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学院web新聞 第5号 - 学校法人 帝塚山学院

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学院web新聞 第5号 - 学校法人 帝塚山学院
2003 年(平成 15 年)11 月
(1)
第5号(�2003・11�)
帝塚山学院
学院 web 新聞
編集・発行 帝塚山学院
大阪市住吉区帝塚山中 3-10-51
電話 06-6672-1954
FAX 06-6672-1386
学 院 ト ピ ッ ク ス
第36回葡萄祭 (大学)
今年の葡萄祭は、いつにもまして
私にとって、最後の葡萄祭がこんなにも素晴らしいも
壮大なものとなりました。私や、葡
のになったことで、悔いなく後輩に実行委員長を引き継
萄祭経験者たちだけの力だけでは、
いでもらうことが出来ます。
ここまで出来なかったでしょう。葡
来年も、よりよい葡萄祭になることを願っています。
萄祭を成功に導いたのは、実行委員
皆様、どうか暖かい目で見守り続けてください。
の人数が多いにも関らず、結束力が
本当にありがとうございました。
強く、最後まで一丸となって取り組むことができたから
( 葡萄祭実行委員長 伊中 綾 )
です。
また、葡萄祭に来てくださった方々にも深く感謝して
■ 学生諸君が底力を発揮した葡萄祭
います。至らない点も多数あったと思いますが、大きな
第36回葡萄祭が、10月18日・19日に帝塚山学
問題もなく喜んでいただけて、大変嬉しく思います。
院大学の狭山キャンパスで行われました。帝塚山学院大
(2)
学の伝統があって、学生と教職員の協力と地元の市民の
世界的な問題に関係していることを知りました。消費は
皆さんの参加・協力のもと、気品あるなごやかな学園祭
皆がすることです。だから、多くの皆さんにも消費の重
となりました。開催まで夏休み返上で頑張ってくれた学
要性に気づいてもらい、またフェアトレードというもの
生会実行委員会の皆さんに、先ずお礼を申しあげたいと
を知ってもらいたくて、今回の活動を始めました。おか
思います。両日とも天候に恵まれ、大勢のお客様を迎え
げさまで、葡萄祭でのフェアトレード商品販売はとても
て大成功でした。ゲストには海原やすよ・ともこさんを
意義深いものになりました。
はじめとする吉本新喜劇の方々、ロック歌手の相川七瀬
また葡萄祭終了後も、大学のご配慮により大学内購買
さんを迎えて盛況でした。
部において、常設でフェアトレード商品の委託販売を行
わたくしが、何よりも嬉しく感じたのは、他大学では、
うことになりました。フェアトレードの存在をひとりで
年々学生会やクラブ活動への参加者が減少していく中に
も多くの人に知ってもらい、身近な買い物が世界とつな
あって、今年も我が帝塚山学院大学学生諸君が底力を発
がっているのだということを意識することで、楽しい買
揮してくれたことです。今年から男子学生を迎えました
い物によって、国際協力ができるということを知ってい
が、男子学生もこの葡萄祭によくとけこんで参加してく
ただけたらと考えています。
れました。実行委員56名男子学生5名の参加もあり、
このお店の名前は、生産者と消費者をつなぐという意
各クラブ・サークルにおいても男女が一致協力してくれ
味と「“ゆ”っくり、“い”きる」という言葉から「結」
ました。確実に新しい帝塚山学院大学の校風が出来つつ
にしました。
あります。
今現在は、大学関係者以外の方々は商品を購入するこ
帝塚山学院大学の良き伝統と新しい学生の力が発揮さ
とはできないのですが、まずはじっくり学内の方々に、
れた第36回葡萄祭であったと思います。
フェアトレードに関係する情報を提供していきたいと
( 大学 学生部長 森田 恭二 )
思っています。
( 大学文学部 国際文化学科 4回生 三原 美保 )
■ 葡萄祭でフェアトレード開催!
■ 学生の模擬店とはひと味違うスコーンと紅茶のお店
大学同窓会が葡
萄祭に『スコーンと
紅茶のお店』を出店
して今回で3度目に
なります。葡萄祭に
お越しのお客様は勿
論、在学生や同窓生
の方々、先生方が集
い、ご一緒にゆっく
り過ごしていただける場所を、との思いで、葡萄祭に参
加協力させていただき、今では同窓会の恒例の行事とし
10月18・19日に本学で行われた葡萄祭のフリー
て定着してまいりました。
マーケットでフェアトレード商品の販売をしました。
大学のご好意により毎回「カフェテリア・アンシャン
私たち日本人が日常生活で消費している商品の多く
テ」を使わせていただいております。可憐なお花で彩り
は、海外で採取されたり生産されたものです。つまり、
を添え、温かい雰囲気作りに工夫を凝らし、学生さんの
日本人の消費は世界に大きな影響を与えるのです。商
模擬店とはひと味違ったおしゃれなお店にしました。
品にどのような背景があるのかを考えて消費しています
今年も役員総出で美味しいスコーンを手作りし、温か
か?フェアトレードとは、買い物を通じて貧困や環境破
いお紅茶と共に召し上がっていただきました。来年は、
壊という問題を解決することに参加しようと呼びかける
ぜひ葡萄祭にお越しいただき、同窓会の『スコーンと紅
活動です。
茶のお店』にお立ち寄りください。
私たちはフェアトレードを通じて、消費というものが
( 大学同窓会 山田 昌子 )
(3)
各 校 だ よ り
ました。親子のふれあいを大切にしながら、めいいっぱ
幼稚園
い楽しんだ秋の一日でした。
■ どんぐりがいっぱいの遠足(園外保育)
( 幼稚園 教諭 矢島 多恵 )
■ 幼稚園中を海にしよう(保育参観)
10月17日万博公園に遠足に行ってきました。この
季節はお花がとってもきれいに咲いていました。またど
11月8日(土)今年度2回目の保育参観を実施しま
んぐりもたくさん落ちていて、子ども達は、
「せんせい、
した。今回のテーマは「海」。幼稚園中を海にしようと
どんぐりのじゅうたんみたいね!」って大喜びしていま
いう計画で、約半年かけて制作を進めました。
した。木々の葉っぱも色づき始め、その下で頂くお弁当
はじめに、「海の中ってどんな世界だろう?」という
もまた格別のお味でした。お土産に持って帰ったどんぐ
ところからスタートしました。いろいろな意見を子ども
りを使ってお家でもお遊びしてくれたことでしょう。楽
たちが出し合い、何を作るのか、どんなお楽しみコーナー
しい遠足、今度は待ちに待った親子遠足です。素敵な一
を作るのか話し合い制作しまた。また、子どもたちのよ
日を過ごしましょうね!
く知っている魚や生き物だけでなく、図鑑などから知ら
( 幼稚園 教諭 池村 貴美子 )
なかった生き物なども知ることが出来たようです。
制作の素材には、主に画用紙やダンボール、カラーポ
■ 収穫を楽しんだ親子遠足
リ袋、アルミホイル、などを利用しました。また、廃品
10月31日(金)
、親子遠足を実施しました。行き
なども利用しましたが、子どもたちにとって、どの素材
先は信貴山のどか村。のどか村では、親子一緒にいろい
に何を利用すればうまく接着できるのか、何を利用すれ
ろな体験をしました。まず、作物の収穫。さつまいも、
ば色が塗れるのかということも経験し習得してくれたこ
水菜、白菜、ブロッコリー、りんご、しいたけ等が収穫
とと思います。そして、子どもたちが制作した作品をあ
できました。中でも、ブロッコリーやしいたけは、食べ
ちらこちらに飾り付けていくと、日に日に変わる幼稚園
る時の姿・形は知っているものの、栽培している時の様
を見て、「わ∼すごい」「キャーッ」と驚く様子を多く見
子は、ほとんど見る機会などないので、子ども達にとっ
受けました。
ては、大変、珍しいものだったようです。しかし、ほと
参観当日は、みんな目をまん丸に開いて、生き生きと
んど見る機会がなくても、たくさんある中から美味しそ
輝いた目で各コーナーを見学していました。みんなが協
うな物を選ぶのは上手なようで、現地の係の方に、誉め
力したり一生懸命に頑張れば、すばらしい結果になるこ
ていただきました。収穫体験の他には、木工教室でレー
とを実体験してくれたことと思います。感動すること、
シングカー作りをしたり、陶芸教室でお皿に絵付けをし
心で物事を受け止めることは、子どもであれ、大人であ
たりもしました。
れとても大切なことと再認識しました。いつまでも、素
帰りのバスでは、お弁当分の荷物が減っても、収穫し
直に感動できる心を持ち続けて欲しく思います。
た野菜類が重く、また、かさばり、嬉しい大荷物となり
( 幼稚園 教諭 田中 幸枝 )
(4)
小学校
■ 児童の日記で見る公開学習
た。
私は、いつも見ているチラシに「8」や 「 9」 と
いう数字が多く使われているとは思いませんでし
た。
チラシもなかなかやりますね・・・。
■ 秋の遠足
10月31日(金)、汗ばむ陽気の中、各学年に分か
れて目的地を目指しました。
● 1年生
わたしたち1ねんせいは、みかんがりにでかけま
した。えきをおりるとすこしずつさかみちになって
いました。とてもたいへんでした。しばらくすすむ
と、こんどはほそい山みちになっていました。みん
なとおはなしをしたり、うたをうたいながらいった
小学校では、10月11日(土)に公開学習を行いま
ので、すぐについたようなきがしました。
した。各クラスの保護者だけではなく、今年度小学校を
みかんえんでは、おじさんがみかんのとりかたを
受験される幼稚園児やその保護者の方々もたくさん来校
おしえてくださいました。みかんはとてもおいしそ
くださいました。
うないろになっていました。一人8こずつみかんを
授業の内容はそれぞれの先生方が研究を重ね、子ども
とりました。
たちだけではなく来校された皆様も興味を引くものばか
そのあとはおべんとうをたべました。山のなかで
り。英会話やパソコンを活用した授業などもありました。
たべるおべんとうやみかんはいつもいじょうにおい
写真は音楽の授業風景で、11月末にある音楽会にむけ
しかったです。
て、子どもたちも一生懸命に練習をしています。
とてもたのしいえんそくになりました。また、い
この公開学習の様子を、児童の日記の中からご紹介致
きたいなあ。
します。
● 2年生
● 3年生
わたしたちは、遠足で南港野鳥園へ行って、色々
今日は、しゅう字とさんすうのさんかんでした。
な鳥を見ました。
しゅう字は、自分の名前をれんしゅうしました。小
南港野鳥園のぼう遠きょうで見ると、すごくよく
ふでは、むずかしくて手がふるえます。さくひんを
分かりました。アオアシシギやセイタカシギもいま
お母さんたちに見せるときドキドキしました。
した。セイタカシギは、足が長くて、少しずつ歩い
さんすうは、
「三角形と四角形」を色いたで作り
ていました。
ました。いろいろな組み合わせがあっておもしろ
わたしたちが行ったときは、鳥が多くないと係の
かったです。
方が言っていました。でも、わたしは、セイタカシ
今日は、日ちょくであいさつとか、朝のおはなし
ギを見ることができてうれしかったです。
などたくさんあったので、いっぱいドキドキしまし
● 5年生
た。
5年生は、須磨浦公園に行きました。行きは旗振
とてもたのしい一日でした。
山の頂上までがんばって登りました。
● 3年生
ぼくは、一番後ろのスタートでしたが、みんな
私たちは、社会のじゅ業をしました。
が遅いのでどんどん抜かしていったら、公園に着い
みんな、一人ずつチラシの発表をしました。
たときには先頭になっていました。みんなは「疲れ
家のチラシだったり、スーパーのチラシだったり、
た・・・」「しんどい∼」
中には友だちどうしで同じチラシを発表する子もい
などと言っていましたが、ぼくはあまり疲れません
ました。
でした。また、途中での見晴らしは最高で海が近く
発表した後、チラシのひみつについて勉強しまし
に見えたり、トンビが飛んでいました。
(5)
須磨浦公園でお母さんの作ってくれたお弁当を食
と誰かがつぶやくのも聞こえる静けさでもあった。
べて、帰りはリフトとロープウェイで下まで降りま
昼食後、若草山から、三月堂⇒二月堂⇒正倉院⇒大仏
した。
池⇒戒壇院⇒南大門のコースを約1時間散策。3時半奈
秋の公園もまだまだ緑に包まれていました。
良公園を出発、4時半過ぎ学院到着後解散した。
素晴らしい天候に恵また充実した秋の遠足であった。
中学校・高等学校
■ 中学2年・秋の遠足
■ 秋晴れの遠足日和 見学・散策に充実の1日
10月30日に行われた中学2年生の秋の遠足は、南
10月30日 ( 木 )、2学期の遠足が行われた。中学1
海高野線の九度山駅で降り、30分ほど静かな山道を歩
年生は法隆寺見学・奈良公園散策を実施した。当日は、
き、丹生川沿いでバーベキューを行いました。
秋晴れのまさに遠足日和に恵まれた。
食材は実に様々で、焼きそば、お好み焼き、ウインナー
8時15分学校集合、8時半バス5台に乗り法隆寺へ。
に始まり、高そうなステーキ、珍しいところでは、マシュ
まず西院伽藍に入場、法隆寺のご本尊を安置する聖なる
マロを焼いて食べていたところもありました。
殿堂の金堂⇒仏教の学問を研鑚したり、法要を行う施設
炭になかなか火がつかず、苦労していた班もありまし
として建立された大講堂⇒釈尊の遺骨を奉安するための
たが、良いお天気のもと、外で食べる食事はおいしく、
ものであり、仏教寺院において最も重要な建物でわが国
みんなとても満足そうな表情でした。
最古の五重塔⇒夢違 ( ゆめちがい ) 観音像・推古天皇御所持
先生方も、安部先生の作られた特製のやきそばをほお
の仏殿と伝える玉虫 ( たまむしの ) 厨子 ( ずし )・蓮池の上に座
ばり、生徒と共に秋の1日を過ごしました。
す金銅阿弥陀 ( あみだ ) 三尊 ( さんぞん ) 像を本尊とする橘 ( た
ちばな )
夫人 ( ぶにんの ) 厨子 ( ずし ) をはじめ百万塔・中国か
ら伝えられた白檀造りの九面 ( くめん ) 観音像・天人 ( てんに
ん)
( 中学校 教諭 川原 秀介 )
の描かれた金銅小壁画など、わが国を代表する宝物類
■ 中学3年・研修旅行
10月30日から一泊二日の日程で、3年生の研修旅
が多数安置されている大宝蔵院を巡り、教科書の写真で
行が岡山県倉敷市で実施された。
は味わえない歴史の重厚さを感じようと堂内の薄暗さに
中学で最後の宿泊旅行となり集団活動を通して、責任
負けじと眼を見開いて見学。
や規律ある行動を養うと共にお互いをよく理解しあい、
続いて、東大門をくぐりぬけ、おみやげもの屋さんを
友情と団結を深めることを目的に有意義な時間を過ごす
見て歩きながら、西暦 601 年に造営された斑鳩宮 ( いかる
ことができた。
跡に、高層・行信 ( ぎょうしん ) 僧都 ( そうず ) が聖徳
爽やかな秋晴れのもと1日目に訪れた倉敷チボリ公園
太子の遺徳を偲んで西暦 739 年に建てられた伽藍「上宮
は、園内に約5万本の木々があり、まるで森の中にいる
王院 ( じょうぐうおういん )」の中心となる建物であった東院伽
ような雰囲気のある公園でした。そして、花壇や噴水な
藍の夢殿へ。
どもあちらこちらにあり、日頃の忙しさを忘れてゆった
このあと、バスで奈良公園へ移動。歴史物見学から散
りと過ごすことができた。また、アトラクション(ジェッ
策へとメニューを移し、まずは若草山で昼食。若草山到
トコースターや急流すべり等)では楽しげに歓声をあげ
着時間が1時を過ぎていたせいもあってか秋晴れの緑鮮
ていた。
やかな若草山斜面は貸切状態、見上げれば鹿ならぬ学院
宿舎の倉敷アイビースクエアは、蔦が色づき落ち着い
中学生のみがモクモクと草ならぬ弁当を食べている情景
た外観だけでなく、ロビーや部屋にも清潔感が感じられ
が印象に残った。
「学校でもこんな感じならいいのに」
好感が持てた。食事も一品ごとのサービスをしてもらい
がのみや )
新しい学びの場が生まれました 帝塚山アカデミア
2年目を迎える「帝塚山アカデミア」
< 講座のご案内 >
は、心豊かに常に向上したいという
英会話1・2、親子英会話、実用書道
学習意欲をサポートする学びの場で
< お問合せ >
す。親子で学べる講座もありますの
法人本部帝塚山アカデミア係
で、お気軽にお問合せ下さい。
Tel:06-6672-1939 / 06-6672-1999
(6)
生徒たちも満足な様子であった。
高円宮杯第55回 全日本英語弁論大阪大会
2日目の大原美術館では美術科より出された課題があ
10月21日(火)
り、各自が気に入った作品の前で熱心にメモを取る姿が
5位(全国大会に出場権を獲得)
[3E 小林 亜由美]
印象的だった。ちょうど、棟方志功生誕百周年記念特別
展が開催されており生徒たちはこちらも熱心に鑑賞して
いた。
● 中学校水泳部
【総合】
第56回 大阪市中学校水泳競技大会(学年別)
倉敷美観地区の自由散策では事前に配られた地図を見
8月12日(火)∼14日(木)
ながら、伝統的な町並みやお土産の購入を楽しんだ。
2年 女子の部 2位、女子 総合の部 6位
今回は自由行動が多く、集合時間に全員集まることが
第50回 大阪市中学校第7ブロック水泳競技大会
出来るかが心配だったが、全日程を通しておおむね守ら
9月14日(日)
れていた。また、誰も病気をすることもなくお互いの親
女子 総合の部 2位
睦を深めることができ、楽しい研修旅行であった。
( 中学校 教諭 砂原 信二 )
【個人】
第56回 大阪市中学校水泳競技大会(学年別)
2年女子 400 mメドレーリレー 2位(5 分 21 秒 98)
■ 中学校 個人、クラブなどの活動報告(9・10月分)
● 中学校陸上部
第6回 大阪私立中学校総合体育大会(陸上競技の部)
9月6日(土)
・7日(日)
・4 × 100 m(リレー)
6位(57 秒 26)
[1C 小猿 規容子、1B 浅雄 里奈、
1C 森田 菜摘美、1C 和多田 成未]
・走り幅跳び 4位(4 m 17)
[1B 浅雄 里奈]
● 中学校ダンス体操部
大阪市中学校秋季総合体育大会(ダンスの部)
9月28日(日)
・創作の部
優秀賞「私の中から生まれる宝石∼真珠の輝き∼」
佳作賞「しゃぼん玉の表情」
・演技の部
優良賞「Genuine Affection」
佳作賞「Shiny ☆ power」
大阪市中学校秋季総合体育大会(新体操の部)
9月28日(日)
総合 3位、種目別(リボン)2位[1C 山西 佑佳]
● 中学校英語弁論、暗唱大会
第24回 関西女子中学校英語暗唱大会
9月20日(土)
佳良賞 [2C 前東 沙苗]
第50回 中学校英語暗唱大会
10月8日(水)
毎日ウィークリー賞 [3E 堀田 香奈]
[2F 日野谷 絢子・2E 初田 千歌・2C 高田 知里・
2B 鰭岡 知美]
2年女子 400 mリレー 3位(4 分 51 秒 35)
[2E 初田 千歌・2B 鰭岡 知美・2F 日野谷 絢子・
2C 高田 知里]
・[3C 田中 千尋]
3年女子 100 m自由形 6位(1 分 09 秒 10)
3年女子 200 m個人メドレー 2位(2 分 51 秒 20)
・[2C 高田 知里]
2年女子 100 m背泳ぎ 4位(1 分 15 秒 81)
・[2E 初田 千歌]
2年女子 100 m平泳ぎ 3位(1 分 29 秒 02)
2年女子 200 m自由形 7位(2 分 37 秒 40)
・[2F 日野谷 絢子]
2年女子 100 m背泳ぎ 7位(1 分 19 秒 42)
・[1C 伊藤 祥子]
1年女子 100 m自由形 2位(1 分 04 秒 53)
1年女子 200 m自由形 2位(2 分 21 秒 83)
私学大会 8月23日(土)
・[3C 田中 千尋]
女子 200 m個人メドレー 3位(2 分 50 秒 96)
・[2C 高田 知里]
女子 100 m背泳ぎ 3位(1 分 17 秒 67)
・[2E 初田 千歌]
女子 100 m平泳ぎ 2位(1 分 27 秒 77)
・[1C 伊藤 祥子]
女子 100 m自由形 優勝(1 分 05 秒 22)
( 中学校 教頭 山下 章 )
(7)
■ 中学校・高等学校PTA主催文化講演会開く
泉ヶ丘中学校・高等学校
■ テニス部活動報告「近畿大会初出場」
10月16日(木)
、住吉校舎多目的ホールにおいて、
帝塚山学院中学校・高等学校PTAが主催するPTA学
芸講演会が開催された。この講演会では、帝塚山学院大
学人間文化学部で教鞭をとっておられるジェフ・バーグ
普通科1年生の辻野 洋平君が8月に行われた近畿大会
ランド教授を講師にお招きし、
「異文化の中の私−特に
の大阪府予選で、清風高校など強豪校の選手を破って大
家族・子育てについて−」というテーマで講演をしてい
阪府の代表選手になりました。(シングルス約 2,000 人
ただいた。
の参加選手中20位)
この日は、ジェフ先生のお話を楽しみにして、中学校・
9月14日に奈良明日香村テニスコートで行われた近
高等学校の保護者170名の方々が参加された。
畿大会では、左腕を怪我していて、バックハンドで思い
ジェフ先生は、
「私は日本に長く住んでいるが、異文
どおりの球を打つことができなかったにも関わらず、1・
化というのは言語などによるものだけではない。老人と
2回戦で他府県の選手に勝利しました。2回戦では4−
子どもの関わりも異文化コミュニケーションだし、男性
7でリードされ、相手にあと1ゲーム取られていたら負
と女性の間にも異文化コミュニケーションがあります。
けになるところから、驚異の粘りで、9−7で勝利しま
こうして見ていくと地域文化、遊び文化、仕事文化など
した。
14の基本文化があります。
」という話から始められて、
3回戦で兵庫県のシード選手に負けてしまいましたが
「文化は教えられるもの」という視点から、子育てにつ
近畿地方でベスト32という大変すばらしい結果を残し
いてその難しさ、固定された人間関係で接してしまう家
ました。まだ、1年生で来年も出場のチャンスがあるの
族についての考え方、外国人として日本へ来たときの経
で、ぜひ今年以上の成績を残せるように、努力して欲し
験など、ユーモアを交えながらご自身の体験と考えを熱
いと思っています。
心に語ってくださって、予定していた1時間30分は
他の部員も頑張って練習に取り組んでいます。テニス
あっという間に過ぎ去った。
部全体のレベルが上がってきており、中学、高校ともに
出席した保護者の方は、
「非常にためになるお話を、
団体戦でより良い結果を残すことが第一の目標です。
本当にわかりやすくお話くださって、今日はなんだか得
高校の団体戦で近畿大会に出場するのは、強豪校が優
をしたような気持ちです。
」とか、
「娘が、人間文化学部
秀な選手を集めているため、難しいですが、中学の団体
に進学したいといっているのですが、学院大学へ進学す
戦では昨年、今年と泉北地区、南大阪地区を勝ち抜き、
るとジェフ先生のような先生に教えていただくことがで
大阪府の中央大会に出場しているので、さらに上位を目
きるんですね。大学の中がちょっとわかったようで安心
指し、近畿大会出場を果たしたいと考えています。
しました。今後娘がジェフ先生の授業を受けられたら、
(泉ヶ丘中学校・高等学校 教諭 井元 成浩 )
娘から話を聞くのが楽しみです。
」などと感動を語って
くださった。
■ 高校体験入学
( 高等学校 教諭 和泉 静男 )
10月4日(土)泉ヶ丘高等学校の体験入学が実施さ
れました。中学3年生に勉強の面白さや、受験に向けた
(8)
効率的勉強法などを解説し、高等学校への理解を深めて
うか。城壁の上の大砲、この城を守る兵士、風にはため
もらう目的で行っているものです。
く軍旗、今はこの城壁のあちらこちらで生徒の喚声が聞
普通科の参加者は82名で、数学、理科、英語の模擬
こえるばかり。
授業では、考え方や入試問題の傾向と対策を行いました。
次に訪れたところでは、臨津河の流れる北緯38度線
また、物理・化学の授業では楽しい実験を行いました。
近くの国境線、軍事緩衝地帯である。北の軍がひそかに
国際科の参加者は53名で、国語、社会、英語、英会話、
掘ったという地下数十メートルにあるトンネル、それと
第二外国語から3科目を選び、ビデオやパソコンを使っ
トラ展望台。休戦状態の北と南の最前線、案内してくれ
た楽しい授業も体験しました。
るのは韓国軍の兵士たち。ここへ来るまでの間には米軍
授業中心の、少し硬い雰囲気の体験入学となり参加者
の顔もちらほら。バス道の両サイドは地雷原。なんと恐
も緊張の様子でしたので、更に工夫をして、楽しく有意
ろしいところへ来てしまった感じである。
義な体験入学にしていきたいと思います。
天気は晴天で、北の領土がすごくはっきりと見えた。
(泉ヶ丘中学校・高等学校 教諭 清遠 豊 )
彼らの立てている旗もくっきりと見える。つかの間の平
和だろうか。
■ 高等学校国際科・研修旅行随想
菫花、淑明の両校との交流は今年もうまくいった。い
つも両校にお世話をかけている。ここ20年続いている
交流会は、その度ごとに新たな感動を呼ぶ。日韓間の平
和と、イムジンガン近くの展望台から見た北朝鮮の景色、
あらためて平和の素晴らしさを噛みしめたに違いない。
( 泉ヶ丘中学校・高等学校教諭 井上 勝博 )
総合情報センター
■ 芸術・文化の小さな発信基地を目指すプチ・ギャラリー
12月1日より、帝塚山学院の広報板である「帝塚山
学院プチ・ギャラリー」を、難波シティや最近オープン
した難波パークスに直結する南海電鉄難波駅の2階中央
口コンコース内に、設置することになりました。このギャ
10月13日関西空港に集まってから凄い豪雨になっ
ラリーの大きさは幅305cm、高さ127cmですの
て、出発が1時間以上遅れた。飛行機の到着が遅かった
で、多くの人が利用する中央口コンコースであっても、
のだ。日本を出てから、金海空港でも雲が低く垂れ込め
見過ごすことがないと思います。
ている。
ところで、右肩上がりの経済成長が終焉し、ポストモ
慶州で小雨にかわった。いかんとも・・・、少々気分
ダニズム的発想を強く意識しなければならなくなった今
が乗らないまま仏国寺にバスがついた。
日、人々の価値観や人生観も急激な変化をせまられてい
軽く濡れた参道を生徒等は元気に歩いていく。木々は
ます。その結果、世の中にもさまざまな歪が表面化しは
色づいて、秋霖に洗われてしっとりとしている。こんな
じめています。IT革命などの華やかな話題のうら側で
仏国寺の風情も又なかなかである。
は、少年非行や中高年の自殺等の暗い話もたくさん耳に
韓国の高校生がたくさん来ていた。彼女たちも修学旅
します。総合情報センターとしても、このような時代に
行だろうか、私たちに親しげに近づいて、キャッキャッ
応じた新しい広報展開を模索してきました。そこで今回、
と騒いだり一緒に写真を撮ったりしている。若い人たち
単に本学の広告宣伝( Commercial Message )のみを派
はいい、過去のわだかまりが全然見えない。
手にするのではなく、本来の広報( Public Relations )
慶州を出てからは快晴。
の原点である「公共社会の人々と良好な関係を構築する
ソウルでは民俗村へ行く前に、世界遺産になっている
こと」に立ち返り、「帝塚山学院プチ・ギャラリー」を
水原華城へいってみた。大陸の古代の都造りが残ってい
考案いたしました。このギャラリーは本学の児童・生徒
るところ、いわゆる都城制の址である。昔の石組みのま
や学生の絵画や書道の力作を公開展示し、在校生・卒業
ま、生徒はここを歩きながら何を感じ取っていたんだろ
生や保護者のみならず、一般の人達にも親しみをもって
(9)
もらいたいと考えております。ストレスの多い現在社会
5番〕については、「中学2年の時に聴いた天才ピアニ
の中で、ギャラリーが通勤等の乗客に対して、ひととき
スト・シフラの、終末におけるオクターブの連打の技巧
のやすらぎを提供できるような場所になれば幸いです。
は、今でも忘れることが出来ないセンセーショナルなも
これまで、駅構内で絵画等を掲出する例はたくさんあ
のでした。」と書かれていました。この時の感受性を大
りますが、学校自身が専用のギャラリーを開設するのは
切に守り、超技巧を要求されるオクターブの確実かつ
あまりないと思われます。このギャラリーが、
なんばパー
音楽的な連打を弾きこなした彼女の演奏に私達は圧倒さ
クスオープンで活気のある南海難波駅コンコース内の、
れ、全曲を通じる「豊かな変化に富む音色・聴衆に伝わ
芸術・文化の小さな発信基地として根付いてくれること
る知的な中にも優しい武田さんのメッセージ」を十分に
を期待しております。
感じる事が出来た感動の一夜を過ごしました。
( 総合情報センター広報セクション長 田村 浩)
私達はコンサートの始まる前に、公会堂内のレトロな
レストランで学年全体の「合同同窓会」を開きました。
懐かしい恩師(先山・河辺・斎藤・堀各先生)とお食事
同 窓 会 だ よ り
■ 武田牧子ピアノコンサート イン ジャパン
中学部を卒業(中19回
をとるだけでなく、コンサートも御一緒に楽しみ、充実
した、そして少し欲張りな1日を過ごすことができ、素
晴らしいピアノ演奏の余韻とともに心満たされて帰路に
着きました。
( 同窓生 中19回卒 近藤 紀子 )
卒)された武田牧子さんの
ピアノコンサートは、9月
26日(金)19時より、
大阪市中央公会堂に於いて
開かれました。
武田さんは、学院中学部
リ レ ー 随 筆
「読書の秋」
帝塚山学院小学校教諭 武田
を卒業した後に、桐朋学園
祐佳
附属高等学校ピアノ科に進
卒業生である私が、帝塚山学院
学されました。同校を卒業
小学校に赴任して早7年目。恩師の
される際に理事長賞を受け
方々と共に机を並べ、日々勉強と思
られ、フランクフルト国立音楽大学に留学されました。
いつつ過ごしております。小学校国
その後はハノーファ国立音楽大学マスターコースを修了
語の教科書にはたくさんの物語があ
され、現在は、フランクフルト国立音楽大学・マインツ
ります。私は、その中でも2年生で
国立大学音楽科で教鞭をとる傍ら、ヨーロッパ・アメリ
扱われている物語が好きです。2年生の担任になり、こ
カ・日本と幅広く演奏活動を続けられています。
の教材と出会うたび嬉しくなります。特に低学年の教材
武田さんの留学には「ドイツの3大Bと言われる Bach
として扱われる「スイミー」「お手紙」など、本当に心
(バッハ)
、
Beethoven(ベートーヴェン)
、
Brahms(ブラー
温まる内容は教師になった今も、子どもたちと読むこと
ムス)についての研究」と、如何にも彼女らしい明白・
でまたその良さを実感しています。今、気に入っている
堅実な理由付けがありました。
のが「がまくんかえるくんシリーズ」の絵本。特に『お
この度、コンサートが開催された中央公会堂は、武田
手紙』に登場してくるがまくんとかえるくんのやりとり
さんが幼少の頃の遊び場であり写生の場所として思い出
は、友達を大切にする心が描かれており、お互いに相手
深い所であったそうです。彼女は、朝日新聞社の公会堂
を思いやる心を忘れません。文章だけでなく、絵も描か
修復記念事業である「赤レンガ基金」に賛同し、平成元
れているタッチがやわらかくほのぼのとしています。ま
年に演奏会を開催して協力されました。見事に蘇った中
たこのお話は、シリーズがたくさんあって、子どもたち
央公会堂での今回のコンサートは、武田さんにとって最
に読み聞かせをしたりして、思わず自分も笑ってしまっ
も相応しいコンサート会場であったと思います。
たり、感動したり・・・。相手を思いやる心忘れたくな
さて、武田さんが演奏する曲目には、
「解説・演奏に
いですね。
寄せる抱負」が必ず書かれています。例えば、今回演奏
次回の執筆者は、泉ヶ丘中学校・高等学校の徳留 竜二
された最終曲のリスト作曲〔ハンガリー・ラプソディ第
教諭を予定しています。
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