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平成27年度 第6回理事会開催される - 公益社団法人 日本診療放射線

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平成27年度 第6回理事会開催される - 公益社団法人 日本診療放射線
平成28年(2016年)4月1日 毎月1回1日発行(1)
第484号
T h e J a p a n A s s o c i a t i o n o f R a d i o l o g i c a l Te c h n o l o g i s t s
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
・
ナ
ウ
2016
No.484
4
1
発行所 公益社団法人日本診療放射線技師会
http://www.jart.jp
〒105-6131 東京都港区浜松町2-4-1
世界貿易センタービル31階
TEL. 03-5405-3612 FAX. 03-5405-3613
平成27年度
Headline 第6回 理事会開催される
from JART
2016.2.20
(Sat.)
平成 28 年 2 月 20 日(土)午後 2 時から、平成 27 年度第 6
回理事会が日本診療放射線技師会事務所で開催された。出席
者数は 22 人で、理事の過半数以上の出席となり本理事会は
成立した。
初めに、中澤会長から 3 つの話があった。1 つ目は、医療
機器の安全管理について。平成 30 年度の診療報酬改定に向
けて、医療機器安全管理料 1 に放射線に関する機器の 6 種を
含めることを要望する方針である。2 つ目は、放射線治療に
関する業務の定数化などについて。この件については継続し
て進める方針である。3 つ目は、自民党診療放射線技師制度
に関する懇話会の開催について。国家試験委員の定数の見直
「次年度予算案について」は、中澤会長と小田理事から説明
しおよび医学物理士国家資格化反対についての説明を行った
があり、承認された。
「次年度組織案について」は、総務委
との話であった。
員会より新規に設置される委員会や分科会の提案があった。
本理事会では、14 の議題および 29 の報告事項があった。
「第 34 回学術大会候補地について」は、一般社団法人山口県
主な議題は「定款・諸規程改定について」
「次年度事業計画
診療放射線技師会より申請があり、平成 30 年の学術大会の
案について」
「次年度予算案について」
「次年度組織案につい
開催地は、山口県に決定した。
て」および「第 34 回学術大会候補地について」などであった。
主な報告事項は「会誌・NN の入札について」
「第 32 回学
「定款・諸規程改定について」では、小川副会長より Ai 認定
しんちょく
術大会の進捗報告」
「平成 28 年度代議員研修会について」
「第
診療放射線技師規程、投稿規程および謝金などに関する説明
77 回総会について」および「今後のスケジュール」などであっ
があり、改定案は承認された。
「次年度事業計画案について」
た。
「会誌・NN の入札について」は、事務局長より入札結
果の報告があった。
「第 32 回学術大会の進捗報告」では、安
田大会長より講演企画・シンポジウム・分科会企画などのス
ケジュールについて報告があった。
「平成 28 年度代議員研修会について」は、総務委員会 江
田理事より、平成 28 年 6 月 10 日に 4 つの講演会を開催する
との説明があった。また「第 77 回総会について」では、江
田理事より、平成 28 年 6 月 11 日に開催する案内と議案内容
などが報告された。最後に、今後のスケジュールを確認して
本理事会は無事に終了した。
詳細内容は、議事録(抄)を参照されたい。
(2)平成28年(2016年)4月1日 毎月1回1日発行
第484号
診療放射線技師制度に関する議員懇話会
開催される
平成 28 年 2 月 18 日(木)午前 8 時から、衆議院第二議員
線技師国家試験委員の増員について、そして以前より要望し
会館第 3 会議室において自由民主党「診療放射線技師制度に
ている医学物理士国家資格化反対について、2 点に絞り説明
関する議員懇話会」が開催された。本懇話会は一昨年の 11
を行った。続いて厚生労働省から医政局医事課長ならびに企
月に設立されて以来、定期的に会合を持っている。
画法令係より現状報告があり、その後、質疑応答による活発
今回は、自民党から懇話会最高顧問 河村建夫衆議院議員、
な意見交換が行われた。国家試験委員の増員要望については
会長 鴨下一郎衆議院議員、事務局長 橋本岳衆議院議員のほ
厚生労働省試験免許室に持ち帰り、他の医療職種の状況も鑑
か、三ツ林裕巳衆議院議員、井上信治衆議院議員らの出席を
みながら検討していきたいとの説明があった。また医学物理
頂いた。本会からは、中澤靖夫会長、小川清副会長、佐野幹
士国家資格化については、本懇話会鴨下会長名で「医学物理
夫副会長、小田正記理事、熊代正行理事、畦元将吾理事、野
士のあり方について」として、厚生労働大臣への申し入れを
村俊正事務局長が出席した。
行うこととなった。通常国会会期中の忙しい時期にもかかわ
橋本事務局長の司会で始まり、鴨下会長ならびに河村最高
らず、懇話会を開催していただいた議員の皆さまに感謝申し
顧問よりごあいさつを頂いた。次に中澤会長より、診療放射
上げたい。
「医学物理士のあり方について」
厚生労働大臣に申し入れ
前述の 2 月 18 日(木)に開催された、自民党診療放射線技師制度に関する議員懇
話会の結果を受け、当懇話会より 3 月 9 日(水)
、塩崎恭久厚生労働大臣に「医学物
理士のあり方について」申し入れが行われた。河村建夫懇話会最高顧問、橋本岳事務
局長が申し入れを行い、鴨下一郎事務所、小渕優子事務所、井上信治事務所より代理
の秘書らが出席した。
平成28年(2016年)4月1日 毎月1回1日発行(3)
第484号
JART−JSRT定期懇談会開催される
平成 28 年 2 月 9 日(火)午後 3 時より、JSRT 事務所におい
ナーの開催について議論された。また本会から、診療放射線
て JART-JSRT の定期懇談会が開催された。定期懇談会は年
技師の業務拡大に伴う統一講習会について、医学物理士国家
2 回、JART と JSRT の両団体における連携協議や情報共有を
資格化に対する本会の考えについて、平成 27 年度業務実態
目的に開催している。本会からは中澤会長、小川副会長、佐
調査結果について、第 31 回日本診療放射線技師学術大会に
野副会長、熊代理事、中村理事、児玉理事の 6 人、JSRT か
ついて報告した。JSRT からは、研究倫理について、JART-
らは小倉代表理事、船橋副代表理事、錦副代表理事、白石理
JSRT 将来構想会議の進捗状況について、日本医療放射線技
事、小笠原理事の 5 人が出席した。
術関連認定機構連絡会議について報告があった。
審議事項としては、平成 28 年度 JART-JSRT 合同学術セミ
次回は平成 28 年 7 月ごろ、JSRT 事務所で開催予定である。
「今後のチーム医療の在り方等に関する研究」
シンポジウム開催される
平成 28 年 2 月 4 日(木)
、東京大学本郷キャンパスにおい
床放射線科学分野 本田浩教授の「診療放射線技師が造影剤
て、平成 27 年度厚生労働科学研究費助成金(地域医療基盤
を投与することの意義」
、虎の門病院 山口徹顧問の「チーム
開発推進研究事業)
「今後のチーム医療の在り方等に関する
医療の流れ」
、日本医師会 釜萢敏常任理事の「コメディカル
研究」シンポジウムが開催された。
スタッフの活躍に期待する」であった。
東京大学大学院 北村聖教授のあいさつで幕が開き、それ
最後の総合討論では、会場から活発な意見や質疑が多くあ
ぞれの立場からの演題は、日本臨床衛生検査技師会 下田勝
り、本会の小川副会長も回答を行っていた。62 人もの参加
二常務理事の「業務拡大講習会を経験して」
、本会 小川副会
者があり、当該テーマに対する関心が大きいことがうかがえ
長の「業務拡大講習会を経験して」
、九州大学医学研究院臨
る。
北村先生による開会のあいさつ
総合討論、質問に答える小川副会長
会場の様子
n
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at
rm
fo
in
Network Nowのホームページ掲載のお知らせ
このたびのアンケート調査により、Network Now のデジタル配布を希望される皆さまが多数いました。また会員以
外の皆さまにも本会の取り組みなどを知っていただこうと考え、Network Now をホームページへ掲載することとなり
ました。4 月を開始時期として、3 カ月間の遅延を設けて、平成 28 年 1 月号から継続的に掲載致します。
閲覧が制限される内容もございますが、以下の URL から閲覧できます。
ぜひご活用ください。
URL
http://www.jart.jp/activity/publication.html
(4)平成28年(2016年)4月1日 毎月1回1日発行
第484号
バングラデシュ画像診断技術者普及支援事業報告会
開催される
平成 28 年 2 月 20 日(土)
、本会事務所講義室においてバ
た。報告内容としては、講義および
ングラデシュ画像診断技術者普及支援事業報告会が開催され
ハンズオンによる実習が行われ、総
た。本事業は、2013 年から経済産業省、海外産業人材育成
計約 420 人が受講した。しかし、ハ
協会(HIDA)および本会などでバングラデシュの医師と診
ンズオンであるため、
1 人当たり 1 ∼
療放射線技師を対象に、診断スキルの向上や画像診断技術普
3 分程度の実習時間であり、時間が
及を目的として行われている。
足らなかったと振り返った。最後に、
川地俊明会員(大垣市民病院)からの報告では、支援は 2
研修修了証の授与式を行った。バン
週間のスケジュールで行われ、超音波検査のうち、腹部・救急
グラデシュの診療放射線技師会 会長および副会長と交流を持
と整形領域の希望が多く、川地氏は整形領域を重点に行ってき
ち、大変有意義な支援であったと報告した。
また中澤会長からは、昭和大学での当該事業に関る研修受
け入れの報告がされた。研修期間は 12 月 10 日から 18 日
までであり、医師 5 人、診療放射線技師 4 人、コーディネ
ーター 1 人であった。院内の診療放射線技師のカンファレ
ンスにも積極的に参加した。主な研修内容は、腹部超音波検
査、下肢静脈超音波検査、産婦人科の胎児超音波検査などで
あった。最後に、医師および診療放射線技師の報告会と修了
証の授与式を行い終了した。
講演会「低線量放射線被ばくの影響について」
開催される
平成 28 年 2 月 13 日(土)、本会事務所講義室において標記
の経験する事例も踏まえた討論形式で進行された。医療被ば
講演会が開催された。初めに、元原子力安全委員会委員長代
くは低線量ではあるが高線量率でもある。閾値がなく、被ば
理で、日本放射線影響協会研究参与 松原純子先生より「低線
く線量の増加に伴い発生確率が増加すると考える確率的影響
量の放射線影響と LNT 仮説」の講演があり、続いて本会の医
について、がん死亡率の増加なのか、発がんリスクの増加で
療被ばく安全管理委員会 藤原理吉委員長より「診断参考レベ
あるのかなど、表現について活発な意見交換が行われた。
ルについて」
、諸澄邦彦専門職より「被ばく相談事例から」の
低線量放射線被ばくの影響については、放射線を扱う診療
講演があり、その後、総合討論が行われた。
放射線技師として、最新の知識を習得しておくことの必要性
総合討論では、被ばく相談事例の回答例について、参加者
を、参加者らの熱意として感じた。
相談事例について、カードで意思を表明する総合討論風景
低線量の放射線影響についての質疑風景
平成28年(2016年)4月1日 毎月1回1日発行(5)
第484号
第68回診療放射線技師国家試験施行される
平成 28 年 2 月 25 日(木)
、第 68 回診療放射線技師国家試
学、放射線治療技術学、放射線安全管理学であった。合格者
験が診療放射線技師法第 18 条により施行された。試験地は、
の発表は 3 月 29 日(火)午後 2 時に、厚生労働省および各
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、
地の診療放射線技師国家試験臨時事務所に掲示される。試験
福岡県であった。試験科目は、基礎医学大要、放射線生物学
委員は、村田喜代史委員長、井上優介副委員長、中村泰彦副
(放射線衛生学を含む)
、放射線物理学、放射化学、医用工学、
委員長および 21 人の委員で構成されている。
診療画像機器学、エックス線撮影技術学、診療画像検査学、
当該試験問題の分析については、本会が提出する評価結果
画像工学、医用画像情報学、放射線計測学、核医学検査技術
を参照されたい。
27年度 国家試験問題評価委員会開催される
平成 28 年 3 月 6 日(日)
、日本診療放射線技師会事務所に
また教育関係者や学生に関心の高い事項である複数回答に
おいて平成 27 年度の国家試験問題評価委員会が開催された。
ついて、出題や問いが受験者に適切な表現で成されているか
本年度の診療放射線技師国家試験は、2 月 25 日(木)に全国
など、当日出題された全問題を詳細に検討し、委員で十分な
8 カ所の試験会場で実施され、今年も診療放射線技師養成教
育機関から 2,500 人以上の受験者が試験科目の全 14 科目か
ら出題される 200 問題に挑んだ。前年の合格率は、全国平均
73.8 %(新卒:80.7% 既卒:19.3%)であった。今年は
議論を重ねて本年度の国家試験問題評価委員会を無事に終え
た。
結果については、近日中に答申書を厚生労働省に提出する
予定である。
国家試験問題評価委員会 委員長 佐野幹夫
どうであろうか?
さて、本会では多くの委員会が存在し、さまざまな取り組
みが行われているが、その中の 1 つに本委員会の国家試験問
題評価委員会がある。現在、委員会メンバーは 11 人で構成
されており、おのおのが教育機関や医療機関に属し、各専門
分野で活躍している会員の皆さんに意見集約をお願いしてい
る。本委員会は、診療放射線技師の国家試験問題が適正であ
るかどうか、さまざまな視点から検討を行い、職能団体とし
て国試問題の評価報告を取りまとめる委員会である。
その後、
JART 本部で検討を重ねた結果が厚生労働省医政局に答申書
として提出される。
今年の試験問題全体の印象としては、出題内容に偏りはな
く、診療放射線技師として必要とされる知識・技能を問う問
題が全科目から適切に出題されていた。例年、問題不適によ
る削除問題が多く見られたが、本年度は指摘する問題が非常
に少なかった。これは、本会の要望により、国家試験委員に
副委員長として診療放射線技師が加わった結果であると評価
している。
国家試験問題評価委員会の委員構成
氏 名
委員会
勤務先
佐野 幹夫
委員長
西澤 徹
委員
日本医療科学大学
井戸 靖司
委員
岐阜医療科学大学
成田 浩人
委員
東京慈恵会医科大学附属病院
丸山 智之
委員
日本医科大学千葉北総病院
木暮 陽介
委員
順天堂大学医学部附属順天堂医院
土橋 俊男
委員
日本医科大学付属病院
腰塚 慎二
委員
埼玉県立がんセンター
加藤 京一
委員
昭和大学大学院保健医療学研究科
髙嶋 優子
委員
東京都がん検診センター
岡部 圭吾
委員
昭和大学江東豊州病院
医療法人豊田会 刈谷豊田総合病院
(6)平成28年(2016年)4月1日 毎月1回1日発行
第484号
平成 27 年度
近畿地域放射線技師会
学術大会報告記
公益社団法人日本診療放射線技師会
近畿地域理事 轟 英彦
平成 28 年 2 月 14 日(日)
、滋賀県大津市のピアザ淡
部放射線医学教室放射線腫瘍学部門 西村恭昌教授よ
海(滋賀県立県民交流センター)で、平成 27 年度近
りご講演いただいた。現在行われている照射分割法
畿地域放射線技師会学術大会が松井久男大会長、吉村
は、標準的な照射法と考えられているが、これらの線
雅寛実行委員長の下で行われた。
量分割法は経験的に得られたものである。70Gy / 35
大会テーマは「Toward a Next Generation ∼To
回 / 7 週は、今や標準線量分割ではない。
「2Gy」の
Be A Leader of Asia∼」とした。本年度の全国学術
持つ意味を最大限生かして、標準線量分割より局
大会が京都開催であったため、形式を変え、海外セッ
所 制 御 率 を 上 げ る た め に、hypofractionation,
ションや英語での発表など工夫を凝らした。またテー
マとして「国民と共にチーム医療を推進しよう」
「医
hyperfractionation、週 6 ∼ 7 回照射法、IMRT を用
いた SIB 法など、さまざまな加速照射法が試されてい
療者との協働」の流れを組み込み、
「グローバル、と
る時代である。今後、ますます放射線治療分野は発展
りわけ東アジアに目を向け、
協働に取り組んで行こう」
すると確信した。
との思いを込めており、日本の診療放射線技師の置か
市民公開講座は「知って得する∼放射線治療∼」と
れている現状は、海外から見たときどのように映って
題した。基調講演「知って安心、放射線療法」は、滋
いるのか。韓国・ベトナムの両会長をお招きして、国
賀県立成人病センター放射線治療科 山内千賀子先生
際交流を通じて知見を深め、自分たちの職業が置かれ
にご講演を頂き、引き続き座談会を山内先生と滋賀県
ている立場を「業務拡大」をキーワードに議論を深め
がん患者団体連絡協議会会長 菊井津多子、滋賀県技
た大会であった。
師会 吉村雅寛実行委員長を交えて、会場の方と活発
教育講演は、本会 中澤会長より「診療放射線技師
な討論が行われた。
会の役割と将来」として、厚生労働省・文部科学省・
シンポジウムは 2 セッションで、JART シンポジウ
環境省・経済産業省と連携をしながら事業を推進して
ム「診療放射線技師法一部改正に伴う業務拡大とその
いること。また医療社会で取り組んでいる大きな共通
検証」と題して、本会 小川副会長より「診療放射線技
事業は、医療・介護の連携とチーム医療の推進で一致
師の業務範囲に関わる現場の状況」
、
(株)
メディカル
している。そのためには、生涯教育の推進や四年制大
プランニング代表取締役 久保田雅博氏より「診療放
学教育に移行することはもちろんだが、六年制の検討
射線技師と賠償責任保険」について講演を頂いた。ま
に着手するなど、重要な内容をお話しいただいた。特
たインターナショナルシンポジウム「アジア放射線技
別講演は「2Gy のひみつ」と題して、近畿大学医学
師の現状∼日本の放射線技師に求めること∼」と題し
平成28年(2016年)4月1日 毎月1回1日発行(7)
第484号
て、ソウル特別市放射線士会、ホーチミ
ン市放射線技師会、近畿地域代表からそ
れぞれ発表があり、ディスカッションも
活発に行われ、今後、われわれが果たす
役割と重要性が非常に大きいことを実感
した。さらに一般演題、放射線管理士分
科会企画、女性活躍推進班企画、ラン
チョンセミナーを開催した。一般演題は A(英語 / 英
閉会式では学術奨励賞の表彰もあり、
学術奨励賞
(最
語)B(英語 / 日本語)C(日本語 / 日本語)の 3 部門
優秀賞)は、兵庫医科大学病院 有沢瑞希氏「CT によ
(合計 15 演題)に分かれたが、どこの会場も一杯で熱
る骨盤計測の可能性」
、近畿地域理事賞は、市立池田
心な討論が行われた。
病院 渕上奈央氏「GSDF 液晶ディスプレイを用いた
放射線管理士分科会企画は「近畿地域での放射線管
マンモグラフィ観察時におけるウィンドウニングパラ
理士の活動」と題して行われた。女性活躍推進班企画
メータの検討」が受賞した。
「関西 collection」は、テーマ「職場環境をよくする
前日の大雨にもかかわらず、参加者 295 人と盛大
ために他施設の状況を知ろう∼おたくどうしてはりま
かつ盛会裏に開催された。これも今大会に参加いただ
すか?∼」で「女性サミットに関するアンケート報告
いた会員の皆さま、運営にご協力いただいた会員・賛
in 奈良」を楠本美千代氏、パネルディスカッション「病
助会員など、皆さまのおかげにつきる。心より感謝申
院による職場環境の違い」大阪市大 坂本真理子、京
し上げる。次年度(第 22 回)学術大会は、テーマ「必
都第二赤十字病院 山添元士、草津総合病院 岡田裕貴、
要とされる診療放射線技師を目指す∼患者満足度を高
国保中央病院 藤谷明子の 4 人のパネリストで活発な
めよう∼」と題して、平成 29 年 2 月 19 日(日)和歌山
討議が行われた。ランチョンセミナーは 4 会場開催し、
ビック愛(和歌山県和歌山市)で開催予定である。
それぞれの企業の最新の話題を提供していただいた。
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第32回 日本診療放射線技師学術大会(岐阜)からのお知らせ
∼ぎふ長良川鵜飼い・金華山 ∼ 実行委員 松野 俊一
第 32 回日本診療放射線技師学術大会を、9 月 16 日(金)から 18 日(日)の三日間、岐阜市長良川の河畔で
開催致します。
会場近くの清流長良川では、ぎふの風物詩として約 1300 年前から伝わる重要無形民俗文化財の古典漁法
「鵜飼い」が行われています。かがり火を焚いた 6 艘の舟に乗った鵜匠が、約 10∼12 羽の鵜を操りながら
鮎漁を行い、清流の川面に幻想的な光景を見せてくれます。鵜飼いの最大の見どころは「総がらみ」。6 艘
の鵜舟が横一列になり、浅瀬に鮎を追い込み巻き狩りをする漁法で「ホウホウ」と掛け声を掛ける鵜匠、鵜、
そして鵜舟が一体となり、現在を忘れ、千古の昔にタイムスリップしたような幽玄の世界へと誘います。
ぎふ長良川鵜飼いは、毎年 5 月 11 日∼10 月 15 日の期間中、中秋の名月と増水時を除いて毎夜行われます。
また標高 329m の金華山は市の中央に位置し、かつては稲葉山と呼ばれていました。
ここからの眺望は素晴らしく、東に恵那山、木曽御岳山、北に乗鞍、日本アルプス、西に伊吹、養老、
鈴鹿山系がそびえ、南には悠然と流れる木曽川が伊勢湾に注ぐさまが一望できます。
山頂にそびえる岐阜城では貴重な歴史資料を見ることができ、岐阜城のほか、リス村・売店・レストラン
もあります。またふもとの岐阜公園と山頂を結ぶ金華山ロープウエーは、日本で最も急勾配で、傾斜角度
24.5 度もあります。乗車時間はわずか三分半で山頂に到着します。
市内中心部にあるにもかかわらず、今なお自然が残る金華山は、国有林・鳥獣保護区として保護されて
います。山頂までの遊歩道が整備され、手軽なハイキングコースとしても親しまれ毎日多くの人々がその
自然を楽しんでいます。
会期後は祝日でありますので、少し足を延ばして高山、下呂温泉、世界遺産の白川郷などの観光で
「ひととき」を楽しんでいただければと思います。
全国の会員皆さま、夢の交差点岐阜へいっぺん遊びに「来てくんさい!待っとるでね!」
(8)平成28年(2016年)4月1日 毎月1回1日発行
第484号
被ばく相談数 全国一 ∼大分県∼
平成 23 年 3 月に発災した東日本大震災に伴う福島原発事故の影響により、市
民からの被ばく相談に対応するため、全国で被ばく相談を実施しており、平成
26 年度より、本会では、被ばく相談員を認定することとなった。
2 月 7 日の大分合同新聞(朝刊)には、大分県の被ばく相談数が全国一であり、
市民の不安解消に大きく貢献していること、そして県内で初めて認定された被ば
く相談員が紹介された。
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rm
fo
in
平成28年度 関東甲信越診療放射線技師学術大会
開催のお知らせ
平成 28 年 5 月 14 日(土)・15 日(日)の二日間、埼玉県の大宮ソニックシ
ティで標記大会が開催されます。
メインテーマを「患者のためのチーム医療を目指して」と題し、一般演題
をはじめ、シンポジウムでは「患者のためのチーム医療を目指して」「診断
参考レベル(DRLs)の理解を深める」
、教育講演「プレゼンテーションの極
意」、大会長・実行委員長による「胸部 XP・胸部 CT の読影のポイント」、特
別講演には、日本診療放射線技師会 中澤会長および同理事 あぜもと将吾氏
による 2 つの講演、またテクニカルディスカッション「CT・MRI」、フレッ
シャーズセミナー「CT・MRI・治療・医療情報」などを企画しております。
さらに市民公開講座では、J リーグ FC 東京チームドクターの講演を予定して
おります。
学術大会の期間中に行われる情報交換会は、鉄道博物館(ナイトミュージ
アム)で企画させていただきました。鉄男さん鉄子さんだけでなく、参加さ
れた皆さま方には心から楽しんでいただけるよう、趣向を凝らした企画を用
意しております。昔懐かしい車両を肴に、情報交換をしていただけたら幸い
です。
なお、3 月 7 日の締め切り日をもちまして、一般演題数は 100 演題を達成
することができました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。当日はた
くさんの皆さまのご参加を実行委員一同、心よりお待ちしております。
平成 28 年度関東甲信越診療放射線技師学術大会
http://www.sart.jp/radiotech/kantokousinetu2016/
y
g
lo
po
A
おわびと訂正
Network Now 2 月 1 日号・7 ページ「第 11 回 中四国放射線医療技術フォーラム開催される」の記事につきまして、
一部の写真のキャプションに誤りがありました。ご迷惑をお掛け致しましたことを深くおわびし、以下の通り訂正さ
せていただきます。
誤:大会長によるあいさつ →
正:徳田雅明先生による市民公開特別講演 平成28年(2016年)4月1日 毎月1回1日発行(9)
第484号
戦 略 企 画 室 よ り ─ あぜもと しょうごレポート─
from Strategic Planning Office
春到来、新入学生や新社会人が新調した制服やスーツに身
いと思っていますので、私が参加可能なイベントや会合など
を包み、爽やかに歩く姿を見掛ける季節となりました。この
ありましたら、お声を掛けていただければ幸いです。
時期になると、岐阜の大学に入学したときの気持ちや、広島
市民病院に新社会人として勤務したころが懐かしく思い出さ
れます。
先日、岸田文雄外務大臣、河村建夫衆議院議員と面談させ
ていただく機会がありました。
診療放射線技師のチーム医療での役割や、医療現場におけ
る課題などを説明致しました。
岸田外務大臣には、世界でもトップレベルを誇る日本の診
療放射線技師の技術・能力の高さ、医療機器の性能の高さな
どを説明させていただきました。そして日本の医療を世界へ
さらに発信していくべきであるという意見で一致致しました。
医療大国日本、医療現場の課題を一つ一つ解決し、超高齢
社会に突入して 10 年を迎えようとしている現在、診療放射
線技師の能力が十二分に発揮できるよう、現場の声を国政に
届けたいと思います。
今後も戦略企画室として、医療現場などのご意見を伺いた
オリンピック 開 催 に 思う
シリーズ・連載
series serialization
五感
f i v e
s e n s e s
今年は、南米ブラジル リオデジャネイロで、第 31 回オリンピ
染水はコントロールされている」との答えにビックリしたからな
ック大会が開催されます。国内でも今年に入り続々とオリンピッ
のか、女性タレントが「お・も・て・な・し」と言っているのを
ク出場選手が決まっていますが、現地ブラジルからは、施設整備
見て、8月の猛暑の中で何をおもてなしできるのかと考えたから
の遅れやジカ熱の猛威など、開催に一抹の不安を抱くニュースが
か、テロ対策は大丈夫なのかと、いろいろな不安要素が頭をよぎ
報じられています。同様に先日の新聞には、2018 年韓国で開催
ったためですが、やはり 1 番は福島原発事故の復興に影響するの
予定の冬季五輪も大会施設整備の遅れに対する懸念が掲載されて
ではないかと、その心配が大きかったからだと思います。
いました。
日本での開催はうれしいですが、毎日増え続けている汚染水の
国際大会となると、いつも競技の施設整備遅れが開催直前まで
問題をはじめ、全く先が見えない原発の処理が優先されるべきだ
報道され、日本ではこんなことにはならないだろうと、東京五輪
と考えます。安倍首相は「1 億総活躍」と言いますが、長期にわ
の開催が決まったころは思っていました。それがいざ準備をスタ
たる避難生活を余儀なくされている皆さんに向かっても言えると
ートさせると、メイン会場の設計は白紙撤回で物議を醸し、ロゴ
したら、もっと配慮や優しさがあるのではと思うのです。
マークは盗作問題でやり直しと、出だしからつまずいている状態
取りあえず、2020 年には東京五輪が開催されます。電気自動
で心配です。
車や水素自動車が会場を行き来し、新しくなった高速道路にはハ
実は、東京五輪の開催が決まるテレビ中継を見ていたとき、関
ンドルを握らなくても走る自動運転車が連なっている姿を想像
係者の喜びようを見て、うれしいというより本当に開催して大丈
し、さすが日本だといわれる「お・も・て・な・し」ができれば
夫なのかと思いました。それは、
原発事故に対する質問に対し「汚
と願っております。
(文責:横田 浩)
(10)平成28年(2016年)4月1日 毎月1回1日発行
第484号
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平成28年(2016年)4月1日 毎月1回1日発行(11)
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