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想ぞうをふくらませて書こう
国E3H234想ぞうをふくらませて書こう.doc 単 元 名 教 材 名 想ぞうをふくらませて書こう 配当時間 8時間 たから物をさがしに (1) 1枚の地図から想像したことを基に,自分だけの物語を進んで書こうとする。 (2) 筋の展開や人物の行動,気持ち,場面の様子がよく分かるように書き表し方を 工夫して書くことができる。 単元の目標 (3) 自分の書いた文章を読み返して,間違いを正したり,よく分かるように書き直 したりすることができる。 (4) 句読点を適切に打ち,また,段落の初めや会話などの必要な箇所は行を改める ことができる。 本単元では,「書くこと」の指導を重点的に扱う。まず,教科書(P.51)の1枚の 地図から想像を広げ,自分だけのとっておきの物語を書いてみたいという意欲を高 めるようにする。楽しい物語が書けそうだという期待感をもたせることが大切であ る。そして,物語を書くために,組み立てを考えること,書き表し方の工夫をする こと,文章を推敲することを行わせていく。 2年生の「こんなお話を考えた」では,3枚の絵の順番を考え,お話作りをして 単元を構想 いる。この経験を思い出させ,物語の組み立てを考える際には,簡単な絵を描くこ する上での とも有効である。 場面の様子が分かるような書き方については,「言葉でスケッチ」(P.22)で学習 留意点 したことを参考にさせる。登場人物の行動や会話,そのときの気持ち,周囲の様子 を表す言葉を考えさせていく。 推敲は,教科書(P.53)を参考に観点を決めて行わせる。読み手によく分かる文章 を書くために,書いたものを読み返す習慣を付けさせる。 また,書いた物語をどのように保管するかについても考えておくようにする。「み んなの物語コーナー」を設けるとよい。 単元展開例 準 備 知多の友,エルマーシリーズの本,清書用紙 学 習 活 動 留 意 事 項 な ど 1 宝島探検の本を作ることをつかみ,学習の計画 ・この学習中は,朝の会などでエルマーシ リーズの読み聞かせをすると創作意欲が を立てる。 高められる。 ・2年生の「こんなお話を考えた」の学習 oお話作りをした経験を話し合う。 を思い出させる。 o「宝島の地図」を見て,気付いたことや想像した ・教科書の地図(P.51)を拡大したものを用 意しておくと効果的に学習が進められる。 ことを話し合う。 o学習のめあてをつかむ。 宝島探検の本を作ろう o「かじたさんの物語」を読み,学習の計画を立て ・周囲の様子,2人の気持ちや会話などを 工夫して書くことをつかませる。 る。 2 宝にたどり着くまでの道筋や障害になるものを決 め,場面の組み立てを考える。 o登場人物や宝にたどり着くまでの道筋を決める。 ・知多の友(P.46,47)に書き込ませる。 ・出発点からの道筋や障害となるものを見 つけさせる。 ・組み立てを複雑にしないために,危険を o簡単な絵や文で組み立てを考える。 乗り越えていく場面を3∼4箇所程度に ・書き出し しぼらせる。 ・危険を乗り越えていく場面 ・「とらは急流を渡ることができない」な ・結び ど,個々の動物の特徴から危険や困難を ―1― 国E3H234想ぞうをふくらませて書こう.doc 3 最初の障害を乗り越える場面を書く。 o気持ちや様子が分かる言葉について考える。 ・おそるおそる ・そっと ・さっそく o表現を工夫しながら障害を乗り越える様子を書 く。 4∼5 場面の組み立てに従い,物語を書く。 o書き出しの文を書く。 o組み立てに従って,物語を書く。 o結びの文を書く。 6∼7 物語を見直し,清書する。 o推敲の観点を話し合う。 ・場面の様子 ・主述の関係 ・接続語 ・かぎ ・段落の始め ・句読点 ・文末の統一 ・字の誤り o自分の物語を推敲する。 o推敲した物語を清書する。 o挿し絵を描く。 8 物語を製本し,グループ内で読み合う。 o物語を製本する。 oグループ内で友達の物語を読み合う。 oお互いの物語の感想を発表し合う。 ―2― 乗り越えるための工夫を考えさせる。 ・動物たちは,いつも攻撃的なものとせず, 登場人物に協力的な動物も設定しておく と物語にふくらみが生まれることも助言 す る。 ・「かじたさんの物語」から工夫されてい るところを見つけさせる。 ・「言葉でスケッチ」(P.22,23)や知多の 友(P.78,79)を参考にさせる。 ・周囲の様子や2人の会話が効果的に書け るように個に応じて助言する。 評物語を書く活動を通して,様子や気持ち を工夫して「書くこと」を評価する。 ・書き直させる際には,赤鉛筆を使用させ る。 ・用紙については,挿し絵を入れることの できる用紙,絵本の形でまとめることの できる用紙など数種類の用紙を準備する。 評物語を推敲し,清書する活動を通して, 分かりにくいところを直して「書くこと」 を評価する。 ・完成した物語を本にすることによって, 成就感を味わわせる。 ・お互いの物語を読み合うことで,物語作 りの楽しさをふくらませる。