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大腸内視鏡検査と治療をお受けになる方への
大腸内視鏡検査と治療を お受けになる方への アドバイス 2012.1.14(土) 神奈川県立がんセンター 外来主任看護師 清水 祐子 中野 里美 大腸内視鏡検査とは *肛門から内視鏡スコープを挿入して、 腸の中を観察する検査です 大腸内視鏡検査を受けるには *絶食だけでは検査ができません *大腸の中の便を取り除き、 きれいにすることが必要です *一般的に外来で行われる検査の ため、ご自宅で検査前の準備を します 大腸内視鏡スコープ 検査はこの様に行います 腸に残りやすい食材 食物繊維の多い野菜 腸に残りやすい食材 きのこ類・種のある果物 腸に残りやすい食材 海藻類・豆類 低残渣食とは 食事中の繊維成分を抑え、 消化管に負担をかけないよう に調整した食事のことです 腸に残りにくい食材と 参考メニュー *食物繊維、脂肪の少ない食材 白米、鶏肉、卵、白身魚、うどん、 豆腐、麩など *参考メニュー 卵粥、鶏粥、素うどん、そうめん、 ゆで卵、白身魚の煮付けなど 検査前日に食べる検査食 低残渣食(エニマクリン) 下剤について、お話します *もともと便秘傾向の方は・・・ 常用している下剤か、市販の下剤を 服用して、検査2日前か前日には、 排便があるようにしてください 前日の夜に内服する錠剤の下剤 プルゼニド2錠 下剤その1 マグコロールP 1800mlを15分毎に200mlずつ服用します 15分 毎に 1杯 下剤その2 ビジクリア錠 15分毎に5錠ずつ200mlの水又はお茶で服用します 15分 毎に 1杯 下剤服用中は・・・ *なるべく、お一人での服用はさけて ください *心配な時には、来院してから下剤を 飲むこともできます *服用中に、嘔吐、腹痛、気分不快が 現れたら、飲むのをやめて病院に 連絡してください いつも服用しているお薬は *検査をする事になったら、担当医に どんな薬を飲んでいるかお伝えください *血圧の薬など、検査当日飲む薬や、 検査前からお休みするお薬(糖尿病薬 血液サラサラ作用の薬)については、 説明があります *来院の際は、お薬手帳を持参して下さい 下剤服用後の最終排便の状態 残渣なく、きれいになった大腸内 野菜や果物の皮、繊維の多い食材 が残っています 果物や野菜のつぶつぶが 残っています 玉葱やネギが残っています 便がたくさん残っています 便が残っていると、このような ポリープが隠れてしまいます 検査着に着替えて、 ベッドに横になります 検査用ズボンには、後ろ側に穴が 開いています 大腸内視鏡検査中は・・・ *検査前に、痛み止めなどの注射をします *検査中はお腹の違和感や多少の痛みを伴う ことがあります *おならは我慢しないで出してください *患者さんの側に、看護師又は検査技師が 付き添います *苦痛がありましたら、我慢しないで お伝えください 検査後は・・・ *1時間ベッドで安静にしてから帰宅します *検査後1時間で、飲食ができます *検査当日は、消化の良いやわらかいものを 召し上がってください *アルコール、刺激物はとらないで下さい *検査後は、車の運転は出来ません *激しい運動は、控えてください ポリープをとる治療について *内視鏡でポリープをとる治療は、日帰りで 出来る場合と、入院が必要な場合があります *治療後の食事は、特別なものになります *安静時間も長くなります *点滴をおこないます *詳しくは、パンフレットで 説明します 私達、看護師は・・・ 看護師は、患者さんが安全で 安楽な検査、治療が受けられ るように、検査の介助、観察 を行っています。 不安や苦痛が、出来るだけ少 なくなるような看護をこころ がけています。