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ユニファイドコミュニケーション環境構築事例

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ユニファイドコミュニケーション環境構築事例
ユニファイドコミュニケーション環境構築事例
アンリツ株式会社 様
コミュニケーションの質を追求し
対面と遜色ないリアルな会議を実現
計測器を中心にグローバルビジネスを展開するアンリツ株式会社様。同社では、海外を含めた
コミュニケーション環境の向上に取り組んでいます。その一環としてSIP対応テレフォニーサー
バ「UNIVERGE SV7000」をベースに、Microsoft Lyncとポリコム製品を連携させた新テ
レビ会議システムを構築。グローバルミーティングに欠かせないツールとして定着しています。
会社概要
アンリツ株式会社
本 社 神奈川県厚木市恩名5-1-1
設
立 1895年
資 本 金 171億500万円(2012年3月31日現在)
売 上 高 935億8600万円(2011年度 連結)
1
高画質なテレビ会議を自席の PC や自宅からでも利用可能に
2
Microsoft Lyncとポリコム製品のスムースな連携を実現
3
複数拠点の同時会議でコミュニケーション効率が向上
Point
本事例の
ポイント
Point
Point
1
Point
従 業 員 数 3681名(2012 年 3月31日現在 連結)、
824名(2012 年 3月31日現在 単独)
事 業 概 要 計測器や情報通信機器、 食品用検査機器などの
開発・提供を通じ、安全・安心で快適な社会の発展に寄与す
る。ビジネスのグローバル化にも積極的に取り組み、 主力
の計測器事業の海外売上高比率は約 7 割にのぼる。
高画質なテレビ会議を自席の PC や自宅からでも利用可能に
海外拠点とテレビ会議でミーティングするため
早朝や深夜まで残業することもありました。
当社は、計測器を中心にグローバルな
は様々な要望が寄せられるようになりまし
ビジネスを展開しています。製品の製造
た。特に多かったのは、頻繁に使われて
や開発は拠点に分散されておりメールだ
いるWeb会議の改善。具体的には、表情
けでは伝えられない情報もあるので、コミ
や微妙なニュアンスまで読み取るため、
画
ュニケーション基盤の整備は重要な課題
質を向上してほしいというものでした。
アンリツ株式会社
経営情報システム部
インフラソリューションチーム 課長
篠原 雄二氏
です。
また、大人数の会議に対応できるよう
そこで2 0 0 8年にMic r o s o f t Of f ic e
にしてほしいという声もあがっていました。
また自席のPCからは利用できない上、
Communications Server 2007(OCS
最近は部門横断的なプロジェクトも増え
海外拠点とのやりとりには時差もありま
2007)を導入。既存PBXをSIP対応テレ
ており、それに伴い会議に参加する関係
す。海外に合わせると早朝や深夜に会
フォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」
者の数も増加傾向にあったからです。
議室に居なければならず、参加者にとっ
へ移行し、自社型のIPセントレックスを
実は「画質の向上」
も
「大人数の会議」
て大きな負担になっていました。Web 会
実現しました。SIP 電話機/構内 PHS
も、テレビ会議を使えばクリアできるので
議の利便性を活かしつつ、いかにテレビ
との直接通話のほか、各自のPCから手
すが、導入していたポリコムのテレビ会議
会議のメリットを享受するか——。そこで
軽にWeb 会議を利用できる環境を整備
システムはIPセントレックスとは別系統の
目を付けたのが、Microsoft Lync(以
しました。
ネットワークで運用しており、設置場所も
下、Lync)を活用したコミュニケーション
しかし、数年の運用を経て、現場から
会議室のみでした。
基盤の拡充です。
ユニファイドコミュニケーション環境構築事例
アンリツ株式会社 様
Point
2
Microsoft Lyncとポリコム製品のスムースな連携を実現
Lyncとポリコム製品の連携デモを見て確信。
「これなら安心して任せられる」と実感しました。
既存のOCS 2007とポリコムのテレビ
スに連携させるには自社だけで行う
アンリツ株式会社
経営情報システム部
インフラソリューションチーム 主任
会議システムは連携実績があまりありませ
ことは簡単でありません。というのも
が可能です。そこで、OCS 2007から
ットワークなどに関する様々な専門的
コ ミュ ニ ケ ー シ ョン 基 盤 で あ る
線電話としての番号計画をLyncに適用
んでしたが、Lyncとならスムースな連携
Lync への移行を決断しました。ただし、
「UNIVERGE SV7000」と、Lyncおよ
びポリコムのテレビ会議システムをスムー
本社
構内
TV会議 PHS
装置
SIP
Lync端末
電話機
鈴木 政志 氏
連携には、デバイスやサーバ、IPネ
な技術・知識が必要になります。特に内
心して任せられる」と実感しました。
するのにも大変な作業を伴います。そこ
現 在は、ポリコム多 地 点 会 議 装 置
でI Pセントレックスの 構 築を担 当した
「RMX 1500」とLync 用対応音声ゲー
トウェイ「S o n u s V X 1 2 0 0」を導入し
NECネッツエスアイに構築を
お願いすることにしました。
データセンター
Lyncサーバ
「UNIVERGE SV7000」と接続。さらに
決め手になったのは実績と
ポリコムのテレビ会議端末も追加導入し、
ノウハウ。NECネッツエスアイ
SV7000
グローバルで40 台以上を運用しています
(図)。つながる拠点数が多い上、テレビ
はマイクロソフト製品もポリコ
ム製品も扱っており、両製品
音声I
P網
の連携実績も豊富です。プロ
公衆網
SIP
構内 TV会議 Lync端末
電話機 PHS 装置
国内30拠点
3
装置の検証だけでも大変な手間が予想
ジェクトに先立ち、その連携シ
されましたが、NECネッツエスアイのサポ
したが、Lyncからポリコムの
した。現在、Lyncはグローバルで1800
がるところを見て「これなら安
稼働しています。
ステムのデモを見せてもらいま
Lync端末
海外拠点
(北米、
ヨーロッパ、中国、アジアなど)
アンリツにおけるIP セントレックスのシステム構成
Point
会議端末も増やしたため、多地点会議
ートのおかげで、スムースな導入ができま
テレビ会議にスムースにつな
ユーザが利用。トラブルも一切なく、安定
複数拠点の同時会議でコミュニケーション効率が向上
高画質でフレキシブルなツールを活用し
新しいコミュニケーションが生まれています。
新システムになり、テレビ会議がより身
きなポイントです。
室に足を運ばないとテレビ会議に参加で
しい使い方も生まれています。その典型
近なツールになりました。これまでは会議
きませんでしたが、今はLyncのWeb 会
議を使って、どこからでも参加できます。
自席のPCはもちろん、自宅からでも参加
できるので、海外拠点とのミーティングも
劇的に楽になったと評判です。
高画質な映像で会議を行えるようにな
ったことで、対面の会議に近い高品質な
コミュニケーションが可能になったことも大
認が必要な事柄は、Lyncのチャット機能
こうしたメリットを活かし、Web 会議の新
を活用することで、担当者同士で即座に
が複数拠点の同時会議です。例えば、ア
「質」が高まったことで、活用シーンが広が
する担当者が同時に会議に参加し、それ
今後はこのコミュニケーション環境の利
やりとりが可能です。コミュニケーションの
メリカ、ヨーロッパ、日本の拠点間で関係
り、仕事に好循環が生まれているのです。
ぞれが資料や設計図を見ながら意見交
用範囲の拡大を図っていきたいですね。
す。フレキシブルに、高画質な映像でコミ
パートナーなど社外ともシームレスにつな
定着しているのだと思います。個別に確
の向上が期待できると考えています。
換や情報共有を図るケースも増えていま
ュニケーションできるから、こうした会議が
本誌に関するお問い合わせは、下記のNEC ネッツエスアイへ
例えば、社員だけでなくお客様や取引先、
がるようにできれば、今まで以上に生産性
NECネッツエスアイでは、個人情報保護に取り組んでおり、
2005年9月に一般財団法人日本情報経済社会推進協会によって、
プライバシーマークの認定が承認されました。
企業ソリューション事業本部 ニューソリューション推進事業部 UCソリューション部 TEL(03)6699-7515 / FAX(03)6699-7910
E-mail: [email protected]
http://www.nesic.co.jp/
※本誌に掲載されているシステム名、製品名などは各社の登録商標です。
※本誌の記載事項は予告なく変更される場合がありますので、
あらかじめご了承ください。
※本誌の内容は、2013年3月現在のものです。
本誌は環境に配慮した用紙ならびにインクを使用しています。
〒112-8560 東京都文京区後楽2-6-1 飯田橋ファーストタワー 電話 (03)6699-7000(大代表)
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