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データ・シート
10GBASE-KR/KR4コンプライアンス/
デバッグ・ソリューション
10G-KR
特長
MSO/DSA/DPO70000シリーズ用アプリケーション・
ソフトウェア
■ IEEE 802.3ap-2007仕様の自動コンプライアンス測定が
可能
■ コンプライアンスのための自動化ソリューションと、デバッグ
のためのDPOJET機能が実行可能
■ トランスミッタのイコライゼーション・レベル測定の自動テ
スト・セットアップにより、72回の測定(タップごとに12
回)を実行
■ 約15分で9種類、120回の測定を実行
■ Keithley社 のRFス イ ッ チ に よ りKR/KR4の4レ ー ン を
サポート
■ コスト効果の高いSMAケーブルを使用した信号の取込み/
解析が可能
■ P7520A型TriModeプローブにより、バックプレーンKRに
直接はんだ付けが可能
■ バックプレーン波形、信号経路の任意のコンポーネントに
よる影響をディエンベデッドするためのフィルタ・ファイル
の入力が可能
■ フローティング・ライセンスによるオプションも用意
■ マージンと統計情報を含む、サマリ/詳細テスト・レポート
機能
■ プログラミング・インタフェースが利用可能-自動化スク
リプトにより10G-KR関数が呼び出し可能
■ 測定結果はEメールで告知され、テスト・セットアップに
その結果を反映させることが可能
■ レポートの補足機能、レポートの連番機能、ユーザ・コメント
機能など、数多くのレポート機能により、柔軟性の高い
レポート作成が可能
■ 10G-KRのコンプライアンス・ソリューションにより、テスト
実行で信号が許容値を外れる前に測定検証が可能
■ ライブ・セットアップでも、保存された波形でも同様に機能
■ アプリケーション
Ethernet 10G-KRのトランスミッタ・テスト
デバイス・レベルの検証
■ システムのコンプライアンス/デバッグ
■ 製造テスト
■ www.tektronix.com/ja
データ・シート
コンプライアンスのための自動化ソリューションと、デバッグのためのDPOJET
機能が実行可能
テクトロニクスの10G-KRソリューションは、IEEE 802.3ap
仕 様 に 準 拠 し た、10GBASE-KR/KR4 10 Gigabit
Ethernetのカッパー・バックプレーンのテストを自動化しま
す。TekExpressフレームワークは、テストをセットアップし、
必要な測定を選択し、最後に詳細なテスト・レポートを作成す
る た め、 重 要 な 設 定、 検 証 の 一 助 と な り ま す。 さ ら に、
DPOJETジッタ/アイ・ダイアグラム解析ソフトウェアを利
用することで、開発製品のデバッグも可能になります。KR4
に携わる設計/検証エンジニアは、オプションのKeithley社
RFスイッチを使用することで、マルチレーンの自動テストが
可能になります。
TekExpressによる10G-KRの測定セットアップ
10G-KRソリューションを使用すると、IEEE 802.3ap仕様
に準拠したテストの測定項目を簡単に選択できます。シンプル
で使いやすい測定セットアップにより、1回のボタン・クリッ
クですべての測定が実行できます。自動化のオプションにより
適合性のニーズに対応でき、詳細なレポートが作成できます。
ユーザ設定モードでは、テスト・リミット値を変更してリミッ
ト値を超えたマージン・テストが実行できます。また、自由に
パラメータが設定できるため、特性評価やマージン解析が行え
ます。ウィザードのプロンプトにより、必要なパターンを送っ
たり、測定値を計算したりすることができます。テスト・レポー
トには、パス/フェイルの結果、テストで使用されたパターン、
マージンの測定値、リミット値、テストで使用された波形、測
定値が含まれています。
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10G-KRによるDPOJETのユーザ・インタフェース
N1N0、PRBS11、PRBS31ベース測定のためのセットアップ・ファイル
DPOJETによる10G-KRの測定セットアップ
すべてのリミット値、測定パラメータは、自動的に設定されま
す。DPOJETを使用することで、測定項目や設定を変更する
ことができます。10G-KRとDPOJETの使用では、規格に対
応した新しいユーザ・インタフェースが表示されます。新たに
追加される測定項目としては、IEEE 802.3ap仕様に準拠した
立上り時間、立下り時間、ピーク・ピーク電圧、ジッタ、速度、
出力波形特性などがあります。セットアップ・ファイルは、
N1N0、PRBS11、PRBS31など、さまざまな信号のタイ
プをもとに提供されています。信号に特化したセットアップ・
ファイルにより、信号の種類に応じた測定、解析、デバッグが
行えます。
10GBASE-KR/KR4コンプライアンス/デバッグ・ソリューション - 10G-KR
係数更新によるトランスミッタ出力波形要件
10G-KRでサポートされるIEEE 802.3apの測定項目
係数の状態によるトランスミッタ出力波形要件
に し た が い ま す。 ト ラ ン ス ミ ッ タ の 出 力 波 形 は、IEEE
802.3apのTable 72-8のすべてのリミット・ケースに適合
する必要があります。0以上のC(-1)またはc(1)の係数値、
またはRpre(min)、Rpst(min)で規定される最小値未満の
実行はオプションです。タップ係数は、IEEE 802.3 Table
44~45と45.2.1.78で規定されているプリセット・コント
ロールを最初にアサートすることで無効になり、次にテストで
必要な他の係数を設定します。
トランスミッタ出力波形要件
測定の詳細
72.7.1.11 Output Waveform Coefficient Update and
Status -オーバーシュート、ディエンファシスなど、波形
の特定の領域を測定することで、トランスミッタ出力のイコラ
イゼーション・レベルを調べます。6つのタップがあり、トラン
スミッタ・イコライザのステートと、その結果のトランスミッ
タ出力波形は、IEEE 802.3apの72.6.10で定義されるプロ
トコル、またはマネージメントにしたがって操作されます。係
数 変 更 に よ る ト ラ ン ス ミ ッ タ 出 力 波 形 の 変 化 は、IEEE
802.3apのTable 72-7に適合する必要があります。IEEE
802.3apのTable 72-7の係数変更リクエストは、すべての
タップを保持するのに等しい係数変更にしたがいます。結果は、
すべてのタップの係数のステータスがnot_updatedとレポー
トされた後で検証する必要があります。
任 意 の 係 数 変 更 で は、v1、v2、v3の 振 幅 変 更 は そ れ ぞ れ
5mV以下である必要があります。十分な増減の変更がタップ
に適用されると、係数レンジにより、または最小安定状態また
は最大ピーク電圧による制限を受けます。タップ係数は、これ
この測定を手作業で行うことは、人的エラーの原因となります。
104回測定し、それを記録することはトラブルの原因であり、
エ ン ジ ニ ア の 時 間 を 有 効 に 利 用 し て い る と は 言 え ま せ ん。
10G-KRはすべての測定値を記録し、わかりやすいように表形
式にします。
72.7.1.3 Signaling Speed -推奨信号PRBS11で測定。
10GBASE-KRのシグナリグ速度は10.3125Gbps±100
ppmである必要があります。
72.7.1.4 Differential Peak-Peak Output Voltage (Max)
-推奨信号PRBS11で測定。
72.6.5 Differential Peak-Peak Output Voltage (Max)
with Tx Disabled -Txがディスエーブルで測定。差動出力
電圧は、IEEE 802.3apの72.7.1.10で規定されているトラン
スミッタ出力波形の要件によって制約を受けます。1010のパ
ターンでは、ピーク・ピーク差動出力電圧はイコライゼーション
の設定に関係なく1200mV未満になります。トランスミッタ
の出力電圧は、ディスエーブル時、30mV p-p未満です。差動
出力電圧のテスト・パターンは、極性が交互に切り替わる8シン
ボル以上である必要があります。
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データ・シート
72.7.1.4 Common-mode Voltage Limits -推奨信号
PRBS11で測定。SL <p>とSL <n>のコモンモード電圧は、
信号グランドに対して0~1.9Vである必要があります。
72.7.1.7 Transition Time - 推 奨 信 号N1N0(8≦N≦
11)で立上り/立下り時間を測定。
立 上 り / 立 下 り エ ッ ジ の 遷 移 時 間 は、IEEE 802.3apの
72.7.1.11で規定されているv2、v5の20~80%レベルで測
定し、24~47psである必要があります。測定は、イコライゼー
ションなしの方形波のテスト・パターンで、8個以上の連続し
た1、0パターンで行います。
リミット値の変更、フィルタ・ファイルの使用、コンプライアンス以上のことが
可能
72.7.1.8 Max Output Jitter(Peak-Peak)-推奨信号
PRBS11で測定。ジッタ成分が測定されます。
72.7.1.10 Output Waveform Characteristics -推奨信
号N1N10(8≦N≦11)で測定。トランスミッタ出力波形の
テスト・パターンは、IEEE 802.3の52.9.1.2で規定されて
いる、8つ以上の連続した1が続く方形波です。トランスミッ
タの出力波形テストは、IEEE 802.3apのFigure 72-12の電
圧v1~v6、dv5をもとに測定します。
ランダム・ジッタ-0.15UIピーク・ピーク
■ デターミニスティック・ジッタ-0.15UIピーク・ピーク
■ デューティ・サイクル歪み-0.035UIピーク・ピーク
■ トータル・ジッタ-0.28UIピーク・ピーク
■ ジッタ測定では、4MHz、3dBポイントのシングルポール・ハ
イパス・フィルタが適用されます。Crossing timeは、ACカッ
プリングの差動信号の中位点(0V)で規定されます。ジッタ・
テスト中は、イコライゼーションはオフにします。
トランスミッタのジッタ・テスト要件は、IEEE 802.3apの
72.7.1.9で規定されています。トランスミッタの最大トータ
ル・ジッタは0.28UI p-pで、0.15UI p-pの最大デターミニス
ティック成分と0.15UI p-pの最大ランダム成分で合成されて
いる必要があります。デューティ・サイクル歪み(DCD)は
デ タ ー ミ ニ ス テ ィ ッ ク・ ジ ッ タ の 成 分 と 見 る こ と が で き、
0.035UI p-pを超えることはできません。ピーク・ピーク・
デューティ・サイクル歪みは、1のパルスの平均パルス幅また
は0パルスの平均パルス幅(0101のように繰り返すクロック
のようなハイ、ローの電圧の中間値として測定)と、公称の
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パ ル ス 幅 の 差 の 絶 対 値 と 規 定 さ れ ま す。 ジ ッ タ の 仕 様 は、
BER 10−12で規定されます。
簡単な機器設定 - 時間とリソースの節約
10G-KRでは、セットアップとテストが簡単です。オシロスコー
プによる信号取込みと解析は、10G-KRの自動化ソリュー
ションによってすべて制御されます。ソフトウェアのGUI(グ
ラフィカル・ユーザ・インタフェース)により、設定とテスト
を直感的に実行できます。
マージン・テスト
すべての測定において、IEEE 802.3ap仕様の適合性要件以上
の設計評価が可能です。解析ウィンドウやパラメータなどのテ
スト設定により、PHYを検証することができます。ユーザ設
定モードでは、テスト・リミット値を変更してリミット値を超
えたマージン・テストが実行できます。
10GBASE-KR/KR4コンプライアンス/デバッグ・ソリューション - 10G-KR
差動入力のための接続図
レポート設定メニューでは、自動インクリメント、追加情報などのオプションが
設定できる
ディエンベデッド機能
データ・レートが高速になると、高速シリアル技術によりコン
プライアンス・テストのための新しいテスト手法、要件が紹介
されてきました。10GBASE-KRなどの技術でデータ・レート
が高速になるとアイ・ダイアグラムは閉じるため、SMAケー
ブルなど、伝送信号に損失を与えるものはディエンベデッドす
ることで良い結果が得られます。10G-KRには、フィルタ・ファ
イルを使用してディエンベデッドするオプションがあります。
シングルエンド入力のための接続図
ワンボタンによるテストの実行
テスト・ベンチをセットアップし、DUTを正しく接続した後は、
Runボタンを押すだけで選択された一連のテスト項目が実行さ
れます。10G-KRソリューションは測定に同期したメッセージ
を表示し、DUTを別のテスト・モードにするように促します。
測定自動化システムのサポート
自動化スクリプトによる設定の保存、呼び出しなど、テスト・
ベンチを自動化することもできます。ナショナルインスツル
メンツのLabVIEWまたはTestStand™または10G-KRを制御
する他のスクリプト言語でプログラムすることによりより、恒
温槽や電源などの機器を制御することができます。
SMAケーブル、プローブ、Keithley社
RFスイッチのサポート
10G-KRはP7516型、P7520型、P7520A型TriModeプ
ローブをサポートしているため、プローブをバックプレーンの
銅 線 に は ん だ 付 け で き ま す。 コ ス ト 効 率 の 高 いSMA
12.92mmケーブルもデバイスに直接接続でき、オシロスコー
RFスイッチを使用した接続図
プ上で信号をモニタすることができます。Keithley社のRFス
イッチを使用するとKRの4レーンに接続でき、セットアップ
が自動化できます。
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ご発注の際は以下の型名をご使用ください。
10G-KR
10GBASE-KR/KR4コンプライアンス/デバッグ・ソリューション
オシロスコープと同時発注の場合
オシロスコープ
Opt.
MSO/DSA/DPO70000シリーズ
10G-KR
お使いのオシロスコープをアップグレードする場合
オシロスコープ
Opt.
MSO/DSA/
DPO-UP 10G-KR
DPO70000シリーズ DPOFL-10G-KR(フローティング・ライセンス)
DPOFT-10G-KR(フローティング試用版)
10G-KRによるレポートの例
推奨機器
製品
型名
オシロスコープ
MSO/DSA/DPO71604C型
MSO/DSA/DPO72004C型
DSA/DPO72504D型
DSA/DPO73304D型
ソフトウェア
10G-KR、DJA*1
アクセサリ
10G-KRでサポートされるIEEE 802.3apの測定項目
マッチングのとれたSMA 12.92mmケーブル・ペア
(TCA-SMA型コネクタ)またはP7516型、P7520型、
P7520A型TriModeプローブ
Keithley社S46-6666A RFスイッチ
波形ファイル
DCブロック
オシロスコープが使えない場合、代わりに波形ライブラリを使
用することができ、さまざまな場所から波形を共有することが
できます。
*1 10G-KRを使用する場合に必要
Picosecond Pulse Labs社製 Model 5501A DC
ブロック
パス/フェイルのレポート
テストを完了すると、パス/フェイルの結果を含んだ.MHT
(MHTML)フォーマットのサマリ・レポートが自動的に生成
されます。レポートにはテスト設定の詳細、波形、マージン解
析結果などが含まれており、設計を詳細に解析できます。
ASEAN/オーストラリア・ニュージーランドと付近の諸島 (65) 6356 3900 ベルギー 00800 2255 4835*
中央/東ヨーロッパ、バルト海諸国 +41 52 675 3777
フィンランド +41 52 675 3777
香港 400 820 5835
日本 81 (3) 6714 3010 中東、アジア、北アフリカ +41 52 675 3777 中国 400 820 5835
韓国 001 800 8255 2835 スペイン 00800 2255 4835* 台湾 886 (2) 2722 9622
オーストリア 00800 2255 4835*
ブラジル +55 (11) 3759 7627
中央ヨーロッパ/ギリシャ +41 52 675 3777
フランス 00800 2255 4835*
インド 000 800 650 1835 ルクセンブルク +41 52 675 3777 オランダ 00800 2255 4835* ポーランド +41 52 675 3777
ロシア/CIS +7 (495) 7484900
スウェーデン 00800 2255 4835*
イギリス/アイルランド 00800 2255 4835*
* ヨーロッパにおけるフリーダイヤルです。ご利用になれない場合はこちらにおかけください。+41 52 675 3777
10/12 バルカン諸国、イスラエル、南アフリカ、その他ISE諸国 +41 52 675 3777
カナダ 1 800 833 9200 デンマーク +45 80 88 1401 ドイツ 00800 2255 4835* イタリア 00800 2255 4835* メキシコ、中央/南アメリカ、カリブ海諸国 52 (55) 56 04 50 90
ノルウェー 800 16098
ポルトガル 80 08 12370 南アフリカ +41 52 675 3777 スイス 00800 2255 4835* アメリカ 1 800 833 9200
Updated 10 February 2011
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ので、予めご了承ください。
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