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ことだま・イスタンブル - Love Turkey

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ことだま・イスタンブル - Love Turkey
新刊案内
『ことだま・イスタンブル
はじまり
2015』
トルコで日本を、日本でトルコを語る
両国を愛する執筆陣による共同著作
出版社名:Arkeoloji ve Sanat yayınları
(アルケオロジー・ヴェ・サナト出版、トルコ/イスタンブル)
発行年月日:2016 年(平成 28 年)2 月
言語:日本語、トルコ語
媒体:冊子
頁数:528P
大きさ:23.5cm
ジャンル:人文科学/文学/文化
ISBN: 978-605-396-7
内容:日本とトルコ、また両国につながりを持つ芸術家、作家、学者、研究者による共著。日本語とト
ルコ語で読むことができる。各執筆者がそれぞれの立場から見た日本・トルコ両国のつながりや、文
化・文芸、歴史などについて文章を寄せている。あまり注目されてこなかった二国の文芸的側面に光を
当てた珠玉の一冊。トルコのアルケオロジー・ヴェ・サナト出版にとっても初の試み。
HP:Kotodamaistanbul.com
Facebook:https://www.facebook.com/kotodamaistanbul/
イスタンブルとは…
「魔力を持つ都市。現在に至るまで幾層にも重なり積み上げられた歳月が、この都市には詰まっている。
過去と現在が道行く人を惑わせ、その魅力の中に閉じ込めてしまう。見ることができるこの都市の姿は、
イスタンブル自身が許した部分だけ。誰もが、自分の想像の中でイスタンブルを完成させる。だから長
い歴史の中、一つとして同じイスタンブルは存在し得ない」(『はじまり 2015』pp. 260~261)
言霊とは…
「言葉に宿る力」「言葉そのものが持つ力」という意味である。日本では古代から、言葉には不思議な
霊威が宿っていて、その力が働き、言葉通りの事象がもたらされると信じられてきた。
――ここ「はじまり」から、魔法の都市イスタンブルに、言霊が流れ込む
70 余名の手によって誕生した『ことだま・イスタンブル はじまり 2015』には、日本とトルコにとって
非常に興味深い題材が収められている。これまで主に経済的な主題の上に成り立ってきた両国の関係に新たな
風を吹き込み、研究や関係の構築に大きな影響を及ぼす一冊となるだろう。
本書のプロジェクトを立ち上げたエシン・エセンは、トルコの日本文学・日本語学研究者。立ち上げに参加
した名誉創刊者は、トルコにおける日本研究の草分けセルチュク・エセンベル(ボアズィチ大学教授)、トル
コで最初に日本語学と日本文学研究で教授となったアイシェ・ヌール・テキメン(アンカラ大学教授)、トル
コをテーマに執筆活動を続ける作家・新藤悦子。プロジェクトに賛同したアルケオロジー・ヴェ・サナト出版
社長ネズィフ・バシュゲレンが出版を実現させた。編集は、エシン・エセンとトルコ文学研究の鈴木郁子。ま
た、トルコの人気作家ムラット・ギュルソイが、プロジェクトの第一作を祝い、寄稿をしている。
『ことだま・イスタンブル』は左右に二つの表紙を持ち、右開きは日本語、左開きはトルコ語となっている。
日本語サイドの表紙は、トルコの伝統芸術ミニアチュル作家の工藤理英。トルコサイドの表紙は、トルコの
墨絵画家アイヌル・キュチュックヤルチュン。それぞれの二作品を組み合わせたものになっている。キュチュ
ックヤルチュンの作品で、は日本文化の象徴のひとつ桜の中を、トルコの伝統影絵芝居の登場人物ふたりが舟
をこいでゆく。どちらの表紙も両国の文芸・文化が融合した大変美しい作品である。
目次
「ことだま」はイスタンブルに:ネズィフ・バシュゲレン
ヒロシマ・モナムール~忘れ去られ、語られなかったものたちへ:ムラット・ギュルソイ
伊豆半島下田は、日本の地中海:セルチュク・エセンベル インタビュー
認知から言語へ、言語から文化への旅:アイシェ・ヌール・テキメン インタビュー
ある女性科学者の業績・エーゲから日本へ研究の架け橋:ナーラン・カバイ インタビュー
トルコというフィールド~騎馬民族からイスラームまで:中山紀子
バフチェシェヒル大学建築学部日本夏期交流プログラム:ムラット・デュンダル インタビュー
色とりどりのモザイク模様:ジュディ・若林
箏(こと)を奏でる人生 ヒーリングミュージック:末冨敦子 インタビュー
ペダルで旅した日本:ジャネル・ギュレルリエル
トルコで紙芝居:新藤悦子
陰の色調から陽の色調へ 谷崎から SANAA(サナア)へ、「闇」の概念の進化:ヤセミン・タルハン
オスマン帝国を学ぶきっかけとしてのマンガ:永島育
アメリカ人俳人 IN イスタンブル:チャールズ・トランブル
串本役場で初めてのトルコ人職員:アイシェギュル・アルカン
珈琲とカフヴェ:トルコ古典文学と日本文学の中の珈琲:宮下遼
ドルマバフチェ宮殿の茶会:ハイリ・オズヌル・チリンギルオール
小アジア地域における古代塩蔵調味料:魚醬について:後藤香織
朝顔の縹の淡き命惜し…:セヴダ・カリ・エルゲネル
アフメット・ハーシムと『茶の本』:鈴木郁子
夢である演劇の道:トゥーバ・ソヤク・スカルパ
いまだから考えたい「ホスピタリティの心」:澁澤幸子
「私は、エラ」:エラ・ナズル・ギュルダル & ハヤト・ギュルダル
第 18 回東京国際ブックフェア(二〇一一)にトルコから参加して:ギュルゼミン・オズレンキ・アイドゥン
ペレメチとチャイとお豆腐屋さん:沼田彩誉子
トルコ語雑誌を出版するにあたって:ヴァネル・アルペル
「世界初、そして唯一の」TRT日本語:浅野涼子
ジャポンがやった!:オヌル・アタオール
瞽女宿の蚕はシルクロードの夢を見るか?:武田歩
子どもの世界から「俳句」:アルズ・ユジェル
「トルコを描く」ということ:小暮郁子
碁石の道:メフメット・エミン・バルスベイ
『トルコ生活紀行 ― トルコで日本を考える』より:赤松順太
トルコ初の日本語ガイド エミネ・アタマン・コチの物語:ハッヴァ・ムトゥル
ブルサ行きに始まったご縁の輪:土屋とも江
オザン~吟遊詩人の日、日本の詩人がホメロスをうたう:セマー・バシュゲレン
わたしのトルコのはじまり:実川羊子
生活芸術を体現するサフランボルの民家:安達智英子
風土、及び日本の雨:イブラヒム・ソネル・オズデミル
イスタンブルとことだま:エシン・エセン
『ことだま・イスタンブル』顧問(敬称略、苗字のアルファベット順)
ヴァネル・アルペル(在日トルコ商工会議所会頭)、ムラット・デュンダル(バフチェシェヒル大学准教
授、建築・デザイン学部副学部長)、ムラット・ギュルソイ(作家、ボアズィチ大学教授)、ハヤト・ギュル
ダル(イズミル先端技術研究所/IYTE日本語講師)、工藤理英(ガラタサライ大学日本語講師、ミニアチュ
ル作家)、アイヌル・キュチュックヤルチュン(イスタンブル芸文館、墨絵画家)、エルダル・キュチュック
ヤルチュン(ボアズィチ大学、博士)、宮下遼(大阪大学、博士)、中山紀子(中部大学国際関係学部教授)、
沼田彩誉子(早稲田大学大学院人間科学研究科・日本学術振興会特別研究員)、アイドゥン・オズベク(チャ
ナッカレ大学、講師)、イブラヒム・ソネル・オズデミル(博士)、ギュルゼミン・オズレンキ・アイドゥン
(トルコ言語協会/TDK)、末冨敦子(筝演奏家)、杉山剛(アンカラ大学、博士)、鈴木郁子(翻訳)、ギ
ュンセリ・タルハン(日本研究学会/JAD委員)、アルズ・ユジェル(日本イズミル文化友好協会/JIKAD)
『ことだま・イスタンブル はじまり 2015』翻訳者(敬称略、苗字のアルファベット順)
トルコ語→日本語:ヴァネル・アルペル、アイシェギュル・アルカン、メレッキ・カバ、ギュルナラ・カラサ
ワ、シェイマ・ナルバント・アイハン、デルヤ・サカウエ、チャール・ヤヴァシュ、フィリズ・ユルマズ
日本語→トルコ語:安達智英子、河野理恵子、金井百合子・ユルドゥルムオール、窪由美子、町田・ダーデレ
ン・なんみ、中沢由美子、大川博、鈴木郁子、土屋とも江、山崎和佳子、吉村大樹
英語→トルコ語:キベレ・オズデン
英語→日本語:安達智英子
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