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国語 気持ちを手紙で伝えよう
特別支援 6年 国語科学習指導案 指導者 1 2 単元名 気持ちを手紙で伝えよう 単元の目標 (1)相手や目的に合った手紙を意欲をもって書こうとする。 (関心・意欲・態度) (2)手紙の書き方を知り,相手や目的に合わせて自分の伝えたいことを書くことができる。 (書くこと (1)ア(2)エ) (3)相手に応じた丁寧な言葉遣いで手紙を書くことができる。 (書くこと(1)エ) (4)表記・用字の間違いはないか読み返し,必要に応じて直すことができる。 (書くこと(1)オ) 3 単元と児童 (1)単元について 本単元は,親しい人に自分の近況を知らせたり,相手の近況をたずねたりする手紙を書 くことをねらいとしている。 手紙は,相手意識・目的意識をはっきりさせることで,抵抗なく取り組むことができ, 表現力を高めることもできる活動である。 手紙には,心と心をつなぐ力がある。手紙を書く活動を通して,たくさんの人とのつな が り が で き ,相 手 を 思 い や る 気 持 ち が 育 っ て く る と 思 わ れ る 。正 し い 宛 名 の 書 き 方 を 知 り , 今後児童が様々な活動で出会ったりお世話になったりした人たちに,質問やお礼の手紙を 書くなどの活動への広がりが期待できる単元である。 (2)児童について (省略) (3)指導にあたって 本時は,4月から特別支援学校に入学した友だちにあてて,自分の近況を知らせたり相 手の近況をたずねたりするという内容の手紙を書く。手紙を書く意欲を高めるために,友 だちからもらったはがきや交流の思い出の写真を提示しておく。 4月からの自分のがんばっていることが相手によく伝わるように,手紙を書く前に,知 らせたいことを箇条書きで挙げ,そのときの気持ちを板書し,書くときに活用させる。そ の際には,4月からの学習や行事の写真を見せ,そのときの様子を想起させながら学習を 進める。 また,国語辞典やことば絵辞典を身近において活用することで,言葉を増やし,手紙を 書くときに生かすようにする。本時は,気持ちや様子を表す言葉のリストを準備し,手紙 を書くときに使いたい言葉を選ばせることによって,語彙を増やすようにしたい。 文字を書くことに自信をもっている児童なので,上手に書くことができたときは,称賛 し,更に自信を付けさせるようにしたい。 4 単元の指導計画 時間 (全 3 時 間 ) 学習内容 評価の観点と規準 関 話聞 1 ・手紙を書くときのきまりを ・ 友 だ ち に 手 紙 を 書 く こ と に 意 ○ 確かめ,関心をもつ。 欲的に取り組もうとしている。 一 次 書 読 伝 ○ ・具体的な手紙の例から,手紙 は4つの部分できていること を調べている。 2 ・手紙の形式やきまりに従い ・ 友 だ ち に あ て て , 近 況 や 気 持 相手や目的を意識した手紙 ちを知らせる手紙を書いてい を書く。 る。 本 時 3 ・封筒の宛名の書き方を知 り,宛名を封筒に書く。 ○ ・書いた文を読み返し,間違い を直したり,言葉を選んだり している。 ・丁寧な文字で宛名や自分の住 所等を書いている。 ○ ○ 5 本時の計画(2/3) (1)ねらい 友だちにあてて,自分の近況や気持ちが伝わるように言葉を選んで手紙を書 くことができる。 (書くことア・エ) (2)学習過程 過 程 つ か む 10 分 学習活動 ・予想される児童の反応 1 前時までの学習を振り返る。 ・手紙には,書き方のきまりがあ ります。 ・4つの部分からできています。 ・手紙は,気持ちや様子を伝えま す。 2 去年の○○さんとの思い出を振 り返る。 3 本時のめあてをつかむ。 指導の手立てと評価 ・学習コーナーに手紙の書き方のきまりや,手 紙の例文を掲示し,振り返るヒントにする。 ・○さんと撮った写真や手紙を提示し,○さん との思い出を振り返り,手紙を書く意欲を高 める。 ○○さんに,がんばっている様子が伝わるように言葉を工夫 して手紙を書こう。 追 究 す る 4 学習の流れを確かめる。 ・初めに下書きを書き,後で推敲することを知 らせ,見通しがもてるようにする。 5 手紙の下書きを書く。 ・4月から5月の写真を提示し,そのときの様 子や気持ちも思い出して書くことができるよ う支援する。 ・○さんを気遣う言葉も入れるように,助言す る。 ・詳しく書くことができるように,気持ちや様 子を表す言葉のリストを参考にするように助 言する。分からない漢字は国語辞典で調べる ように指示する。 6 書いた下書きを推敲する。 ・主述が合っているか,漢字に間違いがないか 見直すよう助言する。 15 分 深 め る 15 分 7 手紙を清書する。 ・季節に合ったこの便せんを選ぼ う。 ・読みやすいように丁寧に書こう。 評価と方法 ・自分の近況や気持ちが伝わるように言葉 を選んで手紙を書いている。 (下書き・手紙) △そのときの思い出を会話をしながら,様 子や気持ちを引き出すようにする。 ま 8 本時の学習を振り返る。 ・以前書いた手紙と比較し,達成感をもつこと と ・ めあてについて が で き る よ う に ,よ く で き た と こ ろ を 誉 め る 。 め ・ がんばったこと る ・ 感想 ・次時は,封筒に宛名を書き,手紙を出しに行 5 くことを知らせ,意欲がもてるようにする。 分 (3)評価の視点 児童の実態をふまえ,進んで表現するための教材や場の設定の工夫は支援として適切 であったか。