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新城市地球温暖化防止実行計画(第2次計画)

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新城市地球温暖化防止実行計画(第2次計画)
新城市地球温暖化防止実行計画
(第2次計画)
~
職員一人ひとりの率先行動
新
城
市
平成23年4月
~
目
次
第1章 計画策定の背景
1 地球温暖化問題の顕在化
(1)地球温暖化の仕組み
(2)地球温暖化による影響
2 国際的な動向と日本の対応
3 新城市の取り組み
第2章 計画の基本的事項
1計画の目的
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2計画の期間
3計画の対象範囲
(1)対象とする事務事業の範囲
(2)対象となる温室効果ガスの種類
第3章 温室効果ガス排出量の推移
1温室効果ガス排出量の推移
2発生源別の温室効果ガス排出量
3二酸化炭素排出量が多い施設
第4章 温室効果ガス総排出量の削減目標
1 温室効果ガス排出抑制のための取り組みに対する基本的な考え方
2温室効果ガス排出量に関する目標
( 1 )区 分 の 設 定
( 2 )目 標 と す る 削 減 値
( 3 )取 り 組 み
①市が独自で取り組むことができる分野
( ア)電 力 の 使 用 に 関 す る 取 り 組 み
◇照明器具の適正使用
◇ OA 機 器 等 電 化 製 品 の 適 正 使 用
◇空調機器の適正使用
◇その他
( イ)公 用 車 の 使 用 等 に 関 す る 取 り 組 み
◇公共交通機関及び自転車利用
◇エコドライブの実施
◇環境配慮型公用車の導入等
◇通勤自動車の使用
( ウ)用 紙 類 の 使 用 に 関 す る 取 り 組 み
◇用紙使用量の抑制
◇印刷物の発行
( エ)物 品 購 入 、公 共 工 事 に 関 す る 取 り 組 み
( オ)上 水 の 使 用 に 関 す る 取 り 組 み
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( カ)庁 舎 等 に お け る 廃 棄 物 の 減 量 に 関 す る 取 り 組 み
( キ)そ の 他 の 取 り 組 み
②一般廃棄物の焼却に伴う分野
③上下水道事業に伴う分野
④指定管理者等による誘客施設の管理に伴う分野
2エネルギーの供給に関する目標
第5章 計画の推進体制と実施状況の点検
1基本的考え方
2職員に対する研修等
3 点 検・評 価
( 1 )温 室 効 果 ガ ス 排 出 状 況 の 把 握
( 2 )実 施 状 況 の 公 表 等
( 3 )計 画 の 見 直 し
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第1章 計画策定の背景
1 地球温暖化問題の顕在化
(1) 地 球 温 暖 化 の 仕 組 み
地 球 は 、太 陽 の 放 射 す る エ ネ ル ギ ー を 受 け て 暖 め ら れ 、そ の 一 部 を 宇 宙 空
間 へ と 放 出 し て い る 。こ の エ ネ ル ギ ー 収 支 が 均 衡 し て い る 状 態 で は 地 球 の 温
度 は 15℃ 前 後 と 、 生 物 が 生 息 す る た め に 適 し た 環 境 に 保 た れ て き た 。
し か し 、化 石 燃 料 を 大 量 に 燃 焼 さ せ る な ど 人 間 の 経 済 活 動 に よ り 大 気 中 の
温 室 効 果 ガ ス の 濃 度 が 上 昇 し 、宇 宙 空 間 へ の エ ネ ル ギ ー 放 出 が 妨 げ ら れ る と 、
地 表 の 温 度 が 上 昇 す る こ と に な る 。生 態 系 な ど を は じ め と す る 人 類 の 生 存 基
盤 に 多 大 な 影 響 を 及 ぼ し て い る こ の 気 候 の 変 化 が「 地 球 温 暖 化 問 題 」で あ る 。
(資料:全国地球温暖化防止活動推進センター)
(2)
地球温暖化による影響
18世 紀 の 産 業 革 命 以 降 、化 石 燃 料 の 大 量 使 用 に よ り 二 酸 化 炭 素 の 排 出 量 は
急激に増加している。そのため地球の気温は徐々に上昇する傾向にあり、
IPCC ( 気 候 変 動 に 関 す る 政 府 間 パ ネ ル ) 第 4 次 報 告 書 で は 過 去 100 年 間 に
0.74℃ も 上 昇 し て い る こ と が 報 告 さ れ た 。今 後 、21世 紀 末 に は 1990年( 平 成
2 年 )と 比 べ て 1.1~ 6.4℃ も 上 昇 す る と 予 測 さ れ て い る 。一 般 に 地 球 規 模 で
温暖化が進むことにより、
①海水面の上昇と陸地の減尐
②豪雤や干ばつなど異常気象
の増加
③生態系への影響
④砂漠化の進行
⑤農業生産や水資源への影響
⑥マラリアなどの熱帯性感染
症の発生増加と発生域の北
( 資料: 気象庁
日本 の年平均 気温の 平年差 の経年 変化( 2009 年 度 版)
上が懸念されており、それが徐々に現実のものとなっている。
3
2
国際的な動向と日本の対応
1988年( 昭 和 63年 )に 設 立 さ れ た「 気 候 変 動 に 関 す る 政 府 間 パ ネ ル( IPCC)」
の報告などにより、気候変動に対する国際的な取り組みの必要性が認識され、
1991年( 平 成 3 年 )か ら 始 ま っ た 国 際 交 渉 の 結 果 、1992年 に ブ ラ ジ ル・リ オ デ
ジ ャ ネ イ ロ で 開 催 さ れ た 地 球 サ ミ ッ ト ( 国 連 環 境 開 発 会 議 ) に お い て 155ヶ 国
が 「 気 候 変 動 に 関 す る 国 際 連 合 枠 組 条 約 」 に 署 名 、 1994年 同 条 約 が 発 効 し た 。
本 条 約 に 基 づ き 、具 体 的 な 排 出 規 制 等 が 気 候 変 動 枠 組 条 約 締 約 国 会 議( COP)
の 場 で 検 討 さ れ 、 1997 年 に 京 都 で 開 催 さ れ た 第 3 回 会 議 ( COP3) に お い て 、
先進国の温室効果ガス排出量に関する法的拘束力のある数値約束を盛り込ん
だ京都議定書が採択された。
こ の 会 議 を 受 け 日 本 で は 1998年( 平 成 10年 )10月 に「 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進
に 関 す る 法 律( 平 成 10年 法 律 第 117号 。以 下「 地 球 温 暖 化 対 策 推 進 法 」と い う 。)」
が 公 布 、翌 年( 平 成 11年 )4 月 か ら 施 行 さ れ 、温 室 効 果 ガ ス 削 減 の た め の 取 り
組みが行われることとなった。
さ ら に 2005年( 平 成 17年 )2 月 に は ロ シ ア の 批 准 に よ り 議 定 書 が 発 効 し 、全
世界で新エネルギーの普及など温室効果ガスの削減に向けての取り組みが積
極的に進められている。
こ れ に 伴 い 日 本 は 、1990年( 平 成 2 年 )を 基 準 年 と し て 、2008年 ~ 2012年( 平
成 20年 ~ 平 成 24年 )ま で に 温 室 効 果 ガ ス 6 % 削 減 を 世 界 に 約 束 し 、こ の 目 標 達
成 の た め 、省 エ ネ 活 動 の 推 進 や 新 エ ネ の 普 及 促 進 を 始 め と し 、自 然 エ ネ ル ギ ー
の 普 及 、森 林 の 整 備・保 全 、住 宅・ビ ル な ど の 省 エ ネ 化 を 進 め て い く た め の 環
境税の導入など様々な温室効果ガス排出削減のための取り組みが進められて
いる。
2007年( 平 成 19年 )6 月 に ド イ ツ の ハ イ リ ゲ ン ダ ム で 開 催 さ れ た 第 33回 主 要
国 首 脳 会 議 で は 気 候 変 動 が 大 き な テ ー マ と な り 、そ の 結 果 、2050年 ま で に 世 界
全体の温室効果ガスの排出量を尐なくとも半減することなどを真剣に検討す
る こ と で G8首 脳 の 合 意 が 得 ら れ た 。そ し て 10月 に は 、ア ル・ゴ ア 前 米 副 大 統 領
と 、各 国 の 科 学 者 ら で 構 成 す る 国 連 組 織 の IPCCに ノ ー ベ ル 平 和 賞 が 授 与 さ れ た 。
こ れ は 、こ れ ま で の 授 賞 理 由 だ っ た「 和 平 」
「民主化」
「 軍 縮 」に 加 え 、地 球 温
暖 化 と い う「 環 境 」問 題 も 世 界 の 安 全 保 障 に と っ て 見 逃 せ な く な っ て き た こ と
を示したといえる。
2009年( 平 成 21年 )6 月 に は 、同 年 12月 に デ ン マ ー ク の コ ペ ン ハ ー ゲ ン で 開
催 さ れ る COP15( 国 連 気 候 変 動 枠 組 条 約 第 15回 締 約 国 会 議 ) に 先 立 ち 、 日 本 は
「 温 室 効 果 ガ ス 削 減 に お け る 中 期 目 標 を 2020年 ま で に 2005年 比 で 15% 削 減 」す
る こ と を 表 明 し た 。し か し 、同 年 9 月 、政 権 交 代 に よ り 民 主 党 内 閣 が 誕 生 す る
と 中 期 目 標 が 更 に 高 く 掲 げ ら れ 、ニ ュ ー ヨ ー ク で 開 催 さ れ た 国 連 気 候 変 動 サ ミ
ッ ト に お い て「 温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 を 2020年 ま で に 1990年 比 で 25% 削 減 す る こ
と」を条件付きながらも世界に約束することになった。
そ し て 、 同 年 12月 に 開 催 さ れ た COP15で は 「 ポ ス ト 京 都 議 定 書 」 の 採 択 に つ
い て 先 進 国 と 途 上 国 と の 間 の 意 見 調 整 が 難 航 し「 コ ペ ン ハ ー ゲ ン 合 意 」の 正 式
4
採 択 は 見 送 ら れ た 。し か し な が ら 、地 球 温 暖 化 に 対 す る 意 識 も 世 界 的 に 高 ま り 、
危 機 感 は 国 際 社 会 で 共 有 で き た こ と に よ り 、同 合 意 に「 留 意 す る 」と の 決 定 を
行い閉幕した。
そ の 後 、日 本 に お い て は 一 層 の 温 暖 化 対 策 を 進 め る た め に 、経 済 対 策 を 含 め
た か た ち で「 エ コ カ ー 減 税 」、
「 家 電 製 品 や 住 宅 の エ コ ポ イ ン ト 制 度 」な ど さ ま
ざ ま な 政 策 を 実 施 し て い る 。ま た 、温 暖 化 防 止 の た め の 国 民 運 動 に お い て も「 チ
ー ム・マ イ ナ ス 6 % 」に 変 わ る「 チ ャ レ ン ジ 25キ ャ ン ペ ー ン 」を 2010年( 平 成
22年 ) 1 月 か ら 展 開 し て い る 。
そ の 一 方 で 、温 室 効 果 ガ ス の 排 出 量 の 削 減 に 関 す る 中 長 期 的 な 目 標 を 設 定 し 、
地 球 温 暖 化 対 策 の 基 本 と な る 事 項 を 定 め る「 地 球 温 暖 化 対 策 基 本 法 案 」は 、早
期 成 立 が 望 ま れ 閣 議 決 定 は さ れ る も の の 、政 局 の 混 乱 、産 業 界 の 反 発 等 に よ り 、
未だ未成立の状況である。
3
新城市の取り組み
本 市 は 2005年( 平 成 17年 )10月 1 日 、3 市 町 村 の 新 設 合 併 に よ り 誕 生 し 、2008
年( 平 成 20年 )3 月 に は 、行 政 運 営 の 総 合 的 な 指 針 と な る 総 合 計 画 が 策 定 さ れ 、
同 年 10月 、総 合 計 画 を 環 境 面 か ら 後 押 し す る 計 画 と し て「 新 城 市 環 境 基 本 計 画 」
が 策 定 さ れ た 。こ の 計 画 は 、ま ち づ く り の 基 本 理 念 で あ る「 新 た な 公 共 が 導 く
市 民 自 治 社 会 の 実 現 」を 踏 ま え 、全 て 公 募 に よ る 市 民 委 員 に よ り 作 ら れ た も の
で あ る 。現 在 、こ の 環 境 基 本 計 画 を 達 成 す る た め の 課 題 の 抽 出 及 び そ の 解 決 策
を 掲 げ る 「 し ん し ろ ア ジ ェ ン ダ 21」 を 策 定 し て い る 途 中 で あ る 。
温 暖 化 対 策 に つ い て は 、旧 新 城 市 に お い て 2004年( 平 成 16年 )12月 か ら「 地
球 温 暖 化 防 止 地 域 推 進 計 画 」策 定 の た め に 有 識 者 と の 話 し 合 い が 、そ し て 2005
年 ( 平 成 17年 ) 2 月 か ら 「 し ん し ろ 地 球 温 暖 化 対 策 地 域 協 議 会 」 が 設 置 さ れ 、
いろいろな主体が協力していくための基礎づくりが行われてきた。
新 市 に な っ て か ら は 、従 来 の「 環 境 消 費 型 社 会 」か ら「 環 境 育 成 型 社 会 」へ
転 換 す る こ と を 目 標 に 、 様 々 な 機 会 を 通 じ 、「 市 民 の 気 付 き か ら 行 動 へ 、 そ し
て連携へ結びつけるための事業※」を継続的に行っている。
事業※
:「 省 エ ネ ナ ビ 」 や 「 燃 費 マ ネ ー ジ ャ ー 」 な ど の モ ニ タ ー 制 度 、 エ コ ド ラ イ ブ
講習会の開催、緑のカーテン倶楽部などを実施している。
5
第2章
1
計画の基本的事項
計画の目的
地 球 温 暖 化 対 策 推 進 法 で は 、温 暖 化 が 地 球 全 体 の 環 境 に 深 刻 な 影 響 を 及 ぼ す
も の で あ り 、全 て の 者 が 自 主 的 か つ 積 極 的 に 温 暖 化 を 防 止 す る と い う 課 題 に 取
り組むことにより、地球温暖化対策の推進を図ることが求められている。
こ う し た こ と か ら 都 道 府 県 及 び 市 町 村 に 対 し 、温 室 効 果 ガ ス 削 減 の た め の 実
行 計 画 を 策 定 し 、計 画 内 容 や 実 施 状 況 に つ い て 公 表 す る こ と が 義 務 づ け ら れ た 。
こ の 計 画 は 、新 城 市 役 所 が 新 城 市 内 の 一 事 業 者 と し て 事 務 事 業 に お け る 環 境
負 荷 を 低 減 し 、温 室 効 果 ガ ス の 排 出 抑 制 を 実 行・推 進 す る た め に 策 定 す る も の
である。
2
計画の期間
前 回 の 計 画 は 、新 市 と し て 初 め て 年 間 通 し て 事 務 事 業 を 行 っ た「 2006年 度( 平
成 18年 度 )」 の 実 績 を ベ ー ス に 、 京 都 議 定 書 に 定 め る 削 減 率 、 期 間 を 考 慮 し た
も の で あ っ た 。し か し 、今 回 の 改 定 に お い て は 、日 本 が 世 界 に 掲 げ た 中 期 目 標
を勘案した期間設定とする。
2006年 度 ( 平 成 18年 度 ) の 実 績 を 基 準 と し 、 2009年 度 ( 平 成 21年 度 ) か ら
2020年 度 ( 平 成 32年 度 ) ま で の 12年 間 計 画 を 期 間 と す る 。
ただし、目標の達成状況等を踏まえ、必要に応じて見直すものとする。
3 計画の対象範囲
(1) 対 象 と す る 事 務 事 業 の 範 囲
本市の全ての事務及び事業活動を対象とする。
た だ し 、温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 の 把 握 が 困 難 な も の に つ い て も こ の 計 画 に よ
る 取 り 組 み の 対 象 と す る が 、温 室 効 果 ガ ス 排 出 実 態 調 査 の 対 象 か ら は 除 外 す
る 。 管 理 委 託 施 設 等 ( 指 定 管 理 者 に よ る 管 理 運 営 施 設 を 含 む 。) と 外 郭 団 体
に 対 し て は 、削 減 目 標 の 対 象 か ら 除 外 す る が 、地 球 温 暖 化 防 止 対 策 の た め の
取り組みについて、逐次、協力を要請していくものとする。
な お 、こ の 実 行 計 画 策 定 以 降 に 新 設 、若 し く は 増 改 築 す る 施 設 な ど の 温 室
効果ガス排出量については次期計画見直し時に反映させるものとする。
(2) 対 象 と な る 温 室 効 果 ガ ス の 種 類
地 球 温 暖 化 対 策 推 進 法 に 定 め ら れ た 温 室 効 果 ガ ス は 、二 酸 化 炭 素 、メ タ ン 、
一 酸 化 二 窒 素 、ハ イ ド ロ フ ル オ ロ カ ー ボ ン 、パ ー フ ル オ ロ カ ー ボ ン 、六 フ ッ
化 硫 黄 の 6 種 類 で あ る 。こ の う ち 、パ ー フ ル オ ロ カ ー ボ ン 、六 フ ッ 化 硫 黄 に
つ い て は 、市 の 事 務・事 業 か ら の 排 出 量 の 把 握 が 困 難 で あ る こ と か ら こ の 計
画の対象外とする。
6
温室効果ガスの種類
ガスの種類
人為的な発生源
市における算定対象
産 業 、民 生 、運 輸 部 門 な ど に お け
・ガ ソ リ ン 、軽 油 、灯 油 、A 重
る燃料の燃焼に伴うものが全体
油、LPGの使用量
二酸化炭素
の 9 割 以 上 を 占 め 、温 暖 化 へ の 影
・電気使用量
CO 2
響が大きい。
・一般廃棄物焼却量のうち廃
プラスチックの焼却量
稲 作 、家 畜 の 腸 内 発 酵 な ど の 農 業
・自動車の走行距離
メタン
部門から出るものが半分を占め、 ・一般廃棄物の焼却量
CH 4
廃棄物の焼却や自動車の走行に
よる排出ガスにも含まれる。
燃料の燃焼に伴うものが半分以
・自動車の走行距離
一酸化二窒素
上を占めるが工業プロセスや農
・一般廃棄物の焼却量
N2 O
業 か ら の 排 出 も あ る 。自 動 車 の 排
出ガスにも含まれる。
ハイドロフルオ
エ ア ゾ ー ル 製 品 の 噴 射 剤 、カ ー エ ・カ ー エ ア コ ン 使 用 時 の 排 出 量
ロカーボン
ア コ ン や 冷 蔵 庫 の 冷 媒 、断 熱 発 泡
HFC
剤などに使用されている。
パーフルオロカ
半導体等製造用や電子部品など
ーボン
の不活性液体などとして使用さ
PFC
れている。
六フッ化硫黄
SF6
*
変電設備に封入される電気絶縁
(自動車保有台数)
※本市では対象外
※本市では対象外
ガスや半導体等製造用などとし
て使用されている。
一般廃棄物焼却のうち、二酸化炭素排出量においては廃プラスチック類の焼却に
関わるもののみを計上する。これは、生ごみや紙くず等の生物体起源の廃 棄物を焼
却することにより発生する二酸化炭素は、植物により吸収されていたものが再び排
出されるものと捉え、国際的な取り決めにより排出量に含めないこととされている
ことによるものである。
(出典
地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく地方公共団体の事務及び事業に係る
温室効果ガス総排出量算定方法ガイドライン)
7
第3章
1
温室効果ガス排出量の推移
温室効果ガス排出量の推移
基 準 年 と な る 平 成 18年 度 及 び 平 成 19~ 21年 度 の 事 務 事 業 に 伴 う 温 室 効 果 ガ
ス の 排 出 量 を 示 す( 削 減 状 況 を 的 確 に 評 価 す る た め 、排 出 係 数 に つ い て は 第 1
次 温 暖 化 対 策 実 行 計 画 の 値 を 用 い る 。)。
な お 、こ こ で は 、市 役 所 施 設 全 体 の 数 値 把 握 の た め 、対 象 外 と し て い る 指 定
管理者等による誘客施設についても含む数値を示す。
排 出 係 数 : 0.555
平 成 18 年 度
(基 準 年 )
温 室 効 果 ガス
排 出 量 (t-CO 2 )
前 年 度 比 (%)
基 準 年 度 比 (%)
図表1
23,887
-
0.0
平 成 19 年 度
平 成 20 年 度
平 成 21 年 度
22,582
19,434
22,726
▲ 5.5
▲ 13.9
16.9
▲ 5.5
▲ 18.6
▲ 4.9
平 成 24 年 度
(目 標 )
22,453
-
▲ 6.0
平 成 18 年 度 か ら 平 成 21 年 度 の 事 務 事 業 に 伴 う 温 室 効 果 ガ ス と 平 成 24 年 度 目 標
第 1 次 地値球 温 暖 化 防 止 実 行 計 画 で は 、温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 を 平 成 24年 度 ま で
に 平 成 18年 度 比 で 6 % 削 減 す る と 目 標 を 掲 げ て い た が 、取 り 組 み 開 始 後 3 年 目
で あ る 平 成 20年 度 に 目 標 数 値 は 達 成 さ れ た 。し か し 、平 成 21年 度 実 績 に お い て
は 前 年 度 比 16.9% 増 と な り 、 目 標 値 を 再 び 割 り 込 ん で し ま っ た 。
これは電気使用量の増加とA重油の使用量の増加が要因である。
※ 平 成 18年 度 か ら 平 成 21年 度 ま で の 「 活 動 別 排 出 量 詳 細 」 は 巻 末 資 料 と し て 添 付 す る 。
2
発生源別の温室効果ガス排出量
図表2
発 生 源 別 の 温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 ( t- CO 2 )
8
平 成 21年 度 の 温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 は 22,726(t-CO 2 )で あ り 、 平 成 18年 度 と 比
べ て 4.9% 削 減 さ れ て い る 。温 室 効 果 ガ ス の 構 成 で は CO 2 の 排 出 が 一 番 高 く 、全
体 の 96.9% を 占 め て い る 。
温 室 効 果 ガ ス の 発 生 源 別 内 訳 を 見 る と 、 電 気 の 使 用 に 伴 う CO 2 の 排 出 が 全 体
の 51.5% を 占 め 最 大 と な っ て い る 。 次 い で 、 廃 プ ラ ス チ ッ ク の 焼 却 に よ る CO 2
の 排 出 が 29.9% を 占 め て お り 、 こ の 2 項 目 で 全 体 の 81.4% に 上 が っ て い る 。
こ れ は 市 施 設 の 分 散 に よ る 電 気 使 用 量 の 増 加 が 原 因 で あ る と 推 測 さ れ る 。言
い 換 え れ ば 、こ の ウ ィ ー ク ポ イ ン ト を 改 善 す る こ と に よ り 発 生 抑 制 効 果 は よ り
大きくなるものと考える。
図表3
平 成 21 年 度 温 室 効 果 ガ ス の 構 成
図表4
(t -C o 2 )
図表5
平 成 21 年 度 発 生 源 別 内 訳
(t -C o 2 )
発生源別二酸化炭素排出量の経年変化グラフ
図表6
(電気の使用、廃プラスチックの焼却)
発生源別二酸化炭素排出量の経年変化グラフ
( ガ ソ リ ン 、 灯 油 、 軽 油 、 A 重 油 、 LPG)
9
3
二酸化炭素排出量が多い施設
二 酸 化 炭 素 排 出 量 が 年 間 100t-CO 2 を 超 え る 施 設 は 、 次 の と お り で あ る 。
こ れ ら の 施 設 に お け る 排 出 源 を 把 握 し 、そ の 対 策 を 講 じ て い く こ と が 、効 率 的
な温室効果ガスの排出抑制につながるものと考える。
※ ク リ ー ン セ ン タ ー は 、 廃 プ ラ ス チ ッ ク 、 合 成 繊 維 の 焼 却 に よ る CO 2 を 含 む 。
施設名
二酸化炭素
施設名
排 出 量 ( t- Co2)
二酸化炭素
排 出 量 ( t- Co2)
クリーンセンター
6740.0
杉山ポンプ場
226.7
市民病院
2699.4
高齢者福祉センター
221.1
鳳来ゆ~ゆ~ありいな
1081.7
中央浄水場
218.8
湯谷温泉配湯所
719.9
八名井ポンプ場
213.2
鰹淵取水場
536.0
北部第 1 浄水場
161.2
新城地域文化広場
526.9
鳳来総合支所庁舎(開発センター含)
160.9
桜淵水道監視センター
447.9
作手総合支所庁舎
128.0
川田受水場
412.2
高里集排処理場
124.6
清掃センター
328.9
消防本部庁舎
117.3
しんしろ斎苑
242.2
しんしろ福祉会館
102.3
山びこの丘
233.6
千郷小学校
102.0
本庁舎・東庁舎・第 2 庁舎
232.1
図表7
二酸化炭素排出量が100tを超える施設
10
第4章 温室効果ガス総排出量の削減目標
1
温室効果ガス排出抑制のための取り組みに対する基本的な考え方
この実行計画は、地球温暖化対策推進法に基づ
総合計画
く「市の実行計画」であるとともに、総合計画や
環境基本計画における将来ビジョンの実現に向け
た取り組みのひとつである。
環境基本条例
よって、市自らの活動が環境に与える負荷を尐
しでも軽減しなければならないことを認識し、温
室効果ガスの排出削減目標の達成と、環境に対す
る負荷の軽減を実現するために市の事務・事業か
ら直接排出される温室効果ガスとして算定される
対象項目だけでなく、コピー用紙使用量の削減や
環境に配慮した製品の購入(グリーン購入)の推
進なども盛り込み、具体的な取り組みを推進して
いくものとする。
また、省エネ法改正に伴い作成する管理マニュ
アルに、エネルギーの計測、記録、保守、点検に
ついて定め、市施設の管理をしていく。
環境基本計画
地球温暖化対策
地方公共団体実行計画
新城市施設管理マニュアル
●区域施策編
●事務事業編
事 務 事 業 評 価 (環 境 視 点 )
2
温室効果ガス排出量に関する目標
市 で は 、こ の 実 行 計 画 に お け る 温 室 効 果 ガ ス の 削 減 目 標 を 達 成 す る た め 、次
の と お り 環 境 保 全 項 目 を 定 め 事 務・事 業 に お け る 環 境 へ の 負 荷 を 低 減 し 、定 期
的な見直しを加えながら、継続的な改善に努めるものとする。
(1) 区 分 の 設 定
温室効果ガス排出量を削減していくにあたっては様々な目標設定の方法
が あ る が 、本 市 に お い て は 下 記 の と お り 、活 動 の 区 分 を 設 け 、削 減 目 標 を 立
てていくこととする。
◎活動の区分
〈積極的に削減に取り組める分野として〉
①市が独自で取り組むことのできる分野
②一般廃棄物の焼却に伴う分野
③上下水道事業に伴う分野
〈削減目標値の対象としないが誘客目的施設のため極力削減に取り組んで
いく分野として〉
④指定管理者等による誘客施設の管理に伴う分野
(2)
目標とする削減値
平 成 32年 度 ま で に 基 準 年 度 ( 平 成 18年 度 ) 比 で 次 の と お り 削 減 す る 。
11
区分
平 成 18年 度
平 成 21年 度
市 が 独 自 で 取 り 組 む こ と の で き る 分 野 ( t- CO 2 )
8,278
7,069
一 般 廃 棄 物 の 焼 却 に 伴 う 分 野 ( t- CO 2 )
9,647
8,821
上 下 水 道 事 業 に 伴 う 分 野 ( t- CO 2 )
4,028
4,327
合 計 ( t- CO 2 )
21,953
指定管理者等による誘客施設の管理に伴う分野
指定管理者等による誘客施設の管理に伴う分野含む合計
図表8
(3)
取 り 組 み 分 野 別 の 平 成 32 年 度 目 標 値
平 成 32年 度
削減率
16,464
25%
20,217
16,464
―
1,934
2,509
―
―
23,887
22,726
―
―
※網掛け部分は、削減目標に含まない。
取り組み
① 市が独自で取り組むことができる分野
(ア) 電 力 の 使 用 に 関 す る 取 り 組 み
◇照明器具の適正使用
□ 更 衣 室 、会 議 室 、ト イ レ 等 不 要 な 照 明 の 消 灯 、時 間 外 勤 務 時 の 不
要部分の消灯等、こまめな消灯を徹底します。
□ 業務に支障のない範囲で昼休みの消灯を実施します
□ 不要な照明の間引きを実施します。
□ 設 置 か ら 10年 以 上 経 過 し て い る 照 明 器 具 の 安 定 器 を 計 画 的 に イ
ンバータ方式のものに交換します。
□
可能な範囲で白熱電球をLED電球等により消費電力の尐ない
ものへ切り替えをします。
◇ OA機 器 等 電 化 製 品 の 適 正 使 用
□ パソコンの低電力モードを活用します。
□ 業 務 終 了 時 、 最 終 退 出 者 は 電 源 を 落 と し て も 支 障 の な い OA機 器
や電化製品の電源を切ります。
□ 休 日 の 前 日 な ど 電 化 製 品 を 長 時 間 使 用 し な い と き は 、電 源 を 落 と
し て も 支 障 の な い OA機 器 や 電 化 製 品 の 電 源 を 切 り ま す 。
□ OA 機 器 や 電 化 製 品 を 購 入 す る 際 は 、国 際 エ ネ ル ギ ー ス タ ー プ ロ
グラム適合商品や省エネルギー基準達成率の高いものを優先的に
選択します。
◇ 空調機器の適正使用
□ エ コ ス タ イ ル( ク ー ル ビ ズ 、ウ ォ ー ム ビ ズ )で の 執 務 に 取 り 組 み 、
服装で体感温度の調節を図ります。
□ 冷 暖 房 温 度 の 設 定 温 度 の 適 正 化 を 図 り ま す( 室 内 全 体 の 温 度 を 冷
房 時 に は 28℃ を 下 回 ら な い よ う に 、暖 房 時 に は 19℃ を 上 回 ら な い
よ う に 運 転 す る こ と を 基 準 と す る )。
□ 会議室等の断続的に使用する場所の空調はこまめに電源を切り
ます。
□
□
扇風機と空調設備を併用し、空調効果を高めます。
よしずや緑のカーテンにより窓からの日射を遮ります。
12
□
ブラインドなどを活用し、空調効果を高めます。
□
屋上緑化や屋上面への遮熱塗料の塗付など屋上面の断熱性を向
上 さ せ る 方 策 を 検 討 し ま す( 屋 上 緑 化 に つ い て は 屋 根 面 の 耐 荷 重 や
防 根 対 策 な ど に 特 に 留 意 が 必 要 )。
□ 快 適 な 気 候 の 日 は 、窓 や 入 口 を 開 放 す る な ど し 、外 気 を 取 り 入 れ ま
す。
□時間外勤務時は、尐人数での空調機器の使用を 極力控えます。
◇ その他
□ 職員のエレベーター、自動ドアの使用を自粛します。
□ ノ ー 残 業 デ ー( 毎 週 水 曜 日 )を 実 施 し 、エ ネ ル ギ ー の 削 減 に 努 め
ます。
(イ) 公 用 車 の 使 用 等 に 関 す る 取 り 組 み
◇ 公共交通機関及び自転車利用
□ 公共交通機関の利用に努めます。
□ 1 km 以 内 は 、 で き る 限 り 徒 歩 又 は 自 転 車 に よ り 移 動 し ま す 。
◇ エコドライブの実施
□ 待 機 時 の エ ン ジ ン 停 止 、不 要 な ア イ ド リ ン グ の 自 粛 、急 発 進・急
加速の禁止等エコドライブを推進します。
□ 同一方向への出張は、相乗りに努めます。
□ 無駄な荷物は積まずに走行します。
□
タ イ ヤ の 空 気 圧 は こ ま め に チ ェ ッ ク す る な ど 適 正 な 整 備 ・点 検 を
行います。
◇ 環境配慮型公用車の導入等
□ 公 用 車 の 新 規 導 入 に あ た っ て は 、低 燃 費 か つ 低 排 出 ガ ス 認 定 車 を
導 入 す る も の と し 、ク リ ー ン エ ネ ル ギ ー 車( ハ イ ブ リ ッ ド 車 、電 気
自動車など)の導入に努めます。
□ 燃費効率のよいタイヤを導入します。
□ 可能な範囲において、バイオディーゼル燃料の使用に努めます 。
◇ 通勤自動車の使用
□
で き る だ け 自 動 車 通 勤 を 自 粛 し 、可 能 な 職 員 に は 、徒 歩 、自 転 車 、
公共交通機関の利用による通勤を積極的に奨励します。
□ 自 動 車 通 勤 の 職 員 は 、可 能 な 職 員 に 限 り 、月 1 回 は 自 主 的 な ノ ー
マイカーデー及び乗り合いでの通勤に努めます。
(ウ) 用 紙 類 の 使 用 に 関 す る 取 り 組 み
◇ 用紙使用量の抑制
□ 両面コピー・印刷や裏面の有効活用を図ります。
□ 庁 内 の 連 絡 や 周 知 文 書 に は メ ー ル や 庁 内 LANを 活 用 し ま す 。 ま
た、むやみに紙で打ち出しません。
□
会 議 用 配 布 資 料 を で き る 限 り 簡 略 化・共 有 化 し ま す( プ ロ ジ ェ ク
タ ー の 併 用 等 )。
13
□
再 使 用 で き る 紙 は 可 能 な 限 り 使 用 し 、再 使 用 で き な い 紙 は ご み と
して出さずリサイクルします。
◇ 印刷物の発行
□ 印刷物は発注部数を見直し、必要最小限の部数とします。
□ 外注による印刷物の発行においては、再生紙の利用を原則とし、
可 能 な 限 り 、 古 紙 パ ル プ 配 合 率 や 白 色 度 等 に よ る 総 合 評 価 値 の 高
いものを採用します。
(エ) 物 品 購 入 、 公 共 工 事 に 関 す る 取 り 組 み
□ 物 品 購 入 や 公 共 工 事 を 行 う 際 は 、可 能 な 範 囲 で 、グ リ ー ン 購 入 法 に
基 づ き 、一 定 水 準 の 環 境 性 能 を 満 た す 製 品 や サ ー ビ ス の 調 達 に 努 め
ます。さらに、経済的に可能な範囲内で環境配慮契約法に基づき、
価格と環境性能を含めた総合評価による契約を行います。
□市施設の新設の際は、省エネ対策等に努めます。
(オ) 上 水 の 使 用 に 関 す る 取 り 組 み
□ 雤 水 タ ン ク を 設 置 し 、洗 車 や 植 木 な ど の 散 水 、打 ち 水 な ど に 利 用 し
ます。
□ 水 圧 の 調 整 や 節 水 コ マ の 取 付 け 、ト イ レ へ の 擬 音 装 置 の 設 置 、2 度
流しの自粛などを実施します。
□ 節水を心がけ、水を出しっぱなしにしないようにします。
□ 定期的な水漏れ点検を徹底します。
□
洗車は基本的にバケツを用いて行い、節水に努めます。
(カ) 庁 舎 等 に お け る 廃 棄 物 の 減 量 に 関 す る 取 り 組 み
□ 使い捨て製品の購入や使用を極力自粛します。
□ 原 則 的 に ご み 箱 は 各 セ ク シ ョ ン 1つ ず つ に し ま す 。
□ 購 入 物 品 の 梱 包 は で き る だ け 簡 素 化 す る よ う 納 入 業 者 に 依 頼 し 、そ
れでも発生してしまう梱包材は持ち帰りと可能な限りの再資源化を
お願いします。
□ 分別排出を徹底し、廃棄物の量を削減します。
□ 各 職 場 で 不 要 に な っ た 物 品 等 の 廃 棄 に あ た っ て は 、 庁 内 LAN等 を
利用した情報提供を行い、再使用に努めます。
□ 各 職 場 で 管 理 し て い る 物 品 等 に つ い て 、貸 出 可 能 な も の は 、庁 内 LAN
等を利用した情報提供を行い共有します。
□ 事務用機器類は、可能な限り修理して活用します。
□ 施設に設置された自販機等で購入したジュース等の容器及び庁外
か ら 持 ち 込 ん だ ジ ュ ー ス 等 の 容 器 は 、設 置 さ れ た 回 収 箱 等 に 入 れ 、職
場のごみ箱に捨てません。
□ コピー機やプリンタ等のカートリッジ類は業者による回収を徹底
します。

環境省ホームページ総合評価指標の評価例参照
14
(キ)
その他の取り組み
□
ガ ス 給 湯 器 を 必 要 以 上 に 使 用 し な い よ う に し 、使 用 時 ご と の 点 火 を
徹底します。
② 一般廃棄物の焼却に伴う分野
□ 可 燃 ご み に 含 ま れ る 廃 プ ラ ス チ ッ ク 量 を 削 減 す る た め 、レ ジ 袋 有 料 化
実施店を増やします。
□ 3 R 【 Reduce( 排 出 抑 制 ) → Reuse( 再 使 用 ) → Recycle( 再 利 用 )】
という考え方を、その順序が持つ意味とともに市民に浸透させます。
□ ま だ 使 用 が で き て も 不 要 に な っ た 品 物 の 情 報 を 、広 報 や 市 の ホ ー ム ペ
ージを利用して情報提供を行う仕組みを構築し、排出抑制を図ります。
③
上下水道事業に伴う分野
□ ポンプ設備、処理設備の更新時には省電力設備の導入を図ります。
□ 設 備 の 維 持 管 理 の 効 率 化 を 図 り ま す( 温 室 効 果 ガ ス は 施 設 老 朽 化 に よ
り 増 加 す る た め )。
④ 指定管理者等による誘客施設の管理に伴う分野
□
指定管理者等による誘客施設については、本実行計画の削減目標の
対象としないが、サービス等に影響のない範囲で極力省エネルギーに
取り組みます。
2
エネルギーの供給に関する目標
温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 を 削 減 す る に は 、エ ネ ル ギ ー を 消 費 す る 側 で の 取 り 組 み
はもちろん、供給する側での取り組みも必要である。
□ 太 陽 光 発 電 、小 規 模 風 力 発 電 、太 陽 熱 利 用 な ど 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー を 利 用
した設備を率先導入します。
□ 木質燃料の利用について検討します。
15
第5章 計画の推進体制と実施状況の点検
1
基本的考え方
地球温暖化防止対策の推進のた
め 、実 行 計 画 で 定 め た 削 減 目 標 を 達
成 す る に は 、実 行 計 画 に 掲 げ た 取 り
組みを、全職員が自らの事務・事業
を行う中で実践する必要がある。
運用の仕組みとして、環境マネジ
• 見直し
【Action】
• 計画
【Plan】
A
P
継続的改善
C
D
メントシステムの考え方を採り入
れ 、Plan〔 計 画 〕・Do〔 実 施 〕・Check
• 検証
• 実行
【Check】
【Do】
〔 点 検 〕・ Action 〔 見 直 し 〕 の PDCA
サ イ ク ル に よ り 、継 続 的 改 善 を 図 り
ながら推進していくこととする。
ま た 、PDCAサ イ ク ル を 継 続 的 に 運 用 し 、職 員 一 人 ひ と り の 環 境 保 全 意 識 を 高
めながら取り組みを実践する。
16
2
職員に対する研修等
地 球 温 暖 化 対 策 地 方 公 共 団 体 実 行 計 画 事 務 事 業 編 事 務 局( 以 下「 事 務 事 業 編
事 務 局 」 と い う 。) は 、 地 球 温 暖 化 対 策 地 方 公 共 団 体 実 行 計 画 区 域 施 策 編 事 務
局 と 連 携・協 力 し 、職 員 を 対 象 と し た 地 球 温 暖 化 等 の 環 境 に 関 す る 研 修 を 実 施
し 、ま た 、職 員 が 地 球 温 暖 化 防 止 に 寄 与 す る 実 践 活 動 に 関 す る 啓 発 活 動 を 行 う 。
● 両 事 務 局 は 、地 球 温 暖 化 問 題 に 関 す る こ と 及 び 防 止 対 策 に 関 わ る 情 報 等 に
関 し 、 庁 内 LAN 等 を 用 い て 職 員 に 情 報 提 供 を 行 う 。
● 両 事 務 局 は 、省 エ ネ ル ギ ー 活 動 な ど 地 球 温 暖 化 防 止 に 寄 与 す る 職 員 か ら の
提案・意見を聴き、施策の反映に努める。
3 点検・評価
(1) 温 室 効 果 ガ ス 排 出 状 況 の 把 握
事 務 事 業 編 事 務 局 は 、毎 年 度 、事 務・事 業 活 動 に 伴 い 排 出 さ れ る 温 室 効 果
ガスについて調査を実施し、状況を把握する。
(2) 実 施 状 況 の 公 表 等
(ア) 事 務 事 業 編 事 務 局 は 、実 施 状 況 の 結 果 を 取 り ま と め 、部 長 会 議 に 報 告 す
るものとする。
(イ) 温 室 効 果 ガ ス 排 出 状 況 や 地 球 温 暖 化 対 策 の 進 捗 状 況 等 に つ い て 、 毎 年 度
発行する環境報告書や市のホームページにおいて公表する。
(3) 計 画 の 見 直 し
地 球 温 暖 化 を 取 り 巻 く 社 会 情 勢 や 本 計 画 の 運 用 管 理 の 状 況 、点 検・評 価 結
果等を考慮し、必要に応じて本計画の見直しを行うものとする。
17
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