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若手研究者海外派遣 中島 正博 若手研究者海外派遣 池本
若手研究者海外派遣 池本 有助 名古屋大学大学院 工学研究科 マイクロ・ナノシステム工学 専攻 博士課程後期課程2年 ■発表演題 Control of Vehicle Cooperative Behavior in Non-Signalized Intersection ■学会名称 7th International Symposium on Distributed Autonomous Robotic Systems ■開催場所 トゥールーズ・フランス ■開催日時 平成16年6月23日∼25日 ■実績報告 本学会は,次世代の知能制御と位置付けることがで きる自律分散制御に関する研究を,手法及び社会応用 まで総合的に扱う学会である.今回の学会では,進化 ロボティクス,生物型ロボットなどの制御手法,ロボ カップのサッカーロボットの社会応用可能性などに関 して,活発な議論が行われた.発表のほぼ全員が大学 の研究者によるものであり,今後,産業と大学を中心 とした学術機関との連携が,重要であるということを 実感している. 私は学会最終日に標記の演題により発表した.本 研究では,高度交通社会(ITS)分野における協調走行に 関する研究であり,無信号交差点における,車両の交 互通過行動制御手法を提案した.交互通過行動のため に,それぞれの車両が,車車間通信のみを用いて, 若手研究者海外派遣 locally broadcastingのみを行う.通信手法が比較的 容易であり,無信号交差点でも適用可能という点で, 分散制御の適用のよいアプリケーションであるという 評価を得た.本学会では,自身の研究のみならず,自 律分散に関して幅広い議論ができ,大変貴重な経験で あった. ■図 1 Target behaviors 中島 正博 名古屋大学大学院 工学研究科 マイクロナノシステム工学 専攻 博士課程後期課程2年 ■発表演題 A Hybrid Nanorobotic Manipulation System Integrated with Nanorobotic Manipulators inside Scanning and Transmission Electron Microscopes ■学会名称 4th IEEE Conference on Nanotechnology ■開催場所 ドイツ・ミュンヘン ■開催日時 平成16年8月16日∼19日 ■実績報告 本学会は,電気・電子分野における世界最大の学会 である電気電子学会が主催するナノテクノロジーにお ける主要な国際学会であり,総発表数は約200以上 の非常に盛大なものであった.プレナリートークや招 待講演では数多くの著名な最先端の研究者の方々の御 講演が聴講でき,大変に有意義なものであった. 本発表では,世界に先駆けて走査型・透過型電子顕 微鏡下でのナノマニピュレーションシステムを構築し, 本システムによるカーボンナノチューブの透過型電顕 下その場計測結果について述べた.システムとしての 完成度と着眼点の良さを高く評価して頂き,企業の 方々からも大変興味を持って頂くことができた.今後, 本システムの有用性・有効性をさらに示していくこと を目指している. ■図 1 走査型・透過型電顕下でのハイブリッド ナノマニピュレーションシステム The 21st Century COE Program ― 128 ―