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シルバーウェアのクリストフル社(フランス)との 資本・業務提携に関する
平成 17 年 12 月 22 日 各 位 会 社 名 ビーエスエル株式会社 代表者名 代表取締役 CEO 竹井 博康 (コード番号 3113 東証・名証・大証 各二部) 問合せ先 広報・IR 室長 桐村 康司 (TEL.03-5412-7700) シルバーウェアのクリストフル社(フランス)との 資本・業務提携に関する基本合意ついて 当社はこのたびシルバーウェア(銀食器等)製造販売の老舗であるクリストフル社(本社:パリ;以下 「同社」 )と資本および業務面での提携を行い、同社の世界的なブランド拡張戦略において協力関係に入る ことにつき基本合意に達しました。 その合意のもと、当社は今後、既存店を含む日本国内での営業権の取得およびフランス本社への資本参 加を実施していくことになりましたので、下記のとおりお知らせいたします。 記 1.提携先会社概要 社 名: Orfèvrerie Christofle S.A. 所 在 地: 9 rue Royale, 75008 Paris, France(フランス・パリ市) 創 業: 1830 年 代 表 者: Nicolas ABBOUD, CEO 事 業 内 容: 銀食器、銀細工等の製造・販売 販売拠点数: 世界 35 カ国に約 180 店舗(および約 100 カ国に総代理店) U R L: http://www.christofle.com 2.ブランドの沿革と特徴 同社はシルバーウェアの最高級ブランドとして19 世紀より世界的に知られてきた老舗メーカーであり、 ルイ・フィリップやナポレオン3世の宮廷御用達業者となりました。またオペラ座の屋上装飾を施す等、 古くより残してきた偉業の数々はパリ郊外にあるクリストフル美術館(注)などを通じ今に伝えられ、 正に銀製品の歴史を創り続けてきた優良ブランドとしての存在感を示しています。 フランスで誕生し、2 世紀近くにわたり世界の人々に愛され続ける名門クリストフル社製の銀製品は、 現在も世界のトップクラスのカトラリー(食器類)であり、銀食器の代名詞として各方面で使用されてお ります。 現在でもエリゼ宮で使用されているのは同社製品であり、また、パリにある五つ星のホテル「ホテル・ リッツ・パリ」をはじめとする世界の最高級ホテルや豪華客船などにも納品しております。日本でも一流 ホテルや高級レストランでは同社製品が使用されております。 3.提携の背景とその位置づけ 当社の投資基本方針に掲げる投資先選定基準である「強いブランド力」 「大きなマーケットシェア」 「高 い技術力」の全てを満たす世界的ブランドとして、当社は同社の今後の事業展開が有望なものであると 1 評価し、このたびの資本参加を決定いたしました。出資比率等につきましては今後、協議してまいります。 当社は今後、投資対象を世界に拡げていく方針を立て、選定基準として掲げる上記の 3 つの条件を満た す国際企業を調査中ですが、本件はそのうちのひとつとして重要なものであると位置づけております。 4.提携の概要と趣旨 ① フランス本社との資本提携および業務提携 ブランド拡張戦略の推進をサポート 同社がこのたび策定したブランド拡張戦略により、同社は既に世界最高の地位を確立したカトラリ ー分野にとどまらず、商品面ではジュエリーやアクセサリー、およびギフト用小物等への本格参入を、 また素材面でも従来主力であった銀に加え、多様な生活シーン、用途に対応する商品展開にあわせ、 新素材の企画・開発を推進することとなりました。 また、シェアの更なる拡大を目指し、世界的に販路の再編も同時に行っていく方針です。 当社との資本提携は、この事業拡大を間接的にサポートするものであります。 日本国内でのマーケッティング活動 当社の既存投資先にはファッション・アイテムを扱う企業が複数存在し、同社が今後、参入予定の 分野でのシナジー効果を生み出す潜在能力を有しております。 当社が運営することになる同社の日本での事業展開において、当社がファッション関連の投資先を 通じて有するマーケティング・ノウハウやリサーチ能力、および、そのネットワークが効果を発揮で きるものと期待しております。 同社製品にとってまだ成長余地の大きい、日本を含むアジアでのマーケット・シェアを伸ばすこと も同社の世界戦略上の重要課題のひとつであり、当社との提携は、その実現を促進するための有効な 選択肢となるものであります。 ② 日本国内での営業権の取得 当社は同社より日本国内での営業権の譲渡を受け、全額出資子会社(資本金 2 億円を予定)を設立しそ の運営に当たります。 同社は現在、日本国内において、路面店および主要有名百貨店に約 20 カ所の販売拠点を有するクリス トフル・ジャパン㈱ を運営してまいりましたが、このたびのブランド拡張戦略において最重要拠点として 位置づけられる日本での本格展開を開始するに当たり、このたびの事業再編に当社が関わることとなりま した。 なお、店舗網および人員は当社の新設子会社が引き継ぎます。 5.今後の日程 平成17年12月20日 基本合意書調印 平成18年3月31日 資本提携に関する契約書の締結および営業の譲受けに関する契約書の締結期日 6.業績に与える影響等 本件は投資事業における純投資としての位置づけであり、当期業績に与える影響は見込んでおりません。 なお、その他の詳細につきましては決定次第公表いたします。 【ご参考】 (注)クリストフル美術館 Musee Bouilhet-Christofle 112, rue Ambroise Croizat, 93 200 Saint-Denis, France 以上 2