第4号 [PDFファイル／1.47MB]

つなげよう、常磐線！ ―常磐線
駒ヶ嶺・浜吉田間鉄道復旧工事情報―
第４号
不定期刊行 2015年1月発行
JR東日本 常磐復興工事区
常磐線復旧工事の動き
福
島
県
宮
城
県
国道6号
①高架橋のスラブ打設が完了
凡例
：高架橋
：土工
：トンネル
新常磐線
(新)坂元駅
(新)山下駅
旧常磐線
新地方面
浜吉田方面
(旧)山下駅
(旧)坂元駅
出典：国土地理院
新地工区（大林組）
新地工区では、 高
架橋の柱・梁構築工
事や土工区間におい
て切取工事を行って
います。
写真は、高架橋の
梁 ・ス ラブ の構 築 工
事でスラブ打設を2月
末に予定しています。
坂元工区（鹿島建設）
坂元工区では高架橋
の柱、梁構築工事や土
工区間の工事を行って
おります。
写真は、切取区間に
おいて、山を掘削し、の
り面工の構築工事を
行っている様子です。
工事の様子
切取区間の工事の様子
年始にあたってのご挨拶
新年あけましておめでとうございます
例年にない寒さが続き、強く冷たい風が復旧現場に吹き続ける厳しい
環境の中、常磐線の復旧工事を力強く着実に進めております。昨年の1
月に工事の着手に伴う説明会を行い、皆さまの期待に応えるべく「目に
見える形で工事を進めていく」と宣言し、あれから1年が経ちましたが、
お陰様で復旧区間の全箇所での工事に着手することができ、ようやく鉄
道の骨格も形づくられてきました。近年にないこれだけ大規模な鉄道の
新線建設、そして集中する復興工事による工事環境の確保など不安要
素が多かったものの、総力を結集し、「安全第一、早期復旧」を合言葉
に取り組んで参りました。
本年は、引き続き土木工事を進めながら、レールなどの線路工事を秋
口から進め、順次、駅舎や電気の工事に移行して参ります。
山元町の住民の皆さまの温かい心遣いと、復旧に寄せた期待が、こ
れほどの事業を大きく前進させているものと私自身実感しております。
引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
本年が皆さまにとって実り多き年となり、輝かしい山元の未来に向け
た飛躍の年になりますようご祈念申し上げます。
山下工区（鉄建建設）
山下工区では、高
架橋の柱、梁構築工
事やトンネル工事を
行っております。
写真は、セントルと
いうトンネル壁面のコ
ンクリートを打設する
ための移動式型枠で
す。
セントルの様子
山下北工区（仙建工業）
山下北工区では、
高架橋の柱および橋
台構築工事が一部
完了し、現在は牛橋
地区の工事に着手し
ております。
写真は施工が完了し
た鷲足川橋台の様
子です。
常磐線Topics！
①一つ目の高架橋スラブ打設が終わりました！
常磐復興工事区長
石川 文雄
山元町初の高架橋スラブ打設が完了しまし
た！
スラブとは、高架橋の柱と柱をつないでい
る床面のことで、このスラブの上に鉄道の線
路を敷設します。
（現在の状況）
山元町内における高架橋は、全54ブロック
のうち山下工区で6ブロックの打設が完了し
ており、現在の進捗率は11%となります。（平
成27年1月26日時点）
長さ約100mの高架橋1ブロックを打設する
時には、およそ延べ100台の生コン車を用い
ます。工事現場の周辺の方々にはご迷惑を
おかけするかと思いますが、ご理解、ご協力
の程よろしくお願いいたします。
施工完了した橋台の様子