...

SiteScope 用語集

by user

on
Category: Documents
56

views

Report

Comments

Transcript

SiteScope 用語集
SiteScope
用語集
Version 8.1.1
1
SiteScope, Version 8.1.1
用語集
本マニュアル,付属するソフトウェアおよびその他の文書の著作権は,米国著作権法,および各国の著作
権法によって保護されており,付属する使用許諾契約書に基づきその範囲内でのみ使用されるものとしま
す。Mercury Interactive Corporation のソフトウェア,その他の製品およびサービスの機能は次の 1 つまたは
それ以上の特許に記述があります。米国特許番号 : 5,511,185; 5,657,438; 5,701,139; 5,870,559; 5,958,008;
5,974,572; 6,137,782; 6,138,157; 6,144,962; 6,205,122; 6,237,006; 6,341,310; 6,360,332, 6,449,739; 6,470,383;
6,477,483; 6,549,944; 6,560,564; 6,564,342; 6,587,969; 6,631,408; 6,631,411; 6,633,912; 6,694,288; 6,738,813;
6,738,933; 6,754,701; 6,792,460 および 6,810,494。オーストラリア特許番号 : 763468 および 762554。その他
の特許は米国およびその他の国で申請中です。すべての権利は弊社に帰属します。
Mercury,Mercury Interactive,Mercury のロゴ,Mercury Interactive のロゴ,LoadRunner,WinRunner,
SiteScope および TestCenter は,米国およびその他の国の Mercury Interactive Corporation の商標または登録
商標です。上記の一覧に含まれていない商標についても,Mercury Interactive が当該商標の知的所有権を放
棄するものではありません
その他の企業名,ブランド名,製品名の商標および登録商標は,各所有者に帰属します。Mercury
Interactive Corporation は,どの商標がどの企業または組織の所有に属するかを明記する責任を負いません。
Mercury Interactive Corporation
379 North Whisman Road
Mountain View, CA 94043
Tel: (650) 603-5200
Toll Free: (800) TEST-911
Customer Support: (877) TEST-HLP
Fax: (650) 603-5300
© 2006 Mercury Interactive Corporation, All rights reserved
本書に関するご意見やご要望は [email protected] まで電子メールにてお送りください。
AMLIB_GLOS8.1.1JP/01
用語集
本書では,SiteScope ヘルプの全体を通じて使用される用語を掲載します。
Account permissions(アカウント権限)
SiteScope サーバと監視の対象となるリモート・サーバの間の権限のこ
と。SiteScope では,クライアントまたはユーザをエミュレートすること
によってリモート・システムの監視を行います。リモート・サーバ上の
サービスやリソースの種類によっては,SiteScope サーバとリモート・
サーバの間で何らかの共通のアカウント権限を使用しなければならない
ことがあります。その場合には,SiteScope モニタとリモート接続を設定
するときに,リモート・システムで必要となるアカウント権限とユーザ
認証情報を入力する必要があります。
Active Directory(AD)
Microsoft 社のディレクトリ・サービスの名称。Active Directory サービス
は,ネットワーク環境を構成するアイデンティティと関係を管理する手
段を提供します。
Advanced Monitor Options(『高度なモニタ・オプション』)
SiteScope ヘルプに含まれるガイドの 1 つ。SSH を使用した作業や正規表
現の使用法などを含む高度なトピックに関する詳細を説明します。
1
用語集
agentless(エージェントレス)
SiteScope で提供される監視ソリューションの一種。SiteScope では,ネッ
トワーク・プロトコルおよびネットワーク接続を対象とした能動的な監
視という手段を利用して監視を行うため,監視対象のサーバやシステム
に SiteScope エージェント・ソフトウェアを導入する必要がありません。
この方法では,導入と管理が大幅にスピードアップしますが,SiteScope
に対して,監視の対象となるリモート・サーバやリモート・システムに
どのように接続するかを指示する必要があります。
alert(警告)
監視対象の状態の変化に伴い実行される SiteScope アクションのこと。警
告は,モニタとは別に設定するものであり,1 つ以上のモニタまたはモ
ニタ・グループに関連付けることができます。警告アクションは,警告
送信に使用するメディアに基づきます。メッセージ警告は,電子メール,
ポケットベル,SNMP トラップなど,さまざまなメディアに送信できま
す。また,シェル・スクリプトやバッチ・ファイルを自動的に開始する
警告を作成することもできます。
authentication(認証)
リソースへのアクセスを可能にするためのプロセスのこと。アプリケー
ションは,リソースへのアクセスを許可するために,まず要求元の認証
を行う必要があります。認証とは,サブジェクトの身元を検証するプロ
セスを指し,安全な方法で行う必要があります。一般的に認証の際には,
サブジェクトが身元を証明するために何らかの証拠を示します。たとえ
ば,パスワード,指紋,秘密鍵を使用して署名したデータなどがありま
す。「principal(プリンシパル)
」および「credentials(資格情報)
」の各項
も参照してください。
availability(可用性)
ビジネス・プロセス,監視されているインフラストラクチャ・コンポー
ネント,あるいはサービスが稼動する時間の比率のこと。
binding(バインディング)
ユーザをディレクトリ・サービスに結びつけるネットワーク・バイン
ディングのこと。
2
用語集
Bus(バス)
Mercury Business Availability Center コンポーネントによって発行された
データを受け取り,そのデータを必要とする他の Mercury Business
Availability Center コンポーネントに提供できるようにする,コア・サー
バで実行する Mercury Business Availability Center コンポーネントのこと。
データを必要とする Mercury Business Availability Center コンポーネントは
Mercury Business Availability Center バスに接続し,必要なデータを受け取
れるようにそれらのデータの受け取りを申請します。
CA(認証局)
認証局のこと(CA は Certification Authority の略)。デジタル署名や公開
鍵と秘密鍵のペアの作成に使用されるデジタル証明書を発行する信頼さ
れるサードパーティの組織または企業。
category(カテゴリ)
導入階層の任意の要素に割り当てることのできるユーザ定義の値のこと。
エンタープライズ全体をまたいだモニタの管理を支援するために使用し
ます。
certificate(証明書)
信頼できるソースの署名が付いた認証情報を表すバイト・ストリーム。
SSL 暗号化に使用されます。
Configuring SiteScope Alerts(『SiteScope 警告の設定』)
SiteScope ヘルプに含まれるガイドの 1 つ。SiteScope 警告の設定手順を説
明します。
Configuring SiteScope Monitors(『SiteScope モニタの設定』)
SiteScope ヘルプに含まれるガイドの 1 つ。SiteScope モニタの設定手順を
説明します。
Configuring SiteScope Reports(『SiteScope レポートの設定』)
SiteScope ヘルプに含まれるガイドの 1 つ。SiteScope レポートの設定手順
を説明します。
3
3
用語集
counter(カウンタ)
特定のシステムで利用できる測定可能なパラメータを示す用語(「metric
(測定値)
」の項も参照)。アプリケーションやシステムの設計者は,パ
フォーマンス監視とトラブルシューティングがしやすいように,カウン
タを利用できるようにします。利用できるカウンタは,アプリケーショ
ンの種類や設計に応じて異なります。カウンタを利用するために,アプ
リケーション固有のクライアントのインストールが必要な場合もありま
す。SiteScope の多くのモニタでは,カウンタを利用してアプリケーショ
ンのパフォーマンスと可用性を測定します。
credentials(資格情報)
認証ストラテジにおいて,サブジェクトは,「資格情報」と呼ばれる,セ
キュリティに関係する属性を持つこともあります。資格情報には,サブ
ジェクトを別のサービスに対して認証するための情報が含まれているこ
とがあります。たとえば,パスワード,Kerberos チケット,公開鍵証明
書などがあります。資格情報に,サブジェクトが特定の作業を行うこと
を可能にするデータが含まれている場合もあります。たとえば,暗号鍵
は,サブジェクトがデータに署名したりデータを暗号化することを可能
にする資格情報です。「authentication(認証)」と「principal(プリンシパ
ル)」の各項も参照してください。
data aggregation(データ集計)
Mercury Business Availability Center によって実行される処理のこと。
Mercury Business Availability Center モニタによって収集されたデータを処理
しやすい量にまとめます。これにより,レポート生成の速度とパフォー
マンスが向上し,データベースのパフォーマンスが最適化されます。
distinguished name(識別名)
認証の際にユーザの識別に使用される完全な識別名のこと。識別名は,
次のようにキーと値のペアのリストで構成されます。
dn: cn=John Smith, cn=Users, ou=Sales, dc=USA, dc=Mercury,
dc=com
4
用語集
DNS
ドメイン・ネーム・システム(DNS は Domain Name System の略)のこ
と。インターネット上のホストが,ドメイン・ネーム・アドレス
(mercury.com など)および IP アドレス(112.34.56.78 など)を持てるよ
うにするシステムです。ドメイン・ネーム・アドレスは,人間が利用す
る情報で,パケット・ルーティング・ソフトウェアによって使用される
数値表記の IP アドレスに自動的に変換されます。DNS はドメイン・ネー
ム・サービス(この場合は Domain Name Service の略)の意味の場合もあ
ります。ドメイン・ネーム・サービスは,ドメイン・ネーム・システム
を実装するインターネット・ユーティリティです。DNS サーバ(ネー
ム・サーバとも言う)では,アドレスを格納するデータベースが維持さ
れ,ユーザから透過的にアクセスされます。
DSN
データ・ソース名(DSN は Data Source Name の略)のこと。ODBC
(Open Database Connectivity)によって使用される論理名で,データへの
アクセスに必要なドライブやその他の情報に関連付けられています。
DSN は,MS SQL Server データベースなどの ODBC データ・ソースに接
続するときにインターネット・インフォメーション・サービスによって
使用されます。
EJB
Enterprise JavaBeans™(EJB は Enterprise JavaBeans の略)のこと。EJB
は,オブジェクト指向で分散型のエンタープライズ・レベル・アプリ
ケーションの開発と配備のためのコンポーネント・アーキテクチャです。
Enterprise JavaBeans アーキテクチャを使用して作成されたアプリケー
ションは,スケーラブルかつトランザクション対応で,安全です。
error log(エラー・ログ)
SiteScope の運用に関する情報とメッセージを記録するために使用される
主要ログ・ファイル。SiteScope において,特定のモニタ実行またはリ
モート・システムとの接続で障害が発生したとき,このログ・ファイル
に情報が記録されます。記録されたメッセージは,問題の診断時に役立
てられます。
ETTR
修復所要時間(ETTR は Estimated Time To Repair の略)のこと。問題が
解決されるまでの予想所要時間を定義するためにチケット発行システム
によって使用される値です。
5
5
用語集
FQDN
完全修飾ドメイン名(FQDN は Fully Qualified Domain Name の略)のこ
と。完全修飾ドメイン名は,トップレベルのドメインも含めたホストと
ドメインの名前で構成されています。
たとえば www.mercuryinteractive.com が完全修飾ドメイン名,www がホ
スト,mercuryinteractive がセカンドレベル・ドメイン,.com がトップレ
ベル・ドメインです。
Getting Started with SiteScope(『SiteScope スタートアップ・ガイド』
)
SiteScope ヘルプに含まれるガイドの 1 つ。ロードマップ,チェックリス
ト,その他の主要な情報を提供し,SiteScope を導入して運用を開始する
のを支援します。
Glossary(『用語集』)
本書。SiteScope で使用される主要な用語を定義します。
group(グループ)
1 つ以上のモニタで構成されるモニタ集合。グループには,URL モニタ
など 1 つのタイプのモニタが複数含まれることも,特定の Web ベースの
トランザクションに関係する Web サーバ,URL,およびネットワーク・
パラメータなど,ユーザの Web 環境の特定部分に焦点を当てた,複数の
異なるモニタが含まれることもあります。SiteScope のグループには,最
上位グループとサブグループという 2 つのカテゴリがあります。
groups directory(groups ディレクトリ)
SiteScope のインストール環境内の重要なサブディレクトリ。このディレ
クトリには,SiteScope で作成するモニタ,警告,およびレポートの設定
データが格納されます。
hop(ホップ)
データ・パケットが送信先に到達するまでに経由する中継サーバ。ルー
ト(経路)は,複数のホップで構成される場合があります。
6
用語集
IP address(IP アドレス)
ネットワーク上のホストを識別するための一意のアドレス。IP アドレス
は,TCP/IP (Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ネットワーク
において一意である 32 ビットのアドレスによってコンピュータを識別し
ます。IP アドレスは通常,ドット(ピリオド)区切りの 10 進数表記で表
現します。この表記では,IP アドレスを構成する各オクテット(8 ビッ
ト,つまり 1 バイト)を 10 進数で表し,ドットで区切ります。たとえ
ば,172.16.255.255 のように表記します。
J2EE
Java 2 Enterprise Edition の略。J2EE プラットフォームは,インフラストラ
クチャを管理し,Web サービスをサポートすることで,安全かつ堅牢で,
相互運用性を備えたビジネス・アプリケーションの開発を可能にします。
J2EE application(J2EE アプリケーション)
配備可能な任意の J2EE 機能の単位のこと。J2EE アプリケーションは,
単一のモジュールまたは複数モジュールから成るグループを,J2EE アプ
リケーション配備記述子とともに .ear ファイルにパッケージ化すること
によって作成します。J2EE アプリケーションは通常,複数のコンピュー
ティング層にまたがって分散するように設計されます。
JDBC
Java データベース・コネクティビティ(JDBC は Java Database
Connectivity の略)のこと。データベースに依存せずに Java プラット
フォームと広範な種類のデータベースとの相互接続を実現する業界標準
規格です。JDBC インタフェースには,MS SQL ベースのアクセスに対応
した,呼び出しレベルの API が備わっています。
JNDI
Java Naming and Directory Interface の略。Java プラットフォームの標準の
拡張機能で,Java テクノロジ対応アプリケーションに対し,エンタープ
ライズにおける複数のネーミング・サービスとディレクトリ・サービス
への統一インタフェースを提供します。
JSP
Java Server Page™ の略。Java サーブレット・テクノロジの拡張機能で
Sun Microsystems 社が開発しました。
7
7
用語集
JVM
Java 仮想マシン(JVM は Java Virtual Machine の略)のこと。実際の Java
プロセッサをエミュレートする「マシン内のマシン」です。オペレー
ティング・システムに関係なく,任意のプロセッサ上で Java バイトコー
ドをアクションまたはオペレーティング・システム・コールとして実行
できます。
LDAP
Lightweight Directory Access Protocol の略。ディレクトリ・サービス(具
体的には,X.500 に基づくディレクトリ・サービス)にアクセスするた
めの簡易プロトコルのことです。LDAP は,TCP/IP や他のコネクション
指向の転送サービスの上で動作します。LDAP の詳細については,
OpenLDAP の Web サイト(http://www.openldap.org/)を参照。
locale(ロケール)
特定の言語および地域に固有のルールおよびデータの集合のこと。ロ
ケールには,並べ替えの規則,日付や時刻の表示形式,数値や通貨の表
記規則,文字の分類に関する情報が含まれます。
log file(ログ・ファイル)
モニタ測定の結果のほか,SiteScope の運用に関する情報を格納するため
に使用されるファイル。モニタが実行されるたびに日次モニタ・デー
タ・ログにエントリが 1 つ作成されます。これらのログは,設定されて
いるモニタの数とモニタが実行される頻度に応じて,きわめて急速に拡
大することがあります。
Managing SiteScope(『SiteScope の管理』)
SiteScope ヘルプ に含まれるガイドの 1 つ。Enterprise ツリーに表示され
る監視情報をカスタマイズするフィルタの作成方法,監視インフラスト
ラクチャ全体にわたって設定を変更し更新する方法,複数のインフラス
トラクチャ要素にわたってグループおよびモニタの設定を導入する方法
について説明します。
measurement(測定項目)
パフォーマンスを測定するデータ単位のこと。
8
用語集
metric(測定値)
特定のシステムまたはサービスで利用できる測定可能な値(
「counter(カ
ウンタ)」の項も参照)
。利用可能な測定値は,モニタの種類とシステム
の構成によって異なります。測定値の例としては,CPU 使用率,平均応
答時間,クライアント要求数,プロセス・キュー・サイズなどがありま
す。一般に,SiteScope モニタを使用して測定する測定項目 1 つにつき,
1 つの SiteScope ライセンス・ポイントを使用します。
monitor(モニタ)
Web 環境において,何を検査するかを SiteScope に対して指示する命令の
セット。モニタ・インスタンスを追加するには,モニタ・タイプを選択
し,必要な設定情報を指定し,モニタを追加します。モニタは,購入し
たライセンス契約の範囲内であれば,任意の種類のモニタを必要な数だ
け作成できます。また,モニタの実行頻度と,障害またはエラーと判断
される条件も指定します。
monitor group(モニタ・グループ)
1 つ以上の SiteScope モニタで構成されるモニタ集合。グループ内の 1 つ
以上のモニタが error または warning ステータスをレポートすると,その
グループに対して error または warning ステータスが表示されます。モニ
タをグループやサブグループに構成すると,管理,警告,レポートが簡
単に行えるようになります。
monitor run(モニタ実行)
1 つのモニタに対して定義されているアクションの 1 回の実行のこと。
モニタ・アクションは,モニタの種類と,そのモニタに対して選択した
設定によって決まります。モニタ実行は,測定結果,または測定結果が
得られなかったことを示すステータスを返します。結果は SiteScope ロ
グ・ファイルに記録され,モニタのステータスは,SiteScope インタ
フェースの中で更新されます。モニタが実行される頻度は,監視の有効
性と SiteScope のパフォーマンスに対して重要な要素となります。
9
9
用語集
monitor run frequency(モニタ実行頻度)
SiteScope に対してモニタごとに設定する,モニタ・アクションの実行頻
度を決める時間間隔設定。モニタの実行頻度は,モニタ設定の[頻度]を
使用して設定します。ほとんどの種類のモニタでは,標準設定が 10 分に
なっています。モニタの実行頻度を設定するときは,監視対象のシステム
または測定項目の重要度を考慮して設定します。設定した実行頻度が高す
ぎると,モニタ実行の間隔の間に監視対象システムから応答がなければ,
監視が省略されたり,他の問題が生じたりする可能性があります。
monitor set(モニタ・セット)
セット・テンプレートに基づいて 1 つ以上の SiteScope モニタをすばやく
追加できるようにする機能です。モニタ・セットを使用することで,イ
ンフラストラクチャの中で類似の性質を持っているシステムを検証する
モニタのセットをすばやく導入できます。組織の要求に適合するモニ
タ・セットを独自に作成し,カスタマイズできます。
monitoring(監視)
Web 環境内のシステムとサービスの動作と可用性の確認を目的として,
それらに対して自動的かつ定期的にポーリング,テスト,または検証を
行うこと。SiteScope は,システムとサービスを対象とした監視アプリ
ケーションです。SiteScope では,各モニタ実行(テスト)の記録が取ら
れ,レポート表示のためにデータが記録されます。エラーまたは障害が
検出された場合,SiteScope では警告を通じて障害を知らせ,場合によっ
ては自動的に障害の修復を試みるようにできます。SiteScope は,受動的
な監視と能動的な監視のそれぞれに対して多数の種類のモニタを備えて
います。いくつかの種類の SiteScope モニタは,クライアントのアクショ
ンをシミュレートする能動的な監視機能を提供します。
NTFS
Windows オペレーティング・システムにおいて使用するために設計され
たファイル・システムのこと。NTFS は,長いファイル名,全面的なセ
キュリティ・アクセス制御,ファイル・システム修復,大容量ストレー
ジ・メディアの対応,および Windows POSIX サブシステム向けのさまざ
まな機能をサポートします。また,すべてのファイルを,ユーザ定義ま
たはシステム定義の属性を備えたオブジェクトとして扱うことで,オブ
ジェクト指向アプリケーションもサポートします。
10
用語集
performance(パフォーマンス)
測定対象エンティティの品質を定義するために使用する条件のこと。た
とえば,ニューヨークのハブ・ルータからロンドンのハブ・ルータまで
の転送にかかった時間など。
points(ポイント)
SiteScope で利用可能なさまざまなモニタ・タイプのインスタンスを有効
化するために使用する製品ライセンス・クレジットのこと。購入するポ
イント数に応じて,モニタ・インスタンスの合計数と,監視の対象にで
きる具体的なシステム・パフォーマンス測定項目やカウンタが決まりま
す。必要なポイント数は,モニタの種類と,モニタ・インスタンスごと
に行う測定の数に応じて異なります。
principal(プリンシパル)
認証ストラテジでは,認証が済むと,サブジェクトは関連するアイデン
ティティ,つまり「プリンシパル」を持たされます。サブジェクトは複
数のプリンシパルを持つことができます。たとえば,他のサブジェクト
と区別できるように,名前プリンシパル("Alice Chen")と SSN プリン
シパル("123-45-6789")を持つことが考えられます。「authentication(認
証)」と「credentials(資格情報)
」の各項も参照してください。
QuickTest Professional
Mercury の機能テスト・ツールのこと。テストの記録に使用します。記
録したテストは,エンド・ユーザ体験をエミュレートし,アプリケー
ションのパフォーマンスを監視するために,Mercury Business Availability
Center ビジネス・プロセス・プロファイルによって実行されるスクリプ
トの基礎となります。QuickTest Professional を使用して Java アプレット
や ActiveX などを含む Web ベースのアプリケーションに対するスクリプ
トを記録できます。
Readme(
『最初にお読みください』)
SiteScope ヘルプ に組み込まれている外部資料の 1 つ。バージョンごとの
制限事項や最新の情報を記載しています。
11
11
用語集
remote connection(リモート接続)
SiteScope の監視対象としたいリモート・システムへの接続。エージェン
トレス監視ソリューションである SiteScope は,いくつかのプロトコルと
メソッドを使用して,SiteScope がインストールされているマシンとは別
のマシンまたはサーバのシステムとサービスを検査します。そのため,
SiteScope を使用した監視の対象となるさまざまなシステムへの接続方法
を知っている必要があります。SiteScope では,Windows または UNIX や
Linux オペレーティング・システムを実行しているサーバへのリモート
接続が可能です。
remote server(リモート・サーバ)
SiteScope がインストールされ実行されているサーバとは別のマシンまた
はサーバのこと。Windows または UNIX や Linux オペレーティング・シ
ステムを実行しているリモート・サーバへ接続するには,リモート接続
プロファイルを使用して SiteScope を設定します。
report(レポート)
モニタによって収集されたデータを表示したもの。SiteScope の管理レ
ポートでは,モニタから返されたデータに基づいて,稼働時間,可用性,
システムの動作が表示されます。その他のレポートには,監視環境の管
理に関する情報が含まれます。レポートは,モニタ・データ・ログ内の
データに基づいて作成されます。
router(ルータ)
任意の数の LAN どうしを接続するためのデバイス。ルータは,ヘッダと
転送テーブルを使用して,パケットの送り先を決定します。また,ICMP
を使用して他のルータと通信し,2 つのホストを結ぶ最短の経路を選定
します。
schedule(スケジュール)
組織とその運用における特殊なスケジュール要件や設定に対応できるよ
うに,SiteScope モニタと警告の動作の制御に使用される日付と値のカス
タマイズ可能なセット。標準設定では,SiteScope モニタは 24 時間 365
日稼動するように設定されます。
12
用語集
Self-Alert Monitor(自己警告モニタ)
Mercury Business Availability Center 環境を監視し,Mercury Business
Availability Center が正常に機能しているか確認する SiteScope のグルー
プ。SiteScope は,問題を発見した場合,あらかじめ指定したユーザに警
告を送信できます。
signed applet(署名付きアプレット)
アプレットとは,別のアプリケーションの中から実行するために設計さ
れたプログラムのこと。アプレットはローカル・コンピュータの特定の
リソースにアクセスできず,他のほとんどのコンピュータとネットワー
クを経由して通信することが禁じられている点で,独立で動作する Java
アプリケーションとは異なります。署名付きアプレットは,アプレット
が改ざんされずに特定の信頼できる相手から届いたことを証明するため
のデジタル署名を追加する技術です。署名付きアプレットには,通常の
アプレットよりも多くの権限を与えることができます。
SiteScope Deployment and Integration(『SiteScope の配備と統合』)
SiteScope ヘルプに含まれているガイドの 1 つ。SiteScope を導入し,
SiteScope データ・コレクタを Mercury Business Availability Center に統合
するための方法を説明します。
SiteScope Health(SiteScope 状況)
あらかじめ特別に設定されているモニタのセット。いくつかの主要な
SiteScope ログ・ファイルと設定ファイルを定期的に検査します。
SiteScope 状況機能は,設定に問題があるモニタ,SiteScope サーバ上のリ
ソースの負荷,および主要設定ファイルのエラーの検出と診断に便利で
す。設定と警告のしきい値は,ユーザが設定できます。
SiteScope profile(SiteScope プロファイル)
モニタ管理においてプロファイル・データベースのために定義し,
SiteScope 内で接続先となるエンティティのこと。Mercury Business
Availability Center において,SiteScope のデータを Mercury Business
Availability Center レポートと自動相関レポートに組み込むために使用し
ます。
SiteScope Reference Guide
SiteScope ヘルプ に組み込まれている外部資料の 1 つ。SiteScope API に関
するリファレンス情報を提供します。
13
13
用語集
SiteScope Restart(SiteScope 再起動)
一日一度,自身をシャットダウンして再起動する SiteScope の機能。これ
によって,システムの整合性が保たれ,問題のあるプロセスがクリアさ
れます。SiteScope は,モニタ実行が省略されたことを検出した場合も自
身を再起動することがあります。この問題は,SiteScope 状況機能とロ
グ・ファイルを利用して診断できます。
SNMP
Simple Network Management Protocol の略。ネットワーク管理と,監視を
行う SNMP 対応デバイスで使用するプロトコルです。対応するエージェ
ントとネットワーク・ポートが有効になっている必要があります。いく
つかの SiteScope モニタは,SNMP を使用してシステムの測定値を取得し
ます。
SSH
Secure Shell の略。Secure Socket Shell とも呼ばれます。リモート・コン
ピュータに暗号を使用して安全にアクセスするための,UNIX ベースの
コマンド・インタフェースとプロトコルです。SSH 接続を行うには,対
応するクライアントとサーバがインストールされ,稼動している必要が
あります。
SSL
Secure Socket Layer の略。ネットワーク上の転送と認証に使用するメッ
セージの暗号化と復号を行うために広く使われているセキュリティ・プ
ロトコルです。
status(ステータス)
SiteScope によって報告されるモニタの実行状態のこと。モニタの実行の
たびに,制御可能な基準に基づいて,good,warning,error のいずれかの
ステータスが報告されます。ステータスは,ステータス・アイコンとテ
キストを使用して視覚的に表示されます。テキスト・ステータスは一般
に,モニタから取得した具体的な測定値を示します。状況によっては,
接続やアカウントのアクセス制限が原因で,モニタがサーバまたはシス
テムを検出できなかったことを示す場合もあります。モニタ・グループ
のステータス・アイコンは,グループ内で最も高位のステータスを持つ
モニタのステータスを表します。エラーのあるモニタが最も高位となり
ます。したがって,20 個のモニタで構成されるグループにエラーのモニ
タが 1 個しかない場合でも,グループについてエラー・ステータスが表
示されます。
14
用語集
template(テンプレート)
モニタの効率的な導入を可能にするユーザ定義の設定のセットのこと。
threshold(しきい値)
モニタの測定値を error,warning,または good のいずれのステータスと
して報告するかを決める論理条件のこと。モニタごとに,3 つのそれぞ
れの状態についてしきい値を設定することができます。
transaction(トランザクション)
エンド・ユーザが,パフォーマンス監視の対象となるアプリケーション
において実行する一連の手順のこと。
URL sequence(URL シーケンス)
Web ベース・システムのクライアントによって行われる 1 つ以上の要求
と応答を構成する一連の Web ページのシーケンスのこと。たとえば,ロ
グインをして顧客アカウント情報を取得したり,オンライン検索を行っ
たりするシーケンスが考えられます。
UTF-8
UTF-8 は,すべての Unicode 文字を可変長のバイト列に変換する方法の 1
つ。これには次の利点があります。ASCII 文字セットに対応する Unicode
文字のバイト値は ASCII と同じで,UTF-8 に変換された Unicode 文字は
大部分の既存のソフトウェアで大幅な書き換えをせずに使用できます。
UTF8 は,UTF-8 をサポートする文字セットの Oracle での名称です。
15
15
用語集
Web Service(Web サービス)
Web サービスまたは他の Web サーバによって公開されている,SOAP と
WSDL(Web Services Description Language)1.1 をサポートするリモート・
メソッドを,クライアント側スクリプトから呼び出せるようにする技術
のこと。WebService ビヘイビアにより,開発者は SOAP の実装について
専門的な知識がなくても SOAP の利用や活用が可能になります。
WebService ビヘイビアでは,組み込みの SOAP データ型,配列,オブ
ジェクト,XML(Extensible Markup Language)データなどを含む幅広い
データ型の利用がサポートされています。WebService ビヘイビアは,
Microsoft® Internet Explorer 5 以降のバージョンで利用できるように,
HTC(HTML Component)ファイルを使用してアタッチ・ビヘイビアと
して実装されています。
Working with the SiteScope Interface(『SiteScope インタフェースの使用』
)
SiteScope ヘルプ に含まれているガイドの 1 つ。SiteScope インタフェー
スの使用法を説明します。エンタープライズ・ツリーを使用した作業,
タブの操作,監視情報をカスタマイズするフィルタの作成,監視インフ
ラストラクチャ全体にわたる設定の変更と更新などの説明が含まれます。
16
Fly UP