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新入社員の「恋愛」に関する意識調査
新入社員の「恋愛」に関する意識調査 調査結果のポイント ●4 人に 1 人が「交際経験なし」。男女とも約 7 割が「恋人ほしい」 。 ●恋人がほしい理由は「将来、結婚したい」から。恋人がほしくない理由は、 「自由でありたい」から。 ●「気になる相手に自分からアプローチ」する男性は約 4 割、女性は約 2 割。 ●恋愛には「真摯に」 「冷静に」向き合う。 ~半数以上が「交際相手とは結婚を考える」 、約4割が「恋愛と結婚は別」と回答~ 調査要綱 1. 調 査 対 象: 当社主催「じゅうろく新入社員セミナー」を受講した、岐阜・愛知両県の取引先企業 の新入社員 2. 調 査 時 期: 平成 28 年 3 月~4 月 3. 調 査 方 法: 無記名式アンケート 4. 有効回答者数: 698 名 回答者の内訳 最終学歴 男性 女性 大学以上 213 115 短大・高専 4 29 専門学校 28 27 中・高校 162 120 合計 407 291 計 328 33 55 282 698 (人、%) 構成比 47.0 4.7 7.9 40.4 100.0 勤務地 岐阜県 愛知県 それ以外 合計 男性 女性 331 221 62 63 14 7 407 291 計 552 125 21 698 (人、%) 構成比 79.1 17.9 3.0 100.0 大学以上 47.0% 25~29歳 6.3% 愛知県 17.9% 岐阜県 79.1% 専門学校 7.9% 短大・高専 4.7% (注)本文中の図表の計数は、四捨五入の関係で内訳の合計等が合致しない場合がある。 十六総合研究所 計 270 375 44 9 698 (人、%) 構成比 38.7 53.7 6.3 1.3 100.0 30歳以上 1.3% それ以外 3.0% 中・高校 40.4% 年齢 男性 女性 19歳以下 153 117 20~24歳 213 162 25~29歳 36 8 30歳以上 5 4 合計 407 291 1 20~24歳 53.7% 19歳以下 38.7% 1.調査の目的 少子高齢化と人口減少は、我が国が抱える最も深 者の恋愛に対する消極的な考え方が関係している可 刻な問題の一つだ。生涯未婚率(50 歳時点での未婚 能性はないだろうか。 当社では、今年 3~4 月に行った「新入社員の意 率)や平均初婚年齢、出産年齢は上昇が続いており、 非婚化・晩婚化・晩産化が進む。 識調査アンケート」に、 「恋愛」に関する設問を設定 非婚や晩婚が増加した理由として、女性の社会進 し、岐阜・愛知両県で勤務する新入社員の意識を調 出や収入に不安を持つ若者の増加などが指摘されて 査した。 いるが、その他に「草食化」と言われるような、若 2.恋人がいるか 4人に1人が交際経験なし 現在、恋人がいるか否かと、交際経験の有無につ 恋人がいるか いて尋ねた。現在恋人が「いる」と回答した人は全 全体 n=695 体の 30.5%、「以前いたが今はいない」と回答した 人は 42.6%となった。 「交際経験はない」は 24.9% 30.5% 男性 n=407 となり、約 4 人に 1 人は、交際経験がないという結 果となった。年齢階層別にみると、19 歳以下のグル 27.5% 女性 n=288 ープでは 32.2%、20~24 歳では 22.0%、25~29 歳 では 11.4%が、 「交際経験はない」と回答した。 「既 45.2% 34.7% 0% に結婚している」は 2.0%であった。 男女別でみると、男性は恋人が「いる」が 27.5%、 42.6% 38.9% 20% 40% 1.いる 3.交際経験はない 24.9% 2.0% 25.1% 2.2% 24.7% 1.7% 60% 80% 100% 2.以前いたが今はいない 4.既に結婚している 24.7%、「既に結婚している」が 1.7%となった。女 「以前いたが今はいない」が 45.2%、「交際経験は 性の方が、現在恋人がいる人の割合が 7.2 ㌽高く、 ない」が 25.1%、 「既に結婚している」が 2.2%とな 男性の方が「以前いたが今はいない」人の割合が 6.3 った。女性は、恋人が「いる」が 34.7%、「以前い ㌽高かったが、交際経験がない人の割合の差は 0.4 たが今はいない」が 38.9%、「交際経験はない」が ㌽であり、男女差はほとんどみられなかった。 3.恋人がほしいか 男女とも約 7 割が「恋人ほしい」 恋人がほしいか(男女別) 前問で、恋人が「以前いたが今はいない」 、 「交際経 験はない」と回答した(現在恋人がいない)人 463 人に、 今、 恋人がほしいかを尋ねた。 「ほしい」 は 68.3%、 「ほしくない」は 31.7%で、恋人がほしいと考えて いる人の方が「ほしくない」人の 2 倍以上となった。 男女別でみると、傾向にほとんど差は無かった。 68.3% 31.7% 男性 n=284 68.3% 31.7% 女性 n=179 68.2% 31.8% 0% 1.ほしい また、交際経験の有無別でみると、交際経験がある 十六総合研究所 全体 n=463 2 50% 2.ほしくない 100% グループでは、74.8%が恋人がほしいと回答したのに った。男女での差はほとんどみられなかった。 対し、交際経験がないグループでは、56.8%にとどま 恋人がほしいか(交際経験別) 4.恋人がほしい理由 1 位は「将来結婚したいから」 以前いたが今はいない(交際 経験あり)(男女計)n=294 74.8% 25.2% 交際経験あり(男性)n=184 75.0% 25.0% 交際経験あり(女性)n=110 74.5% 25.5% 前問で「恋人がほしい」と回答した人に、その理 由を尋ねた。1 位は「2.将来、結婚したい」で 30.2% であった。2 位以下はそれほど差がつかなかったが、 2 位は「1.気になる相手がいる」 (15.6%) 、3 位は「7. 交際経験なし(男女計)n=169 56.8% 43.2% 交際経験なし(男性)n=100 56.0% 44.0% 交際経験なし(女性)n=69 58.0% 42.0% 充実した生活が送れる」 (13.7%) 、4 位は「3.余暇を 0% 1.ほしい 一緒に過ごす人がほしい」 (13.3%) 、5 位は「5.社会 人生活の心の支えにしたい」 (13.0%)であった。回 100% 恋人が欲しい理由(男女別) 答者の中で、恋愛対象の相手がいてその人と交際し たいという人より、結婚や余暇の充実など、自身が 理想とする生活に恋愛が必要と考える人が多数であ るようだ。 全体 n=315 15.6% 男性 n=193 16.6% 女性 n=122 男女で差が見られた選択肢について、 「7.充実した 生活が送れる」を選択した男性が 20.2%であったの た、 「2.将来、結婚したい」を選択した男性が 24.9% であったのに対し女性が 38.5%で女性が 13.6 ㌽高 かった。 交際経験別でみると、交際経験のあり・なしいず 30.2% 13.3% 24.9% 13.9% 0% に対し、女性が 3.3%で男性が 16.9 ㌽高かった。ま 12.4% 38.5% 13.0% 9.5% 13.7% 12.4% 7.3% 20.2% 14.8% 13.9% 13.1% 3.3% 20% 40% 60% 80% 1.気になる相手がいる 2.将来、結婚したい 3.余暇を一緒に過ごす人がほしい 4.恋人がいることで優越感を感じる 5.社会人生活の心の支えにしたい 6.恋愛や、恋人との交際に対する憧れがある 7.充実した生活が送れる 8.その他 9.理由はない 100% 恋人がほしい理由(交際経験別) れのグループも、 「2.将来、結婚したい」が 3 割以上 で 1 位であった。両者で最も差がついたのは「6.恋 愛や、恋人との交際に対する憧れがある」で、交際 経験があるグループでは 4.1%であったのに対し、交 際経験がないグループでは 22.1%で 2 位と、交際経 全体n=315 15.6% 以前いたが今は いない(交際経験 あり)n=220 17.7% 交際経験なし n=95 験がないグループが 18.0 ㌽高くなった。 「7.充実し た生活が送れる」では、交際経験があるグループで 10.5% 30.2% 30.0% 30.5% 13.3% 13.0% 9.5% 13.7% 4.1% 14.1% 13.6% 17.7% 11.6% 11.6% 22.1% 4.2% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1.気になる相手がいる 2.将来、結婚したい 3.余暇を一緒に過ごす人がほしい 4.恋人がいることで優越感を感じる 5.社会人生活の心の支えにしたい 6.恋愛や、恋人との交際に対する憧れがある 7.充実した生活が送れる 8.その他 9.理由はない 17.7%、交際経験がないグループで 4.2%、その差は 13.5 ㌽であった。 十六総合研究所 50% 2.ほしくない 3 1 位は「自由でありたい」 5.恋人がほしくない理由 「恋人がほしくない」と回答した人に、その理由 交際経験の有無別でみると、いずれも 1 位は「6. を尋ねた。1 位は「6.自由でありたい」で 30.8%、2 自由でありたい」であったが、交際経験があるグル 位は「5.恋愛が面倒」で 15.1% 、3 位は「2.趣味に ープではその割合が 37.0%であったのに対し、交際 集中したい」で 13.7%であった。 経験がないグループでは 24.7%と、12.3 ㌽の差があ 男性では、多い順に「6.自由でありたい」 (31.5%) 、 った。また、 「5.恋愛が面倒」と回答した人は交際経 「2.趣味に集中したい」(15.7%)、「5.恋愛が面倒」 験があるグループで 12.3%、交際経験がないグルー (14.6%)となった。女性は、「6.自由でありたい」 プで 17.8%となり、交際経験がないグループが 5.5 (29.8%)、「8.恋人をつくる必要性を感じない」 ㌽高かった。交際経験がある人は、その経験から今 (17.5%) 、 「5.恋愛が面倒」 (15.8%)の順となった。 は「自由」を求めるが、交際経験がない人の中には、 男女ともに 1 位は「自由でありたい」で、約 3 割を そもそも面倒であったり、必要性を感じなかったり 占めた。男女で差が見られたのは、 「8.恋人をつくる と、恋愛する意思がない人も含まれるとみられる。 必要性を感じない」で、女性の方が 9.6 ㌽高かった。 恋人がほしくない理由(交際経験別) 恋人がほしくない理由(男女別) 全体 8.9% 13.7% 10.3% 15.1% n=146 男性n=89 7.9% 15.7% 11.2% 14.6% 女性n=57 10.5%10.5%8.8% 15.8% 0% 30.8% 31.5% 29.8% 以前いたが今 はいない(交際 11.0% 12.3%8.2%12.3% 経験あり)n=73 4.5% 6.7% 7.9% 1.8% 17.5% 5.3% 20% 40% 60% 80% 1.仕事に集中したい 2.趣味に集中したい 3.家族や友人との時間を大切にしたい 4.過去に恋愛で失敗した 5.恋愛が面倒 6.自由でありたい 7.恋愛にはお金がかかる 8.恋人をつくる必要性を感じない 9.その他 6.恋愛に関する考え方 全体n=146 8.9% 13.7% 10.3% 15.1% 4.8%11.6% 4.8% 交際経験なし n=73 100% 6.8% 15.1% 12.3% 17.8% 0% 30.8% 4.8% 11.6% 37.0% 5.5% 9.6% 24.7% 4.1% 13.7% 20% 40% 60% 80% 1.仕事に集中したい 2.趣味に集中したい 3.家族や友人との時間を大切にしたい 4.過去に恋愛で失敗した 5.恋愛が面倒 6.自由でありたい 7.恋愛にはお金がかかる 8.恋人をつくる必要性を感じない 9.その他 100% 自らアプローチする男性は約 4 割 恋愛に関する考え方の 12 項目について、それぞ 交際相手とは結婚を考える(考えたい)」 (52.6%) 、 れ「そう思う」 「そう思わない」 「どちらともいえな 「9.恋愛と結婚は別だ」(40.9%)、 「6.気になる相手 い」の 3 つの中から選択してもらった。その上で、 には自分からアプローチする」 (31.3%)となった。 「そう思う」 と答えた人の割合から「そう思わない」 半数以上が「交際相手とは結婚を考える」としてい と答えた人の割合を差し引いて求めた指数を、グラ るが、そのうちの 34.6%が「恋愛と結婚は別」と回 フに示した。 答した。結婚を考えた真剣な交際を希望する一方で、 全体では、 「そう思う」と答えた人が多い順に、 「2. 十六総合研究所 恋愛が必ずしも結婚に結びつくわけではない、恋愛 4 と同じ感覚で結婚生活が送れるわけではない、など、 <以下の考え方について、それぞれ「そう思う」・「そ 恋愛と結婚を分けて考える冷静な一面もみられる。 う思わない」・「どちらともいえない」の3つより選択> 「そう思わない」と答えた人(グラフ上ではマイ ①いつも恋愛をしていたい ナス表示)が多い順では、 「1.いつも恋愛をしていた ②交際相手とは結婚を考える(考えたい) い」 (42.6%) 、 「12.お金がないと恋愛が楽しめない」 ③恋愛よりも仕事を優先したい (33.6%) 、 「10.恋愛は面倒だ」 (30.3%)となった。 ④恋愛よりも趣味を優先したい 恋愛が面倒とまでは言えないが、常になくてはなら ⑤恋人よりも家族や友人を優先したい ない必需品でもない。恋愛は一生懸命追い求めるも ⑥気になる相手には自分からアプローチする のではなく、相手と一定の距離を保ちながら、緩や ⑦気になる人がいても自分からはアプローチしない かに進展するもの、といった考えなのだろうか。 ⑧恋人とは常に一緒にいたい、または常に連絡を 男女で結果に差があったものは、 「6.気になる相手 とっていたい には自分からアプローチする」 で、男性は 40.1%が、 ⑨恋愛と結婚は別だ 女性は 19.1%が「そう思う」と回答した。反対に「7. ⑩恋愛は面倒だ 気になる人がいても自分からはアプローチしない」 ⑪恋愛することに自信がない は、男性は 11.5%、女性は 34.8%が「そう思う」と ⑫お金がないと恋愛が楽しめない 恋愛の考え方(男女別) (%) 60.0 60.0 「そう思う」-「そう思わない」(右軸) 男女差 そ う 思 う 40.0 40.0 20.0 20.0 0.0 そ う 思 わ な い 0.0 全男女 体性性 全男女 体性性 全男女 体性性 全男女 体性性 全男女 体性性 全男女 体性性 全男女 体性性 全男女 体性性 全男女 体性性 全男女 体性性 全男女 体性性 全男女 体性性 -20.0 -40.0 -20.0 ① い つ も 恋 愛 ② 結 婚 考 え る ③ 仕 事 優 先 ④ 趣 味 優 先 先⑤ 家 族 友 人 優 プ ロ ー チ ⑥ 自 分 か ら ア -60.0 し ⑦ な ア い プ ロ ー チ い ⑧ た 常 い に 一 緒 に は⑨ 別恋 愛 と 結 婚 ⑩ 面 倒 ⑪ 自 信 な い と 楽 し め な い ⑫ お 金 が な い -40.0 -60.0 回答した。恋愛に受身の男性を指す「草食系男子」 、 の方が「そう思う」と回答した割合が高かった。そ 「植物系男子」などという言葉が流行したが、今回 れぞれ「そう思う」と回答した割合は、 「3.恋愛より の結果によれば、相手の動きを待つ受身の男性より、 も仕事を優先したい」では男性 18.9%、女性 19.1%、 自らアプローチする男性の方が多いようだ。 「4.恋愛よりも趣味を優先したい」では男性 24.2%、 また、3~5 の「恋愛や恋人よりも優先したいもの」 女性 32.2%、 「5.恋人よりも家族や友人を優先したい」 では男性 18.3%、女性は 31.4%となった。 「趣味」 では、仕事、趣味、家族・友人、全ての項目で女性 十六総合研究所 5 と「家族・友人」では、それぞれ 3 割以上の女性が プは 11.7%が「そう思う」と回答した。反対に「7. それらを恋愛よりも優先したいと考えていることが 気になる人がいても自分からはアプローチしない」 わかった。また、 「1.いつも恋愛をしていたい」や「8. は、交際経験があるグループは 16.8%、ないグルー 恋人とは常に一緒にいたい」に対し、 「そう思わない」 プは 35.6%であった。交際経験があるグループは、 と回答した女性の割合が、男性の割合より高かった。 交際経験がないグループと比べて、気になる人に自 これらを併せて考えると、女性はその時々で、趣味 分からアプローチする姿勢の人が多い。 や家族・友人など、優先したいものに目いっぱい力 その他に傾向に違いがあった項目では、 「11.恋愛 を注いでおり、恋愛もその対象の一つという位置付 することに自信がない」で、交際経験がないグルー けなのではないだろうか。 プは 51.5%が、交際経験があるグループは 21.8%が 次に、交際経験別で考察を行った。恋人がいるか 「そう思う」と回答した。 「10.恋愛は面倒だ」につ 否かの質問で、 「恋人がいる」と回答したグループと いては、交際経験がないグループは 32.5%が、交際 「以前いたが今はいない」と回答したグループを「交 経験があるグループは 22.4%が「そう思う」と回答 際経験があるグループ」とし、 「交際経験はない」と した。 回答したグループと比較した。 「既に結婚している」 恋愛について前向きな項目では、交際経験のある 人の回答は除いて考察した。 グループの方が、後ろ向きな項目では、交際経験の 交際経験の有無で差が見られた項目は、 「6.気にな ないグループの方が、それぞれ「そう思う」と回答 る相手には自分からアプローチする」で、交際経験 する割合が高くなった。 があるグループは 37.2%が、交際経験がないグルー 恋愛の考え方(交際経験別) (%) 60.0 そ う 思 う ないと楽しめない 60.0 「そう思う」-「そう思わない」(右軸) 40.0 40.0 20.0 20.0 0.0 そ う 思 わ な い -20.0 0.0 交 際 経 験 あ り 交 際 経 験 な し 交 際 経 験 あ り 交 際 経 験 な し 交 際 経 験 あ り 交 際 経 験 な し 交 際 経 験 あ り 交 際 経 験 な し 交 際 経 験 あ り 交 際 経 験 な し 交 際 経 験 あ り 交 際 経 験 な し 交 際 経 験 あ り 交 際 経 験 な し 交 際 経 験 あ り 交 際 経 験 な し 交 際 経 験 あ り 交 際 経 験 な し 交 際 経 験 あ り 交 際 経 験 な し 交 際 経 験 あ り 交 際 経 験 な し 交 際 経 験 あ り 交 際 経 験 な し -40.0 -60.0 -20.0 -40.0 ① い つ も 恋 愛 ② 結 婚 考 え る ③ 仕 事 優 先 ④ 趣 味 優 先 先⑤ 家 族 友 人 優 プ⑥ ロ自 ー分 チか ら ア し ⑦ な ア いプ ロ ー チ い⑧ た常 いに 一 緒 に は⑨ 別恋 愛 と 結 婚 ⑩ 面 倒 ⑪ 自 信 な い と ⑫ 楽お し 金 めが なな いい -60.0 交際経験あり:恋人がいる+以前恋人いたが今はいない 7.終わりに 今回の調査では、若者が恋愛に無関心であると いないし、自ら進んで意中の人にアタックするタ か、全く受身であるという結果は得られなかった。 イプばかりではない。そして「恋愛と結婚は別」 確かに、 「いつも恋愛をしていたい」とは考えて と、冷静に判断している。このような点が、大人 十六総合研究所 6 の目には淡泊に映るのかもしれない。 彼らが躊躇なく結婚に踏み切ることができるよう、 若者たちの「ちょっと控えめ」な考え方が、晩 子育て支援は言うに及ばず、就業形態による収入 婚や非婚に無関係とは言い切れない。しかし、約 格差の縮小や、介護・年金の不安軽減など、将来 7 割は恋人がほしいと願い、半数以上が交際相手 を悲観することがないような環境整備が必要だ。 と結婚を考えるという結果をみると、恋愛につい 一方で、交際経験がない人の中には、これから て真摯に、前向きに考えている印象を受ける。 も交際する意思のない人、独身の気楽さを求める 最近の若者は、 「ゆとり」や「さとり」と言われ 人もいる。一律に結婚・出産を促すのではなく、 るが、4 人に 1 人が「将来に備えて初任給は貯蓄 家庭を持ちたい人が持てる社会、多様な選択を認 したい」と考えるような、堅実で現実的な面を持 め合う社会をつくることが大切だ。 っている1。 (研究員 早川 博美) このような彼らだから、今後結婚を見据えて本 格的に動き出そうとするとき、多くの情報を収集 し、安定した暮らしができるか、相手とともに幸 せになれるかを、 事前に熟考するだろう。その際、 【DATA】 1.いつも恋愛をしていたい そう思う 全体 男性 女性 交際経験あり 交際経験なし 2.交際相手とは結婚を考える(考えたい) どちらともい そう思わな えない い 15.9% 16.3% 15.2% 16.5% 12.3% 41.5% 43.6% 38.7% 42.5% 38.7% 42.6% 40.1% 46.1% 40.9% 49.1% そう思う -そう思わ ない -26.7 -23.8 -30.9 -24.4 -36.8 4.恋愛よりも趣味を優先したい そう思う 全体 男性 女性 交際経験あり 交際経験なし 全体 男性 女性 交際経験あり 交際経験なし 54.2% 56.9% 50.5% 56.3% 46.6% 18.2% 18.9% 17.3% 21.7% 8.0% どちらともい そう思わな えない い 21.3% 11.5% 34.8% 16.8% 35.6% 全体 男性 女性 交際経験あり 交際経験なし 50.0% 54.1% 44.3% 49.8% 51.5% 28.7% 34.4% 20.9% 33.4% 12.9% どちらともい そう思わな えない い 24.8% 23.7% 26.2% 22.4% 32.5% 38.8% 40.1% 37.1% 37.6% 44.2% 45.0% 47.7% 41.1% 44.0% 47.9% 30.3% 28.6% 32.6% 33.7% 19.6% 全体 男性 女性 交際経験あり 交際経験なし 19.0% 18.9% 19.1% 19.2% 19.1% 6.気になる相手には自分からアプローチする 8.恋人とは常に一緒にいたい、または常に連絡をとっていたい そう思う どちらともい そう思わな そう思う -そう思わ えない い ない 全体 24.9% 41.8% 33.2% -8.3 男性 24.7% 46.9% 28.3% -3.6 女性 25.2% 34.8% 40.1% -14.9 交際経験あり 28.8% 40.5% 30.6% -1.8 交際経験なし 12.9% 44.8% 42.3% -29.4 9.恋愛と結婚は別だ そう思う -そう思わ ない -7.4 -22.9 13.9 -16.6 22.7 11.恋愛することに自信がない 12.お金がないと恋愛が楽しめない そう思う -そう思わ ない -5.5 -4.9 -6.4 -11.3 12.9 そう思う 23.8% 18.3% 31.4% 19.6% 36.2% そう思う 全体 男性 女性 交際経験あり 交際経験なし どちらともい そう思わな えない い 62.5% 65.3% 58.7% 64.6% 55.8% 13.7% 16.5% 9.9% 15.8% 8.0% どちらともい そう思わな えない い 28.8% 24.7% 34.4% 21.8% 51.5% 47.2% 52.0% 40.4% 49.0% 42.9% 平成 27 年度 新入社員の「お金の使い方」に関する意識 調査(十六総合研究所)による 1 十六総合研究所 8.6% 8.4% 8.8% 7.6% 10.4% そう思う どちらともい そう思わな -そう思わ えない い ない 62.7% 18.3% 0.7 64.5% 16.6% 2.3 60.3% 20.6% -1.5 61.9% 19.0% 0.2 64.8% 16.0% 3.1 全体 男性 女性 交際経験あり 交際経験なし 10.恋愛は面倒だ そう思う 52.6% 51.5% 54.1% 54.7% 45.4% そう思う そう思う -そう思わ ない 9.4 5.3 14.9 0.2 37.4 7.気になる人がいても自分からはアプローチしない そう思う 全体 男性 女性 交際経験あり 交際経験なし どちらともい そう思わな えない い 5.恋人よりも家族や友人を優先したい どちらともい そう思わな えない い 27.6% 24.2% 32.2% 21.9% 45.4% そう思う 3.恋愛よりも仕事を優先したい そう思う -そう思わ ない 44.0 43.1 45.3 47.1 35.0 7 24.0% 23.2% 25.2% 29.2% 5.5% そう思う -そう思わ ない 10.1 1.8 21.5 3.8 28.2 そう思う -そう思わ ない 4.8 1.5 9.2 -7.4 46.0 そう思う 全体 男性 女性 交際経験あり 交際経験なし 31.3% 40.1% 19.1% 37.2% 11.7% そう思う 全体 男性 女性 交際経験あり 交際経験なし 40.9% 40.8% 41.1% 43.5% 32.5% そう思う 全体 男性 女性 交際経験あり 交際経験なし 24.2% 28.9% 17.7% 23.8% 24.5% そう思う どちらともい そう思わな -そう思わ えない い ない 46.4% 22.4% 8.9 46.4% 13.5% 26.6 46.3% 34.6% -15.5 44.7% 18.1% 19.1 52.8% 35.6% -23.9 そう思う どちらともい そう思わな -そう思わ えない い ない 41.8% 17.2% 23.7 42.1% 17.1% 23.7 41.5% 17.4% 23.7 39.9% 16.5% 27.0 48.5% 19.0% 13.5 そう思う どちらともい そう思わな -そう思わ えない い ない 42.2% 33.6% -9.4 42.5% 28.6% 0.3 41.8% 40.4% -22.7 40.0% 36.2% -12.4 47.9% 27.6% -3.1