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新米教員着任雑感

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新米教員着任雑感
l
新しい出発
新米教員着任雑感
伊
藤泰信
伊藤 泰信
(国際社会文化専攻)
(国際社会文化専攻)
私は4年間在籍した比較社会文化研究科(比文〉博
私は 4年間在籍した比較社会文化研究科(比文)博
士課程を単位取得退学後、日本学術振興会特別研究員
【教育について】
【教育について】
授業は、「文化人類学」「民俗学」「比較文化論」「異
民俗学 JI
比較文化論 JI
異
授業は、「文化人類学 JI
(PD)として2年間(そのまま註文で)研究を進め、
(
PD) として 2年間(そのまま比文で)研究を進め、
文化コミュニケーション」「文化人類学(卒業研究)
文化コミュニケーション
JI
文化人類 学 (卒業研究)
今年の4月から大分県立芸術文化短期大学国際文化学
4月から大分県立芸術文化短期大学国際文化学
今年の
ゼミ」などを担当しています。これまで私大で非常勤
ゼミ」などを担
当 しています 。 これまで私大で非常勤
科の専任講師として着任しました。着任から1ヶ月半
科の
専任講師として着任しました 。着任から 1ヶ月半
講師として担当した経験のある文化人類学概論以外は
講師として担
当 した経験のある文化人類学概論以外は
が過ぎただけの時点でこの文章を書いております。着
が過ぎただけの時点でこの文章を書いております
。着
手探りの状態です。。
手探りの状態です
任して問もないこの時期ですから、何かまとまったこ
任して間もないこの時期ですから、何かまとま
ったこ
とを書くというところまでは到っていませんが、ひと
と
を 書 くというところまでは到っていませんが、ひと
前述の辞令には「大学教育職○級に決定する」など
前述の辞令には「大学教育職 O級に決定する Jなど
と明記されています。私は、学生の教育のために、教
と明記されています
。私は、 学生 の教育のために、教
まず筆を執らせていただきます。
まず筆
を執らせていただきます 。
育職として雇われたわけです。そして、授業を担当す
育職として
雇 われたわけです 。 そして、授業を担当す
【勤務先について】
【勤務先について】
るにあたって、そういえば、大学(短大)で教えると
るにあた
って 、そういえば、大学(短大)で教えると
大分県立芸術文化短期大学(「芸短大」と略)は学
1芸短大 j と略)は学
大分県立芸術文化短期大学 (
いうことについてこれまできちんと学んだことがな
いうことについてこれまできちんと
学ん だことがな
生数が800人弱の、非常にこぢんまりした大学です。
0
0人 弱 の 、 非 常 に こ ぢ ん ま り し た 大 学 で す 。
生
数 が8
い、ということに気付かされます。ひたすら自分が知
い、ということに気付かされます
。 ひたすら自分が知
音楽科・芸術科というやや歴史のある学科(全国で初
音
楽科・芸術科というやや歴史のある学科(全国で初
るために学んできたというのが学部・大学院時代でし
るために
学んで きたというのが学部 ・大学院時代でし
の芸術系短大として誕生)と並んで、ll年前に設置さ
1年前に設置さ
の芸術系短大として誕生)
と並んで、 1
た。「知っていること」と「教えること」とはイコー
o I
知 っていること Iと 1
教えること Jとはイコー
た
れた国際文化学科の文化人類学担当教員として雇われ
れた国際文化学科の文化人類学担当教員として
雇 われ
ルで結べるようなものではありません。そこで自分が
ルで結べるようなものではありません
。そこで自分が
ました。国際文化学科のほかに歴史の新しい学科とし
ました
。国際文化学科のほかに歴史の新しい学科とし
受けた講義やゼミ風景などを想い出しながら、授業の
受けた講義やゼミ風景などを想い出しながら、授業の
ては、情報コミュニケーション学科があり、それぞれ
やり方を模索するということになります。その際、あ
やり方を模索するということになります
。その際、あ
一学年llO人ほどの学生がいます。音楽科があるため、
1
1
0人ほどの学生がいます 。音楽科があるため、
一学年
の時(大学院の)あの先生はこういうしゃべり方をし
の時
(大学院の) あの先生はこういうし ゃべり方をし
どこからともなく声楽の練習の歌が聞こえてきます。
どこからともなく声楽の練習の
歌が聞こえてきます 。
ていたなあという、ある種のスタイルを思い起こしな
ていたなあという、ある種のスタイルを思い起こしな
4月1日の辞令交付式では、辞令の交付とともに、
4月 l日の辞令交付式では、辞令の交付とともに、
宣誓文を読み上げさせられ、署名・捺印させられまし
がら頭の中で反質し、いつの間にかそうした先生の口
がら頭の中で反努し、いつの間にかそうした先生の口
調をどことなく真似ている自分に気付いたりします。
調をどことなく
真似ている自分に 気付いたりします 。
た。宣誓文には日本国憲法精神の遵守と地方自治の本
た。宣誓文には日本国
憲法精神の遵守と地方 自治の本
(将来、人類学の研究者になるわけでない学生に対し
(将来、人類学の
研究者になるわけでない学生に対し
旨を理解して全体の奉仕者として公務の執行に努める
旨を理解して全体の奉仕者として公務の執行に努める
て)時に大事なのは、教授内容もさることながら、教
て)時に大事なのは、教授内容もさることながら、教
べきことなどが書かれています。また、大分県職員
べ
き こ と な ど が 書 か れ て い ま す O また、大分県職 員
授スタイル(口調や話のテンポ、記憶に残る冗長性を
授スタイル(口調や話のテンポ、
記憶 に残る冗長性を
証・バッジも与えられ、地方公務員になったことを改
証
・バ ッジ も与えられ、地方公務員になったことを改
含んだフレーズ)だったりするからで、それは、将来、
含んだフレーズ
)だっ たりするからで、それは、将来、
めて思わされました。。
めて思わされました
大学院であれば、いろんな「回り道」をして大学に
大学院であれば、いろんな「回り道」をして大学に
戻った院生などもいましたが、ここではほとんどの学
戻っ
た院生などもいましたが、ここではほとんどの学
生が18歳から20歳、留学生も一学年2、3人程度です。
1
8歳から 2
0歳、留 学生 も-学年 2、 3人程度です 。
生が
ただし、短大の2年生は社会に出る直前であるという
2年生は社会に出る直前であるという
ただし、短大の
意味において、4年制大学の4年生などと成熟度にお
意味に
おいて、 4年制大学の 4年生などと成熟度にお
いて同じだ(下手すると、いつ修了するか分からない
いて同じだ
(
下手すると、いつ修了するか分か らない
モラトリアム状態にありがちな院生よりもよっぽど社
モラトリアム状態にありがちな院生よりもよ
っぽど社
会に出るための心構えができつつあるということでし
会に出るための心構えができつつあるということでし
ょうか)という話もあります。卒業後、実社会に出る
ょうか)という話もあります
。卒業後、実社会に出る
ことが決まっている中学生が妙に大人びているという
ことが決まっている中
学生が妙に大人びているという
のと同じような話ですが、時に芸短大の学生と話をし
ていてそのように思うこともあります。
文化人類学(卒業研究)ゼミの学生たちと。筆者の研究室にて。 。
文化人類学(卒業研究)ゼミの学生たちと。筆者の研究室にて
一 22 一
22
学生が実社会で物事を考える時に人類学で学んだフレ
学希望者をただ待っていればよいというわけにはいか
ーズが頭の片隅に入っていてくれればという気持ちが
ず、PRの必要性がでてきます。
働くからです。
私の所属する国際文化学科には、卒業後の編入希望
私の担当する文化人類学卒業研究ゼミをとった学生
者が多いという特徴があります。入学者のかなりの数
に「どうしてこのゼミを選んだのか?」と聞いてみる
と、「1年次に履修した(前任者の)文化人類学の授
が、実はもともと国公立の4年制大学志望で(時には
希望を叶えられずに)入学してきた学生だったりしま
業が面白かったから」という学生が何人かいました。
す。去年は、国際文化学科109人の卒業生のうち、23
責任を感じる瞬間です。
人が九州・山口・四国の国公立4年制大学へ編入して
教えることについてもう一つ言えば、大学院で学ん
いきました。そのため、編入対策をきちんとやってい
だことを短大向けに変換する必要があることです。所
る、というのをアピールして、学生を確保しようとす
属学科のPR誌にゼミ紹介の文章を、以下のように書
る戦略がありうるわけですが、そうなると、4年制大
きました。「人類学者は主に第三世界の小さな村など
学の「予備校」のような役割になるのか、いや、短大
に長期にわたって住み込み、異なる文化についての調
独自の良さを打ち出すべきではないかといった議論が
査を行います。人類学を研究していると言うと「「ウ
論じるべきものとして立ち上がってきます。
ルルン滞在記』というテレビ番組が好きで、私も村な
このように教育以外にも、運営(ある種の「営業」
どに行きたいのですが」という反応があります。芸能
に近いものも含めて)に尽力することが求められるわ
人が、物質的には日本人よりも貧しいが心は豊かな現
けです。これも大学院で実践したことのなかったもの
地住民と「心の交流」を行うという人気番組を見るこ
です。学生のアンケートや県別・高校別の受験者数な
とは、異文化を知るためのきっかけとしては価値ある
どのデータを駆使した学生開拓についての議論が、4
ものでしょう。しかしそこでは様々な背景が排除され
月からすでに来年度に向けて始まっています。ただ、
ています。テレビスタッフを映さないようにしている
こればかりはなかなか案を出すことができず、会議で
のはもちろんのこと、少数(先住)民族が現在おかれ
は慎み深いお地蔵さんでいるより罪ないという状況だ
ている貧困や、支配的多数住民との関係なども出てく
ったりします。
ることはありません。単に珍しい文化などを知るだけ、
【研究その他】
心の交流を行うだけが人類学ではありません。ゼミで
大学教員がなすべき三本柱として、教育・運営の他
は、異文化の人々が現実におかれている状況への想像
に当然研究があります。ただ大学院と違い、この3つ
力を養って頂きたいと思います」。人類学を別の大学
目の研究は大して求められているわけではありませ
で教えている友人は、『ウルルン滞在記』と聞くと、
ん。が、勿論やらないわけにはいきません。参加して
「またか!」と閉口しますが、テレビの人気番組は学
いる科研や国立民族博物館の共同研究等をこなしつ
生達にあなどれないほどの影響力をもっており、むし
つ、今年度中に完成させなければならない期限が迫っ
ろ逆手にとって用いるようにしています。『ウルルン
ている(課程)博士論文のことで今は頭の半分が占め
滞在記』と人類学的調査はどこが違うかという問いを
られているという状況でしょうか。
導入部で使うといった具合いにです。
最後に採用にまつわる事柄について。私は運良く公
【運営について】
募にひっかかったわけですが、後から内部の話を聞く
芸短大のような公立短大の「生き残り」戦略は学科
と、「そんな基準で選ばれたのか」と、自分の想定し
の会議(や教員の井戸端「会議」)での大きな議題に
ていたものとは別の判断基準が決め手になっていたり
なっています。特に、大分および隣県である程度存在
します。公募で、自分の分野に少しでもひっかかるも
が知られている音楽科や芸術科と違い、国際文化学科
のがあればすべて出しなさいという指導教官の助言は
はその存在すら知られていないという事情もあり、入
適切でした。皆さん、公募、出しまくりましょう。
一23一
│
論文を書き終えて
歴史家として生きること
小
山啓子
小 山 啓子
(国際社会文化専攻)
(国際社会文化専攻)
2003年3月26日は私の学位論文「16世紀フランスに
2
0
0
3年 3月2
6日は私の学位論文 1
1
6世紀フランスに
おける王権と都市社会 都市リヨンを中心として一
おける王権と都市社会一一都市リヨンを中心として
軸の背後に膨大な手稿文書が残され始めた時期である
料の背後に膨大な手稿文書が残され始めた時期である
一」の公聴会が開催された日である。質疑に対し充分
Jの公聴会が開催された日である 質疑に対し充分
の草書体が混ざり、さらに羊皮紙から紙への移行直後
の草書体が混ざり、さらに羊皮紙から紙への移行直後
O
が、その筆致は中世後期のゴシック体に近世初期特有
が、その筆致は中世後期のゴシック体に近世初期特有
に応えられない点もあったのは私の落ち度であり課題
にあって劣悪な紙質が文字をますます判読し難くして
にあって劣悪な紙質が文字をますます判読し難くして
であるが、審査員の先生方からは大小様々な問題点の
いるという物理的問題が重なる。一度は16世紀の研究
一度は 1
6世紀の研究
いるとし寸物理的問題が重なる
貴重な御指摘や異なる視座からの読みを御教示いただ
貴重な御指摘や異なる視座からの読みを御教示いただ
に手を染めた歴史家が、のちに17・18世紀へと時代を
に手を染めた歴史家が、のちに
1
7・1
8世紀へと時代を
き、20名ほど立ち会ってくださった参加者の暖かい眼
0名ほど立ち会ってくださった参加者の暖かい眼
き
、 2
下っていってしまう理由も、ひとつはそこにある。大
O 大
下っていってしまう理由も、ひとつはそこにある
差しのもとで、人生で忘れることのできない有意義な
家でさえ敬遠するこの時代を研究しようとすること、
家でさえ敬遠するこの時代を研究しようとすること、
時を過ごした。最初にこの場を借りてあつく御礼申し
時を過ごした。最初にこの場を借りてあっく御礼申し
しかもその難しさを知らずしてそれを人前で平然と言
しかもその難しさを知らずしてそれを人前で平然と言
上げたい。
V'o
上げた
うなんて、全くもって無知である、というのが冒頭の
うなんて、全くもって無知である、というのが冒頭の
「16世紀をやっています、なんて平気な顔して言う
1
1
6世紀をやっています、なんて平気な顔して言う
言葉の意味なのである。それでも、いやそれ故にこそ、
言葉の意味なのである
O それでも、いやそれ故にこそ、
やつはばかだ」。東京での研究会の懇親会で、ある先
や
つはばかだん東京での研究会の懇親会で、ある先
私のraison d’etreがあるのだと、私はひとり決意を固め
r
a
i
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eがあるのだと、私はひとり決意を固め
私の
生から面と向かってこう言われたのは、もう7年くら
牛.から面と向かつてこう言われたのは、もう
7年くら
ていた。
ていた。
い前のことだろうか。その国管は修士論文を終えたば
い前のことだろうか。その頃私は修士論文を終えたば
かりで、いよいよ本格的な専門研究 要するに手稿
かりで、いよいよ本格的な専門研究一一要するに予稿
2000年の秋から、私はリヨン第2大学DEA(博士後
2
0
0
0年の秋から、私はリヨン第 2大学 DEA (博士後
期課程1年次)に留学する機会を得た。不安と希望と
期課程 1年次)に留学する機会を得た。不安と希望と
文書分析 に取り掛かろうとしていた。私はその言
文書分析一一一に取り掛かろうとしていた。私はその言
を胸にリヨンに到着したが、いきなり困難に直面する。
を胸にリヨンに到着したが、し=きなり困難に直面する。
葉の意味するところを理解してはいた。つまり、日本
葉の意味するところを理解してはいた。つまり、日本
早速出かけて行ったりヨン市文書館の扉は平日にもか
早速出かけて行ったリヨン市文書館の扉は平日にもか
においてはもちろんフランスにおいてさえ16世紀フラ
1
6世紀フラ
においてはもちろんフランスにおいでさえ
かわらず固く閉ざされており、そこには移転のため当
かわらず固く閉ざされており、そこには移転のため斗
ンス史研究者が少ないのは、ひとえに史料操作上の難
ンス史研究者が少ないのは、ひとえに史料操作上の難
分の問閉鎖する旨を記した紙が無常にも貼られていた
分の間閉鎖する旨を記した紙が無常にも貼られていた
しさに尽きる。16世紀という時代は、わずかな印刷史
o 1
6世紀という時代は、わずかな印刷史
しさに尽きる
のである。DEAでは1年で論文を出さなければならな
o DEA
では l年で論文を出さなければならな
のである
O
いのに、市文書館の再開は翌年3月とも5月とも言わ
3月とも 5月とも言わ
いのに、市文書館の再開は翌年
れた(この辺の曖昧さはフランスならではである。そ
れた(この辺の暖昧さはフランスならではである。そ
して実際に開いたのは9月だった!)。指導教授のバ
9月だった!)。指導教授のバ
して実際に開いたのは
イヤール先生とは出発前に私の研究テーマについて数
イヤール先生とは出発前に私の研究テーマについて数
通の手紙を交わしていたのに、このような事態は全く
知らされていなかった。何とか便宜を図ってもらいた
知らされていなかった。何とか便宜を凶ってもらいた
いと思い、大急ぎで先生と面会したのだが、逆に「じ
いと思い、大急ぎで先生と面会したのだが、逆に「じ
ゃあ、どうするの?」と問いただされてしまう始末。
ゃ
あ 、 ど う す る の ?Jと問いただされてしまう始末。
先生はローヌ県文書館に所蔵されている公証人文書で
先生はローヌ県文書館に所蔵されている公証人文書で、
も見たらと言うのだが、公証人文書を中心に分析する
r
t
'心に分析する
も見たらと言うのだが、公証人文書を
ならテーマの変更を考えなければならないし、それに
ならテーマの変更を考えなければならないし、それに
16世紀のそれも前半の公証人文書は非常に取り扱いの
1
6世紀のそれも前半の公証人文書は非常に取り扱いの
難しい史料である。結局、私は市文書館の館長マダ
難
しい史料である O 結局、私は市文書館の館長マダ
ム・マランに直談判しに行き、彼女の御厚意のおかげ
ム・マランに直談判しに行き、彼女の待
1厚意のおかげ
舞複
で、必要とする市参事会審議録のマイクロフィルム50
5
0
で、必要とする市参事会審議録のマイクロフィルム
年分を県文書館に運び出してもらい、そこで作業をす
年分を県文書館に運び出してもらい、そこで作業をす
脚 電 “ 圏
特使Claude de Rubysがリヨン市参事会に
特使
C
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sがリヨン市参事会に
宛てた書簡(1570年)
宛てた書簡
(1570年)
ることが可能となったのである(このことは後々まで
ることが可能となったのである(このことは後々まで
もバイヤール先生を驚かせることになった)。おそら
もバイヤール先生を驚かせることになった)。おそら
一 24 一
24-
転機は出会いとともに訪れた。16世紀後半のリヨン
の社会経済史に関する博士論文を執筆中の院生と知り
合ったのである。デルフィヌは、私から見ればまさに
神がかり的、同時代人かと思うほど文書が読めた。私
はすがるような思いで何度か一緒に読んでもらい、そ
れを対照表化することによって前進するきっかけをつ
かんだのである。その上、彼女は私のフランス語も読
んで直してくれたり、家に招きあう公私共に友人と呼
べる貴重な存在となり、今も続くこの交流は私の留学
の非常に大きな幸運であった。10月にDEAに入ったば
かりなのに、翌年1月末には授業のレポートが迫って
いた。レポートは1月だけで作成しようと腹をくくり、
12月いっぱいまで市参事会審議録をほとんどあてもな
く読むことに費やした(この史料は市参事会が関与し
た都市行政のあらゆる側面、すべての名士会議と住民
総会の記録、それからリヨンに関する国務会議裁決や
ローヌ県文書叩
王令などの控え、都市の有力者に関する情報も含まれ
く、極東の地からはるばるやって来たまだ言葉もまま
ている大変有益なものである)。なぜなら2月にはもう
ならぬ留学生に憐みを感じてくれたのであろう。しか
し安心したのも束の間で、本当の苦心はそれからであ
DEA論文の中間報告書を出さなければならなかったか
らである。その頃、わずかながらも読んだ市参事会審
った。私は毎朝、ドミニコ会系修道院を改装した美し
議録の中から、私は2、3の興味深い事実に着〕しは
い県文書館があるフルヴィエールの丘をいそいそと登
じめていた。バイヤール先生はそのひとつ、リヨン市
って行ったのであるが、帰りは決まって「日暮れて道
参事会が都市の安定維持のために活発な渉外活動を展
遠し」とばかりに足取り重くとぼとぼと下ることとな
開し、その最前線として王権に派遣した特使が人脈を
った。というのも、ユ日中文書館にいてもほとんど進
生かして都市の要請を伝え、それを実現する交渉能力
まなかったからである。パレオグラフィー(古文書学)
を確保していたこと、その特使の活動に関する報告を
の授業にも出ていたが、そこでの文書は常に17・18世
紀のものであった。あるとき私はパレオグラフィーの
先生のところに行って、1葉だけでいいから16世紀の
市参事会関係文書を読んで欲しい、そしたらそれを参
考にして応用することができるからと懇願してみた
が、16世紀の一文書は難しいし時間がかかるものだ、そ
れに私は忙しい、と全く相手にされなかった。当然バ
イヤール先生にも相談したが、17世紀の財政史の専門
家である先生は16世紀の史料は17世紀のものとは異な
るから私には読めない、ときっぱりとした態度を崩さ
ないし、さらに追い討ちをかけるように、一次史料か
ら新しい問題を見つけないとDEAを取ることはできま
せんよ、とおっしゃる。やっぱり16世紀をやろうとし
た私が甘かったか…解決の糸口の見えない史料を前に
して、外国人である自分がいったい何のために何を研
究しようとしているのか自問する日々が続いた。私の
苦悩は、暗くて長いヨーロッパ特有の冬とともに始ま
り、深まっていく一方だった。
リヨンの旧市街
一 25 一
論文を書き終えて
│
面が見えてきたからである。都市の方では、自律性の
面が見えてきたからである O 都市の方では、自律性の
象徴でありその力の具現化でもあった市壁の大規模な
象徴でありその力の具現化でもあった市壁の大規模な
Bon travail!と評価して下さった。これを中心にしてな
Bont
r
a
v
a
i
l
!と評価して下さった O これを中心にしてな
んとか中間報告書を書き上げ、少しの安心感の訪れと
んとか中間報告書を書き上げ、少しの安心感の訪れと
増・改築に加え、16世紀前半には市壁内部の秩序化志
6世紀前半には市壁内部の秩序化志
増・改築に加え、 1
向が見られ、貧民に対する施し物会の開催や施療院・
向が見られ、貧民に対する施し物会の開催や施療院・
ともにリヨンに来て初めて小さな旅行に出ることを思
ともにリヨンに来て初めて小さな旅行に出ることを思
いついたのは、復活祭の休暇が来る頃だった。
いついたのは、復活祭の休暇が来る頃だった。
学寮の設立といった世俗の手による慈善・教育事業が
学寮の設立といった世俗の手による慈善・教育事業が
推し進められた。こうした公共事業の積極的な展開に
推し進められた。こうした公共事業の積極的な展開に
0
0
1年 9月に DEAを取得すると、その後の
こうして 2
こうして2001年9月にDEAを取得すると、その後の
半年間は自由に文書館に通い、好きなだけ史料渉猟を
半・年間は自由に文書館に通い、好きなだけ史料渉猟を
は必ず、大市開催権や間接税徴税権などの諸特権の王
は必ず、大市開催権や間接税徴税権などの諸特権の王
権による認可が裏書きされていた。つまり都市の発展
権による認可が裏書きされていた。つまり都市の発展
と王権の存続は共生関係で成り立っていたのであり、
と王権の存続は共生関係で成り立っていたのであり、
行うことができた。最初は全く歯が立たないと思えた
行うことができた。最初は全く歯が立たないと思えた
文書でも、毎日触れて慣れてくると完全にではなくて
文書でも、毎日触れで黙れてくると完全にではなくて
も読めるようになっていった O くせはあってもそれな
も読めるようになっていった。くせはあってもそれな
国王入鉛白も決して王権からの一方的なプロパガンダ
国王入市式も決して王権からの一方的なプロパガンダ
ではなく、このような共生関係を表したものであった
ではなく、このような共生関係を表したものであった
りの規則性があるものだし、想像力も遅しくなった O
りの規則性があるものだし、想像力も逞しくなった。
目を通すべき史料は次から次へと広がっていったが、
日を通すべき史料は次から次へと広がっていったが、
ことを確信するに至ったのである。そして都市社会の
ことを確信するに至ったのである O そして都市社会の
内部分裂が、王権の市政介入を誘引する要因となって
内部分裂が、王権の市政介入を誘引する要因となって
以前から比較杜会文化研究科に提出したいと考えてい
以前から比較社会文化研究科に提出したいと考えてい
た博士論文のためには、そろそろ帰るべき時が近づい
た博士論文のためには、そろそろ帰るべき時が近づい
いった。こうして学位論文では、都市と王権の問の動
いった。こうして学位論文では、都市と王権の聞の動
態的関係をめぐって、王国第二の都市リヨンを主たる
態的関係をめぐって、王国第二の都市リヨンを主たる
ていた。リヨンでの博士課程を休学にして帰国したの
ていた。リヨンでの博士課程を休学にして帰国したの
0
0
2年の 2月末である O 帰国までの数ヶ月間、日
は
、 2
は、2002年の2月末である。帰国までの数ヶ月間、日
のコピーを取る作業に移行した。紙への複写は普通な
のコピーを取る作業に移行した。紙への複写は普通な
対象として取り上げ、地方と中央の相互交渉のあり方
対象として取り上げ、地方と中央の相互交渉のあり方
を、連動する都市内部の社会構造の変容と絡めて検討
を、連動する都市内部の社会構造の変容と絡めて検討
ら1枚20サンチーム(約25円)である。しかし私がコ
1枚 2
0サンチーム(約 2
5円)である O しかし私がコ
ら
したのである。O
したのである
ピー代を払おうとすると、文書館員の方はそれを遮る
ピー代を払おうとすると、文書館員の方はそれを遮る
か、ほとんど取るに足らない額しか受け取らなかった。
か、ほとんど取るに足らない額しか受け取らなかった。
早いもので今年の5月ll日は、私の最初の指導教授
早いもので今年の 5月 1
1日は、私の最初の指導教授
である志垣嘉夫先生の7回忌でした。私はご存命中に
である志垣嘉夫先生の
7回忌でした。私はご存命中に
「君には探していたものがあって
それがここにこれ
「君には探していたものがあって、それがここにこれ
何も成果をお見せすることのできなかった不肖の弟子
何も成果をお見せすることのできなかった不肖の弟子
だけたくさん見つかったんだ、こんなに喜ばしいこと
だけたくさん見つかったんだ、こんなに喜ばしいこと
ですが、先日ブルゴーニュの赤ワインを持って川尻の
ですが、先日ブルゴーニュの赤ワインを持って川尻の
O
私がした大量の複
はないじゃないか」と言いながら
はないじゃないか」と言いながら。私がした大量の複
お墓に参り、いくらか罪滅ぼしをした気になりました。
お墓に参り、いくらか罪滅ぼしをした気になりました。
1
0分の lにもならな
写に対して、支払った額はその何
写に対して、支払った額はその何10分の1にもならな
志垣先生亡き後、何も言わず即座に指導を引き受けて
志垣先生亡き後、何も言わず即座に指導を引き受けて
かった。こんなことを書いて市文書館の管理体制が問
くださった高田和夫先生に、私は心から御礼申し上げ
くださった高田和夫先生に、私は心から御礼申し上げ
本でも史料解読が続けられるように、私は重要な史料
本でも史料解読が続けられるように、私は重要な史料
わ
れなければよいが、私の研究にはずっと、アンド
われなければよいが、私の研究にはずっと、アンド
ます。もし高田先生の御支援がなかったならば、私は
ます。もし高田先生の御支援がなかったならば、私は
レ・メールさんはじめ心優しい市文書館員の方々がそ
レ・メールさんはじめ心優しい市文書館員の方々がそ
今この地点に立ってはいなかったでしょう。それから、
O それから、
今この地点に立つてはいなかったでしょう
ばにいてくれた。研究の営みは孤独だけれど、その周
留学前に10年は戻るなと叱咤激励していただいたのに
1
0年は戻るなと叱陀激励していただいたのに
留学前に
囲にはつねに直接・間接の協力者の支援がある。O
囲にはつねに直接・間接の協力者の支援がある
私の最初の研究対象は、近世フランスの国王儀礼で
私の最初の研究対象は、近世フランスの国王儀礼で
1年半で帰ってきた私を破門しないで下さった清水展
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年半で帰ってきた私を破門しないで下さった清水展
先生と、研究やフランスに関するカビリアでの談話、
先生と、研究やフランスに関するカピリアでの談話、
あった。諸権力の行使を可能にした万人に卓越するも
あった。諸権力の行使を可能にした万人に卓越するも
いつも変わらぬ温かさで、けれども常に考えさせられ
いつも変わらぬ温かさで、けれども常に考えさせられ
のとしての国王の権威は、いかに獲得され、人々の心
のとしての国王の権威は、いかに獲得され、人々の心
る鋭い御意見を述べて下さった阿尾安泰先生に深く感
る鋭い御意見を述べて下さった阿尾安泰先生に深く感
性に根付いていったのか、権力はどのように表象され、
性に根付いていったのか、権力はどのように表象され、
謝しています。また、目に見える形でなくても間接的
謝しています。また、日に見える形でなくても間接的
読みかえられていったのかということに関心をもって
読みかえられていったのかということに関心をもって
に支援の目をむけて下さった先生方の助けのもとで、
に支援の目をむけて下さった先生方の助けのもとで、
いた。したがって当初より視座は儀礼の受け手側にあ
いた。したがって当初より視座は儀礼の受け手側にあ
私は育ててもらいました。間違いを犯したり、必ずし
私は育ててもらいました。間違いを犯したり、必ずし
ったのだが、国王が各都市で行った入事式を検討しな
ったのだが、国王が各都市で、行った入市式を検討しな
も良い成果を出すことができなかった時でも、その度
も良い成果を出すことができなかった時でも、その度
がら、私は都市と王権の関係、言い換えれば地方と中
がら、私は都市と王権の関係、言い換えれば地方と中
に許してもらいながらここまで来ました。研究内容で
に許してもらいながらここまで来ました。研究内容で
央の関係により興味を抱くようになった。というのも、
央の関係により興味を抱くようになった。というのも、
はまだたくさんの課題を背負っていますが、今ようや
はまだたくさんの課題を背負っていますが、今ょうや
儀礼に従事しなければならない国王、王国安寧のため
儀礼に従事しなければならない国王、王国安寧のため
くにして研究者としての出発点に立ったところであ
くにして研究者としての出発点に立ったところであ
もしくは拠出金を要請するために都市に赴かねばなら
もしくは拠出金を要請するために都市に赴かねばなら
り、これからはお世話になった方々への感謝の気持ち
り、これからはお世話になった万々への感謝の気持ち
ない王権、臣下と直接対話を行うことを目的とした宮
ない王権、臣下と直接対話を行うことを目的とした宮
を、真摯な研究をすることで示していきたい、そう思
を、真撃な研究をすることで示していきたい、そう思
廷の移動性といった、旧来の絶対王政理解とは別の側
廷の移動性といった、旧来の絶対王政理解とは別の側
っています。
っています。
nhu
つ4
一26一
杉 本 美 華
(国際社会文化専攻)
九州大学大学院比較社会文化研究科(現在は同学府)
に7年間も通った私。初めは研究生としてドキドキし
ながら学んだ1年間、なんとか修士課程に入学できて
気合いを入れて研究に励んだ2年間、いつの間にか博
士課程に進学し本当にこれでいいのだろうかと自問自
答の続いた4年間。この3ステップがあったからこそ、
今の私があるのだろう。
私立大の農学部応用昆虫学研究室出身の私が、この
研究科の研究生として入学した頃は、「場違いなとこ
ろに来てしまった」という自己嫌悪を感じながら日々
を過ごした。私の入った研究室は、生物好き(特に虫
好き)でヤル気満々な先輩方が主に昆虫分類学を楽し
そうに研究しているところで、「顕微鏡で虫を観てい
て楽しい」、「たくさんの虫の種類を知っている」とい
う方々が多かった。当時の私は「顕微鏡で虫を観る?
何をどういう風に観る?何が面白いんだろう。私は虫
修士課程当時。炎天下の中、温泉街にある巨大な岩の表面に生息し
ているミノガの行動を、観光客の眼も気にせず録画している筆者。
の名前なんてロクに知らない!」と、彼等の感覚が理
解できず、また自分の知識の乏しさに引け目を感じて
いた。私大の学部では同じ「昆虫」を研究対象にして
てミノを作るまでの行動や生態を観察し、記録を取っ
いたとはいえ、こちらの院生達の虫に対する考え方が
ていった。ミノガの仲間は卵から成虫になるまで1年
かなり違っており「分野が違う!」と当時は一人で悩
近くかかる種がほとんどで、なるべく効率良くデータ
んでいた。とりあえず修士合格を目指していたので、
がとれるように、蠣になる前の幼虫やすでに蜻になっ
ひたすら研究室で勉強し、入試が終わるまで「顕微鏡
た個体を主に採集した。しかし、種によって成虫の発
で虫を観る」ことをあまりしていなかった。合格が決
生時期が春先から晩夏まで様々だったので、結局飼育
まり、「研究室の先輩方のように」とまではいかなく
は1年中途切れることなく続けなければならなかっ
ても、最低限「顕微鏡で虫を観る」ことができるよう、
た。修士論文のデータ収集の為の飼育だったが、最も
かなりハードな昆虫形態学の勉強を始めた。私は「顕
多数の個体を飼育していた時は朝から夕方までミノガ
微鏡で虫が観れる」ようになると、平行して修士論文
のテーマに取りかかるようになった。研究生をしてい
達の世話にあけくれてしまった。飼育だけで1日が過
ぎていくと「今日の仕事は何をしたんだろう」と。飼
たおかげで、4月に初めてこの研究科に入学する場合
育に対する嫌気が徐々に増していきながらもデータ収
よりも少し早く取りかかることができ、ちょっとお得
集は緻密にやっていたので、データをまとめて、どう
であった。
にか修士論文を完成することができた。私の修士論文
修士課程では「虫の一生を観る」ことに気合いを入
はミノガの行動や生態の記載で、当初は英文の予定だ
れ、やれそうな事はちょっと無理をしても頑張ってや
ったが、私の乏しい英語力では完成までにあと1年は
ってきた。研究対象は鱗翅目ミノガ科(ミノムシの仲
かかるということで、日本語でまとめさせていただい
間)に属する蛾のユ0種で、本州から九州にかけて各地
た。しかし、昆虫の複雑な行動を記載することは日本
で幼虫を採集して回り、飼育して成虫にまで育てあげ、
語ですら本当に難しく、「この動き方はなんて表現し
交尾・産卵させて、1齢幼虫(赤ちゃん幼虫)が初め
たらいいんだろう。修論に参考資料でビデオをつけち
一27一
論文を書き終えて
│
やいけませんか?」と指導教官に無謀な質問をしたり、
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と指導教官に無謀な質問をしたり、
博士課程は学生であっても「研究者の初期段階」で
博士課程は 学生 であっても「研究者の初期段階」で
四苦八苦しながら修士論文を書き上げた。毎日飼育と
四苦八苦しながら修士論文を
書 き上げた。毎日飼育と
あり、国際学会に参加した事でその自覚を強いられる
あり、国際学
会に参加した事でその 自覚を強いられる
記録に追われ、飼育放棄したくなることもあったが、
記録に追われ、飼育放棄したくなることもあ
ったが、
と同時に、自分の研究に対する気合いのなさが不安と
と同時に、
自分の研究に対する気合 いのなさが不安と
このようにして修士論文を書き上げ、ミノガの一生を
このようにして修士論文を
書 き上げ、ミノガの 一生を
なった。もともと「もっと何かを知りたい」から大学
なった
。 もともと「もっと何かを知りたしづから大学
まとめてみて「とりあえずこの種類については、私は
まとめてみて「とりあえずこの種類については、私は
院にきたのであり、研究者になりたいとは夢にも思っ
院にきたのであり、研究者になりたいとは夢にも思っ
知ってるって言えるかも」と思えるようになった。た
知
ってるって言えるかも」と思えるようにな った。 た
ていなかったし、実際になれるわけがないと思ってい
ていなか
ったし、実際になれるわけがないと思ってい
った数種だが、これらの虫の「形(=形態)」と「一
)
J と「一
った数種だが、これらの虫の「形(二形態
た。しかし博士課程で研究を進めていくことは、多少
た。
しかし博士課程で研究を進めていくことは、多少
生(=生態・行動)」をしっかり観ることができ、自
生
(=生態・行動)Jをし っかり観ることができ、自
なりとも「自分が研究している」という自覚と、研究
なりとも「自分が研究している」という自覚と、研究
分でも「知っている」と言える対象ができたのは本当
分でも「知っている」と
言 える対象ができたのは本 当
に対してある程度自信を持っていないといけないよう
に対しである程度自信を持っていないといけないよう
に嬉しく、ちょっとした達成感を感じながら修士課程
に嬉
しく、ちょっとした達成感を感じながら修士課程
であった。しかし、私には自分のやっていることに対
であった
。 しかし、私には自分のや っていることに対
を終えた。。
を終えた
して自信がなく、「本当にこれでいいのかな」といつ
Jといつ
して自信がなく、「本当にこれでいいのかな
研究生の頃は修士課程のことだけしか考えておら
研究生の頃は修士課程のことだけしか考えておら
ず、博士課程は「研究熱心の人が研究者になるために
も心配していた。いくら良い指導をしてくださる先生
も心配していた
。 いくら良い指導 をしてくださる先生
方がいても、私に自信がなければ研究もあまりスムー
方がいても、私に自信がなければ研究もあまりスムー
進む道」のイメージがあった。しかし私は「目標!研
進む道」のイメージがあ
った。 しかし私は「目標!研
ズに進むわけがなく、指導して下さっている先生方に
ズに進むわけがなく、指導して下さ
っている先生方に
究者」と思っていないまま博士課程に進学した。やり
究者」と思っていないまま博士課程に進学した
。 やり
もかなり失礼なことである。「自信がない=気合いが
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自信 がない=気合いが
もかなり失礼なことである
始めたからには続けていかなければいけないという気
始めたからには続けていかなければいけないという気
ない」ということにつながるかどうか分からないが、
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fるかどうか分からないカヘ
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持ちを持ちつつも、最初にあまり気合いが入っていな
持ちを持ちつつも、最初にあまり気合いが入
っていな
どうしても研究に対する気合いのなさが不安となり、
かった事が後に様々な失敗と反省をもたらした。
か
った事 が後に様々な失敗と反省をもたらした 。
本当にこのまま先に進んで良いのだろうかと自問自答
本当にこのまま先に進んで良いのだろうかと自問自答
博士課程では「ミノガの進化を考える」ために、修
博士課程では「ミノガの進化を考える Jために、修
する日々が続いた。研究もスローペースとなってしま
する日々が続いた
。研究もスロー ペ ースとなってしま
士課程で習得した「形と一生を観る」方法で、さらに
j 方法で、さらに
士課程で習得した「形と一生を観る
い、結果的には4年目にして博士論文をまとめること
4年目にして博上論文をまとめること
い、結果的には
多くの種類を、さらに詳しく観ていった。修士課程の
多くの種類を、さらに詳しく観ていった
。修士課程 の
になった。論文作成の時期に突入してしまうと、逆に
になった
。論文作成の時期に突入してしまうと、逆に
時より気合いが少し低調気味のまま研究に取り組んで
時より気合いが少し低調
気味のまま研究に取り組んで
自信がなくてもとりあえず書いてしまわなければ、と
きたが、博士課程2年の夏に自分の立場と認識の甘さ
2年の 夏 に自分の立場と認識の甘さ
きたが、博士課程
いう変な開き直りで一気に突っ走っていった。指導し
いう変な開き
直 りで一気に突 っ走っ ていった。指導し
を自覚させられた。私は初めての国際昆虫学会議に参
を
自覚させられた 。私は初めての国際昆虫 学 会議 に参
て下さった先生には大変失礼だと思うが、仕上がった
て下さ
った先生 には大変失礼だと思うが、仕上がった
加して、ポスターセッションで発表するためブラジル
加して、ポスターセ
ッションで発表するためブラジル
論文を「これでいいの?!」という不安を持ったまま、
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論文を「これでいいの
に先生方と旅立った。国際学会なだけに会話は全て英
に先生方と旅立った
。 国際学 会なだけに会話は全て英
提出締切日ギリギリでとにかく博士論文を提出するこ
提出締切日ギリギリでとにかく博士論文を提出するこ
語。自分の発表ももちろん英語で行い、質問も英語で
語。
自分の発表ももちろん英語 で行い、質問も英語で
とができた。ドミノのように次から次へと大慌てで事
とができた
。 ドミノのように次か ら次へと大慌てで事
ある。先生から国際学会への参加を勧められ、ずいぶ
ある
O 先生から国際学 会への参加を勧められ、ずいぶ
が進み、公開審査もどうにか終わり、学位を取得する
が進み、公開審査もどうにか終わり、
学位を取得する
ん迷ったあげく、せっかく高い旅費をはたいて日本の
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ったあげく、せっかく 高 い旅費をはたいて日本の
ことができた。
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裏側であるブラジルまで行って、せっかく世界の学界
裏側であるブラジルまで行
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学位を取得した今も研究に対する十分な自信がある
学位を取得した今も研究に対する十分な自信がある
の大御所達と話ができる機会があったのに、私の語学
の大御所達と話ができる機会があったのに、私の
語学
わけではないが、現在は日本学術振興会の研究員とし
わけではないが、現在は
H本学術振興会の研究員とし
力の低さと知識不足のため、得るものがあまりにも少
力の低さと知識不足のため、得るものがあまりにも少
て主に熱帯圏のミノガの研究を続けている。別にミノ
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Iにミノ
て主に熱帯圏のミノガの研究を続けている
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なく、残念であった。。
なく、残念であった
ガが嫌いになったわけではないし、「もっと何かを知
ガが嫌いにな
ったわけではないし、「も っ と何かを知
りたい」という気持ちはまだまだある。研究生で「形
りたい」という
気持ちはまだまだある O 研究生で「形
を観る」ことができるようになり、修士課程で「一生
を観る」ことができるようになり、修士課程で「一生
を観る」ことができるようになった。でも「観る」だ
を観る」ことができるようにな
った。でも「観る」だ
けではなく、「観た」ことをどうやって自分の中に吸
j ことをどうや って自分の中に吸
けではなく、「観た
収し、体系立てて入に説明することができるようにな
収し、体系
立 てて人に説明することができるようにな
るか、という肝心なことがうまくできていない気がし
るか、という肝心なことがうまくできていない気がし
一)1
てならない。学位を取得しているという自覚や、研究
てならない
。学位を取得しているという自覚や、研究
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員の立場であるという自覚を持ち、自分の研究に対し
員の立場であるという自覚を持ち、
自分の研究に対し
、
て、どんな人から何を言われても胸をはって話せるよ
て、どんな人から何を言われでも胸をは
って話せるよ
うに、もっともっと自信を持てるようになるには、ま
うに、も
っ とも っ と白イ言を持てるようになるには、ま
博士課程当時。自分のポスターセッションを乏しい英語
博士課程当時。自分のポスターセッションを乏しい英語
力を振り絞って懸命に説明?している筆者(右)。
力を振り絞って懸命に説明?している筆者(右)。
だ時間がかかりそうである。O
だ時間がかかりそうである
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一28一
林 姿 君
(日本社会文化専攻)
昔のように、親戚や知り合いの家に下宿することでは
なく、いまの時代でただ借り側と貸し側との契約行為
だけでなぜ借り側のほうから‘お礼’というお金を払
わなければならないのだ。それはとても不思議に思う。
とりあえず住むことは一段落がついた。学校の生活も
ひとつの戦い。先生や研究室の友達とどうやって付き
合っていくか、授業でみんな言葉遣いやしゃべりの早
「この街で、自分を再生させることができるだろうか。自分の中にルネ
さやイントネーションなどもそれぞれ違うので、かな
ッサンスを興すことができるだろうか。」一『冷静と情熱のあいだ』より
り大変だった。自分の生活のテンポがどうしてもうま
くつかめず、結局ろくな勉強もできなかったし、思い
人生は一一連の旅であり、路上で進んだり止まったり
つきり遊ぶこともできなかった。さまざまな壁が立ち
し、模索しながら進んでいく。
はだかり、さまざまな困難とぶつかり合う。ときには
幼い頃から私はずっとどこか完全に違うところへ行
自己嫌悪に陥ったこともある。しかしそれこそが、刺
きたいという意思が強かった。だれも私のことを知ら
激となり、どんどんインスピレーションが湧いてくる。
ないところへ。自分を未知の世界に置いて、なにか面
もし、旅は!つの豊富な探検であれば、そのなかにた
白い発見や可能性が出てくると信じているのだ。大学
だ楽しい、美しいことが入っているだけではなく、苦
卒業間近な頃、今までの生活から抜け出したいという
しい、悲しい部分も含まれているべきだ。あらゆる体
思いが溢れてきた。かといって今までの生活が無色無
験でその旅が成り立つのだ。
味だったわけではなく、ただ別の空間に飛び込みたい
留学ということで異なる文化と接触でき、異なる言
という気持ちで私の中はいっぱいになり、そして留学
葉を使い、異なる思考も出てくる。特に人々との触れ
への道を決めた。
合いはいつも思いもよらない、面白い考えを生み出す。
もちろん最初はそんなに順調なことばかりではなか
混合的、交合的、そして、美学的。
った。大学の申請や奨学金の試験など、さまざまな準
「夢のない人生なんて味のなくなったチューインガ
備をしなくてはならないし、申請の結果などもいつも
ムみたいなもんだもんね!」‘いつもふたりで’のド
心の中で引っ掛かっていた。不安いっぱいで落ち着か
ラマの中で主人公のみずほはそう言っていた。確かに、
ない日々を送り続けた。ときには、やめようという考
留学することは「夢」を与えてくれた。現実のように、
えも思い浮かんできたけれど、自分はその境界線を乗
い聞かせていた。
夢のように。夢は現実
の対極ではなく、その
一部として存在してい
ようやく口本へ留学することが決定した。
る。
日本に着いた。ひとつ違う土地に着いたとたん、私
「ここに来てよかっ
は自由の息を匂った。これから新しい生活の始まりと
た!」、といつも自分の
同時に、異郷での生活の戦いも目の前で展開していく。
なかで叫んでいる。こ
まずは、部屋探しに本当に苦労した。毎日朝晩町中の
の旅路は一番の重荷な
不動産屋を同り続け、1軒1軒の部屋を見回した。東
のかもしれないが、そ
京の家賃は驚くほど高い。1ヶ月の仲介料と2ヶ月ず
れと同時に1つの充実
り越えないと違う風景が見えない、と自分に絶えず言
つの敷金と礼金は学生の私にとっては莫大な金額だ。
した生活の象徴でもあ
日本の礼金を払うというシステムはどうもおかしい。
る。
一29一
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大学院データブック
平 成 14年 度
「学会報告」支援事業一覧
平成14年度 「学会報告」支援事業一覧
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学年
学 会 に 関 す る 事 項
学
会に関する事.項
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中 請 者
申 請 者
瓦示題
目
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番号
バ
一
号
支援総件数 40件 支給総額1,510,725円
支援総件数 4
0件
支給総額 1
,
5
1
0,
7
2
5円
開催地
専攻│
名前
│世話人教官
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学会の名称
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間 間
開催地
開催期間
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明治期の日独交流におけるドイツプロ
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日独文化協定締結過程(1938)の謎
ナチスドイツのム種政策の観点から
第104回日本社会分
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西口本独文学会
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日本昆虫学会第62回
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平成14年度 修士論文題目一覧
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モ識のズレを中心に一
三島由紀夫における「転身」の問題一r禁色』を中心に一
宦@ 核 淑
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集団座礁したカズハゴンドウに関するDNA解析
「オノマトペ+する・つく」複合動詞の研究
日本語における「断り」可否の要因とその方略について
日本語の接尾辞「的」について一使用実態調査と言語意識調査から一
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五オ シマ ケン ン
蛛@ 嶋 健 司
弥生時代北部九州におけるガラス製品の性格
オオ シマ ヤス ヒロ
Ageneric taxonomy of the subtribe Neptina(Lepidoptera,Nymphalidae) ミスジチョウ亜族の属に関する分
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゙学的研究
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ドイツにおける脱原子力合意に至るまでの歴史的展開のプロセス
E原子力合意(独)の政治決定をめぐる交渉過程一
歴史情報への調査・研究支援のためのWebGISに関する研究
怐@ 嶋 文 章
カキ ザキ カオル
ホ花 崎 薫
カワ ナミ ノリ コ
?@ 浪 紀 子
キン テイ ジツ
古人骨を用いたDNA分析法
在「間島」朝鮮族の日本語教育一1907年∼1931年の「満州事変」を中心に
焉@ 誕 実
サ サ キ キ ミ ヨ
イ々木喜美代
ン カ
共創のコミュニティ∼福岡市における都心コミュニティの可能性∼
佐藤春夫と中国一「アジアの子」を中心に
i 可
ショウ イク ホウ
日本のテレビドラマの中国における流行:一ドラマを通じて形成された日本人女性像の変化を中心に一
ナ 硫 芳
シン コウ
アヘン戦争敗北の再認識一下関「擁夷」戦前後の日本と比べながら
セ 浩
ジョン ボン ホ
都市空間に染み入るセクシュアリティー‘キャナルシティ博多’とその周辺を中心として一
c 奉 昊
スナイダー トモミ
Xナイダー ともみ
ジャマイカン・クレオールにおける格体系の研究
ツ 佳 霊
ライトノベル文化研究
@ヤングアダルト文庫の周辺状況について一
マンガにおけるオノマトペ
@絵に関する情報を提供するオノマトペを中心に一
ツチ ヤ トシ ヒロ
Taxonomy of the Genus 1κ’α∫HUbner(Lepidoptera, Pieridae)
タマ ガワ ヒロ アキ
ハ 川 博 章
チン ジャウン
縺@ 谷 俊 弘
ト イク
m .霊
フカ ガワ ヤス ト
中国人学習者における日本語の文末イントネーション
アマチュアミュージシャンの戦術一新しい音楽文化生産についての事例研究一
[ 川 泰 斗
マエ ダ カ ナ
文脈指示の「こ」 「そ」の選択要因一いわゆる「強調」の「こ」の使用動機一
O 田 佳 奈
モー モー アウン
ミャンマー語と日本語の格助詞の機能の対照研究一日本語の「に」を中心に一
a[ モー アウン
モニカ ダニエラ ハムチ.1ソク
cjカ D. ハムチュック
ヤマ ジ ナ オ コ
日本語の擬態語・擬音語,ルーマニア語と対照研究
日本語の談話における「ほめ」の機能一小説中の談話における「ほめ」の観察から
R 路 奈保子
ヨウ エン レイ
ュ 艶 玲
式コ ヤマ タカシ
ヲ格名詞句を伴う自動詞構文の成立条件
人性学としての優生学一近代日本の人種・国民・階級と生命科学
。 山 尊
キン エイ キ
焉@ 英 姫
トヨ ハラ アキラ
L 原 彰
不純物をドープした石英の合成とそのX−ray,ESR特性
日本の宇宙開発に関する改革構想
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大学院データブック
I
(国際社会文化専攻)
(国際社会文化専攻)
一一寸
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修士論文題目
氏 名
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一言語の問題を子がかりとして
工
ン ゲ ル ベ ル ト ・ ケ ン ペ ル ( l651-1716)資 料 に 見 ら れ る 「 神 道 J 研 究 に つ い て
エンゲルベルト・ケンペル(1651−1716)資料に見られる「神道」研究について
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分析視角の整理とその「アメリカ性」についての考察一
@分析視角の整理とその「アメリカ性」についての考察一
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Dickensの英語における形容詞・副詞の比較変化
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球環境政治における「市」の影響力に関する考察
地球環境ファシリティをめぐる南北対立を事例として
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ルダー『魂の変転について』における魂の変転の問題
ヘルダー『魂の変転について』における魂の変転の問題
世紀ドイツ思想のなかで
@18世紀ドイツ思想のなかで一
「植民地」朝鮮政策の可視化と揺動一李太王及び印判の国葬にみる「植民地」朝鮮政策一
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植民地」朝鮮政策の可制化と揺動
李太王及び李王の国葬にみる「植民地」朝鮮政策
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オキナワン・フェスティバルを通してみたオキナワンとしてのアイデンティティ
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Wilhelm Busch(1832−1908)のコマ漫画にみられる記号表現
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パ ス ト ン 末 書 簡 集 ( 1425- lS20) j ] に お け る 非 人 称 構 文
『パストン家書簡集(1425−1520)』における非人称構文
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ニア半乾燥地における造
j 林樹木の通水コンダクタンスに問する研究
ケニア半乾燥地における造林樹木の通水コンダクタンスに関する研究
入門期の韓国語学習における教育語彙の選定に関する基礎的研究一日本語母語話者の若者を対象として一
入
門 期 の 韓 国 語 学 習 に お lTる 教 育 語 葉 の 選 定 に 関 す る 基 礎 的 研 究
一 日 本 語 母 語 話 者 の 若 者 ,を 対 象 と し て 一
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ル ボ シ ヒ ラ タ ヤ ド リ パ エ (双旭日:ヤドリパ工科)の生態学的研究
マルボシヒラタヤドリバエ(双翅目1ヤドリバエ科)の生態学的研究
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Acompamtive study of complete wceding and slとしsh wecding methods on the physid(、gicとthLnd rく)ot devcl(、pment
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江戸時代の文人煎茶一目茶翁を中心に
江
戸時代の文人煎茶
一売茶翁を中心に
粘土鉱物に記録されたモンスーン変動の研究
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ト マ ン ズ 盆 地 堆 積 物 の1
カトマンズ盆地堆積物の粘土鉱物に記録されたモンスーン変動の研究
「
中 間 人 物 を 描 け 」 論 批判 と そ の 後 の 文 学
「中間人物を描け」論批判とその後の文学
戦目
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J朝 鮮 に お け る 日 本 語 新 聞
戦前朝鮮における日本語新聞
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d解 析 の 有 効 性
雲母類に対するRietveld解析の有効性
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EM.フォ・一スターにおける女性一対立・変容・融和の構図
名詞・動詞に関するドイツ語化の規則性一斗ーリングリストにおけるインターネット用語について一
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メーリングリストにおけるインターネ、ソト用語について一
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l我 の 問 題
「意識の流れ」の小説を中心に
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二
平成14年度 課程博士一覧
学位記 博士の専攻
氏
番号分野の名称.
比文博甲 比較社会
第39号 文 化
名
、ナ カタ
アキラ
芸 像
朗
専
ヨτ「一 博 士 論 文 名
日本社会
発展途上国における持続可能な農村地域開発手法の確立に
文化専攻
する研究
一参加型開発手法による地域住民の問題解決・資源管理開
能力の向上一
比文博甲
†オキド
第40号
第41号
比較社会
文 化
第42号.文 化
第43号
国際社会
Revision of the ant gcnusル砂ηη6d’副衣)m Asia(Hymenoptera;Folmicidae
文化専:攻
アジア地域におけるカドブシアリ属の分類学的再検討
(膜翅目;アリ科)
比文博甲 比較社会
比文博甲
博 文
比較社会
文 化
比文博甲 理 学
第44号
比文博甲理学
第45号
表
比文博甲
ヒロ フミ
大:城戸
カシ シ
ノフラ
寛 司
1シ 八つ
ヒロ ミチ
与 原
弘 道
ジュンで弄ロウ
ノジ タ
土 田
淳…郎
入ギ モト
ミ カ
ス4 フト
r +←
杉 本 美 ee
日本社会
文化専攻
ベトナム古代考占学の研究
一仏領インドシナ時代におけるドン’ノン文化/漢文化調査
料の復元的考察一
日本社会
中世文書の伝来過程の史料学的研究
文化特攻
日本社会
古墳時代開始期における銅鏡の研究
文化.専攻
国際社会
文化専攻
Comparative morphology and ethQlogy of the four grades ill the fam
ヤ ゴ マサ ヤ 国際社会
矢 後 勝 也 文化専攻
シジミチョウ科の幼虫の形態学および系統学
(鱗翅目:アゲハチョウ上科)
比文博甲理学
第46号
ナ ヨウ シコ ン
デン
張 春
田
ar1
Zhang Chuntian
国際社会
文化専攻
Systematic Study of the tribe Dexiini of East Asia and the Oriental
Regior1 (Diptera:Tachinidae)
東アジアと東洋区域におけるアシナガヤドリバエ族の系統分
類学的研究(双翅目:ヤドリバエ科)
・良
キ木
比文博甲埋学
f
ウ
ン コ
第47号
子
比文博甲
1カラン
国際社会
文化厚攻
Reproductive stratcgy of B6∬01フαr‘〃1810(Meigen)
国際社会
文化専攻
Studics on the effccts of compost application on the soil CO2 and O2
(Diptcra:Tachinidae)
ムラタヒゲナガハリバエ旋∬αραπ1〃81‘∼(Meige11)
(双翅目:ヤドリバエ科)の繁殖戦略
ulacan
第48号
1evels and on the trce growth
土壌のCO2および02濃度と樹木の生育に及ぼす堆肥施用の影響
に関する研究
マ日月
サ券
比文博甲 比較社会
第50号 文 化
ワー
カり
じ与
比文博甲 比較社会
第49号 文 化
ヒロ
広
日本社会
情報化社会の自動車流通システム
文化厚攻
一1・ 9ジマ チ カ.日本社会
北 島 千 佳 文化専攻
Community’s Coping Mechanisms for Crisis. Management with
Refercnce to Social Capability for Sustainable Development
−Case Study of the Commuiiity−based HIVIAIDS Orphan Care in
Zimbabwe 一
コミュニティーの危機管理対応メカニズムに見る持続的発展
のための社会的能力に関する研究
一ジンバブエにおけるHIV/AIDS孤児のコミュニティー・
ケアの事例一
平成14年度 論文博士一覧
学位記
博士の専攻
ヤ 号
ェ野の名称
比文博乙
比較社会
謔S号
カ 化
比文博乙
比較社会
謔T 号
カ 化
氏 名
ゴ 1・ウ ヨシ ヒロ
縺@藤 嘉 宏
現 職
図書館情
中井旺一におけるメディウム
蛛@ 学
@中井の二つの媒介概念と
山口大学
包抵伝説の形成と展開
赴ウ授
ア ベ ヤ ス キ
「 部 泰 記
博 、士
ウ 授
論 文
名
資料、官庁資料、本、図書館
.」
一 33 一
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