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ROBO Master(Pro)画像からのアウトライン抽出方法

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ROBO Master(Pro)画像からのアウトライン抽出方法
ROBO Master(Pro)画像からのアウトライン抽出方法
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当社 Craft ROBO(CC200-20)、Craft ROBO Pro(CE5000-40CRP)付属の ROBO Master(Pro)
のソフトで読み込んだ画像データからカットするためのアウトライン抽出方法を説明します。
1.ロゴイメージからアウトラインを抽出したい
①ROBO Master(Pro)を立ち上げ、「ファイル」から「新規作成」を開きます。
②「挿入」より「ファイル読み込み」を選択します。
③アウトラインを取りたい画像データを開き、画面上に配置します。
④画像データを選択した状態で「編集」から「アウトライン抽出」を選択します。
⑤「アウトライン抽出」の画面が立ち上がったら、「表示」より「全体表示」を選択します。
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⑥[アウトライン変換]を押すと、画像の輪郭のアウトラインが作成されます。
注)閾値(しきいち)は、白黒画像の場合は、グレーになっていますが、カラー画像
(ハーフトーン画像含む)の場合は、閾値(しきいち)が設定でき、白と黒に置き換
えるレベルをスライダーで調整します。
また、[アウトライン変換]と[イメージ編集]は交互に換わり、アウトラインを
取った後の状態を見ながら閾値(しきいち)の設定が可能です。
「膨らまし」は、画像データの周り(中の空白を含む)に余白を取ってカットライン
が作成されます。また、
「外枠のみ」にチェックを入れますと外枠のみのカットライン
になります。いずれもラベルシールを作成するような場合に設定します。
⑦「拡縮表示
」を押し、拡大したい所を
左クリックすると拡大し、右クリックする
と縮小表示されます。
「背景表示」にチェックを入れると、画像
データも一緒に表示されますので修正時に
画像データとのずれを確認できます。
丸がアウトラインに変換された頂点になり、
緑色の線が直線変換された線で、青色の線が
曲線変換された線になります。
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⑧[分割点削除]をクリックし、削除ツール
を削除したい点の上に動かします。
赤くなった点が削除されます。
直線の場合は始点と終点のみにし、曲線の
場合は、点が等間隔になるように点を削除
します。
注)点が多いと線がガタガタになります
ので極力点を減らしていきます。
点が少なすぎると元データの曲線と
のずれが発生します。
点を削除したことにより曲線が飛び出
す場合は、[直線⇔曲線]をクリック
して一時的に直線にしてください。
⑨点が等間隔になるように「分割点/制御点
編集
により点をクリックして移動します。
⑩点を削除し過ぎた場合は、[分割点追加
]
で点を追加します。
⑪点の編集が終了したら、[直線⇔曲線
]
により変換を行います。
注)曲線がスムーズで無い時は、一度直線に
変換してから曲線に変換することでスムー
ズになることがあります。
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⑫全ての編集が終了したら[貼付けて終了]を
押すことでアウトラインを取ったデータが
元データの上に貼付きます。
作業途中でデータを保存したいときは、
「ファイル」から「データ保存」を選択する
ことで作業中のデータが保存されます。
また、データを読み込みたいときは、
「ファイル」から「データ読み込み」を選択
します。
⑬貼付いたデータは、画像データとアウトライン
データが一緒になっています。
ここからアウトラインだけを分離したい場合
は、データを選択し、右クリックで表示され
たプルダウンメニューより、「グループ解除」
を選択します。
一度データが無い所でクリックして選択を
解除し、再度選択してマウスを移動させると
画像データとアウトラインが分離します。
アウトラインデータのそれぞれのパーツは
グループ化されていませんので、それぞれの
パーツの全てを選択してグループ化します。
⑭以上でロゴの画像データからアウトライン
を抽出してカットできるようになります。
アウトラインは、最初赤に近い色で作成
されますので、線種を変更したいときは、
「線種設定」で変更してください。
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2.カラー画像からシールを切り抜きたい
①「挿入」⇒「ファイル読み込み」を選択して画像データを読み込みます。
なお、切り抜きたい画像の輪郭の区別がつかない場合は、予め画像の周りの不要な部分を
切り抜いておきます。
②画像を選択した状態で右クリックし、「アウトライン抽出」を選択します。
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③閾値(しきいち)をスライドし、シールにしたい部分が黒くなるように設定します。
(画像を切り抜いていない場合は、このスライダーで白黒のレベルを調整します)
「外枠のみ」にチェックし、「膨らまし」のスライダーを調整します。「膨らまし」は、
画像の輪郭からアウトラインを取る余白になります。
④[アウトライン変換]を押すことでアウトラインが表示されます。
「背景表示」にチェックを
入れることで画像データも一緒に表示されます。
[イメージ編集]を押すと元の状態に戻ります。
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⑤カットラインを滑らかにするには、前述の「1.ロゴイメージからアウトラインを抽出した
い」の⑦∼⑪の手順に従って編集してください。
[貼付けて終了]を押すと、画像の周りにアウトラインが表示されます。
⑥このデータをトンボ付きでプリントアウトしたものをプロッタにセットし、カット出力する
ことで、画像データの周りをカットしてシールを作成することができます。
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3.縁取り文字を作りたい
①「挿入」⇒「ファイル読み込み」を選択して文字データを読み込みます。
ROBO Master(Pro)の[T 文字]を選択しての作成では膨らませた文字は作成できません
ので、必ずスキャナ等で読み込んだ画像データとして取り込みます。
②画像を選択した状態で右クリックし、「アウトライン抽出」を選択します。
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③一部分しか表示されない場合は、「表示」から「全体表示」を選択し、[アウトライン変換]
を押します。
④[貼付けて終了]を押します。
⑤文字が選択された状態で右クリックし、「グループ解除」を選択します。
⑥文字のデータが無いところで左クリックして選択を解除します。
⑦再度文字の上(アウトライン以外の場所)を左クリックし、ドラッグすると、アウトライン
データと画像データが分離します。
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⑧アウトラインデータ全体を選択して右クリックし、「グループ化」を選択します。
⑨再度、文字の画像データを選択し、②、③と同様の操作を行いますが、
「膨らまし」のスライ
ダーで膨らましの値を設定し、
「外枠のみ」と「背景表示」にチェックを入れて[アウトライ
ン変換]を押します。
⑩[貼付けて終了]を押します。
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⑪グループ化の解除、画像データの分離、グループ化の再設定を⑤∼⑧までの操作と同じ
ように行います。また、文字の画像データは不要ですので削除します。
⑫それぞれのアウトライン文字を別々のシートにカットし、文字を重ねることで周りに縁取り
のある文字が作成できます。
以上
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