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(カリジノゲナーゼ錠) 循環障害改善剤
※※2016年1月改訂(第12版) ※2014年7月改訂 日本標準商品分類番号 循環障害改善剤 872491 ※※ ※ (カリジノゲナーゼ錠) ※ 承認番号 22600AMX00233000 貯 法:室温保存 使用期限:3年6ヵ月(外箱・ラベルに表示) 【禁忌(次の患者には投与しないこと)】 脳出血直後等の新鮮出血時の患者[血管拡張作用によ り出血を助長するおそれがある。 ] ※※ ※ 薬価収載 2015年12月 販売開始 1988年 7月 再評価結果 1999年6月 2. その他の副作用 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確とな る調査を実施していない 頻 【組成・性状】 〈組 成〉 有効成分 (日局)カリジノゲナーゼ 1 錠 中 25単位 添 加 物 乳糖水和物,トウモロコシデンプン,結晶セルロース, ヒドロキシプロピルセルロース,カルメロースカルシウ ム,ステアリン酸マグネシウム,無水ケイ酸,ショ糖脂 肪酸エステル,ヒプロメロースフタル酸エステル,酸化 チタン,カルナウバロウ 上面 外 下面 側面 形 直径 重量 厚さ 7.3mm 135mg 3.2mm 識別コード SH257 〈製剤の性状〉 本剤は白色の腸溶性フィルムコーティング錠である。 【効能又は効果】 ○下記疾患における末梢循環障害の改善 高血圧症,メニエール症候群,閉塞性血栓血管炎(ビュ ルガー病) ○下記症状の改善 更年期障害,網脈絡膜の循環障害 度 不 明 過敏症注) 発疹,そう痒感,蕁麻疹 循 環 器 心悸亢進 消 化 器 胃部不快感,嘔気,嘔吐,食欲不振,上腹部痛, 下痢,便秘 肝 臓 そ の 他 AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,肝機能障害 ほてり,頭痛,頭重,眠気,倦怠感 注)このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処 置を行うこと。 3. 高齢者への投与 一般に高齢者では生理機能が低下しているので,減量 するなど注意すること。 4. 適用上の注意 (1) 服用時 本剤は腸溶性フィルムコーティング錠のため,噛ま ずに服用すること。 (2) 薬剤交付時 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用する よう指導すること[PTPシートの誤飲により,硬い 鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔をおこして 縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告さ れている] 。 【薬効薬理】 【用法及び用量】 カリジノゲナーゼとして,通常成人1日30~150単位を1 日3回に分割経口投与する。 なお,年齢,症状により適宜増減する。 【使用上の注意】 1. 相互作用 併用注意(併用に注意すること) 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 アンジオテ 本剤との併用により過 本剤のキニン産生作用と ンシン変換 度の血圧低下が引き起 アンジオテンシン変換酵 酵素阻害剤 こ さ れ る 可 能 性 が あ 素阻害剤のキニン分解抑 制作用により,血中キニ る。 ン濃度が増大し,血管平 滑筋弛緩が増強される可 能性がある。 カリジノゲナーゼは一種のタンパク分解酵素で,各種組 織(肝・腎・脾・肺・膵など)や血漿α2-グロブリン分画 に存在する生理的に不活性なキニノーゲンに作用して, 薬理学的活性を示すアミノ酸10個のペプタイドであるキ ニン(カリジン)を遊離させる。 このキニンは血管透過性亢進,リンパ流の増大,血管外 平滑筋刺激及びその他の作用を有しているが,その最も 基本的な作用としては末梢血管を拡張して末梢抵抗を減 少することにより,血圧降下作用をあらわす。末梢抵抗 の減少が血流増加作用となってあらわれる1)。 【有効成分に関する理化学的知見】 一般名:カリジノゲナーゼ (Kallidinogenase) 性 状:白色~淡褐色の粉末で,においはないか,又は わずかに特異なにおいがある。 水に溶けやすく,エタノール(95)又はジエチル エーテルにほとんど溶けない。 水溶液(1→300)のpHは5.5~7.5である。 【包装】 P T P 100錠 1,200錠 6,000錠 バ ラ 1,200錠 【主要文献】 1) 早川堯夫ほか:医薬品研究 9(4),799~825(1978) ※※ ※【文献請求先・製品情報お問い合わせ先】 あゆみ製薬株式会社 〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目12番15号 TEL:0120-369-873 <受付時間> 9:00~17:30(土・日・祝日・当社休日を除く) 8194A-16TA