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特集2 技術開発による環境貢献

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特集2 技術開発による環境貢献
特 集
2
技術開発による環境貢献
Save the Energy プロジェクト
当社では、環境汚染物質のモニタリング装置や太陽電池
プロジェクトでは、主要製品の新規開発において、従来
成膜装置など、社会の環境負荷低減に貢献するさまざま
機比25%以上の消費電力削減を目指し、
これからの低炭
な機器を提供してきました。
素社会に貢献する製品ラインナップの強化を図ってまい
地球温暖化対策が課題となっている中、当社では、2010
ります。
年 1 月に「Save the Energy プロジェクト」を立ち上げ、
機器そのものの電力消費を抑えた製品開発に取り組ん
特 集
でいます。
電力消費
30%削減
省エネ型キャピラリガスクロマトグラフ
GC-2025
ガスクロマトグラフは多くの成分を含む試料を気化させ
て成分ごとに分離・検出することにより、個々の成分を調
べる装置です。
GC-2025は、キャピラリ分析で求められる基本性能を保
持し、エネルギー効率の優れたオーブン設計により、
従来機とGC-2025の消費電力量の比較
当社従来機比で消費電力量を30%削減しました。
当社従来機
またキャリアガスセーブ機能や自動停止・自動起動機能
を搭載し、環境負荷の低減と同時にランニングコストの
30%削減
GC-2025
低減を実現します。
0
50
100
150
200
250
300
消費電力(Wh) 開発者の声
近年、CO2排出量削減や環境負荷低減といった社会的ニーズがますます高まって
きています。
ガスクロマトグラフは他の分析装置と比較して消費電力が大きく、分
析室に複数台所有し、長時間連続稼動されるケースも多いため、消費電力量を削
減したモデルによる大幅な消費電力の削減効果が期待できると考えました。
そこで今回、当社ガスクロマトグラフの製品ラインナップに 省エネルギー という
新しいコンセプトの「GC-2025」を加え、環境負荷低減への取り組みを行いまし
08
た。今後も性能だけでなく、環境にも配慮した製品の開発を進めていきたいと考
分析計測事業部 GC・TAビジネスユニット
GCハードウェアグループ
えています。
寺井 靖典
SHIMADZU ENVIRONMENTAL AND SOCIAL REPORT 2011
環 境 配 慮 製 品 ラ イン ナップ
ガスクロマトグラフ質量分析計
分取LC送液ユニット
GCMS-QP2010 Ultra
LC-20AP
電力消費
電力消費
26%削減
特 集
・分析サイクルタイムを1/2に短縮
・エコロジーモード搭載
41%削減
・約25%の省スペース化
全有機体炭素計
電子式水分計
TOC-L
MOC63u
電力消費
電力消費
36%削減
32%削減
・約20%の省スペース化
発光分析装置
精密万能試験機オートグラフ
PDA-8000
AG-Xplusシリーズ
・アルゴンガス消費量45%削減
電力消費
電力消費
43%削減
25%削減
・試験待ち時間を
40∼50%削減
*記載の数値はすべて当社従来機比です。
SHIMADZU ENVIRONMENTAL AND SOCIAL REPORT 2011
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