...

トーキョー・ネットワーキング・パーク

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

トーキョー・ネットワーキング・パーク
敷地である東急東横線中目黒駅と東急東横線代官山駅付近は、山手通りや駒沢通り、東急東横線、目黒川などの都市環境要素が混在す
る場所である。また、周辺には住宅街やオフィス街、繁華街があり、時間帯によって定住者の他に会社員や学生、買い物客など多様な人々が
活動している。しかし、この地域には中小規模の公園や公共施設が孤立して存在するのみで、それらも実際には有効に機能していない
場合が多い。そこで、この場に特有のアクティヴィティや空間的性格を反映させることで、特定の敷地を越えた地域全体に広がる都市公園を生
むことができる。
トーキョー・ネットワーキング・パーク
アクティヴィティと場所性を重視した分散型都市公園の設計
都市空間のリノベーションとしての公園
ここでは、 公園や空き地などを抽出し 3 種類の公園を設
計する。 また、 これらの分散する敷地を、 既存の都市環
境要素と新たに提案する建築プログラムによってネットワーク化
する。 さらに、 季節ごとにインスタレーションや祭、 フリーマーケットなど
のイベントを企画し、 それぞれの動線を引き込むことで、
周辺環境と一体化した公園が成立する。
アンテナ・パーク
細長く高低差のある大きな敷地に、周辺環境との交流点
となる施設を点在させ、人々を巻き込む。
会社などが休みの日曜日は、駐車場がカフェになる。
駒沢通り
芸術の秋には、町全体が展示空間となる。
旧山手通り
展示・ネットワーク
アンテナ・パーク
地域施設・ネットワーク
ナッツ・パーク
春と秋には祭が行われ、出店の通りができる。
ナッツ・パーク
平面的に広がるなだらかな傾斜地である敷地に、4種類
の楕円の広場を配置し、公園と周辺環境との境界を曖昧
にする。
運動・ネットワーク
目黒川
スネーク・パーク
山手通り
東急東横線
春は、青空コンサートが行われる
梅雨明けの7月には、増水した目黒川で川くだりが催される。
スネーク・パーク
異なる環境要素に囲まれた敷地に地盤レベルや大きさ
の異なる広場に狭まれるように、階段やスロープを配置
し、都市動線を引き込む。
春はそれぞれの公園を中継ポイントとしたレースが行われる。
アンテナ・パーク
展示・ネットワーク
アンテナ・パーク
地域施設・ネットワーク
カフェ・テラス
駐車場
レストラン
住宅街とオフィス街が スキップ・フロア状の施設に人を引き
混 在 す る 場 所 に 、 込むことにより、まちと公園を
展 示 空 間 と 公 共 施 つなげる。
設を設計する。細
長く高低差の大き
な敷地に、周辺環
境との交流点とな
る施設を点在させ
る。これらの施設
を 、 敷 地 に 隣 接 す 店舗
る 公 共 施 設 や 道 路 螺旋状の施設に人を巻き込み、
を 巻 き 込 む よ う に まちと連続させる。
配置し、人々の動
線を引き込むこと
で、周辺環境と一
まちを眺望することにより、
視覚的な連続をつくる。
ギャラリー
週末には、隣接する学校施設
を開放し公園と一体化する
体化した公園が
成立する。
ダイアグラム
それぞれの施設には、遊歩道により連続する。
駐車場
駐車場
駐車場
レストランの野外テラスからは、まちが眺望することができる。
カフェテラス
レストラン
既存体育館
店舗
ギャラリー
既存学校
駒沢通り
全景模型写真
N
配置図兼1階平面図 縮尺1:1500
ナッツ・パーク
展示・ネットワーク
ナッツ・パーク
スポーツ施設・ネットワーク
ナッツ・パーク
繁華街と住宅街が混在する場所に、展示空間と
スポーツ施設を設計する。平面的に広がるなだらか
な傾斜地である敷地に、4種類の楕円の広場を配
置し、公園と周辺環境との境界を曖昧にするこ
とで周囲に拡散する公園が成立する。
野外運動場から野外ギャラリーを眺めると公園が周辺と一体化していることがわかる。
店舗
店舗
店舗
全景模型写真
店舗
駒沢通り
野外劇場
駐車場
C-C`断面図 1:2000
傾斜は、客席とみなした野外劇場により、地下は駐車場になる。
A-A`断面図 1:2000
人工地盤と傾斜地を店舗により接続している。
東急東横線
駐車場
店舗
±0
±0
店舗
野外ステージ
+4000
+7000
店舗により分割された人工地盤が連続していることがわかる。
野外劇場では、様々なイベントが行われ、周辺から人々を引き込む。
体育館
店舗
体育館
±0
+7000
野外ギャラリー
ギャラリー
±0
野外運動場
野外ギャラリー
D-D`断面図 1:2000
人工地盤と傾斜地の間にできた空間は、ギャラリーとなっている。
B-B`断面図 1:2000
敷地に馴染む為にヴォリュームは、地盤面に埋め込まれている。
野外運動場
野外ギャラリー
+7000
+7000
ジム
±0
ギャラリー
野外ギャラリー
±0
±0
N
配置図兼平面図 1:2000
通りを挟んである野外ギャラリーにより、敷地の境界を曖昧にする。
体育館
トレーニングジム
体育館の周辺は、野外運動場となっている。
スネーク・パーク
店舗
バスケットコート
駐車場
A-A`断面図 1:2000
地域施設・ネットワーク
スポーツ・ネットワーク
バスケットコート コートを階段で囲い川との関係を分断す
る。道路側から人々を引き込む。
店舗
店舗
スネーク・パーク
スネーク・パーク
駐車場
フットサルコート
オフィス街と繁華街が混在する場所に、スポーツ施設と公共施設を
設計する。目黒川と山手通りの異なる都市環境要素に狭まれ
た敷地に、地盤レベルや大きさの異なる広場に狭まれるように
階段やスロープを配置し、都市動線を引き込むことで、周辺から 道路により分断されている歩道を遊歩道や広場、店舗等により分
人々を引き込む公園が成立する。
割された敷地を結ぶ。
B-B`断面図 1:2000
フットサルコート コートは、周辺より低い場所に配置されてい
るが、階段により道路側と川側を結ぶ。
図書館
野外テラス
図書館
C-C`断面図 1:2000
野外テラス 野外テラスは、周囲を建物に囲われることに
より周辺と距離ができている。
遊歩道
遊歩道
カフェ
D-D`断面図 1:2000
遊歩道 道路により、分割された敷地に店舗を付加
した遊歩道を設け周辺と一体化する。
カフェテラス
カフェ
G-G`断面図 1:2000
カフェテラス 周辺のカフェなどの野外テラスとして開放し周
全景模型写真
辺との関係をつくる。 モンタージュ
遊歩道
-3000
遊歩道
-3000
野外ステージ
-3000 カフェテラス
±0
カフェテラス
±0
野外テラス
-8000
フットサルコート
-4000
店舗
±0
図書館
±0
店舗
±0
店舗
±0
バスケットコート
±0
店舗
±0
地域施設
±0
N
配置図兼±0平面図 1:3000
遊歩道
+3000
店舗
-3000
カフェテラス模型写真
野外ステージ
-3000 店舗
-3000
店舗
-3000
-3000平面図 1:3000
野外テラス
-8000
+3000平面図 1:3000
遊歩道
-3000
フットサルコート
-4000
図書館
-8000
駐車場
-4000
-4000平面図 1:3000
店舗
-3000
-3000平面図 1:3000
図書館
+4000
図書館
+8000
店舗
+4000
店舗
+4000
地域施設
+3000
+4000平面図 1:3000
地域施設
+7000
ホール
+8000
店舗
+8000
+8000平面図 1:3000
フットサルコート模型写真
+7000平面図 1:3000
図書館
+12000
遊歩道模型写真
野外テラス模型写真
図書館
+12000平面図 1:3000
店舗
駐車場
地域施設
バスケットコート
H-H`断面図 1:3000
Fly UP