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スクリプトの記録のヒント

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スクリプトの記録のヒント
Mercury Business Availability Center
スクリプトの記録のヒント
Version 6.1
i
Mercury Business Availability Center, Version 6.1
スクリプトの記録のヒント
本マニュアル,付属するソフトウェアおよびその他の文書の著作権は,米国著作権法,および各国の著作
権法によって保護されており,付属する使用許諾契約書に基づきその範囲内でのみ使用されるものとしま
す。Mercury Interactive Corporation のソフトウェア,その他の製品およびサービスの機能は次の 1 つまたは
それ以上の特許に記述があります。米国特許番号 5,511,185; 5,657,438; 5,701,139; 5,870,559; 5,958,008;
5,974,572; 6,137,782; 6,138,157; 6,144,962; 6,205,122; 6,237,006; 6,341,310; 6,360,332, 6,449,739; 6,470,383;
6,477,483; 6,549,944; 6,560,564; 6,564,342; 6,587,969; 6,631,408; 6,631,411; 6,633,912; 6,694,288; 6,738,813;
6,738,933; 6,754,701; 6,792,460 および 6,810,494。オーストラリア特許番号 763468 および 762554。その他の
特許は米国およびその他の国で申請中です。すべての権利は弊社に帰属します。
Mercury,Mercury Interactive,Mercury のロゴ,Mercury Interactive のロゴ,LoadRunner,WinRunner,
SiteScope および TestCenter は,米国およびその他の国の Mercury Interactive Corporation の商標または登録
商標です。上記の一覧に含まれていない商標についても,Mercury Interactive が当該商標の知的所有権を放
棄するものではありません。
その他の企業名,ブランド名,製品名の商標および登録商標は,各所有者に帰属します。
Mercury Interactive Corporation は,どの商標がどの企業または組織の所有に属するかを明記する責任を負い
ません。
Mercury では,補足情報を検索するため,サードパーティの Web サイトへのリンクを提供しています。サ
イトの内容および利用は予告なしに変更される場合があります。Mercury は,サイトの内容または利用に
ついて,いかなる表明や保証を行うものではありません。
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Mountain View, CA 94043
Tel: (650) 603-5200
Toll Free: (800) TEST-911
Customer Support: (877) TEST-HLP
Fax: (650) 603-5300
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本書に関するご意見やご要望は [email protected] まで電子メールにてお送りください。
AMLIB_INTSCR6.1JP/01
目次
スクリプトの記録のヒントへようこそ ..................................................... v
本書の構成................................................................................................. v
対象読者 .................................................................................................... v
詳細情報について..................................................................................... vi
第 1 章 VuGen の記録に関するヒント...................................................1
VuGen の実行環境の推奨設定 ..................................................................2
VuGen で推奨されるトランザクション・ファイルの記録方法 ................8
第 2 章 QuickTest Professional の記録に関するヒント ....................11
QuickTest Professional で推奨されるスクリプトの記録方法 .................12
索引 .........................................................................................................17
iii
目次
iv
スクリプトの記録のヒントへようこそ
本ガイドは,Mercury Business Availability Center で使用する ビジネス・プロセ
ス・モニタ用のスクリプトの記録に関する情報を提供します。
本書の構成
本書は,次の章で構成されています。
VuGen の記録に関するヒント
Mercury Business Availability Center で使用するスクリプトを記録する場合に,
Mercury 仮想ユーザ・ジェネレータ(VuGen)を使ってスクリプトを記録する
ためのヒントと推奨事項について説明します。
QuickTest Professional の記録に関するヒント
Mercury Business Availability Center で使用するスクリプトを記録する場合に,
QuickTest Professional(QTP)を使ってスクリプトを記録するためのヒントと推
奨事項について説明します。
対象読者
本書は,次の Mercury Business Availability Center ユーザを読者として想定して
います。
➤ Mercury Business Availability Center 管理者
➤ Mercury Business Availability Center データ・コレクタ管理者
➤ スクリプト開発者
v
ようこそ
本書の読者は,エンタープライズ・システム管理,スクリプト記述および
Mercury Business Availability Center の記録ツールについて精通している必要があ
ります。
詳細情報について
Mercury Business Availability Center 文書ライブラリの使用と更新の詳細,その他
の文書リソースの参照情報,文書ライブラリで使用している表記規則,および
Mercury Business Availability Center の配備,管理,使用に関するクイック・リ
ファレンスの詳細については,『Mercury Business Availability Center スタート
アップ・ガイド』を参照してください。
vi
第1章
VuGen の記録に関するヒント
本章では,Mercury Business Availability Center で使用するスクリプトを記録する
場合に,Mercury 仮想ユーザ・ジェネレータ(VuGen)でスクリプトを記録す
るためのヒントと推奨事項について説明します。
本章の内容
ページ
VuGen の実行環境の推奨設定
2
VuGen で推奨されるトランザクション・ファイルの記録方法
8
1
第 1 章 • VuGen の記録に関するヒント
VuGen の実行環境の推奨設定
VuGen を使用して,Mercury Business Availability Center のスクリプトを作成する
ときは,次の実行環境の設定を使用することをお勧めします。VuGen で,実行
環境の設定を行います。詳細については,『Mercury 仮想ユーザ・ジェネレー
タ・ユーザーズ・ガイド』の「実行環境の設定」を参照してください。
注:Web プロトコル以外のプロトコルでは,次に説明する実行環境の設定のう
ち使用できないものがあります。Web プロトコル以外を使用してスクリプトを
記録する場合は,特定の環境に合わせるための変更が必要ない限り,標準設定
の実行環境の設定を使用することをお勧めします。
[一般]:ペースの設定
推奨設定
備考
[反復回数]:1
(標準設定)
一般に Mercury Business Availability Center では,スケ
ジューリングされた実行ごとにスクリプトを反復して
実行する必要はありません。
注:複数のアクション・プロトコルについては,この
設定が実行論理ノードの下に表示されます。
[前回の反復が終了次第
すぐ]
(標準設定)
反復の回数が 1 より大きい値に設定されていないかぎ
り,この設定は,Mercury Business Availability Center
には適用されません。
[一般]:ログ
推奨設定
[ログを有効にする]:無効
2
備考
ログへの記録を有効にすると,トランザクション応答
時間が長くなります。
第 1 章 • VuGen の記録に関するヒント
[一般]:思考遅延時間
推奨設定
[思考遅延時間を無視する]
(標準設定)
備考
思考遅延時間を有効にすると,トランザクション内部
での発生時にトランザクションの応答時間が長くなり
ます。
[一般]:追加属性
推奨設定
[その他の属性なし]
(標準設定)
備考
この設定は Mercury Business Availability Center には適
用できません。
[一般]:その他
推奨設定
備考
[エラーでも処理を継続
する]:有効
[エラー処理]セクションでこのように設定すると,
エラーが発生しても,スクリプトは継続して実行され
ます。
[lr_error_message 通知時
に処理中のトランザクショ
ンを失敗にする]:無効
(標準設定)
[エラー処理]セクションで設定します。トランザク
ション失敗の原因を特定するのに役立つ情報メッセー
ジを入手するために,トランザクションに
lr_error_message ステートメンを挿入できます。この
メッセージは,(lr_output_message ステートメントと
は異なり)ログが無効になっていても表示されます。
明示的な失敗トランザクションが必要な場合には,
lr_set_transaction_status ステートメントを使用します。
[エラー時にスナップ
ショットを生成する]:
有効
[エラー処理]セクションでこれを設定すると,スクリ
プトの実行中に発生したエラーを後で分析できます。
3
3
第 1 章 • VuGen の記録に関するヒント
推奨設定
[仮想ユーザをプロセスと
して実行する]
[自動トランザクション]
の設定を無効にする
備考
[マルチスレッド]セクションで設定します。
記録中または記録後に手動でトランザクションを挿入
し,Mercury Business Availability Center でデータを収
集するビジネス・プロセスを正確に反映する必要があ
ります。
[ネットワーク]:速度のシミュレーション
推奨設定
[最大帯域幅を使用する]
(標準設定)
あるいは
[帯域幅を使用する]
<適したものを選択>
備考
B2B アプリケーションでは,最大帯域幅のエミュレー
ションがエンド・ユーザの体験に影響すると考えるの
が妥当です。それ以外の場合は,顧客によって最も広
く使用されている接続タイプを選択します。
[ブラウザ]
:ブラウザのエミュレーション(Web プロトコル)
推奨設定
4
備考
[ユーザ エージェント]:
Mozilla/4.0(compatible;
MSIE 6.0;Windows NT 5.0;
T312461)
この設定をお勧めしますが,監視対象のアプリケー
ションに最適なブラウザ・タイプを選択してください。
[ブラウザのキャッシュを
シミュレートする]:有効
(標準設定)
特に 1 つのスクリプト内に相互に依存する複数のトラ
ンザクションがある場合,ブラウザの実際の動作をシ
ミュレートするこの設定が適切です。
[内容が必要な URL を
キャッシュに挿入する
(例: HTML など)]:無効
設定が有効な場合には,この設定が適切です。VuGen
はキャッシュされた URL の内容をダウンロードせず,
認証チェックの失敗の原因になる場合があります。再
生エンジンは,キャッシュされたページの内容に変更
があったかどうかをチェックしません。
第 1 章 • VuGen の記録に関するヒント
推奨設定
備考
[保管したページにアクセ
スする度に更新バージョン
を確認する]:無効
(標準設定)
ブラウザの標準設定を反映します。
[HTML 以外のリソースを
ダウンロードする]:有効
(標準設定)
実際のエンド・ユーザの体験をシミュレートするこの
設定が適切です。
[反復ごとに新規ユーザを
シミュレートする]:有効
(標準設定)
反復の回数が 1 より大きい値に設定されていないかぎ
り,この設定は,Mercury Business Availability Center
には適用されません。
[反復ごとにキャッシュを
クリアする]:有効
(標準設定)
反復の回数が 1 より大きい値に設定されていないかぎ
り,この設定は,Mercury Business Availability Center
には適用されません。
[インターネット プロトコル]:プロキシ(Web プロトコル)
推奨設定
[プロキシなし(インター
ネットへ直接接続)]:
(標準設定)
備考
ビジネス・プロセス・モニタからインターネットに直
接接続できる場合,または通常エンド・ユーザがプロ
キシ・サーバ経由でアプリケーションにアクセスしな
い場合は,この設定が推奨されます。
何らかの理由でプロキシ経由でのインターネット・ア
クセスが必要な場合(たとえば,ビジネス・プロセ
ス・モニタ・マシンがファイアウォールの背後にある
か,企業のポリシーによってプロキシ経由でのイン
ターネット接続が必要な場合),またはプロキシ・
サーバ経由で接続するエンド・ユーザをエミュレート
する場合は,使用可能ないずれかのプロキシ・サーバ
の設定を選択します。
5
5
第 1 章 • VuGen の記録に関するヒント
[インターネット プロトコル]:プリファレンス(Web プロトコル)
推奨設定
備考
[画像とテキスト チェック
を有効にする]:有効
スクリプトでチェックを使用する場合,web_find では
なく web_reg_find を使用することをお勧めします。
web_find を使用すると,トランザクションの応答時間
に大きく影響します。web_reg_find を使用するとき
は,この設定を有効にする必要はありません。
ただし,web_find or web_image_check 機能を使用してい
る場合には,この設定を有効にする必要があります。
[Web パフォーマンス グラ
フを作成]の設定を無効に
する
これらの設定は Mercury Business Availability Center に
は適用できません。
[ソケットの代わりに
WinInet 再生する
(Windows のみ)]:無効
(標準設定)
SOCKS プロキシまたはプロキシ自動設定を使用する
環境で記録している場合のみ,WinInet 再生を有効に
します。
[自動トランザクション名に
ファイルと行を追加する]
:
無効
これらの設定は Mercury Business Availability Center に
は適用できません。
[クリティカルではないリ
ソースのエラーを警告
する]
:有効
(標準設定)
IE での動作と同様に,この設定によって,たとえば
ページで 1 つの画像が欠けている場合に発生する可能
性のある HTTP 404 などのエラーがトランザクション
で発生しなくなります。
[スナップショットのリ
ソースをローカルに保存
する]:無効
この設定は Mercury Business Availability Center には適
用できません。
すべての[詳細オプション] 詳細オプションを設定するには,詳細セクションの
は,標準設定値のままにす [オプション]ボタンをクリックします。
るか,必要に応じて変更で
きます。
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第 1 章 • VuGen の記録に関するヒント
[インターネット プロトコル]:フィルタのダウンロード(Web プロト
コル)
推奨設定
[リストされたアドレスの
みを含める]
(標準設定)
備考
この設定は,アドレスがリストされていないかぎり無
視されます。この機能を有効にするには,どちらかの
オプションを選択して,エントリを追加します。たと
えば,制御を持たない(ad サーバなど),サード・
パーティ・ベンダ(アドレス)からダウンロードした
リソースを除外できます。
[インターネット プロトコル]:内容チェック(Web プロトコル)
推奨設定
[再生中に内容チェックを
有効にする]:有効
備考
可能であれば,内容チェックを有効にして使用するこ
とをお勧めします。この機能を有効にする場合は,内
容チェックの規則を定義する必要があります。定義し
ていない場合は,この機能を無効にします。
内容を検証するための別の方法は,web_reg_find を使
用するテキスト・チェックの使用があります。
7
7
第 1 章 • VuGen の記録に関するヒント
VuGen で推奨されるトランザクション・ファイルの記録方法
VuGen を使用して,Mercury Business Availability Center で使用するスクリプトを
記録するときは,次の推奨事項をお勧めします。記録に関連する用語の詳細に
ついては,『Mercury 仮想ユーザ・ジェネレータ・ユーザーズ・ガイド』の
「VuGen を使った記録」を参照してください。
➤ トランザクションの記録中に,トランザクション・マーカを挿入して,
Mercury Business Availability Center でデータを収集する特定のビジネス・プロセ
スの開始と終了に印を付けます。たとえば,Web サイトのホーム・ページへの
移動,ユーザ・ログインの実行,検索の実行,検索結果の表示が含まれるトラ
ンザクション・ファイルを記録できます。また,このスクリプトをログインと
検索の 2 つのトランザクションに分割することもできます。記録中に,それぞ
れの作業の前後にトランザクションの開始マーカと終了マーカを挿入できま
す。そうすると,トランザクション・ファイル中の印の付いているトランザク
ションごとに,Mercury Business Availability Center によって応答時間と可用性の
データが個別に追跡されるようになります。ビジネス・プロセスのステップの
数を記録し,記録後にスクリプトにトランザクション・マーカを手動で挿入す
ることもできます。
➤ 論理ステップが 1 つのみ含まれる小さいトランザクションを記録します(ログ
イン,ホーム・ページへのアクセス,検索の実行など)。これによって,後で
問題を突き止め,解決しやすくなります。
➤ アプリケーション・アーキテクチャの特定のコンポーネントを監視するトラン
ザクションを記録します(ホーム・ページにアクセスして Web サーバを監視す
る,検索を実行してデータベース・サーバを監視するなど)。
➤ 必ず関連付けを使用し,関連付けに失敗した場合にトランザクションが失敗す
るようにします。
8
第 1 章 • VuGen の記録に関するヒント
➤ Web ベースのトランザクションを記録するときは,トランザクションに
web_reg_find チェックを組み込み,正しいページを受信したことを確認します。
チェック・ステートメントは,トランザクション・ステートメントの開始と終
了の間に入れます。
➤ パフォーマンスの依存性を監視する場合,トランザクションをネストすること
もできます。
➤ ビジネス・プロセスの全体的なパフォーマンスを把握し,同時にビジネス・プロ
セスに含まれる個々のステップのパフォーマンスを追跡するには,メイン・トラ
ンザクションを作成し,この中にサブトランザクションをマーキングします。
たとえば,Web ベースのアプリケーションで書籍注文のビジネス・プロセスを監
視するとします。この場合,1 つのメイン・トランザクションを作成して,その
中にホーム・ページへのアクセス,ログイン,検索の実行,注文の送信のすべて
のステップを含めることができます。このトランザクション内で,プロセスの
個々のステップを監視するサブトランザクションをマーキングできます。
(アプリケーション・アーキテクチャに配備された異なるサーバ・マシンにア
クセスする可能性のある)ビジネス・プロセスの構成要素のパフォーマンスを
追跡するには,サブトランザクションを監視します。全体的なビジネス・プロ
セスのパフォーマンスを明確に把握するには,トランザクション全体を監視し
ます。これは,レポート生成や,競合企業のアプリケーションとの比較などに
役立ちます。
9
9
第 1 章 • VuGen の記録に関するヒント
10
第2章
QuickTest Professional の記録に関するヒント
本章では,Mercury Business Availability Center で使用するスクリプトを記録する
場合に,QuickTest Professional(QTP)を使ってスクリプトを記録するためのヒ
ントと推奨事項について説明します。
本章の内容
ページ
QuickTest Professional で推奨されるスクリプトの記録方法
12
11
第 2 章 • QuickTest Professional の記録に関するヒント
QuickTest Professional で推奨されるスクリプトの記録方法
特定の環境では,ビジネス・プロセス・モニタで使用するスクリプトの記録
に,VuGen ではなく QuickTest Professional を使用する必要がある,あるいは
QuickTest Professional を使用するほうがより適切である場合があります。その
ような環境には,特定の Java アプリケーション,ターミナル・エミュレータ,
VB または MVS で記述された自社のアプリケーション,Lotus Notes,Siebel
(特定の場合),サードパーティ製の Oracle 統合レイヤを使用する Delphi アプリ
ケーション,圧縮され暗号化された専用のプロトコルを使用して通信するアプ
リケーションまたは非同期通信を使用するアプリケーションがあります。
Mercury Business Availability Center で QuickTest Professional をインストールして使
用するときは,次の推奨事項をお勧めします。QuickTest Professional の詳細につ
いては,
『QuickTest Professional ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
➤ 可能であれば,スクリプトを実行するビジネス・プロセス・モニタが実行され
ている同じマシンに QuickTest Professional をインストールし,スクリプトを記
録すること(QuickTest Professional ユーザーズ・ガイドではテストと呼ばれて
います)を推奨します。さらに,スクリプトを実行するすべての ビジネス・プ
ロセス・モニタ・マシンに同じオペレーティング・システム・イメージを使用
することをお勧めします。ビジネス・プロセス・モニタ・マシンでスクリプト
を記録できない場合には,スクリプトを実行するビジネス・プロセス・モニ
タ・マシンと同じ環境のマシンでスクリプトを記録してください。
➤ QuickTest Professional をインストールする前に,必ずビジネス・プロセス・モ
ニタをインストールします。
➤ QuickTest Professional スクリプトを記録する前に,[記録と実行環境設定]ダイ
アログ・ボックスで[次のアプリケーションで記録して実行する]オプション
を選択し,スクリプトを実行するアプリケーションを指定することをお勧めし
ます。このオプションを選択していないと,スクリプトを実行するビジネス・
プロセス・モニタが失敗する場合があります。このオプションを有効にするに
は,QuickTest Professional のスクリプトを開き,[テスト]>[記録と実行環境
設定]>[Windows アプリケーション]から[次のアプリケーションで記録
して実行する]設定を選択します。スクリプトを実行するアプリケーションが
定義されていることを確認します。
➤ 各 QuickTest Professional スクリプトは,ビジネス・プロセス・モニタで役立つ
情報を提供する,少なくとも 1 つのトランザクションを含む必要があります。
➤ QuickTest Professional にトランザクションを追加するには,次の行をスクリプ
トに追加します。
12
第 2 章 • QuickTest Professional の記録に関するヒント
➤ トランザクションを開始するには,[トランザクション開始]ボタンをク
リックするか,手動で次のステートメントを追加します。
Services.StartTransaction " <トランザクション名> "
➤ トランザクションを終了するには,[トランザクション終了]ボタンをク
リックするか,手動で次のステートメントを追加します。
Services.EndTransaction " <トランザクション名> "
➤ 手動で入力されたデータを使用して,分散トランザクションおよびトランザク
ションをスクリプトに追加できます。分散トランザクションを使用する際に
は,次の点に留意します。詳細については,QuickTest Professional 関連ドキュ
メントを参照してください。
➤ 2 つの異なるビジネス・プロセス・モニタ・プロファイルで分散トランザク
ションを測定する場合,StartDistributedTransaction ステートメントを使用す
るプロファイルを,関連付けられた EndDistributedTransaction ステートメン
トを使用するプロファイルより前に実行する必要があります。
➤ 分散トランザクションを測定する場合,スクリプトを 1 つのビジネス・プロ
セス・モニタのインスタンスに関連付けることを確認します。ビジネス・プ
ロセス・モニタによってすべてのインスタンスの終了トランザクション名が
検索され,複数のインスタンスに含まれている場合に不正な分散トランザク
ションを終了する場合があります。
➤ 分散トランザクションを 2 つのビジネス・プロセス・モニタのプロファイル
で測定する場合,指定するタイムアウト値の大きさが十分であり,
StartDistributedTransaction ステップを含むプロファイルおよび
EndDistributedTransaction ステップを含むプロファイルの前に実行するすべ
てのプロファイルが,指定したタイムアウト値より短い時間で実行し終える
ことを確認します。
13
13
第 2 章 • QuickTest Professional の記録に関するヒント
➤ パラメータ・ファイルから値を呼び出すときは,次のことに注意します。
➤ DataTable は,最初のパラメータをカラム名と予測します。たとえば
DataTable("A") はカラム A から値にアクセスします。
➤ 標準設定では,QuickTest Professional はグローバル・データ・シートの行数
と同じ回数だけグローバル反復を実行します。QuickTest Professional のグ
ローバル反復回数の標準設定幅は,[ファイル]>[設定]>[実行]で変
更できます。
➤ QuickTest Professional のスクリプトをプロファイル内で実行すること
(QuickTest Professional によって実行されるとき)と,QuickTest Professional 内
で実行することとは異なります。ビジネス・プロセス・モニタでは,スクリプ
トは「mdrv モード」で実行されますが,QuickTest Professional ではスクリプト
は「QTP モード(GUI モード)」で実行されます。QuickTest Professional では,
常に mdrv モードでスクリプトを実行し,ビジネス・プロセス・モニタでスク
プトを使用する前に正しく実行されることを確認することをお勧めします。実
行を mdrv モードでテストするには,次のいずれかのメソッドを使用します。
➤ mdrv モードでテストを実行するためのアプリケーション である Silent Test
Runner([スタート]>[プログラム]>[QuickTest Professional]>
[ツール]からアクセスできます)を使用します。実行ログおよびトランザ
クションログが提供され,スクリプトが正常に実行されたことの確認に使用
できます。
➤ コマンド・ライン構文を使用して mdrv を実行します。QuickTest Professional
パスから -usr フラグを使用して次のコマンドを実行します
" < QuickTest Professional のインストール・ディレクトリ>
\bin\mdrv.exe" -usr < usr ファイルへのパス>
その後で,次の構文を使用してスクリプトを実行します。
< BPM の作業領域ディレクトリの下にある QTP スクリプトのパス>
\script name.usr
たとえば,次のようになります。
"C:\Program Files\Mercury Interactive\BPM\workspace\agent1\Site1
\qtp_script\441\Check_users\Check_users.usr"
➤ スクリプトを開始する場合,通常いくつかのアプリケーションを起動します。
スクリプトは,終了時にアプリケーションを閉じるように設計される必要があ
ります。そうでない場合,スクリプトの次の呼び出しがアプリケーションの別
のインスタンスを起動し,スクリプトが失敗する原因となります。または,ア
14
第 2 章 • QuickTest Professional の記録に関するヒント
プリケーションが既に開いているかどうかを確認し,開いていない場合にのみ
アプリケーションを起動するようにスクリプトを設計します。この場合,スク
リプトによってアプリケーションを起動状態に戻す必要があります。
➤ また,次の制限事項にも注意します。
➤ 外部リソースがビジネス・プロセス・モニタ・マシンから見つからないかぎ
り(つまり UNC ネットワーク・パスを使用して定義されている場合,およ
び UNC ネットワーク・パスにビジネス・プロセス・モニタからもアクセス
できる場合),外部アクションまたはその他の外部リソース(データテーブ
ル,機能ライブラリ,共有オブジェクト・レポジトリ,拡張環境)はサポー
トされていません。
➤ スクリプトの実行速度は,QTP モードより mdrv モードの方が早いため,同
期の問題が生じる可能性があることに留意してください。これによって,
QTP モードで正常に実行されるスクリプトが mdrv モードでは正常に実行し
ない場合があります。通常,待機時間またはオブジェクトの存在確認を追加
することにより,この問題を解決します。
15
15
第 2 章 • QuickTest Professional の記録に関するヒント
16
索引
Q
QTP,スクリプトの記録に関するヒント 11, 12
V
VuGen
記録に関するヒント 1, 8
実行環境の設定,推奨 2
き
記録方法
QTP 12
VuGen 8
し
実行環境の設定(VuGen),推奨 2
す
スクリプト
QTP,記録に関するヒント 11
VuGen の記録に関するヒント 1
スクリプトの記録のヒント
QTP 11
VuGen 1
17
索引
18
Fly UP