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ROBO Master(Pro)画像からのアウトライン抽出方法
ROBO Master(Pro)画像からのアウトライン抽出方法 9 当社 Craft ROBO(CC200-20)、Craft ROBO Pro(CE5000-40CRP)付属の ROBO Master(Pro) のソフトで読み込んだ画像データからカットするためのアウトライン抽出方法を説明します。 1.ロゴイメージからアウトラインを抽出したい ①ROBO Master(Pro)を立ち上げ、「ファイル」から「新規作成」を開きます。 ②「挿入」より「ファイル読み込み」を選択します。 ③アウトラインを取りたい画像データを開き、画面上に配置します。 ④画像データを選択した状態で「編集」から「アウトライン抽出」を選択します。 ⑤「アウトライン抽出」の画面が立ち上がったら、「表示」より「全体表示」を選択します。 1 ⑥[アウトライン変換]を押すと、画像の輪郭のアウトラインが作成されます。 注)閾値(しきいち)は、白黒画像の場合は、グレーになっていますが、カラー画像 (ハーフトーン画像含む)の場合は、閾値(しきいち)が設定でき、白と黒に置き換 えるレベルをスライダーで調整します。 また、[アウトライン変換]と[イメージ編集]は交互に換わり、アウトラインを 取った後の状態を見ながら閾値(しきいち)の設定が可能です。 「膨らまし」は、画像データの周り(中の空白を含む)に余白を取ってカットライン が作成されます。また、 「外枠のみ」にチェックを入れますと外枠のみのカットライン になります。いずれもラベルシールを作成するような場合に設定します。 ⑦「拡縮表示 」を押し、拡大したい所を 左クリックすると拡大し、右クリックする と縮小表示されます。 「背景表示」にチェックを入れると、画像 データも一緒に表示されますので修正時に 画像データとのずれを確認できます。 丸がアウトラインに変換された頂点になり、 緑色の線が直線変換された線で、青色の線が 曲線変換された線になります。 2 ⑧[分割点削除]をクリックし、削除ツール を削除したい点の上に動かします。 赤くなった点が削除されます。 直線の場合は始点と終点のみにし、曲線の 場合は、点が等間隔になるように点を削除 します。 注)点が多いと線がガタガタになります ので極力点を減らしていきます。 点が少なすぎると元データの曲線と のずれが発生します。 点を削除したことにより曲線が飛び出 す場合は、[直線⇔曲線]をクリック して一時的に直線にしてください。 ⑨点が等間隔になるように「分割点/制御点 編集 により点をクリックして移動します。 ⑩点を削除し過ぎた場合は、[分割点追加 ] で点を追加します。 ⑪点の編集が終了したら、[直線⇔曲線 ] により変換を行います。 注)曲線がスムーズで無い時は、一度直線に 変換してから曲線に変換することでスムー ズになることがあります。 3 ⑫全ての編集が終了したら[貼付けて終了]を 押すことでアウトラインを取ったデータが 元データの上に貼付きます。 作業途中でデータを保存したいときは、 「ファイル」から「データ保存」を選択する ことで作業中のデータが保存されます。 また、データを読み込みたいときは、 「ファイル」から「データ読み込み」を選択 します。 ⑬貼付いたデータは、画像データとアウトライン データが一緒になっています。 ここからアウトラインだけを分離したい場合 は、データを選択し、右クリックで表示され たプルダウンメニューより、「グループ解除」 を選択します。 一度データが無い所でクリックして選択を 解除し、再度選択してマウスを移動させると 画像データとアウトラインが分離します。 アウトラインデータのそれぞれのパーツは グループ化されていませんので、それぞれの パーツの全てを選択してグループ化します。 ⑭以上でロゴの画像データからアウトライン を抽出してカットできるようになります。 アウトラインは、最初赤に近い色で作成 されますので、線種を変更したいときは、 「線種設定」で変更してください。 4 2.カラー画像からシールを切り抜きたい ①「挿入」⇒「ファイル読み込み」を選択して画像データを読み込みます。 なお、切り抜きたい画像の輪郭の区別がつかない場合は、予め画像の周りの不要な部分を 切り抜いておきます。 ②画像を選択した状態で右クリックし、「アウトライン抽出」を選択します。 5 ③閾値(しきいち)をスライドし、シールにしたい部分が黒くなるように設定します。 (画像を切り抜いていない場合は、このスライダーで白黒のレベルを調整します) 「外枠のみ」にチェックし、「膨らまし」のスライダーを調整します。「膨らまし」は、 画像の輪郭からアウトラインを取る余白になります。 ④[アウトライン変換]を押すことでアウトラインが表示されます。 「背景表示」にチェックを 入れることで画像データも一緒に表示されます。 [イメージ編集]を押すと元の状態に戻ります。 6 ⑤カットラインを滑らかにするには、前述の「1.ロゴイメージからアウトラインを抽出した い」の⑦∼⑪の手順に従って編集してください。 [貼付けて終了]を押すと、画像の周りにアウトラインが表示されます。 ⑥このデータをトンボ付きでプリントアウトしたものをプロッタにセットし、カット出力する ことで、画像データの周りをカットしてシールを作成することができます。 7 3.縁取り文字を作りたい ①「挿入」⇒「ファイル読み込み」を選択して文字データを読み込みます。 ROBO Master(Pro)の[T 文字]を選択しての作成では膨らませた文字は作成できません ので、必ずスキャナ等で読み込んだ画像データとして取り込みます。 ②画像を選択した状態で右クリックし、「アウトライン抽出」を選択します。 8 ③一部分しか表示されない場合は、「表示」から「全体表示」を選択し、[アウトライン変換] を押します。 ④[貼付けて終了]を押します。 ⑤文字が選択された状態で右クリックし、「グループ解除」を選択します。 ⑥文字のデータが無いところで左クリックして選択を解除します。 ⑦再度文字の上(アウトライン以外の場所)を左クリックし、ドラッグすると、アウトライン データと画像データが分離します。 9 ⑧アウトラインデータ全体を選択して右クリックし、「グループ化」を選択します。 ⑨再度、文字の画像データを選択し、②、③と同様の操作を行いますが、 「膨らまし」のスライ ダーで膨らましの値を設定し、 「外枠のみ」と「背景表示」にチェックを入れて[アウトライ ン変換]を押します。 ⑩[貼付けて終了]を押します。 10 ⑪グループ化の解除、画像データの分離、グループ化の再設定を⑤∼⑧までの操作と同じ ように行います。また、文字の画像データは不要ですので削除します。 ⑫それぞれのアウトライン文字を別々のシートにカットし、文字を重ねることで周りに縁取り のある文字が作成できます。 以上 11