Comments
Description
Transcript
日 高 町
日 高 町 管内学校数 市町村人口(7, 777)人 小学校 3校 中学校 1校 管内公民館数 5館(本館1分館4) 地域の状況と課題 当町は他市町村に比べ、転入者が多く人口の減少率は低くなっていますが、転入者の多くが賃貸マンションや一戸建 てのため1世帯当たりの人員は年々減少しています。また、転入者のほとんどが当町に地縁の無い核家族のため、地域 行事への参加等は全く無い状況であり、人間関係の希薄化による地域性の喪失が課題となっています。 地域・家庭の教育力向上をめざす特色ある取組 日高町学社支援ボランティア ■登録ボランティア数:(27)名 ( 平成22年1月末現在) ■学校・地域等への広報活動 ・各学校へボランティアリストを配布 ・町広報誌等を通じてボランティア登録の呼びかけ 具体的な取組事例 ●町内に在住し、多彩な知識・技能を持つ方々を広く公募し、その専門性を学校教 育、社会教育で活かしてもらうことで、開かれた学校づくり、休日の子どもの居 場所づくりを推進することにより、地域の教育力向上を目的としています。 ●活用事例 学校教育:総合学習の時間のゲストティーチャーとして「手話」「茶道」「野鳥観察」等、日頃子どもたちが 体験できない事についての学習機会を提供することで、子どもたちの視野拡大をめざしています。 社会教育:土曜日や夏休みの子どもの居場所づくりの一環である公民館教室(「読み聞かせ」「竹細 工」「囲碁」等)の講師をして頂くことで、家の中で過ごすことが多くなりがちな子ども たちの積極的な参加を促し、地域における新たな人間関係の構築をめざしています。 日高町における公民館活動〈星空観測会〉 主 地域の大人と子どもが一緒に 囲碁の学習しています 催 町中央公民館、町教育研究会理科部会 概 要 全町民を対象に毎年夏休み中に開催しています。具体的な活動内容としては日高 天文の会会員と町教育研究会理科部会の先生が講師となり、望遠鏡をのぞきながら の星座の説明、参加した子どもからの質問に答える等になっています。平成21年 度は8月7日(金)に開催し、約60名の参加がありました。 成果と課題 日頃は見ることのできない大きな 専門の望遠鏡を使用するので、日頃は見ることのできない星や星座を見ることが 望遠鏡で星座を観測します でき、子どもだけでなく大人の方からも「楽しかった」「星座に興味を持った」等 の意見を聞くことができました。 また、学校の先生が講師をすることにより、学校と地域を繋ぐことができました。 現在は夏に1回開催していますが、違う星座を見ることのできる冬の時期にも開催できればと考えています。 「共に育つコミュニティをめざして」 本町の「教育推進協議会」は、地域・学校・行政それぞれの関係団体代表者で構成されており、今後「共 に育つコミュニティ」をめざす上において、ネットワークを構築しやすい組織であると考えます。 また、学社支援ボランティア事業については、人数・内容ともに更なる拡充を図り、「できることを できるところから」を合言葉に地域が学校を支援する体制整備に繋げていければと考えています。 39 県内各市町村の取組 平成14年に発足した「教育推進協議会」は地域・学校・行政等の各種22団体で構成され、毎年町全体の教育課題 について意見交換を行い、今後の教育活動に反映させることを目的としています。保育所の保護者と老人クラブ等、日 頃は接点の無い団体を繋ぎ、共通認識を持って課題に取り組んで頂くことで、「それぞれの立場として何ができるか?」 を考えてもらう良い機会になっています。 平成21年度は各種団体の代表31名が参加、 「学校支援に向けた地域の取組」をテーマに意見交換を行いました。 Ⅱ