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二刀流の技術と組織改革で「Smart Life Community」の実現を

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二刀流の技術と組織改革で「Smart Life Community」の実現を
181
株式会社NTTデータMSE
http://nttd-mse.com/
二刀流の技術と組織改革で
「Smart Life Community」の
実現を目指す
NTTデータMSEは1979年,松下グループのシステム開発会社と
して設立され,2008年にNTTデータと資本 ・ 業務提携をするまで,
携帯電話の組込みソフトウェアの開発をメインに事業を行ってきた.
しかし,市場が大きく変わる中,同社はどのように環境の変化に適
応してきたのか.都築秀範社長が目論む新たな成長戦略とは何かに
ついて,お話を伺った.
携帯電話事業の衰退に危機感
会社存続をかけ,新たな事業分野を模索
◆ここ数年の外部環境の変化をどのようにご覧になります
か.
NTTデータMSE 都築秀範社長
発を果たしたものの,以降,携帯電話がスマートフォンに
とって変わる等,市場環境が激変し,それまでほとんどを
携帯電話事業が占めていた売上が,2009年ごろから激減
してしまったのです.そのため,翌年からさまざまな取引
先,業界を意識したマーケティングを展開しながら外販を
NTTデータMSEは,もともと松下(現パナソニック)
行い,当社の独力で開発案件を獲得しなければなりません
グループ初のソフトウェア開発会社として設立され,その
でした.しかし,組込みソフトウェアの開発だけでは,経
後パナソニックモバイルコミュニケーションズの傘下に入
営基盤の強化にはなりません.そこで,縦割り組織の枠を
るという経緯がありました.
取り払った社内横断的なビジネス推進会議を設け,その
そのため,2008年ごろまではパナソニック携帯電話向
ワーキンググループの中で何を武器とし,どこをねらうの
けの組込みソフトウェア開発を中心にビジネス展開をして
かの検討を始めました.お客さまの要望に応じてサービス
きました.しかし,国内では携帯電話市場自体が成熟期を
やソリューションをタイムリーに提供できなければ,事業
迎えたうえ,スマートフォンの普及の波とともに相次ぐ海
を拡大することが難しいと考え,会社としての長期的なビ
外勢の参入により,当社としても,それまで大部分を占め
ジネスモデルへの転換を図ることになりました.
ていたグループ内の携帯電話事業から外販へと大きく舵を
切る必要がありました.
会社としての岐路に立った2008年10月,NTTデータ
と資本 ・ 業務提携を行い,当社はNTTデータMSEとして,
組込みとクラウド,二刀流の人材育成で
成長路線への転換を図る
◆どのような成長戦略を描かれたのですか.
新しい事業分野への進出を模索することになりました.
これからの社会は,いろいろなものが手軽にネットワー
NTTデータは組込み分野についてはほとんど手掛けてい
クにつながり,私たちの暮らしにこれまでにない利便性,
ませんでしたし,私どもは同社が持つグローバルなネット
経済性,安全性などがもたらされます.私たちはこのよう
ワークや豊富な人材に加え,サーバ等の技術的ノウハウを
な社会を「Smart Life Community ®」と呼び,コーポレー
当時は持っていませんでした.ですから,新たな事業領域
トビジョンと位置付け,豊かで安心できる生活スタイルの
に進出するためにも,お互いを補完するうえで,提携の意
実現に取り組んでいます.
義は大きかったのではないでしょうか.
折しも市場はモノ ・ 人 ・ プロセス ・ データといったあら
◆NTTグループとなり,順風満帆な船出だったのですか.
ゆるものがインターネットにつながり,新たな価値を創出
困難な時期もありました.NTTデータMSEとして再出
するというIoT(Internet of Things)の概念が急速に
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NTT技術ジャーナル 2016.3
普及し始めています.多くの企業がこの新しい潮流への参
であろうということを考え
入を目論んでおり,IoT関連ビジネスは,当社にとっても
ると,私どもの人材育成は
追い風になると確信しました.と言いますのは,その核と
まだ十分であるとはいえま
なる要素が長年携帯電話で培ってきた組込みソフトウェア
せん.
の技術だったからです.一方で,欠かせないもう1つの要
当社は全拠点を合わせる
素,サーバ側の技術であるクラウドについてのノウハウは,
と,約1000名の従業員を
当初保有していませんでしたが,幸い親会社であるNTT
抱える大所帯ですので,特
データはクラウドに強みを持っていましたので,組込み技
に,技術やプロジェクト管
術とクラウドの両方に対応できる二刀流人材の育成に取り
理方法をきちんと若手へ継
組んでいます.これらの技術力を強みに,IoT関連ビジネ
承する仕組みづくりが必要
スを推進することが「Smart Life Community」の実現
であると感じています.具
を一層確かなものにすると確信し,大きく力を発揮してい
体的には,組織のあるべき
きます.
姿をもう一度考え,管理職
都築秀範社長
当社は,ITパートナーとして,また事業パートナーとし
には,人を育てることが大切な仕事であるという認識を徹
てIoTサービスの実現に向けてお客さまと一緒に取り組
底させること.もう1つは,組織をライン化し,1人ひと
み,ITを通じて最適なソリューションを提供し,さまざま
りが活躍できるキャリア形成の仕組みを採り入れることに
なモノがつながる世界 ・ サービスを提案,構築を目指して
より,技術面のみならず,チャレンジ精神を持ち,お客さ
いきます.
まへの提案を主体的に行える人材を育成しなければならな
組込みソフトウェアの技術を応用し
2つの分野で強みを発揮
◆成長の柱となる重点分野についてお聞かせください.
いということです.
さらに,経営課題を明確にし,どのように解決を図るの
か,そのためには皆がどのような目標を持って,どう動け
ば良いのか,ということを社員に考えさせなければなりま
重点分野として,主に2つの事業領域があります.まず
せん.同時に,当社がお客さまの事業パートナーとなると
1つはオートモーティブ,もう1つはモバイル ・ プロダク
いうことの意味を社員に理解 ・ 浸透させる必要があるで
トの分野です.過去の携帯電話の組込みソフトウェア開発
しょう.お客さまのパートナーであり続けることが,長い
で培った技術をカーナビといった車載機器や複合機,医療
目でみれば会社を利益体質へと転換させることになり,そ
系検査機器にも応用し,それら蓄積したスキル ・ 技術をソ
のことが会社の成長にもつながるからです.
リューションとして提供することにより,モバイルを使っ
◆今後の抱負についてお聞かせください.
たサービスの開発にも注力しています.
当社にとって,ビジネスチャンスが増えてきた今,これ
IoT関連のビジネスを展開するうえで,当社の最大の強
をうまく成長路線につなげていきたいと考えています.し
みは,携帯電話の組込み開発で蓄積したノウハウとクラウ
かし,会社の運営はいつも順風満帆というわけではありま
ド技術の両方を持っている部分であり,お客さまにもその
せん.特に,この何年間かは先が読めない時代が続くと思
点が評価され,さまざまな企業から引き合いをいただいて
いますから,会社の舵取りを間違えないように,変化に対
います.また,ソフトウェア開発の上流から下流に至るす
応できる柔軟性を持つことが必要でしょう.
べての工程をワンストップに提供できる企業として,多く
従来はソフトウェア開発に終始していましたが,そこか
のお客さまから信用をいただける要因にもつながっている
ら踏み出し,当社は今,お客さまのビジネスパートナーと
と自負しています.
して,モノと人,人と人をつなぎ,業種の垣根を越えたサー
ソフトウェアの開発から
お客さまのパートナー企業へ
◆克服しなければならない課題はありますか.
成長路線への戦略転換を図る過程において,会社として
ビス展開への貢献を目指しています.今後はグローバル展
開も視野に,さまざまなサービスやビジネスを実現できる
よう,多くのお客さまと協力しながら取り組んでいきます.
市場はIoTで盛り上がりをみせていますが,いずれは,
もっと人寄り,つまり,モノと人,人と人をつなぐ,人を
取り組まなければならないことは多々あります.例えば,
中心とした概念になってくるのではないでしょうか.今は
長期的な視点に立った人材育成のあり方といった問題で
「車の中でどうしようか」「家の中をどう便利にしようか」
す.この半年ほどで,お客さまからの引き合いが急増して
という考えが主流だと思いますが,いずれは,車と家をつ
いることも影響し,体制づくりを行ううえで,組織編成を
なぐにはどうしたらよいのか,人間の生活環境の中でどの
見直す必要があります.そのため当社の社員にとっては戸
ようにITを使うのか,という局面になると考えています.
惑うことも多いのですが,お客さま目線,サービスの視点
近未来のことも念頭に入れつつ,全社員一丸となり,オー
を持った人材が,ビジネスを牽引し,経営の原動力になる
ルNTTデータMSEとして歩んでいきたいと思います.
NTT技術ジャーナル 2016.3
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担当者に聞く
IoTの潮流の中で
次世代を見据えた包括的なサービスを提供する
齋藤さん:私は全社のソリューショ
第一IoTビジネス事業本部
を立ち上げるためのR&Dの取りまと
第二営業部 担当部長 謝 恩治さん
ンにかかわる業務全般を所掌してい
ます.具体的には,ソリューション
めや,社外的には広報を行う立場と
第一営業部 課長 岡庭 克樹さん
企画部 ソリューション企画担当 課長 齋藤 昇さん
してHPの管理も行っています.当
社はソリューションをビジネスの柱
の1つに据えようと,取り組んでき
組込み+クラウド技術で
次世代を見据えた新たなフェーズに挑む
◆各担当業務をお聞かせください.
ました.その一環として,当社のビ
齋藤昇課長
ジョン「Smart Life Community」を体現するものとして,
「BizPrism」という,クラウドサービストータルソリュー
ションの体系を2012年に策定しています.これは,お客
謝さん:私はモバイル ・ プロダクト
さまの課題を解決するために当社が提供するソリューショ
分野の営業を担当しています. 私自
ンのラインアップのことで,情報を横軸に,それぞれ情報
身は,もともと技術畑で,ソフトウェ
をつくる,つなぐ,活用することをキーワードに,お客さ
アの開発を担当していましたので,
まの問題解決のためのアプリケーションや技術サポート等
営業を担当した当初は苦労すること
のソリューションを展開する取り組みです.この仕組みを
も あ り ま し た が, 今 で は 技 術 的 な
構築するにあたり,各自の所属部門とは別に,バーチャル
バックグラウンドを強みに,お客さ
な組織のビジネス推進会議をフィールドごとに立ち上げま
まのニーズをくみ取り,提案をする
ことにやりがいを感じています.私
謝恩治担当部長
した.部門や職域に関係なく,それぞれの分野を得意とし
ている者が集まり,R&Dで得られた結果を取りまとめ,ソ
が担当する分野では近年,AndroidやiOSといったモバイル
リューションとしてどのような提案やビジネスに落とし込
プラットフォームが登場し,市場環境が大きく変化してい
めるのかを会議で議論しています.
ます.そのような市場環境で事業を拡大していくために,
当社の強みである携帯電話の組込み開発で蓄積してきたノ
ウハウを活用し,新しい技術に取り組んでいくことで,多
技術者の育成やブランドの向上,
部門間の連携が急務
様化する市場の中で優位性を確保できるようにしています.
◆それぞれにどのような課題がありますか.
岡庭さん:私はオートモーティブ分
謝さん:モバイル ・ プロダクトの分野は技術の進歩が速く,
野の営業を担当しており,新規顧客
そのサイクルも短いことから,市場の中で,いかにその技
の開拓から,案件受注に向けた提案
術に追いつき,競争力をつけるかが重要です.そのためには,
活動を行っています.また,私も技
技術者を育成し,技術力のレベルの底上げを図る必要があ
術畑出身ですから,お客さまと技術
るでしょう.同時に,多様なビジネスフィールドへの展開
的な話をしながらご提案できるとい
が必要だと考えています.
う強みもあります.今や車自体がデ
岡庭さん:オートモーティブ業界は歴史がある分,以前か
バイスの1つとして,外部と通信を
す る 時 代. い わ ゆ る コ ネ ク テ ィ ッ
岡庭克樹課長
ら取引のある企業が有利で,当社のように業界の新参者に
は,参入障壁が高いという印象があります.加えて,新規
ド ・ カーという位置付けの中で,サーバ側とデバイス側を
の案件を獲得できたとしても次のフェーズにつなげること
連携させる部分は,当社がモバイル端末で培った技術でもっ
は,なかなか容易ではありません.そのような状況の下,
とも強みを発揮できるところです.当社は2012年ごろに
当 社 はLinuxの 非 営 利 コ ン ソ ー シ ア ム で あ るLinux
オートモーティブ分野へ参入しています.ちょうどカーナ
Foundationのオートモーティブワーキンググループである
ビといった車載機器が多機能化し,開発現場ではプラット
Automotive Grade LinuxにGoldメンバとして参画し,業
フォームがRTOSという商用リアルタイムOSからLinux
界関連企業との連携や最新動向の情報収集を行い,自社の
OSへの移行が始まった時期でした.当社はモバイル端末の
ブランドを高めることに取り組んでいます.
開発をしていた2000年ごろにRTOSからLinux OSへの転
齋藤さん:ソリューションというビジネスモデルは,会社
換に取り組み,組込みLinuxの開発知見を持っていました.
の歴史からみても,当社にとっては新しい取り組みです.
そのため,Linuxをベースとする車載機器開発は,当社スキ
そのため,各部門と連携をとりつつ,先行して開発したも
ルと親和性が高く,現在はカーナビの機能開発から車載機
の を ど う ビ ジ ネ ス に つ な げ る の か,IoT関 連 の ビ ジ ネ ス
器全体の開発を担当するまでビジネスを展開しています.
フィールドを見据えながら,当社のソリューションの整備
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NTT技術ジャーナル 2016.3
拡充に力を入れています.
トモーティブ分野の引き合いが増える中,さまざまなご意
◆今後の目標をお聞かせください.
見 ・ ご要望をお聞きしながら,5年後10年後を見据えた新
謝さん:当社のコーポレートビジョンである「Smart Life
しい情報 ・ 技術を取り入れ,当社のIoTビジネスを拡大させ
Community」の実現に向け,最新の技術でお客さまに最適
たいと思います.
な価値を提供したいと考えています.そのために,新しい
齋藤さん:ビジネス推進会議は,目先の案件のみならず,
技術やプロダクトの開発に全力で取り組みたいと考えてい
長期的な視点に立って,方向性や将来ビジネスにつながり
ます.
得るシーズについても考えることができる場です.加えて,
岡庭さん:今後,カーナビとメーターは統合される方向に
2015年10月からは社長主催の次世代ビジネス推進会議が
あり,その機能も多様化すると考えられます.例えば,
「eコッ
発足しました.3年後,5年後,10年後という,次の時代
クピット」として,表示される運転席周りの情報拡充への
を見据えて,会社の柱となるビジネスを考えていこう,と
対応といった需要も増加するでしょう.今後IoTの社会にお
いう目的で立ち上がりました.直近では,大学や他社との
いては,それぞれの機器単体ではなく,外部との連携が必
連携も視野に入れつつ,ロボットやドローンを使った新し
要となり,個々のデバイスとしてだけではなく,サービス
いサービスについて技術面 ・ ビジネス面での検討を行って
としての価値が求められるようになります.ですから,モ
います.当社が貢献できる新たなビジネスフィールドを創
バイル ・ プロダクトもオートモーティブも,目指す方向は
出し,それを実現するためのソリューションを拡充するの
一緒で,常に最新技術の蓄積が必要だと考えています.オー
が,ソリューション企画の役割だと考えています.
NTTデータMSE
ア・ラ・カルト
■会社の命運を握る? MSEのイノベーションタイム
NTTデータMSEには,
「イノベーションタイム」があります(写真 1 )
.週に1時間ほど,
勤務中に組織に関係なく,独創的なアイデアや興味のあるテーマについて,有志が集まり
建設的な議論を交わします.仕事に直結するかどうかは問われません.例えば「社内の雰
囲気を変える」
「若い人を育てる」といったテーマや個人のアイデアも大歓迎だとか.
イノベーションタイムで検討されたことをビジネス推進会議に諮ることもあるそうで
す.もともとこの仕組みは,それまでの受託開発から外販というビジネスモデルへの転換
写真 1
を図るために,会社として,視野を広げようという考えのもとで始まりました.1人ひとりが経営的な視点を持ち,会社にとっ
て何が必要なのかということを考え,
個々のアンテナを磨きます.別の言い方をすれば,
イノベーションタイムはビジネス ・ シー
ズの宝庫であるといえそうです.
■MSE EXPOを開催
同社では,毎年社内の技術交流会を実施しています.従来はそれぞれの部門の中で行っていました
が,組織が新しく編成されたのを機に,全社レベルで技術情報を共有すべく,2015年度下期から,
「MSE EXPO」を始めています(写真 2 )
.2016年は,1月に横浜からスタートし,その後,大阪,
札幌を巡回する予定です.期間中は,研究開発の内容を社員自らが説明するポスターセッション,外
出先からでもアクセスできるように社内向けSNSを活用しての実況中継やQ&Aを行います.また,
当社の屋内測位の技術を用いて展示会場のデータを蓄積する予定です.交流会により,自社で蓄積し
た技術やノウハウ共有がさらに加速されることを期待しています.
写真 2
■準備からワクワク,秋のレクリエーション
NTTデータMSEが毎年秋から冬にかけて開催するレクリエーションがあります.通称「秋レク」
と呼ばれるこの催しは,拠点単位で行う一大イベントです.毎年,それぞれの拠点に配属された新人
が企画 ・ 段取りを担当します.どのような計画を立てるかは,幹事である新人に任されます.昨年は
温泉旅行やクリスマス会を実施しました(写真 3 )
.予算の策定から旅行会社への手配,宴会の準備 ・
仕切りまで一切を新人が行ったそうです.当日は宴会で出し物をするなど趣向をこらし,大いに盛り
上がったとか.時期が近づくと,
「今年の秋レクどうする?」と会話が弾み,
社員の間でもコミュニケー
写真 3
ションが活発になるようです.また,新入社員にとっては,イベントの企画をすることで,仕事の段取りのスキルを向上させる
良い機会にもなるそうです.社員を楽しませながら人材育成もできる,会社にとっては,まさに一石二鳥ですね.
NTT技術ジャーナル 2016.3
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