脂肪肝で、そのうち 30% 能性を否定できない人を加えると1620万人。平成 の人が脂肪肝が原因で肝硬変になることがわかって 9年の1370万人からふえています。特に 40 歳以 きました。肝硬変になりやすい人に肥満・糖尿病が多 上の 5 人に1人は糖尿病またはその予備群であり、 いことから、糖尿病の分野でも脂肪肝が注目されてい まさに国民病ですね。糖尿病にかかる医療費は 1 ます。今年の8月にフランスで行われた国際糖尿病学 兆円を超え、経済上も大きな負担となっています。 会で、私が発表してきた内容をご紹介します。脂肪肝 合併症の実態はどうでしょう。現在治療を受けてい の患者さんでは、肝臓にたまった脂肪が多いほど、イ る人では、網膜症 13%・腎症 15%・神経障害 ンスリンの効きが悪く、レプチン、PAI‐1 といった動脈 16%・足壊疸 1.6%。一方、現在糖尿病の治療を受 硬化を促進させる血液中の物質が高いことがわかり けている人は 1620 万人中たったの 370 万人に過ぎ ました。さらに超音波検査で脂肪肝とわかるくらいに ず、大部分の方は放置されています。そんな治療中 肝臓に脂肪がたまった人では、80%の人が糖尿病・ の方々でさえも心臓病 16%・脳卒中 8%と高率に 高血圧・高脂血症・肥満といった動脈硬化の危険因 発症しており、適切な治療が必要と思われます。本 子を複数合併していました。脂肪肝も、ただ肝臓に脂 誌読者の皆さんが糖尿病の正しい知識を広げ、医 肪がたまっているだけでなく、動脈硬化を進めている 療機関への受診を勧めることで、糖尿病を撲滅しま 可能性があります。皆さんの肝臓は大丈夫ですか? しょう。 (ドクター たかむら) (ドクター さくらい) これからときどき、学会等で得た新しい情報をみなさんにお伝えしていきます。ご質問はアンケートに! 血糖コントロールの長期効果(国際糖尿病学会) より安全に、より効果的に(日本糖尿病学会より) EBM(証拠に基づく医療)って聞いたことあります 内服薬のみでは血糖コントロールが不良な方、中間 か?糖尿病でも「証拠」をつかむため、多くの大規 型インスリンによる夜間の低血糖で困っている方に朗 模臨床試験が行われています。今から約 20 年前に 報です。血糖は食後のインスリン分泌と 24 時間にわ 米国で DCCT という研究が行われました。これは たる基礎インスリン分泌にて調整されています。現在 1441 名の 1 型糖尿病の人を対象に、血糖値を正常 の中間型インスリンは、20 時間後に効果がなくなり、 近くに維持することで網膜症・腎症の発症や進展予 1日1,2回の注射を必要とし、注射4時間後に効き目 防が可能かどうかを調べたもので、厳格な血糖コン がピークになるため、睡眠中に低血糖をおこすことが トロールが合併症の発症・進展阻止に最も重要であ ありました。今冬に発売される超遅効型インスリンは、 ることが示されました。その後さらに 6 年間追跡する 注射後ゆっくりと吸収され、はっきりしたピークがなく、 と、はじめからしっかりコントロールをした人は、途 1日1回打つだけで1日中安定して基礎分泌を補うこ 中からしっかりコントロールをした人よりも、網膜症 とができます。超速効型インスリンと併せて使うことで の発症率が明らかに低いことが新たに分かりまし 血糖コントロールが安定し、夜間の低血糖の頻度も少 た。また HbA1c 6.5%以下の人には網膜症の悪化が なくなることが期待されます。また内服薬と合わせて、 みられなかったとの大規模研究もあります。せっか 一日に一回だけ打つことでも、ある程度の血糖コント くのこの「証拠」、みなさんの治療の目安にしていた ロールが得られるようです。私たちにご相談ください。 だければ・・・ (ドクター しみず) (ドクターたけした) お名前: 田渕 恵三さん 糖尿病歴:19年 血液型:AB 型 似顔絵がとても似ていると主治医が申しておりました! 特集!糖尿病は検査の病気!?がバランス生活 vol.8に記載されていますが、糖尿病はデータで把握できる。然 しながら、その値で一喜一憂するだけでは治療にならない。私と糖尿病の付き合いは、病気は自分自身が治すもの であり、先生と信頼関係を構築し、自らの体調を正しく的確に伝え、自分に合った処方をして頂き、それを生活の 習慣とすることと考えている。私は糖尿病歴 19 年であるが、これまで友人・知人が若くしてガン及び糖尿病の合 併症(心筋梗塞・腎不全 etc)で一命をなくしているのを知るにつけ、常日頃の体調と定期的な診察(血液検査 etc) には細心の注意を払っている。発病当時は体重 85kg 、グルコース 190 前後、HbA1c7.0 前後であった。H13 年 1 月 に糖尿病教育入院で 3 週間入院して 18 単位(1440Kcal)/1 日で 5kg 減量した。それ以降はグルコース 120 前後、 HbA1c5.2 前後を保っており、パソコンでグラフ化して傾向を確認してる。血液検査は血糖以外に肝臓・胆道・膵臓・ 電解質・脂質・炎症について 2 ヶ月毎に検査・診察を受け処方していただいている。さらに眼科で4∼6 ヶ月に眼 底検査をしてその変化を確認している。食事はその時の体験を基にカロリー計算はしていないが朝は牛乳と軽いパ ン食、外食の多い昼食は脂ものの少ない食事を取り、外食はできるだけ魚、野菜の摂取に努めている。しかしなが ら、注意しすぎてストレスを溜めるのも体に悪いと思い、時には暴飲暴食もしている。運動療法としては、夕食後 水中ウォーキング 50 分間(2 回目標/週) 、プールに行かない時は 40 分の散歩をしている。これらの運動をするこ とで腰痛、肩こりも楽になるものの、去年には耳鳴り、手足の関節の痛みがあり、合併症による末梢神経痛かと不 安になり、脳神経外科・耳鼻科・整形外科を紹介していただき診察の結果はいずれも加齢によるものと言われ、年 を加えるにつれ付き合う病気が益々増えてきそうだ。“多病息災”万歳。 メニューはおまかせ、栄養士いらず? 作成:三共株式会社 今回はあまりおすすめしたくない、“おススメ”!?です。なぜなら、余りにもうまくできていて わたしたち管理栄養士の出る幕がなくなりそうだから・・・・・。 このホームページを開けば、マイ栄養士がいつもそばにいて、あなたのために、あなただけのメニ ューをやさしく教えてくれます。しかも、好き嫌いやアレルギーも考慮し、さらにはお料理の手順ま で動画でみせてくれるのです。 もちろん、はじめの条件入力で食事療法が必要なあなた自身の摂取カロリーに応じたレシピを紹介 してもらえます。 単身赴任のお父様、花嫁修行中(今や死語?)のお嬢さん、いやいやプロの主婦だって今晩のおかず のヒントにきっと役に立ちますよ。 (管理栄養師 おおたに) ★「バランス生活」http://hosp.kanazawa-u.ac.jp/ もよろしくお願いします ★ 掲載内容の一部 「バランス生活」は皆さんのご意見をもとに作成しています。 冬の号いかがでしたか?今後も読者のみなさんに役立つ情報・最新情報をどしどし 掲載していきます。情報誌はみなさんのアンケートで成り立っています。 どんなご意見でも反映させていただきますので、是非アンケート回収箱にみなさん の「声」を入れてみてください。メールでの質問もお受けしています。 みなさんと一緒にバランス生活を作っていきましょう!次号もお楽しみに!! 「Team DiET」・「バランス生活」編集部 今年も 1 年、 笑顔で過ごし ましょう! 〒920−8641 金沢市宝町 13-1 金沢大学医学部第1内科第1研究室 TEL 076−265−2234 e-mail [email protected] ホームページ http://web.hosp.kanazawa-u.ac.jp/ お気軽にメールを入れて下さい。 お待ちしてます。 バックナンバーをご希望の方は内分泌代謝内科外来までお申しつけ下さい。 師走ですね、そこで一句…年の瀬やこころのなかは大暴走(^^;)。院内は走れません。(おおたに) スキーの季節です。今年はブーツを新しくしました。あとは雪を待つだけです。(さくらい) 寒い冬、暖まる温泉もいいけれど体の中から暖める運動も心がけたいですね∼。(まつもと) 寒くなりました。温泉に行ってゆっくりしたいものですね。(たけした) 久しぶりにバレーボールを再開ました.新しいシューズが様になるのはいつの日やら・・・。(よねだ) 今年は暖冬かなぁ?スキー場だけ降れば一番なんですが。(おおた) 今年もあっという間に過ぎました。これから待ちに待ったスキー!頑張るぞ!!(ほそだ) 今回で「バラ生」を卒業します!3 年間勉強させていただきありがとうございました。(もりや) 「さかえ」の取材から早一年。バランス生活はあなたが編集長。楽しい誌面をよろしく!(たかむら) 早くも冬ですね!雪が降るとわくわくしちゃいます。待ち遠しいですよね。(たかまつ旧姓てらだ) らくに山登りをするには、自分自身の軽量化が一番♪スキーでがんばります!(くろかわ) 雪が降って雷がなる北陸の冬。でも凍る空に浮かぶ冬の月は大好き。いい季節ですね…(しみず) 本年も糖尿病教室をよろしくおねがいします。ぜひご参加を! 1月 7日 代謝内科1医師 14 日 看護部 2月 4日 栄養部 代謝内科1医師 3月 3日 代謝内科2医師 18 日 10 日 21 日 代謝内科2医師 25 日 薬剤部 17 日 28 日 薬剤部 看護部 栄養部 24 日 代謝内科 1 医師 31 日 看護部 内容:医師「糖尿病の診断・合併症・治療」/薬剤部「お薬のお話」 栄養部「調理実習」/看護部「糖尿病のある生活」 毎週水曜日 午後3時から4時まで教室は開いています。 「バランス生活」冬の号いかがでしたか?患者さんの率直なご意見教えてください。今後の新聞作りの参考に させていただきます。 「バランス生活」冬の号を読んで Q1 どの内容がよかったですか?(複数回答可) □秋の号特集 栄養のことはおまかせあれ! □理学療法士さんからの運動のススメ □糖尿病医療最前線 □読者のキモチ □栄養士さんからのおいしいレシピ □薬剤師さんからのお薬のお話 □オススメのホームページご紹介 次号ドクターは「心の健康と糖尿病」をテーマにします。 「うつ」ってなぁに? 「ストレス」って血糖を上げる? 「心の健康」を保つためには? 糖尿病外来でご協力いただいたアンケートの集計も併せてご報告します!今回のバランス生活でも皆さんが 知りたいことを教えてください。 (ドクター・ナース・薬剤師・栄養士・理学療法士・作業療法士)に質問 質問者に○をつけてください。 「バランス生活」のアドバイス・ご意見などお聞かせてください。 みなさんの言いたいことを気軽に「バランス生活」に載せてみませんか? ご希望のかたはお名前と主治医を下記にお書き下さい。ご連絡いたします。 差支えなければお名前の記入などをお願い致します。 あなたは糖尿病ですか?(はい・いいえ) はいの方、糖尿病歴は?( (名前 )(ペンネーム 記事を書いてみますか?(はい・いいえ)はいの方、主治医は?( )年 ) )先生 ※誠に勝手ながら編集の都合により記事提供者は代謝内科1に受診の方を対象とさせていただきます。