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審判受講者資料( pdf 14枚 )

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審判受講者資料( pdf 14枚 )
BL-3級審判講習会
公益財団法人 日本少年野球連盟
岐阜県支部 審判部
BL-3級審判員とは
ボーイズリーグ「指導者・審判員ハンドブック」より一部抜粋
(公財)日本少年野球連盟審判規定 審判規定(平成25年8月1日改正)
第2章 公認審判員
第10条(資格)
連盟の公認審判員は、次の級別に区分する。
ア. BL-1級指導審判員
イ. BL-1級審判員
ウ. BL-2級審判員
エ. BL-3級審判員
第11条(職務)
(4) BL-3級審判員は、ブロック及び支部が主催する大会に主催者の委嘱によ
り審判員になる。
第12条(資格条件及び認定)
(4) BL-3級審判員は、チーム代表の推薦を受け、支部が開催する審判員養成
のための支部審判講習会修了した者について、支部長及び支部審判長が認
定する。
第13条(資格条件)
(4) BL-3級審判員
ア. 支部が主催する大会の審判員としての能力を有する者
イ.認定される日現在で、年齢満18歳以上である者
第14条(登録証及びワッペン)
2. 審判員が試合に出場する時は登録証を携帯し、指定のワッペンを付けなけれ
ばならない。
第16条(資格の有効期間)
3. BL-3級審判員の資格の有効期間は支部の認定した日より2年とする。
第18条(資格の停止)
公認審判員で敵性を欠く行為のあった者は、審判員委員会の裁定によりその資
格を停止する。
第3章 審判員の役職
(BL-3級審判員)
2. 登録された審判員は支部審判講習会を受講後、公式試合の審判に参加できる。
3. チームの親善試合、練習試合等に積極的に参加し、野球規則の習熟及び技術の向上
に努める。
審判員の遵守事項について
ボーイズリーグ「指導者・審判員ハンドブック」より一部抜粋
1.試合中
(1) 審判員はグランド内においては、常に駆け足で行動すること。プレイ中の動きを俊敏
に、特に一歩の動きに集中すること。
(2) 「審判眼カニクスハンドブック」や「高校野球審判の手引き」を活用したフォーメー
ションを基本とし、審判員同士の「アイコンタクト」や、外野への打球を追う時の
「ゴーイングアウト」の声掛け等々のコミュニケーションに心がけること。
(3) 審判員の役割として、試合がスピーディーに進行するように積極的に、監督・選手に
働きかける。全力疾走するように心がけるが、無理に急がせるような行為は慎んで指導
すること。
(4) ジャッジは明快にして、監督・選手および観衆に不安を抱かせないようにする。
(5) ストライクゾーンの安定化に努めること。
(6) グランド内においては、選手と必要以上の話をしてはならない。
(7) ベース上を通過する打球に対する判定は、塁審が行い、ベースまでの打球は球審が判
定する。ダブルコールに注意すること。
(8) インフィールドフライの宣告は、球審または打球に近い審判員が行い、他の審判員も
同調する。
(9) ハーフスイングの時、監督もしくは捕手よりハーフスイングのリクエストの要請があ
れば、速やかに塁審に判定を委ねること。この場合、塁審は直ちに「スイング」または
「ノースイング」の判定を下し、その判定を最終のものとする。「ボール」から「スイ
ング・ストライク」に判定が変わった場合は、直ちにボールカウントを宣告し、記録員
に明示すること。
(10) 試合中に誤った動きをした審判員に対して、言動・動作等で指摘してはならない。
指導する場合は、給水時とか試合後のミーティングにて行うこと。
(11) 試合中の給水・冷やしタオル等については、試合開始前に、運営委員とイニング・場
所等を打ち合わせすること。給水時には、必ず審判全員が集まること。
(12) イニング間の姿勢は、通常の姿勢で所定の位置で待機すること。腕組み・後ろ手・腰
に手を当てるようなしぐさを避ける。
(13)審判員の服装は連盟の規定に従う。
より良い角度へ、止まってみて、確認してコール
試合前のミーティング
○
○
○
○
○
○
○
○
試合開始1時間前に審判部へ集合
服装ならびに携行品の確認
(持ち物)登録証、はけ、カウンター
(置いていく物)サングラス、携帯電話、マスク、たばこ等
大会ルールの確認と共有
(例)試合時間、延長の取扱、タイブレークの有無等
グランドルールの確認と共有
・ローカルルール確認
グランド内にある木に当たった場合の取扱等
・トラブルの予測
ボールが球場外に出そうな場所の確認と処置方法
(フェンス下、穴・ボールデットラインライン等)
審判員同士における判定エリアの確認
・1塁線、3塁線のファールライン付近の判定
※ベースより本塁側は球審が担当
・内野内の飛球判定
※塁審の位置にもよるが原則球審が担当
・外野飛球の判定
※全ての塁審が外野付近いる場合は3分割
2塁審判が内野内にいる場合は1塁審と3塁審の2分割)
監督もしくは捕手より、ハーフスイングのリクエストがあっ
た場合の対応(1塁審・3塁審)
インターバル(休憩)のタイミングの確認
イニング終了時におけるマウンドのプレート掃きの役割確認
・守備に出て行こうとするベンチの反対側の塁審が担当
・2塁審が内野内にいる場合は2塁審が担当
ジェスチャー(アウト/セーフ)の練習1
ハンズ・オン・ニーズセットポジションの姿勢
① 「セットポジション」という用語は、通常このハンズ・オン・
ニーズ・セットポジションのことを示し、一部の例外を除いて、
審判員がジャッジするときに必ず用いる姿勢です。
② 両足を肩幅よりやや広く開き、ヒザを軽く曲げ、背すじを伸ば
し、両手をヒザの上部あたりに置きます(写真①、②)
A) 悪い例:ヒザが伸びきっている(写真③)
B) 悪い例:重心が後ろ(お尻)にかかっている(写真④)
C) 悪い例:ヒジが曲がっている(写真⑤)
D) 悪い例:背中が丸まっている(写真⑥)
写真 ①(良い例)
写真③
(ヒザが伸びてい
る)
写真④
(重心が後ろ)
写真②(良い例)
写真⑤
(ヒジが曲がっている)
写真⑥
(背中が丸い)
ジェスチャー(アウト/セーフ)の練習2
③ 両手をヒザに置く際は、親指とその他4本の指とを分けて、ヒザ
をつかむイメージで固定します(写真①)
A) 悪い例:五本指を開いてヒザをつかむ(写真②)
B) 悪い例:足の付け根あたりに手を置く(写真③)
写真①(良い例)
写真②
(指が開いている)
写真③
(手を足の付け根に置く)
④ 視野を広くする(帽子のつばで視野をさえぎらない)ために、頭
を上げ、目線を地面と平行にします(写真①)。このとき、スタ
ンディングのときと比べて、視界がほとんど変わらないことを確
認します。
※フォースプレイにおける判定のことを考えると、目線が地面と平行に
なっていることが特に大事です。
写真①(良い例)
写真②(顔が下を向く)
⑤ 肩を落とさず腰を曲げないで、両ヒジをまっすぐにします。カメ
ラの三脚をイメージしてください。
⑥ 機敏に動けるように重心は前に置き、肩の力を抜いてリラックス
します。
ジェスチャー(アウト/セーフ)の練習3
スタンディング・セットポジションの姿勢
① 両足を肩幅よりやや広めにして、ヒザに余裕をもって立った(い
つでも前後左右に動ける)姿勢です。(写真①)
② 機敏に動けるように重心は前に置き、体の力を抜いてリラックス
します。
③ 内野や外野への平凡な飛球の判定など、視野を広げてプレイを見
るときに用います。
④ また、時間的にハンズ・オン・ニーズ・セットポジションへ移行
できないプレイのときにも用います。主な例は次のとおりです。
A) 2塁を起点としたダブルプレイのときの2塁塁審
B) 本塁を起点としたダブルプレイのときの球審
C) けん制のときの2塁塁審
D) 3塁フォースプレイのとき(野手がマウンドの近くで打球
を処理したとき)の3塁塁審
(写真①)
ジェスチャー(アウト/セーフ)の練習4
アウトのコール
① まずセットポジションの姿勢をとり(写真①)、一連の動作で立
ち上がりながら、右手を自然に開いた状態で握手をするように
腕を上げていきます。(写真②)
② そして、右ヒジを顔の高さまで上げます。このとき腕の力を抜い
て(ヒジは自然と90度程度に曲がります)、手は頭より後ろに
ある状態となります(手のひらは自然に開いたままです)。
(写真③)
※ ヒジが低いと手が顔の前で止まってしまい、キレのあるジェ
スチャーができません。(写真④)
③ 『ヒー・イズ・アウト』“He is out !”のコールとともに、ヒ
ジを肩の高さに下しながら、ヒジを基点に腕を振り下ろします。
このとき手(軽く握りながら)は頭の上から弧を描くように通っ
てきます。
※ この「腕を振り下ろす」ときのスピードが、キレのあるジェ
スチャーにつながります。
写真①
写真③(良い例)
写真②
写真③(良い例)
写真④(ヒジが低い)
ジェスチャー(アウト/セーフ)の練習5
④ 最終的にヒジが肩の高さで止まり、右手のコブシをつくり、ヒジ
から先が地面と90度になるようにします。(写真①)
A) イメージとしては、右45度の方向で、頭頂部の高さにある
「平面」を右のコブシで「バチン!」とたたくような感じです。
B) 右45度の角度は、アウトのジェスチャーを大き
く見せるためのものです。次の形では、ジェスチャーが小さ
く見えたり、キレのあるジェスチャーができなくなります。
悪い例:コブシが身体の正面にくる(写真③)
悪い例:コブシが右180度の位置にくる(写真④)
悪い例:ヒジが伸びてコブシの位置が高すぎる(写真⑤)
悪い例:ヒジの位置が低い(写真⑥)
C) 右手はコブシをつくり、小指の付け根あたりで「平面」をた
たきます(写真⑦)。コブシの甲の部分ではなく(写真⑧)、
また、指側でもありません(写真⑨)
(写真①)
(写真⑥)
(写真②)
(写真⑦)
(写真③)
(写真④)
(写真⑧)
(写真⑤)
(写真⑨)
ジェスチャー(アウト/セーフ)の練習6
⑤ 左腕は、手を自然に開いた状態で下げます。(写真①)
A) わきの下あたりに握った手を置く姿勢が見受けられますが、
あまり格好がいいとは言えません。(写真②)
B) 腕を下におろした方が、体が大きく見えます。
⑥ コールを終えたら、腕をそのまま自然に下し、スタンディング
の姿勢に戻ります。(写真③)
(写真①)
(写真②)
(写真③)
ジェスチャー(アウト/セーフ)の練習7
セーフのコール
① まずセットポジションの姿勢をとり(写真①)、一連の動作で
立ち上がりながら、両腕を身体の前面の肩の高さで止めます。
(写真②)
※ タイムのジェスチャーのようにならないため、腕を肩の
高さで止めます。
② このとき、自分の手で視界をさえぎらないため(プレイが見え
なくなってしまいます)、両手を交差させないようにします。
(写真③)
(写真①)
(写真②)
(写真③)
ジェスチャー(アウト/セーフ)の練習8
③ 『セーフ』“Safe !”のコールとともに、両腕を水平に広げ
ます。(写真①)
※ 『セーーーフ』と発声すると、ジェスチャーも緩慢になり
がちです。むしろ『セイフ』と発声することにより、キレ
のある形になります。
④ 両腕を広げる勢いで、腕が体より後ろに行かないように注意し
ます。(写真②)
⑤ 指先をピンと伸ばすと、きれいなセーフの形になります。
(写真①)
悪い例:指先が伸びていない(上向き)(写真③)
悪い例:ヒジが伸びていない(写真④)
⑥ コールを終えたら、両腕を閉じて肩の高さの位置に戻し(写真
⑤)、そのまま自然に下ろします。(写真⑥)
(写真①)
(写真④)
(写真②)
(写真⑤)
(写真③)
(写真⑥)
ジェスチャー(アウト/セーフ)の練習9
Go:Stop:Call
(1)Go(スタートする)
① ハンズ・オン・ニーズ・セットポジションの姿勢をとります。
② 審判指導員の『Go』のかけ声でボールが打たれたことを想定
して、スタートします。
A) スタートダッシュの練習ではないので、ゆっくりスター
トします。
B) ボールから目を離さないことをイメージして、スタート
するときに下を向かいないよう注意します。
悪い例
良い例
(下を向く)
③ プレイを想定しながら、ジャッジする位置に向かって走りま
す。
A) 打球の行方、走者の位置、そして他の審判の行動などを
確認しながら走るイメージです。
B) 背筋を伸ばし、視野を広げて駆け足程度で走ります。
(2)Stop(止まる)
① 『Stop』のかけ声により、プレイを判定する位置に達したこ
とを想定します。
② 頭(脳)で身体をコントロールして止まり、スタンディン
グ・セットポジションの姿勢をとります。
A) 早く止まるための練習(反射神経の訓練)ではないので、
ゆっくり止まります。
B) スタートからストップまでの自分のリズムを一定にする
ため、止まるときの基点とする足を、いつも同じ足にしま
す。この場合、1塁塁審でのフォースプレイの判定のこと
を考えると、常に左足を基点に止まることを薦めます。
C) 止まった時点では、その後の悪送球も考えられるので、
きちっと(一瞬)スタンディングの状態を作ります。
ジェスチャー(アウト/セーフ)の練習10
③ ボールが野手に近づいてきて、送球の軌道(野手がどのタイミ
ングで、どの位置で捕れるかなど)が判断できた状態をイメー
ジして、ハンズ・オン・ニーズ・セットポジションをとります。
※ このとき、顔を下に向けないで、目線だけ5メートル程度
先の地点(ベースを想定)に焦点を合わせます。
(3)Call(アウト/セーフをコールする)
① 『Call』のかけ声により、プレイを見届けたことを想定して、
セットポジションの姿勢から、アウト/セーフのコールをしま
す。
② アウト/セーフのコールを終えたら、セットポジションの姿勢
に戻ります。
③ 再び『Go』のかけ声でスタートし、これを繰り返します。
④ 最後は、『Last Call』『Go』のかけ声でスタートし、アウト
/セーフのコールの後、両腕を上げて『タイム』とします。
セットポジション
セットポジション
『Go』
『Call』→『He’s out』
『Stop』
最後は『Time』
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