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NI 9146 操作手順と仕様 - National Instruments

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NI 9146 操作手順と仕様 - National Instruments
操作手順と仕様
NI 9146
C シリーズモジュール用イーサネット拡張シャーシ
1
NATIONAL
INST RUMEN TS
NI 9146
POWER
STATUS
USER FPGA1
4
RESET
V
C
INPUT
9-30 V
15 W MAX
2
3
1
2
LED
RJ-45 イーサネットポート
図1
10/100
ACT/
LINK
3
4
電源コネクタ
RESET ボタン
NI 9146 フロントパネル
このドキュメントでは、NI 9146 をネットワークに接続する方法と、
NI 9146 の機能の使用方法を説明しています。このドキュメントには、
NI 9146 の仕様も記載されています。
安全ガイドライン
NI 9146 は、必ずこの操作手順に従って操作してください。
危険な設置箇所での安全ガイドライン
NI 9146 は、Class I、Division 2、Group A、B、C、D、T4 危険設置箇
所や、Class 1、Zone 2、AEx nC IIC T4 と Ex nL IIC T4 危険設置箇所、お
よび非危険設置箇所での使用に適しています。爆発の恐れのある環境で
NI 9146 を取り付ける場合は、以下のガイドラインに従ってください。こ
れに従わないと、死傷事故が発生する恐れがあります。
注意
電源が OFF でない限り、コントローラから電源ワイヤおよびコネクタを接続解
除しないでください。
注意
コンポーネントを別の製品で代用すると、Class I の Division 2 に適合しなくな
る場合があります。
注意
Zone 2 のアプリケーションには、IEC 60529 および EN 60529 に定義されてい
るように CompactRIO システムを最低 IP 54 規格の筐体に取り付けてくださ
い。
ヨーロッパの危険な設置箇所での使用に関する注
意事項
一部のシャーシは、DEMKO Certificate No. 07 ATEX 0626664X に準拠
した Ex nA nL IIC T4 装置であることが認証されています。それらの各
シャーシは、 II 3G マークが付けられ、Zone 2 危険設置箇所において
-40 ℃ ≤ 周囲温度 ≤ 70 ℃の周囲温度での使用に適合しています。
海洋アプリケーションに関する注意事項
一部のシャーシは、海洋アプリケーションの Lloyd’s Register (LR) Type
認証を受けています。Lloyd’s Register 認証を確認するには、ni.com/
certification(英語)にアクセスして LR 認証を検索するか、特定の
シャーシに Lloyd’s Register マークが付いているかを確かめます。
NI 9146 操作手順と仕様
2
ni.com
NI 9146 イーサネット拡張シャーシの取り付けに必要な
品目
❑ NI 9146 イーサネット拡張シャーシ
❑ NI-RIO ソフトウェア DVD
❑ C シリーズ I/O モジュール
❑ DIN レールマウントキット(DIN レールマウント用)
❑ パネルマウントキット(パネルマウント用)
❑ M4 または No. 8 平ネジ x 2(マウントキットを使用しないシャーシの
マウント用)
❑ プラスドライバー(No. 2)
❑ 電源
❑ イーサネットケーブル
メモ
NI 9146 で必要なソフトウェアを確認するには、ni.com/jp/info で Info
Code に「rdsoftwareversionjp」と入力します。
シャーシを取り付ける
シャーシは金属製の平坦で垂直なパネルや壁などに水平に取り付けられま
す。この構成における許容される動作時の最高周囲温度は 70 ℃です。
図 2 に、水平に取り付けたシャーシを示します。
NATIONAL
INST RUMEN TS
NI 9146
POWER
STATUS
USER FPGA1
ୖ
RESET
V
C
INPUT
9-30 V
15 W MAX
ACT/
LINK
10/100
図2
© National Instruments
3
水平に取り付けた NI 9146
NI 9146 操作手順と仕様
また、シャーシは別の方向でパネルや壁に、さらに金属以外の表面、
35 mm の DIN レール、ラック、筐体、またはデスクトップに取り付ける
ことができます。シャーシをこれらの構成またはこれ以外の構成で取り付
けた場合は、許容される最高周囲温度がこれより低くなり、シャーシに設
置されたモジュールの標準確度が損なわれる可能性があります。
メモ
マウント構成が温度ディレーティングの原因となる状況についての詳細は、
ni.com/jp/info で Info Code に「criomountingjp」と入力して参照できま
す。
モジュールの標準確度の仕様は、ni.com/jp/info で Info Code に
「criomountingjp」と入力して参照できます。
メモ
メモ
シャーシの各側面(側面から 63.5 mm(2.5 in.)およびシステムの後部カバー
から 25.4 mm(1 in.))の周囲温度を測定します(図 3 を参照)。
注意
取り付け時には、以下の隙間および配線間隔を確保してください。
•
•
シャーシの上下には、空気の循環のため 25.4 mm (1 in.) の隙間を確保してください。
図 3 のように、モジュールの前面には、共通コネクタ(取り外し可能な 10 端子ネジ
留め式端子コネクタなど)の配線間隔として 50.8 mm (2 in.) の隙間を確保してくだ
さい。
㓄⥺㛫㝸㻌
50.8 mm (2.00 in.)
63.5 mm
(2.50 in.)
63.5 mm
(2.50 in.)
29.1 mm
(1.14 in.)
48.4 mm
(1.91 in.)
64.3 mm
(2.53 in.)
2
1
25.4 mm
(1 in.)
1
25.4 mm
(1 in.)
178.1 mm
(7.01 in.)
4 mm
(0.16 in.)
2
周囲温度の測定場所
図3
メモ
NI 9146 操作手順と仕様
1
シャーシの接地ネジ
NI 9146、底面図と外形寸法
他のタイプのコネクタを使用する C シリーズモジュールの最小配線間隔を確認す
るには、ni.com/jp/info で Info Code に「rdcrioconnjp」と入力します。
4
ni.com
47.2 mm
(1.86 in.)
30.6 mm
(1.2 in.)
෭༷㛫㝸㻌25.4 mm (1 in.)
NATIONAL
INST RUMEN TS
NI 9146
POWER
STATUS
USER FPGA1
47.0 mm
(1.85 in.)
87.3 mm
(3.44 in.)
RESET
41.1 mm
(1.62 in.)
V
C
INPUT
9-30 V
15 W MAX
ACT/
LINK
10/100
෭༷㛫㝸㻌25.4 mm (1 in.)
図4
NI 9146、前面図と外形寸法
2X M4X0.7
29.1 mm
(1.15 in.)
44.1 mm
(1.54 in.)
44.0 mm
(1.73 in.)
]
74.0 mm
(2.91 in.)
図5
NI 9146、側面図と外形寸法
以下のセクションでは、取り付け方法の手順について説明します。これら
の取り付け方法のいずれかを使用する前に、シャーシの後ろにあるシリア
ル番号を記録しておきます。シャーシの取り付け完了後は、シリアル番号
の確認が難しくなります。
注意
シャーシを取り付ける前に、シャーシ内に I/O モジュールがないことを確認し
ます。
© National Instruments
5
NI 9146 操作手順と仕様
NI 9904 パネルマウントキットを使用して平面にシャーシを取り付ける
衝撃や振動の影響を受けやすいアプリケーションには、パネルまたは
ウォールマウント式が最適です。NI 9146 を平面にマウントするには、
NI 9904 パネルマウントキットを使用します。次の手順に従ってください。
1.
プラスドライバー(No. 2)と 2 本の M4 × 25 ネジを使用して、
シャーシをパネルマウントキットに固定します。このネジは、パネル
マウントキットに含まれています。これらのネジは深さとネジ山がパ
ネルに合わせてあるため、必ず付属のネジを使用してください。
1.3 N · m(11.5 lb · in.)の最大トルクでネジを締めます。
図6
NI 9146 にパネルマウントアクセサリを取り付ける
215.9 mm
(8.5 in.)
29.5 mm
(1.16 in.)
9.5 mm
(0.38 in.)
NATIONAL
INST RUMEN TS
235.0 mm
(9.25 in.)
27.3 mm
(1.08 in.)
7.2 mm
(0.29 in.)
NI 9146
POWER
STATUS
USER FPGA1
RESET
31.7 mm
(1.25 in.)
V
C
INPUT
9-30 V
15 W MAX
ACT/
LINK
10/100
図7
NI 9146 操作手順と仕様
63.5 mm
(2.50 in.)
88.1 mm
(3.47 in.)
パネルマウントアクセサリ取り付け後の NI 9146 の外形寸法
6
ni.com
2.
注意
ドライバーと壁面に合ったネジを使用して、NI 9904 のパネルを壁に
固定します。ネジの最大サイズは M4 または No. 8 です。
シャーシをパネルから取り外す前に、シャーシ内に I/O モジュールがないこと
を確認します。
取り付け穴を使用してシャーシを平面に直接取り付ける
衝撃や振動の影響を受けやすいアプリケーションには、パネルまたは
ウォールマウント式が最適です。NI 9904 パネルマウントキットによる可
搬性が必要でない場合は、取り付け穴を使用してシャーシを平面に直接取
り付けることができます。次の手順に従ってください。
1.
2.
シャーシを平面に合わせます。
M4 または No. 8 のネジを使用してシャーシを平面に取り付けます
(図 8 参照)。これらのネジはシャーシに付属していません。
NATIONAL
INST RUMEN TS
NI 9146
POWER
STATUS
USER FPGA1
RESET
V
C
INPUT
9-30 V
15 W MAX
ACT/
LINK
図8
注意
10/100
シャーシを平面に直接取り付ける
シャーシを平面から取り外す前に、シャーシ内に I/O モジュールがないことを
確認します。
シャーシを DIN レールに取り付ける
シャーシを DIN レールに取り付けるには、別売りの NI 9912 DIN レール
マウントキットが必要です。標準の 35 mm 幅 DIN レールにシャーシを
取り付けるには、クリップが 1 つ必要です。DIN レールにシャーシを取
り付けるには、以下の手順に従ってください。
1.
© National Instruments
プラスドライバー(No. 2)と 2 つの M4 × 25 ネジを使用して、DIN
レールクリップをシャーシに固定します。これらのネジは、DIN
レールマウントキットに含まれています。1.3 N · m(11.5 lb · in.)の
最大トルクでネジを締めます。
7
NI 9146 操作手順と仕様
図9
2.
DIN レールクリップを NI 9146 に取り付ける
DIN レールの片方の端を DIN レールクリップの深い方の溝に差し込
みます(図 10 を参照)。
1
2
3
1
DIN レールクリップ
図 10
3.
注意
NI 9146 操作手順と仕様
2
DIN レール
3
DIN レールバネ
クリップを挿入した DIN レールの一端
レールのバネでクリップが DIN レールにしっかりと固定されるまで、
シャーシをレールに強く押し付けます。
シャーシを DIN レールから取り外す前に、シャーシ内に I/O モジュールがない
ことを確認します。
8
ni.com
NI 9901 デスクトップマウントキットを使用してシャーシをデスク
トップに取り付ける
シャーシをデスクトップに取り付けるには、NI 9901 デスクトップマウン
トキットを使用します。2 本の M3 × 20 ネジを使用して、アダプタブラ
ケットを取り付ける必要があります。アダプタブラケットとネジはキット
に付属しています。シャーシをデスクトップに取り付ける詳細について
は、NI 9901 のドキュメントを参照してください。
C シリーズ I/O モジュールをシャーシに取り付ける
図 11 は、C シリーズ I/O モジュールの外形寸法を示しています。
88.1 mm
(3.47 in.)
70.7 mm
(2.78 in.)
図 11
22.9 mm
(0.9 in.)
C シリーズ I/O モジュール、前面 / 側面図と外形寸法
以下の手順に従って、C シリーズ I/O モジュールをシャーシに取り付け
てください。
© National Instruments
1.
I/O 側の電源が I/O モジュールに接続されていないことを確認しま
す。システムが非危険設置箇所にある場合は、I/O モジュールを取り
付ける際にシャーシの電源が ON になっていても構いません。
2.
図 12 のように、I/O モジュールを I/O モジュールスロットに合わせ
ます。モジュールスロットには、左から順に 1 ~ 4 の番号が付けら
れています。
9
NI 9146 操作手順と仕様
1
2
1
2
差し込み用の溝
図 12
ラッチ
シャーシに I/O モジュールを取り付ける
3.
ラッチを押しながら I/O モジュールをモジュールスロットに差し込
みます。
4.
I/O モジュールがスロットにラッチで固定されるまで I/O モジュール
のコネクタ側部をしっかりと押します。
5.
上記の手順を繰り返してすべての I/O モジュールを取り付けます。
シャーシから I/O モジュールを取り外す
以下の手順に従って、C シリーズ I/O モジュールをシャーシから取り外
してください。
NI 9146 操作手順と仕様
1.
I/O 側の電源が I/O モジュールに接続されていないことを確認しま
す。システムが非危険設置箇所にある場合は、I/O モジュールを取り
外す際にシャーシの電源が ON になっていても構いません。
2.
モジュールを、両側のラッチを押しながらシャーシから引き出します。
10
ni.com
シャーシをアースに接続する
シャーシの接地ネジにアースを接続する必要があります。接地ネジの位置
については、図 3 を参照してください。アースを接続するには、以下の
手順に従ってください。
1.
1.6 mm2(14 AWG)以上のワイヤに市販の丸型圧着端子を取り付け
ます。
2.
3.
4.
5.
メモ
シャーシの右側面にあるグランド端子から接地ネジを取り外します。
丸型圧着端子をグランド端子に接続します。
0.5 N · m (4.4 lb · in.)のトルクで接地ネジを締めます。
用途に合った方法で、ワイヤのもう一方の端をアースに取り付けます。
プラスチックコネクタ付きの C シリーズ I/O モジュールとの接続にシールド
ケーブルを使用する場合、1.3 mm2(16 AWG)以上のワイヤを使用してケーブ
ルシールドをシャーシグランド端子に取り付ける必要があります。使用するワ
イヤが短いほど EMC 性能が向上します。
アース接続についての詳細は、ni.com/jp/info で Info Code に
「jp9i25」と入力してください。
シャーシをネットワークに接続する
フロントパネルのイーサネットポート 1 を使用して、シャーシをイーサ
ネットネットワークに接続します。標準カテゴリ 5(CAT-5)以上のシー
ルドツイストペアイーサネットケーブルを使用して、シャーシをイーサ
ネットハブまたはコンピュータに接続します。
注意
データ損失を防止し、イーサネット設置の安定性を保つには、100 m 以上の
ケーブルを使用しないでください。
シャーシに初めて電源を投入すると、シャーシは DHCP ネットワーク接
続の開始を試みます。シャーシが DHCP 接続を開始できない場合、
169.254.x.x 形式のリンクローカル IP アドレスでネットワークに接続し
ます。起動後に、ソフトウェアをシャーシにインストールし、
Measurement & Automation Explorer(MAX)でネットワーク設定を
構成する必要があります。
メモ
ソフトウェアをインストールすると、シャーシのネットワーク動作が変化する
場合があります。インストールしたソフトウェアのバージョンごとのネット
ワーク動作については、ni.com/jp/info で Info Code に「jpu53q」と入力
してください。
© National Instruments
11
NI 9146 操作手順と仕様
シャーシに電源を配線する
NI 9146 は、「所要電力」セクションでの規定を満たす外部電源を必要と
します。NI 9146 は供給された電力をフィルタ処理および調整し、すべて
の I/O モジュールに電力を提供します。NI 9146 には一層から成る逆電圧
保護が装備されています。以下の手順に従って、シャーシに電源を接続し
てください。
1.
注意
電源が OFF になっていることを確認します。
電源投入中に NI 9146 のフロントパネルに電源コネクタを取り付けたり、フロ
ントパネルからコネクタを取り外さないでください。
2.
電源の正極リードを、NI 9146 に同梱された COMBICON 電源コネ
クタの V 端子に接続し、端子ネジを締めます。図 13 は、ネジ留め式
端子のワイヤを固定する端子ネジ、およびフロントパネルの電源コネ
クタを固定するコネクタネジを示します。
2
1
1
V
C
2
端子ネジ
図 13
2
コネクタネジ
COMBICON 電源コネクタ
3.
電源の負極リードを電源コネクタの C 端子に接続し、端子ネジを締
めます。
4.
電源コネクタを NI 9146 のフロントパネルに取り付け、コネクタネジ
を締めます。
5.
電源を ON にします。
NI 9146 の電源を投入する
NI 9146 に電源を投入すると、シャーシが電源投入時セルフテスト
(POST)を実行します。POST を実行中に、POWER および STATUS LED
が点灯します。POST が完了すると STATUS LED が OFF になります。シ
ステムの電源投入時に LED がこのように動作しなかった場合は、「LED ラ
ンプの表示について」のセクションを参照してください。
NI 9146 操作手順と仕様
12
ni.com
RESET ボタンを使用して NI 9146 を再起動する
RESET ボタンを押すと、NI 9146 が再起動します。デバイス再起動時に
VI を自動ロードシャーシリセットオプションを選択していない限り、
FPGA は引き続き実行します。詳細については、「シャーシ起動時オプ
ション」のセクションを参照してください。
NI 9146 をセーフモードで再起動するには、STATUS LED が黄色に点灯す
るまで RESET ボタンを 5 秒間押し続けた後に、RESET ボタンを離します。
シャーシが再起動して、STATUS LED が数秒おきに 3 回点滅し始めます。
シャーシがセーフモードになります。セーフモードについては、『MAX
ヘルプ』を参照してください。
シャーシ起動時オプション
表 1 は、NI 9146 で使用できる起動時のオプションを示しています。それ
ぞれのオプションによって、起動時の各条件下におけるシャーシの動作が
異なります。起動時オプションを選択するには、RIO デバイスセット
アップユーティリティを使用します。スタート→すべてのプログラム→
National Instruments → NI-RIO → RIO デバイスセットアップを選択し、
RIO デバイスセットアップユーティリティにアクセスします。
表1
NI 9146 のリセットオプション
起動時オプション
動作
VI を自動ロードしない
フラッシュメモリから FPGA ビットストリームをロー
ドしません。
デバイス起動時に VI を自動ロード
シャーシの電源投入時に、フラッシュメモリから FPGA
ビットストリームを FPGA にロードします。
デバイス再起動時に VI を自動ロード
電源を切る切らないに関わらず、シャーシの再起動時
に、フラッシュメモリから FPGA ビットストリームを
FPGA にロードします。
IP 設定を構成する
初めて NI 9146 を起動する際は、ソフトウェアがインストールされてい
ないためセーフモードで起動します。このセクションでは、IP 設定の構
成とシャーシへのソフトウェアのインストール方法について説明します。
次の手順に従ってください。
1.
ホストコンピュータで MAX を起動し、MAX ツリー構図のリモート
システムを展開します。MAX は、NI 9146 のシャーシのモデル名と、
その後に続くシリアル番号を表示します(例 : NI9146-XXXXXXXX)。
シャーシは自動的に、DHCP を使用してネットワークへの接続を試
みます。DHCP が使用できない場合、シャーシは 169.254.x.x 形式
のリンクローカル IP アドレスでネットワークに接続します。この状
© National Instruments
13
NI 9146 操作手順と仕様
態で構成するには、シャーシを直接ホストコンピュータに接続する必
要があります。
2.
3.
4.
リモートシステムの下のシャーシを選択し、MAX の中央ペーンにあ
るネットワーク設定タブを参照します。
名前フィールドにシャーシの名前を入力します。
IP 設定セクションでシャーシの設定を選択し、適用をクリックしま
す。
メモ
ネットワーク設定の構成については、
『MAX リモートシステムヘルプ』の「ネッ
トワーク設定を構成する」のブックを参照してください。MAX でヘルプ→ヘル
プトピック→リモートシステムをクリックします。目次タブで、LabVIEW
Real-Time ターゲット構成→ネットワーク設定を構成するを参照します。
5.
適用をクリックすると、変更を適用するためにシャーシの再起動を促
すプロンプトが表示されます。はいをクリックします。また、リモー
トシステムの下の名前を右クリックし、再起動を選択して、シャーシ
を再起動することもできます。
6.
再起動の後、シャーシが割り当てられた名前でリモートシステムの下
に表示されます。シャーシを展開し、ソフトウェアを選択します。
7.
ツールバーのソフトウェアの追加と削除をクリックして、
LabVIEW Real-Time ソフトウェアウィザードを起動します。
8.
LabVIEW Real-Time ソフトウェアウィザードに表示される推奨ソフ
トウェアセットをインストールします。
MAX でのシャーシ構成の詳細については、『MAX ヘルプ』を参照してく
ださい。
LabVIEW FPGA のインストールおよび使用については、
『LabVIEW FPGA モジュールヘルプ』を参照してください。
LED ランプの表示について
POWER
STATUS
USER FPGA1
図 14
NI 9146 LED
POWER LED
POWER LED は、NI 9146 の電源が ON の時に点灯します。この LED は、
シャーシに接続されている電源が適切であることを示します。
NI 9146 操作手順と仕様
14
ni.com
STATUS LED
STATUS LED は、通常の動作中に点灯しません。表 2 に示すように、
NI 9146 は、STATUS LED を数秒おきに一定の回数点滅することで、特定
のエラー状態を示します。
表2
ステータス LED の表示
数秒おきの点滅回数
説明
2
シャーシがソフトウェアにエラーを検出しました。これは通常、ソフ
トウェアのアップグレードが中断した時に起こります。シャーシにソ
フトウェアを再インストールしてください。シャーシにソフトウェア
をインストールする情報については、
『Measurement & Automation
Explorer ヘルプ』を参照してください。
3
シャーシはセーフモードです。セーフモードについては、
『Measurement & Automation Explorer ヘルプ』を参照してくださ
い。
4
ソフトウェアは、クラッシュの間に再起動や電源を切って入れ直すこ
となく 2 度クラッシュしました。これは通常、シャーシのメモリが不
足している場合に起こります。RT VI を確認してメモリの使用量を確か
めます。必要に応じて VI を変更し、メモリの使用量問題を解決してく
ださい。
連続点滅または常灯
シャーシが修復不可能なエラーを検出しました。ナショナルインスツ
ルメンツまでお問い合わせください。
USER FPGA1 LED
USER FPGA LED は、アプリケーションのデバッグや、アプリケーション
の状態の確認に役立ちます。LabVIEW FPGA モジュールおよび NI-RIO
ソフトウェアで、アプリケーションの要件を満たすよう USER FPGA1
LED を定義します。この LED のプログラミングについては、『LabVIEW
ヘルプ』を参照してください。
ネットワーク通信のトラブルシューティング
NI 9146 がネットワークで通信できない場合、以下のトラブルシューティ
ングの手順を行うことができます。
1.
STATUS LED が黄色に点灯するまで RESET ボタンを 5 秒間押し続けた
後に、RESET ボタンを離します。シャーシが再起動して、STATUS
LED が数秒おきに 3 回点滅し始めます。シャーシがセーフモードに
なります。
© National Instruments
2.
手順 1 を繰り返します。STATUS LED が同じ動作を繰り返します。
シャーシは IP がリセットされたセーフモードになります。
3.
4.
MAX で IP および他のネットワーク設定を構成します。
RESET ボタンを押してすぐに離し、シャーシを再起動します。
15
NI 9146 操作手順と仕様
その他の情報
NI 9146 のセットアップとネットワーク上での構成が完了しました。これ
で、アプリケーションで使用を開始できます。以下の図に、NI 9146 の使
用やプログラムに役立つ CompactRIO ドキュメントの主なコンポーネ
ントを示します。
ni.com/jp/info
rdcriostartup
䛣䛾䝗䜻䝳䝯䞁䝖
᧯సᡭ㡰䛸
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䝖䝷䝤䝹䝅䝳䞊䝔䜱䞁䜾䛾䝠䞁䝖䚸
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䝥䊻
W䝦䝹䞊䝈
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LabVIE
䝅
→C 䝇䛸㻌
NI-RIO
䜯䝺䞁
䛾䝸䝣ᡭ㡰
⏝
actRIO
Comp 䝹䝥
䝦
MAX
䝛䝑䝖䝽
䝸
䜢䜰䝥
actRIO
䜛
Comp 䞁䛷౑⏝䛩
䝵
䜿䞊䝅
ᡂ
䞊䜽ᵓ
図 15
NI 9146 操作手順と仕様
16
CompactRIO ドキュメント
ni.com
仕様
以下の仕様は、特に記載がない限り -40 ~ 70 ℃の動作温度範囲における
ものです。
ネットワーク
ネットワークインタフェース..................... 10BaseT および 100BaseTX
イーサネット
互換性 ................................................................. IEEE 802.3
通信レート ........................................................ 10 Mbps、100 Mbps、自動交渉
最大ケーブル距離 ........................................... 100 m/ セグメント
再構成可能 FPGA
FPGA タイプ ................................................... Xilinx Spartan-6 LX 45
フリップフロップ数 ...................................... 54,576
6 入力 LUT の数 ............................................... 27,288
DSP 48 の数 ..................................................... 58
使用可能なブロック RAM........................... 2,088 K ビット
DMA チャンネル数 ....................................... 5
所要電力
注意
NI 9146 には「LPS」とマークされた UL 規格準拠の ITE 電源を必ず使用してくだ
さい。
推奨電源 ............................................................ 24 W、24 VDC
消費電力 ............................................................ 15 W(最大)
電源入力レンジ ............................................... 9 ~ 30 V
メモ
このドキュメントにおける消費電力の仕様は、40 MHz でコンパイルされた
LabVIEW FPGA アプリケーションでの最大値です。アプリケーションによって
所要電力が異なる場合があります。NI 9146 の所要電力を計算するには、使用し
ているシャーシおよび I/O モジュールの消費電力 / 電力損失を足します。合計
消費電力は最大値であり、NI 9146 はアプリケーションでこれより少ない電力を
消費する場合があることに注意してください。I/O モジュールの所要電力の詳細
については、モジュールの操作手順を参照してください。
© National Instruments
17
NI 9146 操作手順と仕様
物理特性
シャーシを手入れするときは、乾いた布で拭いてください。
ネジ留め式端子配線 ....................................... 端から 10 mm (0.39 in.) 絶縁被
覆を取り除いた 0.5 ~ 2.5 mm2
(24 ~ 12 AWG) 銅導線
ネジ留め式端子用トルク .............................. 0.5 ~ 0.6 N · m
(4.4 ~ 5.3 lb · in.)
重量...................................................................... 643 g(22.7 oz)
環境
動作温度
(IEC 60068-2-1、IEC 60068-2-2)............ -40 ~ 70 ℃
メモ
この動作温度の範囲を満たすには、LabVIEW FPGA アプリケーションを
40 MHz 以下でコンパイルして、使用するシステムの取り付け手順のガイドライ
ンに従ってください。
保管温度
(IEC 60068-2-1、IEC 60068-2-2)............ -40 ~ 85 ℃
保護構造 ............................................................. IP 40
動作時の相対湿度(IEC 60068-2-56)..... 10 ~ 90% RH(結露なきこと)
保管時の相対湿度(IEC 60068-2-56)..... 5 ~ 95% RH(結露なきこと)
最大使用高度 .................................................... 2,000 m
汚染度(IEC 60664)..................................... 2
室内使用のみ
耐衝撃 / 振動
この要件を満たすには、シャーシをパネルに取り付け、端子線の結線に
フェルールを使用する必要があります。
動作衝撃(IEC 60068-2-27)....................... 30 g(11 ms 半正弦)、
50 g(3 ms 半正弦)、
18 回:6 方向
動作時振動、ランダム
(IEC 60068-2-64)........................................... 5 grms、10 ~ 500 Hz
動作時振動、正弦
(IEC 60068-2-6)............................................. 5 g、10 ~ 500 Hz
NI 9146 操作手順と仕様
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ni.com
安全電圧
必ず以下の制限内の電圧だけを接続してください。
V/C 端子間 ....................................................... 30 V(最大)、Measurement
Category I
Measurement Category I は、MAINS 電圧と呼ばれる配電システムに
直接接続されていない回路上で実行される測定用です。MAINS は、装置
に電力を供給する危険活電電源供給システムです。また、特別に保護され
た 2 次回路からの電圧測定に使用します。そのような電圧測定には、信
号レベル、特殊ハードウェア、エネルギー制限されたハードウェアの一
部、安定化低電圧ソースから電力供給される回路、および電子装置が含ま
れます。
注意
Measurement Category II、III、または IV の信号を、システムに接続したり測
定しないでください。
安全規格
この製品は、計測、制御、実験に使用される電気装置に関する以下の規格
および安全性の必要条件を満たします。
•
•
メモ
IEC 61010-1、EN 61010-1
UL 61010-1、CSA 61010-1
UL およびその他の安全保証については、製品ラベルまたは「オンライン製品認
証」セクションを参照してください。
電磁両立性
この製品は、計測、制御、実験に使用される電気装置に関する以下の
EMC 規格の必要条件を満たします。
•
•
•
•
•
EN 61326 (IEC 61326): Class A エミッション、工業イミュニティ
EN 55011 (CISPR 11): Group 1、Class A エミッション
AS/NZS CISPR 11: Group 1、Class A エミッション
FCC 47 CFR Part 15B: Class A エミッション
ICES-001: Class A エミッション
メモ
製品の EMC 決定に適用する基準に関しては、「オンライン製品認証」セクショ
ンを参照してください。
メモ
EMC に適合させるには、ドキュメントに従ってこのデバイスを使用してくださ
い。
© National Instruments
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NI 9146 操作手順と仕様
CE マーク準拠
この製品は、該当する EC 理事会指令による基本的要件に適合しています。
•
•
2006/95/EC、低電圧指令(安全性)
2004/108/EEC、電磁両立性指令(EMC)
オンライン製品認証
この製品のその他の適合規格については、この製品の適合宣言(DoC)
を参照してください。この製品の製品認証および適合宣言を入手するに
は、ni.com/certification(英語)にアクセスして型番または製品ラ
インで検索し、保証の欄の該当するリンクをクリックしてください。
環境管理
ナショナルインスツルメンツは、環境に優しい製品の設計および製造に努
めています。NI は、製品から特定の有害物質を除外することが、環境お
よび NI のお客様にとって有益であると考えています。
環境の詳細な情報については、ni.com/environment の Minimize our
Environmental Impact(英語)を参照してください。このページには、
ナショナルインスツルメンツが準拠する環境規制および指令、およびこの
ドキュメントに含まれていないその他の環境に関する情報が記載されてい
ます。
廃電気電子機器(WEEE)
欧州のお客様へ 製品寿命を過ぎたすべての製品は、必ず WEEE リサイクルセンターへ
送付してください。WEEE リサイクルセンターおよびナショナルインスツルメンツの
WEEE への取り組み、および廃電気電子機器の WEEE 指令 2002/96/EC 準拠について
は、ni.com/environment/weee(英語)を参照してください。
⬉ᄤֵᙃѻક∵ᶧ᥻ࠊㅵ⧚ࡲ⊩ ˄Ё೑ RoHS˅
Ё೑ᅶ᠋ National Instruments ヺড়Ё೑⬉ᄤֵᙃѻકЁ䰤ࠊՓ⫼ᶤѯ᳝ᆇ⠽䋼ᣛҸ (RoHS)DŽ
݇Ѣ National Instruments Ё೑ RoHS ড়㾘ᗻֵᙃˈ䇋ⱏᔩ ni.com/environment/rohs_chinaDŽ
(For information about China RoHS compliance, go to ni.com/environment/rohs_china.)
危険箇所での設置
U.S.(UL)........................................................... Class I、Division 2、Group A、
B、C、D、T4;Class 1、
Zone 2、AEx nC IIC T4 および
Ex nC IIC T4
カナダ(C-UL)................................................. Class I、Division 2、Group A、
B、C、D、T4;Class 1、
Zone 2、Ex nL IIC T4
ヨーロッパ(DEMKO)................................. Ex nA nL IIC T4
NI 9146 操作手順と仕様
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ni.com
サポート情報
技術サポートリソースの一覧は、ナショナルインスツルメンツのウェブサ
イトでご覧いただけます。ni.com/support では、トラブルシューティ
ングやアプリケーション開発のセルフヘルプリソースから、ナショナルイ
ンスツルメンツのアプリケーションエンジニアの E メール / 電話の連絡先
まで、あらゆるリソースを参照することができます。
適合宣言(Doc)とは、その会社の自己適合宣言を用いた、さまざまな
欧州閣僚理事会指令への適合の宣言のことです。この制度により、電磁両
立性(EMC) に対するユーザ保護や製品の安全性に関する情報が提供され
ます。ご使用の製品の適合宣言は、ni.com/certification(英語)か
ら入手できます。ご使用の製品でキャリブレーションがサポートされてい
る場合、ni.com/calibration からその製品の Calibration Certificate
を入手してご利用になることもできます。
ナショナルインスツルメンツでは、米国本社(11500 North Mopac
Expressway, Austin, Texas, 78759-3504)および各国の現地オフィスに
てお客様にサポート対応しています。日本国内でのサポートについては、
ni.com/support でサポートリクエストを作成するか、0120-527196(フ
リーダイヤル)または 03-5472-2970(大代表)までお電話ください。日
本国外でのサポートについては、ni.com/niglobal(英語)の
「Worldwide Offices」セクションから、お問い合わせ先、サポート電話
番号、電子メールアドレス、現在実施中のイベントに関する最新情報を提
供する各支社のウェブサイトにアクセスできます。
National Instruments の商標の詳細については、ni.com/trademarks に掲載されている「NI
Trademarks and Logo Guidelines」をご覧下さい。本文書中に記載されたその他の 製品名および企業名
は、それぞれの企業の商標または商号です。National Instruments の製品 / 技術を保護する特許について
は、ソフトウェアで参照できる特許情報 ( ヘルプ→特許情報 )、メディアに含まれている patents.txt
ファイル、または「National Instruments Patent Notice」(ni.com/patents)のうち、該当するリソー
スから参照してください。エンドユーザ使用許諾契約(EULA)に関する情報および他社製品の法的注意事
項はご使用の NI 製品の Readme ファイルにあります。ナショナルインスツルメンツの輸出関連法規遵守
に対する方針について、また必要な HTS コード、ECCN、その他のインポート / エクスポートデータを取
得する方法については、「輸出関連法規の遵守に関する情報」(ni.com/legal/export-compliance)を
参照してください。
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2013 年 9 月
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