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あおもり民医連264号(2016年7月)

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あおもり民医連264号(2016年7月)
【 8 面オールカラー】発行部数2,746部
青森県民医連
第43期定期総会開催
特集
第
264
号
2016年7月26日発行
発行元/青森県民主医療機関連合会
所在地/〒030-0822 青森市中央三丁目10番2号
TEL. 017( 723)4076 FAX. 017( 773)5326
U R L http://aomin.jp/
e-mail info@aomin. jp
【今後二年間の基本方針】
第四十三期定期総会では、現在の日
本が「戦争か平和か、貧困の拡大か社
会保障の拡充か、重大な岐路に立って
います」という認識のもと、憲法九条
を生かした平和の道、憲法二十五条を
生かした社会保障充実の道を国民総が
かりで進むこと、地域に広がる貧困の
進行の具体的事例とかかわり、打開の
ために奮闘し、私たちの事業を無差別・
平 等 の 地 域 包 括 ケ ア の 中 に 位 置 付 け、
積極的連携をとおして実践していくこ
とを確認しました。
今後二年間の基本方針として「第四
次中長期計画」の県連的な討議の開始、
医師の確保と養成、健生リニューアル
の成功など八項目を決定しました。健
生リニューアルについては、特別報告
として、新健生病院のビジョンとそれ
を実現するための各分野の戦略、新築
移転事業計画の到達点の報告がありま
した。これを受けて全体会と分散会で
討論が行なわれました。
定期総会は、運動方針と決算・会計
監 査 報 告、予 算 を 満 場 一 致 で 採 択 し、
第五十三期の新しい役員を選出し終了
しました。
1.「第四次県連中長期計画」の
県 連 的 な 討 議 を 開 始 し ま す。
法人・全事業所の中長期の事
業・経営計画策定を目指しま
す。
2.戦争法を廃止し、立憲主義
の回復、平和憲法を守る運動
を軸に、平和と憲法を守り抜
く架け橋としてさらなる共同
を広げます。
3.医療・介護活動の新しい二
つの柱を位置づけ、無差別・
平等、共同の営みとしての医
療・介護活動を実践します。
4.民医連医療を担う医師養成
と医学対の飛躍を図ります。
5.地域からの共同を広げ、安
心して住み続けられるまちづ
くりのため、共同組織活動の
量・質ともに発展を目指しま
す。
6.人権としての社会保障を実
現する総がかり運動を、地域
との共同を軸に進めます。
7.「人 間 的 な 発 達 が で き る 組
織」にふさわしい「育ち合いの
職 場 づ く り」を 通 じ て 民 医 連
綱領の実践をすすめる職員育
成と幹部養成を図ります。
8.県連の総力を結集し健生リ
ニューアルの成功を目指すと
ともに、各法人、とりわけ医
科三法人の経営改善と管理水
準の向上を図ります。
(青森県民医連事務局長
/那須 稔)
那須稔青森県民医連新事務局長
五月二十八日(土)
、浪岡中央公民館
において青森県民医連の第四十三回定
期総会を開催し、今後二年間の運動方
針について討議・確認しました。
伊藤真弘青森県民医連会長
第
事務
事務
事務
事務
看護師
看護師
医師
看護師
看護師
事務
理学療法士
事務
事務
医師
薬剤師
看護師
事務
看護師
作業療法士
事務
医師
事務
看護師
事務
事務
看護師
薬剤師
介護福祉士
医師
医師
事務
事務
事務
医師
看護師
事務
事務
事務
事務
医師
医師
医師
看護師
医師
事務
事務
事務
事務
期理事会役員名簿
常任理事
常任理事
常任理事
常任理事
常任理事
常任理事
常任理事
常任理事
常任理事
常任理事
常任理事
常任理事
常任理事
常任理事
常任理事
理 事
理 事
理
事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
理 事
会計監査
会計監査
会計監査
菊池 中央
佐藤 真人
寺島 雅人
役職名
氏 名
会 長 伊藤 真弘
副 会 長 横田 祐介
事務局長 那須
稔
事務局次長 木村 儀弘
事務局次長 柳谷
円
石田 晋吾
加藤あけみ
古舘 正志
今 淳一
崎野 修
佐藤 光夫
相馬 裕
竹内 一仁
田代 実
野村美恵子
百成 公美
三浦 良成
宮沢 守
宮本 達也
八島 将仁
石塚 理仁
泉谷 雅人
磯島 寿人
伊藤 雄司
伊藤 礼子
小形てる美
奥瀬 昭彦
越田 潤子
齊藤 仁
佐々木良範
佐藤 久
砂川 典満
関谷 修
相馬 渉
副田 幸子
田中 研
津川 智子
對馬 圭
對馬 康文
寺島 由美
奈良原 恵
原 徹
三津谷靖子
山内 潤
山崎 英二
53
県連総会
工藤 眞大 代議員
(健生病院3F回復期リハ)
「県 連 介 護
福祉委員会発
足にあたって」
と題して報告。
菊池 琴美 代議員
(あおもり協立病院リハ ビ リ 科 )
的に個 々 が発 展 していくた めに
連内三百五十名に達した。主体
介護福祉部会
青 年 ジ ャ ン
委員会を発足する事を宣言した。
【全体討論から】
ボリーの活動
の 報 告。現 在
獲得について
動から奨学生
医 学 対 大 運
舛甚 清仁
(県連弘前 事 務 所 )
と思う。
の奨学生は二
集団づくりを強化していきたい
の 大 切 さ を お お い に 語 り 仲 間・
た。民 医 連 の ジ ャ ン ボ リ ー 運 動
参 加、約 一 年 間 か け て 準 備 を し
リーが青森で開催し三十八名が
二〇一 四 年 は 東 北 ジ ャ ン ボ
「子 供 の 貧
工藤 聡子 代議員
(健生病院域連携室)
から定期的に取組んでいきたい。
行 政をも巻き込んだ活 動にこれ
ることの必要性を感じるとともに、
十八名にのぼり、定期的に訪問す
を行った。参加者は五日間で百三
守れないという視点から地域訪問
待つだけでは地 域 住 民の人 権は
た ケースが 多 くなった。病 院で
寸 前で受 診し
なり、孤 独 死
報 告。今 年に
に つ い て」の
「訪 問 行 動
部会を立ち上げ事例検討会に取
告。ケ アマ ネ
に つ い て」報
の実 践と 課 題
支 援 センター
「地 域 包 括
砂川 照美 代議員
(大野包括支援センター)
助していきたいと思っている。
の人と協 力してできる事から援
によって脅やかされている。地域
の生 活の質・人 権が色 々な貧 困
様 々な考え方はあるが、子 ども
産時期から関わるケースがある。
ら何 らかの問 題を抱えており出
くなってきた。母 親 が妊 娠 時 か
は児 童 相 談 所とのやりとりが多
八 戸 らしい医 療・介 護に着 手し
題は大幅に増員した職員育成と
介 護 事 業 所となった。今 後の課
管 理を行い何とか利 益がだせる
して日 報 を 使って徹 底 した 予 算
て各 事 業 所の必 要 利 益を明 確に
は危 機 的 状 況となる。対 策とし
報告。有料老
み」に つ い て
向けた取り組
総 括と課 題に
「介 護 事 業
獅子内和子 代議員
(八戸医療生協居宅)
外に示していきたい。
でセンターの存 在 意 義を法 人 内
が発 足して十年が経 過した。県
報告と今後の
十 名 に 達 し た。そ の 中 で 高 校 生
困・虐待津軽
り組んだ。困難事例から地域の
ていきたいと思う。
報告。
一日医師体験の関わりから奨学
地 域 の 実 態」
課題や必要な社会資源を生み出
後も医師を中心に職員との関わ
りを重要視していきたい 。
増と介 護 収 益の伸 び悩みで上 期
人ホームを開設。人件費の大幅
生になった方が %になる。今
について報告。
各分科会では総会方針案やこの間の取組みについて、
活発な討論が行われました
すためである。人 権を守る視 点
課題について
堀川
恵 代議員
(健生病院連携室)
2016.5.28 Sat
ここ 二、三 年
45
【感想文より】
2
保護に結び
たケースや生活
い
つ
び
結
に
療
治
かりできている
◆地域訪問から
げの視点がしっ
あ
い
ろ
連
ひ
ど
な
することで民医
ついたケース
共に振り返りを
、
後
と
問
る
訪
い
た
て
ま
につながっ
と感じた。
など後継者育成
る
せ
わ
。
合
い
し
た
ら
綱領と照
に活動していき
的に事例をもと
思うし今後継続
特集
【感想文より】
◆民医連が目指す地域包括ケアを実現するため、事業所の
役割を改めて全職員で確認し日々努力したいと思う。職員
育成についてはまず自分自身が学習し職員と一緒に考え・
行動し日々一歩づつ前進していきたいと思います。
ことができ、振り返れば大変幸せ
また、健生リニューアルの完成と開業を
であったと感じています。
新しい前進につなげていきましょう。
していきたいと思います。
(青森県民医連事務局長)
この度、八戸医療生協から出向してきました木村と申します。
入職して、19 年医事から始まり本部に異動し総務・経理。そして
また新たな任務に挑戦する事になりました。やっと青森の道路と
津軽弁に少しなれたかな…笑。慣れない仕事に日々悪戦苦闘
していますが局長をはじめベテラン事務局員の皆さんに
助けられながらの毎日です。
県連医師総会開催
取り組む時期となります。
・
職員のみなさんと一緒に仕事をする
・
「心は県連」の思いで奮闘
シンポジウム前半は関谷修・相馬裕・竹内一仁
今後、身は八戸ですが
合い、県民医連に結集することで
みやざわ
迎えます。これらの課題と正面から向き
各医師より、これまでの青森民医連をふりかえり
(青森事務所事務局次長)
木村 儀弘
それぞれの視点(青森の歴史、医師政策、医師養
成等)で報告がありました。後半に伊藤真弘会長
より、長期計画から見た青森民医連の歴史や取り
巻 く 情 勢、SDH・HPH・健 康 権 の 視 点 で 近 未
来の青森県連像を語り、私たちが果たすべき役割
法人や事業所の枠を超え多くの
地域をみすえての医療・経営構造の変換に
〜青森民医連の現在 過去 未来 地域包括ケア時代の課題と展望〜
五 月 二 十 一 日、「青 森 民 医 連 の 現 在・
過 去・未 来 ―地 域 包 括 ケ ア 時 代 の 課 題 と
展 望 ―」を テ ー マ に 大 鰐 町 で 開 催、九 十
八 名(医 師 四 十 四 名)が 参 加 し ま し た。
今 回 は 記 念 講 演 は 行 わ ず、自 前 で の シ ン
ポ ジ ウ ム を 実 施、青 森 民 医 連 の 課 題 と 展
望について大いに語り合 い ま し た 。
とはなにか参加者に問いかけました。最後は田代
実健生病院長より「健生病院新築移転事業、新病
よしひろ
き むら
顔を覚えて頑張りたいと思います。宜しくお願いします。
院のビジョン」を報告、意見交換しました。
参加者からは「研修医を育て、各病院、各科で
頑張っていながら途中で退職してしまうのはなぜ
か。なんとかしたい」、「なによりも今いる私たち
が働き続けられる、成長できる職場環境、職場整
みのる
な す
新任
一日も早く各法人スタッフ・事業所・各団体の皆様の
(青森県民医連青森事務所
⇒八戸医療生協へ帰任)
那須 稔
新任
備が一番重要ではないか」等の意見が出されまし
重責を担わせていただきました。
構想の策定、地域包括ケアの推進のなかで、
まもる
宮沢 守
よろしくお願いいたします。
た。また、今年度、八戸生協診療所を長年にわた
た。最後に、今期か
ら新医師委員長と
なった石田晋吾医師
が「医 師 待 遇 の 改 善
に取り組みたい。来
年はもうひとまわり
参加者を増やして開
催 し た い」と 抱 負 を
語り閉会しました。
(青森民医連事務局
次長・弘前事務所
/柳谷 円)
3
今後の 2 年間は、診療報酬改定、地域医療
2016.5.21 Sat
り支えてきた竹本照彦所長の交代が確認されまし
八戸生協診療所・竹本照彦所長と竹本歩医師との親子ツーショット
2010 年から6年間(弘前事務所4年、
青森事務所2年)
、県連医師委員会
県
人連
事事
往務
来局人事往来
医師
新しく県連 た
っ
な
に
長
員
委
師
医
吾
晋
田
石
事務局長と県連事務局長という
川島みどり氏・学習講演会
4/17
『いのちとくらしと平和を守る
看護職としての看護だから』
4月 17 日に日本赤十字看護大学名誉教授の川嶋みどり氏を講師に迎えて、
2016 春の看護・介護ウェーブ学習会が開催されました。組織外からも 10 名
が参加し、会場のアスパム 4F 会議室は総勢 126 名の参加者でぎっしり。講演
はとてもパワフルな内容で大盛況でした。
講師の川島みどり氏
参加者の感想
大
らして平和の
今の情勢に照 動してきたが、
切さを訴え行 から、憲法を守
まだまだこれ 動していかなけ
り抜くまで行
ればならない
参加者の感想
看護が専門職とし
て
できる環境を組織 看護に専念
としてどう整
えていけるのか、
厳
境の中で診療報酬 しい労働環
に対応し管理
していくこと、日
々
声を出していく、 悩みながら
社会にも働き
かけていかないと
患者を守るこ
とはできない
想
参加者の感
争はあっ
かった。戦 ことな
良
で
師
護
る
看
い。流され
てはならな ていくことが大事
し
く考え行動
川島氏は講演の冒頭で「暮らしの中で人は日々成長するが、その暮らしを壊
すのが戦争と災害。日本は平和を守り続けて 70 年。ところが今、再び戦争す
る国になろうとしている。平和があってこそ人間の尊厳・いのち・暮らしを守
る事が出来る。平和あってこそ実現する看護、専門職としての責務である」と
切り出し、看護の職能については「母親の腕に抱かれ、あたたかい胸に頬を付
けおっぱいを吸う赤ん坊、絶対的信頼と無条件の愛。これこそがケアの原点。
看護の基本的なケアを診療報酬改定のために無資格者(助手)が行うようにな
り、記録に時間を追われケアをする時間がなくなってきている」と指摘。
特定行為については「専門職として看護が看護に専念できることが大事。医
師の指示に基づいて医療業務を行うのは本来おかしい」と訴え、「だが現状は
『長いものに巻かれろ』で押し返していない。おかしいと思ったことは声を出
していくことが大事」と話されました。
最後に「時代を超えて揺るがぬ倫理、ナイチンゲールの卓越性に学ぶ、看護
は看護に専念すべきである。看護を愛する事こそ主体の原動力である」と力強
く話されました。
街頭宣伝行動 ̶青空看護・介護縁日̶
5/14
5月 14 日には看護・介護ウェーブ街宣行動を行いました。
今年は「縁日風」に看護・介護・青年の 3 つのブースに分かれ、看護ブース
では「健康チェック・看護師なりきり体験」を、介護ブースでは「車椅子体験・
介護食体験・介護相談」を、青年ブースではお楽しみコーナーとして「いもくじ・
輪投げ」等を行いました。
あわせて看護・介護職員の人員不足についてのアピールや、署名活動も例年
通り取り組みました。
当日は天気は良かったものの、風
が強くテントが飛ばされそうになっ
たり大変でしたが、各ブースとも盛
り上がり、初めての試みとしては成
功に終わりました。
(県連看護委員会・あおもり協立病院
/勝野祥子)
縁日風の出店&
街宣
青森駅前広場公園で看護・介護ウェーブ宣伝行動
4
回 介護福祉士研修交流会
5
新歓医系奨学生のつどい
「いのちの平等」を
守るために
6月19日に 新歓医系奨学生のつ
どいを開催。奨学生の皆さんと、無
料低額診療事業を通じて、
『いのち
の平等』
を掲げる民医連の取り組み
について学びました。
最 初 に 学 生 の 皆 さ ん に「一 家 の 大 黒 柱 の 父 親 が 病 気 に!で
もお金がない!父親の治療か家族の暮らしか …
あなたならど
う す る?」に つ い て グ ル ー プ デ ィ ス カ ッ シ ョ ン し て も ら っ て
か ら、協 立 病 院& ク リ ニ ッ ク で 行 っ て い る 無 料 低 額 診 療 事 業
の 取 組 み と、青 森 市 で、病 院・薬 局・組 合 員 さ ん 等 の 協 力 に
よ り 集 め た 署 名、市 議
会 議 員 の 協 力、市 長 の
無低診への理解によ
り、市 の 制 度 と し て 調
剤費補助が実ったこと
を紹介しました。
民 医 連 が 患 者 さ ん に
寄り添い地域の人々と
と も に、
「い の ち の 平
等」を 守 る た め 日 々 職
員 一 丸 と な っ て 働 き、
社会保障や平和を守り
前進させる運動に取り
組 ん で い る こ と と、そ
のためには政治に働き
か け る こ と や、選 挙 で
は一人ひとりが投票す
ることが大切だという
ことを学び合いました。
(青森県民医連・
薬学対/山崎潤平)
(地域活動支援センター八甲/佐藤織恵)
講師の岩井孝氏(日本原子力研究開発
機構労働組合元中央執行委員長)
第
午前は、特別養護老人ホームあずみの里で起
きた事故について裁判の途中経過とこの裁判が
及ぼす影響について講演があり、その後あずみ
の里の事例を教訓にグループディスカッション
を行いました 。
今回のような裁判は現場を委縮させるもので
あり、介護の未来を暗くすることになりかね ま
せん。安全を優先するあまり身体拘束が進み、
人権や尊厳は軽視されていく方向になります。
民医連の描く 介 護 と は ほ ど 遠 い も の で す 。
人員配置基準に沿った介護を行っていても、
全国どこの事業所でも現場はとても厳しい状況
にあります。ここで問題にするべきは、厚労省
が定めた人員配置や低すぎる介護報酬ではない
でしょうか。
午後は八つのグループワークのまとめを報告
し、「自分たちの介護の質をますます向上させ
利用者に寄り添った介護
を し て い こ う。そ し て あ
ずみの里の勝利を勝ち
取っていくために自分た
ちができる支援をしてい
こ う」と い う こ と を 確 認
し ま し た。当 日、会 場 で
個人支援八名の方が加入
さ れ、会 場 内 に 設 置 し た
カンパ箱には参加された
皆さんがカンパの支援を
してくれました。
秋 の 介 護 ウ ェ ー ブ に は
多くの職員が参加し、訴
えていくことを期待して
います。
(ヘルパーSTさくら
/石塚理仁)
あずみの里の松田賢主任 講師の渡邉恭子弁護士
11
6月 19 日に県連介護福祉士研修交流会を開催。
講演は公開講座として行い、医師・看護師・事務
職員等含め、全体で 115 名の参加となりました。
核燃料サイクル施設立地反対連絡会議総会・学習会
6月 11 日、
「2016 年度核燃料サイクル施設立地反対連絡会議総会・学習会」が開催されました。日本原子
力研究開発機構労働組合・元中央執行委員長の岩井孝氏による講演『原発・核燃からの撤退~再処理技術の
危険性について~』では、核燃料サイクルシステムと再処理技術の本質的な危険性を学ぶことができました。
建前はウラン資源の有効利用と言われていますが、プルサーマルを行っても 1 割しか
有効利用されないということや、その 1 割のために、バックエンド費用として 19 兆円
ものコスト(すべて利用者が負担する)がかかること。再処理の工程ごとに大きな危険
性があることなど、この使い道のない資源のために大事故を起こす可能性を抱えなが
ら、再処理工場を正当化する理由は全くないことが理解できました。
また、新規制基準でも安全性は確保できず、メリットがなくて危険だけ増えること
や、アメリカでも日本の再処理に懸念が強まっているということも知り、絶対に核燃サ
イクルの推進は止めなくてはいけないと思いました。
今後も原発・核燃の危機から住民を守る運動に積極的に参加し、
「原発・核燃からの
撤退」
「原発ゼロ」を目指していかなければいけないとあらためて感じました。
平和行進青森集会(6/5)
平和公園で集会 ~市内を行進!
6月8日、浅虫から野辺地町にかけて、核兵器廃
絶・原水爆禁止を掲げて行進を行いました。参加人
数は 40 名程でした。
沖縄の米軍基地移転問題や自衛隊の海外派遣など
のニュースが連日報道される中、自分たちだけでな
く未来の子供たちのためにも、核兵器はよくないと
改めて感じる、有意義な行進になりました。初めて
の参加となりましたが、保健生協の先輩方や他の行
進者の皆さんのおかげで楽しく行進することが出来
ました。 (大野あけぼの薬局/渡辺浩平)
国民平和大行進
太平洋コース(6/8・浅虫~野辺地~八戸)
日本海コース(6/9・弘前~矢立峠)
6月9日
(木)弘前市役所から秋田への引継ぎ地点
矢立峠までの行進に参加してきました。当日はあい
にくの雨でしたが、58 年続く歴史ある行進運動に
参加することができ、平和を願う人々の思いの強さ
を改めて感じてきました。
(株式会社ファルマ・本部/樋口友里)
熊本地震被災地支援 -参加報告-
4月 14 日以降に発生した「平成 28 年熊本地震」によ
り罹災した被災地の支援のため、全日本民医連の要請に
応える形で5月 19 日から5月 24 日まで現地での活動に
参加してきました。
「社会医療法人芳和会くわみず病院」を全日本民医連
の支援活動の拠点として、全国から駆けつけた支援者が、
それぞれ割り振られた任務にあたっていました。
健生病院看護部
大災害はいつどこで発生するともわかりません。東日
本大震災では東北の被災地も、全国からの支援でお世話
になっています。紙面をお読みの皆様には、今なお避難
生活をされている方がおられることを心に留めおきいた
だき、今後もできうる範囲での支援をしていただきたい
と切にお願いしましてご報告とさせていただきます。
(藤代健生病院庶務課/相馬貴之)
物品販売で義援金を送りました! カンパ
健生病院看護部は、4 月中旬から熊本地震の義援金活動として、ハンド
メイドのストラップ、しおりなどと、シフォンケーキの販売を行いました。
東日本大震災後にも物品販売で義援金集めという経験もあって、今回も「売
ろう! 」ということになり、その時ハンドメイドのストラップ作りにはまっ
ていた I 氏に作成をお願いし、開始することになりました。季節も丁度桜
満開の時期、桜色のストラップはあっと言う間に売れてしまい、これで終
了かと思いきや、いつの間にか話題はシフォンケーキへと移り、みるみる
うちに注文が押し寄せる事態となっておりました。
シフォンケーキ作りも、もちろん I 氏。本当にありがとございました。
(健生病院/看護部)
を差し引き、
から材料費等
集まったお金
た。
し
ま
り
ま
53,650 円が集
いた皆様、
した。
ご協力いただ
とうございま
どうもありが
結果 ストラップ、しおりなど 計 65 個
シフォンケーキなど 計 105 個
6
保と育成を引き続き最重点課題
想を練り上げる。④薬剤師の確
発な討議をし、建設後の医療構
を成功させるため全役職員で活
さんで確認しました。
中・長期計画の思案や目標を皆
では、今後十年間の資金計画や
した。五月に行われた法人大会
青森保健生活協同組合
●
「医 療 福 祉 生 協 の 地 域 包 括 ケ
とすることを確認しました。
基盤を強化し、組織風土の良化
と軌道にのせること、また財政
ア」を め ざ し、三 つ の「つ く
ろうチャレンジ」でステップ
アップ
●
「非営利型一般社団法人」
レ ン ジ」を 目 指 し、三 つ の「つ
ア再編、三つの「つくろうチャ
青森保健ならではの地域包括
ケアに向けた取組と、協立エリ
めと今年度の方針を確認しまし
(土)に開催され、昨年度のまと
の交代が行われます。挨拶をし
また、今年度は診療所の開設
から二十五年目で初めての所長
が賛成多数で承認されました。
しました。討議の結果、全議案
題に取り組んでいくことを確認
合員と職員一丸となって経営問
住宅に伴う負債を解消すべく組
代会では、昨年完成した高齢者
剤師対策・後継者育成が重要に
薬局」取得へのとりくみや、薬
薬 局・薬 剤 師」
「健 康 サ ポ ー ト
村美和新社長より「かかりつけ
じまり、バトンを受け継いだ西
敏明社長の役員退任の挨拶では
法人設立時から役員として健
康企画とともに歩んできた李沢
五月二十七日、第二十三期定
時株主総会を開催しました。
●憲法を守り、私たちらしい事
社会福祉法人 虹
す。
き道を示して行きたいと思いま
ず、追求や熱意をもって進むべ
会貢献が必要であることも忘れ
花は、地域の福祉推進の中核
的役割であり、地域に対する社
きたいと思います。
を含めたガバナンスケアの質を
くろうチャレンジ」で組合員活
た竹本照彦所長に対し、会場か
なってくることなどが報告され
移行へ本格稼働
動に取組むとともに、平和を脅
らはこれまでの功績と労をねぎ
ました。
株式会社ファルマ
致団結して推進していくことを
昨年に引き続き非営利型一般
社団法人移行へ向け、役職員一
館で開催されました。
社会福祉法人虹の職員総会は
五 月 十 四 日(土)
、ア ラ ス カ 会
業展開と運動の発展
向上することを目標に掲げて行
かす安保法制廃止や、くらしを
た。
脅かす社会保障
らう暖かい拍手が送られました。
●患者に寄り添う「かかりつけ
確認し総会を終了しました。
薬局」を目指す
「戦 争 法 を 廃 止 し、憲 法 平 和
を守るために多彩な活動に取り
●
「追及と熱意を持って前へ」
社会福祉法人 花
の二つのスローガンを掲げ、各
う」
「私達らしい、事業展開と運
組み、希望ある時代を切り拓こ
ていくことをあ
障害者総合福祉法となり、事
業運営、事業展開等の方向性を
事業所の一年間の活動報告、充
●新薬局建設事業の成功へ
寄り添う真の意味での「かかり
明らかにする基本的かつ総合的
実した討論、そして今年度の方
らためて確認し
つ け 薬 局」を 目 指 す。②民 医 連
な計画をどのようにしていくの
針が確認できました。
八戸医療生活協同組合
ました。
らしい地域包括ケアに更に積極
か深めて行く段階に入ってきま
動を総がかりで発展させよう」
●経営改善に向けた取組み推進
的に係っていく。③新薬局建設
度の活動計画として①患者様に
六月二十五日、第二十八回通
常総代会を開催しました。今総
五月二十六日第二十九回通常
株主総会を開催し、二〇一六年
業と運動を進め
かいと対応で事
念にそってたた
う行動など、理
削減に立ち向か
青森保健生活協同組合二〇一
六年度通常総代会が六月十八日
㈱あおもり健康企画
平成二十八年度は、新規事業
である生活介護事業をしっかり
総代会 株主総会
津軽保健生活協同組合
●医師確保
●新築移転事業の成功を 目 指 す
津軽保健生活協同組合 の 第 九
十一回通常総代会が、六 月 二 十
五 日 板 柳 町「あ ぷ る」で 各 支 部
の総代二百九十六人の出席に
よって開催され、十五年 度 事 業
報告・決算報告・十六年 度 事 業
計画・予算・役員報酬・ 役 員 選
任の、四議案が承認されました。
総代会では新健生病院 ・ ク リ
ニック建設の進捗状況が 報 告 さ
れた一方、現在の厳しい 医 師 体
制では新築移転後の現健 生 ク リ
ニックでの診療機能維持 が 困 難
な実態も率直に出されま し た 。
職員と地域の組合員の皆 さ ん と
と も に、医 師 体 制 問 題 を 克 服
し、新築移転事業の成功 を 目 指
すことを確認しました。
7
2016
あおもり民医連 264 号 発行日 2016.7.26 発行部数 2,746 枚 AOMORI MIN-IREN
vol.
34
name
くり ちゃん
age 9歳(♀)
うちにはネコ5匹 + 通 いネコ1匹 の 計6匹 が いま
す。以 前、某テレビ 番 組 の 人 気コー ナー “あおねご”
の撮影の方が下見に来ましたが、あまりの個性派揃い
に驚いたのかその後音信不通に…。天気のいい日はお
庭に出していますが、その光景はまさにネコ牧場。春
はカラスと喧嘩、夏は虫を追いかけ、秋は枯葉と遊
び、冬は雪を掘りと、春夏秋冬自由気ままにニャンコ
name
ライフを満喫しています。
ゆう ちゃん
age 13歳(♂)
塩谷 聡子(地域生活支援センター八甲)
新コーナー
★★★
私の三つ星
オススメの【小説】
も
『精霊の守り人』
!
今回から新コーナー「私の三つ星☆☆☆」がスタート!
職員の皆さんのオススメする
本・映画・音楽・スポーツ・趣味
機関紙
編集部まで
なんでも紹介していきたいと
著:上橋菜穂子 思います。
[email protected]
!
投稿募集!
【紹 介】
子ども向けのファンタジー作品と侮るなかれ、これは大人が読ん
でも面白い物語です。著者の生み出す異世界に入り込み、個性豊
かな登場人物に魅了され、ドキドキハラハラの展開にページをめく
る手を止められないでしょう。小じわの見える30 歳の女が主人公と
いう冒険物語は結構珍しいと思います。バルサがどれほど魅力的な
人物なのかは実際に読んで感じてほしいです。
1 巻で完結する物語でもありますが、シリーズ作品となっており、
も
より深く長く楽しめます。バルサが自分の過去と向き合う『闇の守
り人』は、シリーズの中でも私が好きな 1 冊であり、大人に人気が
ある作品です。
【あらすじ】
老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを
託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、
異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続
ける。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。
(新潮文庫あらすじより抜粋)
あなたと
民医連をつなぐ月刊誌
「いつでも元気」
!
しょう
広めま
購読を
(定価 380 円/毎月 1 日発行)
主
な
2015年『鹿の王』で本屋大賞を受賞された著者の代表作であり、
綾瀬はるか主演でNHK大河ファンタジーにてドラマ化もされた、
『精
も
霊の守り人』の世界をぜひ味わってみてください。
(健生病院医局医学生課/宮腰愛香)
今後のSCHEDULE
第 9 回大間原発反対現地集会
県連診療所管理者交流集会
県連薬局活動交流集会
原水爆禁止 2016 年世界大会
北海道・東北地協
リハビリ技術者交流集会 ( 青森)
9/24-25 2016 第 11 回働くもののいのちと
健康を守る東北セミナー in 宮城
9/30 県連事務職員基礎研修
7/17
7/23
7/23
8/2-9
8/27-28
7月
第3回理事会報告
>> 決済承認事項
奨学生申請及び辞退について
>> 会務報告 / 各委員会・医師委員会報告
全日本民医連第4回理事会報告
医師委員会報告
教育委員会各研修
全日本・地協各部門会議・研修
>> 協議事項
全日本民医連運動方針学習月間について
Go Vote(選挙に行こう)のとりくみについて
第53期各委員会の諮問事項及び委員選出について
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