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作業療法教導騎士団∼神楽∼ 国家試験対策模擬試験!

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作業療法教導騎士団∼神楽∼ 国家試験対策模擬試験!
作業療法教導騎士団∼神楽∼
国家試験対策模擬試験!
課題1:国家形式オリジナル問題
17−01.骨について誤っているのはどれか。
1.骨芽細胞は形質の形成に関与している。
2.骨細胞は骨基質と血液との間の物質交換に関与している。
3.破骨細胞は骨膜には存在しない。
4.副腎皮質ホルモンは骨吸収に関与する。
5.上皮小体ホルモンは骨形成促進に作用する。
17−02.関節について誤っているのはどれか。
1.胸鎖関節は滑膜性関節である。
2.肋椎関節は滑膜性関節である。
3.自由神経終末は関節運動の方向を検出する。
4.関節包靭帯は関節包の線維と密に交錯する。
5.橈骨手根関節はである。
17−03.靭帯について誤っているのはどれか。
1.膝十字靭帯は関節内靭帯である。
2.靭帯は異常方向への関節運動を阻止する。
3.腱の弾性率は5%である。
4.腱の成分はコラーゲン線維が95%を占め、弾性繊維が5%である。
5.関節包靭帯は関節包の線維と密に交錯する。
17−04.膝関節の靭帯について正しいのはどれか。
ア.内側側腹靭帯 :伸展、外旋で緊張。
イ.外側側腹靭帯 :伸展、外旋で緊張。
ウ.前十字靭帯
:内旋、頚骨前方引出しで緊張。
エ.後十字靭帯
:内旋、頚骨後方引出しで緊張。
1.ア・ウ・エ
2.ア・イ
3.イ・ウ
4.エのみ
5.ア∼エ
17−05.筋の構造について誤っているのはどれか。
1.成人は体重の40%、小児は25%を筋が占めている。
2.I帯は明帯ともいわれ、筋フィラメントはアクチンのみである。
3.A帯は暗帯ともいわれ、収縮により短縮する。
4.筋節はZ膜からZ膜の間である。
5.筋原線維は筋小胞体に包まれている.
17−06.大腿の筋の付着との組合せで誤っているものはどれか。
ア 上前腸骨棘 :縫工筋、大腿筋膜張筋
イ 下前腸骨棘 :大腿直筋
ウ 恥骨結節
:恥骨筋、大内転筋、薄筋
エ 坐骨結節
:ハムストリングス、長・短内転筋、大腿方形筋
オ 小転子
:腸腰筋
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−07.動脈について誤っているのはどれか。
1.橈骨動脈と尺骨動脈は手掌で吻合し、動脈弓をつくる。
2.上腕動脈は腋窩動脈から続く。
3.膝窩動脈は鎖骨下動脈から続く。
4.足背動脈は前脛骨動脈から続く。
5.足底動脈は後脛骨動脈から続く。
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17−08.脳の血管について誤っているものはどれか。
1.後大脳動脈から出た後交通動脈は左右の中大脳動脈を連結する。
2.前大脳動脈から出た前交通動脈は左右の前大脳動脈を連結する。
3.脳底動脈は左右の後大脳動脈に分かれる。
4.椎骨動脈は鎖骨下動脈から分岐し、左右合流して脳底動脈となる。
5.脳は内頚動脈と椎骨動脈から血液を供給される。
17−09.大脳基底核に含まれないのはどれか。
ア 淡蒼球
イ 扁桃核
ウ 黒質
エ 球状核
オ 線条体
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−10.脳神経についての組合せで誤っているのはどれか。
1.内耳神経 :前庭…平衡 蝸牛…聴覚
2.舌咽神経 :舌後 2/3 味覚感覚。舌咽の運動。
3.迷走神経 :食道、気管、喉頭の感覚。咽頭、喉頭の運動。
4.副神経
:胸鎖乳突筋、僧帽筋の運動
5.舌下神経 :舌の運動
17−11.腕神経叢について誤っているのはどれか。
1.筋皮神経は外側神経束より出る。
2.正中神経は外側神経束と内側神経束が合したところから出る。
3.尺骨神経は内側神経束より出る。
4.橈骨神経は後神経束と内側神経束が合したところから出る。
5.腋窩神経は後神経束より出る。
17−12.皮質脊髄路について誤っているものはどれか。
1.錐体路は下行性伝導路である。
2.錐体交差した皮質脊髄路は側索を下行する。
3.皮質脊髄路は大脳皮質と脊髄前角細胞とを結ぶ。
4.脳神経核は皮質脊髄路に含まれる。
5.大脳脚は皮質脊髄路に含まれる。
17−13.胃について正しいものはどれか。
1.食道は第 12 胸椎で胃の幽門に移行する。
2.胃底腺にはガストリンを分泌するG細胞が多い。
3.噴門では括約筋が発達している。
4.胃底とは胃体と十二指腸の間を言う。
5.咽頭壁の筋層は平滑筋組織である。
17−14.膀胱について誤っているのはどれか。
1.最大容量は 800cc である。
2.位置は小骨盤内。前方に恥骨結合、後方に男性は直腸、女性は子宮がある。
3.尿意の出現する容量は 500cc である。
4.膀胱底に尿管口と内尿道口がある。
5.筋層は3層ある。
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17−15.内胚葉から発生するのはどれか。
ア 消化器
イ 網膜
ウ 副腎髄質
エ 感覚器
オ 呼吸器
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
17−16.心拍数の増加する原因として正しいのはどれか。
ア.動脈血圧上昇
イ.アセチルコリン
ウ.カテコールアミン
エ.サイロキシン
オ.安静
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
17−17.呼吸について誤っているものはどれか。
1.肺活量:1回換気量+予備吸気量+予備呼気量
2.全肺容量:肺活量+残気量
3.機能的残気量:予備吸気量+残気量
4.分時肺胞換気量:(1回換気量−死腔)×呼吸量
5.分時換気量:1回換気量×呼吸量
17−18.消化酵素と作用の組み合わせで誤っているものはどれか。
1.プチアリン(アミラーゼ)……唾液……麦芽糖
2.レパーゼ……胃液……脂肪酸、グリセリン
3.アミプロシン……膵……麦芽糖
4.腸リパーゼ…腸……脂肪酸、グリセリン
5.トリプシン……膵……麦芽糖
17−19.ビタミン D について誤っているものはどれか。
1.脂溶性ビタミンである。
2.欠乏すると骨軟化症になる。
3.日光の照射によって生成される。
4.抗オキシダント作用。
5.バターの中に多く含まれる。
17−20.体温上昇における生体反応で誤っているのはどれか。
1.皮膚血管拡張
2.熱放散増加
3.発汗増量
4.代謝低下
5.口渇
17−21.基礎代謝について誤っているのはどれか。
1.同一年齢では男性のほうが高い。
2.体重、体表面積と比例している。
3.環境温 20℃以下で上昇。
4.乳児が最高で、男性 14 歳、女性 16 歳までは高い。
5.加齢により低下する。
5.エ・オ
5.エ・オ
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17−22.呼吸について誤っているのはどれか
1.死腔の容積は 250ml 前後である。
2.予備呼気量は 1100∼1500ml である。
3.安静時呼吸の一回換気量は 500ml 前後である。
4.予備吸気量は 1500∼3000 である。
5.残気量は 1000∼1200ml である。
17−23.腎について誤っているのはどれか。
1.腎血流量は運動により減少する。
2.一日の糸球体でのろ過量は 180lである。
3.水の吸収は近位尿細管、ヘンレ係蹄、遠位尿細管、集合管で行われる。
4.糸球体ろ過膜でろ過する物質にアルブミンが挙げられる。
5.尿量の増加の原因として浸透圧利尿がある。
17−24.下垂体前葉から分泌されるホルモンについて誤ってるのはどれか。
1.性腺刺激ホルモン
2.甲状腺刺激ホルモン
3.副腎皮質刺激ホルモン
4.成長ホルモン
5.抗利尿ホルモン
17−25.内分泌器官とホルモンの組合せで誤ってるのはどれか。
1.甲状腺:サイロキシン
2.副腎皮質:アドレナリン
3.膵 臓:インスリン
4.卵 巣:エストロゲン
5.下垂体前葉:成長ホルモン
17−26.交感神経の反応で誤ってるのはどれか。
1.瞳孔散大
2.胃腸の活動促進
3.膀胱拡張
4.血圧上昇
5.筋血管拡張
17−27.副交感神経で誤っているのはどれか。
1.気管支は狭窄する。
2.食道の活動促進
3.四肢皮膚血管収縮
4.膀胱括約筋弛緩
5.涙の分泌亢進
17−28.神経・筋について誤っているのはどれか。
1.発生する筋張力は収縮に参加した筋線維の数によって決まる。
2.運動神経の発射頻度の増加は筋収縮の強さを増す。
3.筋張力が一定の場合、短縮速度は負荷が小さいほど速い。
4.手指の筋の神経支配比は体幹筋より大きい。
5.運動単位は運動神経細胞とその支配筋線維群とからなる。
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17−29.特殊感覚について誤っているのはどれか、
1.近視では遠方の物体像が網膜後方に結像する。
2.聴覚には蝸牛が関与する。
3.視細胞の錐体細胞は色彩感覚に関与する。
4.味覚の閾値は温度の影響を受ける。
5.ヒトの可聴範囲は 20∼20000Hz である。
17−30.筋生理について誤っているのはどれか。
1.筋質量の 75%は水である。
2.活動電位は筋収縮に先行して発生する。
3.赤筋は白筋に比べて長時間にわたる収縮が可能である。
4.乳酸の蓄積は筋疲労の科学的原因である。
5.神経筋接合部での興奮伝達は両方向性に伝達する。
17−31.肩関節の運動と筋について誤っているのはどれか。
1.伸展:三角筋後部、広背筋、大円筋
2.外転:棘上筋、三角筋中部
3.内転:大胸筋、広背筋、大円筋
4.外旋:棘下筋、小円筋
5.内旋:棘上筋、大胸筋、肩甲下筋、大円筋、広背筋
17−32.肩甲骨と肩関節の動きで誤っているのはどれか。
1.肩関節屈曲……肩甲骨上方回旋
2.肩関節伸展……肩甲骨内転
3.肩関節外転……肩甲骨上方回旋
4.肩関節外旋……肩甲骨内転
5.肩関節内旋……肩甲骨上方回旋
17−33.膝について誤っているのはどれか。
1.前・後十字靭帯は、内旋時に緊張、外旋時に弛緩する。
2.内・外側側副靭帯は、膝伸展・外旋時に緊張。屈曲・内旋時に弛緩する。
3.半月板の機能は、緩衝、適合、可動性を適正、内圧均等、滑液分散。
4.屈曲角が大きくなるにつれて転がり運動が多くなる。
5.膝窩を構成するのは腓腹筋(内・外側頭)、大腿ニ頭筋、半膜様筋
17−34.以下に挙げる筋のうち咀嚼筋はどれか。
1.頬筋
2.側頭筋
3.上唇挙筋
4.下唇下制筋
5.口角下制筋
17−35.骨盤傾斜角度について誤っているのはどれか。
1.骨盤傾斜角度とは、恥骨結合と上後腸骨棘を結んだ線と水平面との角度をいう。
2.大殿筋強化があれば骨盤前傾が少なくなる。
3.正常な角度は 30°である。
4.20°まで減少すると、円背となる。
5.40°まで増大すると、腰椎前彎増強、凹背となる。
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17−36.足関節運動と筋の組み合わせについて誤ってるのはどれか。
1.背屈……第3腓骨筋
2.底屈……後脛骨筋
3.内がえし……前脛骨筋
4.外がえし……長母指伸筋
5.外がえし……第3腓骨筋
17−37.立位姿勢保持で誤っているのはどれか。
ア 重心は支持基底面の中心におく。
イ 支持基底面が拡大すると立位安定性が増す。
ウ 重心の高さを低くする事で安定性が増す。
エ 重心線は外顆と重なる。
オ 休めの姿勢では体重支持側の腓腹筋と後脛骨筋
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−38.立位姿勢保持のための主要姿勢筋ではないのはどれか。
1.頸部の筋
2.脊柱起立筋
3.大腿二頭筋
4.腓腹筋
5.ヒラメ筋
17−39.立位姿勢におついて正しいのはどれか。
1.重心の位置は第5腰椎後方にある。
2.重心の位置は頭頂から計算して身長の56%の位置にある。
3.直立不動姿勢では身体各部の拮抗筋が同時収縮する。
4.重心線は膝蓋骨を通る。
5.背屈筋は底屈筋より活動が著しい。
17−40.小児の歩行について誤っているのはどれか。
1.歩行率は年齢とともに増加するのに対し、歩幅は減少する。
2.1歳では足底全体が接地し、股関節外転、上肢挙上位である。
3.2歳では踵接地、踏み出しが可能となり、歩隔の減少、膝の屈伸が見られる。
4.3歳では各関節が正常に近い動作を見せ、上肢の振りが現れる。
5.4歳では床反力が正常パターンになる。
17−41.老人の歩行について誤っているのはどれか。
1.前傾度の増加、上半身の前後左右の動揺が大きくなる。
2.各関節の運動範囲が減少する。
3.筋活動の相対量、活動時間が減少する。
4.歩行速度、歩幅、歩行率は減少する。
5.歩隔は増加し、接床時間、両側支持時間は増加。
17−42.異常歩行について誤っているのはどれか。
1.大殿筋麻痺では立脚相体幹後傾が見られる。
2.中殿筋麻痺では立脚相健側の骨盤傾斜が見られる。
3.ハムストリングス麻痺が起きると、遊脚相加速期に加速が出来ない。
4.間欠性歩行では、下肢の循環障害および脊柱狭窄症による疼痛が見られる。
5.大腿四頭筋麻痺では異常が少なく大殿筋等で代償する。
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17−43.誤っているのはどれか。
1.運動量は質量と速度との積で表される。
2.力学的エネルギーは位置エネルギーと運動エネルギーの積で表される。
3.1kg の物体に1m/sec2 の加速度を生じさせる力を1N という。
4.一定の力を物体に加えた時、加速度は物体の質量に反比例する。
5.仕事は力と変位した距離との積で表される。
17−44.遠心性収縮で誤っているのはどれか。
ア 踵接地から足底接地の間に起こる足関節足底時の前脛骨筋の活動。
イ 踵接地から立脚中期の間に起こる膝関節屈曲時の大腿四頭筋の活動。
ウ 遊脚相後期に起こる膝伸展時のハムストリングスの活動。
エ 蹴り出し期に見られる足関節底屈の腓腹筋、ヒラメ筋の活動。
オ 階段上昇時の大腿四頭筋の活動。
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−45.運動技能獲得の効果で誤っているのはどれか。
1.正確さの向上
2.集中力の向上
3.持久力の向上
4.努力量の増加
5.エネルギー消費効率の向上
17−46.びまん性汎細気管支炎について誤ってるのはどれか。
1.細気管支領域にびまん性炎症を来たす慢性閉塞性肺疾患
2.大気汚染、喫煙、自己免疫と関係、若年発症、細菌感染も病因の一つ
3.中年以上の男性で、慢性副鼻腔炎の既往がある。
4.聴診上、乾性ラ音が主であるが湿性ラ音も聞こえる。
5.1秒率低下、肺活量低下、肺拡散能低下。
17−47.心不全について誤っているのはどれか。
1.心不全とは、心機能低下に起因する循環不全である。
2.左心不全では、肺循環にうっ血が著明である。
3.右心不全では、体循環にうっ血が著明である。
4.両心不全では、肺、体循環の両方にうっ血が見られる。
5.左心不全の多くは右心不全に続発する。
17−48.糖尿病の症状に当てはまらないのはどれか。
1.口渇
2.多飲
3.易疲労感
4.腱反射亢進
5.振動覚低下
17−49.血友病について誤っているのはどれか。
1.遺伝形式は伴性劣性遺伝
2.頻度は低く、男女比は 460:1と圧倒的に男性に多い。
3.主要症状は出血傾向であり、膝関節や大腿二頭筋に多い。
4.血液凝固時間、カルシウム再加凝固時間が延長する。
5.治療は欠乏した凝固因子の補充療法が行われる。
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17−50.消化器疾患で誤っているのはどれか。
ア 広汎な熱傷には胃潰瘍が続発しやすい。
イ 腹膜炎では腹部を軽く押すと腹筋の緊張が低下する。
ウ 胆石による典型的な痛みが鈍痛である。
エ 食道静脈瘤の基礎疾患として肝硬変がある。
オ 十二指腸潰瘍では空腹時疼痛が多い。
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−51.排尿について誤っているのはどれか。
1.排尿の脊髄中枢は第2∼4仙髄節にある。
2.神経因性膀胱は尿路感染を起こしやすい。
3.多発性硬化症患者は神経因性膀胱を起こす。
4.腹圧性失禁は大笑いで起こる。
5.切迫性失禁は尿意がなくトイレに行くまでに排尿が起こる。
17−52.糖尿病の合併症として多いのはどれか。
ア 白内障
イ 緑内障
ウ 結膜炎
エ ブドウ膜炎
オ 網膜症
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−53.誤っている組合せはどれか。
1.自然気胸………発熱
2.肺気腫…………樽状胸
3.気管支拡張症…喀痰
4.肺水腫…………チアノーゼ
5.肺塞栓…………胸痛
17−54.ウイルス性疾患ではないものはどれか。
ア ツツガムシ病
イ オウム病
ウ 狂犬病
エ 日本脳炎
オ 単純ヘルペス
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−55.リウマチ熱について誤っているのはどれか。
1.心臓に後遺症を残す。
2.関節炎は変形を残して治癒する。
3.5∼15 歳に好発する。
4.ペニシリンが投与される。
5.A群連鎖球菌の感染が原因である。
17−56.誤っている組合せはどれか。
1.肥 大:細胞数増加
2.化 生:母組織が異なった組織に変化した状態
3.再 生:残存した同一組織の増殖
4.萎 縮:正常な組織の縮小
5.過形成:組織の容量の増大
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17−57.遺伝性疾患の組合せで誤っているのはどれか。
1.常染色体優性遺伝:ハンチントン舞踏病
2.常染色体劣性遺伝:フェニルケトン症候群
3.伴性劣性遺伝:血友病
4.常染色体異常(形態):ダウン症候群
5.性染色体異常:クラインフェルター症候群
17−58.炎症について誤っているのはどれか。
1.炎症は病的刺激を受けた生体の防御的な反応である。
2.局所症状に発赤、腫脹、発熱、疼痛、出血がある。
3.全身症状に全身違和感、悪寒、発熱、頭痛等が挙げられる。
4.炎症の原因に病原性生物およびその産物が挙げられる。
5.特異性炎にハンセン病がある。
17−59.悪性腫瘍の特徴はどれか。
ア 周囲との境界は明瞭である。
イ 細胞の分化は未成熟。
ウ 細胞の異型性が強い。
エ 発育速度は緩やかである。
オ 発育形式は膨張性である。
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−60.脳腫瘍で誤っているのはどれか。
ア 多形膠芽腫の悪性度は高い。
イ 神経芽腫の悪性度は高い。
ウ 星細胞腫と周囲の境界は明瞭である。
エ 骨膜腫の再発率は高い。
オ 上位腫は成人に多発する。
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−61.クローン病について誤りはどれか。
1.若年層に好発する。
2.予後不良
3.腸の全層に連続性におこる肉芽腫性炎症性疾患である。
4.ステロイド剤を治療に用いる。
5.主症状に下痢、発熱がある。
17−62.全身性エリテマトーデスについて誤りはどれか。
1.皮膚症状として日光過敏症がある。
2.ステロイド治療が有効
3.若い女性に多い
4.関節痛、変形をきたす
5.朝の強張り、関節腫脹を伴う
17−63.誤りはどれか。
1.小脳障害の特徴として眼振がある。
2.錐体路障害では、筋強剛がある。
3.錐体外路障害では、腱反射は必ずしも亢進しない。
4.上位運動ニューロン障害では、バビンスキー反射は陽性である。
5.下位運動ニューロン障害では、線維束性収縮がみられる。
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17−64.誤った組合せはどれか。
1.脳塞栓症…………弁膜症が原因
2.くも膜下出血……髄膜刺激症状を呈する
3.一過性脳虚血症…症状は1∼2日で回復する
4.硬膜下血腫………急性期では脳挫傷を伴う事が多い
5.脳血栓症…………高齢者に多い
17−65.パーキンソン症状に見られる症状で適切ではないのはどれか
1.多尿
2.抑うつ
3.巧緻障害
4.消化管の蠕動運動
5.丸薬丸め運動
17−66.多発性硬化症について誤りはどれか
1.女性に多い
2.気温の上昇が疲労を増悪させる
3.寛解と増悪を繰り返し進行していく
4.好発部位は中脳
5.中枢神経脱髄疾患である
17−67.正常圧水頭症の三大徴候で適切でないのはどれか
ア 尿失禁
イ 筋萎縮
ウ 嚥下障害
エ 歩行障害
オ 記銘力低下
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−68.シャルコー・マリー・ツース病について誤りはどれか。
1.深部腱反射は消失する
2.四肢末梢の感覚障害が見られる
3.小児期の発症が多い
4.常染色体優性遺伝である
5.下肢は全体的に萎縮が著明である
17−69.重症筋無力症について誤りはどれか。
1.Lドーパで一部改善する
2.夕方に症状が悪化する
3.テンシロンテストが行われる
4.随意筋の易疲労性脱力を主とする
5.神経障害は認められない
17−70.デュシェンヌ型筋ジストロフィーの障害度分類で次の文が示す stage はどれか。
「一人で椅子から立ち上がれないが、立位姿勢をとれば一人で平地歩行できる」
1.StageⅢ
2.StageⅣ
3.StageⅤ
4.StageⅥ
5.StageⅦ
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17−71.感覚障害の組合せで誤っているのはどれか。
1.単一末梢神経障害 :支配神経に応じた感覚障害
2.多発性神経障害
:左右対称の感覚障害
3.脳幹部障害
:Wallenberg 症候群
4.視床障害
:同側全ての感覚が侵される
5.大脳障害
:頭頂葉の障害で反対側の識別感覚の障害が起こる
17−72.脳出血で誤っているのはどれか。
1.脳卒中の半数近くを脳出血が占め、脳梗塞よりも発症率が高い。
2.脳幹出血では橋出血が主体であり、典型例では四肢麻痺を呈する。
3.脳出血のうち最も頻度の多いのは、被殻出血である。
4.脳ヘルニアは脳に原因疾患があり、重度の脳浮腫や脳圧亢進をきたした時に生じる。
5.脳出血の危険因子には、高血圧、多量飲酒習慣等がある。
17−73.左半球障害で起こりやすい症状はどれか。
ア 発語失行
イ 観念失行
ウ 半側無視
エ 運動維持困難
オ 左同名半盲
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−74.変性疾患について誤っているのはどれか。
1.ピック病…………………50∼60 歳女性に多く、人格障害が中心。
2.パーキンソン病…………錐体外路症状。Lドーパ、抗コリン剤が有効。
3.ウィルソン病……………歩行障害、発語不能、企図振戦、はばたき振戦
4.ハンチントン舞踏病……常染色体劣性遺伝。10∼15 歳で死亡。
5.フリードライヒ失調症…下肢運動失調後に、上肢も運動失調を来たす。
17−75.多発性硬化症の初発症状で多いのはどれか。
ア 視力低下
イ 言語障害
ウ 腱反射低下
エ 膀胱障害
オ しびれ感
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−76.正常圧水頭症の3大徴候ではないものはどれか。
ア 歩行障害
イ 正常範囲内の髄液圧
ウ 脳室拡大
エ 尿失禁
オ 痴呆
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−77.ギランバレー症候群の症状で誤っているのはどれか。
1.前駆症状がある。
2.腱反射は消失する。
3.麻痺の進行時に発熱を伴う。
4.自立神経障害がある。
5.運動麻痺の出現は急速である。
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17−78.シャルコマリーツース病について誤っているのはどれか。
1.主に常染色体優性遺伝。多くが壮年期に発症。
2.四肢遠位筋萎縮を主徴とする。
3.進行すると下肢の筋は下腿下 1/3 以下で著明に萎縮。
4.遠位部に表在覚低下、深部反射消失。
5.神経伝導速度が障害される。
17−79.重症筋無力症で誤っているのはどれか。
1.男性より女性に多く発症する。
2.日内変動があり午後のほうが動作しやすい。
3.胸腺疾患を合併する事が多い。
4.神経筋接合部の異常で発症する。
5.眼瞼下垂や複視が起こる。
17−80.デュシェンヌ型筋ジストロフィーの症状で誤っているのはどれか。
1.登はん性起立
2.動揺性歩行
3.大腿筋膜張筋、ハムストリングス、下腿三頭筋の短縮
4.頸部後屈筋群の筋力低下
5.手指のスワンネック変形
17−81.腕神経叢麻痺について誤っているのはどれか。
1.上肢が不自然な肢位で、腕神経叢に牽引力が加わって損傷される。
2.上位型は頸部伸展、肩甲帯下制で牽引されたときC5-6 でエルブ麻痺を来たす。
3.下位型は上肢挙上で牽引されたときC8、Th1 でクルンプケ型麻痺を来たす。
4.上位型は高頻度に見られ、予後は不良。
5.混合型は不良で治療困難。
17−82.骨折と合併症の組合せで正しいのはどれか。
1.上腕骨外顆骨折……内反肘
2.コーレス骨折………掌側尺側変形
3.上腕骨骨折…………尺骨神経麻痺
4.モンテジア骨折……尺骨の脱臼
5.上腕骨顆上骨折……フォルクマン拘縮
17−83.脱臼について誤っているのはどれか。
1.肩関節前方脱臼:肩関節の丸みがなく、肩峰が突き出ている。
2.肘関節後方脱臼:肘の過伸展を強制され発症。肘関節の 90%を占める。
3.肘内障:予後は良好であるが、ときに再発することがある。
4.股関節後方脱臼:股関節屈曲位で前方より強い外力が加わる。
5.膝蓋骨脱臼:膝の外反と下腿の外旋の強制。
17−84.高齢者頚髄損傷の特徴で正しいのはどれか。
ア 上肢よりも下肢の障害が多い
イ 頸部過伸展を受傷機転とする
ウ 頚椎の損傷を伴わない例が多い
エ スポーツ障害で起こりやすい
オ 半側型の不全頚髄損傷である
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
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17−85.慢性関節リウマチの関節外症状で誤っているのはどれか。
1.腱鞘炎
2.乾燥症候群
3.筋力低下
4.易出血性
5.アミロイドーシス
17−86.変形性膝関節症について誤っているのはどれか。
1.最初の病変は関節軟骨に生じる。
2.内反膝が生じやすい。
3.女性に起こりやすい。
4.大腿四頭筋の筋力低下を伴う。
5.関節裂隙の拡大が見られる。
17−87.肩関節周囲炎で見られないのはどれか。
1.癒着性関節包炎
2.肩板の石灰化
3.上腕三頭筋長頭腱の腱鞘炎
4.烏口突起炎
5.肩峰下滑液包炎
17−88.頚椎症で誤っているのはどれか。
1.上位頚椎に好発する。
2.保存的療法に頚椎カラーが用いられる。
3.頚椎の可動域の低下が見られる。
4.中年以降に発症する。
5.椎間板の変性が見られる。
17−89.間欠性後跛行を示すのはどれか。
ア 筋萎縮性側索硬化症
イ 脊髄空洞症
ウ 腰部脊柱管狭窄症
エ 閉塞性動脈硬化症
オ 変形性膝関節症
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
17−90.老化現象で見られないのはどれか。
1.骨カルシウムの喪失。
2.免疫機能の低下
3.細胞の脱落
4.組織の線維化
5.赤血球数の減少
17−91.幻聴が見られないのはどれか。
1.てんかん性精神病
2.アルコール精神病
3.非定型精神病
4.精神分裂病
5.内因性うつ病
5.エ・オ
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17−92.思路障害でないのはどれか。
1.自生思考
2.言語新作
3.思考途絶
4.連合弛緩
5.滅裂思考
17−93.緊張型分裂病で誤っているのはどれか。
1.発症は急激である。
2.精神運動異常を呈する。
3.カタレプシーを呈する。
4.慢性の経過をとる。
5.昏迷を呈する。
17−94.破瓜型分裂病で誤っているのはどれか。
1.発症は緩慢である。
2.思春期に好発する。
3.昏迷を呈する。
4.慢性の経過をとる。
5.意欲低下が顕著である。
17−95.うつ病者の訴えはどれか。
ア 周囲の人に迷惑をかけている。
イ 周囲の人が自分を見張っている。
ウ 考えを他人に抜き取られる。
エ 考えが他人に知られてしまう。
オ 生き生きとした感情がわからない。
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
17−96.抗てんかん薬の副作用でないのはどれか。
1.発疹
2.歯肉増強
3.多毛症
4.錐体路症状
5.眠気
17−97.うつ病の誘因として適切でないのはどれか。
1.出産
2.退職
3.犯罪
4.転居
5.昇進
17−98.ヒステリー発作について適切なのはどれか。
ア 意識が消失する。
イ 目撃者がいる所で起こる。
ウ もうろう状態を呈する。
エ 尿失禁が見られる。
オ 舌咬傷がみられる。
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
5.エ・オ
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17−99.アルツハイマー型痴呆で誤っているのはどれか。
1.まだら痴呆
2.失行
3.記銘力障害
4.人格変化
5.失見当識
17−100.アルコール依存症の離脱症状で見られないのはどれか。
1.振戦
2.嘔吐
3.発汗
4.意識障害
5.構音障害
17−101.誤ってる組合せはどれか。
1.精神分裂病……クロルプロマジン
2.うつ病…………ハロペリドール
3.躁病……………炭酸リチウム
4.てんかん………フェニトイン
5.神経症…………ジアゼパム
17−102.自己の敵意を抑え、逆にへりくだった態度で相手に接する防衛機制はどれか。
1.打ち消し
2.反動形成
3.取り入れ
4.合理化
5.象徴化
17−103.図形を模写させ、数量的に評価する心理検査法はどれか。
1.TAT(絵画統覚検査法)
2.ベンダー・ゲシュタルトテスト
3.ロールシャッハテスト
4.MMPI(ミネソタ多面人格検査)
5.YG性格検査
17−104.適切でない組合せはどれか。
1.行動療法…………オペラント学習
2.生活技能訓練……ロールプレイ
3.精神分析療法……自由連想法
4.森田療法…………絶対臥褥
5.集団精神療法……リラクゼーション
17−105.強迫性格でないのはどれか。
1.良心的
2.杓子定規
3.自信欠乏
4.几帳面
5.依存的
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17−106.ノーマライゼーションの原理で誤っている。
1.正常な近隣関係
2.通常の生活リズム
3.身体的機能の正常化
4.自己体験の自由な決定
5.平均的経済保障
17−107.障害者プラン(ノーマライゼーション 7 ヵ年戦略)の施策をすすめる基本的な視点として
適切でないのはどれか。
1.バリアフリー化を促進する。
2.安全な暮らしを確保する。
3.生活の質の向上を目指す。
4.社会的自立を促進する。
5.経済的保護を推進する。
17−108.精神保健福祉センターの業務でないのはどれか。
1.広報普及
2.入院調整
3.調査研究
4.技術援助
5.精神保健相談
17−109.老人保健法による事業に含まれないのはどれか。
1.訪問指導
2.機能訓練
3.医療の給付
4.在宅介護サービス
5.健康相談
17−110.職業リハビリテーションに含まれないのはどれか。
1.職業訓練
2.保護雇用
3.障害年金の斡旋
4.職業能力の評価
5.職業指導
17−111.粗大運動の発達について誤っているのはどれか。
1.24ヶ月:走る。階段を昇る。
2.36ヶ月:片足で立つ。
3.42ヶ月:10 秒間片足で立つ。
4.48ヶ月:片足ケンケンする。
5.60ヶ月:スキップをする。
17−112.微細運動の発達について誤っているのはどれか。
1.6ヶ月:腕を曲げて囲う、あるいはかき集めるように握る。
2.7ヶ月:手掌に積み木を握る。親指は他指と対立位。
3.8ヶ月:手掌の親指側のみで積み木を親指と他指で持ちかえる。
4.9∼12 ヶ月:親指と他指の指先だけを使用する。
数週間後この操作を意図的に行う。
5.13 ヶ月:3個の積み木で塔を作る。
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17−113.反射反応について誤っているのはどれか。
1.バビンスキー反射:出生∼18ヶ月
2.交差性伸展反射:出生∼2ヶ月
3.口唇反射:出生∼3ヶ月
4.モロー反射:出生∼4ヶ月
5.ガラント反射:出生∼5ヶ月
17−114.反射反応について誤っているのはどれか。
ア 把握反射:出生∼3ヶ月
イ 非対称性緊張性頚反射:1∼4ヶ月
ウ 対称性緊張性頚反射:5∼6ヶ月
エ 緊張性迷路反射:6∼8ヶ月
オ 踏み直り反射:出生∼9ヶ月
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−115.反射反応について誤っているのはどれか。
1.ガラント反射:出生∼8ヶ月
2.ランドウ反射:出生∼12ヶ月
3.支持反応:出生∼3ヶ月、7ヶ月∼生涯
4.頚からの立ち直り:5ヶ月∼生涯
5.パラシュート反応:9ヶ月∼生涯
17−116.視覚運動反応の変化について誤っているのはどれか。
1.出 生:焦点が定まらない。対象物がはっきりしない。食刺激で手を握る。
2.1ヶ月:緊張性頚反射姿勢。焦点はあまり定まらない。対象物に注意しない。
3.2ヶ月:緊張性姿勢反射姿勢は減る。焦点が合う。対象物に手を伸ばす。
4.3ヶ月:緊張性姿勢反射姿勢が消失する。両手を一緒に動かす。
5.4ヶ月:対象物と手を交互に見て両手を動かす。手を伸ばす動作が完成する。
17−117.言語の発達で誤っているのはどれか。
ア 2∼3ヶ月:喃語期或いは“アーウー期”
イ 3ヶ月:声を出して笑う
ウ 12ヶ月:1語文
エ 36ヶ月:色の区別
オ 48ヶ月:姓名を言う
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−118.精神遅滞をきたさないのはどれか。
1.クラインフェルター症候群
2.ダウン症候群
3.フェニルケトン尿症
4.ポルフィリン症
5.クレチン病
17−119.微細脳障害児について誤っているのはどれか。
1.脳波異常
2.多動
3.学習障害
4.知能低下
5.手先の不器用
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17−120.代謝障害により精神遅滞をきたすのはどれか。
ア ウィルソン病
イ クレチン病
ウ フェニルケトン尿症
エ ダウン症候群
オ 水頭症
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
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17−121.関節可動域測定で移動軸が誤っているのはどれか。
1.肩関節屈曲………上腕骨
2.肩関節外旋………橈骨
3.足関節背屈………第五中足骨
4.母指橈側外転……母指
5.股関節屈曲………大腿骨
17−122.ブルンストローム法上肢回復段階の屈筋共同運動の組み合わせで正しいのはどれか。
1.肩甲帯挙上と後方突出…肩関節外転と外旋…肘関節屈曲
2.肩甲帯挙上と後方突出…肩関節内転と外旋…肘関節伸展
3.肩甲帯挙上と後方突出…肩関節内転と外旋…肘関節屈曲
4.肩甲帯前方突出…………肩関節外転と内旋…肘関節屈曲
5.肩甲帯前方突出…………肩関節外転と内旋…肘関節伸展
17−123.浅指屈筋と深指屈筋とについて誤っているのはどれか。
1.浅指屈筋は PIP 関節の屈曲、深指屈筋は DIP 関節の屈曲を主な動きとする。
2.浅指屈筋は MP 関節の屈曲、手関節の掌屈に補助的に働く。
3.浅指屈筋は4腱に分かれて手根管の外を通る。
4.浅指屈筋が麻痺したとき深指屈筋が代償する。
5.深指屈筋は PIP・MP 関節の屈曲、手関節の掌屈に補助的に働く。
17−124.誤っている組合せはどれか。
1.1.5∼2METS:編物
2.2∼3METS:木工(軽い)
3.3∼4METS:歩行(4.8km/時)
4.4∼5METS:葉を熊手で集める
5.5∼6METS:木を割る
17−125.病床で左手を体の下に敷いてしまう、お膳の左側の食べ物を残すという行動の改善を目
的とした作業療法で適切でないのはどれか。
ア 立方体の図形模写
イ デコパージュの絵の切り抜き
ウ 粘土細工の土もみ
エ タイルの貼り付け
オ 色鉛筆の塗り絵
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−126.歯磨きの際、歯ブラシの裏側に歯磨き粉を付けたり、歯磨き粉を指に付け口の中に入れ
て磨いたりしていた。この行動で適切なのはどれか。
1.肢節運動失行
2.観念失行
3.観念運動失行
4.視覚失認
5.触覚失認
17−127.片麻痺患者の手指屈筋痙縮の抑制に最も適切なのはどれか。
1.手関節駆動式把持スプリント
2.掌側手指伸展板付前腕背側スプリント
3.コックアップスプリント
4.短対立副子
5.逆ナックルベンダー
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17−128.ブルンストローム法ステージで上肢・手指ともにⅤの患者で、分離運動の促進を目的と
した作業療法で適切でないのはどれか。
ア 患手での木彫の表札の作製
イ 患側手の外転方向へのサンディング
ウ 低い位置での両手によるスタンプ押し
エ 両手での風船の打ち返し
オ 両手での籐のかご編み
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−129.失語症を伴う患者の作業療法を行う上で誤っているのはどれか。
1.反応しやすい手がかりを与える
2.指示は短く区切る
3.言い間違いをその場で訂正する
4.身振りを交えて説明する。
5.認知機能について評価を行う
17−130.外傷性脳損傷患者に見られる行動で誤っているのはどれか。
1.幼児的行動が見られる。
2.協調性は保たれる。
3.情緒が不安定となる。
4.自発性が減退する。
5.周囲への無関心が見られる。
17−131.脳卒中発症2ヶ月後、麻痺側の肩関節と手指関節との有痛性運動制限および手の腫脹と
熱感とが出現した。原因として考えられるのはどれか。
1.閉塞性動脈硬化症
2.うっ血性心不全
3.肩手症候群
4.血栓性静脈炎
5.慢性腎不全
17−132.右大脳半球損傷で生じやすい高次脳機能障害で誤っているのはどれか。
1.着衣失行
2.観念運動失行
3.構成失行
4.半側視空間失認
5.病態失認
17−133.適切でない組合せはどれか。
ア 注意障害………………作業場面を簡素にする。
イ 半側空間無視…………無視傾向のある側に目印を設定する。
ウ 手続き記憶の障害……システム手帳の利用を促す。
エ 観念運動失行…………言語による指示の頻度を増す。
オ 半側身体無視…………両手同時動作が必要な課題を与える。
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
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17−134.脳血管障害による右大脳半球損傷の頻度の少ないのはどれか。
1.麻痺のあることがわからない。
2.急須でお茶を入れる手順を混乱する。
3.間違った袖に手を通す。
4.閉眼したままにという指示に開眼してしまう。
5.食事をお膳の片側半分残す。
17−135.胸髄損傷(第5胸髄まで機能残存)患者がマクラメ作業中に急に頭痛を訴え、発汗、顔面紅
潮、徐脈および血圧上昇がみられた。考えられるのはどれか。
1.自律神経過反射
2.片頭痛
3.狭心症発作
4.脳卒中発作
5.起立性低血圧
17−136.脊髄損傷者の機能残存レベルと可能な運動との組合せで誤っているのはどれか。
1.第四頚髄:肩甲骨挙上
2.第五頚髄:肩関節外転
3.第六頚髄:前腕回外
4.第七頚髄:手関節背屈
5.第八頚髄:指屈筋により握りが可能
17−137.第七頚髄機能残存者のADL自立に適切でない機器・自助具はどれか。
1.リーチャー
2.台つきつめ切り
3.スプリングバランサー
4.大きい把持付きコップ
5.ループ付きタオル
17−138.第五頚髄機能残存者の作業で適切でないのはどれか。
1.協調性改善……………卓上輪入れ
2.関節可動域の拡大……スケーターボード
3.心肺持久力の増大……ワープロ打ち
4.筋力増強………………サンディング
5.座位バランスの向上…ビーチボール受け
17−139.頚椎症で第六頚髄神経が損傷されているとき障害されるのはどれか。
ア 上腕二頭筋
イ 尺側手根屈筋
ウ 僧帽筋
エ 小指伸筋
オ 円回内筋
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−140.テノデーシス様作用によって手指の屈曲が可能な脊髄損傷の最も上位の機能残存レベル
はどれか。
1.第六頚髄節
2.第七頚髄節
3.第六胸髄節
4.第七胸髄節
5.第八胸髄節
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17−141.慢性関節リウマチ患者の家事動作の指導で適切でないのはどれか。
1.物はワゴンに載せて運ぶ。
2.両手を使って操作する。
3.必要な道具は予めそろえておく。
4.必要な家事は一度にまとめて行う。
5.物の収納は用意に手の届く範囲にする。
17−142.慢性関節リウマチ患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1.作業療法は動きやすい午前中に行う。
2.変形の進行を防止するADLの方法を指導する。
3.訓練前に疲労の回復度を確かめる。
4.炎症の活動期に筋力増強は等尺性収縮で行う。
5.炎症の活動期にはスプリントを装着する。
17−143.活動期の慢性関節リウマチの評価に適切でないのはどれか。
1.反復動作で耐久性を評価する。
2.観察からリーチ範囲を確認する。
3.他動的に関節動揺性を調べる。
4.疼痛の部位を尋ねる。
5.ADLの自立度を確認する。
17−144.関節保護法のポイントで間違っているのはどれか。
1.物を操作する場合は上肢の末梢よりは近位を用いて行う。
2.手指は尺側偏位を助長しない方向への筋収縮を伴った運動とする。
3.物を把持する場合は両手で遠位に持つ。
4.自助具などを用いて関節に出来るだけ負担をかけないようにする。
5.立位の作業より、座高の高い椅子で作業する。
17−145.慢性関節リウマチ患者の疲労(安静と運動)について適切でないのはどれか。
1 可動域制限や筋力低下があると多くの代償動作を必要とし、
エネルギーを消耗する。
2.全身的ではなく、局所のみに疲労をきたす。
3.疲労を蓄積すると、安静臥床を余儀なくされる。
4.適度に休息をはさみ、疲労を蓄積させない工夫が必要。
5.安静を保つと同時に疲労に注意しながら運動を行う必要がある。
17−146.誤っている組合せはどれか。
1. 慢性関節リウマチ:ソックスエイド
2. 変形性股関節症:リーチャー
3. アテトーゼ型脳性麻痺:ボタンエイド
4. 頚髄損傷(第六頚髄節機能残存):トランスファーボード
5. 脳卒中片麻痺:台つきつめ切り
17−147.慢性関節リウマチ患者の生活指導で正しいのはどれか。
1.鞄を手に持つよりリュックサックの利用を勧める。
2.瓶の蓋を左手で開ける。
3.柄のあるコップであれば片手使用を勧める。
4.椅子からの起立は手指をシートについて行う。
5.起き上がり動作は下肢振り上げ動作の反動を利用する。
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17−148.誤っている組合せはどれか。
1.コッドマン体操:肩関節周囲炎
2.フレンケル体操:脊髄後索性運動失調
3.筋電図バイオフィードバック:腱移行術後
4.重垂バンド:パーキンソン病
5.漸増抵抗訓練:廃用性筋萎縮
17−149.小脳性運動失調の検査の目的で正しいのはどれか。
1.鼻指鼻試験で測定障害を見る。
2.線引き試験で運動変換障害をみる。
3.踵膝試験で視覚的代償をみる。
4.ロンベルグ試験で眼振を見る。
5.膝打ち試験で振戦をみる。
17−150.糖尿病を合併した患者の家事指導で適切でないのはどれか。
1.カロリー計算を組み入れた献立を作る。
2.火傷や刃物傷への注意を促す。
3.日常使う調理器具の配置を決める。
4.体力配分を考慮した家事計画を立てる。
5.食事の前に活動の重点を置くように話す。
17−151.掌側コックアップスプリント制作上の注意点で誤っているのはどれか。
6.MP 関節の可動域を確認する。
7.尺骨茎状突起部への圧迫を避ける。
8.母指は対立位が取れるようにする。
9.手の輪郭を描くには回内・回外中間位で行う。
10.
手関節部位は軽度背屈位にする。
17−152.上肢切断と義手について誤っているのはどれか。
1.装飾用義手にも機能的な役割はある。
2.フォークォーター切断は手先具の操作性が悪い。
3.上腕切断の30%までの切断が肩義手の適応である。
4.作業用義手の多くは農耕などの重作業を目的とする。
5.ミュンスター式前腕ソケットは前腕長断端に適応する。
17−153.上腕義手の随意開きフックの力源に利用されるのはどれか。
ア 肩甲骨外転
イ 肩関節外転
ウ 肩甲骨挙上
エ 肩関節伸展
オ 肩関節屈曲
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−154.車椅子について誤っているのはどれか。
1.両側大腿切断者では大車輪の軸を前方へずらす。
2.リクライニング式バックレストは起立性低血圧のある患者に良い。
3.スポーツ型車椅子は後輪駆動である。
4.8インチのキャスターは障害物を乗り越えやすい。
5.ティッピングレバーは段差を上がる時の介助に役立つ。
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17−155.精神科領域における作業療法の目的で適切でないのはどれか。
1.体力の改善
2.対人関係の改善
3.耐久性の向上
4.家族関係の調整
5.生活リズムの回復
17−156.精神科領域の作業療法の適切でないのはどれか。
1.心気状態
2.昏迷状態
3.不安状態
4.強迫状態
5.妄想状態
17−157.医師の処方に「患者の作業での行動特徴の把握」とあった。
観察項目として適切でないのはどれか。
1.作業への集中力
2.作業への注意力
3.作業への意欲
4.作業中の精神症状
5.対人行動
17−158.精神科デイケア患者の在宅生活の質的拡大を目的に作業療法を行う場合、初回評価で含
まれないのはどれか。
1.小遣いの使い方
2.身だしなみ
3.作業意欲
4.体力
5.職業適性
17−159.無為・自閉の精神分裂病患者の作業種目で適切なのはどれか。
1.木工の小物入れ
2.染物のマフラー
3.レース編みのテーブルクロス
4.マクラメののれん
5.ろうけつ染めのハンカチ
17−160.入院中の分裂病患者に対するOTの態度で適切なのはどれか。
1.攻撃的な患者は単独作業に切り替える。
2.作品の完成を優先させる
3.作業種目選択は患者に任せる。
4.患者が作業を休んだ時は病棟を訪れる。
5.作業が停滞しても援助しない。
17−161.分裂病患者のOT目的として適切でないのはどれか。
1.仲間作り
2.病識の獲得
3.安心して作業の出来る環境の提供
4.精神的活動性の向上
5.生活リズムの獲得
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17−162.OT場面で自殺念慮を漏らすようになった分裂病者への対応で適切でないのはどれか。
ア 木工用具などの危険物を患者から遠ざける
イ 明るくて行動力のあるヒトとの共同作業を選ぶ
ウ 不安な気持ちについて尋ねる。
エ 主治医に報告する。
オ いつもと違った行動に注意する。
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−163.うつ病患者のOTで見られないのはどれか。
1.不安感
2.行為心迫
3.自責感
4.悲哀感
5.行動の制止
17−164.軽躁状態の患者の籐細工で見られる行動はどれか。
ア 同じ箇所で編んだりほどいたりをくりかえす
イ 水に編み芯を漬けたまま他の患者の作業に割り込む
ウ 素編みで縦芯を次々に折ってしまう
エ 少し編んでは正しいかを確かめる
オ 3本縄編みのような難しい工程を嫌がる
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
17−165.強迫神経症患者の作業療法でOT室において見られないのはどれか。
1.作業を何回も中断して手順を確認する
2.道具を使うたびに手を洗いに行く
3.他患に誘われるとすぐについていく
4.材料の置き場にこだわる
5.出席簿を何度も確認する
17−166.強迫神経症患者へのOTの対応で適切なのはどれか。
1.患者の行動を注意する
2.作業の完成を促す
3.儀式行為の禁止
4.作業過程の努力を誉める
5.作業種目の選択は患者に任せる
17−167.てんかん患者の作業療法の留意事項で適切でないのはどれか
1.刃物などの危険な道具の使用を避ける。
2.作業の進行が乱れたら発作の可能性を考える。
3.情緒不安定となったら作業を中止する。
4.発作のタイプによって種目を選択
5.発作の頻度を確認する
17−168.てんかん患者が絵画作業中に突然動作が止まり筆を落としたが、数秒後には作業を再開
した。考えれるのはどれか。
1.欠伸発作
2.ジャクソン発作
3.ミオクロニー発作
4.強直間代発作
5.精神運動発作
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17−169.中等度精神遅滞者の活動種目の選択で適切でないのを選べ。
1.自分のペースで行えるもの。
2.興味を示すもの
3.多種の道具を使うもの
4.短時間で完成するもの
5.工程の少ないもの
17−170.精神遅滞者の OT 初期評価のための情報収集で不適なのはどれか
1.作業への興味
2.フィットネス レベル
3.集団の適応
4.生活状況
5.職業への適性
17−171.アルコール依存症患者の OT の目的で適切でないのはどれか
1.対人関係の改善
2.ストレス耐性の改善
3.作業能力改善
4.体力改善
5.認知機能改善
17−172.アルツハイマー型痴呆で適切でないのはどれか
1.失見当識がある
2.作業効率が低下
3.人格変化
4.自発性が高まる
5.記銘力が低下
17−173.慢性分裂病者への小集団療法における OT の対応で誤っているのはどれか。
1.特定の患者が攻撃の的にならないようにする
2.テーマに関係ない発言は制止する
3.全員が一度は発言が出来るよう方向付ける
4.発言に消極的な患者に対し支持的態度をとる
5.特定の患者の発言に集団が左右されないようにする
17−174.精神科領域の小集団作業療法で適切なのはどれか。
1.構成員数は 15∼25 人がいい
2.患者間の争いはグループ内の話し合いで解決する
3.週一回が適当
4.OT がリーダーを務める
5.年齢や障害の程度は同じにする
17−175.転倒しやすい高齢者指導で適切でないのはどれか
1.床に柔らかいじゅうたんを敷く
2.階段に足元灯をつける
3.廊下や便所に手すりをつける
4.スリッパを室内履きの靴にする
5.室内の整理整頓に心がける
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17−176.障害のある高齢者の在宅訪問指導について誤ってるのはどれか
1.介護者の健康状態や活動能力を確認する
2.家庭での ADL 指導はホームヘルパーにまかせる
3.家庭での軽い体操や手工芸のプログラムをたてる
4.日常生活用具についての情報を提供する
5.手すりの設置やベッドの高さ調節指導を行う
17−177.高齢者の対人交流を目的としたグループワークで適切でないのはどれか
1.4枚つづりのパッチワークでの座布団作り
2.簡単なルールでのボール遊び
3.木の葉を用いたコラージュ
4.陶芸で茶碗づくり
5.園芸で草花の植え替え
17−178.軽度痴呆を伴う保存治療中の高齢骨折者への対応で誤ってるのはどれか
1.患者同士の交流が出来る場面を設定する
2.固定中の関節には等張性運動を用いた作業で筋萎縮を防ぐ
3.病前生活、特に趣味などに関連した作業を行う
4.日時、場所、ニュースなどの会話を心がける
5.局所の固定を妨げない関節には可動域訓練を行う
17−179.老人の精神身体面の特性に関して誤っているものはどれか
1.新しい記憶は時間と共に顕著に減退
2.身体運動機能の個人差は高齢になるほど顕著に減退
3.握力に比べて垂直跳びの低下が著しい
4.女性は男性に比べて骨塩量の減少が大きい
5.言語性知能に比べて動作性知能の低下が大きい
17−180.高齢障害者の OT で適切でないものはどれか
1.レクリエーションで体力維持
2.生活の中で役割を持てるようにする
3.一度に多種の趣味活動を指導
4.生活動作訓練を実用場面で行う
5.対人交流を多くする
17−181.パーキンソン症状を示す患者の作業療法で誤っているものはどれか
1.上肢の可動域が大きい活動
2.立位での重心移動を伴う活動
3.大きいます目の原稿用紙で書字練習
4.リズミカルな動作を要する活動
5.座位で体幹の回旋が少ない活動
17−182.パーキンソン患者の活動で適切でないのはどれか
1.100 ピースのジグソーパズルで巧緻性を高める
2.ピン倒しゲームで立位バランスを高める
3.ゲートボールで身体耐久性を増加する
4.器楽合奏でリズム感を学習する
5.カルタとりで反応性を高める
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17−183.パーキンソン患者の書字動作で見られないのはどれか。
1.文字をだんだん大きく書く
2.小刻みに震えて書く
3.書き出しに時間がかかる
4.書字速度が遅い
5.文字を区切らずに続けて書く
17−184.パーキンソン患者の作業種目で適切でないのはどれか
1.立位でのシャッフルボード
2.机上での木彫
3.机上での織物
4.壁面を利用した貼り絵
5.体幹の回旋を含んだ棒体操
17−185.反射・反応の検査手技で誤っている組合せはどれか。
1.頚からの立ち直り反応:四つ這い位で頸部を屈曲する。
2.対称性緊張性頚反射:四つ這い位で頸部を伸展する。
3.非対称性緊張性頚反射:背臥位で頸部を回旋する。
4.踏み直り反応:体幹を支えた足背がテーブルの縁に触れるようにする。
5.モロー反射:背臥位から頭と肩を起こし支えた手を速やかに離す。
17−186.検査と適応年齢で誤っている組合せはどれか。
1.ゲゼルの行動発達検査:4週∼36 ヶ月
2.WISC-R:6∼13歳
3.フロスティグ視知覚発達検査:4∼8歳
4.デンバー式発達スクリーニング検査:0∼6 歳
5.ミラニー運動発達スクリーニング検査:0∼2 歳
17−187.正常発達において最も年長のレベルはどれか。
1.ひとりで着衣が出来る。
2.お菓子の包み紙をとる。
3.こぼさないで一人でたべる。
4.靴を一人で履く。
5.おしっこを教える。
17−188.9ヶ月前後の口腔機能について適切でないのはどれか。
1.コップで飲むとき下唇で支える事が出来る。
2.子音と母音を組み合わせた音を出せる。
3.舌は食物を口腔前方に押し出す動きをする。
4.上唇はスプーン上の食物を内側に取り込む事が出来る。
5.柔らかいクッキーをかむようになる。
17−189.上肢分娩麻痺で誤っているのはどれか。
ア 肘関節は伸展位をとりやすい。
イ 両手で遊ぶおもちゃを与える。
ウ 前腕の回内が困難なことが多い。
エ 全型に比べて機能的予後が悪い。
オ 重度であれば装具の適応がある。
1.ア・イ
2.ア・オ
3.イ・ウ
4.ウ・エ
5.エ・オ
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17−190.重度心身障害児の食事指導で誤っているのはどれか。
1.スプーンは扁平で小さめにする。
2.食べ物は舌の中央より前に乗せる。
3.食べ物はペースト状のものから始める。
4.頭部は軽度屈曲位に保持する。
5.スプーンは子供の側面から口に持っていく。
17−191.聴覚的短期記憶に問題のある学習障害児に治療を実施する上で適切でないのはどれか。
1.言われたことをノートに書くように指導する。
2.繰り返し内容を口頭で説明する。
3.課題に取り組んだ場合は積極的に誉める。
4.視覚的な情報提示を多くする。
5.指示は簡単にする。
17−192.適切でない組合せはどれか。
1.体幹変形を生じた重症心身障害児:座位保持装置の使用
2.筋緊張の低いダウン症児:前傾したバランスボードを用いた立位での遊び
3.点頭てんかん児:電動車椅子の操作指導
4.伸展パターンの強い痙直型脳性麻痺児:床に腰を下ろした更衣指導
5.非対称性姿勢の強いアテトーゼ型脳性麻痺児:正中位保持での食事指導
17−193.車椅子使用者生活環境として適切でないのはどれか
1.玄関へは段差無しのアプローチが望ましい
2.車椅子が二台すれ違うには 180cm 以上必要
3.トイレのドアは内開きが望ましい
4.スロープの勾配は約8%以下
5.出入り口の有効開口幅は 80cm 以上必要である
17−194.エネルギー効率を良くするための家事指導の原則として不適なものはどれか
1.疲労度に応じて家事の量を決める
2.冷凍食品などを利用する
3.荷物の運搬は家族が分担するよう話し合う
4.動線を長くするよう手順を計画する
5.上肢の到達範囲に器具・物品を配置する
17−195.3∼4METS ではない活動はどれか
1.温かいシャワー
2.歩行
3.布団の上げ下ろし
4.ラジオ体操
5.料理
17−196.マイクロタワー法はどれか
1.職務試行法
2.作業実習法
3.活動分析法
4.場面設定法
5.作業見本法
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17−197.誤っているのはどれか
1 業療法士免許は厚生大臣が交付する
2.作業療法士以外のものが作業療法士の名称を使ってはならない
3.作業療法士の守秘義務は在職期間のみである
4.理学療法士及び作業療法士法は昭和 40 年に制定された
5.作業療法士名簿の訂正は 30 日以内に申請しなければならない
17−198.正しい組合せはどれか
1 肢体不自由児通園施設:児童保健法
2.特別養護老人ホーム:老人福祉法
3.身体障害者福祉工場:雇用促進法
4.精神障害者訓練施設:地域保健法
5.重度身体障害者訓練施設:老人保健法
17−199.革細工で必要としない道具や材料はどれか。
1.ゴム版
2.たがね
3.レース針
4.刻印
5.木槌
17−200.作業種目と目的との組合せで誤っているのはどれか。
1.切り絵…………上肢帯と手指の粗大運動
2.足踏み式織機…体幹を含む粗大運動
3.木工……………全身の筋力強化と構成能力の向上
4.土練り…………肩甲帯の下制と肘伸展の相互的強化
5.マクラメ………手内在筋の筋力強化
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課題1:国家形式オリジナル問題解答偏
解剖学
17−01.解答:5
上皮小体ホルモンは骨吸収に関与する。
骨形成促進に作用するのはカルシトニン(甲状腺ホルモン)、ビタミンD、
成長ホルモン、性ホルモン(アンドロゲン、エストロゲン)が挙げられる。
17−02.解答:3
自由神経終末は侵害刺激を検出する。
関節運動の方向・速さ、筋の張力低下に運動への抵抗及び他動・自動運動の弁別
を検出するのは関節包に存在するルフィニ終末である。
ゴルジ腱受容器は靭帯に存在し、筋の付着に関係なく関節の位置と運動方向の検
出を行う。
パチニ小体も靭帯に存在し、わずかな運動・加速度の感受を行う。
17−03.解答:4
腱の成分は、コラーゲン線維(膠原線維)が75%、弾性繊維が5%を占め、その
他、血管、神経が分布している。
17−04.解答:5
17−05.解答:3
A帯は暗帯であり、
ミオシンとアクチンフィラメントの重なり合った部位であり、
中央にH帯が存在する。I帯(明帯)はアクチンフィラメントの部位のみ(ミオシンフ
ィラメント部位は除外)で、中央にZ膜(帯)が存在する。筋の収縮により、I帯とH
帯が短縮するが、A帯は原則として短縮しない。Z膜の間を筋節といい、多くの筋
節が接続されて、筋線維の長さを決定している。
17−06.解答:4
恥骨結節は恥骨筋、長・短内転筋、薄筋が付着し、坐骨結節はハムストリングス、
大内転筋、大腿方形筋が付着する。ちなみに大転子には小・中殿筋と深層外旋六筋
が付着する。
17−07.解答:3
腋窩動脈は鎖骨下動脈から続くのであって、膝窩動脈は大腿動脈から続く。
17−08.解答:1
後大脳動脈から出た後交通動脈は中大脳動脈に連結するが、左右の中大脳動脈を
連結しない。
17−09.解答:4
大脳基底核には淡蒼球、被殻、尾状核、前障、扁桃核がある。線状体は尾状核と
被殻、レンズ核は被殻と淡蒼球で構成されている。
中脳の核には赤核以外に、黒質、脳神経核が存在する被蓋がある。小脳にある核
は、歯状核以外に、室頂核、栓状核、球状核がある。
17−10.解答:2
舌咽神経は舌後 1/3 味覚感覚と舌咽の運動を司る。
17−11.解答:4
橈骨神経は腋窩神経と同じく後神経束から出る。
17−12.解答:4
皮質脊髄路は大脳の運動野から、脊髄前角細胞へと連結する線維である。脳神経
核には皮質核路、別名皮質延髄路が連結している。
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錐体路の経路は以下の通り。
大脳中心前回→内包→大脳脚→錐体交叉→脊髄側索→前角細胞
17−13.解答:2
胃と食道の境は噴門であり、位置は第 11 胸椎の高さである。胃底部は噴門のす
ぐそばにある。胃の出口が幽門部であり、括約筋が発達し、十二指腸へと続く。G
細胞から血液中に分泌されるガストリンは胃底腺、幽門腺に多く、塩酸の分泌を促
進する。
咽頭壁には舌咽神経及び迷走神経が支配している随意筋であり、その筋は横紋筋
である。
17−14.解答:3
尿意の出現する容量は 200∼300cc である。
17−15.解答:2
外胚葉:表皮、神経(神経膠細胞含む)、感覚器、網膜、副腎髄質
中胚葉:筋肉、骨、結合組織、循環系、生殖器、副腎皮質、真皮、皮下組織、
脈管系、泌尿器系、脊索
内胚葉:消化器、呼吸器
生理学
17−16.解答:4
増加
減少
・ 動脈血圧下降
・ 動脈血圧上昇
・ 静脈還流量増加
・ 吸息
・ 呼息
・ 精神興奮、怒り、羞恥
・ 恐怖、悲しみ、冷覚
・ 激しい痛覚、皮膚痛覚
・ 三叉神経領域の痛覚、内臓痛覚
・ 交感神経活動亢進
・ 迷走神経活動亢進
・ カテコールアミン
・ アセチルコリン
・ 筋運動
・ 安静(睡眠中)
・ サイロキシン
・ 体温上昇
・ (体温低下)
・ CO2 増加、O2 欠乏
・ 脳内圧上昇
17−17.解答:3
機能的残気量は正常呼息時に肺内に残る空気の量をいい、予備呼気量に残気量を
加えたものである。
17−18.解答:5
トリプシンは蛋白質、ペプドンを分解し、ポリペプチドを産生する蛋白分解酵素
である。麦芽糖は産生されない。
17−19.解答:2
ビタミン D はカルシウムの吸収促進作用がある。
ビタミンの作用
A:視紅の成分、上皮細胞の維持
B1:脱カルボキシル基反応の補助因子
B2:フラビン蛋白質の成分
B6:アミノ脱炭酸酵素などの補酵素
C:コラーゲン合成時にプロリンとリジンの水酸化に必要
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D:小腸におけるカルシウムとリン酸の吸収増大(日光の照射により)
E:抗オキシダント作用
K:血液凝固因子生成の補助因子
17−20.解答:4
代謝は促進される。
17−21.解答:4
乳児が最高で、男性 16 歳、女性 14 歳までは高い。
17−22.解答:1
死腔容積は 150ml 前後である。
17−23.解答:4
糸球体ろ過膜でろ過する物質は、水、クレアチニン、尿素、ブドウ糖、及びカリ
ウム、ナトリウム、リン酸塩などの無機質である。
17−24.解答:5
抗利尿ホルモンは下垂体後葉より分泌されるホルモン。
17−25.解答:2
アドレナリンは副腎髄質で分泌される。
17−26.解答:2
胃腸の活動は抑制される。
17−27.解答:3
四肢皮膚血管は拡張される。
17−28.解答:4
神経支配比とは1本の神経線維が支配している筋線維の数を言う。比が小さい子
とは精密な運動を行い、比が大きい場合は大きな力を出すのに適している。手指の
筋は比が小さく、体幹は大きい。
運動単位とは、1個の運動ニューロンとそれに支配される筋線維群をいう。緊張
力を決定する因子は、参加する運動単位数、発射頻度、活動タイミングがある。筋
収縮速度と力の関係は、速度が速いほど張力は低い。
17−29.解答:1
近視では遠方の物体像が網膜手前に結像する。
17−30.解答:5
神経筋接合部での伝達の性質は、①一方向性の伝達、②シナプス遅延がある、③
興奮の加重が生じる、④環境、薬物の影響を受ける、⑤疲労が生じる、等がある。
運動学
17−31.解答:5
内旋に棘上筋は含まれない。
17−32.解答:5
肩関節が内旋する際の肩甲骨の動きは外転である。
17−33.解答:4
屈曲角が大きくなるにつれてすべり運動が多くなる。
17−34.解答:2
側頭筋が咀嚼筋。他には咬筋、内・外側翼突筋(三叉神経支配)がある。
1、3∼5は顔面神経支配の表情筋。
17−35.解答:2
大殿筋弱化があれば骨盤前傾が少なくなる。
17−36.解答:4
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外がえしに作用する筋は、長腓骨筋、短腓骨筋、長指伸筋、第3腓骨筋である。
17−37.解答:5
立位姿勢を側方から見たときに重心線が通るのは、耳垂、肩峰、大転子或いは股
関節後方、膝関節前部或いは膝蓋骨後面、外顆2cm 前方或いは足関節前方である。
休息姿勢では休足側の体幹筋と下肢筋の活動はなく、体重支持側の腓腹筋と前脛
骨筋が活動する。基本的立位姿勢では脊柱起立筋が活動し、楽な姿勢では腹筋の活
動が著明になる。ただし、歩行時では骨盤を水平に維持するため、遊脚相の体幹筋
が活動する。
17−38.解答:4
腓腹筋は同じ抗重力筋であるが、休息姿勢時の支持足側や、両足開き、両手を腰
の姿勢で活動する。
17−39.解答:3
重心の位置は足底から男性で56%、女性で55%の所にある。また、重心の位
置は骨盤内に存在し、第2仙椎の前縁にある。
17−40.解答:1
歩行率は年齢とともに減少するのに対し、歩幅は増加する。
17−41.解答:3
筋活動の相対量は増加し、活動時間が延長する。
17−42.解答:3
ハムストリングス麻痺が起きると、遊脚相減速期に減速が出来ない。
17−43.解答:2
力学的エネルギーは位置エネルギーと運動エネルギーの和で表される。
17−44.解答:5
蹴り出し期に見られる足関節底屈の腓腹筋、ヒラメ筋の活動と、階段上昇時の大
腿四頭筋の活動は求心性収縮。
17−45.解答:4
努力量は減少する。
内科学
17−46.解答:5
肺拡散能は正常である。
17−47.解答:5
右心不全の多くは左心不全に続発する。
17−48.解答:4
腱反射は減弱や消失が起こる。
17−49.解答:3
主要症状は関節内出血、筋肉内出血、外因性出血があり、関節内出血は膝関節に
多く、筋肉内出血は下腿三頭筋に多い。
17−50.解答:3
イ.腹膜炎:強烈な腹痛・発熱・白血球増加(時にショック・虚脱)
ウ.胆石:上腹部の発作性激痛、右背部痛、右肩放散痛
17−51.解答:5
切迫性尿失禁
強い尿意が突然に起こり、反射があまりに強く、かつ急に起こるためトイレに間
に合わず、こらえきれずに尿失禁が起こるものである。膀胱炎などのように膀胱の
被刺激性が高まっている時、抑制路の障害時などに起こりやすい。
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17−52.解答:2
糖尿病の合併症
①糖尿病性腎症(Kimmelstiel-Wilson 症候群)、②動脈硬化症、③糖尿病性神経障
害、④感染(肺結核・尿路感染症・皮膚感染症 etc)、⑤糖尿病性白内障、⑥糖尿病性
網膜症、⑦血栓症、⑧脳浮腫
17−53.解答:1
自然気胸には胸痛、咳、労作性呼吸困難の3徴候が見られる。咳が酷ければ発熱
を起こす可能性もあるが、直接発熱は現れない。
17−54.解答:1
ツツガムシ病、オウム病ともにリケッチア(細菌内寄生生物)によって起こされる。
17−55.解答:2
関節炎は自発痛、圧痛、腫脹が見られる。足、膝に著明である。変形は残さない。
病理・一般臨床医学
17−56.解答:1
組織や臓器の容積が本来の組織構造を保ちつつ増大した時、これを肥大という。
その構成要素である細胞各個が大きくなっていくことによる。
17−57.解答:4
ダウン症候群は常染色体21番目が3個あるというの数の異常である。
17−58.解答:2
局所症状に出血は含まれない。
17−59.解答:3
① 悪性腫瘍:発育が速く、転移も広範で全身を強く侵し、そのために患者は消耗
衰弱し、
あるいは諸器官の機能が著しく妨げられ、
ついには生命を失うに至る。
浸潤性の発育と転移が特色。腫瘍組織や腫瘍細胞に異型が著しい。増殖が早い
ため、十分成熟しないうちに分裂する未熟な細胞の集団である。
② 良性腫瘍:発生局所にだけ限局して存在し、発育も遅く、全身性障害もなく生
命を失う事もない。発育が遅いため、細胞分裂後に十分成熟する余裕があり、
成熟した細胞の集団である。
17−60.解答:3
イ:神経芽腫は乳児と小児の縦隔及び腹膜後腔部により生じる。
ウ:星細胞腫と周囲の境界は不明瞭である。
17−61.解答:3
腸の全層に非連続性に非特異性炎症がおこる肉芽腫性炎症性疾患である。
17−62.解答:4
関節痛はあっても変形は無い
神経内科
17−63.解答:2
錐体外路障害→痙攣 錐体外路障害→強剛
17−64.解答:3
24時間以内に消失
17−65.解答:1
17−66.解答:4
一位:大脳 二位:小脳 三位:脳幹
17−67.解答:3
17−68.解答:5
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特徴的な筋萎縮に逆シャンペンボトル型がある。大腿下 1/3 で著明な筋萎縮が見られる。
17−69.解答:1
コリン作動性薬物で改善が見られる
17−70.解答:2
17−71.解答:4
視床障害では反対側全ての感覚が侵される(深部>表在)。視床痛。
17−72.解答:1
脳卒中の半数近くを脳梗塞が占め、脳出血よりも発症率が高い。
17−73.解答:1
発語失行:発声・発語に関与する諸筋の麻痺・筋力低下・失調・不随意運動など
の運動障害が認められないにもかかわらず、随意的、目的的に話そう
とすると、構音動作のぎこちなさや構音の誤り(他の音への置換、音の
脱落、添加、反復など)、発話開始時のためらい、抑揚の異常、発話速
度の低下などが認められ、発話全体のメロディーが失われ、非流暢な
発話となる。通常、ブローカ失語に合併して現れる。
観念失行:複合的な動作(系列行為)の障害で、部分的な動作は正しく行われるが、
動作の順序が混乱する。例えば、タバコに火を付けるとき、マッチ棒
を反対に持ったり、タバコをいきなりマッチ箱に持って行ったりする。
病巣は、優位(左)半球の頭頂葉(又は頭頂−側頭葉)を中心に広汎である。
17−74.解答:4
ハンチントン舞踏病は常染色体優性遺伝。中年以降に発症し 10∼15 年で死亡。
17−75.解答:2
多発性硬化症は、
中枢神経系の髄鞘が破壊され、
軸索は保たれる脱髄疾患であり、
寛解と増悪を繰り返す、空間的、時間的特徴を示す。初発症状では、視神経炎に他
の神経症状(反射異常(腱反射亢進)、麻痺、しびれ、運動失調など)を示すものがある。
症状は多彩で進行するにつれ、運動障害、感覚障害、視力障害、小脳障害、脳幹障
害、精神機能障害、膀胱直腸障害などがみられる。
17−76.解答:3
3大徴候といわれるのは、歩行障害、痴呆、尿失禁である。
17−77.解答:3
ギラン・バレー症候群は、自己免疫疾患が先行するウイルス感染など何らかの免
疫学的機構が関与すると考えられている多発根神経炎である。発症年齢は幅広く、
特に 20∼30 歳代の若年に多く発症する。前駆症状として症状発症の1∼2週間前
に微熱、上気道炎や胃腸障害など感冒様症状が見られることがある。その後、弛緩
性麻痺が急速に進行し、多くは数日から一週間で極期に達する。麻痺は下位遠位部
から上行することが多い。腱反射は減弱、消失する。意識は鮮明で、知的レベルは
保たれる。感覚障害は運動障害に比べ軽い。筋圧痛、神経伸張痛が見られる。自律
神経障害として、起立性低血圧、頻脈などがみられる。よって麻痺の進行時ではな
く、前駆症状として発熱が見られる。
17−78.解答:1
多くは小児期に発症する。
17−79.解答:2
重症筋無力症は骨格筋の易疲労性・脱力が日内変動や緩解増悪を繰り返すことを
特徴とする神経筋接合部の疾患であり、20∼30 歳代の発症が多く、女性に多い。
初期症状は眼瞼下垂、複視、眼球運動障害が多く、近位筋群が侵されやすい。夕方
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に増悪する事が多い。1∼2 割に胸腺腫の合併がある。
17−80.解答:4
筋力低下が起きるのは、頸部前屈筋群、股関節伸展筋群、股関節内転筋群、腹筋
群が挙げられる。
整形外科
17−81.解答:4
上位型は比較的予後は良好。
17−82.解答:5
1:上腕骨外顆骨折では、外顆部の成長障害により外反肘が起こりやすい。
2:コーレス骨折は、橈骨遠位端の関節面から1インチ近位部に生じた関節外骨折
で、遠位骨片は手根骨とともに橈背側に移動してフォーク状変形を起こす。
3:上腕骨の骨折では、橈骨神経麻痺が合併しやすい。
4:モンテジア骨折では、橈骨頭の脱臼を合併する。
5:フォルクマン拘縮は、上腕骨顆上骨折のほか、肘関節、前腕部の外傷後に生じ
やすい。小児の上腕骨顆上骨折に最も多い。
17−83.解答:4
設問は股関節前方脱臼の事を示す。
17−84.解答:3
頚髄損傷の受傷原因としては、青少年は交通事故、スポーツ障害が多いが、中高
年では、交通事故と高所転落が多く、老人では転倒が多い。高齢者では転倒した際
に前頭部を 強打して受傷する頸部の過伸展損傷による頚髄損傷が多い。また、後
縦靭帯骨化症(OPLL)等による脊椎管狭窄を伴わない例も多い。
過伸展損傷では脊髄
中心性損傷が起こりやすく、下肢機能は比較的良好であるが、上肢の障害が著しい。
17−85.解答:3
筋力低下は関節内症状。関節外症状は以下のとおり。
①発熱、②腱鞘炎、③貧血、④乾燥症候群、⑤神経症状、⑥骨粗鬆症、⑦易出血性、
⑧胸膜炎や肺線維症、⑨リンパ浮腫、⑩リウマチ結節、⑪アミロイドーシス、⑫四
肢麻痺
17−86.解答:5
変形性膝関節症の発生頻度は男性よりも女性に多く、関節裂隙の狭小化が見られ
る。最初の病変は関節軟骨に始まり、内反膝(O 脚)が生じやすい。大腿四頭筋筋力
低下を伴う事が多い。
17−87.解答:3
肩関節周囲炎は、肩関節周辺にみられる炎症性疾患を包括する概念であり、肩峰
下滑液包炎、腱板炎、上腕二頭筋長頭腱炎、関節包炎が見られる。
17−88.解答:1
頚椎症は、椎間板の退行変性にもとづき、中年以降に好発する。出現頻度として
は、C5-6、次いで C6-7、C4-5 の順である。
17−89.解答:4
間欠性跛行は、しばらく歩行すると下肢の疼痛のために歩行困難となり、休息す
ると回復する。閉塞性血栓性血管炎や脊柱管狭窄症などで見られる。
17−90.解答:3
老化現象は、成熟期後もしくは生殖期後に加齢とともに不可逆的に進行する多く
の分子的、生理学的、形態学的衰退現象である。老人の機能的変化を示す器官は、
その機能を発揮する実質細胞が萎縮し、間質の密度と量が増加する。加齢とともに
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肝細胞など器官特異的な機能細胞数の減少が見られるが、
『脱落』はみられない。
精神医学・心理学
17−91.解答:4
内因性うつ病では一般的には幻聴を認めることはなく、これを解答としたが、
ICD-10 の精神病症状を伴う重症うつ病エピソードでは幻聴の存在を認めている。
17−92.解答:1
思路障害は思考目標に到達するまでの思考の進行過程の障害で、観念奔逸、思考
制止(思考抑制)、滅裂思考、連合弛緩、言葉のサラダ、思考散乱、思考途絶、言語
新作、保続、迂遠などがある。
自生思考は考えがひとりでに次から次へと浮かび上がってくると体験されるも
ので、能動意識の障害と考えられている自我意識の障害である。
17−93.解答:4
慢性の経過をたどるのは破瓜型。周期性の経過を取るのが緊張型分裂病である。
17−94.解答:2
昏迷は、意欲発動の障害で意志や意欲が極端に低下し、意識が清明なのに自発的
な言葉や行為が全く行われなくなった状態。うつ病性昏迷、緊張病性昏迷、心因性
昏迷が知られる。
17−95.解答:2
ア:うつ病でよく見られる罪業妄想をもつ患者でよく聞かれる訴えである。
イ:注察妄想をもつ患者でよく聞かれる訴えであり注察妄想は精神分裂病に多い。
ウ:思考奪取の事で、精神分裂病に見られる。
エ:思考伝播で精神分裂病者にみられる。
オ:抑うつ気分に伴い、全てが面白くなくなり、周囲のものや出来事が生き生きと
感じられなくなったときに、よくきかれる訴えでうつ病の訴えといえる。
17−96.解答:5
錐体路症状は、運動を抑制する二つの運動系の一つを錐体路といい、錐体路の機
能は四肢の綿密な随意運動に関与するものであり、錐体路症状としては痙性麻痺が
あるが、抗てんかん薬の副作用としては見られない。
17−97.解答:3
犯罪とうつ病の因果関係は定かではない。犯罪後に警察に捕まった場合は、抑う
つ状態になる場合があるが、これらは拘禁反応や裁判についての不安が影響してい
るものと思われる。
17−98.解答:3
ウ:
「意識が消失する」は、ヒステリー発作では軽度の意識障害であり、完全に消失
する事はなく誤り。
エ、オ:尿失禁、舌咬傷は疾病利得に反するため、ヒステリー発作では「ない」と
されるのが一般的。
17−99.解答:1
まだら痴呆が見られるのは脳血管性痴呆。アルツハイマーで見られるのは全般的
痴呆である。
17−100.解答:4
離脱症状に挙げられるのは、振戦、嘔吐、発汗、構音障害、不眠、悪夢、不安、
いらいら、痙攣である。
17−101.解答:2
うつ病には三還系抗うつ剤としてイミプランがよく用いられる。ハロペリドール
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は精神分裂病や躁病に用いられる。
17−102.解答:2
欲求がみたされないとき、その欲求と正反対の欲求を展開させ、心的平衡を保
つ防衛機制。
17−103.解答:2
1.性格検査の投影法で絵カードを見て物語を作らせるもので誤り。
2.ゲシュタルト機能の崩壊を見るもので脳器質疾患の治療効果・退行現象の測
定に役立つ。9種類の図形を出来るだけ性格に模写させるものでこれが正解。
3.性格検査の投影法でインクのしみによる図形をみて何にみえるかを答えさ
せるもので誤り。
4.性格検査の質問紙法で5と同じく誤り。
5.性格検査の質問紙法の代表で文章の問いにはい、いいえで答えるものである。
17−104.解答:5
集団精神療法はモレノの心理劇に代表されるように、集団のメンバーの相互作
用により集団内の個人の精神的問題や対人関係の困難を処理するもので、リラク
ゼーションは自律訓練法によるものであり適切でない組合せである。
17−105.解答:5
強迫性格は、几帳面で秩序を重んじ、良心的で責任感も強いが、融通性、柔軟
性に乏しく杓子定規で、自己不確実で自信欠乏、些細な事にこだわる性格である。
リハ概論・リハ医学
17−106.解答:3
障害者や高齢者など社会的支援を必要とする人々を特殊とみなす事無く、こう
した人々とともに暮らす事が出来る社会こそがむしろノーマルであるとするも
の。つまり、障害を持つ者も持たない者も人間として一緒に生活を送れるような
社会を目指すことであり、身体的機能の正常化を原理としないので、3は誤りで
ある。
17−107.解答:5
障害者プラン(ノーマライゼーション 7 ヵ年戦略)の施策をすすめる基本的な視
点は以下の通り。
①地域で共に生活するために、②社会的自立を促進するために、③バリアフリ
ー化を促進するために、④生活の質の向上を目指して、⑤安全な暮らしを確保す
るために、⑥心のバリアを取り除くために、⑦わが国にふさわしい国際協力、国
際交流を
17−108.解答:2
精神保健センターの規定は、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に定め
られている。
第6条に、都道府県は、精神保健の向上及び精神障害者の福祉の増進を図るた
め、精神保健福祉センターを設置する事が出来るとし、その業務について精神保
健及び精神障害者の福祉に関し、知識の普及を図り、研究調査を行い、並びに相
談及び指導のうち複雑又は困難なものを行う施設とするとしている。
17−109.解答:4
4の在宅介護サービスは老人保健事業に含まれない。
17−110.解答:3
障害年金の斡旋は職業リハビリテーションと直接関わりがないので誤り。
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人間発達・小児学
17−111.解答:3
42ヶ月では5秒間片足で立つ事が出来る。
17−112.解答:5
3個の積み木で塔をつくれるようになるのは18ヶ月から。
17−113.解答:5
ガラント反射は出生から8ヶ月までの間に見られる。
17−114.解答:4
緊張性迷路反射は5∼6ヶ月、対象性緊張性頚反射は6∼8ヶ月に見られる。
17−115.解答:2
ランドウ反射は3ヶ月から12ヶ月の間に見られる。
17−116.解答:5
手を伸ばす動作が完成するのは5ヶ月である。
17−117.解答:5
色の区別は48ヶ月、姓名が言えるのは36ヶ月から
17−118.解答:4
ポルフィリン症は、ヘモグロビン、ミオグロビン、カタラーゼ、ペルオキシダ
ーゼ、チトクロームに含まれるヘムの合成経路の障害によって、ポルフィリンの
尿中排泄の増大をきたす遺伝性疾患である。精神遅滞はきたさない。
17−119.解答:4
学習障害を症状とするため精神遅滞と間違われやすいが、知能の低下が起きて
いるわけではない。
17−120.解答:3
ウィルソン病は、肝臓および脳に銅が異常蓄積する遺伝性疾患。水頭症は、髄
液の生成、吸収障害による脳内異常貯留が原因で起こる知能障害。ダウン症候群
は染色体異常が原因である。
専門科目
身体障害
17−121.解答:2
肩関節外旋の基本軸は肘を通る前額面への垂線、移動軸は尺骨。
17−122.解答:1
ブルンストローム法における上肢回復段階の屈筋共同運動の組合せは、肩甲帯
の挙上と後退、肩関節屈曲・外転・外旋・肘関節屈曲、前腕回外である
17−123.解答:3
浅指屈筋は前腕屈筋群の深部に存在し、4本の腱に分かれて屈筋支帯の下を通
り抜け、第2∼5指の中節骨に付着する。
17−124.解答:5
木を割るのは6∼7METS である。
17−125.解答:3
デコパージュの切り抜きは、はさみやカッターを用いる方法が考えられるが、
切り取る場所を誤らずに切り取る作業工程は、目と手の協調性や手指の巧緻性及
び道具を扱う筋力を要する作業である。
粘土細工の土もみは、触覚・知覚認知や手指の筋力を要する作業であり、視覚
認知能力を多くは必要としない。
17−126.解答:2
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観念失行とは、運動機能の障害がないにもかかわらず、単数または複数の物品
の使用や操作を誤る場合をいう。
17−127.解答:2
手指の屈筋群に痙縮がある場合、抑制する方法として屈筋群への刺激を与えな
いようにする事が原則となる。1962 年に Kaplan は屈筋の痙性手を長時間ストレ
ッチ位にする背側型スプリントが良いと報告している。また、1964 年に Zilslis
は掌側からの指外転、手部全伸展位のスプリントが、前腕部で皮膚の圧の受容器
を介して屈筋抑制の効果をもたらすと報告している。これらの理論から掌側手指
伸展板付前腕背側スプリントが適切。
17−128.解答:2
ア:彫刻刀の強固な把持と協調的な上肢の運動は現段階では不適切。個別の動き
を含む作業の選択が必要である。
オ:手指のステージⅤは様々なつまみ動作が一応可能である。しかし籐の籠編み
は、つまみ固定の保持とつまみ離しの反復作業が要求される。よって、動き
が不器用で機能的な使用が制限されているこの段階の作業としては患側肢
全体の筋緊張のバランスを崩し、手指の痙性が亢進する可能性がある。
17−129.解答:3
患者の発語意欲を高める工夫が必要でさりげない訂正にとどめる。
17−130.解答:2
運動麻痺、不随意運動、失調症をきたすため、協調性は障害される。
17−131.解答:3
片手症候群は、脳卒中発症後よく見られる合併症の1つで、肩及び手の疼痛と
運動制限、手指の腫脹と発赤、初期には皮膚温の上昇と発汗過多がみられ、後に
手指の拘縮を起こす事もある。反射性神経血管障害(RSD)の一つ。
17−132.解答:2
観念運動失行は、行為の意味・概念は保たれているのに、身振り動作を模倣し
たり、命じられた行為を遂行する事が出来ない症状である。運動感覚の記憶は保
たれているので命令によって実行する事が出来なくても、習慣的な動作を自動的
に行う事はできる。例えば、鉛筆で何か書くように命じられると、患者はどうす
ればいいのかわかっても実際に鉛筆を持って書き始めることが出来ない。しかし
ほかの場面では自発的に何かを書くことは可能である。
損傷部位:左半球の頭頂葉、縁上回
17−133.解答:4
ウ:手続き記憶とは運動-−知覚−認知からなる技能であり、自然に繰り返し行っ
てからだで覚えたものをいう。アルツハイマー患者でも比較的保たれやすい
ものである。システム手帳の使用は陳述記憶(意味・エピソード)の障害に対
して有用であり、一般に言う“物忘れ”症状に適用がある。
エ:観念運動失行のある場合、行為そのものの概念が障害されており言語指示は
最小限にするのが望ましい。
17−134.解説:2
優位半球の障害によって出現する観念失行と考えられ、右半球症状としての可
能性は少ない。
17−135.解説:1
1:自律神経過反射はT5、T6 以上の損傷の方に対して種々の刺激で起こる。症
状は頭部、頸部の皮膚血管拡張、徐脈、血圧上昇、頭痛、発汗などである。
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2:片頭痛は発作性、反復性に起こり食欲不振、悪心、嘔吐を伴う。
3:狭心症発作の症状は発汗、顔面蒼白、胸部痛である。
4:脳卒中発作の症状は血圧上昇、頭痛、嘔吐、意識障害、麻痺症状である。
5:はT5、T6 以上の損傷の方に臥位から座位または座位から立位になると、血
液は麻痺域に移動し、特に腹部内臓の血管床に停滞することになる。そのた
め循環血液量が急激に減少し低血圧を起こす。
17−136.解答:3
第六頚髄機能残存で肩関節の内転、
前腕の回内、
手関節橈側背屈が可能となる。
17−137.解答:3
2、4、5は手指機能低下に対しての自助具であり、1に対しても把手を取り
付ければ使用可能となる。3はC5 レベルに対して使用する。
17−138.解答:4
サンディングでは肩の屈曲や水平内外転、肘の屈曲や伸展運動が要求される。
第五頚髄節機能残存レベルでは上腕三頭筋が作用せず、また三角筋や大胸筋など
の肩周囲筋の筋力が弱いためそれらの運動が困難である。したがって4は不適切。
17−139.解答:2
上腕二頭筋はC5-6、円回内筋はC6-7 神経支配なので第六頚髄神経根の損傷で
障害される。
17−140.解答:1
テノデーシス様作用とは、手指の随意運動がなくともて関節を背屈した時に手
指が自動的に屈曲し、重力によって手関節を掌屈した時に手指が自動的に伸展す
る事。手関節の背屈が可能となるのは長・短橈側手根伸筋が作用する第六頚髄節
機能残存レベルからである。
17−141.解答:4
家事動作は多くの場合たくさんの作業を含んでいる。まとめて行う事により過
負荷となり得るため、適度に休息をはさむのが良い。
17−142.解答:1
午前中は朝のこわばりのためにかえって動きづらい。こわばりの去った午後が
好ましい。
17−143.解答:1
耐久性の評価は必要であるが、反復動作による単一運動の評価ではなく、一日
の活動がどの程度可能かという日中の活動性の観点からの耐久性を知るほうが
意義が大きい。また、無用な反復動作を繰り返すと過度の負担を強いる可能性が
ある。
17−144.解答:3
物を把持する場合は片手より両手で、末梢より近位で持つ。
17−145.解答:2
局所のみではなく、全身的な疲労をきたす。
17−146.解答:3
ボタンエイドは、巧緻動作の補助用として、手先の協調動作、つまみ機能を補
う。ボタン穴に通したループをボタンにかけて引き抜くため、操作に慣れと巧緻
が必要である。アテトーゼ型脳性麻痺の患者には操作が困難。
17−147.解答:1
鞄を手に持つと、指先にかかる負担が大きいため、楽で手への負担がかからな
いリュックサックの利用を勧める。
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17−148.解答:4
パーキンソン病に対する作業療法では、筋の固縮、無動、寡動、頸部、体幹の
前傾を改善させるためにリズミカルな反復動作や粗大な運動を用いて実施する。
17−149.解答:1
鼻指鼻試験は上肢の運動失調症状(主として振戦・測定障害)を検査する目的で
行う。
17−150.解答:5
糖尿病の患者は運動の有無による血糖値の低下と上昇の幅が大きく、低血糖発
作などを防ぐために次のような注意を要する。
① 運動の一時間程度前に食事をとる。
② 強い運動、長時間の運動では 30 分ごとに捕食する。
③ 運動後も 24 時間にわたって低血糖に注意し、必要に応じて捕食する。
④ インスリン注射は運動開始1時間以上前に行う。
義肢・装具
17−151.解答:4
手の輪郭を描く時には、紙の上に手を回内位にして置き、各関節の肢位を整え
て輪郭を取る。
17−152.解答:5
ミュンスター式前腕ソケットは、前腕極短断端を含む前腕短断端に適するソケ
ットである。
17−153.解答:2
上腕義手の随意開き式フックは、体内力源の時、ハーネスを介して、原則的に
は、切断側肩関節の屈曲と両側肩甲骨の外転動作によって行われる。しかし、特
殊な場合として、切断側肩関節の屈曲がフックの位置(口元やズボンのチャックで
フックを開閉する場合)により肩関節屈曲が出来ない場合は、フックの開閉には、
肩関節の外転を利用する。
17−154.解答:1
両側大腿切断者は、下肢重量がなくなるから、車椅子に座った人間の重心が通
常より後方に偏位するため、大車輪の軸を後方に移動し転倒を防止する。
精神障害
17−155.解答:4
精神保健領域における作業療法の役割に1∼5全てが当てはまるが、この中で適
切でない傾向が強いのが4である。その理由として、再発予防等を考えた時、家族
調整は不可欠であるが、作業療法の現状として作業療法士の活躍の場が院内に限定
されている事が多い事などから、多くの施設において、作業療法の目的として家族
関係の調整を目的に挙げるのは困難な状況となっている。
17−156.解答:2
精神科作業療法の治療構造として、①作業活動の利用、②自己の利用、③集団の
利用などあるが、これらの要因と患者との何らかの交流が生まれる事によって、は
じめて治療効果が得られる。つまり、患者の意識が清明かどうかによっても治療効
果が変化し、設問にある昏迷状態の場合では、治療効果が得られない。
17−157.解答:5
今回の処方にある作業での行動特徴とは、様々な観察項目の中の作業−遂行者間
のみに着目し、そこで起こる様々な事柄について(例えば、注意力や集中力などの他
に、指示の理解や問題解決能力、作業速度など)評価する事を依頼していると考えら
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れる。
17−158.解答:5
精神科デイケア患者の「在宅生活の質的拡大」を目的とした場合の「作業療法
の初期評価」である事を考えると、1は不適切。
「職業前訓練」が目的なら可。
17−159.解答:1
知覚や身体への刺激を与え、比較的粗大な動作が多い。知覚を刺激し身体を大
きく動かす効果が期待できる。粗大動作で小さな作品を作るので正しい。
17−160.解答:4
休んだ場合、その理由や患者の状態を把握する必要がある。
17−161.解答:2
病識の獲得は分裂病者には難しく、かつ病識を獲得できた時に知る現実の厳しさ
を考えると治療的とはいえない。
17−162.解答:1
危険物を遠ざけると逆に刺激する結果になることもある。OTに知ってもらいた
いという思いがあることから、話を聞いてやる事が必要であり、静かな環境を設定
する事がのぞましい。
17−163.解答:2
これは躁病に見られる特徴的な症状である。
17−164.解答:3
躁病者は注意が転導しやすく、集中が困難で、次々に移る。力づくで遂行しよ
うとするし、現在行っている作業から目が移ってしまい、自分は出来もしないの
に他患に干渉する。
17−165.解答:3
病的な退行や知能低下で観察される事もあるが、二次的なものであり精神疾患
特有の症状といえない。
17−166.解答:4
作業過程を通じて努力を認め、自己評価を高めようとする事が大切。
17−167.解答:3
情緒不安定を起こした場合には原因を探り、作業場面の中で情緒面のコントロ
ールを行いながら適応能力を高めていく。
17−168.解答:1
1:突然起こり突然回復する数秒ないしは数十秒の意識消失発作であるという事
であてはまる。
17−169.解答:3
多種の道具を使いこなす理解力が必要なので不適
17−170.解答:5
初期評価には必ずしも含まれない
17−171.解答:5
アルコール依存症の認知機能が見られている。
17−172.解答:4
精神機能全般の低下をきたす。
17−173.解答:2
安全保障感を得てはじめて言語的・非言語的交流は活発となる。自発的な発言
を生かすことが集団への所属欲求を満たす事となる。
17−174.解答:2
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このような集団の効果に対人交流を含めた社会生活技術の学習がある。
老年期障害
17−175.解答:1
端につまずく、
毛足が引っかかる、
足底部が沈むことでバランスを崩しやすい。
17−176.解答:2
OT 業務の一つ。OT が積極的に関わるところ
17−177.解答:4
多くの場合、ある程度の集中力と個人で行われる事が多い
17−178.解答:2
関節運動を伴わない等尺性収縮が適切
17−179.解答:2
一般に高齢になるほど差は広がる
17−180.解答:3
一度にたくさん与えても混乱するだけである
17−181.解答:5
長時間同一姿勢、同一内容の活動を続けることを避ける。
17−182.解答:2
ダイナミックな動作が求められるので不適
17−183.解答:1
これは小脳障害の大字症
17−184.解答:2
単調で運動範囲が狭く、前傾前屈位になりやすいため不適
発達障害
17−185.解答:1
「四つ這い位で頸部を屈曲する」は対称性緊張性頚反射を見る方法である。頚
からの立ち直り反応を見る方法は、
「背臥位で頭部を一方向へ回旋する」である。
17−186.解答:2
WISC-R の適応年齢は6∼16歳である。
17−187.解答:1
1.とりで着衣が出来るのは、3歳半位から可能となる。
2.お菓子の包み紙をとるのは、乳幼児精神発達診断法では 15 ヶ月の課題。
3.こぼさないで一人でたべるのは、2歳頃になると一人でスプーンを使用し始
め、こぼさないで一人で食べられるのは2歳後半からである。
4.靴を一人で履くのは2歳後半から可能となり始める。
5.おしっこを教えるのはおむつが取れ始める2歳ごろから可能となる。
17−188.解答:3
1.コップから上手に飲めるのは7ヶ月で可能。
2.ア、バ、パなどの唇音は、7ヶ月頃には出現する。
3.舌が食物を口腔前方に押し出すのはしたの挺出反射と考えられ、こういった
哺乳反射は、離乳を経験しながら7ヶ月には出現する。
4.離乳期(7∼8 ヶ月頃)には、上唇はスプーン上の食物を口の中に取り入れる事
が出来る。
5.クッキーは5ヶ月でかむようになり、この時期にはビスケットなどを自分で
食べるようになる。
17−189.解答:4
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上位分娩麻痺とは、C5-6 またはC5-7 の腕神経叢損傷であり、肩の諸筋群、肘
関節の屈筋、前腕の回外筋の麻痺が起こる。よって、上肢は、下垂しており肩関
節の内転内旋、肘関節伸展、前腕回内、手関節掌屈の肢位をとっているため、前
腕回外が困難となる。一般的に上位型は、全型や下位型に比べると予後が良い。
17−190.解答:5
スプーンでの取り込みは、異常な舌の動きを抑制したり、口唇での取り込み動
作を獲得していく上で正面から行う。また、嗅覚や視覚機能が残存している場合
は取り込み動作の準備へつながる重要な感覚要素であり、また食材を確かめる役
割を持っている。
17−191.解答:2
聴覚的短期記憶に問題があると、たとえ口頭指示を繰り返したとしても、なか
なか指示がはいらないと思われる。
17−192.解答:3
点頭てんかんの場合、知的障害もありまた発作も頻発し、電動車椅子の操作自
体が困難ではないかと思われる。
ADL・福祉機器
17−193.解答:3
引き戸が望ましい
17−194.解答:4
動線は短くする
17−195.解答:5
料理は2∼3METS の活動
17−196.解答:5
ある職務の分析を行い、其の職務の主要な要因を取り出して、現実的具体的な
作業として用い、手続きを標準化した評価。
作業療法概論
17−197.解答:3
在職後も義務は永続する
17−198.解答:2
他にも老人デイケアサービスセンター、老人短期入所施設、養護老人ホーム、
経費老人ホーム、老人福祉センターがある。
基礎作業学
17−199.解答:2
たがねは金工細工の打ち出しに用いる道具。
17−200.解答:1
切り絵は、カッターナイフやアートナイフを用いて、絵を切り抜いて作品を仕
上げていく作業である。デザインにもよるが、精密さを含んだ作業であり、上肢
帯と手指の巧緻性の向上につながると考えられる。
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