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医療費・医療手当請求の手引 - Pmda 独立行政法人 医薬品医療機器

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医療費・医療手当請求の手引 - Pmda 独立行政法人 医薬品医療機器
副作用救済給付用
医療費・医療手当
請 求 の 手 引 き
独立行政法人
医薬品医療機器総合機構
医療費・医療手当を請求することができる方
昭和 55 年 5 月 1 日以後に医薬品を適正に使用したにもかかわらず、その医薬品の副作用
によるものとみられる疾病(入院治療を必要とする程度)について医療を受けた方は医療費
と医療手当を請求することができます。
請求の手続
医療費・医療手当を請求しようとする方は、請求書に必要事項を記入のうえ、診断書等を
添えて、次により独立行政法人医薬品医療機器総合機構(以下、
「PMDA」とします。)に
送付してください。
●請求期限
1
医 療 費
医療費の支給の対象となる費用の支払いを行った時から 5 年以内。
(平成 20 年 5 月 1 日以降の治療費の支払いが対象です。※)
2 医 療 手 当
医療が行われた月の翌月の初日から 5 年以内。
(平成 20 年 5 月 1 日以降の治療が対象です。※)
※医療費・医療手当の請求期限については、平成 20 年 5 月 1 日より 2 年から 5 年に変更となり
ました。
それぞれ様式が定
められています。
●提出する書類
a 「医療費・医療手当請求書」
○
(様式 1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・注 1、5
b 「医療費・医療手当診断書」
○
(様式 2 の(1))
(皮膚の副作用が生じた場合は「皮膚病変用」様式 2 の(2))・・・・・注 2
c 「投薬・使用証明書」
○
(様式 3)又は「販売証明書」
(様式 4)・・・注 3、4
d 「受診証明書」
○
(様式 5)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・注 2
~1~
●次に該当する場合の添付資料
○請求者が 20 歳未満の場合
・戸籍抄本(1部)※請求の同意者が、請求者の親権者等であることを確認するもの
注5参照
※医療費・医療手当以外を同時に請求する際は、他の請求の分も含めて1部の提出で結構です。
○高額療養費制度を利用されている場合
・『高額療養費についての支給通知等』の写し
※医療費を支払った後に、高額療養費制度を利用し、医療費の還付を受けている場合
※高額療養費の申請については、健康保険組合等へ手続きが必要となります。
・「限度額適用認定証」の写し
※医療費の支払いの際に、
「限度額適用認定証」を提示した場合
○医療費を支払った後に、自治体等から公費助成を受けた場合
※乳幼児医療、障害者医療、特定疾患等の公費負担医療費助成制度を利用している場合をいい
ます。
・助成を受けたことを証明できる受給者証、通知書等の写し
●提出する書類についての注意事項・補足説明
注 1 医療費は自己負担のない場合は、請求の対象となりませんが、その場合でも医療手
当の請求は可能です。
注2
b の「医療費・医療手当診断書」と○
d の「受診証明書」は、副作用によるものとみ
○
られる疾病について治療を受けた医療機関(病院、診療所等)に作成をお願いしてく
ださい。
複数の医療機関で副作用によるものとみられる疾病について治療を受けた場合は、
それぞれの医療機関の「医療費・医療手当診断書」と「受診証明書」が必要となりま
す。
「医療費・医療手当診断書」の作成にあたっては、ご記入いただく医療機関の方に、
添付の【記載要領】をよくお読みいただき、副作用によるものとみられる疾病につい
て入院治療を必要とする程度の医療を行った期間の治療内容、症状の経過等を記入し
ていただくようお願いしてください。
「受診証明書」の作成にあたっては、ご記入いただく医療機関の方に、添付の【記
載要領】をよくお読みいただき、副作用によるものとみられる疾病について入院治療
を必要とする程度の医療を行った期間の日数及びそれに係る医療保険等の自己負担
~2~
額を記入していただくようお願いしてください。
金額の記入にあたっては、請求の対象とならない次の金額を必ず除くようお願いし
て下さい。
○室料差額、診断書料、食事の標準負担額、自費検査料等の保険給付対象外の金額
○請求に係る疾病以外の原疾患等の医療に係る金額
注3
c の「投薬・使用証明書」は、請求に係る疾病の原因と見られる医薬品が「医療費・
○
医療手当診断書」を作成する医師以外の医師によって処方(処方せんの交付を含みま
す。)された場合に必要となります。この場合、その医薬品を処方(又はその医薬品
について処方せんを交付)した医師に作成をお願いしてください。
副作用によるものとみられる疾病の発症当時、複数の医療機関で医薬品を処方され、
使用されていた場合、それぞれの医療機関の「投薬・使用証明書」が必要となります。
「投薬・使用証明書」の作成にあたっては、ご記入いただく医療機関の方に、副作
用の原因と疑われる医薬品のみならず、同時期に処方された全ての医薬品を投薬・使
用証明書に記入していただくようお願いしてください。
また、「販売証明書」は、請求に係る疾病の原因と見られる医薬品が薬局、ドラッ
グストア等で購入した一般用医薬品等(処方せんなしで購入できる医薬品)である場
合に必要となります。この場合、その医薬品を購入した薬局、ドラッグストア等に作
成をお願いしてください。
注4
請求に係る疾病について、既にPMDAから医療費・医療手当等の支給の決定があ
った後、同一の疾病について引き続き医療費・医療手当を請求しようとする場合は、
c の「投薬・使用証明書」又は「販売証明書」の提出は不要です。
○
注 5 戸籍抄本は、請求に係る疾病について医療を受けた方(請求者)が 20 歳未満の方
である場合に、請求の同意者が請求者の親権者等であることの確認のために必要とな
ります。
この場合、請求者の戸籍抄本(1部)を提出するとともに、請求書に親権者又は後
見人がこの医療費・医療手当の請求に同意する旨を記載し、記名押印してください。
注6
医療費をご請求される場合、提出書類の参考とさせていただきますので、差し支え
なければ、医療機関よりお受け取りになった領収書(写)を同封してください。
注7
移送費(健康保険で認められた搬送費用)による医療保険の療養費払いの給付を受
けた際に、自己負担額があった場合は請求が可能ですので、請求される場合は保険
者から証明を受けてご提出ください。
~3~
注8
医療手当のみのご請求の場合、
『高額療養費についての支給通知等』の写し、
「限度
額適用認定証」の写し、公費負担医療が行われた場合の自己負担額を証明することが
できる書類の写し(受給者証、通知書等の写し)の資料は提出不要です。
注9
ご提出いただいたすべての書類は、返却いたしません。
注 10 事情により提出する書類が整わない場合は、「請求書類提出先」までご相談くださ
い。
●請求書類提出先
独立行政法人
医薬品医療機器総合機構(PMDA)
健康被害救済部給付課 副作用給付第一係
〒100-0013 東京都千代田区霞が関 3-3-2
新霞が関ビル
TEL 03-3506-9413
●ホームページアドレス
・健康被害救済制度
:
http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/index.html
・医薬品副作用被害救済制度
【給付の種類と請求に必要な書類】: http://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/
0004.html
【請求用紙ダウンロード】
:
http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai/fukusayo_dl/index.html
~4~
具体例
※個々の事例により必要書類が異なる場合がありますので、詳細については前記の内容をご確認く
ださい。
医療費・医療手当を請求する場合の必要書類
《投薬・使用
証明書》
《販売証明書》
《医療費・医療手当診断書》
《受診証明書》
副作用
発症
《医療費・医療
手当請求書》
⑤医療費・医療手当
請求書
【B病院】 副作用の治療で入院
【A病院】
請求者本人が作成
救済制度
の対象
③ 医療費・医療手当診断
① 投薬・使用
証明書
【薬局】
【ドラッグストア】
(発疹等皮膚疾患の場合は
皮膚病変用)
①~④を
本人が
とりまとめ
⑤とあわせて
送付
④ 受診証明書
転院等
【C病院】 副作用の治療で通院
② 販売証明書
【A病院】と【B病院】が同
一の医療機関である場合
入院相当の
治療の場合は、
救済制度の対象
↓
投薬・使用証明書は不要です
請求にかかる入院相当の治療が
副作用発症時に処方されて
いた医薬品が複数の
医療機関等にわたる場合
複数の医療機関で行われていた場合
↓
↓
請求されるそれぞれの医療機関等で
それぞれの医療機関等で
書類を作成
医療費・医療手当診断書、
受診証明書を作成
~5~
書類の送付先はPMDA
です
給付の決定・支給
1 PMDAは、医療費・医療手当の請求があったとき、厚生労働大臣へ請求に係る疾病が
医薬品の副作用によるものであるか否かなどについて判定の申出を行い、その判定結果を
もとに医療費・医療手当の支給の可否を決定し、請求者にその結果を書面で通知します。
2 医療費・医療手当の支給は、請求者本人名義の預金口座に振り込むことによって行われ
ることになります。この預金口座は、支給決定通知書と一緒にPMDAから送付される受
給者銀行口座届により届け出ていただきます。
支
給
額
1
医
療
費
医薬品の副作用によるものとみられる疾病(入院治療を必要とする程度)についての医
療に要した費用の額のうち、医療保険等による給付の額を除いた自己負担額分が支給され
ます。
※
自己負担額が一定額を超え、高額療養費制度(ご本人様からの申請等により、別途健
康保険組合等からその超過した金額が支給される制度)を利用できる場合は、高額療養
費制度を利用した場合に支給が受けられる金額を除いた額となります。
※
医療費を支払った後に、自治体等から公費助成を受けた場合は、助成をうけた金額
を除いた額となります。
※
自己負担したものでも室料差額、診断書料、食事の標準負担額、自費検査料等の保険
給付対象外の費用は給付の対象となりません。
2
医 療
手
当
医薬品の副作用によるものとみられる疾病(入院治療を必要とする程度)の治療に伴う
医療費以外の費用の負担に着目して給付されます。
給付額(月額) 23.4.1
~24.3.31
24.4.1
25.10.1
26.4.1
~25.9.30 ~26.3.31 ~27.3.31
27.4.1
~28.3.31
28.4.1
~
月 8 日以上 35,700 円
35,600 円 35,300 円 35,200 円
36,000 円
36,300 円
月 8 日未満 33,700 円
33,600 円 33,300 円 33,200 円
34,000 円
34,300 円
月 3 日以上 35,700 円
35,600 円 35,300 円 35,200 円
36,000 円
36,300 円
月 3 日未満 33,700 円
33,600 円 33,300 円 33,200 円
34,000 円
34,300 円
35,700 円
35,600 円 35,300 円 35,200 円
36,000 円
36,300 円
入院
通院
入院及び通院
※「通院」とは、入院治療を必要とする程度の通院治療を受けた場合です。
※ 給付額は、入院治療を受けた月が属する期間の金額になります。
~6~
審査の申立て
医療費・医療手当の決定内容に不服があるときは、その決定があったことを知った日の翌
日から起算して3ヶ月以内に、厚生労働大臣に対し、審査を申し立てることができます。
なお、審査申立人は、申立てにより意見陳述をすることができます。
●
提出する書類
1 審査申立書(正副各1通)
<記載事項>
(1) 審査申立人の氏名及び住所
(2)
(3)
(4)
(5)
不服とするPMDAの決定
PMDAからの決定があったことを知った年月日
不服とする趣旨及び理由
審査の申立てを行う年月日
2
審査の申立ての理由について証拠となる書類があるときは、審査申立書に添えて提出
してください。
●
審査申立書提出先
厚生労働省 医薬・生活衛生局 総務課 医薬品副作用被害対策室
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-5253-1111(代表)
そ
の
他
1 救済給付を受ける権利は、譲り渡したり、担保に供したり、又は差し押さえたりするこ
とはできません。
2 支給された医療費・医療手当は、課税の対象とはなりません。
3 副作用による疾病の症状が固定し、又は初診日から1年6カ月を経過し、一定の障害の
状態にある場合は、障害年金(又は障害児養育年金)の請求もできます。
なお、障害年金(又は障害児養育年金)を請求する場合には、請求書、診断書等の様式
が異なりますのでPMDAにご連絡ください。PMDAから請求書、診断書等必要な書類
を送付します。
4 副作用によるものとみられる疾病によりお亡くなりになった場合には、「遺族年金」又
は「遺族一時金」、「葬祭料」の請求もできます。
5 請求者の方がお亡くなりになった場合は、PMDAまでご連絡ください。
~7~
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