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世界水フォーラム - 日本水フォーラム
世界水フォーラム World Water Forum ~これまでの経緯と第6回~ 2010年12月17日 第6回世界水フォーラムに関する内容については、2010年10月の世界水会議理事会におい て報告された国際フォーラム委員会(IFC)作成資料をもとに、最新情報等を加筆 世界水会議 WORLD WATER COUNCIL 1995年に設立された国際NGO, 事務局はフランスの マルセイユ すべての利害関係者・分野を代表し、世界に対して水 に関わる声を発信 現在の会員数: 70カ国から約400団体(国際機関、政 府機関、民間企業、NGO、研究機関等) 世界の水政策をリードするシンクタンク ホスト国(都市)と共同し、3年毎に世界水フォーラムを 主催 世界水フォーラム WORLD WATER FORUM 水分野で世界最大のイベント 目的: 9 すべての利害関係者が集まり、水問題を議論 9 具体的な提案をまとめ、行動と問題解決を促進 9 具体的かつ継続的な政治的なコミットメントを要請 よりよい水管理や安全・良好な水供給・衛生施設への アクセスの実現について意見交換 オープンかつ建設的な議論の場 世界水フォーラム WORLD WATER FORUM 第1回 1997年 モロッコ、マラケシュ 第2回 2000年 オランダ、ハーグ 第3回 2003年 日本、京都・滋賀・大阪 第4回 2006年 メキシコ、メキシコシティ 第5回 2009年 トルコ、イスタンブール 第6回 2012年 フランス、マルセイユ 第1回世界水フォーラム 1997年3月、モロッコのマラケシュで開催 国連機関やヨーロッパ、特に地中海地域周辺国か らの参加 3つの分科会テーマ 9 世界の水の展望 9 世界の水の長期ビジョンに向けた道 9 21世紀の課題 第2回世界水フォーラム 2000年3月、オランダのハーグで開催 5,700人の参加者 閣僚会議には130カ国から参加 500人のジャーナリスト EXPOには32,500人が入場 世界水ビジョン発表 “水をすべての人の課題に” 第2回世界水フォーラム 世界水ビジョン:水を全ての人の課題に 基本的なニーズの充足 食糧供給の確保 生態系の保護 水資源の共有 リスクの管理 水の価値の確立 賢明な水統治 第3回世界水フォーラム 2003年3月、京都・滋賀・大阪(琵琶湖・淀川流域) で開催 24,000人の参加者 閣僚会議には170カ国から参加 1,200人のジャーナリスト EXPO(水のえん)には225,000人が来場 水行動報告、水インフラ資金調達 パネル報告、国連世界水発展報告 水の声プロジェクト、水行動コンテスト 第3回世界水フォーラム テーマ 主要テーマ ・総合的流域及び水資源管理 ・水供給、衛生及び水質汚染 ・水施設への資金調達 ・水と自然・環境 ・水と食料・環境 ・農業、食料と水 ・水と気候変動 ・洪水 ・水とエネルギー ・水と交通 ・官民の連携 ・水とガバナンス ・水と貧困 ・水と情報 ・水と都市 ・地下水 ・ダムと持続可能な開発 ・水と文化 ・水と教育、能力開発 ・水と平和 ・水と命と医療 ・水と国会議員 メジャーグループ ・CEO(最高経営責任者)パネル ・ジェンダーパネル ・水ジャーナリストパネル ・ユニオンパネル ・水援助パートナーパネル ・科学技術パネル ・水行動報告書 ・ユース世界水フォーラム ・世界子ども水フォーラム 地域の日 ・アフリカの日 ・アジア・太平洋の日 ・アメリカ諸国の日 ・中近東と地中海の日 ・ヨーロッパの日 特別プログラム ・世界水行動報告 ・世界水アセスメント計画 ・「水と食と農」大臣会議 第4回世界水フォーラム 2006年3月、メキシコシティで開催 168ケ国から27,510人の参加者 185人の子供たち 323の団体によって運営された206の分科会 1,472人が政治的プロセスへ参画 EXPO & Water Fair: 277団体が出展 1,619人のジャーナリスト 第4回世界水フォーラム 全体テーマ: 世界的課題のための地域での行動 枠組みテーマ 1. 2. 3. 4. 5. 成長と開発のための水 統合水資源管理の実施 すべての人のための水供給と衛生 食料・環境のための水管理 危機管理 分野横断的視点 A. B. C. D. E. 地域の水イニシアチブに対する資金調達のための新しいモデル 制度開発と政治的プロセス 能力開発と社会的学習 科学・技術・知識の適用 目標、モニタリング、実施評価 地域プロセス 5つの地域 • アメリカ諸国 (OAS, IADB, WB, GWP-CA) • アジア太平洋 (JWF(APWF)) • アフリカ (AMCOW, AfDB) • ヨーロッパ (11 partners) • 中東及び北アフリカ (Arab Water Council) 地域毎にテーマを設定、コーディネーターが中心になり地域別 ドキュメントを作成、フォーラムで発表 第4回世界水フォーラム 地域ごとのレポート発表 テーマごとの分科会 第5回世界水フォーラム 2009年3月、イスタンブールで開催 192ケ国から25,000人以上の参加者 20カ国からの135人の子供たちと200人以上のユース 400を超える団体によって運営された113の分科会 1,300人以上が政治的プロセスへ参画 100を越えるサイドイベント EXPO & Water Fair: 277団体が出展 1000人以上のジャーナリスト 第5回世界水フォーラム テーマプロセス 目標:水問題解決のための架け橋 6つのテーマ • 地球規模の変化と危機管理 • 人間の発展の促進と ミレニアム開発目標 • 水資源の管理と保全 • ガバナンスと管理 • 資金調達 • 教育、知識と能力開発 1つの目標 2つの課題 6つのテーマ 24 のトピック 113 のセッション 地域プロセス (7地域) • アフリカ(AfDB, AMCOW) • アメリカ諸国(ANEAS) • アジア太平洋(APWF) • ヨーロッパ(EWP) • 中東及び北アフリカ(AWC) • 地中海(IME) • トルコ及び周辺(DSI) ハイレベル・パネル • 水と災害 • 水への資金調達 • 水、食料とエネルギー • 衛生 • 気候変動への適応 サイドイベント (100以上) EXPO ・ 水フェア 政治プロセス • 閣僚会議 • 国会議員 • 地方自治体 • 対話 市民社会と メジャーグループ • 女性 • NGOs • 労働者と労働組合 • 企業 • 農民 • 子供フォーラム • ユースフォーラム 第6回世界水フォーラム 2012年3月、マルセイユで開催 主催者: 9 フランス:外務省・環境省・マルセイユ市 9 世界水会議 フランスとマルセイユ 9 強い政治的コミットメント 9 ローカルレベルから最高意思決定レベルまでのエネルギーの 統合 9 十分な収容力と水文化 9 すべてのステークホルダーを連合させ、行動を促す強い意志 解決のフォーラム A FORUM OF SOLUTIONS 講演・討論から行動へ フォローアップを通じて継続的な具体のコ ミットメントを促進 幅広い参加 親切、陽気、気軽な雰囲気の中で真の市民 の参加を実現 解決のフォーラム A FORUM OF SOLUTIONS 考えられる解決の例: 各国政府は、水に関する政府間のプロセスを創り、 リオ+20に向けて決議を準備 アフリカの1,000の学校に衛生施設を整備 ”世界水議会«World Water Parliament»”を発足 “水革命«Water Innovation»”をテーマとした100 の奨学制度を世界中で設立 “イスタンブール水コンセンサス«Istanbul Water Consensus»”に1,000の自治体が署名 具体の解決に向けたプロセス THEME テーマ ISSUE 課題 RECOMMENDATION 提言 TARGET 目標 SOLUTION 解決 “SMART”な目標と “WISE”なプロセス “SMART” :適切な目標の設定 – – – – – Specific 明確 Measurable 測定可能 Achievable 実現可能 Realistic 現実的 Time bound 時限的 “WISE” : – Wide Involvement Stakeholder Exchanges 幅広い参加によるステークホルダーの交流 “水”運動のためのフォーラム 解決にはまず政治的なパワーが必要であり、ステークホルダー 間の対話を促進することにより見出される 政府 国会議員 地方自治体 国際機関・国連機関 NGO / 市民社会 利用者 専門家 / 科学者 公共事業体・民間企業 運営組織の構造 French National Committee フランス国内委員会 World Water Council 世界水会議 International Forum Committee – IFC 国際フォーラム委員会 (フランス国内関係機関より11名、WWCより11名) IFC Bureau IFC局 WWC(2名)、フランス環境省、マルセイユ市、フォーラム事務局の代表 計5名 Political Process Commission Regional Process Commission Thematic Process Commission Promotion and Events Commission 政治プロセス委員会 地域プロセス委員会 テーマプロセス委員会 プロモーション及びイ ベント委員会 (各委員会はフランス側・WWC側よりそれぞれ数名で構成) 6th Forum Secretariat 第6回世界水フォーラム事務局 キックオフミーティング 2010年6月2日~4日 パリ及びマルセイユで開催 サルコジ大統領による開会スピーチ 準備プロセスの公式な開始とステークホルダーの 参画の促進 フォーラムの主要なコンセプトの提示と参加者から の意見聴取 主催国・市及び国際社会からの政治的なコミットメ ントの拡大 第6回世界水フォーラム テーマの枠組み 3つの戦略的方向 3つの戦略的方向 水行動のための12の優先課題 水行動のための12の優先課題 みんなの幸福の保障 青い地球の維持 経済発展への寄与 すべての人の水供給サービスへのアクセスと水への権利を保証する すべての人の高度な衛生サービスへのアクセスを保証する 水を通じて衛生と健康の改善に寄与する 人々と経済をリスクから守る 協力と平和に貢献する 多様な利用をバランスさせる 食料の安全を保証する エネルギーと水を調和させる 生態系とグリーン成長を保全し、その価値を評価する 水資源と生態系の質を改善する 人間の活動による水へのプレッシャーとフットプリントを調整する 都市化が進む世界で気候変動や地球規模の変化に対応する 良好なガバナンス 成功条件 みんなのための水資金調達 対応可能な環境の整備 SMARTかつWISEな地域のターゲットを設定するための体制 - 地域プロセスの調 整 - IFCへの連絡 - 地域コーディネー ターの支援 IFC 地域委員会 アメリカ諸国 北アメリカ 南アメリカ 中央アメリカ カリブ アジア太平洋 東南アジア 北東アジア 南アジア 太平洋地域 中央アジア ヨーロッパ 北部 東部 南部 … アフリカ サブサハラ 地中海沿岸 … - 地域の提案募集 - サブ地域の活動の 支援 - 大陸(地域)共通課 題の特定 - ターゲット毎の参加 型プロセスの実行 - レポートとりまとめ 大陸間で共通のターゲットがあれば新た な地域を設定することもありうる(例えば、 地中海沿岸地域の水不足問題) 地域プロセス 主な特徴と目的(共通の条件) ひとつの地域コーディネーター • アジア太平洋地域はアジア太平洋水フォーラム(APWF) 地域のターゲットに即した体制 • 参加型プロセスにより5 – 10の ターゲットを各地域で設定 • テーマプロセスや政治プロセスからのターゲット オープンかつ参加型 • 公募による提案に基づいてターゲット毎にターゲットコーディ ネーターを選定 • 小規模な組織や”水ボックスの外”を含めた、すべての組織 の参加を促進 世界水フォーラムからの資金的支援 • 地域の主要なステークホルダーからの支援も必要 地域プロセスの概要 TOWARDS WISE PROCESSES 2010 Q3 2011 Q4 IFC局による地域コー ディネーター(RC)の選定 全地域 アフリカ Q1 Q2 第2回ステークホル ダー会合(パリ) RC 会合 Q3 Q4 Q1 フォーラム マルセイユ 地域のターゲット設定のた めのWISEなアプローチ ターゲット募集 アフリカ水週間 2012 ターゲット設定 @ケープタウン ターゲット/解決方策 地域ごとにとりまとめ 第2回RC会合 とりまとめ ワークショップ 第3回ワークショップ レポート確認 アメリカ アジア太平洋 ヨーロッパ キックオフ会合 (シンガポール) キックオフ会合 (ブリュッセル) 5つのサブ地域での会合 4回のグルネル・タイプの会合 統合化会合 統合化会合 政治プロセス 透明性 Ù 結果に関するコミュニケーション 1) 前フォーラム(イスタンブール) 2) ギャップ/緊急課題 から受け継いだものをベース テーマ 地方自治体 イスタンブール水コンセンサス, チャンピオン・シティ “青の運動” 地域の対話 国会議員 水法に関するヘルプデスク – – 「水」大臣 挑戦的な課題に対する宣言 – – 政治的回答? 結果重視の成果 結果の評価 ターゲットのスケールアップ – 宣言文 政治プロセスの工程 2010 Q3 キックオフ 会議 2011 Q4 Q1 Q2 2012 Q3 各ターゲットに対 する地域レベル でのWISEなア プローチ 地域ごとのター テーマプロセスに ゲットの設定 おける優先課題と ターゲットの設定 各国外務省宛 招待状の送付 Q4 Q1 水フォーラム マルセイユ 第2回準備会合 第2回準備会合 これからの関連イベント 2010年6月2-4日 – キックオフ会議(第1回ステー クホルダーコンサルテーション会議) 2010年9月8日 – ストックホルム国際水週間にお いて第6回世界水フォーラムの枠組みを発表、意 見照会 2011年1月17-18日 –第2回ステークホルダーコン サルテーション会議 2011年3月22日 – 世界水の日 – UN-Habitat主催 の記念イベント@ケープタウン 2nd Stakeholder Consultation Meeting 日程: 2011年1月17-18日 場所: CNIT, Paris-La Dense, France プログラム: (未定) CNIT ご静聴ありがとうございました 第6回世界水フォーラム 主会場 Parc Chanot Convention Centre Exhibition Park マルセイユ 旧港 Parc Chanot 第6回世界水フォーラム 2012年3月、マルセイユで開催 主催者: 9 フランス:外務省・環境省・マルセイユ市 9 世界水会議 フランスとマルセイユ 9 強い政治的コミットメント 9 ローカルレベルから最高意思決定レベルまでのエネルギーの 統合 9 十分な収容力と水文化 9 すべてのステークホルダーを連合させ、行動を促す強い意志 Hall1 entrance