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コンテンツ・アプリケーション技術
放送・広告・音楽・ゲームなどのマスメディアコンテンツの
ネットワーク流通を支援・促進するための技術
CONTENTS
■インタラクティブ映像インタフェース(CyberCoaster)…………
5
■大量画像の閲覧と検索を可能とする画像カタログシステム
………
5
■ハイライトシーンお知らせ機能付きライブ中継(LiveWatch) …
6
■企業内情報を活用するナレッジポータルシステム(TITAN/KP)…
6
■ネットワークを使った大気環境モニタリングシステム
……………
7
■きめ細かな花粉予報をネットワーク利用できる花粉情報システム …
7
コンテンツ・アプリケーション技術
大量画像の閲覧と検索を可能とする
画像カタログシステム
○
近年、
ディジタルカメラやスキャナの低価格化によりディジタル画
像が大量に生成されるようになり、
それらをいかに手間をかけずに整
○
理・検索するかが重要になってきています。従来は人手により個々の
画像にテキストでタグ付けを行い、
キーワードに基づいて検索をして
いました。このため画像の登録に多くの手間を要するとともに、人に
よってタグ付けの方法や基準が異なり、
希望する画像が検索できない
ケースもありました。これらを解決するため、例えば青い色を基に
○
直観的にビデオを再生できます。ゴルフの例では、ゴルフクラブをつ
○
たかもビデオの中の人物や物体をつかんで動かしているかのように、
○
○
これに対し、CyberCoaster(サイバーコースター)を使えば、あ
○
ず、進み過ぎたり戻り過ぎたりして調整するのが大変でした。
○
ぶさに観察したいとき、
リモコンのボタンを何度も押さなければなら
○
○
戻しなどの面倒な操作が必要でした。例えば、ゴルフのフォームをつ
○
従来のビデオ再生では、見たいシーンを探すために、早送りや巻き
○
○
○
○
○
○
インタラクティブ映像インタフェース
(CyberCoaster)
○
「海」の画像を検索するといった画像の内容検索技術が提案されてい
ます。
このシステムではさらに正確な検索を実現するために、
「人の顔」
といった画像中のオブジェクトや、
「水平線」といった特徴的な線分
に基づく検索、また「エレガントな」といった感性語を使った検索を
○
リッカブルマップとスライダの両方の長所を併せ持つ新しいインタ
○
○
再生したり、関連する Web ページを表示することもできます。ク
○
後にコマ送りするというものです。さらに、ビデオと連動して音声を
○
○
込んでおき、マウスやタッチパネルからの入力に従って、ビデオを前
○
CyberCoaster の仕組みは、ビデオに折れ線型のスライダを埋め
○
○
かんで回すようにして見ることができます。
により自動的に行われます。また、多次元空間インデックスを内蔵し
た検索エンジンを利用して高速な検索を可能にしています。
○
○
ンチャーゲームなど、
実写に基づくリアルなインタラクティブ映像コ
○
器の操作マニュアル、スポーツのフォームチェック、宝探しやアドベ
○
ログを作成できます。そのほか、動物図鑑や理科実験などの教材、機
○
○
例えば、自動車のドアやボンネットを開閉可能な、動く自動車カタ
○
○
フェースとして幅広い応用が可能です。
可能にしました。これらの画像特徴の計算は、画像登録時にシステム
ベースを効率的に概観するための画像目録を構築することも可能にし
ました。画像目録は WWW ブラウザや電子本などにより閲覧が可能
です。この画像目録と画像検索をそれぞれ本の目次と索引ととらえ、
それらを連携させることで効率的な大量画像のカタログシステムを実
○
現しました。
画像全体の配色や水平線特徴は風景写真に、
模様の方向や粗さ特徴
は織物や布地のカタログ写真に、
写っているオブジェクトの色や形状
し、
だれでも簡単にインタラクティブ映像コンテンツを作成してイン
特徴は商品カタログ写真、標本写真、日常スナップ写真に適してお
り、このシステムは、電子商取引での画像販売や電子カタログ、遠隔
教育、電子博物館などへの広範囲な応用が期待されています。
○
(サイバーソリューション研究所)
○
○
○
ターネットで発信できます。
○
○
は、ビデオ取り込みから Web ページ作成までの一連の作業を支援
○
サービスとの組み合わせも容易です。また、専用の編集ソフトウェア
○
動作しますので、多くの利用者に提供でき、電子決済などのほかの
○
○
CyberCoaster は、Java が起動する一般的な WWW ブラウザで
○
○
ンテンツの作成が実現可能となります。
さらに、このシステムでは画像特徴を使って、大量の画像データ
●画像カタログシステム(ImageCompass)のシステム構成図
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
(サイバースペース研究所)
分類(目録構築)
○
○
● CyberCoaster によるコンテンツ生成と流通
○
教材
目録から選んだ画像に
似た図柄を検索できます
○
○
商品紹介
電子本CyberBookによる目録閲覧
○
○
○
○
撮影したビデオから、
簡単にインタラクティ
ブコンテンツを作成す
ることができます
類似検索
インターネット
○
CyberCoaster
コンテンツ
分類観点を自由に選択して
画像を階層的に
分類できます
本をぱらぱらめくる感覚で
画像を探し出せます
○
○
スポーツ
マニュアル
○
FAXのカバーを
開くように映像
を再生できます
○
○
○
○
編集ソフト
○
○
○
カメラ
本でいう
目次にあたる目録 と 索引にあたる 検索
を融合させた新しい画像データ整理パラダイムの実現
写ったページを開けます
Original CG by SIFCA
5
○
○
○
企業内情報を活用する
ナレッジポータルシステム(TITAN/KP)
○
パーソナルコンピュータの進歩や普及により、
業務で使用する資料
を電子的に作成、保存することが容易になり、担当や部門内で資料を
○
て、
視聴者の要求に基づいた番組視聴が可能となるインタラクティブ
○
研究所では、
次世代のディジタル放送やインターネット放送に向け
○
○
○
ハイライトシーンお知らせ機能付きライブ中継
(LiveWatch)
○
活用することが日常的に行われるようになりました。しかし、支店あ
るいは全社レベルでの共有には至っていません。
TITAN/KP* は組織の壁を越えた情報共有を支援するシステムで、
次のような技術的な特徴があります。
(1)テンプレートを使った簡単な情報公開(投入サーバ)
○
業務で作成した提案書やマニュアルなどを簡単な操作でWWWに
公開することができます。その際、文書種別や著者などの文書属性を
付加しておき、後で検索に利用することができます。
(2)情報の統合検索(ポータル化)
情報収集ロボットを利用して、投入サーバや社内外の WWW サー
○
バの情報を自動収集し、検索することができます。投入サーバで付加
された属性や、文書ファイルの内容でも検索が可能です。社内に存在
するすべての文書をシームレスに検索、利用することができます。
と同時に映像の自動起動も可能です。また中継される意味情報をビ
○
○
○
(3)柔軟なアクセス制御
投入サーバで公開した文書について、
書誌情報と文書ファイルそれ
ぞれに公開制限をかけることができます。これにより、権利上公開で
きない文書を検索可能にするなど、
柔軟なシステムを構築することが
できます。
○
これらの機能により、知識・情報を組織的に効率良く扱えるように
なります。
今後は、アクセス制御や個人対応画面などさまざまな拡張を行い、
企業内のナレッジポータルとして発展させていく予定です。
(サイバースペース研究所)
○
今後、さまざまなライブ中継をターゲットにLiveWatchを適用し
TITAN/KP: Total Information Traverse Agent/Knowledge Portal
○
ンを作成して、プロトタイプシステムを構築しました。
○
信技術である SVMV を用い、Java でクライアントアプリケーショ
*
○
*
○
○
信技術である SoftwareVision と意味情報配信のためにシナリオ配
○
インターネットライブ中継実験を行いました。
中継では当社の映像配
○
○
式会社様のご協力を得て、高校野球をターゲットとしたLiveWatch
○
1999 年夏の第 81 回全国高校野球選手権大会では、朝日放送株
○
イアントの画面に表示し、分かりやすく表現できます。
○
○
ジュアル化してアイコン表示することでライブ中継の状況情報をクラ
○
します。お知らせ方法は画面の点滅、音を好みで選択でき、お知らせ
○
てくる意味情報に基づきクライアント側で判定し、
利用者にお知らせ
○
ションは利用者が事前に設定した見たいシーンを、
サーバから送られ
○
○
変化する状況に関する情報を送信します。クライアントアプリケー
○
ク、ボール、アウトなど)やイニング、打席にいる選手などの刻々と
○
の状況を記述した意味情報、野球中継の場合、カウント(ストライ
○
○
クライアントへはライブ中継映像のストリーミングに加えて、
ライブ
○
LiveWatchを用いたインターネットライブ中継では、サーバから
○
○
らせを受けることができるので、見たいシーンを見逃しません。
○
シーンやホームランシーンなど、
自分が指定したシーンがくるとお知
○
は、各利用者は、例えば野球中継ならばお気に入りの選手のプレー
○
○
せ機能付きライブ中継 LiveWatch を開発しました。LiveWatch で
○
そこでインタラクティブなライブ中継として、
見たいシーンのお知ら
○
○
シーンがくるまでずっと映像を眺めていなくてはいけませんでした。
○
従来のライブ中継ではいつ何が起こるか分からないので、見たい
○
○
映像に関する研究開発を行っています。
● TITAN/KP の構成
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
SVMV: SoftwareVision Multi-Vision
○
(サイバーソリューション研究所)
*
○
○
ていきます。
○
○
登録ファイル
ファイル種別 自動判別
○
グループサーバ
新規情報登録
文書種別
技術書
投入
リセット
○
○
実行
情報公開ページ
投入サーバ
文書名
文書概要
2000年問題.ppt
ファイル形式
MS-PowerPoint
業種
通信/通信/通信業
西暦2000年問題と...
情報登録者
文書ファイル
○
○
○
● LiveWatch サービスイメージ
情報
入力
公開ページ
参照
共有ファイル
WWWサーバ
○
○
LiveWatch アイコン
○
意味情報
○
知識共有検索
○
意味情報サーバ
SVMVなど
映像サーバ
お知らせ設定
○
技術書
業種
通信
WWW
インターネット
見たいシーンに
なるとお知らせ
○
検索
全文検索サーバ
情報利用者
○
○
○
○
○
見たいシーンで
映像表示
WWW
Domino
結果
○
s
6
情報収集ロボット
検索
○
SoftwareVisionなど
○
映像
入力
文書種別
○
キーワード
映像
検索結果8件(1-6)
■登録情報公開画面
●http://www.ntt-west.co.jp/....
■情報共有について
●http://www.ntt-west.co.jp/...
■システム利用の手引き
●http://www.ntt-west.co.jp/...
社内外WWWサーバ
情報共有サーバ
コンテンツ・アプリケーション技術
きめ細かな花粉予報を
ネットワーク利用できる花粉情報システム
○
いつでも、どこでも、最新の花粉予報などの生活環境情報を、ネッ
トワークを通して双方向に利用できるサービスの開発を進めていま
○
す。試作したシステムでは、花粉計数用に改良したレーザ光散乱方式
のパーティクルカウンタを、
花粉発生源のスギ林近隣の清浄環境に設
置し、
低ノイズ条件で空気中に浮遊する花粉の個数を定期的にリアル
タイム集計します。
測定値はネットワークを介してリモートサーバに
転送され花粉データベースを構築します。リモートサーバでは、花粉
○
データと風向、風力、温湿度などの気象データを基に、スギ林から放
出された花粉が気流に乗って、
どのように都市部などの生活圏に運ば
れるかをコンピュータ解析します。
解析結果は花粉予報などの情報コ
ンテンツに加工され、携帯電話、インターネットから双方向に利用で
きます。
○
設置に自由度が少ないため、
細かい現状を把握できていないという問
○
とが指摘されていますが、現在の測定システムは大型で高価であり、
○
○
二酸化窒素は排出源が移動することから濃度の場所依存性が大きいこ
○
が多く存在する(1997 年度達成率 65%)のが現状です。さらに、
○
が自動車であるため削減が難しく、
環境基準値を満たしていない場所
○
○
す。この 5 物質のうち二酸化窒素についてはその主な排出源の一つ
○
いて環境基準を設定し、
維持されることが望ましい基準を設けていま
○
○
遊粒子状物質、二酸化窒素および光化学オキシダントの 5 物質につ
○
第一に挙げられている大気の汚染では、二酸化硫黄、一酸化炭素、浮
○
⑤振動、⑥地盤の沈下、および⑦悪臭の 7 つを公害と規定し、その
○
○
境基本法では①大気の汚染、②水質の汚濁、③土壌の汚染、④騒音、
○
当社では、環境関連の取り組みを積極的に進めています。現在、環
○
○
○
○
○
○
ネットワークを使った
大気環境モニタリングシステム
○
近年の生活環境、生活様式の変化に伴って、花粉症などのアレル
ギー疾患は年々増加し、花粉症で悩む人の数は全国平均で10人に1
人、推定総数 1,500 万人と言われています。大気汚染は誘発要因の
子および装置はネットワーク端末として、
二酸化窒素を測定したい場
○
○
○
一つであり、このため関東、関西などの大都市圏の患者数は全国平均
を上回り、全国の患者の年齢層も拡大傾向にあります。医療機関によ
れば、花粉症の予防には花粉を体内に取り込まないことが得策です。
現在の気象情報の花粉予報では、
目視による顕微鏡観察の計測値を基
礎データとして用いており、そのため、データの精度と配信の迅速性
○
などに問題があります。
将来、生活の質の向上に貢献するなど、社会に役立つシステムの開
発に向けて、センサ計測技術、コンピュータ解析技術、インターネッ
○
線を通して転送され、
各測定点での二酸化窒素濃度の時間変化がリア
○
定値は随時任意の場所に設置されたセンターPCに有線または無線回
○
可能で、より細かい濃度情報を提供できます。また、各端末からの測
○
○
所に簡単に設置可能です。端末は 1システムで最大100まで設置が
○
出素子および測定装置を用いることにより可能になりました。
検出素
○
のモニタリングシステムは、
当社が独自に開発した二酸化窒素濃度検
○
提供する大気環境モニタリングシステムを提案し、開発しました。こ
○
○
で行い、それらセンサをネットワークで結合し、多点の情報を同時に
○
そこで当社では、
この二酸化窒素濃度の測定を小型で簡易なセンサ
○
○
題点があります。
ト技術を活用し、時間的・地理的によりきめ細かな最新の花粉情報を
いろいろなメディアを通して双方向に利用できる技術の開発を目指し
ます。
○
おいて導入され、通年の動作が確認され、結果についてはホームペー
○
○
このシステムは岩手県様・国連大学様・当社の共同プロジェクトに
○
○
ルタイムで観測できます。
(生活環境研究所)
○
ジに随時更新され、公表されています。
●将来型花粉予報システム
○
(生活環境研究所)
○
○
○
(http://ecology.mcon.ne.jp/)
従来システム
・花粉の目視カウント
・気象予報士などによる
半経験的予測
○
○
サービスイメージ
○
本システム
○
○
花粉センシング、
気象情報を用いた
飛散計算機解析
少
提供
○
やや多
○
○
●大気環境モニタリングシステムの構成と設置/表示イメージ
花粉予報
コンテンツ作成
○
多
○
少ない
局所迅速予報
発信者位置検出
症状発信
やや多い
○
○
センタPCでは各測定端末からのデ
ータを受信し、各測定点でのリアル
タイムの二酸化窒素濃度値が確認
できます。
iモード
○
○
○
センタPC
多い
非常に多い
○
風向、風速
○
○
○
インターネット
電話、CATV、
衛星放送 など
マスユーザ
花粉センサ
・発生源に設置
・花粉サイズの粒子検出
FAX
インターネット
病院/学校/研究機関 など
○
○
○
○
街の中の二酸化窒素濃度のきめ
細かい測定が容易に行えます。
● i モード表示例
○
バッテリー
○
設置イメージ;丸印=設置場所
;高二酸化窒素濃度(環境基準値より上)
○
端末装置一式
○
○
小型高感度
二酸化窒素
濃度測定装置
○
○
○
○
○
携帯電話
○
;中二酸化窒素濃度(環境基準値の範囲内)
;低二酸化窒素濃度(環境基準値より下)
○
大きさ;
約200mm×300mm×100mm
7
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