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本山 根本寺・妙照寺・妙宣寺 佐渡霊跡巡り
本山 根本寺・妙照寺・妙宣寺 佐渡霊跡巡り ■日蓮聖人の遺した偉業を知る佐渡への旅 ! 鎌倉から佐渡へと流罪の悲運をたどった日蓮聖人。しかし佐渡に渡った後も、生き迷う人々を救 うべく、おそるべきエネルギーをもって次々と大業を成したといいます。今回は佐渡を旅しなが ら、日蓮聖人の遺した偉業の数々を紐解いていきます。 五重塔(妙宣寺) ■本山 根本寺 「塚原三昧堂跡」 日蓮聖人は、ここ「塚原」と呼ばれる地で佐渡最初の半年を過ごし、 「開目抄」を記しました。当時の草庵跡近くには三昧堂が建っており ます。 ■御梅堂 「御休息の霊場」 日蓮聖人が松ヶ崎より塚原の配置へ向かう途次、この地で休息された と伝えられ、堂の傍には老梅の古木がある。鎌倉の依智(ちえ)より 塚原三昧堂(根本寺) 持参した梅の杖が奇しくも根付いて成木となり、人呼んでお梅堂と言 われるに至ります。 ■おけやき 「佐渡一泊の霊跡」 本行寺から5分ほどに「おけやき」と呼ばれる欅(けやき)の大木が あります。松ヶ崎に上陸した日蓮聖人は、ここで欅の木の穴に入り、 夜を明かしました。 ■本行寺 「佐渡着船の霊跡」 龍ノ口の法難後に流罪となった日蓮聖人は、約750年前の文永8年、 現在の暦でいう12月初旬に佐渡に到着。真冬の佐渡は、海も荒れて 相川温泉 吾妻(2日目) おり、本行寺の境内にあった松の大木に龍神が火を灯し、船を島へと 安全に導いたという伝説が残っています。 ■真浦霊跡 日蓮聖人の3年に及ぶ佐渡流罪も鎌倉より放免状が届くと、佐渡の地 を後にし、鎌倉へと向かいました。その際、最後に足跡を留めた場所 が現在の赤泊「真浦霊跡」です。 ■安隆寺 「日朗上人漂着の地」 日蓮聖人の赦免を知らせるため小木海岸に漂着した上足日朗上人を助 真浦霊跡のお題目 け、入信した学法房改め性善坊日顕によって開創されています。 ■経島 日蓮聖人の御赦免状を持って佐渡に渡ろうとした弟子の日朗が漂着し、 読経し一夜を明かした所で、頂上には日朗の石像が安置されています。 ■塩屋ヶ崎 「赦免船出の霊跡」 佐渡のお弟子や信者の人々と別れを惜しまれ船出しました。 ■本山 妙宣寺 「阿仏房ゆかりの寺」 開山は阿仏房日得上人で、その妻千日尼とともに日蓮聖人に帰依し、 直檀となり、日蓮聖人在島中はよく給仕の誠を捧げ、身延隠棲後も三 度もはるばる聖居を訪ねて給仕されました。日蓮聖人直筆の曼荼羅な どの重宝が蔵され、境内には、県内唯一の五重塔などがあります。 ■本山 妙照寺 「曼荼羅始顕」 日蓮聖人が塚原から移らされ、赦免になるまで謫居され、有名な観心 本尊鈔を撰述。また、曼荼羅本尊を図顕して、日蓮宗の教義を初めて 確立されました。 ■実相寺 「天拝思親の霊跡」 日蓮聖人一谷謫居中、当山に歩を運び、東天に旭日を拝し唱題祈念、 故郷を偲び親恩感謝、思親遥拝の霊場。 お曼荼羅始顕(妙照寺) ■御井戸庵 日蓮聖人の霊験により掘られたとされる井戸があり、眼病に効くとい う。この水を使って「観心本尊鈔」を表したことでも有名です。 ■日蓮聖人佐渡銅像 高さ26m重さ25tは世界一。 ■妙法寺 「船中木筆の曼荼羅」 真浦から越後へ渡る船中で、船頭に乞われるままに楊枝をもってした ためられた御本尊が寺宝。 日蓮聖人佐渡銅像