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Hatoma island map
離島交流プロジェクトは島の方の協力を得て、現地でプロジェ クト主催の企画を行います。ここではそのうちの数年間継続して 活動している企画についてご紹介します。 鳩間島の玄関口である桟橋花壇の植樹活動です。島を彩ること だけでなく、それにより島の方に日常生活に加えて少しの幸せを 感じてもらうことを目的として活動しています。毎回多くの島の 方々にご協力いただき、共に草刈り、整地、種まき、花植えをし ます。過去にはハイビスカスなどを記念植樹し、島の方々との協 力の証を残しました。現在は桟橋花壇の隣に「H(鳩間)」と「W(早 稲田)」の文字の花絵を作製準備中です。 離島交流プロジェクト(以下 PJ)は、早稲田大学平山郁夫記念ボ ランティアセンター(WAVOC)公認の社会貢献活動団体です。学生 の主体的な意思により活動を展開しています。 当 PJ の活動の舞台は、沖縄県八重山郡鳩間島です。沖縄本島 からはるか遠くに浮かぶその島は、その地理的条件から、例に洩 れず、人口流出や高齢化が進行する限界集落です。人口は現在約 50 人。人手不足により、島の伝統は失われつつあります。 当 PJ は、島と PJ の交流を通し て、島の暮らしが今と変わらず未 来に継承されることを目指して 活動しています。 今後もこの活動を継続、発展 させ、さらには、全国に発信して いくため、皆様にはご理解とご協 力を仰げればと思います。 ・・・島の抱える問題を、学生が島民と近い目線で感じ考えるこ とができるようになる。 鳩間島には海流の影響で大陸からペットボトルや漁具、発泡ス チロールなど大量のごみが漂着します。NPO 法人「南の島々守り 隊」の方々のご指導の下、子どもたちを含めた島の方々と学生が 一緒に海岸清掃を行います。回収された発泡スチロールは島にあ る油化プラントで燃料に変わります。島の方々と学生が「島をき れいにする」という共有の目標に従い活動をすることで、親交を 深めることと同時に共通の達成感を得ることを目的としていま す。 2012 年 9 月現在、小中学校の生徒数は 10 名です。行き届いた 教育が少人数の学校の強みではありますが、少人数であるために 大勢の人の前で発表する機会が少ない、団体スポーツができない という悩みもあります。そこで学生が学校の授業時間をいただい て、模擬授業やスポーツ大会を行わせていただいています。子ど もたちだけでなく学生自身も成長できる企画です。 これらの企画のほかにも、島の方々と学生が今後の鳩間島とプロ ジェクトの関わり方について話し合う「 」や、鳩間島 の一大イベントである「 」への参加、学生と島 の方々の親睦を深める「 」、渡航最終日に島の方々に 感謝の意を表す「 」などさまざまな企画を行っています。 ・・・人口が少なく、高齢の方が多い島のコミュニティに、学生 がエネルギーを注入することで、島の方に日常生活に喜び・ 楽しみを感じてもらう。 ある一人の学生が、偶然鳩間島を訪れ「この島で何か役に立つ ことをしたい」と思ったことが当 PJ の原点です。この一人の学 生に賛同する 10 名ほどの学生が初めて鳩間島を訪れたのをきっ かけに PJ は結成されました。以来、PJ メンバーが少しずつ入れ 替わりながら 6 年間継続して活動していますが、一貫して「島の 役に立ちたい」という PJ メンバーの思いは変わりません。 10 回目の訪問を迎えた 2012 年夏 には、島の方に PJ の活動の目的と 内容についてご意見をいただく機 会を設けました。そして計 10 回の 現地活動の集大成として、東京にて 島の方々をお招きし、公開シンポジ ウムを開催するに至っています。 発行:早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター公認 離島交流プロジェクト HP http://hatoma.blog45.fc2.com/ Blog http://ritoukouryupj.jimdo.com/ Mail [email protected] 発行年月日 2012 年 11 月 10 日 Hatoma island map