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自分を好きになる - 坂城町立坂城中学校
学校便り 第1号(28 年度) 坂城町立坂城中学校 自分を好きになる 発行日 2016 年4月 28 日 新入生111名をむかえ、平成28年度がスタートしました。 平成28年度入学式が4月5日(火)に 挙行されました。当日は若干曇りぎみの天 候でしたが、それを吹き飛ばすかのように 入学生は晴れやかな笑顔で登校してくれま した。 平成28年度 学校規模 1学年(3学級) 111名 2学年(5学級) 145名 3学年(4学級) 123名 合 計 379名 職員数 37名 入学式で紹介される1学年職員 堀口 潔校長先生が着任されました。 坂城中学校の第19代学校長として堀口潔校長先生をお迎えし ました。堀口校長先生は昨年度まで箕輪町立箕輪北小学校の校長 先生として勤務されておりました。 千曲市の上徳間にお住まいで、専門教科が保健体育です。バレー ボールの専門家で、競技者としてはもちろん、指導者としても数々 の優秀な成績を収めておられます。 新たに10名の先生方をお迎えしました。 第19代校長 堀口 潔先生 左から中村輝夫先生、安藤修先生、宮澤玲子先生 中山仁美先生、舘林洸一先生、和田孝子先生、秋元梢先生 横山あおい先生 ピーター・オール先生、唐木文恵先生 -1- 1学期始業式 校長講話より 「自分を好きになる学校」を目指して~自ら求めて取り組む生徒に~ 生徒の皆さん進級・入学おめでとうございます。今日から平成28年度が始まります。全校の皆さん は、新しい学年に、期待に胸を膨らませ今日を迎えたと思います。 今日は、平成28年度のスタートの日。新しい出会いの日です。新しい先生、新しい仲間、新しい教 室、新しい教科書、みんな新しい出会いです。そして何より、今日は「新しい自分との出会いの日」です。 みんなそれぞれ「よし、今年はこういう自分になろう」と心に決めたことがあると思います。過去ど うだったということは、まったく関係ないのです。新しい自分と今日出会い、新しい自分を今日から育 てていくのです。 さて、今日は平成28年度の出発の日ですので、今年度、坂城中学校がめざす学校の姿と皆さんにお 願いしたいことを一つ話します。 坂城中学校がめざす姿は、全校生徒の皆さん一人一人が「自分を好きになる」学校にするということ です。人は、勉強がわかった喜び、運動ができた喜び、友だちに認められた喜びをたくさん味わうこと により、よし、自分もやればできる、私も人のために役立っているという実感から、自分に自信が持て、 次へのやる気も大きくなっていくものです。坂城中学校は、今年度、授業、学級活動、生徒会活動、部 活動など学校生活の全てを通して、全校一人一人の皆さんが自分を好きになるような学校を目指してい きます。 そのために、皆さんにお願いしたいことは一つ。それは、なにごとにも「自ら求めて」取り組んでほ しいということです。 坂城中学校の教育目標は、 「自主・友愛・剛健の生きる力を身につけ調和がとれた生徒の育成」です。 その全てにおいて自ら求めて挑戦していかなくては、得られるものではありません。友達から、先生か ら与えられるものではないのです。 皆さんは中学生です。中学時代の3年間で、小学生から、高校生となって社会に巣立っていきます。 この短い3年間で、社会に出て生きぬく力を育まなければなりません。小学生ではないのです。子ども のように何事も与えられるのを待っていてはならないのです。 教育目標の一つ目「自主」とは、 「自分で課題を見つけ、主体的に判断し行動し、よりよく問題を解決 する能力を身につける生徒」という意味です。授業でも、受け身ではなく自ら目標を立て、自ら追究し ていかなければ自主性は身につきません。学力は、授業で先生が与えてくれるものではないのです。 また、「友愛」とは、 「自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など、 豊かな人間性を身につける生徒」という意味です。これも、友達に優しくしてもらったから、優しくし てやるのではないのです。学級の仲間に対して自らできることを探し、行動に移してこそ、友達の中で なくてはならない存在となり、友愛が育まれるようになります。 更に、 「剛健」とは、 「たくましくどこまでもやり抜く気力と体力を身につける健康な生徒」のことで す。これも、何もせず、ただ寝て、食べて、生活していれば身につくものではありません。部活動など、 自ら求めて、目標を立て、その目標に向かって絶えず、鍛錬を積むことにより、初めて、どこまでもや り抜く気力と体力が身に着くのです。身に付いた気力と体力は、必ずや高校入試など、他の分野にも力 を発揮するものとなるに違いありません。 -2- 皆さんの教室には、この「自主・友愛・剛健」の教育目標が掲げられていると思います。ぜひ、この 一つ一つの目標の意味を考え、全てにおいて自ら求めて挑戦する 1 年にしてほしいと思います。 そうすれば、必ず、全校の皆さん一人一人が自分を好きになり、 「自分を好きになる学校」に近づくは ずです。坂城中学校全校で動き出しましょう。 以上で、1学期のスタートのあたり、校長の話といたします。 生徒会対面式が行われました。 4月7日(木)に生徒会対面式が行われま した。木全生徒会長から歓迎と励ましの言葉 があり、また、応援・交通安全委員会からの 応援や生徒会からは鉢花と「新・アタリマ エ憲章」の額が贈られました。 1 年生にエールをおくる 2.3 年生 避難訓練がありました。4月8日(金) 学校長の話より 「災害は突然やってくる」 皆さんは小学校入学以来、毎年 2 回以上避難訓練を行ってきました。いや、保育園でもやっているか もしれませんので数えきれないくらい訓練しています。この避難訓練は義務教育で終わりかというとそ んなことはありません。高校に行ってもやりますし、大人になって会社に勤めてもやります。また、お 年寄りになっても地域で防災訓練はおこないます。つまり、一生訓練をしていくのです。なぜ、こんな に訓練するかわかる人はいますか。 中学生の皆さんなら、災害があったときに安全な場所に逃げるなど、どうすればいいかは知っていま すよね。でも、人間、知っていることとできることは違うのです。知っていてもいざとなったら、突然 地震や火事になると、パニックになって、どうしてよいか分からなくなってしまう、冷静な判断ができ なくなってしまうのが人間です。 今から 5 年前に起こった東日本大震災にしろ、2 年前に起こった木曽の御嶽山の噴火にしろ、災害は突 然やってくるのです。子どもだけでなく、大人でもパニックになってしまうのです。 だからこそ、知っているだけではだめなのです。パニックになっても、冷静な判断をして体が自然と 動く、迷わず避難できるまで、体に覚えさせるには、繰り返しの訓練しかありません。だから、繰り返 し、繰り返し大人になっても訓練をするのです。 いざというとき、自分の命は自分で守らなければなりません。自分の命を守る練習がこの避難訓練で す。命は一つしかないのです。なくなったら、物のように買い替えることはできないのです。 だからこそ本気で取り組まなければなりません。ふざけ半分では、絶対にならないのです。 自分の命を守るために必要なことは、最後は、自分で考え、自分で判断して逃げることが必要ですが、 学校で学んでいるみなさんの場合、まずは、大人の先生方の言うことを聞く事です。先生方の言うこと を聞くためには、しゃべっていては聞けません。まず、黙ることです。黙って、全身を耳にして、聞く 事です。 先生も、400 人近くの皆さんが本気で取り組んでいる姿を見て、改めて、皆さんの命の重さ、皆さんの 命を守る責任の重さを考えました。 -3- 先生たちも本気で皆さんの命を守ります。皆さんも、本気で先生の言うことを聞いて、自分の命が守 れるようにこれからも取り組んでいきましょう。 4 月 14 日 21 時 26 分頃、熊本県熊本地方を震源地とするマグニチュード6.4と推定される地震がおこり、 多大な被害が出ています。まさに「災害は突然やってくる」という状況だったのではないでしょうか。 亡くなった方々のご冥福を祈るとともに、私たちにできる支援を考えていきたいと思います。