Comments
Description
Transcript
資料3 委員提案事業計画案
資料3 マンガ・アニメを活用したまちづくり構想見直し検討委員提案事業計画案 Vision No. ポイント 事業内容 効果 1 新潟市マンガ・アニメ情報館は「ミュージアム」というより「ギャラリー」であり,特別展は特定の作品・作家のファンじゃなければ楽しみづら 複数の分野にまたがる展示会や人間生活をテーマにした展示会を組むことで,利用者層の拡大を図ることができる。さらに,施設の観 一般市民への関心拡大、 いのが現状。施設の機能拡大を図り,特別展の内容を,学者をはじめ,メディア,デザイン,歴史など様々な分野に関心のある人に評価 光資源としての価値向上,日本文化に関心ある人々の間での知名度向上も期待される。 (誘客の促進) されるような内容にしていく。(例:京都マンガミュージアムの「戦争と平和展」) 2 一般市民への関心拡大, マンガ・アニメ情報館に関わる,条例等の見直し (誘客の促進) 土・日・祝日,小中学生無料施策に対し,料金徴収形態が,一般・中高校生・小学生となっている等の不具合を改善することにより,より 来館者増を見込むことが可能となる。 3 一般市民への関心拡大 学校や市民団体と連携し,生徒や一般市民の作品展を美術館やマンガにまつわる施設で行うための環境づくりに取り組む マンガ・アニメに対する関心を高め,創造活動および文化的浸透を図る。 4 一般市民への関心拡大 マンガ・アニメをメディア媒体として捉えた鑑賞論の講座を設け,意識向上や話題づくりに力を入れる。(例:マンガ・アニメにおける身体 表現など) マンガ・アニメに対する関心・理解度,問題意識などを高める。 次世代の育成, 次世代の育成 5 (イメージの発信) にいがたマンガ大賞を充分に補助し,応募作品数の増加を目指すだけでなく,ジャンルの多角化を促せるように取り組む まちづくりの目的の一つは地域における単純な消費的娯楽に対し,創造的娯楽の割合を最大化することにより,重層的な人間関係を生 み出し,地域の文化的荒廃化を防ぐことにあると考える。マンガ大賞を拡大することで,より多くの市民に発表の場を提供し,交流と創造 活動のきっかけを作ることが期待される。広域募集も可能になれば,「新潟=マンガ」という認識も広がる。また,マンガは媒体であって ジャンルではない。一部ジャンル部門を設置することで「オタク文化」の型にはまらないマンガづくりを促すことにより,マンガのアピール を広げる余地があると思われる。 6 次世代の育成 デジタルがどんどん介入してきているので,パソコンで漫画を描きたい!色を塗りたい!という小中学生はいると思う。だが初期投資が かかるので,個人では取り掛かるのが難しい。そういった子達に何か支援ができないか。体験でも良い。マンガの家でPCで絵を描く講座 場所を問わないので,PCで漫画を描く若者は上京する必要がない。(アシスタントの場合も)人材減少の食い止めにならないか。 を実施しているそうで,とてもいい講座だと思う。さらなる充実を期待。 アーカイブ化の促進、 7 (イメージの発信) マンガ・アニメに関するアーカイブ活動の促進。 「がたふぇす」等の催事に加えて,文化財としてのマンガ・アニメ資料の収集・保存・整理を継続的に行う。 アーカイブ活動に関して,「マンガ・アニメ情報館」「マンガの家」を中心にした新潟市美術館,新津美術館とのさらなる協力関係を構築す る。 また,JAM日本アニメ・マンガ専門学校,新潟大学をはじめ市内の研究・教育機関と連携を強化し,「日本で一番マンガ・アニメの資料に 触れられ,学ぶことができる」新潟市を発信する。 ・マンガ・アニメ文化の保全を前面に出すことで,新潟市のブランドづくりに貢献することができる。 ・日本国内及び世界における研究者・批評家のうちに,新潟市の評判を高めることができる。 ・日本国内及び国外からの学生を集めることができる。 ・交流人口・定住人口拡大の契機をつくることができる。 マンガ・アニメ原画の収蔵・電子化 マンガ・アニメは今後美術的価値を高めていく。これを収蔵・展示することにより新潟市に新たな観光資源をもたらす。 Ⅰ 8 アーカイブ化の促進、 (イメージの発信) 9 アーカイブ化の促進 Ⅱ 線画をアナログで描く作家は執筆後線画を書いた原稿(スクリーントーンが貼られていない状態の原稿。)の処理に困っている。捨てられ ずに保存しているものと思われるが,この原稿を活用できないか。 10 産業の活性化、 (定住の促進) アニメプロダクション誘致における補助金制度の見直し・検討 ■現状/①家賃補助(中心市街地は1/2以内,その他市域は1/3以内) ②雇用促進補助金(新規常用雇用者1名につき25万円=1か月あたり約2万1千円) ■変更案/①家賃補助=現状通り・・・首都圏と比較すると,そもそも家賃相場が低いためこの制度だけでは魅力(新潟に進出する理 由)が乏しい ②雇用促進補助金は該当しない・・・アニメ業界の特性として業務委託契約(非雇用)が通例のため,当制度は魅力ナシ。 新潟へ進出する経済的魅力をアップすることで,誘致しやすくなり,雇用の場が拡大。また,市民への啓発活動開催が次の世代を育成 ③設備工事費・制作関連機器購入費の補助・・・アニメ制作もデジタル化が進行。ネット環境なり,PC及びソフトの導入で費用がかさむた する礎となる(アニメ制作を身近に感じる場がなければ,その職業に就こうとする意欲・魅力に結びつかない)。 め,その費用を補助することは有効(補助金の上限をどこに定めるかによるが)。 ■アニメプロダクションへの協力案件の提示 費用面の補助をする代償として,市民への啓発活動協力(小・中学生等へのアニメ制作講座等実施時の講師の派遣等) 上記講座実施を前提とした場合,アニメプロダクションの設置場所として,「廃校となった小・中学校」の検討もアリではないだろうか。学 校であれば教室数も相当あり,1社のみならず複数のプロダクションを入居させることも可能。また,啓発の一つとなる「アニメ製作体験」 の教室も確保でき,効率的。 11 産業の活性化、 (定住の促進) アニメーションやゲーム制作会社が新潟に事業拠点を設置しやすくするための初期費用・運営費用に必要な支援を実施する。 アニメーションやゲーム制作は,労働集約性の高い業種のため,新潟地域に数多く立地することで地域への経済効果が高くなる。 12 産業の活性化、 (定住の促進) アニメーション制作スタジオの積極的誘致 新潟出身のアニメーターにとって,自宅から職場に通える環境は特に新人アニメーターにとって働きやすい環境になる。雇用創生にもつ ながり,産学官民の様々な事業コラボも容易になる。 13 産業構造の拡大, (イメージの発信) 行政,民間のアニメ・マンガの活用を増やす 新潟ってアニメ・マンガの街なんだ・・・というイメージアップ 産業構造の拡大、 (イメージの発信) 新潟市を題材にした作品「アニメやゲーム」に対する費用面の補助制度確立 ①新潟市を題材にした作品が人気を博し,登場場所を観に来るという所謂「聖地巡礼」化するには,本来であれば地元にある制作会社 がプロデュースし,製作に携わるのが適切ではあろうが,その力を有するには何年必要なのか計り知れない。 ・新潟市を売り込むチャンス(アニメやゲームに登場する機会創出)の増大=インバウンドの推進。 ②その打開策として,新潟市を題材にした作品に対する経済的補助(とはいえ,言葉は悪いが博打であることには変わりないので,そこ ・アニメやゲーム制作に力を置くコンテンツバックアップ姿勢を全国・世界へ意識付け。 に税金を投入するには種々障害を排除する必要性はでてくるが)及びロケハン協力(映画のロケ援助組織である新潟県フィルムコミッ ・力のある制作プロダクション,プロデューサー等が関心を寄せ,制作実現。この循環が新たなプロダクション誘致へと繋がる。 ション,新潟ロケーションネットワークとの連携)等での後方支援策を打ち出す積極的な攻めの姿勢が重要ではないだろうか。 ③これらの発展形が京都CMEXという組織。 14 Vision No. ポイント 産業構造の拡大, 15 (誘客の促進) 16 産業構造の拡大 17 産業構造の拡大 企業との連携 ・人気マンガキャラクターのロボット制作 ・AR技術を活用した人気キャラクターのバーチャル撮影スポットの設置 ・ホテルと連携し人気マンガをコンセプトにしたルーム提供やロビー展示 ・「くまもん」の様な著作権フリーの「ゆるキャラ」マンガの制作と企業の商品パッケージ等での活用推奨 効果 ・人気マンガキャラクターのロボットといことで全国的に注目を集めるとともに,新潟の中小企業の技術力をアピールできる。 ・「ポケモンGo」のように注目を集められればベターであるが,ファンを中心にインバウンドや国内旅行社の誘因ツールとなり,また,企業 のAR技術の向上が図られる。 ・口コミのホテル・宿泊場所からが多く,利用者からの情報発信による誘客促進に期待が持てる。 ・企業の販売促進や増収増益,ひいては地域内経済循環の促進につながる可能性がある。 アニメ・マンガ(キャラクター)を利用したコラボ商品,もしくはプロモーションに関して,モデル事業として,1事案をバックアップして実現す る。 →商店・企業の希望を募る,推薦する+がたふぇす等で御縁のある出版社等へのご助力を願い,企画商品を制作,きっかけが必要であ ればがたふぇすで販売する等(一過性のイベント商品でない方がよいと思われますが) ・アニメ・マンガを利用した「販促」「商品開発」の有用性を地元企業に認識してもらう。 ※プロモーターというのか,コーディネータを置く必要はあると思います。 ・希望した場合の,具体的な手順,窓口等が整理されることで,実際に取り組んでもらう。 ※費用負担に関しても,補助金を出せるのが理想。 →地元企業の売上アップから,地域活性化につながる。 →ビジネススキームをまとめ,次段階として,今後,商店・企業がコラボ商品を希望した場合,具体的にどこに依頼・相談すればよいの か,どのような手順になるかを,案内できるようリーフレット等にまとめる。さらに言うなら,継続的な「相談・受付窓口」を設置できると良 い 市内事業者などがマンガなどの手法を活用したプロモーションツールを開発する際,コンテンツの制作費および,プロモーションツールの これまでコンテンツをビジネスに活用した経験のない市内事業者などに活用機会を提供することで,コンテンツをプロモーションや版権ビ 制作費いずれもの資金的・人的支援を実施する。 ジネスなどに活かすノウハウの習得を目指す。 18 産業構造の拡大 市内事業者や経済団体などが,ゲームやVRなどを用いた自社,あるいは地域のプロモーションを行うための資金的・人的支援を実施す これまでコンテンツをビジネスに活用した経験のない市内事業者などに活用機会を提供することで,コンテンツをプロモーションや版権ビ る。 ジネスなどに活かすノウハウの習得を目指す。 19 産業構造の拡大 地域発コンテンツビジネスの資金的・人的ネットワークの拠点として設置,コンテンツを文化面だけでなくビジネス・産業へと拡大するた め,(仮称案)新潟C-BIPO(一般社団法人新潟コンテンツビジネス&産業プロモーション機構)を設置する。 コンテンツを活かしたマクロマーケティングにより,新潟GDPを増加 20 産業構造の拡大 新潟版「京都CMEX」の設立 様々な文化事業を包括的に支援する組織を構築することにより,より効率的な文化事業展開が可能となる。 ・クリエーターや若者の社会的流失防止や流入に繋がり,ソフト開発が成功を納めれば雇用の創出に繋がる。 ・幼少期から才能を開花させることができ,国内外で活躍できる人材を育むことができる。 ・将来的にマンガ及びマンガ家が成功することで「新潟=マンガの街」というイメージを植え付けることができ,原画などは財産となり,当 該マンガの活用等で誘客促進が図られる。 Ⅱ 21 クリエーターの支援, (定住の促進), (次世代の育成), (イメージの発信) 若手マンガ家やクリエーターの育成 ・制作のための最新機器を設置したクリエーター養成施設の開設・拠点化 ・ダンスのほかに,マンガを小・中学校の総合学習等での選択科目としての取り込み ・マンガの発表や売り込み機会の支援 市報での4コマ漫画の導入 新人マンガ家のコミック・電子冊子発刊に対する支援 編集者とのマッチング機会のサポート 東京等への売り込みにおける交通費等の補助 22 クリエーターの支援 クリエーターの支援, (定住の促進) 制作インキュベーション施設をつくる 制作環境が良いということで,クリエーターが集まる 23 クリエーターの支援, (定住の促進) オリジナルマンガ本の発行 発表する場の提供でクリエーターが集まる 24 クリエーターの支援, (定住の促進) 展示会に関して,デジタル原稿の漫画家さんだと紙での展示は難しいと思いますが,そういった漫画家さんについてはファイルのレイ ヤー構成をのぞけたら勉強になり,面白いだろう。 場所を問わないので,PCで漫画を描く若者は上京する必要がない。(アシスタントの場合も)人材減少の食い止めにならないか。 25 誘客の促進, 海外ネットで話題になるような流通性の高い特別イベントを企画する(例:人気アニメに出てくる食べ物を高完成度で再現するイベント・カ SNSやブログを活用したプロモーションは体験者による一次的発信でなく,体験してもいないのにシェア・普及したいと思う二次発信者の (一般市民への関心拡大) フェ) 有無が圧倒的に重要。他には体験できない,流通性の高い特別イベントを企画することで,国際的知名度の向上を図ることができる。 中国を中心としたアジアのコスプレイヤーを対象としたインバウンドツアーの実施 名古屋で毎年開催されている世界コスプレサミットには,30カ国のコスプレイヤーが参加し,海外暖にとって聖地のようになっているが, ガタケットコスプレパークやイベント(ガタケットやがたふぇす等)と連動することで,アジアの新たな聖地として誘客出来るのではないか。 新潟マンガのブランディングとまちづくり ・人気マンガの多言語化とポータルサイトの開設によるグローバル発信 人気マンガの多言語化とポータルサイトの開設によるグローバル発信 ・これまでの新潟出身マンガ家の人気マンガのアーカイブスと,著作権フリーor使用料等についてのデータベース化 ・小林まこと氏(新潟市出身)に着目し,「What’s Michael,What's niigata」をキャッチコピーで訴求。観光循環バス1台だけでなく,路線バ スでも「Michaelバス」の形状で走らせ「Michael」の表示があるところは「Wi-Fi Free」として同一化を図り,情報の拠点的イメージを植え付 け,積極的な情報発信を促す。 ・インバウンドや国内外からの誘客促進に繋がる。 ・マンガを商業ベースでやり取りする場合に,すぐに取り出せて活用できるバックデータとなり,また新潟がマンガのまちであるというバッ クボーンとなる。 ・小林まこと氏は40年近く第一線で活躍している新潟市出身のマンガ家で,「What's Michael」は全国的に知られており,老若男女に愛さ れるカワイイキャラクターである。現在猫ブームということもあるが,「What's Michael」と志民委員会が推進する「What's Michael」を掛け 合わせて訴求すれば,注目を集めると考え,また同時に「Wi-Fi Free」と同一化して認識してもらうことで,市民・来街者等において,「新 潟からの情報発信」という意識啓発が図られる。 28 イメージの発信 街中にアニメ・マンガがある 新潟ってアニメ・マンガの街なんだ・・・というイメージアップ 29 イメージの発信 まんがを活用した医療福祉関連との連携 まんが画材を使ったリハビリをする。子どもから大人まで,作品を創り実際に新潟市のイベント等でできれば販売。売上金は,また医療 福祉ないで循環できれば。 漫画やアニメはエンターテイメント性がとても強いが,アニマルセラピーのようにメンタルケアにも活用できるのではないかと思う。 本当の意味でのアニメ・まんがのまちづくり構想の最終目標にでもなれば。 26 誘客の促進 Ⅲ 事業内容 27 イメージの発信 (誘客の促進)