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4章 - 和光市
第 4 章 第4章 施策の展開 Ⅰ ノーマライゼーション理念の具体化と福祉のまちづくりの推進 基本的な方向性 「共に生きるまち・和光」を実現し、バリアフリー(障壁のない) とユニバーサリゼーション(誰にとっても快適な環境)に基づくま ちづくりを進めるために、バリアフリーとユニバーサルデザインよ る環境整備、ノーマライゼーション理念具体化のための意識改革を 進めます。 特に、市独自の福祉に関する条例の策定は、福祉のまちづくりを 進めるための柱として重要です。 誰もが共に生きるまちの実現のために、チャレンジドへの理解と 交流を促進するための取り組みを、市民・事業者・行政が協働して 組織的・継続的に行います。また、ボランティア活動を促進するた めの取り組みを行います。 42 1 理解と交流の促進 ! 啓発・広報活動の促進 ! 啓発・広報活動の促進 "啓発・広報のあり方の検討及び「チャレンジド版広報紙の発行」 啓発・広報活動のあり方を具体的に検討します。また、チャレンジドを中心に編 第 2 集作業を進める「チャレンジド版広報紙」を年に数回発行します。 章 (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に啓発・広報に関する作業部会を設け、 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 □ チャレンジド版広報紙の発行 "啓発・広報活動の促進 各種交流事業を広報に掲載するとともに、特に、1 2月9日の※「障害者の日」 、 1 2月3日から1 2月9日の※「障害者週間」について、その意義、取り組みの内容 など、市広報や各種行事等を活用して積極的な啓発・広報活動を進めます。 【市政情報課・社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 毎年「障害者の日」について広報に掲載 今後の具体的な取り組み内容(目標) □「広報わこう」を活用した広報活動 □ 市ホームページを活用した広報活動 "※身体障害者補助犬法の周知 平成1 4年1 0月から施行された※身体障害者補助犬法に基づき、公共施設や公共 交通機関、不特定多数が利用する民間施設において、補助犬を同伴しての利用が 円滑に進むよう、市民・事業者等への法律の周知徹底に努めます。 【市政情報課・社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 市民・事業者等への広報・啓発 《用語の説明》 ※障害者の日、障害者週間 障害者基本法において、1 2月9日は「障害者の日」と定められ、また、平成7年度からは障害者対策推 進本部の決定により、1 2月3日から1 2月9日までの1週間を「障害者週間」として、障害のある人の自立 及び社会参加への意欲並びに国民の障害者問題に対する理解と認識をより一層高めるための運動を展開す ることとされた。 ※身体障害者補助犬法 この法律は、身体に障害のある人が「補助犬」を伴って社会で活動できるように支援することを目的と しており、国や自治体が管理する施設、電車、バスなどの公共交通機関、ホテルやレストラン・デパート など不特定多数が利用する民間施設は、「補助犬」を同伴しての利用が拒否できなくなった。ここでいう 「補助犬」とは、!目の不自由な人を導く盲導犬、"からだの不自由な人の身の回りの世話をする介助犬、 #耳に障害のある人を導く聴導犬、の3種類をいう。 43 第 4 章 " 広聴活動の充実 #広聴活動の充実 障害者福祉に関する市民意識の把握に努めるとともに、チャレンジドや関係団 体等から意見を聴く機会を設け、広聴活動の充実に努めます。今後は、(仮称) チャレンジド団体連絡協議会の作業部会において、広聴活動のあり方を具体的に 検討します。 【市民まちづくり推進課・市政情報課・社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) メールの活用、市長への要望 ! ! 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 新規事業の実施に伴う説明会の実施 □ パブリックコメント制度の活用 □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 交流機会の拡大 交流機会の拡大 #すわ緑風園を中心とした地域交流事業の推進 朝霞地区4市の施設である知的障害者更生施設すわ緑風園では、地域の知的障 害のある人に対して施設の機能を開放して入所者との交流を深めています。現在 は、参加者の送迎等の問題もあり、平成3年度から平成1 0年度に自主事業として 取り組んでいた在宅障害者交流事業を実施しておりませんが、今後の実施に向け、 4市での協議を進め、地域交流事業のあり方を検討するよう要請していきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 地域交流事業の実施の要請 (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 #ふれあい活動の充実 ふれあい活動として「高齢者と障害者の歳末交流会」等、障害のある人とない 人が協力し活動しています。 今後は、(仮称)チャレンジド団体連絡協議会での検討を進め、各種交流事業 の支援をしていきます。 【社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 「障害者と高齢者の歳末交流 会」を実施 185人参加 44 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 交流事業の実施 (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 !青少年体験・交流活動の促進 スポーツ・レクリエーション、文化、生活体験・学習活動などを実施し、障害 のある児童・生徒とない児童・生徒が共に活動できる機会の提供に努めます。 【生涯学習課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 共に生きる社会づくりを進めるため、障害者 団体が行う地域の人たちとの交流活動の支援 として、公民館の体育室を開放している。 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 第 2 章 !チャレンジドが行う交流活動への支援 共に生きる社会づくりを進めるために、ボランティア等と協働を図りながら、 障害者団体が行う地域の人たちとの交流活動への支援に努めています。 今後は、(仮称)総合福祉会館など公的機関に喫茶室や作品展示室・販売コー ナーなどを設け、チャレンジドが働く場を確保しながら交流の機会が拡大できる ようにしていきます。また、各種地域交流事業の展開に向けて、(仮称)チャレ ンジド団体連絡協議会での検討を進めます。 【社会福祉課・社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 「さつき苑」に通所している知的障害者を対 象に、勤労青少年ホーム内において余暇活動 の支援を実施(講習会5回) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)総合福祉会館など公的機関に喫 茶室や作品展示室等を設置 □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 □ 各種地域交流事業の展開 !地域交流事業の促進と支援 福祉施設と地域社会の交流を促進するための各種事業に対して支援を行い、施 設入所者と地域住民との交流機会の拡大に努めます。また、そのための構想を早 急に立て、グループホーム、公共機関における活動の場や作品即売所の確保、広 報のあり方について具体的に検討します。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ □ 関係4市の協議 関係施設と協議 (仮称)チャレンジド施策推進委員会に おける検討 □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 □ 各種地域交流事業の展開 45 第 4 章 !子育て支援センターでの障害のある児童との共同イベント開催 みなみ、しらこ、キッズエイド和光の子育て支援センターを市内の障害のある 児童とのふれあいの拠点として位置づけ、イベントを一緒に楽しむことで障害の ある人への理解を深めます。 【こども福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 各子育て支援センターで、障害のある児 童とのふれあいイベントを開催 !(仮称)つどいの広場での障害のある児童と地域で生活する市民同士のネットワ ークづくり 障害のある人と地域で生活している市民同士が交流し、情報交換や精神的負担 の軽減を図ることができる場所として、つどいの広場を開放します。 【こども福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ □ 平成16年(仮称)つどいの広場開所 サークル活動等への参加促進 近隣市町村へのネットワーク拡大要請 !保育園4、5歳児を対象にしたチャレンジドへの理解の促進 障害者スポーツ大会への参加等、一緒に楽しむ機会をつくることや、パネルシ アター等を使い、わかりやすくチャレンジドに対する思いやり、接し方を身につ け、幼児期からのチャレンジドへの理解を深めます。 【こども福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 46 障害者スポーツ大会への参加 保育園でのイベントを実施 ! ! ボランティア活動等の支援 ボランティア活動等の支援 "ボランティア活動及び NPO への支援 (仮称)チャレンジド団体連絡協議会において、ボランティア活動のあり方等 の検討を進め、社会福祉協議会のボランティア連絡協議会との協議をしながら、 さまざまな取り組みを進めます。また、(仮称)チャレンジド団体連絡協議会に ボランティア活動に関する作業部会を設け、ボランティア活動を活発に推進する ための検討を行います。さらに、ボランティア連絡協議会と(仮称)チャレンジ ド団体連絡協議会との連携を深めていきます。 地域保健福祉団体や地域活動団体の活動への支援については、地域における保 健福祉活動の振興を図るため、在宅福祉、健康づくり、生きがいづくり、ボラン ティア活動及び※NPO 等の事業を実施する団体の支援に努めます。 ボランティアの養成・確保については、広範な活動分野にわたるボランティア の確保を図るとともに、特に知的障害児者に対応できる(若い)ボランティアの 育成・確保に努めます。また、専門的な技術を必要とするボランティアの養成・ 確保にも努めます。 【地域振興課・社会福祉課・社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) ・ボランティアグループ、NPO 等に市民活 動支援補助金を交付 ・ボランティアグループ19団体に福祉活動費 助成 ・手話ボランティア講座(全18回) ・ボランティアの集いの開催(52人参加) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ NPO 等の団体に対する研修会の充実 (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 □ ボランティア連絡協議会との連携 □ ボランティアの養成・確保 "ボランティアセンターの充実 ボランティア活動の拠点施設となるボランティアセンターの整備・充実を図る とともに、ボランティア活動に関する調査・啓発事業等の活動を支援し、また、 誰もが円滑なボランティア活動への参加及びその利用が図られるよう、情報の提 供、収集等コーディネート機能の充実に努めます。 今後は、(仮称)総合福祉会館内にボランティアセンターを設置し、その機能 の充実を図ります。 【社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) ボランティア登録、派遣、ボランティア体験 学習、ボランティアガイドブック、ボランテ ィアだより、福祉教育の支援、市民まつりの 参加 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)総合福祉会館内へのボランティ アセンターの設置及び機能の充実 《用語の説明》 ※NPO(Non Profit Organization) 特定非営利活動促進法に基づく民間の非営利組織。具体的には、福祉や環境、人権問題などの社会的な 課題に、市民が主体的に取り組んでいる組織をいう。 47 第 2 章 第 4 章 2 福祉のまちづくりの推進 ! 福祉のまちづくりの推進 ! 公共建築物等のバリアフリー化・ユニバーサルデザイン化の促進 "福祉に関するまちづくり条例の制定 障害のある人にとってやさしく住みやすいまちづくりの形成については、埼玉 県福祉のまちづくり条例により、促進しています。 今後は、市独自の福祉に関するまちづくり条例の制定を検討し、共に生きるま ちづくりをめざします。その際には、(仮称)チャレンジド団体連絡協議会での 検討を踏まえ、できる限りチャレンジドの意見が反映できるように努めます。当 面は、「埼玉県福祉のまちづくり条例」等のもとに、関係機関等とも十分意見調 整を行い、市民一人ひとりが認識し対応できる住みよいまちづくり指針の整備に 努めます。 【政策課・市民まちづくり推進課・社会福祉課・都市整備課・道路安全課・建築課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度より、無電柱化により歩道通行空 間を確保するため、無線類地中化事業を実施 平成15年度に、人工肛門のチャレンジドの利 便性を図るため、和光市駅南口駅前に駅前広 場公衆便所人工肛門洗浄設備を設置(1基) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 福祉に関するまちづくり条例制定の検討 (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 "公共施設等バリアフリー化・ユニバーサルデザイン化の促進 公共施設等の建設にあたっては、障害のある人や高齢者にも容易に利用ができ るよう、バリアフリー化・ユニバーサルデザイン化に向け、近代的設備の導入等 について可能な限りの配慮に努めます。また、既存の公共施設等についても、可 能な限り有効な対応に努めます。 市庁舎は、すでにバリアフリー化の対応を行っていますが、今後は、チャレン ジドが利用しやすい窓口について検討を図り、設備整備の改善に努めます。 【総務課・社会福祉課・建築課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 市庁舎 ・平成14年度 障害者用駐車場の整備、障害者用エレベー ター利用者スペースの確保 ・平成15年度 庁舎内の多目的トイレに人工肛門洗浄設備 設置、庁舎内トイレの手すり整備、市役所 正面口の車寄せに身体障害者用駐車場の整 備 48 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 和光市駅エレベーターの利用方法等につ いて東武鉄道と協議 □ 公共施設等の整備促進 □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 "公園・緑地の整備 障害のある人もない人も、各種公園や緑地等を憩いと交流の場とし、また安心 して戸外で過ごせるよう、その整備に努めます。 【都市整備課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度 車いす対応型斜路1か所、段差 解消出入口1か所、車いす用トイレ1か所 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 計画的整備の推進 "市役所における窓口対応方法の検討 市役所における窓口対応については、常に利用者の要望等を把握し、また、 (仮 称)チャレンジド団体連絡協議会との連携をとり、障害の状況に配慮しながら、 より利用しやすい対応に努めます。具体的には、車いす使用者に配慮したローカ ウンターの設置、聴覚障害者に配慮した手話による対応など、さまざまな対応方 法の検討を進めます。 第 2 章 【総務課・社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) ・ローカウンターの設置 ・手話のできる職員の配置 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 障害の状況に配慮した窓口対応方法の検 討 □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会と の協議 第 4 章 "福祉マップの作成 チャレンジドや支援者、ボランティアなどの参加・協力のもと、市内の公共的 な施設・医療機関や道路・歩道などのバリアフリー状況を調査し、チャレンジド が外出する際に参考となるような福祉マップを作成します。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成10年度に「福祉マップ」を作成 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 福祉マップの作成 (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 ! 道路環境等の整備 "歩道の段差解消等歩行者環境の整備 車いす利用者や視覚障害者などが安心して通行できるよう、歩道の拡張や段差 解消、歩車道の分離等を進め、均衡のとれた誰にもやさしい道路整備に努めます。 特に、和光市駅北口の整備にあたっては、(仮称) チャレンジド団体連絡協議会を 通し、障害のある人の生の意見が反映できるような方法を具体的に検討します。 【社会福祉課・都市整備課・道路安全課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度、段差解消を公共施設を中心に11 か所施工。計画か所約80か所、整備済み43か 所、未整備37か所 49 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 未整備37か所の早期整備 (仮称)チャレンジド団体連絡協議会と の連携 "路上放置物等の撤去指導強化 歩行者の安全な通行を確保するため、その障害となる放置自転車や店頭商品等 について、撤去指導や不法占拠について周知を行い、利用しやすい交通環境の整 備に努めます。 【道路安全課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 ! 毎月3回の自転車撤去の実施 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 放置自転車に対する警備員の配置 □ 商工会への協力依頼 公的サービスや民間事業者への啓発 "公的サービスや民間事業者への啓発 チャレンジドと接するときのサポートの仕方などについて、商店、医療機関、 警察署及び鉄道機関などへ継続的、組織的な働きかけを行います。具体的には、 サポートの仕方などを示したハンドブックの作成・配布や、チャレンジドを交え た講習会の開催などを通じて意識改革を図ります。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ □ 50 ハンドブックの作成 講習会の開催 公共交通機関への協力依頼 Ⅱ 自立を支える生活支援サービスの充実 基本的な方向性 地域で生活するために必要なホームヘルプサービスをはじめとし た在宅介助サービスの充実を図るとともに、チャレンジド一人ひと 第 2 りが望む暮らしの場の整備を進めます。 章 チャレンジドにとって、暮らしの場を選択し支援の受け方を決定 していくためには、さまざまな体験の機会が保障される必要があり ます。グループホームや一人暮らしの体験ができること、その暮ら しの場の移行がスムーズにできること、ヘルパーの入れ方を変えて みることなど支援の活用方法の変更が柔軟にできる支援システムづ くりが重要です。 さらに、チャレンジドや高齢者など災害対応能力の弱いと思われ る人に対しての災害時対応システムの検討をします。 51 第 4 章 1 在宅生活支援サービス ! 在宅支援システムの確立 !支援費制度の基盤整備の推進、情報提供・相談体制の充実 平成1 5年4月から開始された支援費制度では、市は、利用者の障害程度や他の サービスの利用状況、介護者の状況などを聴き取り・決定して「受給者証」を交 付します。今後も、利用者の円滑な利用が促進されるよう、サービス提供基盤の 整備を進め、制度の充実に努めます。また、支援費制度は、利用者自らが事業者 を選択し、事業者と契約してサービスを利用するしくみであり、利用にあたって は、適切な情報の取得や、一人ひとりの状況をよく踏まえた相談が大切になって くることから、引き続き、社会福祉課相談窓口における情報提供・相談体制の充 実に努めます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年4月開始 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 情報提供・相談体制の充実 支援費制度の枠組み 支援費制度の対象となるサービス ホームヘルプサービス ホームヘルパーから介護や家事など日常生活の支援を受けるサービス デイサービス デイサービスセンターに通って、食事や入浴、訓練等を受けるサービス ショートステイ 一時的に施設等に入所し、生活に必要な援助を受けるサービス グループホーム 地域で共同生活を営む知的障害者が日常生活の援助を受けるサービス 更生施設 施設に入所または通所して、自立した生活を送るために指導・訓練を 受ける施設 療護施設 常時介護が必要な身体障害者が、治療や日常生活に必要な援助を受け る施設 授産施設 施設に入所または通所して、 職業の提供や訓練を受ける施設(常時の 利用者が20人未満の「小規模通所授産施設」は対象となりません。) 通勤寮 企業等に就労している知的障害者が、自立をめざして日常生活に必要 な援助を受けながら生活する施設 在宅サービス 施設サービス 52 !サービス提供システムの構築とネットワークづくり 安心して「失敗できる」 「失敗してもやり直せる」ことを支える支援システム をつくっていきます。そのための和光版ともいえる当事者や行政・民間事業者・ NPO などの重層的なサービス提供システムとネットワークづくりをめざします。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) ! 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)チャレンジド施策推進委員会に おける検討 第 2 章 ホームヘルプサービス ホームヘルプサービスはこれからの在宅生活支援の中心となり、今後急速に需要 が伸びることが予想されます。本人の意思を尊重し、障害種別にかかわらず、必要 に応じてホームヘルパーが派遣できるよう、制度の充実を図ります。また、より質 の高いサービスの提供が図れるよう、ヘルパー養成講習等の充実に努め、また、各 種相談の機会や障害者福祉の手引き及び広報等により、わかりやすい情報提供シス テムの整備に努めます。 !ホームヘルパーによる生活支援事業 チャレンジド及び難病患者の自宅で、ホームヘルパーによる身体介護、家事援 助、または外出時の移動介護等を行います。 今後は、より質の高いサービスの提供が図れるよう、ヘルパー養成講習等の充 実に努め、また、各種相談の機会や障害者福祉の手引き及び広報等により、周知 に努めます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 今後の具体的な取り組み内容(目標) (継続) □ ホームヘルパー養成講習の実施 □ ホームヘルパーの派遣 <数値目標> ・身体障害者 107人 44, 5 00時間 ・知的障害者 25人 10, 500時間 ・精神障害者 10人 3, 200時間 (身体障害者、知的障害者には障害児を含 む) ホームヘルパー派遣 平成14年度 ・身体障害者 9人 1, 687時間 ・精神障害者 3人 245時間 平成15年度(見込み) ・身体障害者 18人 2, 528時間 ・知的障害者 1人 25時間 ・精神障害者 6人 349時間 ・障害児 8人 1, 190時間 !障害者生活サポート事業 一定の料金により、チャレンジドの一時預かり・派遣介護・外出時の付き添い ・送迎のサービスを提供します。支援費制度を補完する事業として、今後も引き 続き、事業の充実に努めていきます。また、申請業務、窓口業務の簡略化、効率 化とわかりやすい情報の提供を行っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度(見込み) 11人 199. 5時間 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 53 第 4 章 !全身性身体障害者介護人派遣事業 脳性マヒによる障害1級または脳性マヒ等による全身性障害のある人で障害の 程度が特別障害者手当支給要件に該当する人に対して、介護人を派遣し、屋外へ の誘導、同行、介助及び外出にあたっての必要な支援を行います。今後も引き続 き、市の単独事業として実施していきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度(見込み) 2, 703時間 チャレンジド ヘルパー 22人 今後の具体的な取り組み内容(目標) (継続) 4人 !NPO 法人に対する支援強化 在宅生活支援を担う NPO 法人に活動場所の提供など、活動の育成・助成を行 います。 【地域振興課・社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 在宅支援を担う NPO 法人の活動の育成 ・助成 54 ! ショートステイ !ショートステイ事業 保護者またはその家族の者の疾病等により、障害のある人の在宅での介護が一 時的に困難となった場合に、施設に短期間入所し、日常生活における自立の支援 や家族などの介護負担の軽減を図ります。 して地域移行の促進や地域生活支援の充実を求めながら、誰もが生まれ育った地 第 2 域で暮らせるように、市独自の地域生活支援充実策を具体的に検討します。また、 章 今後は、施設の整備を積極的に進め、利用の容易化に努めます。また、国に対 グループホーム等の生活の場を誰にでも使えるように充実し、積極的に利用でき るようにしていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 4床(すわ緑風園) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 地域生活支援充実策の検討 !重度心身障害者(児)短期入所療育事業 福祉法人日本肢体不自由児協会が運営する「心身障害児総合医療療育センター」 第 4 で短期入所療育事業を実施しています。 章 重度の心身に障害のある人に対し、朝霞地区四市で広域的な対応として、社会 今後も事業の推進に努めるとともに、各種相談の機会や障害者福祉の手引き及 び市広報等により周知に努めます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度2件、1床 今後の具体的な取り組み内容(目標) (継続) !難病患者等ショートステイ事業 難病患者等の介護を行う者が、疾病等により、在宅での介護が一時的に困難と なった場合に、医療機関において、一定期間介護を行い、日常生活における自立 の支援や家族などの介護負担の軽減を図ります。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度 0人、15年度 0人 今後の具体的な取り組み内容(目標) (継続) 55 ! デイサービス !デイサービス事業 施設において、創造的活動、機能訓練、入浴及び給食等のサービスを提供しま す。通所の方法で提供するデイサービス事業は、在宅支援のための重要な施策に 位置づけられることから、実施拠点の整備を進め、当面は(仮称)総合福祉会館 において実施します。また、事業の実施にあたっては、利用日数や回数の充実な ど、利用者主体の運営のあり方を検討します。なお、今後は、(仮称)総合福祉 会館における利用状況等を把握し、(仮称)チャレンジド施策推進委員会におけ る検討を踏まえ、事業を展開していきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 " 1か所 1人 今後の具体的な取り組み内容(目標) □(仮称)総合福祉会館での実施 □(仮称)チャレンジド施策推進委員会にお ける検討 その他の在宅支援 !障害児(者)地域療育等支援事業の充実 知的障害児通園施設「みつばすみれ学園」 において、在宅の重症心身障害児(者) 、 知的障害児(者) 、身体障害児及びその家族の地域における生活を支えるため、 障害児(者)施設の有する機能を活用し、療育指導や相談とともに各種福祉サー ビスの提供を援助、調整などを行う障害児(者)地域療育等支援事業を行ってい ます。 今後は、国の地域移行計画の推進、地域生活支援充実策の進捗状況と連動させ ながら、本事業を積極的に活用していきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 在宅支援外来療育等指導事業 ・平成14年度 139回 ・平成15年度(見込み)145回 地域生活支援事業 ・平成14年度 33回 登録者実数9人 ・平成15年度(見込み)35回 登録者実数13 人 56 今後の具体的な取り組み内容(目標) (継続) !補装具の交付・修理及び日常生活用具の給付・貸与等 身体障害者手帳の交付を受けている人に対する、失われた部位や障害のある部 分を補って、日常生活を容易にするための補装具について、その交付と修理を行 っています。また、重度身体障害者及び難病患者が家庭において日常生活を営む 上で、その生活の容易化を図るための用具の給付もしくは貸与を行っています。 今後は、さらに適切な制度の活用に向けての周知及び制度の拡充に努めます。 また、申請業務・窓口業務の簡略化、効率化とわかりやすい情報の提供を行って いきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 今後の具体的な取り組み内容(目標) 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 !重度身体障害者居宅改善整備費補助 身体に重度の障害のある人の日常生活における利便を図るため、居室、便所、 浴室等居宅の一部を改造する場合、工事費用の一部を補助します。 今後は、補助額の拡大を図るとともに、申請業務・窓口業務の簡略化、効率化 とわかりやすい情報の提供を行っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 0件、平成15年度 章 □ 平成15年度(見込) 補装具の交付・修理 児116件、者495件 日常生活用具の給付・貸与 児2件、者30件 平成14年度 第 2 0件 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 補助額の拡大 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 !入浴サービス事業 身体に重度の障害のある人に、巡回入浴サービスを提供しています。 今後は、申請業務・窓口業務の簡略化、効率化とわかりやすい情報の提供を行 っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度(見込み) 107件 3人 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 !配食サービス事業 チャレンジドの自宅に一定の料金で昼食・夕食を提供します。今後は、対象者 及び事業量の拡大等の検討を進めます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年12月からサービス開始 平成15年度(見込み) 23食 2人 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 57 対象者及び事業量の拡大 第 4 章 !各種手当、年金等の支給 特別児童扶養手当、児童扶養手当、特別障害者手当、障害児福祉手当、在宅重 度障害者手当、障害基礎年金、障害厚生年金、難病患者入院見舞金等の各種手当 ・年金等については、各種相談の機会や障害者福祉の手引き及び市広報等により 制度の周知を行い、適切な給付の確保が図られるよう努めます。また、申請業務 ・窓口業務の簡略化、効率化とわかりやすい情報の提供を行っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 実施 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 !診断書料の補助 身体障害者手帳及び精神障害者保健福祉手帳の交付申請の際に、提出する診断 書について、その診断料の補助を行います。 今後は、申請業務・窓口業務の簡略化、効率化とわかりやすい情報の提供を行 っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 実施 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 !資金(生活福祉資金、埼玉県障害者福祉資金)の貸付 身体に障害のある人が事業を開始する場合や事業を拡大する場合、または技能 の習得や居宅の改造等で資金が不足する場合、低利で貸付を行います。対象は、 身体障害者手帳を所持する人がいる世帯です。 【社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度 生活福祉資金 1件 今後の具体的な取り組み内容(目標) (継続) !保育園による一時保育 障害のある児童の保護者の家庭保育に伴う心理的、肉体的負担を軽減すること を目的に行っています。 今後は、利用者の拡大が図れるよう検討していきます。 【こども福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) ほんちょう保育園、にいくら保育園で実施60 日以内、1週間につき3日を限度 58 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 利用者拡大の検討 2 多様な暮らしの場の整備 ! ※グループホームの整備拡充 !体験型グループホームの設置 体験型グループホームは、親元や施設での暮らしからグループホームの暮らし 今後、本格的にグループホームを整備拡充していくためには、体験型グループホ 第 2 ームの設置が有効な施策になると考えられることから、民間活力等を導入しなが 章 へスムーズに移行し、どのような暮らし方が良いのかを経験するための場です。 ら、体験型グループホームの設置を進めていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 体験型グループホームの設置 (市の現状にあった体験型グループホー ムのあり方の検討) □ (仮称)チャレンジド施策推進委員会に おける検討 第 4 !グループホームの設置 グループホームは、地域の中にある少人数で家庭的な生活を保障する生活の場 です。地域生活支援の拠点として期待されており、今後は社会福祉法人等の民間 活力の導入を促進し、設置を進めていきます。また、障害に応じたグループホー ムの設置や、地域ごとの展開については、毎年、(仮称)チャレンジド施策推進 委員会において検討・見直しを行っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ グループホームの設置 (当面は、知的障害者グループホームの 設置を進め、他の障害については順次、必 要性を勘案しながら設置を検討する。 ) □ (仮称)チャレンジド施策推進委員会に おける検討 《用語の説明》 ※グループホーム 地域社会の中にある住宅(アパート、マンション、一戸建て等)において数人のチャレンジドが共同で 生活する形態で、同居あるいは近隣に居住している専任の世話人によって、食事や日常生活に必要なサー ビスが提供されるもの。 59 章 ! 入所施設・病院から地域生活への移行促進 !入所施設や病院から地域生活への移行促進 入所施設や病院からの地域生活への移行を促進するため、暮らしの場や援助体 制の充実を図ります。また、地域生活移行を進めるにあたっては、(仮称)チャ レンジド団体連絡協議会において、当該施設を含めた地域生活移行推進に関する ことや、既存施設の活用も含めた具体的な地域生活移行策についての検討を進め ます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) " 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 □ 関係4市の協議 □ 当該施設との協議 地域生活支援の強化 !※地域生活支援センターの設置 チャレンジドが地域で当たり前に暮らすための支援の拠点となり、また安心の 拠点ともなる地域生活支援センターの設置を検討します。まずは、(仮称)総合 福祉会館に精神障害者を対象とした地域生活支援センターを設置します。なお、 他の障害者利用や、市内全域での展開については、(仮称)チャレンジド施策推 進委員会において検討を進め、その実現をめざします。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)総合福祉会館内に精神障害者地 域生活支援センターを設置 □ (仮称)チャレンジド施策推進委員会に おける検討 !障害者等居住確保の支援 障害者等居住確保の支援をします。保証人確保が難しい障害のある人に対し、 保証人協会との連絡・調整を図ります。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 保証人協会との連絡・調整 《用語の説明》 ※地域生活支援センター 在宅のチャレンジドやその家族が、地域の中で普通に生活していくことを支援するため、日常生活上の 不安解消、在宅福祉サービス利用の援助、自立のための情報提供等の援助を総合的に実施する地域の拠点。 60 ! ! 施設利用サービスの充実 障害者福祉施設の充実 #障害者福祉施設の充実 チャレンジドの日常生活の容易化、さらに社会的自立を促す施策を推進する上 で、障害者施設の果たす役割は不可欠な要素となっています。特に在宅で日常生 活を送るチャレンジドのための拠点となる施設整備については、もっとも重要な 施策として位置づけられます。 知的障害者入所更生施設「すわ緑風園」は朝霞地区一部事務組合が、知的障害 第 2 章 者通所更生施設「すずらん」 、知的障害児通園施設「みつばすみれ学園」につい ては、社会福祉法人朝霞地区福祉会において、広域的な行政施策として設置・運 営を行っています。また、市単独の施設となる心身障害者福祉作業所「さつき苑」 は社会福祉法人和光市社会福祉協議会が、精神障害者小規模作業所「アトリエ耀」 については民間団体において、それぞれの施設等の運営がなされています。 今後は、これらの福祉施設の充実を図るとともに、障害の重い人たちでも利用 できるような市独自の地域生活支援充実策を具体的に検討します。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 実施 " 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 地域生活支援充実策の検討 章 障害者福祉通所施設の充実と地域生活支援機能強化 #知的障害児通園施設「みつばすみれ学園」・知的障害者通所更生施設「すずらん」 発達上にさまざまな心配のある子どもたちが、送迎のバスにより単独もしくは 家族と一緒に通園しながらその状況にあった指導を受けられるように、また、そ の子らしく育つ力をつけていけるように、多様な取り組みをしています。さらに、 外来相談、電話相談、他機関との並行利用、検診・訓練等の利用ができるような さまざまな資源の提供をしています。 今後は、知的障害者通所更生施設「すずらん」に、グループホーム・体験型グ ループホームの運営など各種施設を整備する等、地域生活支援充実策の検討を行 います。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成16年2月現在 「すずらん」 和光市7人 合計40人 「みつばすみれ学園」 和光市12人 合計40人 61 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ □ □ 第 4 関係3市の協議 当該施設との協議 地域生活支援充実策の検討 (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 !心身障害者福祉作業所「さつき苑」 心身に障害のある人の日中活動の場を確保し、在宅障害者の地域生活支援のあ り方を具体的に検討します。また、通所者一人ひとりの意見を反映させ、利用者 の可能性の発見に努め、チャレンジドが積極的に社会への参加が図れるよう努め ます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 40人通所 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 日中活動のあり方の検討 □ 地域生活支援の充実策の検討 !精神障害者小規模作業所「アトリエ耀」 精神に障害のある人に地域で働く場所を確保し、就労指導及び生活指導の援護 を行い、社会復帰を促進することを目的としている施設です。 今後とも、精神に障害のある人の社会復帰、社会参加の促進が図れるよう施設 運営等の支援に努めます。また、地域生活支援を充実させるための検討を早急に 行い、その具体化を図ります。さらに、グループホーム・体験型グループホーム の運営など、地域生活支援充実策の検討を早急に行います。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 登録者数 19人 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 地域生活支援の充実策の検討 !市内全域における福祉サービス提供基盤整備の検討 (仮称)総合福祉会館の利用状況等を把握しながら、市内全域において、チャ レンジドのさまざまなニーズに対応できるよう、多様な機能をもつ小規模な福祉 サービスの拠点づくりを研究・検討し、具体的な取り組みをめざします。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)総合福祉会館の利用状況等の把 握 □ 市内全域における福祉サービス提供基盤 整備の検討 62 3 (仮称)総合福祉会館 !(仮称)総合福祉会館の設置 福祉の充実を図る拠点として有効に機能し、また、市民の力が結集される福祉 文化の発信源として発展していくことのできる、夢と希望に満ちた会館となるよ に聴取し、より利用しやすい施設となるように努めます。さらに、平成1 7年4月 第 2 の開館後以降は、定期的に利用者の満足度等を調査するとともに、第三者評価機 章 うに、設置・運営を進めます。運営にあたっては、利用者・関係者の意見を十分 関の評価を受けるなど、常に質の向上をめざしていきます。 【社会福祉課・長寿あんしん課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ □ 開館(平成17年4月) 利用者・関係者の意見聴取 質の向上のための取り組み 第 4 章 63 4 生活活動範囲の拡大 ! 移動手段の確保 !福祉タクシー券の交付及び自動車燃料費の補助 チャレンジドの生活圏の拡大と社会参加の促進を図るため、タクシーの初乗運 賃相当額の福祉タクシー券を交付しています。また、自動車燃料費の補助も行っ ています。 今後は、現制度の周知に努め、利用の促進を図るとともに、対象者や内容等、 制度について検討を進めます。また、申請業務・窓口業務の簡略化、効率化とわ かりやすい情報の提供を行っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 対象者や内容等、制度についての検討 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 平成14年度 ・福祉タクシー券 7, 686件 ・燃料費補助 281件 !ガイドヘルパー派遣事業 重度の視覚に障害ある人が、付き添い者がいないため外出に支障がある場合、 ガイドヘルパーを派遣し外出の容易化を図っています。 今後は、付き添いの必要なすべてのチャレンジドに枠を拡大し、各種相談の機 会や障害者福祉の手引き及び広報等により周知を行い、制度利用の促進に努めま す。また、申請業務・窓口業務の簡略化、効率化とわかりやすい情報の提供を行 っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 平成15年度(見込み) 800時間 利用者 3人 ヘルパー 5人 !盲導犬給付の啓発 視覚に障害のある人の行動範囲の拡大等を図るため、盲導犬給付事業の啓発に 努めます。 今後は、申請業務・窓口業務の簡略化、効率化とわかりやすい情報の提供を行 っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成6年度 1頭、平成13年度 1頭 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 64 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 !重度障害者の通院等における移送サービスの助成 座位が保てない寝たきりの人などに、寝台専用車両で自宅から病院、身体障害 者施設などへの移送を行います。 今後は、対象者及び事業量の拡大等の検討を進めます。また、申請業務・窓口 業務の簡略化、効率化とわかりやすい情報の提供を行っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度から実施 0件 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 対象者及び事業量の拡大等の検討 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 第 2 章 !運転免許取得費の補助 障害のある人の自動車による行動範囲の拡大と社会参加の容易化を図るため、 自動車運転免許証の取得に要する費用の一部を補助します。 今後は、申請業務・窓口業務の簡略化、効率化とわかりやすい情報の提供を行 っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度より、知的障害者、精神障害者が 道路交通法の規定により対象 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 !自動車改造費の補助 重度の身体に障害のある人が通勤等のために自分で自動車を運転する必要があ る場合で、その自動車の操行装置等の改造を要する場合には、その改造費用の一 部を補助します。 今後は、申請業務・窓口業務の簡略化、効率化とわかりやすい情報の提供を行 っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度 4件 平成15年度(見込み) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 2件 !リフト付自動車の貸出 障害や高齢により車いすを使用している人の社会参加の拡大や支援を図るため、 リフト付自動車の貸出を実施しています。 今後は、申請業務・窓口業務の簡略化、効率化とわかりやすい情報の提供を行 っていきます。 【社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 貸出数 49回 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 65 第 4 章 !駐車禁止適用除外許可証の交付 身体及び知的の障害のある人のため、家族等が使用する車について「駐車禁止 除外車両標章」を交付しています。 今後は、各種相談の機会や障害者福祉の手引き及び市広報等により周知を行い、 制度利用の促進に努めます。 【朝霞警察署】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度約300件 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 広報等による周知 !音声式信号機等の設置の要請 歩道を整備した主要な横断歩道には、音声式信号機等の設置を警察署に要望し、 視覚及び聴覚に障害のある人の社会参加の促進に努めます。今後は、公安委員会 と協議完了済みの8か所についての設置を要請していきます。 【道路安全課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 公安委員会と協議完了済み 11か所 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 設置の要請 !駅南口駐輪場の下段ラックの優先使用 駅南口自転車駐車場のラック使用について、身体に障害のある人は下段を優先 的に使用でき、施設利用の容易化を図っています。また、身体障害者手帳所持者 は、定期使用料を5 0%減額しています。 今後は、利用者拡大のため、市広報等により周知に努めます。 【道路安全課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度44台確保、現在12台使用 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 広報による周知 !公共交通機関の事業者、関係機関に対する要請 チャレンジドや高齢者の自立生活や社会参加を進めるためには、移動手段の確 保が必要です。その移動手段としてもっとも基本となるのは公共交通機関として の鉄道やバスです。そこで、バス等の公共交通機関等の関係者及び関係の所管に 対し、鉄道については駅の整備を、バス会社についてはリフト付きバスや低床型 バス等の導入について要請していきます。また、停留所や標識及び案内等につい ても、障害の状況に応じた対応が図られるよう要請を行っていきます。 【道路安全課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度 超低床式ノンステップバス導入 費補助金(東武バス3台) 66 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 低床型及びリフト付きバス導入に向けて の要請 □ 停留所、標識、案内等における障害の状 況に応じた対応の要請 !市内循環バスのサービスの提供 チャレンジドの社会参加を進めるため、市内循環バス利用の無料化を行ってい ます。 今後も、その利用の拡大について、リフト付きバスの導入を検討していきます。 【道路安全課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度 ! 低床型バス導入 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ リフト付きバス導入に向けての検討 コミュニケーション手段の確保 第 2 章 !声の広報の発行 目の不自由な方に、市の発行する「広報 わこう」や「わこう市議会だより」 をカセットテープに録音して届けています。 今後は、各種福祉情報を声の広報化し、充実します。また、声の広報などの周 知に努め、利用の促進を図ります。 【市政情報課・社会福祉課・社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 対象者数 21人 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 各種福祉情報の声の広報化 !行政情報の点字化の推進 利用者の状況を把握しながら、広報等の行政情報の点字化を進めます。 今後はさらに、各種福祉情報を中心に点字化を進めていきます。 【市政情報課・社会福祉課・社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 点字ボランティア数11人 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 各種福祉情報の点字化 !手話通訳者等の要請及び派遣 重度の聴覚または音声・言語機能の障害のある人に、各種の事務的な手続きや 会議及び相談等がスムーズに行えるよう手話通訳者、パソコン要約筆記者等を要 請し、派遣をしていきます。 【社会福祉課・埼玉県障害者交流センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 障害者スポーツ大会等に手話通訳者派遣 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ パソコン要約筆記者等を要請、派遣 !市民対象の手話講習会等の実施 手話技術、パソコン要約の技術の習得を通し、聴覚障害者との会話の便宜を図 ります。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 手話講習会 20回開催、12人参加 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 手話講習会、パソコン要約筆記講習会等 の計画的開催 □ 手話通訳者養成講習会の開催 67 第 4 章 !市職員のボランティア研修等の実施 ボランティア技術の習得を通して、障害やチャレンジドに対する理解を深める ため、市職員を対象にボランティア研修を実施します。 【職員課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 新規採用職員を対象としたボランティア研修 を実施 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 市職員による福祉施設でのボランティア 研修の実施 !定例議会における手話通訳者の活用 チャレンジドの社会参加活動の一環として、議会の傍聴の機会を確保するため、 聴覚に障害のある人に対する手話通訳を導入しています。 今後も事業の推進に努めるとともに、障害者福祉の手引き及び市広報等により 周知に努めます。 【議事課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度、15年度 5 防災体制の整備 ! 防災体制の整備 手話通訳実施0件 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 広報等による周知 !防災思想の普及・啓発 市民の生命・財産を守るため、市全体が大規模な地震をはじめ、あらゆる災害 に強いまちづくりを進めるための防災思想の普及・啓発及び防災等の訓練を行い ます。 【総務課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 地域防災訓練、防災シンポジウム、防災に関 する市民アンケートの実施 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 総合防災訓練の実施 国の機関等との防災協定の締結 !「災害弱者の安全確保計画」の推進 災害時に、チャレンジド、高齢者、乳幼児、外国人等、災害対応能力の弱いと 思われる人は自力で避難が困難であり、非常に危険で不安な状態におかれること が想定されます。和光市でも高齢化、国際化社会を迎えるにあたり、災害弱者の 実情に応じた配慮を行い、安全確保を図るとともに、必要な援助を行い、災害弱 者の防災対策を推進します。 【総務課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 和光市地域防災計画修正 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 68 市民が安心・安全に住むことができるま ちづくりの検討 !自主防災組識の育成指導 地域市民が自ら防災活動の推進を図るため、自主防災組織を設置しています。 災害弱者の安全確保は、災害時の自主防災組織の主な活動と位置づけて、その組 織の育成指導に努めていきます。 【総務課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 補助金交付 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 第 2 自主防災組織への活動支援 !重度の災害弱者に対する緊急時体制の整備充実 章 災害時、自宅に取り残された災害弱者の安否確認を実施し、 「要援護者マップ」 の作成、被災した施設入所者等のニーズや状況を把握し、民生委員、自主防災組 織等との協力を得ながら、救助を行います。 【総務課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 「要援護者マップ」の作成 チャレンジドをあらかじめ訪問し、障害の状態や居所等の把握に努め、チャレ 第 4 ンジドからの1 1 9番通報等に対し、迅速な行動等の対応がとれるよう努めます。 章 !1 1 9番通報受信のためのファックスの設置 また、聴覚に障害のある人への対応として、ファックスの設置をしています。 【消防署】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度 3件、平成15年度 0件 今後の具体的な取り組み内容(目標) (継続) 69 Ⅲ 自立を支える教育と日中活動、就労支援の充実 基本的な方向性 教育関係については、共に育ち、共に生きる場所を確保し、一人 ひとりの個性を尊重し、お互いを認めていくこと、すなわちノーマ ライゼーション理念の基礎を築いていくことが大切です。 働くということは、経済的な基盤をつくるというだけでなく、働 くことそのもののよろこびや、豊かな人間関係を築き、生きがいに もなるという意味でとても大切です。また、日中に創作活動や軽作 業などをする場があるということは、仲間や地域の人と交流したり、 自己を高めていく機会ともなります。そのための日中活動支援、就 労支援は、大変重要です。 日中活動支援としては、現在不足している医療的ケアの必要な方、 精神障害、中途障害の分野の通所施設を早い時期に確保する必要が あります。 また、授産施設での福祉的就労については、多彩な自主製品・サ ービスなどの努力が行われていますが、平均賃金は数千円から数万 円というのが実情です。授産製品の発注や販路の拡大など多方面か らの支援をしていくことが、チャレンジドの社会参加と経済的な自 立支援につながります。 就労支援については、障害のある人が働く場合、就労先の開拓や 斡旋、職業研修、定着支援、就労後のアフターケア、相談、さらに は、生活全般への支援といったものが密接に関連して初めて成り立 つものです。そのため、就労と生活を総合的に支援していくことが 必要です。そして、実際の就労については、行政や関係機関のみで はなく、市内の商店・事業所・工場など身近な就労先の確保を商工 会などとの連携の下に進めていくことで、雇用率の向上と、バリア フリー化・ユニバーサルデザイン化の両面が進められていくことに なります。また、公共機関の事業についてチャレンジドの雇用を進 め、実習の場として確保していくことは市の大きな役割だと考えま す。その際、多様な雇用形態を柔軟に受け入れられるよう、住民へ の障害者雇用に対しての啓発と雇用主・就労者・支援者との調整と 支援を総合的に進めることが重要です。 70 1 教育の充実 ! 就学前援助の充実 ! 指導・相談体制の充実 "家庭児童相談室の充実 発達の遅れや、障害のある児童に対する相談、指導及び療育機関等の紹介によ り、児童とその保護者を支援しています。 今後は、さらにこどものグループの充実、関係機関等の連携を強化し、障害に 第 2 章 関する知識を高め、相談、指導の充実に努めます。 【こども福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 ・言語相談 11回・心理相談 6回 ・保育園心理相談 6か所 ・幼稚園心理相談 4か所 ・たけのこ教室(3歳児のグループ)週1回、 ・かるがも教室(幼稚園の年中・年長児)月 2回 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ □ 保育園心理相談 2か所増 かるがも教室 月3回開催 かるがも教室 2か所での実施 第 4 章 "(仮称)就学前支援検討委員会の設置 発達の遅れや障害のある未就学児童が、早期に総合的療育支援を受けられる体 制を整備し、関係機関相互で支援内容や社会資源を共有できるようなシステムと して(仮称)就学前支援検討委員会の設置を検討します。 【学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)就学前支援検討委員会の設置 "就学指導委員会による就学相談支援体制の見直しと充実 和光市就学指導委員会では、未就学児及び学齢児童生徒で障害があるために教 育上特別な配慮を要すると思われるこどもの就学に関する相談活動を行っていま す。相談にあたっては、親子の意向を尊重するとともに、障害状況の的確な把握 を行い、障害のあるこどもに最もふさわしい教育を行うという視点に立った相談 活動に努めております。特殊教育から「共に育ち、共に学ぶ」特別支援教育・イ ンクルージョン教育へと大きく変わっていく中で、就学指導委員会から就学支援 委員会への移行を検討し、教育学・医学・心理学の専門的な観点から情報提供と 総合的な教育的支援が図れるよう努めます。すべての障害のあるこどもたちが(仮 称)主籍及び(仮称)支援籍を持てるようにします。そのために、通常学級にお ける特別支援教育に対する総合的な見直しを行い、具体的な支援策を検討します。 また、保護者が安心して継続相談できるよう、(仮称)就学前支援検討委員会と の連携に努めます。 71 【学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 就学指導委員会11回開催、専門性を高める研 修会の開催、和光市教育委員会嘱託医・庁舎 内関係各課・県立養護学校との連携 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 専門性を高める研修会の開催 特別支援教育コーディネーターの養成と その活用 □ 教育・医療・福祉等の関係機関との連携 □ (仮称)就学前支援検討委員会との連携 "こども教育相談室の充実 こども教育相談室においては、不登校や学業不振等、保護者やこどもたちの悩 み等の相談にあたっています。相談内容も複雑化・多様化してきています。した がって内容によっては、学期に1回行われる相談室嘱託の精神科医によるカウン セリングも実施し、指導を受けるようにしています。不登校のこどもたちには、 適応指導も行い、学校に復帰できるよう指導・援助を行っています。また、各小 ・中学校の教育相談員等とも連携し、相談活動を充実させています。 今後は、相談員による各小・中学校への巡回訪問、精神科医によるカウンセリ ングをし、相談活動の充実に努めます。 【学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 総合児童センターにおいて実施 ! ! 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 相談員による各小・中学校への巡回訪問 □ 精神科医によるカウンセリングの充実 学校教育の充実 共に育ち、共に学ぶ教育の推進 "特殊学級の特性を生かした指導の充実 小・中学校における特殊学級では、学校全体の協力体制の下、障害の特性や程 度に応じた一人ひとりの具体的な指導目標を設定するなど、個別の指導計画に基 づいた指導の充実に努めます。また、担当者の資質の向上を図るとともに、市内 の特殊学級担当者会議の充実に努めます。 今後は、通常の学級に在籍した上で障害に応じた指導を行う場となる(仮称) 特別支援教室としての機能も検討し、特別支援教育コーディネーターを養成して いきます。また、「共に育ち、共に学ぶ」ために(仮称) 就学支援委員会において、 誰もが共に分け隔てなく教育が受けられるようにするための方法を検討します。 【学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 専門性を高める研修会への参加(心理検査研 修会・カウンセリング研修会等)盲・ろう・ 養護学校教諭免許取得に向けた研修会への参 加 72 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 今後の(仮称)特別支援教室における特 別支援教育コーディネーターの養成 □ (仮称)就学支援委員会による検討 !通常の学級における障害のある児童生徒への配慮 通常の学級に在籍する障害のある児童・生徒に対して、個々の障害の実態に応 じた適切な配慮を行い、指導の充実に努めます。特に、※LD (学習障害) や※ADHD (注意欠陥/多動性障害) 、※高機能自閉症等への適切な対応に努めます。また、 「共に育ち、共に学ぶ」ために(仮称)就学支援委員会において、誰もが共に分 け隔てなく教育が受けられるようにするための方法を検討します。 【学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 保護者や各学校及び専門機関との連携近隣市 の通級指導教室との連携とその活用市内小・ 中学校における LD・ADHD 傾向の見られる 児童生徒の実態調査 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 前年度実施の LD・ADHD 傾向の見られ る児童生徒実態調査の内容の見直しと該当 児童生徒への適切な対応 □ 個別の指導計画の作成 □ LD・ADHD 等の専門的な指導者の養成 (特別支援教育コーディネーターの養成) 第 2 章 《用語の説明》 ※LD(学習障害) Learning Disabilities の略で、全般的には知的発達の遅れはないものの、聞く、話す、読む、計算す るなどの特定の能力の習得や使用に著しい困難を示すさまざまな障害の総称。 第 4 章 ※ADHD(注意欠陥・多動性障害) Attention Deficit Hyperactivity Disorder の略で、単調な作業を長時間できない・忘れっぽい・ ささいなミスをする・考えずに行動する・落ち着きがないなど、注意力散漫・衝動性・多動性の症状がみ られる。 ※高機能自閉症 知的障害を伴わない自閉症のことで、対人関係やコミュニケーションの障害やこだわり行動が認められ る。 73 !教職員の意識改革と専門性・資質の向上 児童・生徒にとって最大の教育環境である小・中学校における教職員自らがノ ーマライゼーションの理念の重要性を理解し、「共に育ち、共に学ぶ」教育に向 けて適切な指導ができるように努めます。また、「共に育ち、共に学ぶ」ために (仮称)就学支援委員会において、誰もが共に分け隔てなく教育が受けられるよ うにするための方法を検討します。 【学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 各種研修会への参加(カウンセリング・福祉 体験、LD・ADHD 指導者養成等)初任者研 修にお け る 障 害 児 教 育 の 内 容の充実 LD・ ADHD・高機能自閉症に関する理解を深める ための研修会への参加各学校における就学相 談委員会の充実とその活用 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 上級・中級カウンセラー研修会修了者の 効果的な活用と市内カウンセリング研修会 の内容の充実 □ 各学校における就学相談委員会の充実と その活用((仮称)特別支援教育への試行に つなげる) □ 特別支援教育コーディネーターの養成 !教育環境の整備 ノーマライゼーションの理念に基づく教育の実現に向けて、小・中学校におけ るバリアフリー化の推進や介助員等の配置など、障害のある児童・生徒が地域の 学校で学習できる教育環境の整備に努めます。また、「共に育ち、共に学ぶ」た めに(仮称)就学支援委員会において、誰もが共に分け隔てなく教育が受けられ るように環境の整備に努めます。 【学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 各学校における障害のある児童生徒に応じた 施設・整備の改修や教育機器の導入、各学校 における障害のある児童生徒に応じた介助員 の配置 74 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)就学支援委員会での検討 " 交流教育の継続 #交流教育の充実 心のバリアをなくしていくためには、「共に育ち、共に学ぶ」教育を推進して いくことが最も望まれます。すべての障害のある児童・生徒が(仮称)主籍と(仮 称)支援籍を確保できるまでの間、引き続き障害のある児童・生徒と障害のない その交流の場を積極的に設けるなど、交流教育の推進に努めます。特に、和光市 第 2 内における交流教育を充実させていくために、和光養護学校、和光南養護学校と 章 児童・生徒が共に交流し、相互理解を深め、一人ひとりの人間性を高めるため、 の交流を積極的に進め、相互理解と交流教育の推進に努めます。また、「共に育 ち、共に学ぶ」ために(仮称)就学支援委員会において、誰もが共に分け隔てな く教育が受けられるようにするための方法を検討します。 【学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 特別活動や生活科・総合的な学習の時間等に おける和光養護学校・和光南養護学校との交 流学習 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 新たな教育システムが構築されていく中 での交流教育の充実(今後は、障害のある 児童・生徒が、地域の小・中学校の通常学 級で、障害のない児童・生徒と一緒に学ぶ 機会が拡大される。) 第 4 章 ! ! 社会教育の充実 学習機会の提供 #社会教育活動への参加促進 地域の社会教育活動を通じ、すべての人々が障害についての理解を深めるため の啓発活動を行うとともに、チャレンジドも一緒に参加できるよう働きかけてい きます。 今後は、チャレンジドのニーズにあったパソコン講座等の開催を検討します。 【生涯学習課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 手話通訳付講演会の開催 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 75 パソコン講座等の開催の検討 ! 図書館の整備・拡充 #図書館サービスの充実 チャレンジドの充実した生活支援をしていくために、大型活字本の収集・整備 に努めるほか、対面朗読サービス、郵送貸し出しサービスの充実に努めています。 今後は、視覚障害者を対象とした図書館資料リストの音声化に取り組んでいき ます。 【図書館】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) □ 平成14年度 対面朗読サービス開始 平成15年度 郵送貸し出しサービス開始 " 今後の具体的な取り組み内容(目標) 図書館資料リストの音声化 放課後児童対策事業の整備 #学童保育での育成保育(障害児保育) 育成保育(障害児保育)の放課後児童対策事業としては、市内8保育クラブす べてにおいて児童の受け入れができる体制を整えています。 今後も、継続的に育成保育(障害児保育)の受け入れが図られるよう放課後児 童対策事業を推進します。 【こども福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) ・6年生までの受け入れ ・育成保育(障害児保育)担当指導員配置 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 保育クラブ指導員に対する育成保育に要 する知識及び技術の向上のため、講習会等 への参加及び実施 #県立養護学校への障害児学童保育室の早期実現への支援 県立和光南養護学校に就学する児童の放課後児童対策事業を行う、障害児学童 保育室たけのこクラブについては、学校敷地内に開設できるよう、また、その運 営には専門的な知識や経験豊かな指導員が配置されるよう、埼玉県への要請活動 等その支援に努めます。 【こども福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 平成15年度 家賃補助(5市1町で補助) 通所者全体17人、和光市7人 76 養護学校敷地内への開設を埼玉県に要望 ! ! 福祉教育の充実 福祉教育の充実 "福祉教育の推進 福祉教育は、基本的人権の尊重を基盤に、福祉社会の実現をめざして、共に生 きていこうとする力や社会福祉に関する問題を解決する実践力を身につけること などを目的に行われる、意図的・計画的活動です。福祉教育の推進にあたっては、 児童・生徒の実態や学校の実態等を把握し、発達段階に即して、各教科や道徳、 特別活動、総合的な学習の時間等の特質を生かしながら推進していきます。 第 2 章 【学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 主として、特別活動や総合的な学習の時間等 で、福祉体験活動を重視した福祉教育を実施 今後の具体的な取り組み内容(目標) (継続) "副読本の作成 各学校においては、福祉教育の意義を全職員で共通理解し、学校教育の中に位 成された福祉教育副読本を活用し、福祉に関する問題を解決する態度を身につけ 第 4 た児童・生徒の育成に努めます。 章 置づけた福祉教育を推進していかなくてはなりません。その指針となるために作 【学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 福祉教育副読本「えがおのまちわこう」 (小 学校3∼6年生用)「笑顔のまち和光」(中学 校1∼3年生用)の活用 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 福祉教育副読本の活用と内容の見直し "社会福祉協力校における福祉活動の実施 県社会福祉協議会が指定する社会福祉協力校は、市内のすべての小・中学校が 指定を受け、各校で福祉活動を実施しています。 【社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 市内すべての小・中学校指定済 今後の具体的な取り組み内容(目標) (継続) "福祉体験ボランティアへの参加の啓発 高校生が福祉施設に宿泊してボランティア体験をするワークキャンプに加え、 小中高生のお年寄りとの交流や食事・清掃などのボランティア体験を通じ、社会 福祉についての学習を行っています。 【社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 参加人数 146人 今後の具体的な取り組み内容(目標) (継続) 77 2 日中活動の充実 ! 通所訓練施設の充実 !在宅障害者デイサービス事業の促進 社会参加の機会を得ることが困難なチャレンジドに対し、その障害の状況に応 じ、創造的活動、機能訓練、入浴、給食等のサービスを、通所の方法で提供する デイサービス事業は、在宅支援のための重要な施策に位置づけられることから、 拠点となる施設の整備について、積極的にその具体化に努めます。当面は、(仮 称)総合福祉会館において実施し、利用日数や回数の充実など利用者主体の運営 のあり方を検討します。なお、今後の事業展開については、(仮称)総合福祉会 館における利用状況等を把握し、(仮称)チャレンジド施策推進委員会における 検討を踏まえ進めていきます。 【社会福祉課】 " 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 今後の具体的な取り組み内容(目標) 平成13年度より身体障害者デイサービス事業 の開始 □(仮称)総合福祉会館での実施 □(仮称)チャレンジド施策推進委員会にお ける検討 重症心身障害者の日中活動支援 !重症心身障害者の日中活動支援 医療的ケアの必要な人への日中活動の支援ができるよう、関係機関との連携を 図り、体制づくりを行います。当面は、(仮称)総合福祉会館での実施を進め、 重症心身障害者のための日中サービス事業を市全域で実施できるよう検討します。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □(仮称)総合福祉会館での実施 □ 市全域での実施の検討 78 3 福祉的就労の促進 ! 授産施設の充実 !授産施設・小規模作業所等の充実 チャレンジドの自立と就労の場を確保するため、(仮称)総合福祉会館の事業 内容と運営の在り方の検討と並行し、引き続き授産施設・小規模作業所等の充実 を図ります。なお、利用者の多様なニーズに応え、質の良いサービスが提供でき るように、職員研修の充実、運営費等の助成などを通して、民間の地域ケア事業 等を支援します。 第 2 章 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) ・心身障害者福祉作業所「さつき苑」 ・精神障害者小規模作業所「アトリエ耀」 " 今後の具体的な取り組み内容(目標) □(仮称)総合福祉会館内に、知的障害者授 産施設、精神障害者小規模作業所を設置 □ 市全域での実施の検討 授産活動の充実 第 4 !授産製品の販路拡大 チャレンジドの経済的基盤の確保、社会参加の促進を図るため、授産施設等で 作成された製品の展示・販売コーナーを(株)イトーヨーカ堂から提供を受け、 和光市社会福祉協議会が運営しています。 今後は、(仮称)総合福祉会館など公的機関に、販路の拡大や新たな販売コー ナーの設置など、また、チャレンジドが販売活動にたずさわる場の確保等に向け 検討します。 【社会福祉課・社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 15施設からの製品を販売 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)総合福祉会館など公的機関に喫 茶室や作品展示室等を設置 !心身障害者者地域デイケア事業の促進 一般就労などの社会参加の機会を得ることが困難な在宅の心身に障害のある人 が、地域において授産作業や生活指導などの福祉サービスを通所により受けられ るよう、心身障害者小規模作業所等で地域デイケア事業を実施しています。今後 は、施設の整備拡充を図り、事業の促進に努めます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) さつき苑で実施 その他市外の施設のデイケ ア施設レモンの木(朝霞市)2人、15年度か らシンフォニー(志木市)1人 79 今後の具体的な取り組み内容(目標) (継続) 章 4 雇用・就労の促進 ! 公共機関における障害者雇用の推進 !公共機関における障害者雇用の推進 市職への任用をはじめ、市内の公共機関における障害者雇用を推進し、雇用の 拡大に努めます。また、雇用状態に応じた働きやすい短時間雇用等の就労形態に ついて検討し、雇用の促進を図ります。 【職員課・地域振興課・社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 市職の法定雇用率2. 1%を達成 " 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 障害者雇用の推進 (仮称)チャレンジド就労支援センターの設置及び運営 !(仮称)チャレンジド就労支援センターの設置 就労の意欲のあるチャレンジドに対しての相談を受け、情報の提供や各種サー ビスの調整を行い、就労先の開拓、実習、※ジョブコーチ等そのフォローアップ にあたります。 【地域振興課・社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) # 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)チャレンジド就労支援センター の設置 企業等に対する協力依頼と支援 !就労形態の工夫と支援体制の充実 広く市民に対しても、障害者雇用についての啓発活動を行い、商工会等を通じ て、市内でチャレンジドが雇用されるよう、就労形態の工夫と支援体制の充実を 図り推進していきます。 【地域振興課・社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 障害者雇用の啓発活動 商工会等との連携強化 《用語の説明》 ※ジョブコーチ 就職または職場への定着に際して課題があるチャレンジドに対して、事業所へ一定期間職場適応援助者 (ジョブコーチ)を派遣して、引き続き職場で安定して働くことができるように、チャレンジド本人はも とより家族や事業主に対して支援を行うもの。 80 !関係機関との連携強化 チャレンジドの就労の促進を図るため、朝霞公共職業安定所(ハローワーク朝 霞)及び埼玉県西部地域障害者雇用支援センター、計画年度内に設置を予定して いる(仮称)チャレンジド就労支援センターなど関係機関との連携により、就職 情報の提供を行っています。 今後は、これらの関係機関との連携を密にし、相談業務の充実に努めます。 【地域振興課・社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 埼玉県雇用対策課、ハローワーク朝霞等 との連携 □ 埼玉県朝霞地区就労支援モデル事業の実 施 第 2 章 !身体障害者就職支度金の支給 更生援護施設に入所または通所している身体に障害がある人が、更生訓練(職 業訓練)を終了し、就職または自営により自立しようとするときに、就職支度金 を支給します。 今後は、申請業務・窓口業務の簡略化、効率化とわかりやすい情報の提供を行 っていきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 0件 !埼玉県西部地域障害者雇用支援センターの活用 障害者雇用支援センターは、授産施設等の福祉関係施設入所者や養護学校卒業 後の職業的自立を図るため、就職から職場定着に至るまでの相談、職業準備訓練 及び援助を一貫して行う施設です。 今後は、埼玉県西部地域障害者雇用支援センター(川越市内)の活用の促進を 図るため、各種相談の機会や障害者福祉の手引き及び市広報等により制度の周知 に努めます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成13年度就職3人、14年度0人 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 広報掲載及びホームページを活用したセ ンターの周知 !雇用啓発活動の強化 9月の「障害者雇用促進月間」を中心に、各種広報の活用等により雇用促進運 動を展開するとともに、雇用啓発資料の作成や雇用助成制度等の周知を図ります。 今後は、企業等への個別対応に努め、制度の周知に努めます。 【地域振興課・社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 啓発資料の配布 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 81 わかりやすい情報の提供 第 4 章 Ⅳ 保健・医療・相談機能・権利擁護体制の充実 基本的な方向性 平成1 5年度より支援費制度が実施されていますが、その基盤とし て、チャレンジドが必要なサービスを自ら選択し、決定、利用して いくための支援体制を整備していくことが不可欠です。これは、利 用者であるチャレンジド自身の力を強めていくプロセスでもあり、 自己決定の尊重に基づくセルフマネジメントを支援することにもな ります。今後は福祉関係機関にとどまらず、保健、医療、教育、就 労、住宅など一人ひとりのライフステージに応じて、他機関との連 携によるチャレンジド本人中心の個別支援計画とケアマネジメント に基づいて、総合的な支援が行われることが重要です。 そのための相談機能は、利用者の意向や要望を的確に把握しサー ビスにつなげること、また、そのための情報提供やサービスを調整 すること、また、サービスを生み出すこともその役割として持ちま す。 良質なサービスの提供を確保するためには、サービスを利用する 消費者としての権利と利益を守り、チャレンジドが権利を主張する ことに対する支援体制も必要です。それには、福祉サービスに対す る苦情や権利侵害に対するサービス事業者への改善指導や、当事者 間では調整のきかない問題への第三者による調整、サービス評価・ 公開のシステムづくりなどが不可欠です。さらに、サービス未利用 者に対する情報提供とサービス提供促進も必要です。引きこもりな どでサービスの届かないチャレンジドなどへの対策も検討しなくて はなりません。権利擁護事業や、福祉サービス利用支援事業、成年 後見人制度などによる利用者支援の充実も欠かすことはできません。 このように、チャレンジドの自立した地域生活を支えるためには、 総合的な相談体制とケアマネジメント、権利擁護システムづくりな どが早急に整備されることが必要です。 82 1 障害の早期発見・早期療育体制の整備 ! 早期療育・相談システムの構築 !療育体制の整備 保健・医療・早期療育・学校教育等の各分野と連携をとり、各段階での支援体 また、障害の発見から、療育、教育、卒業後の進路など、一貫して相談ができる 第 2 体制を整備し、本人と家族支援にあたります。さらに、家庭児童相談室の充実、 章 制の連続性を確保し、一貫した療育体制を提供できるように体制を整備します。 就学指導委員会機能の見直し、こども教育相談室の充実などを通して、障害児発 達・療育システムの構築に向けて検討を進めます。 【社会福祉課・こども福祉課・保健センター・学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) " 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 障害児発達・療育システムの構築に向け ての検討 □ (仮称)就学前支援委員会との連携 障害のある児童のインクルージョン教育と保育の推進 !育成(障害児)保育・教育の推進 障害のある児童が、障害のない児童と相互の理解を深め、「共に育ち、共に学 ぶ」ように、統合及びインクルージョン教育・保育の推進に努めます。また、保 育体制の充実を進め、設備もバリアフリー化をめざし、障害のある児童が利用し やすいように改善し、誰もが共に分け隔てなく療育・教育が受けられるようにす るための方法を検討します。 【こども福祉課・学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 保育士の確保(9人 ひろさわ保育園1人、 みなみ保育園3人、にいくら保育園2人、ほ んちょう保育園3人) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ インクルージョン教育・保育に向けての 検討 !LD(学習障害) 、ADHD(注意欠陥/多動性障害)等の児童・生徒への対応 近年、小・中学校の普通学級に在籍する LD(学習障害)や ADHD(注意欠陥 /多動性障害) 、高機能自閉症の児童・生徒への適切な対応が求められるように なっており、今後は、国・県の動向を見極めながら、具体的な対応策を検討して いきます。 【社会福祉課・こども福祉課・保健センター・学校教育課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 83 (仮称)就学前支援委員会との連携 第 4 章 2 保健・医療体制の整備 ! 母子健康診査体制・母子保健サービス体制の充実 !妊婦健康診査の充実 妊婦健康診査や B 型肝炎ウイルス検査等を実施し、疾病を早期に発見、治療 をすることにより、妊婦と胎児の健康管理や母子感染の予防に努めます。今後は、 さらに関係機関等との連携を強化し、相談及び支援事業の強化に努めます。 【保健センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度 妊婦一般健康診査 人、延べ1, 662人 実人数8 51 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 総合保健医療福祉体制整備の検討 !助産師・保健師指導の充実 妊産婦及び新生児に対して訪問指導を行い、健康の保持増進に努めます。今後 は、さらに関係機関等との連携を強化し、相談及び支援事業の強化に努めます。 【保健センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度(見込み) 助産師、保健師の訪 問指導200件(母子の健康状態の把握、不安 解消・指導) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 総合保健医療福祉体制整備の検討 !幼児健全発達支援相談指導事業の実施 要経過観察児の支援の方法を検討し、より発達を促すことを目的として、幼児 健全発達支援相談指導調整会議を設置して、小児科医、臨床心理士、保健師、家 庭児童相談員、児童担当所管がメンバーとなり、さらに必要に応じて教育委員会、 保健所、児童相談所に要請し、幼児健全発達支援相談指導事業を実施しています。 今後は、さらに関係機関等との連携を強化をし、相談及び支援事業の強化に努 めます。 【社会福祉課・こども福祉課・保健センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 関係機関連絡調整会議の開催 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 84 総合保健医療福祉体制整備の検討 !乳幼児健康診査の充実 乳幼児の成長段階に応じて健康診査を実施し、適切な相談及び指導を行います。 本市では、4か月児、1 0か月児、1歳6か月児、2歳児、3歳児健診を実施し、 疾病の早期発見や神経学的発達チェック、母親への指導等の充実をめざしていま す。また、健診後のケースカンファレンスによる要フォロー者の共通認識をもつ 活動(訪問指導や電話による追跡・確認)を行い、また、関係する所管との密接 な連携協力により、健診後のフォローの充実に努めています。 今後は、さらに、健診内容の充実を図り、妊娠中及び新生児期からの情報の把 握体制と支援体制の強化をし、広報に努めます。 第 2 章 【保健センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 各種健康診査による異常の早期発見(10か月 時の聴覚検査、3歳児の聴覚・視覚検査、聴 覚・視覚のアンケート実施) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ □ 健診内容の充実 保健センターガイドの充実 総合保健医療福祉体制整備の検討 !療育指導の充実 各種健康診査や相談活動で把握された心身に障害のある児童に対し、障害状態 の改善や軽減化が図られるよう、療育相談、心身障害児訓練指導、乳幼児発育発 達相談事業を実施しています。 今後は、さらに適切な療育指導等への誘導が図れるよう、その対応策の強化に 努めます。 【保健センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 心理相談(臨床心理士・保健師によることば 等の相談 年93回221人)、たんぽぽ教室(遊 びを通した育児支援 年21回342人) ! 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 総合保健医療福祉体制整備の検討 保健サービスの充実 !健康診査、健康教育、健康相談の充実 老人保健法に基づいた事業(健康教育、健康相談、健診(検診) ) 等を充実させ、 生活習慣改善を通じた疾病予防の推進を図ります。 【保健センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 健康診査(集団) 、基本健康診査、がん検診、 肝炎ウイルス検診、脳疾患検診、骨粗しょう 症検診、成人歯科健診、成人相談、老人健康 相談、地区健康相談、栄養相談、健康教育 85 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 総合保健医療福祉体制整備の検討 第 4 章 !精神保健家族教室の充実 精神に障害のある人を抱える家族に対して、正しい精神保健に関する知識を伝 えることにより、再発予防及び精神保健思想の普及・啓発を図っています。 今後は、さらに関係機関との連携を強化し、潜在する家族や一般市民等に対す る啓発に努め、内容をさらに充実させます。 【社会福祉課・保健センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 精神保健家族教室(2回1コース延べ3 2人)、 講演会1回、パンフレット・参考図書の充実 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 精神保健家族教室を年2回以上開催延べ 100人以上の参加 □ 総合保健医療福祉体制整備の検討 !訪問指導の充実 保健師等により、チャレンジドの在宅療養生活の指導・援助や介助者の負担軽 減を図るための相談指導及び機能低下予防や、さらに各種福祉制度等を指導して います。 今後は、さらに関係機関等との連携を強化し、相談及び支援事業の強化に努め ます。 【保険医療課・保健センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 訪問指導(幼児延べ51人、成人・老人延べ18 2人) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 総合保健医療福祉体制整備の検討 !機能訓練(集団、在宅)の充実 心身機能の維持回復を図るために、理学療法士等による必要な訓練を集団また は在宅等で実施するとともに、訓練を受ける者どうし及び家族等を含めた交流の 機会を設け、日常生活の自立の支援及び社会参加への広がりを図るための対応に 努めています。 今後は、さらに理学療法士等による相談、指導等が図れるよう充実に努めます。 【保健センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 機能訓練57回 延べ447人 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 総合保健医療福祉体制整備の検討 !保健センターの機能の充実 保健センターにおける各種健診、健康相談、健康教育等の事業は、市民の健康 管理、健康増進にもっとも効果的な事業となっています。 今後は、施策の制度化に努めるとともに、関係機関等との連携の強化に努めま す。 【保健センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) マンパワーの確保、事業内容の充実 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 86 総合保健医療福祉体制整備の検討 ! 医療サービスの充実 !医療に係る各種制度の周知 育成医療・更生医療の給付、重度心身障害者医療費の給付、特定疾患・小児慢 性特定疾患医療費の給付、精神障害者通院医療費公費負担制度等、医療に係る各 種制度については、各種相談の機会や障害者福祉の手引き及び広報等により周知 に努め、制度を必要とする人に適切に情報が伝わるよう努めます。 【社会福祉課・朝霞保健所・所沢児童相談所】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 実施 今後の具体的な取り組み内容(目標) 第 2 章 □ 申請業務・窓口業務の簡略化・効率化、 わかりやすい情報提供 !障害者歯科診療の充実 あさか向陽園の歯科診療所では、埼玉県歯科医師会及び朝霞地区歯科医師会の 協力のもとに、あさか向陽園の入所者及び一般の歯科診療所では治療の困難な地 域で生活している障害のある人の歯科治療や口腔衛生指導を行い、チャレンジド の歯科治療の充実に努めています。 今後は、さらにこの制度の充実に向け、関係機関への要請に努めるとともに、 チャレンジドの適切な歯科治療の確保が図れるよう制度の周知に努めます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 朝霞地区4市において1, 722件実施 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 埼玉県歯科医師会及び朝霞地区歯科医師 会等関係機関との連携 !救急医療体制の整備 朝霞地区4市(和光・朝霞・志木・新座)住民の救急医療を確保するため、地 区内の病院群が輪番制方式により、休日及び夜間の第二次救急医療施設の確保に 努めます。 【社会福祉課・保健センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ ・小児救急医療支援事業 ・朝霞地区在宅当番医制運営事業 ・朝霞地区病院群輪番制病院運営事業 87 救急医療体制の整備 第 4 章 3 福祉サービスの充実 ! 総合相談窓口・情報提供等の充実 !相談と指導体制の強化 チャレンジドの日常生活の充実を図るため、生活、職業、医療などチャレンジ ド及びその家族が抱える生活上の諸問題に対して、専門的、総合的な相談・指導 を進め、関係機関との密接な連携体制を構築し、相談・指導体制の強化に努めま す。なお、相談窓口に当事者相談員を配置することを検討します。また、訪問相 談も積極的に実施します。 【社会福祉課・保健センター】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 精神保健福祉士の配置 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 当事者相談員の配置の検討 □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 !「障害者福祉の手引き」の内容の充実 チャレンジドに関わる各種の制度や、福祉サービス等を総合的な冊子にまとめ た「障害者福祉の手引き」を発行しています。 今後も、新たな制度の紹介など内容を充実し、定期的な発行に努めます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成13年3月作成 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 「障害者福祉の手引き」の作成 !相談員等の相談体制の充実 地域で暮らすチャレンジドの支えとして相談・情報提供等を行っている障害者 相談員及び民生委員・児童委員等の研修会等を開催し、相談体制の充実を図りま す。今後は、関係機関等の協力により、専門的な相談担当者の配置に努め、相談 窓口の強化を図ります。また、研修には、障害者講師の派遣を積極的に行います。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 県主催研修会等に参加 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 障害者を講師とする研修会の実施 □ 専門的な相談担当者の配置 !民生委員・児童委員の相談活動の充実 民生委員・児童委員それぞれの担当地域において生活困窮者、高齢者、チャレ ンジド、児童、母子など援助を必要とする人の相談・指導・助言など個別援助活 動を行っています。今後も、相談活動に対して、必要な情報の提供を行うなどの 支援に努め、相談活動の充実を図ります。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 民生委員・児童委員 91人 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 88 民生委員・児童委員との連携及び情報提 供 !新しい相談形態、情報提供方法についての検討 携帯電話やインターネットのメールを活用した情報提供、申請等、障害の状況 等に配慮した新しい情報提供、相談方法について検討します。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 新しい情報提供・相談方法についての検 討 □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 第 2 章 ! 自立生活センターの設置 !自立生活センターの設置の検討 福祉の総合相談窓口と連携しながら、利用者のケアマネジメントや、ソーシャ ルワーク、権利擁護などについての相談をするシステムの拠点となるための自立 生活センターの設置を検討し、(仮称)チャレンジド団体連絡協議会等との協働 を図りながら、その具体化を図ります。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 自立生活センター設置の検討 (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 " 24時間対応の整備対策 !2 4時間対応の整備対策 相談や緊急一時保護事業などの時間を問わず発生する問題に対応し、精神障害 者などの日常生活のさまざまな問題に対応するための夜間・休日の電話相談など の実施体制について検討し、推進していきます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 夜間・休日における電話相談等の実施の 検討 □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 89 第 4 章 4 ※ケアマネジメント・※ソーシャルワーク体制の整備 ! ケアマネジメント体制の推進 !ケアマネジメント体制の推進 地域での支援体制づくりができるよう、ケアマネジメント従事者の養成を図り、 ケアマネジメント、ソーシャルワークを構築します。そのために、福祉・保健・ 医療・他生活関連分野のサービス等との連携を図り、サービス提供に関する総合 的な検討を行います。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) " 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ ケアマネジメント従事者の養成 ケアマネジメント体制の具体化 ケアマネジメント会議の実施 !ケアマネジメント会議の実施 チャレンジド一人ひとりに適したサービスを、本人が選択し、地域の中で自立 した生活ができるよう、個別支援計画を作成します。また、そのために、チャレ ンジド、家族、支援者、関係機関によるケアマネジメント会議を行います。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ ケアマネジメント体制の具体化 ケアマネジメント会議の実施 《用語の説明》 ※ケアマネジメント サービス利用者のさまざまなニーズを把握し、そのニーズを充足するために、地域における多様な社会 資源と結びつける社会福祉援助技術。 ※ソーシャルワーク 社会福祉制度・政策のもとで、専門的な技術・知識を有した援助者によって行われる援助活動。 90 5 利用者の権利と利益の保護 ! 地域福祉権利擁護事業の推進 !地域福祉権利擁護事業の推進 すでに実施されている事業を整備し、サービスの利用支援、成年後見制度の活 判断が困難な利用者に対する支援を行います。なお、権利擁護センターの設置に 第 2 ついては、(仮称)チャレンジド施策推進委員会において検討を進めていきます。 章 用促進などを行い、チャレンジドや高齢者など、サービス内容や契約についての 【社会福祉課・社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 権利擁護事業の啓発 権利擁護センター(権利擁護担当部署) 設置の検討 !※成年後見制度 知的障害や精神障害などにより判断能力が不十分で、契約などの法律行為にお ける意思決定が難しい人たちを支援するしくみである成年後見制度の普及と活用 に努めます。 第 4 章 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 成年後見制度の普及・活用 《用語の説明》 ※成年後見制度 痴呆性高齢者や知的障害者、精神障害者など、判断の能力が不十分で、自分で財産の管理や契約等がで きない場合に、本人(後見等の種類で軽い場合)、配偶者、四親等内の親族が家庭裁判所への申立てをして、 成年後見人、保佐人、補助人を決めてもらい、その人に契約等の法律行為の代理(後見等の種類で内容が 異なる)等をしてもらう制度。 91 ! 苦情対応体制の整備 !苦情対応体制の整備 苦情処理調整機関の設置により、福祉サービスの利用に関する苦情や要望、意 見を聴き、改善を要するサービス事業者に対して指導を行います。また、指導内 容については情報公開を行い、サービスの質の向上を図ります。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) " 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 苦情処理機関の設置の検討 第三者評価システムの活用とサービスの情報開示の推進 !第三者評価システムの活用 サービス利用者が良質なサービスを受けられるよう、公正なサービス評価を行 う第三者評価機関による評価を、市が実施する福祉サービスについて計画的に実 施していきます。また、民間サービス事業者に対しても、積極的に評価を受ける よう要請し、サービス評価の普及と定着を推進していきます。 また、サービスに関する情報や、他機関による評価、苦情、または経営方針や 経営状況などのサービス提供事業者のさまざまな情報が、適切に公開されるよう 事業者に要請します。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) # 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 市内福祉施設における第三者評価の実施 情報提供サービスの整備 !情報提供サービスの整備 利用者が必要なサービスを選択するために、本人にもわかりやすい情報提供を 行い、自己決定を推進します。そのために、各種手引きの発行など、視力障害や 聴力障害、知的障害などがある人を含めて、誰にでもわかりやすい行政情報のバ リアフリー化・ユニバーサルデザイン化を促進し、ホームページの活用を進めま す。また、サービスの未利用者には、身近な場での相談や説明の機会をつくりま す。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ サービス未利用者への相談会や説明会の 開催 □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 92 ! 社会啓発による権利擁護の推進 !社会啓発による権利擁護の推進 警察署、消防署、弁護士や商店、病院などに従事する人のチャレンジドへの理 障害のある人の権利擁護を推進していきます。また、具体的な推進方策等につい 第 2 ては、(仮称)チャレンジド団体連絡協議会等の協力を得ながら、検討を進めま 章 解を深めるための啓発に、市民・行政・事業者が協働して取り組み、社会全体で す。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 第 4 章 93 Ⅴ 社会参加の促進 基本的な方向性 「社会教育・余暇・文化活動」は、仕事(福祉的就労を含む)と は別の、これまでは生存には直接関係のない部分として軽視されが ちでしたが、今後は、生活の質の向上の点からも重視されます。重 度障害者のための活動を推進し、一般の活動にチャレンジドが共に 参加・参画するための支援をして、個別のニーズに応えるためにホ ームヘルプサービスなどを柔軟に活用します。また、チャレンジド がよりよく生きるために、学校卒業後もさまざまな技術などを学習 できるように生涯学習を重視します。 現代は、「仕事や家事だけの人生では味気ない」として、障害の あるなしに関わらず、会社や家庭以外でのつながりを求めて、身近 な地域での活動が見直されてきています。「市民参加による地域福 祉活動」は、チャレンジドのためだけの活動ではなく、誰もが暮ら しやすいまちづくりのために、障害のある人もない人も共につくる まちづくりの柱となる活動と考え、身近な小地域でのネットワーク づくりを基盤に地域活動を進めます。また、チャレンジドの参加も 「市民参加」の重要な一つであり、チャレンジドの活動が地域を結 びつける重要な役割を担っていく必要があります。 94 1 スポーツ・レクリエーション・文化活動等の推進 ! スポーツ・レクリエーション・文化活動等の推進 !スポーツ大会の開催及び参加の促進 チャレンジドがスポーツを通じ、健康の増進を図るとともに、チャレンジドを はじめ誰でもが参加し、お互いの親睦を深めるように、毎年1 0月頃に和光市障害 者スポーツ大会を障害者団体との共催により開催しています。また、埼玉県障害 者スポーツ大会等への積極的な参加も推進しています。 今後は、市民体育祭にチャレンジドが参加できるよう努めます。 第 2 章 【社会福祉課・生涯学習課・社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成14年度130人参加 平成15年度150人参加 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 市民体育祭へのチャレンジドの参加 (仮称)チャレンジド団体連絡協議会と の連携 !スポーツ・レクリエーション教室等の開催 現在、レクリエーションとして毎年3月に、障害のある児童とその家族を対象 とした障害児バスハイクを実施しています。 今後は、市内公共施設において参加者の年齢・障害の状況にあった球技、ダン ス等のスポーツ・レクリエーション教室等の開催に努めます。また、指導員の配 置やボランティアの確保なども検討します。 【社会福祉課・生涯学習課・社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 平成15年度 障害児バスハイク 39人参加 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 指導員の配置・ボランティアの確保 球技、ダンス等のスポーツ・レクリエー ション教室の開催 !文化活動への参加の促進 チャレンジドが、文化活動の拠点としてのサンアゼリアにおいて、自らが主催 して実施できるよう、文化活動への参加の促進に努めます。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 実施なし 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ (仮称)チャレンジド団体連絡協議会に おける検討 !市の施設における使用料の免除の検討 現在、公共施設で随時、任意に利用が可能な有料の施設は、総合児童センター のプール施設となっています。チャレンジドに対する施策として、利用に係る料 金無料化問題については施設の利用対応も含め検討を要する事項であり、今後は、 利用等の対応について、検討します。 【こども福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) 実施なし 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 総合児童センタープール使用料減免の検 討 95 第 4 章 !市の施設の利用の推進 すべての施設でチャレンジドの受け入れを拒否することなく、スムーズな受け 入れができるように、市が責任をもって対応します。総合児童センターにおいて は、スポーツ・レクリエーション・文化活動等の拡大をめざす、チャレンジドの 水泳教室の実施を検討し、チャレンジドとふれあい、楽しめる行事の推進を図り ます。 【社会福祉課・こども福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ チャレンジドの水泳教室の実施 2 チャレンジドの社会教育・文化・余暇活動の充実 ! 重度障害者が通える青年学級の設置 !青年学級の設置 知的障害者が通うことのできる、青年を対象とした学級を設け、重度の知的障 害、身体障害と重複している人たちも参加できるように努めます。 【社会福祉課・生涯学習課・社会福祉協議会】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) " 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 青年学級設置の検討 外出支援サービスの充実 !外出支援サービスの充実 ホームヘルプサービスを柔軟に活用し、個別のニーズに応じた余暇活動等を支 援します。リフトカーによる移動も、他のサービス利用とあわせ、介助者付きで 重度の人の外出支援を行います。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 96 余暇活動等への支援の充実 3 当事者活動の推進と委員会などへのチャレンジドの参加・参画 ! 当事者活動の推進 !当事者活動への助成 社会参加と自己決定を進めるために、特に知的障害者や精神障害者の当事者活 動を推進し、社会参加の拡大を図ります。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) " 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 第 2 章 当事者活動の推進及び社会参加の拡大 各委員会へのチャレンジドの参加 !福祉活動や政策決定の場へのチャレンジドの参加推進 福祉活動や政策決定の場へのチャレンジドの参加を推進し、今後、福祉政策に 関わる委員会には、チャレンジドを入れるよう努めます。また、福祉以外の分野 の委員会(都市計画、教育など)にもチャレンジドの委員を入れるよう努めます。 【市民まちづくり推進課・社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ □ 4 市民参加と地域福祉活動 ! 小地域のネットワーク活動の推進 委員会等へのチャレンジドの参加 会議参加のための各種条件の整備 !小地域のネットワーク活動の推進 自治会、福祉団体、青少年団体、老人会及び子育て支援団体などが参加し、交 流活動の他、相談活動、高齢者やチャレンジドの見守り支援、災害時の助け合い などにも関わっていき、地域福祉計画の推進にあわせて、小地域のネットワーク 活動を促進します。 【社会福祉課】 現状(平成14年度もしくは15年度実績) (新規) 今後の具体的な取り組み内容(目標) □ 97 小地域ネットワークの構築 第 4 章 地域生活支援(イメージ図) 98