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木本喜美子ゼミ 家族と労働の社会学 山田哲也ゼミ 教育社会学 ・ 教育調査
一橋の授業 ◆ 社会学部・社会学研究科 木本喜美 子 ゼ ミ ● 家 族 と 労 働 の 社 会 学 社会調査士資格取得G科目 山田哲也ゼミ ● 教育社会学・教育調査 社会調査士資格取得G科目 実施。リアルな育児の様子を目の当 ている男性会社員にインタビューを 生一人ひとりが持っている問題意識 ﹁教育と社会との関係﹂について学 本ゼミでは社会学的な視点から教 育領域で生じている事象を把握し、 たり 答 を も と に1 人 当 そこで得られた回 生を対象にアンケートを行います。 側に目的を伝えて承諾を取り、2年 据え、 ﹁家族﹂と﹁労働﹂の相互連関 本ゼミでは﹁家族﹂の歴史変動に 関する文献を読み解くことを中心に たりにしながら、自分たちなりの結 を追究していきます。3年生の段階 テーマに設定し、育児休暇を取得し に対する理解を多面的に深めながら、 論を交えて報告書にまとめました。 ページ前後 フィールドワークに取り組みます。 に基づいて結婚観の変 ば結婚相談所への調査 め て い き ま す。 た と え ルドワークも併せて進 トに協力していただ ンタビューやアンケー をしっかりと伝え、イ なる方々に目的・方法 セスです。調査対象と 本ゼミで大切にして いるのは、調査のプロ るゼミテンも出ています。 卒論でこのテーマをさらに発展させ ティーに富んでいます。 サ ー ビ ス 利 用 ﹂ な ど、 毎 年 バ ラ エ 築 の 教 育 効 果 ﹂ や﹁ 保 護 者 の 教 育 実際、学生が選ぶテーマは﹁学校建 れば、具体的なテーマは自由です。 と社会との関係﹂を扱ったものであ テーマを決めてもらいます。 ﹁教育 を出し合い、チームで追究する調査 では、まずゼミ参加者で各自の興味 の 経 験 を も と に 後 輩 の3 年 生 を サ 定し卒論の作成を行いながら、自ら 各自でテーマを設 り ま す。4 年 生 は 3 年生の課題とな め る。 こ こ ま で が ての報告書にまと 終的にチームとし の 論 考 を 書 き、 最 3年生の前半は、家族変動と社会 変動に関する文献を読みながら、選 化 を 精 査 し た り、 子 育 懸命探してアタックす は、次の協力者を一生 が生まれるメカ の間に上下関係 24 んだテーマのもと、フィー てと労働の両立支援策 取 材 を 行 い、 制 度 が う る。これは社会に出て しています。 ︵談︶ 学生が集まって、議論を交わ まざまな志向・価値観を持った に関心を持った人。そんなさ バイトで塾講師をして、教育 調査を経験している人。アル 持ち、当ゼミを選んだ流れで て教育に携わるという目標を なった人。将来は公務員とし 社会との関係﹂が調査対象に を選び、結果として﹁教育と 査の技法を学ぶために本ゼミ 参加した学生の志望動機は必ずし も共通していません。社会調 ポートしてもらっています。 く。辞退された場合に 10 を導入している企業に まく機能しているかを ちなみに平成 年度のテーマは ﹁スクール・カースト﹂ 。子どもたち 調 査 す る な ど、 学 生 の ニズムについ つ、関連する文 から大きな力となるは 献を読み込んで 選ぶテーマを通して現 プロセスにもチェックを入れます。 調査をデザイン て、学生自身の 特定の調査対象に偏った結論になり し、中学校2 校 体験も踏まえつ そうな場合には別の視点を提供し、 に協力を仰いで 容から結論を導きだす 身につけていきます。 軌道修正を行います。調査自体の質 実態調査を進め ずです。また、調査内 計画的な卒論準備のた め に、 3 年 生 で 設 定 し た はもちろんですが、プロセスを評価 ています。具体 代的な課題に テーマについて継続して することで﹁調査する力﹂を磨き、 切り込む力を 文献の読み込みを進める 学生一人ひとりの将来に役立ててほ 的には、中学校 年 度 の4 年 生 は3 年 しいと考えています。 ︵談︶ よ う 指 導 し て い ま す。 平 成 次 に は﹁ 男 性 の 育 児 ﹂ を 24 44