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くらしウォッチャーだより平成28年度第2号 [607KB pdfファイル]

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くらしウォッチャーだより平成28年度第2号 [607KB pdfファイル]
平成28年度 第2号
★トピックス:注意喚起情報
★大崎市消費生活ウォッチャー6月調査結果から <消費生活関連・食品の品質表示関連>
~ ~ 注意喚起情報 ~ ~
テレビショッピングや新聞,雑誌広告を見て申込む通信販売に関するトラブルが発生しています。
「テレビショッピング・・・・契約条件をよく確認しましょう。」
―〈事例〉―
テレビショッピングで,簡単に腹筋を鍛えることができるという健康器具を注文し,届いて
すぐに試してみたが思ったようにできなかった。返品しようと,業者に連絡すると「開封した
場合,返品は受け付けられない。」と言われた。「実際使ってみなければわからないではな
いか。」と苦情を言ったが「返品についてはテレビでも伝えているし,同封している書類にも
書いてある。」と,こちらの言い分を聞いてくれなかった。
(70 歳代 女性)
●テレビショッピングでは,返品条件などについて表示時間が短く,分かりにくいことがあります。
印象だけにとらわれず,返品条件や使い方などをよく確認してから注文しましょう。
●テレビショッピングなどの通信販売は事業者が返品の特約を設けている場合は,それに従うこ
とになります。返品ができる場合でも,「開封後の返品は不可」「使用後は返品できない。」などの
条件があることもあり,注意が必要です。
(国民生活センターHPより引用)
「いつの間にか定期購入になっていた通信販売の広告に注意」
―〈事例〉―
スマホで「お試し価格500円」の新聞広告を見て健康食品を注文したところ,4ヶ月の定
期購入契約になっていた。2か月以降は1回の代金が4000円となっていた。業者から「定
期購入となっていることは記載されていたので,解約には応じられない。」と言われた。広告
を確認すると,確かに記載があった。「お試し」とあるのに定期購入になっているとは思わな
かった。
(30 歳代 女性)
●広告を見て1回限りの購入だと思って申し込んでも,定期的に商品を購入することになってしま
うケースがあります。通信販売を利用する際は,商品の特徴や価格だけでなく,購入や返品の条
件,送られてきた商品に同封された書類などについてもしっかり確認しましょう。
6月中に12名のウォッチャーから報告を受けた情報を販売形態別にまとめました。
電話勧誘
*電話の怪しい勧誘,しつこい勧誘,目的がわからない勧誘などの報告です*
・「不用品買い取りします。何かありませんか。」と電話が来た。
・「不用品の買い取りに訪問する。」と,こちらの都合を電話で聞かれた。
・「○○地区限定で回収に行く。何でも回収する。」という電話があった。
・不用品買取り業者から電話があり,何も聞かないうちに「古物商の資格」
「クーリング・オフ」の話を始めた。
・「○○地区のみなさまにご案内しています。」と太陽光発電業者から電話が来た。
・「年間20万円ほどの売電収入がある。」と夜遅い時間の電話勧誘だった。
・大手通信会社を名乗り「電話のダイヤル回線が無くなるので手続きをします。」と
親切な話をして勧誘してきたが,大手通信会社の名前を偽った光回線業者の電話だった。
消費生活相談員からのコメント
買取り業者には,訪問購入を行う際,いわゆる飛び込み勧誘が禁止されるとともに,事前に
了解を得て勧誘を行うにあたっても,事業者名をきちんと名乗り,「何々を買取ります。」という勧
誘目的を明らかにすること,買取りの契約を行う場合には,物品の種類や買取り価格などの必
要事項を記載した契約書を交わすことが義務づけられました。買取り業者は事前に勧誘や訪問
の了解を得るために,電話をしていると考えられます。電話で勧誘された場合は,不要なもので
あればきっぱりと断わって,電話を切ることをお勧めします。
訪問販売
*突然来た業者から自宅等で販売勧誘された情報の報告です*
・「いらないアクセサリーを買取りに来た。何かないか。」と,買取り業者が毎週訪問して来た。
消費生活相談員からのコメント
特定商取引法では,訪問購入業者は勧誘する前に,消費者に勧誘を受ける意思があるかを
確認する必要があり,購入意思の無い人には勧誘することを禁止しています。報告のようにしつ
こい訪問などの場合は,きっぱりと断ること,例えば「お断りします。いりません。」と伝えてくださ
い。しつこい勧誘を続ける業者はルール違反をしていると考えられ,警察へ通報していただく方
が良いと思います。
新聞・報道関係
*消費生活に関する情報の報告です*
・「リサイクル品無料回収,大好評につき1か月延長のお知らせ」と新聞折込みチラシが入った。
消費生活相談員からのコメント
業者として売買または交換をしていれば,古物商営業や一般廃棄物処理業の許可が必要に
なります。また,エアコン,テレビなど家電 6 品目は「家電リサイクル法」,パソコンは通称「PC リ
サイクル法」により,決められた業者が決められた方法により処分するよう法律で定められてい
ます。無料とうたう回収業者を利用する場合には注意が必要です。
6月中に12名のウォッチャーが日常生活で店舗調査した結果です。下記の4つの食品につ
いて表示事項を確認しました。
〈 6月分〉
品目別
調査品
表示事項
きゅうり
生
農産物
鮮
食
品
水産物
調査延べ店舗数
24
名称・産地
さくらんぼ
24
あじ
24
名称・産地
畜産物
鶏肉(ムネ肉)
24
表示状況
有
24
無
0
有
24
無
0
有
24
無
0
有
24
無
0
有
24
無
0
名称・原材料名・内容
加工食品
しめさば
量・賞味期限・保存方
法・製造者(販売者)名・
製造者(販売者)住所
24
加工食品に使用した原材料のアレルギー表示について
「食品表示基準」で法令上表示を義務付けるものと,表示を推奨するものがあります。
○表示義務「特定原材料」7品目
えび,かに,小麦,そば,卵,乳,落花生
○表示推奨「特定原材料に準ずるもの」20品目
あわび,いか,いくら,オレンジ,カシューナッツ,キウイフルーツ,牛肉,くるみ,ごま,
さけ,さば,大豆,鶏肉,バナナ,豚肉,まつたけ,もも,やまいも,りんご,ゼラチン
また,表示方法は原則として個別表示となり,個々の原材料の直後に括弧書きで「(○○を含
む)」と表示します。但し,表示面積が限られていたり,表示不要な添加物にアレルゲンが含
まれる場合など,個別表示がなじまない場合は,例外的に一括表示が可能です。
【個別表示】
【一括表示】
~国民生活センターHPより抜粋~
消費生活センターからのお知らせ
消費生活サポーター養成講座
開催日時
テーマ ・ 講
師
第1回
9月13日(火)
13:30~15:30
「相続と遺言」
第2回
9月27日(火)
13:30~15:30
「自然とできるコミュニケーションの手法」
株式会社話し方研究所 主任教授 伊能 史子 氏
第3回
10月11日(火)
13:30~15:30
「消費者被害を防ぐために」~消費者としての基礎知識を学ぶ~
公営社団法人全国消費生活相談員協会 理事 澤村 美賀 氏
第4回
10月25日(火)
13:30~15:30
「身近に潜むくらしの危険」
第5回
11月 8日(火)
13:30~15:30
「最近の消費者被害事例と消費生活センターの役割」
四谷の森法律事務所 弁護士 齋藤 雅弘 氏
独立行政法人国民生活センター商品テスト部 小坂 潤子 氏
大崎市消費生活センター 消費生活相談員
会 場 : 大崎市役所 東庁舎5階大会議室(全回同会場で開催します。)
対 象者 : 全日程(全 5 回シリーズ)が受講可能で,講座終了後は消費者被害の未然防止に係る
活動等に協力を頂ける市民。
募集人員 : 30名(1 回目は「特別講演」となりますので本講座のみの受講も可能です。)
申し込み方法 : 9月2日(金)まで,電話または FAX でお申し込みください。
~編集後記~大崎市では消費者被害の未然防止のために出前講座をおこなっています。ご近所
やグループなどで講座のご希望がありましたらご依頼ください。
本誌「くらしウォッチャーだより」では,消費者基本法,大崎市消費生活ウォッチャー設置規則に基
づき,消費生活ウォッチャーから寄せられた報告文書等の中から,被害の未然防止に役立つ情報を
提供しております。
掲載される報告やコメントは,全てのトラブルや相談に適用するものではなく,具体的な対応は
個々の事案により異なります。大崎市消費生活センターでは,消費生活関係法令に照らした事実調
査を行ったうえで,必要と認めた場合は各関係機関へ指導や要請を行うこととしております。
※無断で転用や掲載,引用することは固くお断りいたします。
消費生活に関する相談,各種講座等のお問合せ,この情報誌についてのご意見
等は,下記宛にご連絡ください。
大崎市消費生活センター(大崎市総務部市政情報課)
受付 月~金(祝日を除く)午前9時~午後4時
Tel.0229-21-7321(直通) 0229-23-9125 ・ Fax.0229-24-9595
E-mail:shisei@city.osaki.miyagi.jp
〒989-6188 大崎市古川七日町 1 番 1 号(東庁舎 1 階)
平成28年7月21日 発行
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