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下肢静脈瘤レーザー治療 自治医科大学心臓血管外科 小西宏明 平成 23
下肢静脈瘤レーザー治療 自治医科大学心臓血管外科 小西宏明 平成 23 年 1 月から下肢静脈瘤に対するレーザー治療が保険適応となりました。 自治医科大学では本年(平成 25 年)8 月 1 日より心臓血管外科と皮膚科合同で この治療を開始しました。 受診方法 1.外来受診前にあらかじめ電話連絡して下さい。担当医の外来予定をお伝え します。 0285-44-2111(代表) 心臓血管外科外来または皮膚科外来 2.外来受診 病態の診断やその後の検査、治療についてご説明いたします。レーザー治療の ご相談だけでなく、静脈瘤全般についても気軽にお尋ね下さい。 レーザー治療 これまで下肢静脈瘤の治療は、原因となった血管を抜去(ストリッピング)す る方法が主流でした。新しいレーザー治療とは、血管内にレーザーを照射して 内側から閉じる治療です。原因となった血管は身体に残っていますが、血液の 流れ(逆流)が無くなります。 方法 下肢の麻酔(大腿神経ブロックと局所麻酔)を行い、治療する血管に光ファイ バーを挿入します。ファイバーの先端からレーザー光を照射して、熱によって 血管を閉塞させていきます。 当院での治療スケジュール 治療は一泊入院で行います。手術当時の午前中に皮膚科に入院いただき、午後 から治療を行います。翌日午前中にエコーにて血管の状態を確認してから退院 となります。翌週に皮膚科外来を受診していただき、再度エコーにて血管の状 態を確認します。