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1.新幹線効果を開業当初から導くための主要施策について
平成27年度末に予定されている北海道新幹線開業は、首都圏や東北との交流を加速的に促進し、
地域の活性化につながる大きな可能性を秘めています。
この機会をしっかり捉え、地域の発展に結びつけていくためには、木古内町が新幹線駅を持つ町と
しての自覚を持ち、自らのまちや観光資源の磨き上げを行うとともに、近隣8町と一体となって当地域
の魅力を強く発信していくことが重要です。
そこで、新幹線開業が目前に迫った今、新幹線効果を開業当初から確実に導くため、関係機関と
の連携の下、次の4つの施策を重点的かつ戦略的に展開します。
1 北海道新幹線木古内駅の利活用促進
地域における新幹線の開業機運を高めるとともに、内外に向けて新幹線木古内駅の存在をPRすることで、
駅の利活用を促進する。
2 近隣町と連携した広域観光の展開
渡島西部4町、檜山南部5町が連携し、地域が一体となった魅力的な広域観光を推進するとともに、
その核となる拠点づくりを行う。
3 地域の特性を活かした木古内観光の魅力向上
豊かな農林水産資源など、地域の特性を活かした魅力的な観光資源の創出、磨き上げを行う。
4 木古内駅を核とした利便性の高い、魅力的なまちづくり
新幹線の停車駅に相応しい、地域の個性が溢れる魅力的な駅前づくりを行うと共に、新幹線駅へのアクセ
スを改善する。
2.北海道新幹線木古内駅の状況について
北海道新幹線木古内駅完成予想図
現在の北海道新幹線木古内駅
■北海道新幹線開業後は、木古内駅から仙台まで2時間24分、東京まで3時間56分で
結ばれ、現在よりも東北、関東が身近となります(国土交通省第9回小委員会配布資料より)。
■北海道新幹線開業後は、木古内駅で約600人/日の利用者が見込まれます。
■木古内駅の利用促進のため、木古内駅周辺には約300台の無料駐車場を整備します。
3.北海道新幹線木古内駅の利活用促進について
開業を1年半後に控えた今、改めて町の内外に対して、新幹線木古内駅の存在について、
戦略的に関心度を高めます。
そして、「町民参加」と「一寸したサプライズ」をキーワードとし、まずは行政が、小さくとも
関心を呼ぶ取り組みを継続的に展開することで、住民の開業機運を高めます。
① 「木古内駅開業」を前面
に出したインパクトのあるP
R素材の開発
② 山本寛斎デザイン事務
所プロデュースの木古内町
のゆるキャラ「キーコ」を活
用した開業PR
③ イベント会場でのPRブ
ース設置や広報紙「木古内」
EXPRESSの発行
のぼりやポスターを地域や
各イベントで掲示
JR北海道から木古内駅新
幹線観光駅長に委嘱
新幹線に対しての取組を町
内外に発信
4.近隣町と連携した広域観光の展開について1
木古内町をはじめとする近隣の9町が連携して、北海道新幹線木古内駅を核とし
た広域観光の展開を図ります。
そのため、9町の連携の下、着地型観光を強力に推進しうる質の高い人材を育成
するとともに、二次交通と一体となった魅力ある観光メニューの開発、磨き上げに
より、観光客の域内回遊を促します。
① 「新幹線木古内駅活用
推進協議会」を通じた活動
の展開
② 9町広域観光の案内人
「観光コンシェルジュ」の育
成
③ 9町が連携した域外プロ
モーション活動の展開
まち歩きマップの作成やモ
ニターツアーなどを実施
都市部から意欲ある若者を
招き、実践訓練などを実施
東北、関東地方の百貨店や
イベントなどでのPR
5.近隣町と連携した広域観光の展開について2
観光交流センターは、北海道新幹線の開業に伴う駅前の顔として町が建設する、情報発
信、物販、飲食及び交流などの多目的機能を有する、広域観光の中核的施設。
北海道最大の森林蓄積を誇る
「道南杉」をふんだんに活用した
明るく、暖かみのある、現代的な
デザインとなっています。
現在、レンタカー会社2社の参
入が決定しており、レンタカーの
ほか、各方面に向け発着する路
線バスの待合機能を有することで、
駅を起点とした二次交通の充実を
図ります。
北海道新幹線開業に先立ち、平
成28年1月に木古内駅南口広場
にオープン予定。
木古内町観光交流センター完成予想図
6.地域の特性を生かした木古内観光の魅力向上について
当町の持ち味である農林水産資源を生かした観光、特に「食」の魅力づくりに重点を注ぐ
とともに、町の中心部に新幹線駅ができることによる人の滞留を活用した、当町らしい魅力
ある、まち歩きメニューを開発し、観光客のまちなか回遊を促す。
① 木古内特産「はこだ
て和牛」のブランド化
➁ 木古内らしい魅力
ある特産品の開発
町内事業者が魅力
ある特産品を次々
と開発
脂身が少なく、和牛本来の
うまみが楽しめる「あか牛」
(はこだて和牛)を生かした
メニュー
➃ 体験観光の推進
➂ 観光客のまちなか
回遊促進
新幹線乗降に伴う、
ちょっとした時間を活用
した1~2時間程度のま
ち歩きメニューを作成
町民総出によるホスピ
タリティが好評。木古
内町の自然を通じて、
様々な体験が可能
7.木古内駅周辺の状況について
木古内駅北側
駐車場(予定)
北海道
道営住宅予定地
至 新青森駅(東京方面)
北海道新幹線木古内駅
至 新函館北斗駅(札幌方面)
JR木古内駅
木古内駅東側
駐車場(予定)
木古内駅西側
駐車場(予定)
観光交流センター
(予定)
木古内町健康
管理センター
木古内町国民
健康保険病院
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