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劇団「歩」創立10周年

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劇団「歩」創立10周年
まちに
夢 と感動を
箕
属
付
ー
タ
ン
輪町文化セ
年
周
0
1
立
創
」
歩
「
団
劇
文化芸術は
ものであり、
る
え
い
も
と
て心の栄養
私たちにとっ
、祭りなど
画
絵
、
劇
演
楽や
のなかでも音
活
生
の
ん
だ
ふ
されたり、
癒
を
心
で
と
るこ
化芸術に触れ
文
な
ま
ざ
ま
さ
ています。
し
り
た
れ
ら
勇気づけ
域を明るく、
地
、
て
し
通
を
今月は、演劇
紹介します。
ご
を
」
歩
「
団
と活動する劇
う
よ
し
に
気
元
2
夜
年間
時 前、産 業 会 館に次々と集まる人々
あゆみ
がいます。彼らは、箕 輪 町 を 拠 点に
活 動を続けてきた劇 団﹁歩﹂の劇 団 員。普
段は週に何度か集まり作品の台本読みをし、
年
月に結成され、今年で
定期公演前は毎晩のように夜遅くまで稽古に
励んでいます。
﹁歩﹂は平成
創立 周年を迎えました。
4
人が所属
その活 動は町 外にも広がり、近 隣 市 町 村
からも仲間が集まって、現在は、
現 在は
歳が最 年 少、上は
歳までと年 齢
しています。何歳からでも入団はできますが、
18
台を手がけた飯島さんが、縁あって 年前に
さん。東京でプロの演出家として数多くの舞
演技の指導、演出にあたっているのは飯島 岱
たかし
書き下ろし作 品などにも力を入れています。
地 元で活 動 する劇 団として、地 元 作 家の
芝居で感動を伝えたいという想い│ 。
迎えた方と生活環境もさまざま。共通点は、
層は幅 広く、学 生、主 婦、会 社 員、定 年を
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箕 輪 町に移 住 したことで現 在の﹁歩﹂が生
まれました。主な活 動 資 金は団 員の会 費や
公 演のチケット代、パンフレットの広 告 収 入
などです。芝居に必要な材料を寄付してくれ
る人、ボランティアで小 道 具 作りを手 伝って
この 年間芝居に打ち込んできました。
くれる人など、多くの人々に支えられながら、
ば」他
竜太作「まほろ
これからも地域とともに歩み、芝居を通じ
3
15
て豊かな文化を発信してくれることでしょう。
品:
過去の上演作
18
別
銀河鉄道と夜」
清水洋史作「
・
夕鶴」 加藤純
木下順二作「
15
10
蓬莱
POI ZONE」
三輪はじめ作「
役実作「象」 10
8
10
こいつら﹂と思うこともありますが︵笑︶、
にもの申すようになりました。﹁なんだ
ています。おかげで、最近では役者も私
ケーションをとりながら作品を作り上げ
音で意 見し合い、相 談し合い、コミュニ
てこそ 意 味 を 成 します。だからこそ 本
作家や演出家は、役者やスタッフがい
来て、観て、素直に感じて
﹁歩﹂は進化し続ける
芝居 集団 演出家 飯島岱さん
お客様の生の声を糧に成長
劇 団﹁歩﹂の創 立 から 早いもので
今でも 覚 えています。当 劇 団では、地
と、身の引き締まる思いを感じたことを
やすい作品でしたから、次からが勝負!
出よりも、役者が生きていると褒められ
ることに無上の喜びを感じています。演
者が多いことか。この町で演劇に携われ
う人もいましたが、なんと素晴らしい役
芝居の醍醐味でもあると気づきました。
元 作 家の書き下ろし作 品にも力を入れ
た時が一番嬉しいですね。
では予想を上回る反響をいただき一安心
ています。地元をよく知る作家だからこ
劇 団のレベルも 遙かに上がりました。
当 初、箕 輪で演 劇なんて不 毛 だとい
そ観 客と共 通の感 覚をもち、その感 覚
正 直、東 京に出しても 恥 ずかしくあり
年 経ってやっとここまできま
あり、作 品を選んだ責 任を感じて思い
して欲しい﹂などの声をいただくことも
容が難し過ぎた﹂﹁名作シリーズを上演
強みがあります。時にはお客様から、
﹁内
らともに芝居を作り上げることができる
作品に込められた想いを確かめ合いなが
“ ですから、来て、観
芝 居は 生もの
ジを伝えていきたいですね。
化している劇 団として皆さんにメッセー
残 し、それを 繰 り 返 しながら、常に進
した。これから次の 年に新しい何かを
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て、素 直に感じたことがすべて、そこが
とができるのです。さらに、作家を交え、 ません。
を作品に生かして、観客に訴えかけるこ
した一方で、皆さんがよく知る受け入れ
年が経ちました。旗揚げ公演の﹁夕鶴﹂ 実 はこれこそ が 当 劇 団の 魅 力であ り、
10
んでみてください。
ぜひ気 軽に﹁歩﹂の舞 台 公 演に足 を 運
演劇の魅力です。難しいことを考えず、
させてくれたと感謝しています。
声こそ が、今の﹁歩﹂をここまで 成 長
悩むこともありますが、こういった生の
10
公
期
定
」
歩
「
劇団
演
7月13日、14日に町文化センターで、劇団「歩」創立 10 周年記念公演 Vol.1 渡辺泰徳作「幸福都市」が上演
されました。地元作家による書き下ろしで、記憶喪失の男がたどりついた奇妙な街に住む人々を描く群像劇です。
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さちよ
劇団員 両角幸代さん
芝居は私の生き甲斐
年 前、
新しい劇団で劇団員を募集していることを
知 り、す ぐに 入 団 を 決 めま し た。
これまで多くの方々に支えられてきました。
間がいるって素晴らしいなと感じています。
は違っても同じ目標に向かってともに歩める仲
が気持ちを切り替えてくれます。環境や年齢
今 年 父 を 亡 くし、気が沈 む 時にも、芝 居
り芝居は私の生き甲斐だ﹂と感じました。 りましたが、活 動を再 開したときに﹁やっぱ
分が成長できたのかわかりませんが、学んで
てもいまだにドキドキします。
くなりましたが、本 番の舞 台は何 回 経 験し
芝 居を 続 けてきたからか人 前で緊 張しな
てこられたんだと思ます。
に心打たれました。そのおかげで 年間続け
飯 島さんが諦めずに誘ってくれて、その情 熱
やめようか悩んだこともありました。でも、
イト、勉強など日々の生活に追われて通えず、
年 経って自
しののめ
東京で芝居の勉強をしていたのですが、地元
年生で入団し、学校帰り
情熱に心打たれて
﹁歩﹂には小学
に鞄を背負ったままホールへ通ったのを覚えて
いつも応 援してくださる皆さんに感 謝しなが
きたことを後 輩たちに教えていけたらいいな
います。高 校に進 学してからは部 活やアルバ
ら大好きな芝居ができる私は幸せ者です。
と思っています。
階から形 を 作 り 上 げ、それでお客 様に感 動
劇団「歩」では今後、創立 10 周年記念公演 Vol.2 坂井宏光作「西部戦線異状ナシ」、
Vol.3 三輪はじめ作「東雲スイッチ」の上演を予定しています。
に戻って 以 来、芝 居は観ることはできても、
演じることはないだろうと諦めていたんです。
そこに、プロの演 出 家に付いて芝 居ができる
という 夢のような話、しかも﹁夕 鶴﹂を …
。
押し込めていた想いが一気にあふれ出して大興
奮でした︵笑︶。
地元の人が地元で作る芝居。観てくださる
芝 居の面 白いところは、何もないゼロの段
年間、劇団から離れて休養したこともあ
方々に叱咤激励をもらいながら、一緒に成長で
きれば嬉しいですね。これからも地域で一つに
なって作り上げていきたいです。
を与えられる充 実 感です。今は生 活の一部の
よ う な 存 在です ね。旗 揚 げ 公 演の﹁夕 鶴﹂
で は 台 詞 を 忘 れて 焦った り も し ま し た が
︵笑︶。
小さい子にももっと見に来て欲しいですね。
私 たちはプロではなく、アマチュア集 団。同
劇団「歩」事務局 ☎090−7804−8102
町文化センター ☎70−6601
問合せ先
6
32
さ や
じ地元で暮らす身近な存在です。﹁歩﹂の舞
今後の予定:8 月 31 日「日本の太鼓 in みのわ」ほか
劇団員 堀口沙耶さん
台で元気になっていただけたら嬉しいです。
5
町文化センターでは地域文化の拠点として、講演会やコンサートなど、一年
を通してさまざまな文化芸術イベントを行っています。文化や芸術に触れるこ
とで豊かな心と感性を育みながら、皆で地域文化の輪を広げていきましょう。
町文化センター
お 知 ら せ
ともに活動をしてみたいという
方、一度でも舞台に立ってみ
たい、芝居をやってみたい方、
小道具、衣装などスタッフに
興味のある方も大歓迎です。
稽古場:町文化センターなど
稽 古:通常は週1∼3回ほど(台本読み合わせなど)、
定期公演前は連日など状況による。
時 間:19:00∼22:00(予定)
月会費:大人 1000 円 高校生以下 500 円
※参加、見学自由(経験有無不問)
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団員募集中!
箕輪町文化センター付属 劇団「歩」
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