...

2. 楽しく歩きふれあう都市づくり

by user

on
Category: Documents
31

views

Report

Comments

Transcript

2. 楽しく歩きふれあう都市づくり
2. 楽しく歩きふれあう都市づくり
(1) 中心市街地の活性化をめざして
〔市街地環境の改善整備〕
本市の中心市街地である、都市計画道路吉田本通り線沿道、富士山駅及び月江寺駅周
辺は、歴史的な蓄積を踏まえる中で、高齢社会等の進展に対応して、商業機能と生活機
能が融合し、生活しやすく、また市民が集い、富士北麓地域や広域からの来訪者を受け
止める拠点としての位置付けにふさわしい市街地としていくため、建築物の更新に合わ
せた共同化や街路整備にあわせた基盤整備水準の向上により、土地の有効利用を図りま
す。特に富士山駅周辺では低未利用地が多く存在し、駅前広場整備と合わせた中心市街
地の一体的な整備を図っていきます。
〔中心市街地への交通手段の確保・充実〕
高齢社会の進展を踏まえ、子どもから高齢者まで誰でもが、市内あるいは広域から中
心市街地に来訪できるように、自家用車に過度に依存せずに移動できる、徒歩、自転車、
バス、鉄道に関わる総合的な交通のあり方について検討します。
〔安全で快適な歩行空間の確保〕
中心市街地を誰もが歩きやすい空間としていくため、道路における歩行者、自転車、
自動車の分離の推進や交通規制により安全で快適な歩行空間を確保するとともに、歩道
の段差解消などによりバリアフリーの市街地環境づくりを推進します。
〔中心市街地の魅力向上〕
広域からの来訪者も歩いて楽しい中心市街地づくりを目指して、歩行空間の快適化、
個性的な店づくり・商店街づくり、富士山の景観を生かした景観形成、歴史的な蓄積を
踏まえた観光の活性化などの施策を総合的に展開し、中心市街地の活性化を図ります。
また、空き地・空き家などの緑地への転換も視野に入れ、都市的土地利用と自然的土
地利用が調和した良好な環境を創出します。
92
(2) 広域観光交流の活性化をめざして
〔歩行系ネットワークの形成〕
富士山麓ならではの歴史や文化のあるまちとして、広域からの来訪者と市民が交流す
る機会を増加し、広域観光の活性化を図るため、
「歴史・産業等を堪能できるリフレふじ
よしだエリア」
、「富士登山の歴史と歩みを共にする上吉田エリア」、「昭和の佇まいが今
も残る下吉田・月江寺エリア」、
「富士山の雄大なパノラマを満喫できる杓子山・新倉山
自然探索・白糸の滝と殿入沢の各ルート」といった観光スポットを活用した歩行系ネッ
トワークの形成を図るとともに、まちの魅力を再発見し、より一層歩行系ネットワーク
の形成に繫がる展開を図ります。
吉田口登山道を軸とした観光交流の活性化を図るため、吉田口登山道の歴史ある沿道
環境の保全を図ります。また、吉田口登山道周辺に分布する特色ある自然資源を結ぶ自
然散策遊歩道の整備を検討します。
〔交通拠点機能の充実〕
広域拠点エリアに周辺市町から来訪者を誘引するとともに、高齢社会の進展を踏まえ
て、子どもから高齢者まで、誰もが移動しやすく、環境にやさしい社会を支える公共交
通機関の充実を図ります。
歩行系ネットワークや自然散策路へのアクセス拠点として、富士山駅の交通拠点機能
の充実、駅前広場整備、駐車場の整備、バスなどの公共交通機関との乗り換え拠点の配
置整備を図ります。
このほか、公共交通機関を観光交流に活用するため、ルートや運行本数の充実などに
より利便性向上を促進するとともに、自家用車及び自転車・徒歩と公共交通機関等との
組み合わせによる総合的な交通体系の整備を図ります。
また、東富士五湖道路のハイウェイオアシス等の整備などによる広域自動車交通の利
便の向上に合わせて、富士の自然を活用する広域的な観光、学習、交流等の機能を持つ
広域交流拠点の利活用を促進します。
〔ソフト施策の展開〕
歩いて楽しいまちを PR するため、ウォーキングマップを作成するとともに、ボランテ
ィアガイドを育成し、市内の観光ルートを案内する人材の育成を図ります。
93
Fly UP