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LINEAR SOUND SOURCE speaker system SOUND POLE series
LINEAR SOUND SOURCE speaker system リニアサウンドソーススピーカシステム 小中規模空間向けラインアレイスピ カシステム 小中規模空間向けラインアレイスピーカシステム SOUND POLE series サウンドポールシリーズ ■サウンドポールスピーカシステム SP-16-R SP-8-R SP-4-R ■専用サブウーファー SW-4S スタンド型 ■各種オプション 小中規模空間向けラインアレイスピーカ 昨今、学校の教室や企業の会議室などといった音声の明瞭度が重 要視される空間や、講堂・体育館・教会・アトリウム等の残響の多い 空間において、不要な反射音を抑え、クリアな音声を伝達できるライ ンアレイ(線状音源)スピーカの需要は高く、その存在は一般に広く 知れ渡っています。その反面、小中規模空間で広く使用するために は価格的な制約も厳しく、実際には理想的な線状音源(ラインアレ イ)の特性を有した製品はこのクラスの市場にはほとんど存在してい ないのも実状です。REOSでは、このような小中規模空間向けライン アレイスピーカに対する様々な制約を適正な性能を維持した状態で クリアする事が可能なSOUND POLE Series を開発致しました。 ラインアレイスピーカとは、 同じ特性の音源(単体スピーカユニット)を縦方向へ密に配置する事により、複数のスピーカユニットを1つ の『線状音源』として動作させるスピーカシステムです。垂直方向への音の拡散がほとんど無く、水平方向 のみへ音が集中・拡散する特性があり、距離による音圧レベルの減衰を抑えるメリットを持っています。 ■ラインアレイ(線状音源)■ 音の放射イメージと音圧距離減衰の理論値 音は垂直方向には拡がらず、水平方向のみに拡散される。 距離が2倍になると音の放射面積は2倍に 音響エネルギ 距離が2倍になると音の放射面積は2倍に、音響エネルギー は1/2になり音圧レベルは-3dBになる。(理論値) ■従来のスピーカ(点音源)■ 音の放射イメージと音圧距離減衰の理論値 音は球面上に四方(水平・垂直方向)に拡がる。音源からの距 離が2倍になると音の放射面積は4倍に 音響エネルギ は 離が2倍になると音の放射面積は4倍に、音響エネルギーは 1/4になり音圧レベルは-6dBになる。(理論値) ■残響の多い空間においても、反射音を抑え明瞭度の高い音声伝達が可能。 ■ラインアレイ(線状音源)■ 垂直方向へ音がストレートに延びるため、天井・床からの反射が少 ない。反射音を含まない直接音のみをリスナーへ届ける事が可能。 ■従来のスピーカ(点音源)■ 音が四方(水平・垂直方向)へ拡がる為、天井・床からの反射音 が発生。リスナーは反射音を含んだ音を聴く事となり、明瞭度の 低下の原因となります。 ■前の席でもうるさくなく、後ろの席でも十分な音量の確保が可能。リスナーの位置の違いによる音量差を低減。 ■ラインアレイ(線状音源)■ ■従来のスピーカ(点音源)■ 仮に16mの位置で80dBの音圧が必要な場合、1mの位置で92dB の音圧があれば十分です。この際の音量差は12dBで、前の席でも うるさくありません。 同じ条件で、従来のスピーカーでは1mの位置で104dBもの音圧 が必要になり、音圧差は24dB、前の席ではうるさくなります。 ※図中減衰値は、反射音を含まない環境での理論値です。 ※図中減衰値は、反射音を含まない環境での理論値です。 ■優れたハウリング耐性 複数のスピーカユニットでエネルギーを分散している構造や、必要以上の大音量を出力する必要がないので、マイクの 指向範囲に影響するエネルギーが少なく、ハウリングに強い。 ■優れた意匠性 小型スピーカユニットによって構成されたスリムな形状が、意匠を妨げることなく空間に自然に溶け込みます。 小中規模空間向けラインアレイスピーカの実状 【ラインアレイスピーカのメカニズム】 図1 複数のスピーカユニットを同一線上に近接配置した際にリスナーの聴取位置で生 じる音波干渉(個々のスピーカユニットからの到達距離の差が生み出す位相干渉: 左図1)を適正かつ積極的に利用することで ラインアレイスピ カに象徴される 左図1)を適正かつ積極的に利用することで、ラインアレイスピーカに象徴される 『円筒状の音の放射パターン』(左図2)が形成されます。この際に重要となるのが、 図2 聴取位置A ①スピーカユニットの間隔(右図3:S) >>>再生帯域波長よりも短い事。 ②ラインアレイの幅(右図3:W) >>>再生帯域波長よりも短い事。 ③ラインアレイの長さ(右図3:L) >>>再生帯域波長よりも長い事。 事 聴取位置B 聴取位置C 赤部 赤部以外が音圧低下or相殺 働 結果、音 増 作 に働いた結果、音圧増加に作 用し形成された「円筒状の音 の放射パターン」。 赤塗部 到達距離の偏差が1/4波長以内に納 まり、音圧増加に作用。 青塗部 到達距離の偏差が1/4波長以上にな り、音圧低下に作用。1/2波長まで離 れた音源は音圧相殺に作用。 図3 の3つです。これらが正しく守られた場合 にのみ、全帯域において均一で理想的な ラインアレイが形成されます。 赤線・・・音圧増加に作用する到達距離の差。 青線・・・音圧低下or相殺に作用する到達距離の差。 100Hzの波長=3400mm 250Hzの波長=1360mm 500Hzの波長=680mm 1kHzの波長=340mm 2.5kHzの波長=136mm 4kHzの波長=85mm 8kHzの波長=43mm 10kHzの波長=34mm 【従来型の小中規模空間向けのラインアレイスピーカの構造】 70mm丸型コーンスピーカ 図4 W=70mm 10kHz波長:34mm 5kHz波長:68mm 従来型の小中規模空間向けのラインアレイスピーカは、市場の要求価 格や要求サイズの問題からか、7cm前後の丸型のフルレンジコーンス ピーカを複数個連結した構造を持っています。(左図4)この場合、ス ピーカユニット間隔が1波長に納まらない5kHz以上の高音において不 適正なスピーカユニット間の干渉による音波面の歪みや 水平方向に 適正なスピーカユニット間の干渉による音波面の歪みや、水平方向に 対する指向特性が悪くなり、結果的に聴取位置や距離によって音質が 異なってしまったりと、帯域によってラインアレイの効果が阻害される事 となってしまっているのが実状です。 一般的な小中規模空間向けのラインアレイスピーカに見られる問題点 般的な小中規模空間向けのラインアレイスピ カに見られる問題点 を解決する方法として平面型の長方形な振動板を持つスピーカユニッ トにより不適切な干渉の原因であるユニット間隔そのものを極限まで排 除し、かつユニット幅を水平指向特性に影響の出ないサイズにする方 法が有効です。これにより、より密度の高い一本の細長い線状の音源 を構成する事が可能となり、全帯域において均一で理想的なラインアレ イが形成されます。(左図5) 【平面スピーカによるラインアレイスピーカ】 平面スピーカ 図5 W=34mm以下 10kHz波長:34mm 平面スピ カを使用する事でラインアレイの性能を最適な状態に保つ 平面スピーカを使用する事でラインアレイの性能を最適な状態に保つ 事が可能になる反面、一般的にまだまだ値段が高く市場の要求価格に 合わなかったり、最大音圧や中~低域の再生能力がまだまだ低く、業 務用スピーカとしての価格も含めた基本性能を満たしきれないという問 題から幅広い用途・要求に対する対応能力や汎用性が求められる設 備音響の世界にはまだまだ浸透しきれていないのも実状です。 REOS独自の Linear Sound Source Speaker System 『SOUND POLE Series』 REOSでは従来型の小中規模空間向けラインアレイスピーカの構造に見られるような、丸型のフルレンジスピーカユニッ トを一定間隔で線状に連結した場合に問題となるユニット間の不適正な干渉や水平指向特性の乱れの発生を防ぎ、全 帯域において均一で理想的な線状音源性能を実現可能な同クラスでは実現が難しかった 帯域において均 で理想的な線状音源性能を実現可能な同クラスでは実現が難しかった、本当の意味での線状音源 本当の意味での線状音源 (=リニアサウンドソース)スピーカシステム『サウンドポールシリーズ』を開発しました。 全帯域において理想的な線状音源を実現 DSPによるデフォルト補正を必要としない周波数特性 大音量を必要とする設備音響での要求仕様にも安定した出力を確保する 事が可能な独自の平面波スピーカユニット(特許出願中)を採用。これに より必要とされる基本性能(価格・音圧)を充分に確保しつつ、極限まで密 度の高い理想的線状音源構造を実現しました。 幅3cmの平面型振動板は、水平180度で全帯域に渡り音ムラの無い均一 な音場を形成し(水平指向特性:180度 『全帯域、±3dB』)、全帯域におい て優れたラインアレイのメリットが適正に発揮されます。 同クラス(サイズ・性能・価格)では類を 見ない適正な線状音源特性を有したコ ストパフォーマンスに優れた商品です。 正確な線状音源動作を得るには音源全体が均一に同相同特性で駆動す ることが重要となる為、個々のスピーカユニットを独立した密閉型エンク ロージャーに実装(バックキャビティモジュール方式)する事で個々のユ ニットにかかる背圧の均一化をはかり、さらに複数個のユニットを連結使 用することを前提として最適に容量を設計、独自の内部吸音処理も手伝っ て高価で煩わしい別途DSPによるデフォルト補正を必要としない極端な ピークディップのない音声再生に適した自然な「カマボコ型」の周波数特性 を実現しました。 バックキャビティ モジュール 新開発平面波SPユニット (特許申請中) 優れた汎用性 アルミニウム製円筒型外装カバー 意匠性に優れたφ90mmの円筒型外 装カバーは、式場やホテルなど内装デ ザインを考慮した空間にも違和感なく 溶け込みます。本体カラーはブラック・ ホワイトの二色。別途特注色にも対応 致します 致します。 各種オプションにより幅広い用途にご利用頂けます。 ・多目的ホールや視聴覚室、仮設システムに最適なスタンド型ウーファー 多 的ホ や視聴覚室 仮設 最適な タ ド型ウ ・その他各種オプション金具(壁面固定金具、スタンドアダプター) ・屋外での使用も可能な防水処理を施した特型仕様にも対応致します。 また優れた線状音源性能により適正に制御された指向特性が、一般的な ラインアレイスピーカの用途に限らず、指向性スピーカとしての特殊用途 にも最適です。 壁面固定金具 スピーカスタンド アダプター 自立スタンド型 ウーファー 指向性SPとしてエリアゾーニングに利用。