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弊社紹介
.:■ 自羽の矢 矢を立てたのが、当時副社 長だ った高橋鉄次だ。高橋 2 月 。平 安 製 は三菱自動車出身 で、品質 20 12年1 作 所 会 長 の荒 木 邦 彦 は 、大 管理などを担当 。荒木が 三 き な 決 断 の 時 を 迎 え て い 菱 自 の幹 部 に 移 籍 を 依頼 7年に平安製作所の門 し、0 3 た 。 ﹁も う え え や ろ ﹂ 。1 ﹁ 愛想のないアクの強い 年 在任 した 社 長 の椅 子 を 後 をたた いた。 進 に譲 る意 向 を 固 め た 。次 期 社 長 と し て荒 本 が 自 羽 の 奴﹂︱。荒本は照れ笑 いを 浮かべながら高橋に ついて 語る。平安製作所は三菱自 と取引関係にあり、荒本は 高橋の三菱自時代から面識 8歳で三 があ った。高橋は1 菱重工業の自動車部門に入 社した。同社のラグビ ろ相撲を っ い ー 部 や て た 荒 本 と 0年間所属し、主将も務 め っぼ つ気 が合 った。 ﹁ に1 私 , めたスポーツ マン。若いこ 利 私欲 が な く 、決 断 が 速 い﹂。これが 高橋に対する もらい、現場改善とともに 直轄のプ ロジ ェクトとして プの育成だc平安製作所は 現場塾﹂を開講。入社4 会長からすぐ下の年齢層が 社員の意識改革を促す役割 ﹁ 、 を期待。 ﹁ 良いモノを つくる 年目までの若手を対象とし 0 4代と 社員層に偏りがあ 私はあくまで ために、やるべきことをや た取り組みで、高橋自らが る。高橋は ﹁ ってもらいたい﹂。高橋は ベテラン社員とともにカリ も つなぎ。ト ップにはやは リプ ロパーの社員が就くべ 荒 木 の 本 音 荒本の思いを受け止め、現 キ ュラムを作成した。 場にげきを飛ばしている。 現場塾は月に1回、業務 きだ﹂と強調。次代を担う だ。 荒本は高橋 荒木は社長として現場を指 時間外に213時間実施す 人材の育成に心血を注ぐ。 に 揮する高橋を遠巻きに見て る。金型 の作り方やプレス とはいえ、しばらくは荒 の″現場力″ 高橋が入社した 技術の理論などを、実習と 木 と の 二人 三脚が 続 く 。 はれ込んだ。 確信する。 ﹁ 現場塾を開講 手の教育は最重要事項。高 員の評。お互いを認め合う 会長と社長は同じ周波数 三菱自 で培 っ 時点で将来の後継者に決め 座 学を 組 み 合 わ せ た 内 容 ﹁ たノウ ハウを たのは間違 いなか った﹂。 だ。毎年617人の新規採 を持 っている。怒るポイン 用を行う同社にと って、若 トや怒り方が 一緒﹂とは社 たたき込んで 2人にはさらに大きな共通 盤は、2人の絶妙なバラン スの上に構築されていく。 現場を回る荒 高橋は従業員とのコミ ュ 橋は ﹁ 若手は課題も多少あ 証拠でもある。荒本の小言 木邦彦会長〇 二ケ ー シ ョンを 大 切 に す るが、し っかりと指導すれ を ひょうひょうとかわす高 と高橋鉄次社 る。特に若手の育成には大 ばき ち ん と 仕 事 を こ な せ 橋。次代に向けた会社の基 長 きなこだわりを持 つ。社長 る﹂と目を細める。 もうひと つの使命 高橋にはもうひと つ託さ 点がある。何よりも現場が , 判 之 F れた使命がある。次期ト ッ 好きだ。 ︵ 敬称略︶ ノ 屏 巫 瘍 餃 豪 計 鞭 呻 切 茉 ン チ ヤ ! ﹁申 小 政 策 . ・ べ . e 蛯 Я 晰 眩 囃 ギ 申 小 ・・ 意識改革促し現場力育てる 二 人 三 脚 で 絶妙 バ ラ ンス 本曜 日 'F 'こ lllisi[1ぃ ヽ&Tc11'11■ o14)fl ここ1 3 tBRE― 25■ ズ× 日刊 工業新聞 1031 呟 2E13=二 金曜 日 、&r111.1'llil():1)ゴ l l:1lsi‖ 1ら 、 日 FE-1 112[:1 残 暑 厳 し い8 月 末 。平 安 ど 、国 内 製 造 を 維 持 し な が ンを 実 現 す る新 工法 開 発 な 刷 され た 文 書 を 片 手 に 思案 だ ﹁ 国 内 の自 動 車 部 品市 場 ら 、新 興 国 に対 抗 す る のが 同社 最 大 の強 み だ った 。た 急がなければ 荒本 は当 初 ﹁ うち は 海 外 で数 十 億 円 の投 資を す る 余 力 は な い。 国 内 に 踏 み と ど ま り 、新技 術 ・新 工法 開 発 を 積 極 化す る のが 得 策 ﹂と 考えていた。実際、日系自 していた。ただ、新興国で 現地企業との コスト競争に 実 現 す る た めだ 。 秘 策 は 現 に 伴 い、域 内 生 産 の部 品を 動車メーカーの海外拠点か の現地調達化政策は厳しさ なり、自動化など最新鋭の 地自 動 車 部 品 メ ーカ ー のパ 一定 割 合使 う と 関 税が 優 遇 す る こ と 。 ま ず 駆動 系 部 品 る﹂と続ける。海外に出る 動 車 メ ー カ ー に 部 品を 供 給 も 満た せ る ﹂と 強調 す る 。 ムは顧 客 の現 地 調 達 の 要望 ら仕事があ ったし、交渉中 を増すばかり。 ﹁ 急がなけ 設備を導入した現地企業が ミ ンド と 技 術 供 与を 軸 に 提 さ れ る た め 、 日系 自 動 車メ 荒本︶。 受注。日本企業の仕事がな 携 し 、パ ミ ンド を 拠 点 に 東 ーカ ーは部 品 の現 地調 達を の案件もある。日本にいな れば﹂ ︵ 一方、新興国の賃金はう いとい った現象が起き てい 南 アジ アに 進出 す る 日 系 白 推 進 。荒木 は ﹁こ の スキ ー がら海外受注の獲得に成功 本は ﹁ これ ま でのよ にはリスクが大きく、出な のド ラ イ ブプ レ ート 生 産 技 な ぎ 登 り で上 昇 。荒 う に低 賃 金 のメ リ ッ ければ成長は難し い。大き 術 をパ ミ ンド に提 供 す る 。 技術 供 与 が 進 ん だ 段 階 パ ミ ンド に も顔 を 見 せ た 善 を 指導 し な が ら 、現 地 社 ス で現地 に 赴 き ﹁ 現 場 の改 員 の 力を 引 き 出 す ﹂と 鼻 息 荒 本 。今 後 も 月 に 1回 ペ ー 結 び つき を 強 め 、 ﹁技 術 流 で、パ ミ ンド ヘの出 資 も 検 出 リ スク を 軽 減 す る ﹂ 討 。資 本 関 係 構 築 で両 社 の 現場の改善を指導 ト は コスト 削減 に効 なジレン マを抱えた荒本だ き に く く な っ て い が 、秘 中 の 秘を 導 き 出 す 。 生産拠点構えず 文書の中身だ。 る ﹂と 分析す る 。さ ″マル秘″ ら に ﹁タイ など では 進出 した 日 本企 業 と は 荒 い 。新 た な ス テージ ヘ と 歩 を 進 めた 平 安製 作 所 。 7日 。荒 2 0 1 3年 8 月 1 ︵同 ︶。荒 本 の 行動 は 素 早 ノ ・ハ ッタ空 港 に 降 り す っ い。す でにイ ンドネ シ アに 約 束 した 5 年 間 はと に かく 荒 本 は ﹁バ ミ ン ド の社 長 と 本 は イ ンドネ シ ア の スカ ル 進出 す る日 系 自 動 車 メ ーカ イ ンド ネ シ ア の自動 た 。﹁ 生産 拠点 を 構 え ず に 海 車 部 品 メ ーカ ー のパ ミ ンド 本 社 前 c 有 か 1 2 社 に対 し、パ ミ ンド を や る。 な ん と し て でも や る ﹂ を 外 進 出 す る 最 良策 ﹂ ︵同 ︶ と 自 ら に 誓 った 。︵敬 称 略 ︶ ︵こ の項 お わ り 。長 塚 崇 N自 由 貿 易地 域 ︵A F T A ︶ 寛 が 担 当 しま し た ︶ 東 南 ア ジ ア では A S E A た。 通 じ部 品 供 給す る了 承も 得 ら 3人 目が 荒 木 会 長 現地企業と技術供与で提携 新興 国 に本格 参 入 ζ はじ珀で薄鶏 中小政策 翼薄 菫= ベンチャー ・ 嗜︱中小 ・ 0%のコストダウ これまで3 新興国 への本格参入だ。 荒 本 は 腹を く く った 。 た。 の時け に出 よ うと し てい 成長 に 海外 展 開 が 不 可 欠 ﹂。 を 主 力 とす る 同 社 は 、 一つ は 縮 小 傾向 にあ り 、今 後 の し て いた 。自動 車 部 品製 造 ″マル秘 と 大 き な 赤 字 が 印 ″ 製作 所会 長 の荒 本 邦彦 は 日 1 11 ズ× 日干u工 業新聞